JP2019050805A - 透明なラッパーを備えた喫煙物品 - Google Patents

透明なラッパーを備えた喫煙物品 Download PDF

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Abstract

【課題】製造後の紙ラッパーのしわが低減または防止される、実質的に透明なラッパーと紙ラッパーを持つ喫煙物品を提供する。【解決手段】喫煙物品10を製造する方法は、マウスピース14とそのマウスピース14と軸方向に整列したエアロゾル発生基質12を提供する工程を含む。マウスピース14は、一つ以上のセグメント16と、その一つ以上のセグメント16の少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパー18とを含む。紙材のシート20が提供され、これは紙材料内の窓22を含む。喫煙物品10の製造時点での実質的に透明なラッパー18の収縮と紙材料の収縮との比は、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下において、3.5未満である。紙材のシートは、窓および実質的に透明なラッパー18を通して内在するマウスピースセグメントが見えるように、透明なラッパー18の少なくとも一部分の周りを包む。【選択図】図2

Description

本発明は、実質的に透明なラッパーおよび紙ラッパーを持つ喫煙物品、およびそうした喫煙物品を製造する方法に関する。本発明はまた、喫煙物品におけるこうしたラッパーの使用に関連する。
フィルター紙巻たばこは通常、紙ラッパーで囲まれたたばこカットフィラーの円筒形のロッドと、包まれたたばこロッドと端と端を接して軸方向に整列された円筒形のフィルターとを備える。円筒形のフィルターは通常、紙プラグラップによって囲まれている濾過材料を含む。従来的には、包まれたたばこロッドおよびフィルターは、フィルターの全長および包まれたたばこロッドの隣接部分を囲む、通常は、不透明の紙材料によって形成されるチッピングラッパーの帯により結合される。
たばこなどのエアロゾル発生基質が燃焼式ではなく加熱式である数多くの喫煙物品も、当技術で提案されてきた。加熱式喫煙物品では、エアロゾルはエアロゾル発生基質の加熱により生成される。公知の加熱式喫煙物品には、例えば、エアロゾルが電気的加熱によるか、または可燃性燃料要素または熱源からエアロゾル発生基質へ熱を移動することにより生成される喫煙物品が含まれる。喫煙中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によりエアロゾル生成基質から放出され、喫煙物品を通して引き込まれた空気中に混入される。放出された化合物が冷めるにつれて凝結してエアロゾルを形成し、これが消費者によって吸い込まれる。また、ニコチン含有エアロゾルがたばこ材料、たばこ抽出物、またはその他のニコチン源から、燃焼することなく、また一部の場合には加熱することなく、例えば化学反応によって生成される、喫煙物品も公知である。
消費者が喫煙物品の少なくとも一部をラッパーを通して観察できるように、少なくとも部分的に透明なラッパーを持つ喫煙物品を提供することも、これまでに提案されてきた。例えば、喫煙物品は、透明な高分子材料から形成されたチッピングラッパーを伴って提供されてきた。ただし、透明な高分子チッピングラッパーは、伝統的な紙チッピングラッパーと比較して異なる表面の感触を提供し、これは消費者に嫌われる傾向にある。
別の方法として、消費者が切り抜き窓を通して内在する喫煙物品の部分を観察できるように、切り抜き窓を備えた不透明なチッピングペーパーを持つ喫煙物品を提供することも提案されてきた。プラグラップが、こうしたチッピングペーパーと内在するフィルターとの間に提供されている場合、ユーザーは窓を通して、かつ透明なプラグラップを通して内在する喫煙物品の部分を見ることができるように、透明な材料から形成されたプラグラップを使用する必要があった。ところが、本発明の発明者らは、伝統的な紙チッピングラッパーと透明な高分子プラグラップとを組み合わせることで、喫煙物品の製造後に紙チッピングラッパーに好ましくないしわが発生しうることを見出した。
従って、喫煙物品の製造後の紙ラッパーのしわが低減または防止されるように、実質的に透明なラッパーと紙ラッパーを持つ喫煙物品を提供することが望ましい。
