JP2019051012A - 放射線撮影支援装置及び放射線撮影支援方法 - Google Patents

放射線撮影支援装置及び放射線撮影支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】必要な撮影時間に個体差がある肺血流等を含む胸部動態診断において、放射線の照射終了タイミングを適切に判断でき、利用者の技量にかかわらす被曝量を抑制することができる放射線撮影支援装置及び放射線撮影支援方法を提供する。【解決手段】放射線撮影支援装置は、放射線の照射条件を設定する照射条件設定部と、照射条件に含まれる所定の照射終了条件に基づいて放射線の照射終了タイミングを判定する照射終了判定部と、撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得する心拍情報取得部と、を備える。照射終了条件は、被検体の心拍数で規定される心拍条件を含む。照射終了判定部は、心拍情報が心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定する。【選択図】図5

Description

本発明は、放射線撮影システムによる動態撮影を支援する放射線撮影支援装置及び放射線撮影支援方法に関し、特に、肺血流等を含む胸部動態診断に有用な技術に関する。
従来、医療分野では、X線撮影システムを利用した画像診断が行われている。近年では、入射X線に基づいてX線画像を生成するフラットパネルディテクター(FPD:Flat Panel Detector)の開発に伴い、X線動態撮影による診断手法も確立されつつある。X線動態撮影では、呼吸器や循環器の形態情報だけでなく、X線画像の画素値(濃度)の変化から動態情報も得ることができ、例えば、肺換気機能や肺血流等の胸部動態診断を行うことができる。
一般に、X線撮影システムは、X線を発生し被検体に向けて照射するX線発生装置と、被検体を透過したX線の入線量に基づいてX線画像を撮影するX線撮影装置とを備える。
X線発生装置は、X線を被検体に向けて照射するX線管装置、X線管装置に電圧を印加する高電圧発生装置、X線管装置及び高電圧発生装置の動作を制御するX線発生用制御装置、照射条件等の入力及び確認を行うためのX線発生用コンソール、並びにX線の照射を指示するための照射スイッチ等を備える。
X線撮影装置は、被検体を透過したX線を検出し画像データに変換して出力するFPD、FPDの動作を制御するとともに得られたX線画像データに対して所定の処理(例えば、画像処理及び表示制御処理)を行う撮影用制御装置、並びに撮影条件等の入力及び確認を行うための撮影用コンソールを備える。撮影されたX線画像は、撮影用コンソールに表示される。
X線動態撮影においては、利用者(放射線技師)によって照射スイッチが押されている期間、X線が被検体に向けて照射され、動態解析に必要な複数のX線画像が連続的に撮影される。単純X線撮影では撮影時間が予め決まっているのに対して、X線動態撮影では必要な撮影時間(X線の照射時間)が患者の呼吸状態や心拍状態に応じて異なる。通常、照射終了のタイミングは、利用者の判断に委ねられている。そのため、利用者の技量によっては、1回のX線撮影で動態解析に必要なX線画像が取得できず、改めてX線撮影が行われることにより被曝量が増大する場合がある。逆に、比較的長くX線撮影を行うことで確実に動態解析に必要なX線画像を取得することはできるが、照射終了タイミングが適切である場合に比較すると被曝量が増大すると考えられる。被曝量が増大することによる被検体の不快感や不信感を払拭するために、利用者には、極力短時間でX線撮影を終わらせるように照射終了タイミングを適切に判断することが求められる。
特許文献1には、X線動態撮影において、利用者が照射終了タイミングを適切に判断できるようにした胸部動態撮影支援システムが開示されている。この胸部動態撮影支援システムによれば、利用者は、X線画像からリアルタイムで取得された呼吸状態(肺野や横隔膜の動き)を示す情報に基づいて、患者の呼吸状態及び呼吸回数を把握し、照射終了タイミングを的確に判断することができる。
特開2016−87325号公報
ところで、胸部動態診断により肺換気機能を診断する場合は、動態解析に必要な呼吸サイクル数分の時間、X線撮影を行えばよいので、特許文献1に開示のように、X線画像に含まれる患者の呼吸状態を示す情報を利用して照射終了タイミングを判断することができる。しかしながら、肺血流を診断する場合は、X線画像に肺の動きが現れないように、呼吸を止めた状態でX線撮影を行うことが好ましい。この場合、X線画像に含まれる呼吸状態を示す情報に基づいて撮影終了タイミングを判断することはできないため、特許文献1に開示の技術では対応できない。
本発明の目的は、必要な撮影時間に個体差がある肺血流等を含む胸部動態診断において、放射線の照射終了タイミングを適切に判断でき、利用者の技量にかかわらす被曝量を抑制することができる放射線撮影支援装置及び放射線撮影支援方法を提供することである。
本発明の一態様に係る放射線撮影支援装置は、
放射線発生装置及び放射線撮影装置を含む放射線撮影システムによる胸部動態撮影を支援する放射線撮影支援装置であって、
