JP2019051733A - ステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通常使用時及び車両衝突時に関わらず、運転者の好みによって調整されたステアリングホイールの位置を維持することができるステアリング装置を提供する。【解決手段】ステアリング装置は、デッキクロスメンバの車両後方側においてデッキクロスメンバとステアリングコラムとの間に配置され、デッキクロスメンバに対してステアリングコラムを任意に傾けて固定可能なコラムクランプ機構を備えるステアリング装置であって、コラムクランプ機構は、デッキクロスメンバに配置される車体側ブラケットと、ステアリングコラムに配置され、車体側ブラケットによって圧接可能なコラム側ブラケットと、を含み、車体側ブラケットに配置されるロックギアと、コラム側ブラケットに配置され、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックギアに噛み合うことで、デッキクロスメンバに対してステアリングコラムを拘束可能なロックレバーと、を含むチルトロック機構を備える。【選択図】 図3
Description
本開示は、ステアリング装置に関する。
特許文献1には、チルト位置調整機構を備えたステアリング装置が開示されている。かかるステアリング装置は、車体に取り付け可能で、二次衝突時に車体前方に離脱可能な車体取付けブラケットと、車体取付けブラケットにチルト位置が調整可能に支持されるとともにステアリングホイールを装着したステアリングシャフトを回動可能に軸支したステアリングコラムと、所望のチルト位置で車体取付けブラケットにステアリングコラムをクランプするクランプ装置と、を備えている。
クランプ装置は、締付けロッド、固定カム、可動カム、操作レバー等で構成されている。締付けロッドは、車体取付けブラケットの側面に形成されたチルト用長溝に挿入され、ステアリングコラムは車体前方側に設けられた枢動ピンを中心としてチルト可能に構成されている。そして、運転者の好みに合わせてチルトされたステアリングコラムはクランプ装置によって車体取付けブラケットに圧接されて固定される。
クランプ装置は、締付けロッド、固定カム、可動カム、操作レバー等で構成されている。締付けロッドは、車体取付けブラケットの側面に形成されたチルト用長溝に挿入され、ステアリングコラムは車体前方側に設けられた枢動ピンを中心としてチルト可能に構成されている。そして、運転者の好みに合わせてチルトされたステアリングコラムはクランプ装置によって車体取付けブラケットに圧接されて固定される。
特許文献1が開示するステアリング装置では、運転者がステアリングホイールに腕を突っ張ったり、膝をステアリングコラムにぶつけたりすることや、車両衝突時に展開するエアバッグにより、ステアリングコラムと車体取付けブラケットに生じる摩擦力を超える荷重が作用するとステアリングホイールがチルト可能な範囲(調整範囲)内で動いてしまうことがある。
しかしながら、ステアリングホイールの位置は、通常使用時及び車両衝突時に関わらず、運転者の好みによって調節された位置を維持することが好ましい。
しかしながら、ステアリングホイールの位置は、通常使用時及び車両衝突時に関わらず、運転者の好みによって調節された位置を維持することが好ましい。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、通常使用時及び車両衝突時に関わらず、運転者の好みによって調整されたステアリングホイールの位置を維持することができるステアリング装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係るステアリング装置は、デッキクロスメンバよりも車両前方側において前記デッキクロスメンバに対して傾倒可能に支持されるステアリングコラムと、前記ステアリングコラムに挿通され、前記ステアリングコラムに対して回転可能に支持されるステアリングコラムシャフトと、前記ステアリングコラムシャフトの開放端に固定され、前記デッキクロスメンバに対して前記ステアリングコラムを任意に傾けることで角度調整が可能なステアリングホイールと、前記デッキクロスメンバの車両後方側において前記デッキクロスメンバと前記ステアリングコラムとの間に配置され、前記デッキクロスメンバに対して前記ステアリングコラムを任意に傾けて固定可能なコラムクランプ機構と、を備えるステアリング装置であって、前記コラムクランプ機構は、前記デッキクロスメンバの車両後方側に配置される車体側ブラケットと、前記ステアリングコラムに配置され、前記車体側ブラケットによって圧接可能なコラム側ブラケットと、前記コラム側ブラケットに対して前記車体側ブラケットを圧接可能なクランプシャフトと、を含み、前記車体側ブラケットに配置されるロックギアと、前記コラム側ブラケットに配置され、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に前記ロックギアに噛み合うことで、前記デッキクロスメンバに対して前記ステアリングコラムを拘束可能なロックレバーと、を含むチルトロック機構を備える。
上記(1)の構成によれば、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に、車体側ブラケットに配置されるロックギアにコラム側ブラケットに配置されるロックレバーが噛み合うことで、デッキクロスメンバに対してステアリングコラムが拘束される。これにより、通常使用時及び車両衝突時に関わらず、運転者の好みによって調整されたステアリングホイールの位置を維持することができる。