従って、本発明は喫煙物品を製造する方法を提供し、その方法は、マウスピースおよびエアロゾル発生基質をマウスピースと軸方向に整列させて提供する工程を含む。マウスピースは、一つ以上のセグメントと、その一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーとを含む。紙材のシートが提供され、これは紙材料内の窓を含む。喫煙物品の製造時点での、実質的に透明なラッパーの収縮と紙材料の収縮との比は、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下において、約3.5未満である。紙材のシートは、窓および実質的に透明なラッパーを通して内在するマウスピースセグメントが見えるように、実質的に透明なラッパーの少なくとも一部分の周りを包む。
一部の実施形態で、紙材のシートはエアロゾル発生基質の一部を包み、マウスピースをエアロゾル発生基質に固定して、喫煙物品全体またはその一部を形成する。
収縮比は約3未満であることが好ましく、約2.5未満がより好ましく、約2未満がさらに好ましく、約1.5未満がさらに好ましく、約1未満がさらに好ましい。一部の実施形態で、収縮比はおよそ1である。
本発明はまた、上述の方法を使用して製造された喫煙物品にも拡張される。こうした喫煙物品は、一つ以上のセグメントと、その一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーとを備える。喫煙物品はまた、マウスピースと軸方向に整列されたエアロゾル発生基質と、マウスピースの少なくとも一部およびエアロゾル発生基質の一部を囲んでマウスピースをエアロゾル発生基質に固定する紙ラッパーとを含む。喫煙物品はまた、内在するマウスピースセグメントが窓および実質的に透明なラッパーを通して見えるように、紙ラッパー内に窓を備える。喫煙物品の製造時点での、実質的に透明なラッパーの収縮と紙ラッパーの収縮との比は、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下において、約3.5未満である。
収縮比は約3未満であることが好ましく、約2.5未満がより好ましく、約2未満がさらに好ましく、約1.5未満がさらに好ましく、約1未満がさらに好ましい。一部の実施形態で、収縮比はおよそ1である。
本発明についての以下の説明は、喫煙物品それ自体に関連して行うが、描写する特徴は、上述の喫煙物品を製造するための方法に同様に適用できる。
本書での「実質的に透明」という用語は、その材料を通して見ることができるように、少なくとも十分な比率の入射光が通過できる材料を描写するのに使用される。本発明において、実質的に透明なラッパーは、内在するマウスピースセグメントがラッパーを通して見えるように、そのラッパーを通して十分な光を通過させる。
実質的に透明なラッパーは、完全に透明なものとしうる。別の方法として、実質的に透明なラッパーは、内在するマウスピースセグメントが実質的に透明なラッパーを通して見えるように、低レベルの透明度を持ちながらも十分な光を伝達するものとしうる。一部の場合に、実質的に透明なラッパーは、濃淡や色が付いたものとしうる。
本明細書での「喫煙物品の製造時点での」という用語は、喫煙物品の構成要素が組み立てられて、喫煙物品を形成する段階を描写するのに使用される。多くの場合で、これは紙材のシートが実質的に透明なラッパーによって囲まれたマウスピースの少なくとも一部分の周りを包む段階である。
本明細書での「収縮」という用語は、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件に晒されたときに、材料がどれだけ収縮したかを描写するのに使用される。一部の場合、特に透明な高分子プラグラップと紙チッピングラッパーとの間の相対的収縮によって上述の通りにチッピングペーパーに目視できるしわが発生するとき、収縮は視覚的に観察できる。従って、喫煙物品が本発明に従い製造されたかどうかをまず評価する一つの方法は、物品に目視できるチッピングペーパーのしわがあるかどうかを観察することである。目視できるしわがなく、かつ喫煙物品に実質的に透明なラッパーの少なくとも一部分を囲む紙ラッパーが含まれる場合、これは喫煙物品が本発明に従い製造されたことを示しうる。
