JP2019052465A - 油圧ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】掘削動作時のエネルギーロスを抑えながらバケットの増速が可能な油圧ショベルが提供される。【解決手段】油圧ショベルは、ブーム、アーム及びバケットにそれぞれ対応する油圧アクチュエータ22,24,26と、第1,第2及び第3ポンプ31,32,33と、第1ポンプ31とブーム油圧アクチュエータ22との間に介在するブーム制御弁52と、第2ポンプ32とアーム油圧アクチュエータ24との間に介在するアーム制御弁54と、第3ポンプ33とバケット油圧アクチュエータ26との間に介在するバケット制御弁56と、第1ポンプ31とバケット油圧アクチュエータ26との間に介在するバケット合流弁57と、掘削動作の有無を検出する掘削動作検出部64,80と、掘削動作が検出されているときはバケット操作にかかわらずバケット合流弁57を通じての合流を禁止するバケット合流制御装置77,80と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ブーム、アーム及びバケットを含む作業装置と、これを動かすための複数の油圧アクチュエータと、を備えた油圧ショベルに関するものである。
従来、前記のような油圧ショベルにおいて、前記複数の油圧アクチュエータの駆動のために複数の油圧ポンプを具備したものが、知られている。例えば特許文献1には、ブームシリンダ、アームシリンダ、バケットシリンダ及び旋回モータを含む複数の油圧アクチュエータと、当該複数の油圧アクチュエータに作動油を供給するための3台の油圧ポンプである第1、第2及び第3ポンプと、を備えた油圧ショベルが開示されている。
この油圧ショベルは、前記各油圧アクチュエータの駆動を制御するための複数の制御弁である、ブーム制御弁、アーム制御弁、バケット制御弁及び旋回制御弁をさらに備える。これらの制御弁は、ブームレバー、アームレバー、バケットレバー及び旋回レバーのそれぞれに与えられる操作に連動して開弁するパイロット操作式の切換弁である。具体的に、前記第1ポンプは前記ブーム制御弁を介して前記ブームシリンダに接続されるとともに、前記バケット制御弁を介して前記バケットシリンダに接続される。また、前記第2ポンプは前記アーム制御弁を介して前記アームシリンダに接続されるとともに、前記旋回制御弁を介して前記旋回モータに接続される。
さらに、当該油圧ショベルは、前記ブーム及び前記アームの動きを必要に応じて増速させるためのブーム合流弁及びアーム合流弁を備える。前記ブーム合流弁は、前記第2ポンプと前記ブームシリンダとの間に介在し、コントローラからの増速のための開弁指令の入力を受けることにより開弁して前記第2ポンプから前記ブームシリンダへの作動油の合流を許容する。前記アーム合流弁は、前記第3ポンプと前記アームシリンダとの間に介在し、コントローラからの増速のための開弁指令の入力を受けることにより開弁して前記第3ポンプから前記アームシリンダへの作動油の合流を許容する。
特開2014−190137号公報
前記特許文献1に記載された油圧ショベルには、次のような解決すべき課題がある。
(A)掘削作業時のエネルギーロス
前記油圧ショベルでは、ブームシリンダの伸長によるブーム上げ動作と、アームシリンダの伸長によるアーム引き動作と、バケットシリンダの伸長によるバケット掘削動作と、の複合によって掘削作業が行われる。このとき、バケットシリンダはバケットが地盤から受ける掘削反力に抗して当該バケットを掘削方向に動かすため、当該バケットシリンダの駆動のための負荷が大きく、よって第1ポンプから当該バケットシリンダに供給される作動油の圧力は高くなる。その一方、当該掘削反力はブームに対してこれを持ち上げる方向に作用するためにブームシリンダの駆動のための負荷は低く、よって同じく第1ポンプから当該ブームシリンダに供給される作動油の圧力は逆に低くなる。その結果、前記第1ポンプと前記ブームシリンダとの間に介在する前記ブーム制御弁の前後差圧が大きくなり、その分だけ当該ブーム制御弁での圧力損失、すなわちエネルギーロス、が大きくなる。
(B)バケット駆動の増速
前記油圧ショベルでは、ブーム合流弁及びアーム合流弁の開弁によってブーム及びアームの動きを増速することができるが、バケットの動きを増速することはできない。従って、当該増速による作業効率の向上は望めない。
本発明は、掘削作業時のエネルギーロスが少なく、しかもバケットの動きの増速が可能な油圧ショベルを提供することを目的とする。
提供される油圧ショベルは、走行可能なベースマシンと、起伏可能に装着されるブームと、このブームの先端に回動可能に連結されるアームと、このアームの先端に回動可能に連結されるバケットと、作動油の供給を受けることにより前記ブームを起伏させるように作動するブーム油圧アクチュエータと、作動油の供給を受けることにより前記ブームに対して前記アームを回動させるように作動するアーム油圧アクチュエータと、作動油の供給を受けることにより前記アームに対して前記バケットを回動させるように作動するバケット油圧アクチュエータと、作動油を吐出する油圧ポンプであって前記ブーム油圧アクチュエータと前記バケット油圧アクチュエータに接続されることが可能な第1ポンプと、作動油を吐出する油圧ポンプであって前記アーム油圧アクチュエータに接続されることが可能な第2ポンプと、作動油を吐出する油圧ポンプであって前記バケット油圧アクチュエータに接続されることが可能な第3ポンプと、前記ブーム油圧アクチュエータを動かすためのブーム操作を受けるブーム操作部材と、前記アーム油圧アクチュエータを動かすためのアーム操作を受けるアーム操作部材と、前記バケット油圧アクチュエータを動かすためのバケット操作を受けるバケット操作部材と、前記第1ポンプと前記ブーム油圧アクチュエータとの間に介在し、前記ブーム操作に応じて開弁することで前記第1ポンプから前記ブーム油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御するブーム制御弁と、前記第2ポンプと前記アーム油圧アクチュエータとの間に介在し、前記アーム操作に応じて開弁することで前記第2ポンプから前記アーム油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御するアーム制御弁と、前記第3ポンプと前記バケット油圧アクチュエータとの間に介在し、前記バケット操作に応じて開弁することで前記第3ポンプから前記バケット油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御するバケット制御弁と、前記第1ポンプと前記バケット油圧アクチュエータとの間に介在し、開弁指令を受けたときにのみ開弁して前記第1ポンプが吐出する作動油が前記第3ポンプから前記バケット油圧アクチュエータに供給される作動油に合流するのを許容するバケット合流弁と、前記アームの引き方向の回動を伴う前記バケットによる掘削動作の有無を検出する掘削状態検出部と、前記掘削状態検出部により掘削動作が検出されていないときは前記バケット操作に応じて前記バケット合流弁に前記開弁指令を与えて当該バケット合流弁を開弁させ、前記掘削状態検出部により掘削動作が検出されているときは前記バケット操作にかかわらず前記バケット合流弁に前記開弁指令を与えないで前記バケット合流弁を通じての前記合流を禁止するバケット合流制御装置と、を備える。