(2)いくつかの実施形態では、上記(1)の構成において、前記クランプシャフトは、前記コラム側ブラケットの車幅方向両側に配置され、前記チルトロック機構は、前記コラム側ブラケットの車幅方向片側に配置される。
上記(2)の構成によれば、車体側ブラケットは、コラム側ブラケットを車幅方向両側から圧接することができ、チルトロック機構は、コラム側ブラケットの車幅方向片側で車体側ブラケットにコラム側ブラケットが拘束される。
上記(2)の構成によれば、車体側ブラケットは、コラム側ブラケットを車幅方向両側から圧接することができ、チルトロック機構は、コラム側ブラケットの車幅方向片側で車体側ブラケットにコラム側ブラケットが拘束される。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、前記ロックレバーは、前記クランプシャフトに固定されたロックレバー回転軸に回転可能に支持される。
上記(3)の構成によれば、ロックレバーは、クランプシャフトに固定されたロックレバー回転軸に回転可能に支持されるので、ロックレバーを効率的に配置することができる。
上記(3)の構成によれば、ロックレバーは、クランプシャフトに固定されたロックレバー回転軸に回転可能に支持されるので、ロックレバーを効率的に配置することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)から(3)のいずれか一つの構成において、前記ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に前記ロックレバーを前記ロックギアに噛み合う方向に移動させるマスを有する。
上記(4)の構成によれば、ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックレバーをロックギアに噛み合う方向に移動させるマスを有するので、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックレバーがロックギアに噛み合う方向に移動する。これにより、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に、デッキクロスメンバに対してステアリングコラムを拘束させることができる。
上記(4)の構成によれば、ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックレバーをロックギアに噛み合う方向に移動させるマスを有するので、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックレバーがロックギアに噛み合う方向に移動する。これにより、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に、デッキクロスメンバに対してステアリングコラムを拘束させることができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(1)から(4)の何れか一つの構成において、前記ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまで前記ロックレバーをロックギアから離隔させておく付勢手段を有する。
上記(5)の構成によれば、ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまでロックレバーをロックギアから離隔させておく付勢手段を有するので、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまでロックレバーをロックギアから離隔させておくことができる。
上記(5)の構成によれば、ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまでロックレバーをロックギアから離隔させておく付勢手段を有するので、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまでロックレバーをロックギアから離隔させておくことができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、通常使用時及び車両衝突時に関わらず、運転者の好みによって調整されたステアリングホイールの位置を維持することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
また例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は本発明の一実施形態に係るステアリング装置1の構成を概略的に示す側面図である。図2は、図1に示したコラムクランプ機構5を概略的に示す図であって、(a)はステアリングホイール4を最も起こした状態を示す図であり、(b)はステアリングホイール4を最も寝かせた状態を示す図である。図3は、チルトロック機構6を搭載したコラムクランプ機構5を概略的に示す図であって、(a)はステアリングコラム2をアンロックした状態を示す図であり、(b)はステアリングコラム2をロックした状態を示す図である。図4は、図3に示したコラムクランプ機構5を概略的に示す横断面図である。
