JP2019052434A - 人工河川循環システム及び人工河川の改修方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の人工河川循環システムは、人工河川(ブロック21)の下流部側からクッション水槽(集合水路5)に流入した水を循環ポンプ(ポンプ装置17)により、当該人工河川の上流部に還流するものとして構成されている。そして、この人工河川循環システムでは、クッション水槽が人工河川の下流部側に設置されており、且つ、そのクッション水槽から水を汲み上げる循環ポンプが人工河川の上流部側に設置されている。
前記クッション水槽及び前記循環ポンプが、前記人工河川の上流部側に設置されており、
前記人工河川の下流部と前記クッション水槽とを接続する連通路が設けられている点にある。
従って、本発明により、周囲環境の騒音対策や人工河川の改修工事の都合で、循環ポンプの設置箇所を人工河川の上流部側とした場合であっても、コスト低減を図りながら好適に人工河川に水流を形成することができる人工河川循環システムを実現することができる。
前記上方空間が、前記水流が形成される水流形成部として構成され、
前記下方空間が、前記連通路として構成されている点にある。
既存の人工河川の下流部側にクッション水槽を設置すると共に、既存の人工河川の水深を浅くして、その底部側に既存の人工河川の上流部と前記クッション水槽とを接続する連通路を設け、
前記既存の循環ポンプを、前記クッション水槽の水を汲み上げて既存の人工河川の下流部に供給するように構成することで、既存の人工河川の水流を逆向きに変更する点にある。
まず、本実施形態の人工河川循環システムの構成について、図1及び図2に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態の人工河川循環システムは、上流部1uから下流部1dに向かう水平方向に沿った水流Xが形成される人工河川1と、下流部1dから水が流入するクッション水槽20と、当該クッション水槽20から吸込配管4を通じて吸込んだ水を吐出配管5を通じて人工河川1の上流部1uに吐出する循環ポンプ3とを備えて構成されている。即ち、この人工河川循環システムは、人工河川1の下流部1dからクッション水槽20に流入した水を循環ポンプ3により当該人工河川1の上流部1uに還流して、人工河川1に水平方向に沿った水流Xを形成するものとして構成されている。
尚、本実施形態では、人工河川1を2段式に構成したが、1段式又は3段式以上に構成しても構わない。また、このクッション水槽20にはオーバーフロー管7が設けられている。即ち、クッション水槽20の水位が所定の設定水位を超える場合には、その超える分の水がオーバーフロー管7を通じて外部に排水される。
尚、本実施形態において、連通管11は、円形断面を有する管材で構成したが、例えば四角形断面を有する管材など、他の形状の管材を利用しても構わない。また、複数の連通管11を並設しても構わない。
また、連通管11の途中にマンホールなどの会所を適宜に設けることができる。
本実施形態の人工河川の改修方法は、図4に示す既存の人工河川31に対して所定の改修方法を実施することにより、既存の人工河川31の水深を浅くすると共に水流X’を逆向きに変更する形態で、上述した図1に示す本実施形態の人工河川循環システムを構築する方法として構成されている。
以下、その人工河川の改修方法の詳細について、説明を加える。
一方、既存の人工河川31において、既存の循環ポンプ33から吐出した水を上流部31uに導く吐出配管35は、交換又は改造されることで、改修後の吐出配管5が構築される。
即ち、図1に示す改修後の人工河川1では、下流部1dから連通路10を通じて上流部1u側に設置したクッション水槽20に流入した水を同じく上流部1u側に設置された循環ポンプ3により上流部1uに還流させるものとなる。よって、上述のように、循環ポンプ3に通じる吸込配管4及び吐出配管5を比較的短尺なものとして、工事コスト低減を図りながら好適に改修後の人工河川1に水流Xが形成されることになる。
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態では、本実施形態の人工河川循環システムを、既存の人工河川31を改修して構築するように構成したが、新規で構築するように構成しても構わない。
例えば、図3に示す構成では、人工河川1を上方空間と下方空間とに仕切る仕切り壁17が設けられている。そして、仕切り壁17の上方空間が、水流Xが形成される水流形成部1Cとして構成されている。一方、仕切り壁17の下方空間が、人工河川1の下流部1dとクッション水槽20とを接続する連通路16として構成されている。
そして、このように構成された連通路16は、比較的大きな流路断面積を有するものとなる。即ち、上記実施形態と同様に、人工河川1の下流部1dの水はスムーズに連通路16を通流し、クッション水槽20の水位が人工河川1の下流部1dと同様の水位に保たれることになる。
更に、この連通路16についても、人工河川1の底部1aと一体的に施工することができ、更には比較的大きな流路断面積であることにより異物の詰まり等が抑制されてメンテナンス性が向上される。
1a 底部
1d 下流部
1u 上流部
3 循環ポンプ
10 連通路
11 連通管
16 連通路
17 仕切り壁
20 クッション水槽
21 仕切り壁
31 既存の人工河川
31d 既存の人口河川の下流部
31u 既存の人口河川の上流部
33 既存の人口河川の循環ポンプ
X 水流
X’ 既存の人口河川の水流
Claims (4)
- 人工河川の下流部からクッション水槽に流入した水を循環ポンプにより当該人工河川の上流部に還流して、前記人工河川に水平方向に沿った水流を形成する人工河川循環システムであって、
前記クッション水槽及び前記循環ポンプが、前記人工河川の上流部側に設置されており、
前記人工河川の下流部と前記クッション水槽とを接続する連通路が設けられている人工河川循環システム。 - 前記連通路が、前記人工河川の底部側に埋設された連通管で形成されている請求項1に記載の人工河川循環システム。
- 前記人工河川を上方空間と下方空間とに仕切る仕切り壁が設けられ、
前記上方空間が、前記水流が形成される水流形成部として構成され、
前記下方空間が、前記連通路として構成されている請求項1に記載の人工河川循環システム。 - 既存の循環ポンプが下流部側に設置された既存の人工河川に対して、請求項1〜3の何れか1項に記載の人工河川循環システムを構築して、既存の人工河川の水深を浅くすると共に水流を逆向きに変更する改修を行う人工河川の改修方法であって、
既存の人工河川の下流部側にクッション水槽を設置すると共に、既存の人工河川の水深を浅くして、その底部側に既存の人工河川の上流部と前記クッション水槽とを接続する連通路を設け、
前記既存の循環ポンプを、前記クッション水槽の水を汲み上げて既存の人工河川の下流部に供給するように構成することで、既存の人工河川の水流を逆向きに変更する人工河川の改修方法。
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