この油圧ショベルでは、第1,第2及び第3ポンプがブーム油圧アクチュエータ、アーム油圧アクチュエータ及びバケット油圧アクチュエータにブーム制御弁、アーム制御弁及びバケット制御弁をそれぞれ介して接続されることにより、ブーム、アーム及びバケットをそれぞれ駆動する主駆動用ポンプとして機能するのに加え、前記第1ポンプがバケット合流弁を介して前記バケット油圧アクチュエータにも接続されることにより、バケット増速用ポンプとしても機能することができる。
しかも、当該油圧ショベルのバケット合流制御装置は、アームの引き方向の動作を伴うバケットによる掘削動作が行われていると掘削判定部が判定した場合には、バケット操作部材に与えられるバケット操作にかかわらず前記バケット合流弁の開弁を禁止することにより、当該掘削動作時におけるエネルギーロスを有効に低減することができる。当該掘削動作が行われている時には、バケットが地盤から掘削反力を受けることにより当該バケットを動かすためのバケット油圧アクチュエータの駆動負荷が増大して当該バケット油圧アクチュエータに供給される作動油の圧力が高くなる一方、前記掘削反力がブームに上向きの力として作用する分だけ第1ポンプに接続されるブーム油圧アクチュエータの駆動負荷が減少して当該ブーム油圧アクチュエータに供給される作動油の圧力が低くなるため、もし仮にバケット合流弁が開弁して前記第1ポンプが前記バケット油圧アクチュエータに連通されたとすると、当該第1ポンプの吐出圧が高くなってブーム制御弁の前後差圧が大きくなってエネルギーロスが増大してしまう。従って、このような掘削動作時にはバケット操作部材に与えられる操作にかかわらずバケット合流弁を通じての合流を禁止して第1ポンプをバケット油圧アクチュエータから遮断することが、前記第1ポンプの吐出圧の著しい上昇を防いでこれに起因する前記エネルギーロスの増大を抑止することを可能にする。
しかも、当該掘削動作において前記バケットにさほど素早い動きは要求されないので、バケット合流弁の開弁によるバケットの動きの増速を禁止しても、作業効率に与える影響は小さい。
一方、前記掘削動作が行われていないと前記掘削判定部が判定したとき、前記バケット合流制御装置は、バケット操作部材に与えられるバケット操作に応じて適宜バケット合流弁を開弁して第1ポンプからバケットシリンダへの作動油の合流を許容することにより、必要に応じたバケットの動き(例えば掘削方向と逆向きの開き方向へのバケットの動き)の増速を可能にする。
前記油圧ショベルは、前記第1ポンプと前記アーム油圧アクチュエータとの間に介在し、開弁指令を受けたときにのみ開弁して前記第1ポンプが吐出する作動油が前記第2ポンプから前記アーム油圧アクチュエータに供給される作動油に合流するのを許容するアーム合流弁と、前記掘削動作検出部により前記掘削動作が検出されていないときは前記アーム操作に応じて前記アーム合流弁に開弁指令を与えて当該アーム合流弁を開弁させ、前記掘削動作検出部により前記掘削動作が検出されているときは前記アーム操作にかかわらず前記アーム合流弁に前記開弁指令を与えないで前記アーム合流弁を通じての前記合流を禁止するアーム合流制御装置と、をさらに備えることが、好ましい。
当該アーム合流制御装置は、前記バケット合流制御装置と同様に、掘削動作時におけるブーム制御弁でのエネルギーロスを有効に低減させながら、第1ポンプを利用したアームの動きの増速を可能にする。具体的に、当該アーム合流制御装置は、アームの引き方向の動作を伴う前記掘削動作が検出されているときには前記アーム操作にかかわらず前記アーム合流弁の開弁を禁止してアーム油圧アクチュエータを第1ポンプから遮断することにより、当該掘削動作時におけるアーム油圧アクチュエータの作動圧とブーム油圧アクチュエータの作動圧との差に起因するブーム制御弁のエネルギーロスを有効に低減することができる。その一方、前記掘削動作が検出されていないとき、前記アーム合流制御装置は、前記アーム操作に応じて適宜アーム合流弁を開弁して第1ポンプからアーム油圧アクチュエータへの作動油の合流を許容することにより、必要に応じたアームの動き(例えばアーム押し動作や水平ならしのためのアーム引き動作)の増速を可能にする。
以上のように、本発明によれば、著しい圧力損失を伴うことなく、ブーム、アーム及びバケットをその複合操作時においても適正な速度で動かすことが可能な油圧ショベルが提供される。
本発明の実施の形態に係る油圧ショベルの全体構成を示す正面図である。 前記実施の形態に係る油圧ショベルに搭載される油圧回路を示す図である。 前記実施の形態に係るコントローラの機能構成を示すブロック図である。 前記コントローラにより行われるバケット合流制御を示すフローチャートである。 前記コントローラにより行われる第1アーム合流制御を示すフローチャートである。 前記コントローラにおける掘削判定部により掘削動作が行われていないと判定された場合のバケット合流パイロット圧の特性を示すグラフである。 前記コントローラにおける掘削判定部により掘削動作が行われていると判定された場合のバケット合流パイロット圧の特性を示すグラフである。
本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる油圧ショベルの外観を示す図である。この油圧ショベルは、下部走行体7と、その上に縦軸回りに旋回可能に搭載される上部旋回体8と、この上部旋回体8に装着される作業アタッチメント10と、を備え、前記下部走行体7及び上部旋回体8がベースマシンを構成する。前記作業アタッチメント10は、前記上部旋回体8に起伏可能に装着されるブーム12と、このブーム12の先端に回動可能に連結されるアーム14と、このアーム14の先端に回動可能に連結されるバケット16と、を備える。
前記ブーム作業アタッチメントには、ブーム油圧アクチュエータであるブームシリンダ22と、アーム油圧アクチュエータであるアームシリンダ24と、バケット油圧アクチュエータであるバケットシリンダ26と、が装着される。これらのシリンダ22,24,26は油圧シリンダにより構成される。
前記ブームシリンダ22は、作動油の供給を受けることにより伸縮して前記ブーム12を起伏方向に回動させるように当該ブーム12と前記上部旋回体8との間に介在する。具体的に、当該ブームシリンダ22は、伸長することにより前記ブーム12を図1に矢印2Aで示されるブーム上げ方向(起立方向)に動かし、逆に、収縮することにより前記ブーム12を図2に矢印2Bで示されるブーム下げ方向(倒伏方向)に動かす。