一部の実施形態では、視覚的には目立たないかもしれないが、収縮によって望ましくないしわが発生することがある。ただし、そうした場合では、しわがその他の手段により検出されうる場合がある。例えば、チッピングペーパーが唇に当てられたときに、しわは消費者によって検出されうる。よって収縮値を正確に決定するには、材料は上記の環境条件に晒される前後で測定されるべきである。特に、収縮は、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件に晒される前の材料の最長寸法「a」を測定した後、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件に晒した後の同一の寸法「b」を測定することにより決定される。測定は、収縮試験1を用いて実施されるが、これについては下記にさらに詳細に説明する。その後、材料の収縮は次の方程式1により計算できる:
本発明の発明者らは、喫煙物品の製造時に通常は接着剤によって結合される、紙ラッパーと内在する実質的に透明なラッパーとの間の相対的収縮を最小化することで、紙ラッパーのしわを減少または除去できると認識してきた。従って本発明による喫煙物品は、実質的に透明なラッパーを、その上にある従来的な紙材料で形成されたラッパーとともに使用することを有利に許容しながらも、例えば、物品の保管中に高温かつ低湿度に晒された場合など、喫煙物品が年数を経たときでも紙材料にしわが発生しないことが確保される。
従来的な紙材料を使用して紙ラッパー(例えば、標準チッピングペーパー)を形成するときに、実質的に透明なラッパーと紙ラッパーとの間の相対的収縮を最小化するには、実質的に透明なラッパーは、約0.85パーセント未満の収縮を示すことが好ましい。実質的に透明なラッパーは、約0.5パーセント未満の収縮を示すことがより好ましい。実質的に透明なラッパーは、約0.2パーセント未満の収縮を示すことがさらに好ましい。一つの実施形態で、実質的に透明なラッパーは、0.15パーセント〜0.35パーセントの収縮を示す。一つの実施形態で、実質的に透明なラッパーは、およそ0.2パーセントの収縮を示す。
実質的に透明なラッパーの厚さは、少なくとも約25マイクロメートルであることが好ましい。実質的に透明なラッパーの厚さは、約25マイクロメートル〜約75マイクロメートルであることがより好ましい。実質的に透明なラッパーの坪量は、少なくとも約40グラム/平方メートル(gsm)であることが好ましい。実質的に透明なラッパーの坪量は、約40 gsm〜約80 gsmであることがより好ましい。
実質的に透明なラッパーは、本発明による収縮比を提供するのに必要な低収縮値を本質的に示す材料から形成されうる。別の方法として、実質的に透明なラッパーは、通常は望ましくないほどの高収縮値を示すが前処理工程が施された材料からも形成しうる。例えば、材料を喫煙物品に組み入れる前に、通常は高収縮値を持つ材料に収縮前工程を施すことができる。適切な収縮前工程には、材料を上述の乾燥状態(摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間)に晒す工程が含まれうる。代替的な工程には、通常は高収縮値を持つ材料の少なくとも一つの表面への被覆の塗布が含まれうる。例えば、通常は高収縮値を持つ材料の少なくとも一つの表面に防湿コーティングで被覆を施して、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間などの乾燥状態に晒したときの材料の収縮を低減できる。防湿コーティングは、材料の両面に塗布されることが好ましい。防湿コーティングは、材料を喫煙物品に組み入れる前に、材料の一つの面または両面に直接塗布しうる。別の方法として、喫煙物品が組み立てられたときに防湿コーティングが実質的に透明な材料と接触するように、防湿コーティングを喫煙物品の別の構成要素に塗布することもできる。例えば、チッピング材のシートが実質的に透明なラッパーの周りに巻かれて紙ラッパーを形成するときに防湿コーティングが実質的に透明なラッパーと接触するように、防湿コーティングをチッピング材のシートの内部表面に塗布することもできる。
防湿コーティングを形成するために適切な材料は、ニトロセルロースラッカーである。
本明細書での「防湿コーティング」という用語は、水に対して実質的に不浸透性の被覆を描写するのに使用される。適切な防湿コーティングは、上述のニトロセルロースラッカーなど、ある程度の疎水性を示す材料から形成できる。材料の疎水性の一つの基準は、材料の表面との水滴の接触角である。接触角は、材料に接触する点での水滴表面の接線と、水滴の下に位置する材料表面との間で測定される。すなわち、下記にさらに説明し図示する通り、接触角は、周辺の気体を通してではなく水滴を通して延びる。