放射線の照射条件を設定する照射条件設定部と、
前記照射条件に含まれる所定の照射終了条件に基づいて放射線の照射終了タイミングを判定する照射終了判定部と、
撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得する心拍情報取得部と、を備え、
前記照射終了条件は、前記被検体の心拍数で規定される心拍条件を含み、
前記照射終了判定部は、前記心拍情報が前記心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定することを特徴とする。
本発明の一態様に係る放射線撮影支援方法は、
放射線発生装置及び放射線撮影装置を含む放射線撮影システムによる胸部動態撮影を支援する放射線撮影支援方法であって、
放射線の照射条件を設定する第1工程と、
前記照射条件に含まれる所定の照射終了条件に基づいて放射線の照射終了タイミングを判定する第2工程と、
撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得する第3工程と、を備え、
前記照射終了条件は、前記被検体の心拍数で規定される心拍条件を含み、
前記第2工程では、前記心拍情報が前記心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定することを特徴とする。
本発明によれば、必要な撮影時間に個体差がある肺血流等を含む胸部動態診断において、放射線の照射終了タイミングを適切に判断でき、利用者の技量にかかわらず被曝量を抑制することができる。
本発明の一実施の形態に係る放射線撮影支援装置を適用したX線撮影システムを示す図である。 撮影用制御装置の構成を示す図である。 撮影モードの一例を示す図である。 照射終了タイミングの一例を示す図である。 撮影用制御装置における撮影処理の一例を示すフローチャートである。 撮影モードを設定するための表示画面の一例を示す図である。 撮影モードを設定するための表示画面の一例を示す図である。 X線の照射終了を促す警告表示の一例を示す図である。 被検体の患者情報に対応付けて登録された撮影モード及び照射終了条件の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る放射線撮影支援装置を適用したX線撮影システム1を示す図である。X線撮影システム1では、撮影用制御装置11に、本発明に係る放射線撮影支援装置が適用されている。X線撮影システム1は、X線発生装置20とX線撮影装置10との間で互いに信号等をやりとりして、両者が連携しながらX線撮影が行われる一体型の撮影システムである。
図1に示すように、X線撮影システム1は、X線撮影装置10及びX線発生装置20を備える。X線撮影システム1は、通信ネットワークを介して、画像保存通信システム(PACS:Picture Archiving and Communication Systems)31、病院情報システム(HIS:Hospital Information Systems)32、及び放射線科情報システム(RIS:Radiology Information Systems)33に接続される。また、X線撮影システム1は、通信ネットワークを介して、外部の動態解析装置34に接続される。X線撮影システム1、PACS31、HIS32、RIS33、及び動態解析装置34を含む通信ネットワークにおいては、例えば、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格に従って情報の送受信が行われる。
X線撮影装置10は、撮影用制御装置11、FPD12、撮影台13、中継器14、及び心拍計15等を備える。X線撮影装置10は、例えば、胸部、腹部等の撮影対象部位を透過したX線を可視化して、体内の状態を示すX線画像を撮影する。特に、X線撮影装置10は、呼吸運動に伴う肺の膨張及び収縮の形態変化や心臓の拍動等の周期性を有する胸部の動態を撮影する場合に好適である。
FPD12は、X線管装置25から照射され被検体を透過したX線を検出し、X線画像データを出力する撮像装置である。FPD12は、例えば、撮影台13に装着され、有線通信によって撮影台13及び中継器14を介して撮影用制御装置11と通信可能に接続される。FPD12は、無線通信によって撮影用制御装置11と接続されてもよい。FPD12が無線通信機能を有する場合、専用の撮影台13に装着するのではなく、FPD12を、被検体が仰臥するベッド上に置いたり、被検体自身に持たせたりして使用することもできる。
FPD12は、例えば、入射したX線を光に変換するシンチレーター、画素に対応してマトリックス状に配置されたPD(Photo Diode)、及び各PDに対応して配置されたTFT(Thin Film Transistor)スイッチを有する(いずれも図示略)。入射したX線はシンチレーターで光に変換され、PDに入射して画素ごとに電荷として蓄積される。PDに蓄積された電荷は、TFTスイッチ及び信号線を介して流れ出し、増幅、A/D変換されてX線画像データとして撮影用制御装置11に出力される。なお、FPD12は、上述した間接変換型であってもよいし、X線を直接電気信号に変換する直接変換型であってもよい。