前記アームシリンダ24は、作動油の供給を受けることにより伸縮して前記アーム14を前記ブーム12に対して水平軸回りに回動させるように当該アーム14と当該ブーム12との間に介在する。具体的に、当該アームシリンダ24は、伸長することにより前記アーム14を矢印4Aで示されるアーム引き方向に動かし、逆に、収縮することにより前記アーム14を矢印4Bで示されるアーム押し方向に動かす。
バケットシリンダ26は、作動油の供給を受けることにより伸縮して前記バケット16を前記アーム14に対して水平軸回りに回動させるように当該バケット16と当該アーム14との間に介在する。具体的に、当該バケットシリンダ26は、伸長することにより前記バケット16を矢印6Aで示されるバケット掘削方向に動かし、逆に、収縮することにより前記バケット16を矢印6Bで示されるバケット開き方向に動かす。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る油圧ショベルに搭載される油圧回路を示す。この油圧回路は、前記各シリンダ22,24,26と、前記上部旋回体8を旋回させるための油圧モータである旋回モータ28と、を含む複数の油圧アクチュエータをそれぞれ駆動するためのものであって、複数の油圧ポンプと、複数の操作装置と、複数の制御弁と、複数の増速弁と、を備える。
前記複数の油圧ポンプには、第1ポンプ31、第2ポンプ32及び第3ポンプ33が含まれる。これらは共通のエンジン30の出力軸に連結されて当該エンジン30により駆動される。この実施の形態に係る前記第1〜第3ポンプ31〜33はそれぞれ可変容量型油圧ポンプにより構成される。
前記第1ポンプ31は、前記ブーム12の主駆動と前記アーム14及び前記バケット16の増速とを担当すべく、前記ブームシリンダ22、前記アームシリンダ24及び前記バケットシリンダ26にパラレルに接続される。前記第2ポンプ32は、前記アーム14の主駆動と前記ブーム12の増速とを担当すべく、前記アームシリンダ24と前記ブームシリンダ22とにパラレルに接続される。前記第3ポンプ33は、前記バケット16の主駆動と前記上部旋回体8の旋回駆動と前記アーム14の増速とを担当すべく、前記バケットシリンダ26と前記旋回モータ28と前記アームシリンダ24とに接続される。また、図面には示されていないが、前記第1ポンプ31は左走行制御弁を介して左走行モータに接続され、前記第2ポンプ32は右走行制御弁を介して右走行モータに接続される。
前記複数の操作装置は、ブーム操作装置42と、アーム操作装置44と、バケット操作装置46と、旋回操作装置48と、を含む。当該操作装置42,44,46,48のそれぞれは、回動操作を受ける操作レバーと当該操作レバーの操作量に対応した大きさのパイロット圧を操作方向に対応したポートから出力するパイロット弁と、を有する。
具体的に、前記ブーム操作装置42は、ブーム操作レバー42aと、当該ブーム操作レバー42aに連結されるブームパイロット弁42bと、を有する。前記ブーム操作レバー42aは、前記ブーム12を動かすためのブーム操作を受けるブーム操作部材として機能する。前記ブームパイロット弁42bは、ブーム上げパイロット圧及びブーム下げパイロット圧のうち前記ブーム操作レバー42aに与えられる前記ブーム操作の方向に対応したパイロット圧であって当該ブーム操作の大きさすなわちブーム操作量に対応した大きさのブームパイロット圧を出力する。
前記アーム操作装置44は、アーム操作レバー44aと、当該アーム操作レバー44aに連結されるアームパイロット弁44bと、を有する。前記アーム操作レバー44aは、前記アーム14を動かすためのアーム操作を受けるアーム操作部材として機能する。前記アームパイロット弁44bは、アーム引きパイロット圧及びアーム押しパイロット圧のうち前記アーム操作レバー44aに与えられる前記アーム操作の方向に対応したパイロット圧であって当該アーム操作の大きさすなわちアーム操作量に対応した大きさのアームパイロット圧を出力する。
前記バケット操作装置46は、バケット操作レバー46aと、当該バケット操作レバー46aに連結されるバケットパイロット弁46bと、を有する。前記バケット操作レバー46aは、前記バケット16を動かすためのバケット操作を受けるバケット操作部材として機能する。前記バケットパイロット弁46bは、バケット掘削パイロット圧及びバケット開きパイロット圧のうち前記バケット操作レバー46aに与えられる前記バケット操作の方向に対応したパイロット圧であって当該バケット操作の大きさすなわちバケット操作量に対応した大きさのバケットパイロット圧を出力する。
前記旋回操作装置48は、旋回操作レバー48aと、当該旋回操作レバー48aに連結される旋回パイロット弁48bと、を有する。前記旋回操作レバー48aは、前記上部旋回体8を旋回させるための旋回操作を受ける旋回操作部材として機能する。前記旋回パイロット弁48bは、前記旋回操作の方向に対応したパイロット圧であって当該旋回操作の大きさに対応した大きさの旋回パイロット圧を出力する。
前記複数の制御弁は、前記複数の操作装置のそれぞれに与えられる操作に応じた開口面積で開弁することにより当該操作装置に対応した油圧アクチュエータの動作の制御を可能にするものであり、ブーム制御弁52と、アーム制御弁54と、バケット制御弁56と、旋回制御弁58と、を含む。
前記ブーム制御弁52は、前記第1ポンプ31と前記ブームシリンダ22との間に介在し、前記ブーム操作装置42の前記ブームパイロット弁42bから入力されるブームパイロット圧により開弁操作される。これにより、前記第1ポンプ31から前記ブームシリンダ22への作動油の供給の制御が実行される。
具体的に、この実施の形態に係るブーム制御弁52は、一対のパイロットポートを有する3位置パイロット切換弁により構成される。当該ブーム制御弁52は、前記ブーム操作装置42からパイロット圧の入力を受けないときには中立位置を保持して第1ポンプ31とブームシリンダ22とを遮断し、前記ブーム操作装置42からブーム上げパイロットライン43Aを通じて前記ブーム上げパイロット圧の入力を受けたときは第1ポンプ31が吐出する作動油を当該ブーム上げパイロット圧の大きさに対応した流量でブームシリンダ22のヘッド側室22aに導く油路を形成して当該ブームシリンダ22を伸長させ、前記ブーム操作装置42からブーム下げパイロットライン43Bを通じて前記ブーム下げパイロット圧の入力を受けたときは第1ポンプ31が吐出する作動油を当該ブーム下げパイロット圧の大きさに対応した流量でブームシリンダ22のロッド側室22bに導く油路を形成して当該ブームシリンダ22を収縮させる。従って、前記ブーム操作レバー42aを含む前記ブーム操作装置42は、当該ブーム操作レバー42aに与えられる前記ブーム操作に対応して前記ブーム制御弁52を開弁させる機能を有する。
前記アーム制御弁54は、前記第2ポンプ32と前記アームシリンダ24との間に介在し、前記アーム操作装置44の前記アームパイロット弁44bから入力されるアームパイロット圧により開弁操作される。これにより、前記第2ポンプ32から前記アームシリンダ24への作動油の供給の制御が実行される。