従って、実質的に透明なラッパーが防湿コーティングを含む材料から形成される実施形態では、防湿コーティングとの水滴の接触角は、少なくとも約60度であることが好ましく、少なくとも約70度がより好ましく、少なくとも約80度がさらに好ましく、少なくとも約85度がさらに好ましい。一部の実施形態で、接触角は、125度未満であり、110度未満であることがより好ましい。接触角は、およそ90度であることが好ましい。好ましい一つの実施形態で、接触角は70度〜110度である。比較すると、セルロースフィルムの接触角は、一般に30度未満である。
別の態様によれば、本発明は、一つ以上のセグメントと、その一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーとを持つマウスピースを備えた喫煙物品を提供する。エアロゾル発生基質は、マウスピースと軸方向に整列して提供され、紙ラッパーはマウスピースの少なくとも一部およびエアロゾル発生基質の一部を囲んで、マウスピースをエアロゾル発生基質に固定する。第一の防湿コーティングは、実質的に透明なラッパーと一つ以上のセグメントとの間に提供され、また第二の防湿コーティングは、紙ラッパーと実質的に透明なラッパーとの間に提供される。実質的に透明なラッパーは、セルロースフィルムまたは本明細書に記載したその他のフィルムのいずれかなどのフィルムとしうる。防湿コーティングの一つまたは両方との水滴の接触角は、少なくとも約80度であることが好ましく、少なくとも約85度がより好ましい。一部の実施形態で、接触角は150度未満である。接触角は、およそ90度であることが好ましい。一部の実施形態で、防湿コーティングの一つまたは両方も、ニトロセルロースラッカーから形成される。
上述の本発明の態様または実施形態のいずれかにおいて、実質的に透明なラッパーは、高分子フィルムで形成されることが好ましく、このフィルムは単一層の高分子材料または二つ以上の層で構成される薄板から形成できる。高分子フィルムは、セルロースベースのフィルムを含むことが好ましく、これには二酢酸セルロースまたは二軸延伸ポリプロピレンなどがあり、そのどちらも実質的に透明なラッパーを形成するために使用できる。発明者らは、これらの材料が有利な寸法的安定性を提供し、それによって収縮が最小化されることを見出した。別の方法として、実質的に透明なフィルムが防湿コーティングを含む場合、高分子フィルムは、少なくともその一つの表面上(両面が好ましい)に防湿コーティングを持つセルロースフィルムを持ちうる。防湿コーティングは、ニトロセルロースラッカーで形成しうる。
実質的に透明なラッパーは、溶解可能なものとしうる。すなわち、実質的に透明なラッパーは、その元の構造をもはや保持しないように水溶媒との溶液に溶解する能力を持つものとしうる。実質的に透明なラッパーが高分子フィルムから形成される実施形態では、これを、一つ以上の水溶性材料を使用して高分子フィルムを形成することにより達成できる。フィルムは、完全に一つ以上の水溶性ポリマーで製造することも、または追加的にその他のポリマーまたは不活性の無機充填剤など不活性成分を含めることもでき、これらは溶解できるものでもできないものでもよい。
溶解可能であることに加え、また溶解可能であることの代替として、実質的に透明なラッパーは生物分解性でもありうる。実質的に透明なラッパーが高分子フィルムである場合には、フィルムは、欧州規格EN13432に概略が説明されている水系好気的生物分解度試験(Aqueous Aerobic Biodegradation Test、Sturm試験)で定義されている通り、完全に生物分解性であることが好ましい。好ましい生物分解性ポリマーには、澱粉、ポリビニルアルコールおよびその組み合わせが含まれる。
本発明による喫煙物品のマウスピースは、濾過材料の一つ以上のセグメントを含むフィルターを備えうる。例えば、マウスピースが単一セグメントの濾過材料を備えることも、またマウスピースが濾過材料の二つ以上のセグメントを含む、複数セグメントのフィルターを備えることもできる。二つ以上のフィルターセグメントが提供される場合、フィルターセグメントは互いに同一の構造および材料のものとしうる。ただし、フィルターセグメントは互いに異なる構造を持つ、および/または異なる濾過材料を含むことが好ましい。
マウスピースが濾過材料の二つ以上のセグメントを含む実施形態では、濾過材料の少なくとも2つのセグメントを間隔を置いて配置し、その間にくぼみを形成することができる。くぼみには、少なくとも部分的に風味材料が充填されうる。
マウスピースが濾過材料の一つ以上のセグメントを含む実施形態では、少なくとも一つのフィルターセグメントは風味材料を含みうる。これは、くぼみが存在するときに、その中に供給される風味材料に追加したものでありうる。