撮影台13は、FPD12のX線入射面がX線管装置25と対向する姿勢となるように、FPD12を着脱自在に保持する。図1では、撮影台13として、被検体を立位姿勢で撮影する立位用撮影台を例示している。撮影台13は、被検体を臥位姿勢で撮影する臥位用撮影台でもよい。撮影台13は、例えば、有線通信によって中継器14を介して撮影用制御装置11と通信可能に接続される。
撮影用制御装置11は、X線発生用制御装置21と連携して放射線撮影システム1を制御する。撮影用制御装置11は、FPD12に対して検出条件を送信し、設定する。検出条件は、撮影する画像サイズ、フレームレート(動態撮影の場合)、及びFPD12で実行される信号処理に関する情報(例えば、増幅器のゲイン等)を含む。撮影用制御装置11は、FPD12の各動作を制御するとともに、FPD12からX線画像データを取得し、所定の画像処理を施して表示部113(図2参照)に表示させる。撮影用制御装置11の詳細については後述する。
なお、撮影用制御装置11は、X線発生装置20の一部を構成してもよい。例えば、撮影用制御装置11は、X線発生装置20の照射用コンソール22としての機能を有することができる(いわゆる一体型X線撮影システム)。
心拍計15は、被検体に装着され、心臓が全身に血液を送り出す拍動数(心拍数)を検出する。心拍計15の検出結果は、撮影用制御装置11に出力される。心拍計15で検出された心拍数は、撮影用制御装置11においてX線の照射終了タイミングを判定する際に心拍情報として用いられる。心拍計15には、周知の心電計を用いることができる。なお、心拍数と脈拍数は一般的には同義として扱われるので、心拍計15に代えて、全身の動脈に生じる拍動数(脈拍数)を検出する脈拍計を適用してもよい。ただし、不整脈のように心拍数と脈拍数が異なることもあるため、心拍計15を用いて心拍情報を取得するのが好ましい。
X線発生装置20は、X線発生用制御装置21、X線発生用コンソール22、照射スイッチ23、高電圧発生装置24、及びX線管装置25を備える。
X線管装置25は、被検体を挟んでFPD12と対向する位置に配置される。X線管装置25は、高電圧発生装置24によって高電圧が印加されることにより、X線を発生し、被検体に向けて照射する。X線管装置25は、X線の照射野を調整するX線可動絞りを含む。
X線発生用コンソール22及び照射スイッチ23は、X線発生用制御装置21に信号ケーブルを介して接続される。X線発生用コンソール22は、照射条件の入力等を行うための操作卓である。照射スイッチ23は、X線の照射を指示するためのスイッチであり、例えば、二段階の自動復帰型押しボタンスイッチで構成される。照射スイッチ23において、一段階目の押下操作が行われると、X線管装置25のウォームアップを開始させるためのウォームアップ開始信号がX線発生用制御装置21に送信され、二段階目の押下操作が行われると、X線管装置25にX線の照射を開始させるための照射開始信号がX線発生用制御装置21に送信される。
X線発生用制御装置21は、X線発生用コンソール22からの照射条件及び照射スイッチ23からの制御信号(ウォームアップ開始信号及び照射開始信号)に基づいて、高電圧発生装置24及びX線管装置25の動作を制御する。照射条件は、例えば、管電圧、管電流、曝射時間、曝射量、セッティングモード、焦点サイズ、フォトタイマー、コリメーターサイズ、フィルター種別、撮影姿勢(立位/臥位)等の複数のパラメーターを含む。
照射条件は、X線発生用コンソール22を通じて設定することもできるし、撮影用制御装置11を利用して設定することもできる。X線撮影装置10とX線発生装置20が連携している場合、撮影用制御装置11において検査オーダーが選択されると、検査オーダーに対応して予め設定されている照射条件がX線発生用制御装置21に自動的に送信され、設定される。この場合、利用者は、X線発生用コンソール22を通じて照射条件を微調整することができる。
図2は、撮影用制御装置11の構成を示す図である。図2に示すように、撮影用制御装置11は、処理部111、記憶部112、表示部113、操作部114、及び通信部115等を備える。
処理部111は、演算/制御装置としてのCPU(Central Processing Unit)、主記憶装置としてのROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を備える(いずれも図示略)。ROMには、基本プログラムや基本的な設定データが記憶される。CPUは、ROM又は記憶部112から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAMに展開し、展開したプログラムを実行することにより、FPD12等の動作を集中制御する。本実施の形態では、処理部111は、X線動態撮影における撮影処理を実行し、X線の照射適切タイミングを適切に判定する。