具体的に、この実施の形態に係るアーム制御弁54は、一対のパイロットポートを有する3位置パイロット切換弁により構成される。当該アーム制御弁54は、前記アーム操作装置44からのパイロット圧の入力を受けないときには中立位置を保持して第2ポンプ32とアームシリンダ24とを遮断し、前記アーム操作装置44からアーム引きパイロットライン45Aを通じてアーム引きパイロット圧の入力を受けたときは第2ポンプ32が吐出する作動油を前記アーム引きパイロット圧の大きさに対応した流量でアームシリンダ24のヘッド側室24aに導く油路を形成して当該アームシリンダ24を伸長させ、前記アーム操作装置44からアーム押しパイロットライン45Bを通じてアーム押しパイロット圧の入力を受けたときは第2ポンプ32が吐出する作動油を前記アーム押しパイロット圧の大きさに対応した流量でアームシリンダ24のロッド側室24bに導く油路を形成して当該アームシリンダ24を収縮させる。従って、前記アーム操作レバー44aを含む前記アーム操作装置44は、当該アーム操作レバー44aに与えられる前記アーム操作に対応して前記アーム制御弁54を開弁させる機能を有する。
前記バケット制御弁56は、前記第3ポンプ33と前記バケットシリンダ26との間に介在し、前記バケット操作装置46の前記バケットパイロット弁46bから入力されるバケットパイロット圧により開弁操作される。これにより、前記第3ポンプ33から前記バケットシリンダ26への作動油の供給の制御が実行される。
前記バケット制御弁56は、前記第3ポンプ33と前記バケットシリンダ26との間に介在し、前記バケット操作装置46から入力されるパイロット圧により開弁操作されることにより、前記第3ポンプ33から前記バケットシリンダ26への作動油の供給を制御する。具体的に、この実施の形態に係るバケット制御弁56は、一対のパイロットポートを有する3位置パイロット切換弁により構成される。当該バケット制御弁56は、前記バケット操作装置46からのパイロット圧の入力を受けないときには中立位置を保持して第3ポンプ33とバケットシリンダ26とを遮断し、前記バケット操作装置46からバケット掘削パイロットライン47Aを通じてバケット掘削パイロット圧の入力を受けたときは第3ポンプ33が吐出する作動油を前記バケット掘削パイロット圧の大きさに対応した流量でバケットシリンダ26のヘッド側室26aに導く油路を形成して当該バケットシリンダ26を伸長させ、前記バケット操作装置46からバケット開きパイロットライン47Bを通じてバケット開きパイロット圧の入力を受けたときは第3ポンプ33が吐出する作動油を前記バケット開きパイロット圧の大きさに対応した流量でバケットシリンダ26のロッド側室26bに導く油路を形成して当該バケットシリンダ26を収縮させる。従って、前記バケット操作レバー46aを含む前記バケット操作装置46は、当該バケット操作レバー46aに与えられる前記バケット操作に対応して前記バケット制御弁56を開弁させる機能を有する。
前記旋回制御弁58は、前記第3ポンプ33と前記旋回モータ28との間に介在し、前記旋回操作装置48が出力するパイロット圧の入力を受けて開弁作動することにより、前記第3ポンプ33から前記旋回モータ28への作動油の供給を制御する。この旋回制御弁58は、例えば前記ブーム制御弁52等と同様に3位置のパイロット油圧切換弁により構成されることが可能である。
前記複数の増速弁のそれぞれは、前記複数の油圧アクチュエータの動きを作動油の合流または再生によって増速しかつその増速を制御することを可能にするために開閉操作される弁である。当該複数の増速弁は、ブーム合流弁53と、第1アーム合流弁51と、第2アーム合流弁55と、バケット合流弁57と、アーム再生弁59と、を含む。
前記ブーム合流弁53は、ブーム合流油路の途中に設けられる。当該ブーム合流油路は、前記第2ポンプ32により吐出される作動油の一部を前記第1ポンプ31から前記ブームシリンダ22のへッド側室22aに供給される作動油に合流させることにより当該ブームシリンダ22の伸長及びこれに伴うブーム上げ動作を増速させるための油路であり、前記第2ポンプ32から前記アーム制御弁54に至る第2ポンプ油路の途中で当該第2ポンプ油路から分岐して前記へッド側室22aに接続される。前記ブーム合流弁53は、前記ブーム合流油路の途中に設けられることにより、前記第2ポンプ32と前記へッド側室22aとの間に介在する。当該ブーム合流弁53は、例えばパイロット操作式切換弁からなり、開弁指令であるブーム合流パイロット圧の入力を受けた場合にのみそのブーム合流パイロット圧の大きさに対応した開口面積で開弁し、これにより、前記第2ポンプ32から吐出される作動油の一部が前記第1ポンプ31から前記ブーム制御弁52を通じて前記ブームシリンダ22のヘッド側室22aに供給される作動油に前記開口面積に対応した流量で合流するのを許容する。
前記第1アーム合流弁51は、第1アーム合流油路の途中に設けられる。当該第1アーム合流油路は、前記第1ポンプ31により吐出される作動油の一部を前記第2ポンプ32から前記アームシリンダ24のロッド側室24bに供給される作動油に合流させることにより当該アームシリンダ24の収縮及びこれに伴うアーム押し動作を増速させるための油路であり、前記第1ポンプ31から前記ブーム制御弁52に至る第1ポンプ油路の途中で当該第1ポンプ油路から分岐して前記ロッド側室24bに接続される。前記第1アーム合流弁51は、前記第1アーム合流油路の途中に設けられることにより、前記第1ポンプ31と前記ロッド側室24bとの間に介在する。当該第1アーム合流弁51は、例えばパイロット操作式切換弁からなり、開弁指令である第1アーム合流パイロット圧の入力を受けた場合にのみその第1アーム合流パイロット圧の大きさに対応した開口面積で開弁し、これにより、前記第1ポンプ31から吐出される作動油の一部が前記第2ポンプ32から前記アーム制御弁54を通じて前記アームシリンダ24のロッド側室24bに供給される作動油に前記開口面積に対応した流量で合流するのを許容する。
前記第2アーム合流弁55は、第2アーム合流油路の途中に設けられる。当該第2アーム合流油路は、前記第3ポンプ33により吐出される作動油の一部を前記第2油圧ポンプ32から前記アームシリンダ24のロッド側室24bに供給される作動油に合流させることにより当該アームシリンダ24の収縮及びこれに伴うアーム押し動作を増速させるための油路であり、前記第3ポンプ33から前記バケット制御弁56に至る第3ポンプ油路の途中で当該第3ポンプ油路から分岐して前記ロッド側室24bに接続される。前記第2アーム合流弁55は、前記第2アーム合流油路の途中に設けられることにより、前記第3ポンプ33と前記ロッド側室24bとの間に介在する。当該第2アーム合流弁55は、例えばパイロット操作式切換弁からなり、開弁指令である第2アーム合流パイロット圧の入力を受けた場合にのみその第2アーム合流パイロット圧の大きさに対応した開口面積で開弁し、これにより、前記第3ポンプ33から吐出される作動油の一部が前記第2ポンプ32から前記アーム制御弁54を通じて前記アームシリンダ24のロッド側室24bに供給される作動油に前記開口面積に対応した流量で合流するのを許容する。