一部の実施形態で、風味材料は粒子状の風味材料である。適切な粒子状の風味材料には、液体の風味を浸み込ませた吸収材またはセルロース系材料の粒子が含まれる。一部の好ましい実施形態で、粒子状の風味材料は、EP-A-1,958,523号に記載のある植物の葉の粒子を含みうる。例えば、風味材料には、たばこ、緑茶、ペパーミント、オランダハッカ、月桂樹、ユーカリ、メボウキ、セージ、クマツヅラおよびカワラヨモギの葉が含まれうる。さらに、ミント系植物の各部も使用しうる。「ミント」という用語は、ハッカ(Mentha)属に属する植物を意味する。別の方法として、植物材料は、一般に香辛料として使用されているものなど、種子、根、皮および/または花の形態としうる。
一部の実施形態で、風味材料は、カプセルが消費者による圧迫などの外力を受けたときに少なくとも流体の一部分を放出する、カプセル入りで提供される。
マウスピースには、セルロース系材料または吸収材のビーズまたは顆粒など、風味を持たない粒子状の材料も含みうる。これは、上述の粒子状の風味材料に追加的なもの、またはそれに代わる代替的なものでありうる。適切な吸収材には、活性炭、炭素ビーズ、活性アルミニウム、沸石、海泡石、分子ふるいおよびシリカゲルが含まれる。
マウスピースに濾過材料の一つ以上のセグメントが含まれる場合、濾過材料は、酢酸セルローストウまたは紙など繊維質濾過材料のプラグであることが好ましい。フィルター可塑剤を分離したファイバー上に吹き付けることによって従来的な方法で繊維質のフィルター材料に塗布しうるが、何らかの粒子状材料を濾過材料に塗布する前に行うことが好ましい。マウスピースには、様々な異なるタイプのフィルターセグメントまたはフィルターセグメントの組み合わせが含まれうるが、これには上述のものの他、レストリクターを備えたセグメントや、引き出し抵抗(RTD)の調節に使用されるセグメントなど、当業者にとって公知のその他のタイプのフィルターセグメントが含まれる。
フィルターが単一のセグメントを含む場合、実質的に透明なラッパーはフィルター材料を囲むプラグラップとしうる。フィルターが二つ以上のセグメントを含む場合には、任意またはすべてのセグメントはそれぞれ、セグメントプラグラップに個別に巻かれうる。その後、フィルターのセグメントは、実質的に透明なラッパーを使用して従来的な方法で互いに結合させることができ、これが結合用プラグラップを形成する。この場合では、結合用プラグラップが透明であることに加えて、少なくとも一つのセグメントプラグラップが透明であることが好ましく、また一部の場合では、これらの透明なラッパーは同一材料で形成される。
窓および実質的に透明なラッパーを通して内在するマウスピースセグメントが見えるように、窓を紙ラッパーに提供しうる。これにより、消費者は実質的に透明なラッパーの内在するマウスピースの一部を見ることができる。紙ラッパーは、希望に応じて単一の窓または複数の窓を含みうる。紙ラッパーに複数の窓が含まれる場合、それらは同一の窓とすることも、異なるマウスピース設計に適応させて異なるサイズまたは形状とすることもできる。
窓は、紙ラッパーに切り抜きを形成することにより供給されうる。別の方法として、紙ラッパーは、マウスピースの少なくとも一部分を囲んで窓を形成する透明な材料の帯を持つ複合材料から形成されうる。さらに別の方法として、紙ラッパーは、マウスピースの長さに沿って間隔を置いてギャップを画定する2本の紙材料の帯を備えることができ、そのギャップが窓を形成する。
紙ラッパーが一つの窓を含む実施形態で、窓はマウスピースの全周に延びるものとしうる。ただし、窓はマウスピースの周囲の一部のみに延びるものであることが好ましい。一部の実施形態で、マウスピースは、紙ラッパーの内側にあり、かつマウスピースが使用時に窓で潰れたり折れたりしないように窓を横切って延びる、坪量の大きな透明なプラグラップを含むことが好ましい。例えば、実質的に透明なプラグラップの坪量は、少なくとも60 gsmとすることができ、およそ80 gsmであることが好ましい。
マウスピースがくぼみを含む実施形態では、消費者が窓および実質的に透明な層を通してくぼみを観察できるように、窓はくぼみの少なくとも一部分の上にあることが好ましい。
別の方法として、または追加的に、消費者が窓および実質的に透明な層を通して粒子状の材料を観察できるように、紙ラッパーは粒子状の材料を含むフィルターセグメントの少なくとも一部分の上にある窓を含みうる。紙ラッパーにマウスピース内のくぼみの上にある窓も含まれる場合は、その窓はマウスピースの両方の部分の上に延びる同一の窓とすることも、異なる窓とすることもできる。