記憶部112は、例えばHDD(Hard Disk Drive)、又はSSD(Solid State Drive)等の補助記憶装置である。記憶部112は、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスク、MO((Magneto-Optical disk)等の光磁気ディスクを駆動して情報を読み書きするディスクドライブであってもよい。また例えば、記憶部112は、USBメモリ、SDカード等のメモリカードであってもよい。
記憶部112は、処理部111で実行される各種プログラムや、プログラムの実行に必要なパラメーター、及び処理結果等のデータを記憶する。記憶部112は、例えば、撮影条件データ112A及びX線画像データ112Bを記憶する。撮影条件データ112Aは、X線発生装置20における照射条件のデータ及びFPD12における検出条件のデータを含む。
撮影条件は、例えば、検査オーダーに含まれる撮影内容(撮影部位、撮影方向、被検体の体型など)に関連付けられている。検査オーダーが選択され、その検査オーダーに撮影条件が設定されていない場合(初回検査時)に、撮影内容に関連付けられた撮影条件が読み出されるようになっている。
表示部113は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどのフラットパネルディスプレイで構成される。表示部113は、処理部111からの表示制御信号に基づいて、検査オーダーの内容や、撮影されたX線画像を表示する(図6〜図8参照)。検査オーダーは、被検体である患者の患者情報(例えば、患者ID、患者名、生年月日、性別)、撮影時の姿勢情報(例えば、姿勢(立位/臥位)、照射方向(背面/前面/側面)、撮影部位情報(例えば、胸部)、検査項目(肺換気機能、肺血流など)、被検体の検査履歴(前回検査時の撮影条件など)を含む。
操作部114は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を有するキーボードと、マウス等のポインティングデバイスで構成される。操作部114は、キー操作やマウス操作により入力された操作信号を受け付け、処理部111に出力する。利用者は、操作部114を通じて、例えば、撮影条件を入力することができる。
なお、表示部113及び操作部114は、例えば、タッチパネル付きのフラットパネルディスプレイのように一体的に構成されてもよい。
通信部115は、例えばNIC(Network Interface Card)、MODEM(MOdulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の通信インターフェースである。処理部111は、通信部115を介して、有線/無線LAN等のネットワークに接続された装置との間で、DICOM規格に従って各種情報の送受信を行う。通信部115には、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信用の通信インターフェースを適用することもできる。
処理部111は、撮影プログラムを実行することにより、表示制御部111A、撮影条件設定部111B、X線画像取得部111C、呼吸情報取得部111D、心拍情報取得部111E、照射終了判定部111Fとして機能する。これらの機能については、図5のフローチャートに従って詳述する。撮影プログラムは、例えば、処理部111のROMに記憶される。
X線撮影システム1によりX線撮影を行う場合、撮影用制御装置11において検査オーダーの登録が行われる。登録された検査オーダーは、撮影用制御装置11の表示部113に表示される。検査オーダーは、HIS32やRIS33等の外部システムから入力されてもよいし、利用者により操作部114を通じて手動入力されてもよい。ここでは、HIS32やRIS33等の外部システムから検査オーダーが入力されるものとする。
登録された検査オーダーの実行が指示されると、検査オーダーに含まれる撮影条件がX線発生用制御装置21及びFPD12に送信され、設定される。なお、初回検査時は、検査オーダーに含まれる撮影内容に対応する撮影条件が記憶部112から読み出され、設定される。利用者は、操作部114を通じて、撮影モードや照射条件の設定を変更することができる。この場合、設定変更された照射条件は、改めてX線発生用制御装置21に送信される。
利用者によって照射スイッチ23の一段階目の押下操作が行われると、X線管装置25のウォームアップ(フィラメントの加熱等)が開始される。これに伴い、X線発生用制御装置21から撮影用制御装置11に、ウォームアップが開始されたことを示すレディ信号(照射準備開始信号)が送信される。撮影用制御装置11は、レディ信号を受信すると、FPD12に撮影準備(初期化)を指示する。
X線管装置25のウォームアップが完了すると、X線発生用制御装置21から撮影用制御装置11に、ウォームアップが完了したことを示すスタート信号(照射準備完了信号)が送信される。また、FPD12から撮影用制御装置11及びX線発生用制御装置21に、撮影準備が完了したことを示すOK信号(撮影準備完了信号)が送信される。