図1に示すように、一実施形態に係るステアリング装置1は、車両用のステアリング装置であり、デッキクロスメンバDCMに取り付けられている。デッキクロスメンバDCMは、車体の骨格を構成する車体骨格部材であり、車室内前面に配置されるインストルメントパネル(図示せず)の内側を車幅方向に沿って配置されている。デッキクロスメンバDCMは、例えば、円環状の横断面を有する円筒状の車体骨格部材で構成され、その両端(左端及び右端)は車体骨格部材であるフロントピラー(図示せず)にそれぞれ締め付け固定されている。
図1に示すように、デッキクロスメンバDCMは、デッキクロスメンバDCMから車両前方側に向けて漸次低くなるように延びる一対の腕部D1と、デッキクロスメンバDCMから車両後方側に向けて略水平に延びる腕部D2と、を有している。また、デッキクロスメンバDCMは、一対の腕部D1の先端にピン受部(図示せず)を有し、ステアリング装置1はこのピン受部に対して傾倒(回転)可能に取り付けられている。
図1に示すように、少なくとも一実施形態に係るステアリング装置1は、ステアリングコラム2、ステアリングコラムシャフト3、ステアリングホイール4及びコラムクランプ機構5を備えている。
ステアリングコラム2は、円環状の横断面を有する円筒状の支持部材であって、その長手方向が車両前方側から車両後方側に向かって漸次高くなるように傾けて配置され、デッキクロスメンバDCMよりも車両前方側においてデッキクロスメンバDCMに対して傾倒(チルト)可能に支持されている。
ステアリングコラム2は、例えば、長手方向一端部(基端部)に車幅方向に突出する枢動ピン21を有し、この枢動ピン21がデッキクロスメンバDCMから車両前方側に向けて突出する一対の腕部D1に設けられたピン受部に支持されている。これにより、ステアリングコラム2は、デッキクロスメンバDCMに対して傾倒(チルト)可能であって、デッキクロスメンバDCMよりも車両前方側にステアリングコラム2の支持中心RCを有している。
ステアリングコラム2は、例えば、長手方向一端部(基端部)に車幅方向に突出する枢動ピン21を有し、この枢動ピン21がデッキクロスメンバDCMから車両前方側に向けて突出する一対の腕部D1に設けられたピン受部に支持されている。これにより、ステアリングコラム2は、デッキクロスメンバDCMに対して傾倒(チルト)可能であって、デッキクロスメンバDCMよりも車両前方側にステアリングコラム2の支持中心RCを有している。
ステアリングコラムシャフト3は、円環状の横断面を有する円筒状の部材であって、ステアリングコラム2に挿通され、ステアリングコラム2に回転可能に支持されている。
ステアリングホイール4は、鉄や軽合金の芯を強度部材として外側を合成樹脂や強化木材等で成形したもので構成され、ステアリングコラムシャフト3の開放端に固定されている。ステアリングホイール4は、ステアリングコラム2を任意に傾けることで、角度調整(チルト調整)が可能である。
ステアリングホイール4には、エアバッグAB及びインフレータ(図示せず)が内装され、車両の衝突時にエアバッグABはインフレータから供給されたガスによって展開するように構成されている。
ステアリングホイール4には、エアバッグAB及びインフレータ(図示せず)が内装され、車両の衝突時にエアバッグABはインフレータから供給されたガスによって展開するように構成されている。
コラムクランプ機構5は、デッキクロスメンバDCMの車両後方側においてデッキクロスメンバDCMとステアリングコラム2との間に配置され、デッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2を任意に傾けて固定可能である。
これにより、ステアリング装置1は、デッキクロスメンバDCMに対して傾倒可能に支持されたステアリングコラム2を任意に傾倒させることで、ステアリングコラムシャフト3の開放端に取り付けられたステアリングホイール4の角度を調整可能である。
図2に示すように、コラムクランプ機構5は、車体側ブラケット51、コラム側ブラケット52を含んでいる。車体側ブラケット51及びコラム側ブラケット52は、協働することで、デッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2を任意に傾けて固定可能である。
車体側ブラケット51は、デッキクロスメンバDCMの車両後方側に延びる腕部D2に配置されている。車体側ブラケット51は、例えば、デッキクロスメンバDCMから車両後方側に向けて配置された構造材であり、下方が開放された溝形に形成されている。また、車体側ブラケット51は、その両側にそれぞれ配置される側壁51bに上述した支持中心RCを中心とする円弧状の調整溝51b1を有している。調整溝51b1は、ステアリングコラム2を任意に傾けて固定するためのものであり、その一端(下端)と他端(上端)においてステアリングコラム2の傾倒可能な角度が規制され、ステアリングホイール4の調整可能な角度が規制される。
コラム側ブラケット52は、ステアリングコラム2に接合される構造材であり、下方が開放された溝形に形成され、その開放側両端部はステアリングコラム2に向けて内側に折り曲げられている。これにより、コラム側ブラケット52の幅寸法はステアリングコラム2の直径と略同一の幅寸法に抑えることが可能である。また、コラム側ブラケット52は、その両側にそれぞれ配置される側壁52bにそれぞれクランプシャフト52b1,52b2を有している。