前記バケット合流弁57は、バケット合流油路の途中に設けられる。当該バケット合流油路は、前記第1ポンプ31により吐出される作動油の一部を前記第3ポンプ33から前記バケットシリンダ26のへッド側室26a及びロッド側室26bに供給される作動油に合流させることにより当該バケットシリンダ26の伸縮及びこれに伴うバケット回動動作を増速させるための油路であり、前記第1ポンプ31から前記ブーム制御弁52に至る前記第1ポンプ油路の途中で当該第1ポンプ油路から分岐して前記へッド側室26a及び前記ロッド側室26bに接続される。前記バケット合流弁57は、前記バケット合流油路の途中に設けられることにより、前記第1ポンプ31と前記へッド側室26a及び前記ロッド側室26bとの間に介在する。当該バケット合流弁57は、例えば一対のパイロットポートを有する3位置パイロット操作式切換弁からなり、前記一対のパイロットポートのいずれかに開弁指令であるバケット合流パイロット圧(バケット掘削合流パイロット圧またはバケット開き合流パイロット圧)の入力を受けた場合にのみそのパイロットポートに対応した方向でそのバケット合流パイロット圧の大きさに対応した開口面積で開弁し、これにより、前記第1ポンプ31から吐出される作動油の一部が前記第3ポンプ33から前記バケット制御弁56を通じて前記バケットシリンダ26のへッド側室26aまたはロッド側室26bに供給される作動油に前記開口面積に対応した流量で合流するのを許容する。
前記アーム再生弁59は、アーム再生油路の途中に設けられる。当該アーム再生油路は、前記アームシリンダ24の伸長時すなわちアーム引き動作時に当該アームシリンダ24のロッド側室24bから排出される作動油の少なくとも一部を当該アームシリンダ24のへッド側室24aに再供給して当該アーム引き動作を増速させるための油路であり、前記アーム制御弁54をバイパスして前記アームシリンダ24のへッド側室24aとロッド側室24bとを接続する。前記アーム再生弁59は、前記アーム再生油路の途中に設けられることにより前記へッド側室24aと前記ロッド側室24bとの間に介在する。当該アーム再生弁は、例えば電磁操作式の流量調整弁からなり、開弁指令であるアーム再生指令信号の入力を受けた場合にのみそのアーム再生指令信号の大きさに対応した開口面積で開弁し、これにより、前記ロッド側室24bから排出される作動油が前記へッド側室24aに再供給されることを許容する。
この実施の形態では、前記アーム再生弁59の開弁によるアーム引き動作の増速が可能であるため、前記第1アーム合流弁51及び前記第2アーム合流弁55を通じての作動油の合流による増速はアーム押し動作についてのみ行われる。つまり、当該第1及び第2アーム合流弁51,57を通じての合流はアームシリンダ24のロッド側室24bに供給される作動油に対してのみ行われる。前記アーム再生弁59が省略される場合、前記合流は前記アームシリンダ24のへッド側室24a及びロッド側室24bの双方に対して行われてもよい。
この実施の形態に係る油圧ショベルは、さらに、複数の増速制御装置を備える。当該増速制御装置は、前記複数の増速弁をそれぞれ開閉操作することによって各油圧アクチュエータの増速を制御するものである。当該複数の増速制御装置は、ブーム合流制御装置、アーム合流制御装置、バケット合流制御装置及びアーム再生制御装置を含む。前記油圧ショベルは、具体的に、前記複数の増速制御装置を構成するための要素として、複数のパイロット圧センサと、複数の合流操作弁と、コントローラ80と、を備える。
前記複数の圧力センサは、前記複数の操作装置42,44,46から出力されるパイロット圧に対応する大きさのパイロット圧検出信号を生成して前記コントローラ80に入力するものであり、図2及び図3に示すようなブームパイロット圧センサ63A,63B、アームパイロット圧センサ65A,65B及びバケットパイロット圧センサ67A,67Bを含む。前記ブームパイロット圧センサ63A,63Bは、前記ブーム操作装置42から前記ブーム上げパイロットライン43A及び前記ブーム下げパイロットライン43Bをそれぞれ通じて前記ブーム制御弁52に供給される前記ブーム上げパイロット圧及び前記ブーム下げパイロット圧にそれぞれ対応する検出信号を生成する。同様に、前記アームパイロット圧センサ65A,65Bは、前記アーム操作装置44から前記アーム引きパイロットライン45A及び前記アーム押しパイロットライン45Bをそれぞれ通じて前記アーム制御弁54に供給される前記アーム引きパイロット圧及び前記アーム押しパイロット圧にそれぞれ対応する検出信号を生成し、前記バケットパイロット圧センサ67A,67Bは、前記バケット操作装置46から前記バケット掘削パイロットライン47A及び前記バケット開きパイロットライン47Bをそれぞれ通じて前記バケット制御弁56に供給される前記バケット掘削パイロット圧及び前記バケット開きパイロット圧にそれぞれ対応する検出信号を生成する。
前記複数の合流操作弁は、図示されないパイロット油圧源と前記複数の合流弁との間にそれぞれ介在し、前記コントローラ80からの合流指令の入力を受けて開弁することにより前記複数の合流弁のそれぞれに入力されるパイロット圧(合流パイロット圧)及びこれに対応する当該合流弁の開口面積を変化させ、これにより合流制御を可能にするものである。具体的に、当該複数の合流操作弁は、ブーム合流操作弁73と、第1アーム合流操作弁71と、第2アーム合流操作弁75と、バケット合流操作弁77と、を含む。当該複数の合流操作弁のそれぞれは、例えば電磁比例減圧弁により構成されることが可能である。
前記ブーム合流操作弁73は、前記パイロット油圧源と前記ブーム合流弁53との間に介在する。当該ブーム合流操作弁73は、前記コントローラ80からブーム合流指令信号の入力を受けたときに開弁して当該ブーム合流指令信号の大きさに対応する二次圧を発生させる。当該二次圧は、前記ブーム合流パイロット圧として前記ブーム合流弁53のパイロットポートに入力される。
前記第1アーム合流操作弁71は、前記パイロット油圧源と前記第1アーム合流弁51のパイロットポートとの間に介在し、前記コントローラ80から第1アーム合流指令信号の入力を受けたときに開弁して当該第1アーム合流指令信号の大きさに対応する二次圧を発生させる。当該二次圧は、前記第1アーム合流パイロット圧として前記第1アーム合流弁51のパイロットポートに入力される。
前記第2アーム合流操作弁75は、前記パイロット油圧源と前記第2アーム合流弁55のパイロットポートとの間に介在し、前記コントローラ80から第2アーム合流指令信号の入力を受けたときに開弁して当該第2アーム合流指令信号の大きさに対応する二次圧を発生させる。当該二次圧は、前記第2アーム合流パイロット圧として前記第2アーム合流弁55のパイロットポートに入力される。