利用者によって照射スイッチ23の二段階目の押下操作が行われると、X線発生用制御装置21は、X線の照射を指示するX線照射信号を高電圧発生装置24及び撮影用制御装置11に送信する。高電圧発生装置24によってX線管装置25に高電圧が印加され、X線の照射が開始される。なお、照射スイッチ23の二段階目の押下操作は、X線発生用制御装置21からのスタート信号及びFPD12からのOK信号を受け付ける前に行われてもよい。この場合、スタート信号及びOK信号を受信することに伴い、X線発生用制御装置21からX線照射信号が送信される。
単純X線撮影のように照射時間が設定されている場合は、所定の照射時間が経過すると、X線の照射が終了する。動態撮影の場合は、照射スイッチ23の二段階目の押下操作が行われている期間、X線の照射が連続して行われ、照射スイッチ23の押下操作が解放されると、X線の照射が終了する。X線照射の終了に伴いX線照射信号がオフとなり、OK信号、スタート信号及びレディ信号も順次オフとなる。
X線画像データは、撮影中に順次、FPD12から撮影用制御装置11に送信され、記憶部112に格納される。撮影用制御装置11において、X線画像データに対してオフセット補正やゲイン補正等の各種画像処理が施され、表示部113に表示される。
X線撮影システム1では、呼吸器や循環器の形態情報だけでなく、X線画像の画素値(濃度)の変化から動態情報も得ることができ、例えば、肺換気機能や肺血流等の胸部動態診断を行うことができる。本実施の形態では、X線撮影システム1によって撮影されたX線画像を利用して、動態解析装置34において動態解析が行われる。動態解析に必要なX線画像のフレーム数、すなわちX線の照射時間は、検査オーダーによって異なる。X線撮影システム1では、撮影終了条件の異なる複数の撮影モードが用意されている。
本実施の形態では、撮影中の心拍数で表される心拍条件及び撮影中の呼吸数で表される呼吸条件を、照射終了条件として利用する。心拍条件が満たされているか否かは、心拍計15からの検出結果に基づいて判断することができる。呼吸条件が満たされているか否かは、取得されたX線画像を画像解析して、呼吸情報を抽出することにより判断することができる(特許文献1参照)。
撮影モードは、例えば、心拍条件が満足したか否かだけの判定が行われる第1の撮影モードと、心拍条件及び呼吸条件が満足したか否かの判定が並行して行われる第2の撮影モードと、呼吸条件及び心拍条件が満足したか否かの判定が順に行われる第3の撮影モードと、を含む。
ここで、撮影モードは、検査オーダーに撮影条件としてデフォルトで設定されていることが好ましい。すなわち、検査オーダーに含まれる診断に用いることができるX線画像を撮影可能な撮影モードが、デフォルトで設定される。この場合、複数の撮影モードが設定されてもよい。例えば、肺血流の診断を行う場合には、心拍条件が照射終了条件として設定されている撮影モードが、検査オーダーに撮影条件として含まれる。また例えば、肺換気機能の診断を行う場合には、呼吸条件が照射終了条件として設定されている撮影モードが、デフォルトで設定される。これにより、利用者が撮影モードを設定する際の誤操作、すなわち診断に用いることができないX線画像を撮影可能な撮影モードが利用者によって選択されることを防止できるとともに、利用者の操作負担を軽減することができる。なお、利用者は、検査オーダーに応じて、複数の撮影モードの中から適宜、選択することもできる。
図3は、撮影モードの一例を示す図である。図3では、撮影モードとして、「心拍モード」、「息止め心拍モード」、「呼吸心拍モード」、「呼吸心拍順序モード」が例示されている。
心拍モードは、照射終了条件として心拍条件だけが設定されている撮影モードであり、第1の撮影モードに相当する。心拍モードは、肺血流を診断する場合に用いられる。図3では、心拍条件として心拍数M=8が設定されているので、心拍数が8回計測されると、照射終了となる。なお、心拍条件として設定される心拍数Mは変更可能である。また、心拍モードでは、呼吸の有無は関係ない。
息止め心拍モードは、照射終了条件として呼吸条件及び心拍条件が設定されている撮影モードであり、第2の撮影モードに相当する。息止め心拍モードは、肺血流を診断する場合に用いられる。息止め心拍モードでは、撮影の間、呼吸が観測されないこと(呼吸数N=0)が、呼吸条件として設定されている。息止め心拍モードでは、呼吸が制限されておりX線画像に肺の動きが現れないので、心拍モードに比較して、正確に肺血流を診断することができる。図3では、呼吸条件として呼吸数N=0、心拍条件として心拍数M=8が設定されているので、呼吸が観測されることなく心拍数が8回計測されると、照射終了となる。なお、心拍条件として設定される心拍数Mは変更可能であるが、呼吸条件として設定されるN=0は固定である。息止め心拍モードにおいて呼吸が観測された場合は、その時点で写損として処理してもよい。
呼吸心拍モードは、照射終了条件として呼吸条件及び心拍条件が設定されている撮影モードであり、第2の撮影モードに相当する。呼吸心拍モードは、同じX線画像で肺換気機能と肺血流を診断する場合に用いられる。図3では、呼吸条件として呼吸数N=3、心拍条件として心拍数M=15が設定されているので、呼吸数が3回かつ心拍数が15回計測されると、照射終了となる(図4参照)。図4では、N=1、M=8の場合について示している。