本発明による喫煙物品で、マウスピースはエアロゾル生成基質と隣接してもよく、マウスピースはエアロゾル生成基質と隣接しなくてもよい。例えば、マウスピースは、その間にギャップまたはくぼみが画定されるように、エアロゾル生成基質から間隔を置いて配置しうる。別の方法として、介在材料をマウスピースとエアロゾル生成基質の間に配置しうる。
本発明による喫煙物品は、フィルター紙巻たばこ、またはたばこ材料が燃焼して煙を形成するその他の喫煙物品としうる。例えば、上述の通り、エアロゾル生成基質はたばこロッドを備えたものとすることができ、マウスピースはフィルターを備えたものとしうる。紙ラッパーは、チッピングラッパーを備えたものとしうる。
別の方法として、本発明による喫煙物品は、たばこなどのエアロゾル生成基質が燃焼されるのではなく加熱されてエアロゾルを形成する物品としうる。あるタイプの加熱式喫煙物品では、エアロゾル生成基質は一つ以上の電気発熱体により加熱されてエアロゾルを生成する。別のタイプの加熱式喫煙物品では、エアロゾルは、可燃性の熱源または化学的な熱源から、熱源の内部、周囲、または下流に位置しうる物理的に分離されたエアロゾル生成基質に熱を移動することにより生成される。本発明はさらに、ニコチン含有エアロゾルがたばこ材料、たばこ抽出物、またはその他のニコチン源から、燃焼することなく、また一部の場合には燃焼することなく、例えば化学反応によって生成される、喫煙物品も網羅する。
本発明はまた、上述の喫煙物品での使用に適したマウスピースも提供する。従って、一部の実施形態では、本発明は喫煙物品用のマウスピースを提供するが、マウスピースは、一つ以上のセグメントと、その一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーとを備える。マウスピース製造時の実質的に透明なラッパーの収縮は、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下で0.85パーセント未満である。実質的に透明なラッパーは、約0.5パーセント未満の収縮を示すことが好ましい。実質的に透明なラッパーは、約0.2パーセント未満の収縮を示すことがより好ましい。実質的に透明なラッパーは、およそ0.2パーセントの収縮を示しうる。
別の実施形態で、本発明は喫煙物品用のマウスピースを提供するが、マウスピースは、一つ以上のセグメントと、その一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーとを備える。実質的に透明なラッパーは、フィルムと、そのフィルムの少なくとも一つの表面に対して直接的または間接的に塗布された防湿コーティングとを含む。防湿コーティングは、フィルムの両面に塗布されることが好ましい。フィルムは、セルロースフィルムとしうる。防湿コーティングは、フィルムの少なくとも一表面に塗布されることが好ましい。ただし、一部の実施形態で、防湿コーティングは、例えば、防湿コーティングを実質的に透明なラッパーの内側にある材料のシートの外側表面に提供することにより、フィルムの少なくとも一表面に間接的に塗布されうる。
防湿コーティングとの水滴の接触角は、少なくとも約80度であることが好ましく、少なくとも約85度がより好ましい。一部の実施形態で、接触角は150度未満である。接触角は、およそ90度であることが好ましい。
一部の実施形態で、防湿コーティングは、ニトロセルロースラッカーである。
上述の実施形態のどれにおいても、マウスピースは、本発明による喫煙物品の部分を形成するマウスピースに関連して上述した追加的特徴も含みうる。
本発明はまた、喫煙物品における実質的に透明なラッパーおよび紙ラッパーの使用にも拡張されるが、ここで、窓および実質的に透明なラッパーを通して内在するマウスピースセグメントが見えるように紙ラッパーには窓が提供されており、また、喫煙物品の製造時点での実質的に透明なラッパーの収縮と紙ラッパーの収縮との比は、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下で約3.5未満である。収縮比は約3未満であることが好ましく、約2.5未満がより好ましく、約2未満がさらに好ましく、約1.5未満がさらに好ましく、約1未満がさらに好ましい。一部の実施形態で、収縮比はおよそ1である。
実質的に透明なラッパーの収縮は、約0.85パーセント未満であることが好ましく、約0.5パーセント未満がより好ましく、および約0.2パーセント未満がさらに好ましい。一つの実施形態で、実質的に透明なラッパーは、およそ0.2パーセントの収縮を示す。