前記バケット合流操作弁77は、前記パイロット油圧源と前記バケット合流弁57のパイロットポートとの間に介在し、前記コントローラ80からバケット合流指令信号の入力を受けたときに開弁して当該バケット合流指令信号の大きさに対応する二次圧を発生させる。当該二次圧は、前記バケットパイロット圧として前記バケット合流弁57の一対のパイロットポートのいずれかに入力される。
前記コントローラ80は、例えばマイクロコンピュータからなり、前記複数の操作弁71,73,75,77及びアーム再生弁59に指令信号を入力することによりこれらの弁を適当な開口面積でもって開口させ、これにより、増速制御(合流制御及び再生制御)を実行する。具体的に、当該コントローラ80は、図3に示すようなブーム合流制御部83、第1アーム合流制御部81、第2アーム合流制御部85、バケット合流制御部87及びアーム再生制御部89を含む。
前記ブーム合流制御部83は、前記ブームパイロット圧センサ63A,63B及び前記ブーム合流操作弁73とともにブーム合流制御装置を構成する。当該ブーム合流制御装置は、前記ブーム操作装置42のブーム操作レバー42aに与えられるブーム操作に応じて前記ブーム合流弁53に開弁指令であるブーム合流パイロット圧を与えて当該ブーム合流弁53を開弁させる。具体的に、前記ブーム合流制御部83は、前記ブームパイロット圧センサ63A,63Bから入力されるブームパイロット圧(この実施の形態ではブームパイロット圧センサ63Aから入力されるブーム上げパイロット圧)が一定以上の場合に当該ブーム上げパイロット圧の大きさに対応した前記ブーム合流指令信号を生成し、当該ブーム合流指令信号を前記ブーム合流操作弁73に入力する。
前記第1アーム合流制御部81は、前記アームパイロット圧センサ65A,65B及び前記第1アーム合流操作弁71とともに第1アーム合流制御装置を構成する。当該第1アーム合流制御装置は、前記アーム操作装置44のアーム操作レバー44aに与えられるアーム操作に応じて前記第1アーム合流弁51に開弁指令である第1アーム合流パイロット圧を与えて当該第1アーム合流弁51を開弁させる。具体的に、前記第1アーム合流制御部81は、前記アームパイロット圧センサ65A,65Bから入力されるアームパイロット圧、この実施の形態では前記アームパイロット圧センサ65Bから入力されるアーム押しパイロット圧、が一定以上の場合に当該アーム押しパイロット圧の大きさに対応した前記第1アーム合流指令信号を生成し、当該第1アーム合流指令信号を前記第1アーム合流操作弁71に入力する。
前記第2アーム合流制御部85は、前記アームパイロット圧センサ65A,65B及び前記第2アーム合流操作弁75とともに第2アーム合流制御装置を構成する。当該第2アーム合流制御装置は、前記アーム操作に応じて前記第2アーム合流弁55に開弁指令である第2アーム合流パイロット圧を与えて当該第2アーム合流弁55を開弁させる。具体的に、前記第2アーム合流制御部85は、前記アームパイロット圧(この実施の形態では前記アーム押しパイロット圧)が一定以上の場合に当該アーム押しパイロット圧の大きさに対応した前記第2アーム合流指令信号を生成し、当該第2アーム合流指令信号を前記第2アーム合流操作弁75に入力する。
前記バケット合流制御部87は、前記バケットパイロット圧センサ67A,67B及び前記バケット合流操作弁77とともにバケット合流制御装置を構成する。当該バケット合流制御装置は、前記バケット操作装置46のバケット操作レバー46aに与えられるバケット操作に応じて前記バケット合流弁57に開弁指令であるバケット合流パイロット圧を与えて当該バケット合流弁57を開弁させる。具体的に、前記バケット合流制御部87は、前記バケットパイロット圧センサ67A,67Bから入力されるバケットパイロット圧が一定以上の場合に当該バケットパイロット圧の大きさに対応したバケット合流指令信号を生成し、当該バケット合流指令信号を前記バケット合流操作弁77に入力する。
前記アーム再生制御部89は、前記アームパイロット圧センサ65Aにより検出されるアーム引きパイロット圧が一定以上の場合にそのアーム引きパイロット圧の大きさに対応したアーム再生指令信号を生成して前記アーム再生弁59に入力し、これにより当該アーム再生弁59を通じての再生流量を制御する。
さらに、この油圧ショベルは、第1の特徴として、掘削動作検出部を備える。当該掘削動作検出部は、前記アーム14の引き方向の回動すなわちアーム引き動作を伴う前記バケット16による掘削動作の有無を検出する。
この実施の形態に係る掘削動作検出部は、図2及び図3に示されるアームシリンダへッド圧センサ64と、前記コントローラ80に含まれる掘削動作判定部84と、により構成される。前記アームシリンダへッド圧センサ64は、前記アームシリンダ24のへッド圧、すなわち、当該アームシリンダ24のへッド側室24aにおける作動油の圧力、についての検出信号を生成し、コントローラ80に入力する。前記掘削動作判定部84は、前記アームシリンダへッド圧センサ64により検出される前記へッド圧が一定以上の場合に前記掘削動作が行われていると判定し、それ以外の場合には前記掘削動作が行われていないと判定する。
この油圧ショベルの第2の特徴として、前記複数の合流制御部のうち前記第1ポンプ31から吐出される作動油の合流の制御に関わる合流制御部、すなわち、前記バケット合流制御部87及び前記第1アーム合流制御部81、は、前記掘削動作判定部84による判定結果に応じてバケット合流制御の内容を変更する機能を有する。その具体的内容を図4〜図7を併せて参照しながら説明する。
図4は、前記コントローラ80により行われるバケット合流制御動作を示すフローチャートである。コントローラ80は、各種信号の取込みを行う(ステップS10)。当該コントローラ80の掘削動作判定部84は、アームシリンダへッド圧センサ64から入力されるへッド圧検出信号に基づいて、現在掘削動作が行われているか否かを判定する(ステップS12)。
前記掘削動作が行われていないと掘削動作判定部84が判定した場合(ステップS12でNO)、コントローラ80のバケット合流制御部87は、前記バケットパイロット圧の大きさが一定以上であるか否かを判定する(ステップS14)。当該バケット合流制御部87は、前記バケットパイロット圧が一定以上の場合にのみ(ステップS14でYES)その大きさに対応したバケット合流指令信号を生成し、前記バケット合流操作弁77に入力する(ステップS16)。前記バケット合流制御部87は、前記バケットパイロット圧が一定未満の場合には前記バケット合流指令信号の入力を行わない(ステップS18)。