呼吸心拍順序モードは、照射終了条件として呼吸条件及び心拍条件が順に設定されている撮影モードであり、第3の撮影モードに相当する。呼吸心拍順序モードは、肺換気機能と肺血流をそれぞれに適したX線画像を用いて診断する場合に用いられる。呼吸心拍順序モードでは、最初に呼吸をしながら肺換気機能診断用のX線画像が取得された後に、呼吸を止めて肺血流診断用のX線画像が取得される。図3では、呼吸条件として呼吸数N=3、心拍条件として心拍数M=10が設定されているので、呼吸数が3回計測された後、呼吸の停止が指示され、呼吸停止後の心拍数が10回計測されると、照射終了となる。呼吸心拍順序モードでは、肺換気機能診断と肺血流診断のそれぞれに適したX線画像が取得されるので、呼吸心拍モードに比較して、正確に肺血流を診断することができる。
図5は、撮影用制御装置11における撮影処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えばHIS32又はRIS33からの検査オーダーを受け付けることに伴い、CPUが記憶部112に格納されている撮影プログラムを実行することにより実現される。
ステップS101において、処理部111は、撮影モードの設定を行う(撮影条件設定部111Bとしての処理)。処理部111は、例えば、検査オーダーを受け付けると、検査オーダーに撮影条件としてデフォルトで設定されている撮影モードが選択された状態を表示部113に表示する。また例えば、処理部111は、利用者による操作部114の操作に応じて、表示部113における表示を制御しつつ、撮影モード及び照射終了条件を設定する。
図6、図7は、撮影モードを設定するための表示画面Dの一例を示す図である。図6、図7において、表示画面Dの上側には患者情報PIが表示され、左側には撮影モードを設定するための設定キーB11〜B13が表示されている。また、設定画面中央のメイン画面MDには、選択された撮影モード及び照射終了条件の詳細、撮影モードを確定する際に選択される確定キーB31、並びに照射終了条件の設定値を変更する際に選択される条件変更キーB32が表示されている。
設定キーB11は、胸部立位AP(立位状態で正面からX線を照射するX線撮影)を、呼吸心拍モードによって行う場合に選択される。設定キーB12は、胸部立位APを、心拍モードによって行う場合に選択される。設定キーB13は、胸部立位APにおける撮影モードを利用者が設定する場合に選択される。
図6は、利用者によって設定キーB13が選択され、表示画面Dの右側に、利用者が撮影モードを設定するための設定キーB21〜B24が表示された状態を示している。図6では、撮影モードとして「心拍モード」が選択されている。
図7は、利用者によって設定キーB11が選択されるとともに、条件変更キーB32が選択され、照射終了条件の設定値を変更するためのサブ画面SDが表示された状態を示している。図7では、呼吸心拍モードの照射終了条件として、呼吸条件3回、心拍条件8回が設定されている。
利用者は、図6、図7に示すような表示画面Dにおいて、操作部114を適宜操作することにより、撮影モード及び照射終了条件の設定値を変更することができる。撮影モードが設定されると、処理部111は、X線発生用制御装置21及びFPD12に対して撮影条件を送信する(図5のステップS102、撮影条件設定部111Bとしての処理)。X線発生用制御装置21ではX線撮影の照射条件が設定され、FPD12ではX線撮影の検出条件が設定される。
この状態で、利用者によって照射スイッチ23が押下されると、X線撮影が開始される。具体的には、前述の通りである。X線撮影が開始されると、処理部111は、FPD12からX線画像データを取得する(図5のステップS103、X線画像取得部111Cとしての処理)。
ステップS104において、処理部111は、X線画像を解析して、被検体の呼吸情報を取得する(呼吸情報取得部111Dとしての処理)。なお、心拍モードでX線撮影が行われる場合は、ステップS104の処理を省略してもよい。
ステップS105において、処理部111は、心拍計15から心拍情報を取得する(心拍情報取得部111Eとしての処理)。心拍計15からの検出結果において、心拍のR波とR波の間隔(RR間隔)が心拍数1回として計数される。
ステップS106において、処理部111は、取得された呼吸情報及び心拍情報が、設定された照射終了条件を満たすか否かを判定する(照射終了判定部111Fとしての処理)。呼吸情報及び心拍情報が照射終了条件を満たす場合(ステップS106で“YES”)、ステップS107の処理に移行する。呼吸情報及び心拍情報が照射終了条件を満たしていない場合(ステップS106で“NO”)、ステップS103に移行し、X線撮影が継続される。
ステップS107において、処理部111は、利用者に対してX線の照射終了を促す警告を提示する(照射終了判定部111F、表示制御部111Aとしての処理、図8参照)。図8は、メイン画面MDに警告メッセージAが表示された状態を示している。利用者は、表示画面Dに表示された警告メッセージAによって照射終了タイミングであることを知得する。利用者によって照射スイッチ23の押下操作が解放されると、X線の照射が停止され、撮影終了となる。利用者の技量にかかわらず照射終了タイミングは同じとなり、X線照射による被曝量の増減はないので、被検体に対して信頼性の高い胸部動態診断を提供することができる。