コラム側ブラケット52のクランプシャフト52b1,52b2は、車体側ブラケット51の調整溝51b1に嵌り、コラム側ブラケット52のクランプシャフト52b1,52b2は、車体側ブラケット51の調整溝51b1の範囲内において移動可能である。これにより、ステアリングコラム2は、車体側ブラケット51の調整溝51b1の範囲内において傾きを調整可能である。
また、コラム側ブラケット52は、車体側ブラケット51によって圧接可能である。
車体側ブラケット51によってコラム側ブラケット52を圧接する構造は任意であるが、例えば、クランプシャフト52b1,52b2にチルトレバー(図示せず)を連携させ、チルトレバーをクランプ操作することでクランプシャフト52b1,52b2によって車体側ブラケット51の幅が狭まり、コラム側ブラケット52を圧接すればよく(クランプ)、チルトレバーをアンクランプ操作することで車体側ブラケット51の幅が元に戻り、コラム側ブラケット52を移動可能とすればよい(アンクランプ)。
車体側ブラケット51によってコラム側ブラケット52を圧接する構造は任意であるが、例えば、クランプシャフト52b1,52b2にチルトレバー(図示せず)を連携させ、チルトレバーをクランプ操作することでクランプシャフト52b1,52b2によって車体側ブラケット51の幅が狭まり、コラム側ブラケット52を圧接すればよく(クランプ)、チルトレバーをアンクランプ操作することで車体側ブラケット51の幅が元に戻り、コラム側ブラケット52を移動可能とすればよい(アンクランプ)。
図3及び図4に示すように、ステアリング装置1は、さらに、チルトロック機構6を備えている。チルトロック機構6は、ロックギア61及びロックレバー62を含んでいる。ロックギア61及びロックレバー62は、協働することで、デッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2を拘束(ロック)可能である。
ロックギア61は、車体側ブラケット51に配置される。ロックギア61は、車体側ブラケット51に直接配置してもよいが、図3及び図4に示すように、車体側ブラケット51に固定されたベースプレート63を介して車体側ブラケット51に配置してもよい。
ロックギア61は、ロックレバー62と協働することで、デッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2を拘束可能であればどのようなものであってもよいが、例えば、図3及び図4に示すように、尖った歯611が直線上に配置されたラックギアで構成される。
ロックレバー62は、コラム側ブラケット52に配置され、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックギア61に噛み合うことで、デッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2を拘束可能である。ロックレバー62は、例えば、ロックギアの歯611に噛み合う尖った歯621を有している。
所定の減速度は、車両の通常時の減速度であり、車両が障害物に衝突した場合にロックギア61にロックレバー62が噛み合うように設定される。所定の減速度は、例えば、車体側ブラケット51の圧接力に抗してコラム側ブラケット52が移動する減速度よりも小さな減速度に設定される。これにより、車両の通常時の減速ではロックギア61にロックレバー62を噛み合わせることなく、車両の通常時の減速を超える減速ではロックギア61にロックレバー62を噛み合わせることができる。
所定の減速度は、車両の通常時の減速度であり、車両が障害物に衝突した場合にロックギア61にロックレバー62が噛み合うように設定される。所定の減速度は、例えば、車体側ブラケット51の圧接力に抗してコラム側ブラケット52が移動する減速度よりも小さな減速度に設定される。これにより、車両の通常時の減速ではロックギア61にロックレバー62を噛み合わせることなく、車両の通常時の減速を超える減速ではロックギア61にロックレバー62を噛み合わせることができる。
幾つかの実施形態では、クランプシャフト52b1は、コラム側ブラケット52の車幅方向両側に配置され、チルトロック機構6はコラム側ブラケット52の車幅方向片側に配置される。
このようにすれば、コラム側ブラケット52を車幅方向両側から圧接することができ、チルトロック機構6は、コラム側ブラケット52の車幅方向片側で車体側ブラケット51にコラム側ブラケット52が拘束される。
このようにすれば、コラム側ブラケット52を車幅方向両側から圧接することができ、チルトロック機構6は、コラム側ブラケット52の車幅方向片側で車体側ブラケット51にコラム側ブラケット52が拘束される。
幾つかの実施形態では、ロックレバー62は、クランプシャフト52b1に固定されたロックレバー回転軸53に回転可能に支持され、車両に所定の減速度が作用した場合にロックギア61にロックレバー62が噛み合うように構成される。
このようにすれば、ロックレバー62は、クランプシャフト52b1に固定されたロックレバー回転軸53に回転可能に支持されるので、ロックレバー62を効率的に配置することができる。
このようにすれば、ロックレバー62は、クランプシャフト52b1に固定されたロックレバー回転軸53に回転可能に支持されるので、ロックレバー62を効率的に配置することができる。