前記バケット合流操作弁77は、前記バケット合流指令信号の入力を受けた場合に当該バケット合流指令信号の大きさに対応した開度で開弁して当該開度に対応した二次圧を発生させる。当該二次圧は、バケット合流パイロット圧として前記バケット合流弁57に入力される。当該バケット合流弁57は、前記バケット合流パイロット圧に応じた開度で開弁し、これにより、当該バケット合流パイロット圧の大きさに対応した流量での合流、すなわち、第3ポンプ33からバケットシリンダ26に供給される作動油への第1ポンプ31から吐出された作動油の合流、を許容する。このことは、オペレータからバケット操作レバー46aに与えられるバケット操作を加味した、掘削動作以外のバケット動作の増速、例えばバケット開き動作の増速や掘削作業以外でのバケット掘削方向の動作の増速、を可能にする。
前記バケット操作に対する前記バケット合流パイロット圧(バケット合流操作弁77の二次圧)の特性は、適宜設定されることが可能である。図5は、当該特性の一例を破線で示したものである。ここに示されるバケット合流パイロット圧の特性は、バケット操作量が一定以上の領域において当該バケット操作量の増大に伴って増大する特性である。また、当該特性は、前記バケット操作に対応してバケット操作装置46からバケット制御弁56に入力される前記バケットパイロット圧に対応した特性(当該バケットパイロット圧よりも遅れて立ち上がる特性)となっている。
一方、掘削動作が行われていると掘削動作判定部84が判定した場合(ステップS12でYES)、コントローラ80のバケット合流制御部87は、前記バケットパイロット圧の大きさにかかわらずバケット合流指令信号の生成及び前記バケット合流操作弁77への入力を停止し(ステップS18)、これにより、図7に示されるように、前記バケット合流操作弁77の開弁によるバケット合流パイロット圧の立ち上がりを禁止する。つまり、バケット合流弁57を閉弁状態に保ち、第3ポンプ33からバケットシリンダ26に供給される作動油への第1ポンプ31から前記バケット合流弁57を通じての作動油の合流、を禁止する。
この掘削動作中における第1ポンプ31からのバケット合流の禁止は、当該掘削動作におけるエネルギーロスを有効に低減することを可能にする。当該掘削動作が行われている時には、バケット16が地盤から掘削反力を受けることにより当該バケット16を動かすためのバケットシリンダ26の駆動負荷が増大して当該バケットシリンダ26に供給される作動油の圧力が高くなる一方、前記掘削反力がブーム12に上向きの力として作用する分だけ第1ポンプ31に接続されるブームシリンダ22の駆動負荷が減少して当該ブームシリンダ22のへッド側室22aに供給される作動油の圧力が低くなる。従って、仮にバケット合流弁57が開弁して前記第1ポンプ31が前記バケットシリンダ26に連通されたとすると、当該第1ポンプ31の吐出圧が高くなってブーム制御弁52の前後差圧が大きくなり、エネルギーロスが増大する。従って、このような掘削動作時におけるバケット合流弁57を通じての作動油の合流の禁止つまり第1ポンプ31からのバケットシリンダ26の遮断は、前記第1ポンプ31の吐出圧の著しい上昇を防いでこれに起因する前記エネルギーロスの増大を抑止することを可能にする。しかも、当該掘削動作において前記バケット16にさほど素早い動きは要求されないので、バケット合流弁57の開弁によるバケット16の動きの増速を禁止しても、作業効率に与える影響は小さい。
図7は、前記コントローラ80により行われる第1アーム合流制御動作(第1ポンプ31からアーム駆動回路への作動油の合流についての制御動作)を示すフローチャートである。バケット合流制御と同様、コントローラ80は、各種信号の取込み(ステップS10)及び掘削動作の有無の判定(ステップS12)を行う。
掘削動作が行われていないと掘削動作判定部84が判定した場合(ステップS12でNO)、コントローラ80の第1アーム合流制御部81は、アームパイロット圧(この実施の形態ではアーム押しパイロット圧)の大きさが一定以上であるか否かを判定する(ステップS24)。当該第1アーム合流制御部81は、前記アーム押しパイロット圧が一定以上の場合にのみ(ステップS24でYES)その大きさに対応した第1アーム合流指令信号を生成し、前記第1アーム合流操作弁71に入力する(ステップS26)。前記第1アーム合流制御部81は、前記アーム押しパイロット圧が一定未満の場合には前記アーム合流指令信号の入力を行わない(ステップS28)。
前記第1アーム合流操作弁71は、当該第1アーム合流指令信号の大きさに対応した開度で開弁し、その二次圧が第1アーム合流パイロット圧として前記第1アーム合流弁51に入力される。当該第1アーム合流弁51は、前記第1アームパイロット圧に応じた開度で開弁し、これにより、当該第1アームパイロット圧の大きさに対応した流量での合流、すなわち、第2ポンプ32からアームシリンダ24のロッド側室24bに供給される作動油への第1ポンプ31から吐出された作動油の合流、を許容してアーム押し動作の増速を可能にする。ここでの第1アーム合流パイロット圧(第1アーム合流操作弁71の二次圧)の特性は、前記バケット合流パイロット圧の特性と同様に適宜設定されることが可能である。
一方、掘削動作が行われていると掘削動作判定部84が判定した場合(ステップS12でYES)、前記第1アーム合流制御部81は、前記アーム押しパイロット圧の大きさにかかわらず第1アーム合流指令信号の生成及び前記第1アーム合流操作弁71への入力を停止し(ステップS28)、これにより、第1アーム合流弁51を閉弁状態に保って前記第1アーム合流弁51を通じての作動油の合流、を禁止する。このことは、前記バケット合流弁57を通じての作動油の合流(バケット合流)の禁止と相俟って、当該掘削動作におけるブーム制御弁52の前後差圧によるエネルギーロスの有効な低減を可能にする。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されない。本発明は、例えば次のような態様を包含する。
(A)合流の対象について
本発明は、少なくとも、ブーム主駆動用の第1ポンプからバケット油圧アクチュエータへの作動油の合流が行われる油圧ショベルについて広く適用されることが可能である。従って、前記実施の形態に係るブーム合流、第1アーム合流(第1ポンプ31からアームシリンダ24への合流)及び第2アーム合流(第3ポンプ33からアームシリンダ24への合流)はそれぞれ適宜省略されることが可能である。また、バケット合流は、前記実施の形態に係るブーム合流やアーム合流のように特定方向についてのみ(例えばバケット掘削方向についてのみ)行われてもよい。逆に、ブーム合流やアーム合流は前記実施の形態に係るバケット合流のように双方向について行われてもよい。
ただし、前記バケット合流に加えて前記第1アーム合流(第1ポンプからの合流)が採用される場合、当該第1アーム合流は当該バケット合流と同様に掘削動作検出時には禁止されることが、より好ましい。このことは、掘削動作中における第1ポンプとブーム油圧アクチュエータとの間のブーム駆動回路の独立性を担保してバケット合流の禁止による効果、すなわち掘削動作中のブーム制御弁におけるエネルギーロスの低減の効果、をより確実に得ることを可能にする。