ステップS108において、処理部111は、取得したX線画像データに所定の画像処理を施し、表示部113に撮影結果を表示する(表示制御部111Aとしての処理)。なお、ステップS108の処理は、ステップS107の処理と並行して実行されてもよい(図8参照)。
ステップS109において、処理部111は、被検体の患者情報に、撮影モード及び照射終了条件(心拍条件及び/又は呼吸条件の設定値)を検査履歴として登録する(図9参照)。図9では、患者IDに対応付けて、撮影モード及び照射終了条件が登録されている。この場合、検査履歴として登録された撮影モード及び照射終了条件が、次回の検査時のデフォルトとなる。これにより、利用者は、検査のたびに撮影モード及び照射終了条件を設定しなくても、毎回同様の撮影条件でX線撮影を行うことができるので、利用者の操作負担が格段に軽減される。
X線撮影システム1によって撮影されたX線画像は、例えば、X線撮影の終了に伴いPACS31及び動態撮影装置34に出力される。利用者は、動態解析装置34を利用して、胸部動態診断を行うことができる。このとき、X線撮影に用いた心拍条件及び撮影時に取得された心拍情報も、X線画像と関連付けて出力されるのが好ましい。これにより、利用者は、X線画像で確認しなくても、どのような条件で撮影されたX線画像であるのかを容易に知得することができ、効率よく胸部動態診断を行うことができる。
このように、本実施の形態に係る撮影用制御装置11(放射線撮影支援装置)は、X線発生装置20(放射線発生装置)及びX線撮影装置10(放射線撮影装置)を含むX線撮影システム1(放射線撮影システム)による胸部動態撮影を支援する。撮影用制御装置11は、X線の照射条件を設定する撮影条件設定部111B(照射条件設定部)、照射条件に含まれる所定の照射終了条件に基づいてX線の照射終了タイミングを判定する照射終了判定部111Fと、撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得する心拍情報取得部111Eと、を備える。照射終了条件は、被検体の心拍数で規定される心拍条件を含む。照射終了判定部111Fは、心拍情報が心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定する(図5のステップS106)。
また、本実施の形態に係る放射線撮影支援方法は、X線発生装置20(放射線発生装置)及びX線撮影装置10(放射線撮影装置)を含む放射線撮影システム1による胸部動態撮影を支援する放射線撮影支援方法であって、X線の照射条件を設定する第1工程(図5のステップS101、S102)と、照射条件に含まれる所定の照射終了条件に基づいてX線の照射終了タイミングを判定する第2工程(図5のステップS106)と、撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得する第3工程(図5のステップS105)と、を備える。照射終了条件は、被検体の心拍数で規定される心拍条件を含む。第2工程では、心拍情報が心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定する。
実施の形態に係る撮影用制御装置11(放射線撮影支援装置)及び放射線撮影支援方法によれば、必要な撮影時間に個体差がある肺血流等を含む胸部動態診断において、利用者はX線の照射終了タイミングを適切に判断できるので、利用者の技量にかかわらず被曝量を抑制することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、実施の形態では、照射終了タイミングとなった場合に、利用者に対して警告を提示するが、X線発生用制御装置21に対して照射終了を指示する制御信号を送信し、X線管装置25からのX線の照射を自動的に停止させてもよい。また、警告表示とともに、又は警告表示に代えて、ブザーの鳴動及び/又は発光装置(ランプ)の点灯により、照射終了タイミングであることを報知してもよい。
また例えば、実施の形態では、心拍計15から心拍情報を取得しているが、呼吸情報と同様に、X線画像をもとに心拍情報を取得してもよい。例えば、X線画像から心臓部の面積を算出し、最大面積から最小面積に変化する期間を1心拍として計数することにより、被検体の心拍情報を取得することができる。
実施の形態では、本発明を、病院の撮影室に据え置かれる据置型のX線撮影システム1に適用した場合について説明したが、回診車に搭載される移動型のX線撮影システムに適用することもできる。
実施の形態では、処理部111(コンピュータ)が、表示制御部111A、撮影条件設定部111B、X線画像取得部111C、呼吸情報取得部111D、心拍情報取得部111E、照射終了判定部111Fとして機能することにより、本発明を実現しているが、これらの機能の一部又は全部は、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)等の電子回路によって構成することもできる。