幾つかの実施形態では、ロックレバー62は、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックレバー62をロックギア61に噛み合う方向に移動させるマス(錘)622を有する。
このようにすれば、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックレバー62がロックギア61に噛み合う方向に移動する。これにより、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に、デッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2を拘束させることができる。
このようにすれば、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合にロックレバー62がロックギア61に噛み合う方向に移動する。これにより、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に、デッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2を拘束させることができる。
幾つかの実施形態では、ロックレバー62は、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまでロックレバー62をロックギア61から離隔させておく付勢手段64を有する。付勢手段64は、通常時にロックレバー62をロックギア61から離隔させておき、車両に所定の減速度を超える減速度が作用すると付勢手段64の付勢力に抗してロックレバー62がロックギア61に噛み合うように構成されている。
このようにすれば、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまでロックレバー62をロックギア61から離隔させておくことができる。
このようにすれば、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまでロックレバー62をロックギア61から離隔させておくことができる。
幾つかの実施形態では、付勢手段64は、回転規制プレート65及びバネ66で構成されている。回転規制プレート65は、ロックレバー62とベースプレート63との間においてクランプシャフト52b1に固定されている。これにより、回転規制プレート65は、チルトレバーと連携し、チルトレバーのクランプ操作によって作動位置に移動し、チルトレバーのアンクランプ操作によって非作動位置に移動する。
回転規制プレート65には、クランプシャフト52b1を中心とする円弧状の溝651が設けられている。円弧状の溝651には、ロックレバー62から回転規制プレート65に向けて突出する回転規制ピン622が嵌っている。これにより、回転規制プレート65が作動位置に移動した場合に、ロックレバー62は、ロックレバー62がロックギア61に噛み合う位置(噛合位置)とロックレバー62がロックギア61から離隔する位置(離隔位置)との間で移動可能となる。一方、回転規制プレート65が非作動位置に移動した場合に、ロックレバー62は、ロックレバー62がロックギア61から離隔する位置(以下「非噛合位置」という)に移動し、ロックレバー62がロックギア61に噛み合うことはない。
バネ66は、ロックレバー62と回転規制プレート65との間に設けられている。バネ66は、ロックレバー62が作動位置にある場合において、通常時にロックレバー62をロックギア61から離隔させておき、車両に所定の減速度が作用するとバネ66の付勢力に抗してロックレバー62がロックギア61に噛み合うように構成されている。
バネ66は、例えば、捩じりコイルバネ66Aであり、クランプシャフト52b1に装着され、回転規制プレート65側の一端が回転規制プレート65に係止され、ロックレバー62側の他端がロックレバー62に係止されている。これにより、捩じりコイルバネ66Aは、回転規制プレート65が作動位置にある場合において、通常時にロックレバー62をロックギア61から離隔させておき、車両に所定の減速度を超える減速度が作用すると捩じりコイルバネ66Aの付勢力に抗してロックレバー62がロックギア61に噛み合う。
バネ66は、例えば、捩じりコイルバネ66Aであり、クランプシャフト52b1に装着され、回転規制プレート65側の一端が回転規制プレート65に係止され、ロックレバー62側の他端がロックレバー62に係止されている。これにより、捩じりコイルバネ66Aは、回転規制プレート65が作動位置にある場合において、通常時にロックレバー62をロックギア61から離隔させておき、車両に所定の減速度を超える減速度が作用すると捩じりコイルバネ66Aの付勢力に抗してロックレバー62がロックギア61に噛み合う。
上述した一実施形態に係るステアリング装置1によれば、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に、車体側ブラケット51に配置されるロックギア61にコラム側ブラケット52に配置されるロックレバー62が噛み合うことでデッキクロスメンバDCMに対してステアリングコラム2が拘束される。これにより、通常使用時及び車両衝突時に関わらず、運転者の好みによって調整されたステアリングホイール4の位置を維持することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