(B)掘削動作の有無の判定について
前記掘削動作の有無の判定は、前記実施の形態のようにブームシリンダのへッド圧に基づくものに限定されない。当該判定は、例えばアームシリンダの主駆動を担当する第2ポンプの吐出圧に基づいて行われてもよい。あるいは、アームシリンダについてのへッド圧計測値Pha、ロッド圧計測値Pra、へッド側断面積Aha及びロッド側断面積Araに基づき、下記の式(1)を用いてアームシリンダの推力Famを演算し、当該推力Famが一定以上の場合に掘削動作が行われていると判定してもよい。
Fam=Pha×Aha−Pra×Ara …(1)
(C)各操作と制御弁との連携について
本発明において、ブーム操作部材、アーム操作部材及びバケット操作部材のそれぞれに与えられるブーム操作、アーム操作及びバケット操作と、ブーム制御弁、アーム制御弁及びバケット制御弁の開弁動作との連携の具体的態様は限定されない。前記実施の形態に係る複数の操作装置(ブーム操作装置42、アーム操作装置44及びバケット操作装置46)は、それぞれ、操作部材に与えられる操作に対応したパイロット圧を制御弁に入力することにより当該操作と当該制御弁の開弁動作とを連携させているが、当該操作装置は、パイロット油圧源と各制御弁のパイロットポートとの間に介在する電磁式操作弁と、操作部材に与えられる操作に対応した電気信号である操作指令信号を生成する電気レバー装置と、その生成された操作指令信号に対応するパイロット指令信号を生成して前記電磁式操作弁に入力することにより前記操作指令信号に対応したパイロット圧を前記制御弁に入力させるパイロット指令回路と、を含むものでもよい。
7 下部走行体(ベースマシン)
8 上部旋回体(ベースマシン)
10 作業アタッチメント
12 ブーム
14 アーム
16 バケット
22 ブームシリンダ(ブーム油圧アクチュエータ)
24 アームシリンダ(アーム油圧アクチュエータ)
26 バケットシリンダ(バケット油圧アクチュエータ)
31 第1ポンプ
32 第2ポンプ
33 第3ポンプ
42 ブーム操作装置
42a ブーム操作レバー(ブーム操作部材)
44 アーム操作装置
44a アーム操作レバー(アーム操作部材)
46 バケット操作装置
46a バケット操作レバー(バケット操作部材)
51 第1アーム合流弁
52 ブーム制御弁
54 アーム制御弁
56 バケット制御弁
57 バケット合流弁
64 アームシリンダへッド圧センサ(掘削動作検出部を構成)
65A,65B アームパイロット圧センサ(アーム合流制御装置を構成)
67A,67B バケットパイロット圧センサ(バケット合流制御装置を構成)
71 第1アーム合流操作弁(アーム合流制御装置を構成)
77 バケット合流操作弁(バケット合流制御装置を構成)
80 コントローラ
81 第1アーム合流制御部(アーム合流制御装置を構成)
84 掘削動作判定部(掘削動作検出部を構成)
87 バケット合流制御部(バケット合流制御装置を構成)

Claims (2)

  1. 油圧ショベルであって、
    走行可能なベースマシンと、
    起伏可能に装着されるブームと、
    このブームの先端に回動可能に連結されるアームと、
    このアームの先端に回動可能に連結されるバケットと、
    作動油の供給を受けることにより前記ブームを起伏させるように作動するブーム油圧アクチュエータと、
    作動油の供給を受けることにより前記ブームに対して前記アームを回動させるように作動するアーム油圧アクチュエータと、
    作動油の供給を受けることにより前記アームに対して前記バケットを回動させるように作動するバケット油圧アクチュエータと、
    作動油を吐出する油圧ポンプであって前記ブーム油圧アクチュエータと前記バケット油圧アクチュエータに接続されることが可能な第1ポンプと、
    作動油を吐出する油圧ポンプであって前記アーム油圧アクチュエータに接続されることが可能な第2ポンプと、
    作動油を吐出する油圧ポンプであって前記バケット油圧アクチュエータに接続されることが可能な第3ポンプと、
    前記ブーム油圧アクチュエータを動かすためのブーム操作を受けるブーム操作部材と、
    前記アーム油圧アクチュエータを動かすためのアーム操作を受けるアーム操作部材と、
    前記バケット油圧アクチュエータを動かすためのバケット操作を受けるバケット操作部材と、
    前記第1ポンプと前記ブーム油圧アクチュエータとの間に介在し、前記ブーム操作に応じて開弁することで前記第1ポンプから前記ブーム油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御するブーム制御弁と、
    前記第2ポンプと前記アーム油圧アクチュエータとの間に介在し、前記アーム操作に応じて開弁することで前記第2ポンプから前記アーム油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御するアーム制御弁と、
    前記第3ポンプと前記バケット油圧アクチュエータとの間に介在し、前記バケット操作に応じて開弁することで前記第3ポンプから前記バケット油圧アクチュエータへの作動油の供給を制御するバケット制御弁と、
    前記第1ポンプと前記バケット油圧アクチュエータとの間に介在し、開弁指令を受けたときにのみ開弁して前記第1ポンプが吐出する作動油が前記第3ポンプから前記バケット油圧アクチュエータに供給される作動油に合流するのを許容するバケット合流弁と、
    前記アームの引き方向の回動を伴う前記バケットによる掘削動作の有無を検出する掘削状態検出部と、
    前記掘削状態検出部により掘削動作が検出されていないときは前記バケット操作に応じて前記バケット合流弁に前記開弁指令を与えて当該バケット合流弁を開弁させ、前記掘削状態検出部により掘削動作が検出されているときは前記バケット操作にかかわらず前記バケット合流弁に前記開弁指令を与えないで前記バケット合流弁を通じての前記合流を禁止するバケット合流制御装置と、を備える、油圧ショベル。
  2. 請求項1記載の油圧ショベルであって、前記第1ポンプと前記アーム油圧アクチュエータとの間に介在し、開弁指令を受けたときにのみ開弁して前記第1ポンプが吐出する作動油が前記第2ポンプから前記アーム油圧アクチュエータに供給される作動油に合流するのを許容するアーム合流弁と、前記掘削動作検出部により前記掘削動作が検出されていないときは前記アーム操作に応じて前記アーム合流弁に開弁指令を与えて当該アーム合流弁を開弁させ、前記掘削動作検出部により前記掘削動作が検出されているときは前記アーム操作にかかわらず前記アーム合流弁に前記開弁指令を与えないで前記アーム合流弁を通じての前記合流を禁止するアーム合流制御装置と、をさらに備える、油圧ショベル。
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