また、本発明は、X線撮影システムに限らず、γ線等の他の放射線を使用した撮影システムに適用することもできる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 X線撮影システム(放射線撮影システム)
10 X線撮影装置(放射線撮影装置)
11 撮影用制御装置(放射線撮影支援装置)
12 FPD
13 撮影台
14 中継器
20 X線発生装置(放射線発生装置)
21 X線発生用制御装置
22 照射用コンソール
23 照射スイッチ
24 高電圧発生装置
25 X線管装置
111A 表示制御部
111B 撮影条件設定部(照射条件設定部)
111C X線画像取得部
111D 呼吸情報取得部
111E 心拍情報取得部
111F 照射終了判定部

Claims (11)

  1. 放射線発生装置及び放射線撮影装置を含む放射線撮影システムによる胸部動態撮影を支援する放射線撮影支援装置であって、
    放射線の照射条件を設定する照射条件設定部と、
    前記照射条件に含まれる所定の照射終了条件に基づいて放射線の照射終了タイミングを判定する照射終了判定部と、
    撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得する心拍情報取得部と、を備え、
    前記照射終了条件は、前記被検体の心拍数で規定される心拍条件を含み、
    前記照射終了判定部は、前記心拍情報が前記心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定することを特徴とする放射線撮影支援装置。
  2. 撮影中の被検体の呼吸数を示す呼吸情報を取得する呼吸情報取得部を備え、
    前記照射終了条件は、前記被検体の呼吸数で規定される呼吸条件を含み、
    前記照射終了判定部は、前記心拍条件及び前記呼吸条件に基づいて、前記照射終了タイミングを判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線撮影支援装置。
  3. 前記照射終了条件として異なる条件が設定された複数の撮影モードを有し、
    前記照射終了判定部は、前記撮影モードごとに設定された前記照射終了条件に基づいて、前記照射終了タイミングを判定することを特徴とする請求項2に記載の放射線撮影支援装置。
  4. 前記撮影モードは、
    前記照射終了判定部により前記心拍条件が満足したか否かだけの判定が行われる第1の撮影モードと、
    前記照射終了判定部により前記心拍条件及び前記呼吸条件が満足したか否かの判定が並行して行われる第2の撮影モードと、
    前記照射終了判定部により前記呼吸条件及び前記心拍条件が満足したか否かの判定が順に行われる第3の撮影モードと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の放射線撮影支援装置。
  5. 前記撮影モードは、検査オーダーに撮影条件としてデフォルトで設定されていることを特徴とする請求項4に記載の放射線撮影支援装置。
  6. 前記撮影モードは、撮影前にユーザー操作によって選択可能であることを特徴とする請求項4又は5に記載の放射線撮影支援装置。
  7. 前記心拍条件及び/又は前記呼吸条件の設定値は、検査オーダーごとに変更可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の放射線撮影支援装置。
  8. 前記照射条件設定部は、前記被検体の検査履歴として、前記撮影モード及び前記心拍条件及び/又は前記呼吸条件の設定値を登録することを特徴とする請求項7に記載の放射線撮影支援装置。
  9. 前記心拍情報取得部は、心拍計又は脈拍計によって検出される撮影中の被検体の心拍数又は脈拍数を、前記心拍情報として取得することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の放射線撮影支援装置。
  10. 前記照射終了判定部は、前記照射終了タイミングであると判定した場合に、放射線の照射終了を促す警告を出力する、又は放射線発生装置の照射を終了させることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の放射線撮影支援装置。
  11. 放射線発生装置及び放射線撮影装置を含む放射線撮影システムによる胸部動態撮影を支援する放射線撮影支援方法であって、
    放射線の照射条件を設定する第1工程と、
    前記照射条件に含まれる所定の照射終了条件に基づいて放射線の照射終了タイミングを判定する第2工程と、
    撮影中の被検体の心拍数を示す心拍情報を取得する第3工程と、を備え、
    前記照射終了条件は、前記被検体の心拍数で規定される心拍条件を含み、
    前記第2工程では、前記心拍情報が前記心拍条件を満足した場合に、放射線の照射終了タイミングであると判定することを特徴とする放射線撮影支援方法。
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