1 ステアリング装置
2 ステアリングコラム
21 枢動ピン
3 ステアリングコラムシャフト
4 ステアリングホイール
5 コラムクランプ機構
51 車体側ブラケット
51b 側壁
51b1 調整溝
52 コラム側ブラケット
52b 側壁
52b1,52b2 クランプシャフト
53 ロックレバー回転軸
6 チルトロック機構
61 ロックギア
611 歯
62 ロックレバー
621 歯
622 回転規制ピン
63 ベースプレート
64 付勢手段
65 回転規制プレート
651 円弧状の溝
66 バネ
66A 捩じりコイルバネ
AB エアバッグ
DCM デッキクロスメンバ
D1 腕部
D2 腕部
RC 支持中心
2 ステアリングコラム
21 枢動ピン
3 ステアリングコラムシャフト
4 ステアリングホイール
5 コラムクランプ機構
51 車体側ブラケット
51b 側壁
51b1 調整溝
52 コラム側ブラケット
52b 側壁
52b1,52b2 クランプシャフト
53 ロックレバー回転軸
6 チルトロック機構
61 ロックギア
611 歯
62 ロックレバー
621 歯
622 回転規制ピン
63 ベースプレート
64 付勢手段
65 回転規制プレート
651 円弧状の溝
66 バネ
66A 捩じりコイルバネ
AB エアバッグ
DCM デッキクロスメンバ
D1 腕部
D2 腕部
RC 支持中心
Claims (5)
- デッキクロスメンバよりも車両前方側において前記デッキクロスメンバに対して傾倒可能に支持されるステアリングコラムと、
前記ステアリングコラムに挿通され、前記ステアリングコラムに対して回転可能に支持されるステアリングコラムシャフトと、
前記ステアリングコラムシャフトの開放端に固定され、前記デッキクロスメンバに対して前記ステアリングコラムを任意に傾けることで角度調整が可能なステアリングホイールと、
前記デッキクロスメンバの車両後方側において前記デッキクロスメンバと前記ステアリングコラムとの間に配置され、前記デッキクロスメンバに対して前記ステアリングコラムを任意に傾けて固定可能なコラムクランプ機構と、
を備えるステアリング装置であって、
前記コラムクランプ機構は、
前記デッキクロスメンバの車両後方側に配置される車体側ブラケットと、
前記ステアリングコラムに配置され、前記車体側ブラケットによって圧接可能なコラム側ブラケットと、
前記コラム側ブラケットに対して前記車体側ブラケットを圧接可能なクランプシャフトと、
を含み、
前記車体側ブラケットに配置されるロックギアと、
前記コラム側ブラケットに配置され、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に前記ロックギアに噛み合うことで、前記デッキクロスメンバに対して前記ステアリングコラムを拘束可能なロックレバーと、
を含むチルトロック機構を備えることを特徴とするステアリング装置。 - 前記クランプシャフトは、前記コラム側ブラケットの車幅方向両側に配置され、
前記チルトロック機構は、前記コラム側ブラケットの車幅方向片側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。 - 前記ロックレバーは、前記クランプシャフトに固定されたロックレバー回転軸に回転可能に支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリング装置。
- 前記ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用した場合に前記ロックレバーを前記ロックギアに噛み合う方向に移動させるマスを有することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のステアリング装置。
- 前記ロックレバーは、車両に所定の減速度を超える減速度が作用するまで前記ロックレバーをロックギアから離隔させておく付勢手段を有することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017174993A JP2019051733A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | ステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2019051733A true JP2019051733A (ja) | 2019-04-04 |
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ID=66014100
Family Applications (1)
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JP2017174993A Pending JP2019051733A (ja) | 2017-09-12 | 2017-09-12 | ステアリング装置 |
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-
2017
- 2017-09-12 JP JP2017174993A patent/JP2019051733A/ja active Pending
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