実質的に透明なラッパーの収縮と紙ラッパーの収縮との間の名目上の差異は、約0.5パーセント未満であることが好ましく、また約0.1パーセント未満がさらに好ましい。例えば、一つの実施形態では、実質的に透明なラッパーの収縮を約0.6パーセントとすることができ、紙ラッパーの収縮を約0.2パーセントとすることができ、名目上の差異は0.4パーセントとなる。
当業者は、実質的に透明なラッパーを形成するために使用された特定の材料など、喫煙物品に関連してこれまで描写した特徴は、上述した実質的に透明なラッパーおよび紙ラッパーの使用にも同様に適用できることを認識する。
ここで、以下の添付図面を参照しながら本発明をさらに説明するが、これは例証としてのみである。
図1は、本発明による喫煙物品を示す。 図2は、マウスピースが包装されていない状態の図1の喫煙物品を示す。 図3は、液滴の接触角の計算方法を図示した線図を示す。
図1および図2に示すフィルター紙巻たばこ10は、単一のフィルターセグメント16を含む軸方向に整列されたフィルター14に一端で取り付けられた、たばこカットフィラーの包まれたロッド12を備える。単一のフィルターセグメント16は、実質的に透明なプラグラップ18の形態で実質的に透明なラッパーで包装された、酢酸セルローストウで形成される。フィルターセグメント16には、液体の風味を浸み込ませたセルロース系材料(図示せず)の粒子が組み込まれるが、これが酢酸セルローストウ内に分散される。包まれたたばこロッド12およびフィルター14は、標準チッピングペーパーで形成される外側ラッパー20によって結合され、このラッパーがフィルター14の全長およびたばこロッド12の隣接部分を囲む。外側ラッパー20は、フィルター14の周囲に間隔を置いて位置する接着剤の点(図示せず)で、実質的に透明なプラグラップ18に固定される。
外側ラッパー20は、外側ラッパー20のロッド端部からおよそ5 mmの位置にある、直径がおよそ5 mmの円形の切り抜き部分22を含む。内在する実質的に透明なプラグラップ18は、外側ラッパー20の切り抜き部分22を通して露出し、従って、セルロースの顆粒を含むフィルターの領域が切り抜き部分22を通して見える。
実質的に透明なプラグラップ18は、摂氏42度での湿度15パーセントで3時間という条件下において、およそ0.2パーセントの収縮を示す、二酢酸セルロースフィルムから形成される。収縮が小さいと、実質的に透明なプラグラップ18と外側ラッパー20との間の相対的収縮が最小化されるが、これは通常、同一の条件下でおよそ0.26パーセントの収縮を示す。従って、外側ラッパー20は、保管時など、紙巻たばこ10が乾燥状態に晒されたときでも、しわが発生しない。
試験の手順
接触角試験
図3に示す通り、接触角シータ(θ)は、液滴形状を特徴付ける液滴のベース(a)および液滴の高さ(h)を測定することにより計算できる。標準三角幾何学を使用して、接触角シータ(θ)は、次の方程式2によって計算できる。
θ [単位:度] = 2 × arctan(2 × h / a) (2)
当業者であれば、液滴のベース(a)および液滴の高さ(h)を正確に測定するための適切な手段を提供することには何の難しさもないであろう。例えば、基質上の液滴の高解像度デジタル写真を撮影し、適切なコンピュータソフトウェアを用いて液滴のベース(a)と液滴の高さ(h)を測定できる。
液滴のベース(a)および液滴の高さ(h)は、液滴が基質上に配置されてからおよそ1秒後に測定されるべきである。適切な液滴の容積は4マイクロリットルで、適切な液滴の成分は脱塩水である。
収縮試験1
試験は、マウスピースまたは喫煙物品の形成のために使用される前に製造施設から入手した材料サンプル上で実施されることが好ましい。
試験対象の材料のシートまたは細片10個を、通常の大気条件(摂氏22度での相対湿度60パーセント)下で最も長い寸法に沿って測定し、長さを記録する。当業者であれば、サンプルの長さは、定規などの任意の適切な測長器を使用して測定できることを簡単に理解する。任意のサンプルサイズを使用できるが、長さが長いほど実験誤差が減少する。誤差の低減と現実的なサンプルサイズの提供との間の妥協点として、この試験ではA4に相当する長さを持つシートまたは細片が適切である。A4の長さは、一般におよそ297ミリメートルである。
その後、サンプルのシートまたは細片は、乾燥状態(摂氏42度での相対湿度15パーセント)で3時間保管される。乾燥状態に晒される間、サンプルを棚本体から持ち上げた位置に保持する複数の突起を持つ棚の上にサンプルが配置される。これらの突起は、乾燥状態に晒される間にサンプルに接触する棚表面積の低減に役立ち、それによってより均一な暴露が確保される。
乾燥状態に3時間晒した後、サンプルは乾燥状態に晒す前に測定したものと同一の寸法に沿って再測定され、新しい長さが記録される。次に、上述の方程式1を用いて、各サンプルについて収縮を計算できる。試験対象の材料の収縮値は、10個のサンプルについて得られた収縮値の数平均として扱われる。
特定の材料の収縮を正確に決定するには、収縮試験1が使用されるべきである。ただし、下記に述べる通り、マウスピース上に既に収縮が形成されているときには、材料の収縮度について概略的な指標を提供するために第二の収縮試験(収縮試験2)を使用できる。収縮試験2の結果は、測定時点で材料に内在するマウスピースセグメントの構造に応じて変化しうる。従って、収縮試験2は、材料が、ある一定の収縮属性を示すかどうかの一般指針に過ぎないものとして使用されるべきである。
収縮試験2
試験は、製造時点に使用されたものと実質的に同一のサンプルマウスピース上で実施されるべきである。試験は、喫煙物品の形成のために使用される前に製造施設から入手したサンプル上で実施されることが好ましい。ただし、こうしたサンプルが入手できない場合には、既に製造された喫煙物品からサンプルを得ることもできる。この場合には、試験で使用される乾燥状態など試験結果に影響を及ぼしうる環境条件にマウスピースが晒される前に、サンプルを入手するべきである。
少なくとも一つのセグメントおよび実質的に透明なラッパーをそれぞれ備えた3個のマウスピースが、試験に使用される。試験は、実質的に透明なラッパーの収縮の存在を示すために使用できる。
通常の大気条件(摂氏22度での相対湿度60パーセント)下で、マウスピースの長さに沿った別個の3点で各マウスピースの直径が測定される。各測定点の基準を提供するために、マウスピースには(例えば、ペンを用いて)印が付けられ、そうすることによって同一の直径での以後の測定を行うことができる。当業者であれば、直径の正確な測定を行うための適切な手段を提供することには何の難しさもないであろう。例えば、各マウスピースの端部の高解像度デジタル写真を撮影して、適切なコンピュータソフトウェアを使用して直径を測定できる。
その後、サンプルのマウスピースは、乾燥状態(摂氏42度での相対湿度15パーセント)で3時間保管される。乾燥状態に晒される間、サンプルを棚本体から上に持ち上げた位置に保持する複数の突起を持つ棚上にサンプルが配置される。これらの突起は、乾燥状態に晒される間にサンプルに接触する棚表面の大きさの低減に役立ち、それによってより均一な暴露が確保される。
乾燥状態に3時間晒した後、サンプルは、前回測定したものと同一の直径に沿って再測定され、ラッパーの新しい直径が記録される。次に、各サンプルについて上記の方程式1を用いて各ラッパーの収縮を計算でき、平均収縮が計算され、各ラッパー材料についての収縮値が得られる。
例1
異なる透明なフィルム4個を、収縮試験1を用いて試験した。4個のサンプルフィルムは、二軸延伸ポリプロピレンフィルムと、コーティングを施していないセルロースフィルムと、1.2グラム/平方メートル(gsm)のニトロセルロースラッカー防湿コーティングを一面に施したセルロースフィルムと、二酢酸セルロースフィルムであった。二軸延伸ポリプロピレンフィルムのサンプルおよびコーティングを施していないセルロースフィルムのサンプルは、それぞれおよそA4サイズであった。ニトロセルロースラッカーのコーティングを施したセルロースフィルム、および二酢酸セルロースフィルムのサンプルは、それぞれの長さがA4サイズに相当する、比較的幅の狭い細片であった。チッピングペーパーサンプルは、A4サイズに相当する長さの比較的幅の狭い細片であった。試験の結果は下記の通りである。
上の表から分かる通り、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、一面にニトロセルロースラッカー被覆を施したセルロースフィルム、および二酢酸セルロースフィルムはすべて、喫煙物品の透明なプラグラップを形成するため今まで使用されてきた、コーティングを施していないセルロースフィルムと比較して、著しく低いレベルの収縮を示している。二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよび二酢酸セルロースフィルムの収縮は、標準チッピングペーパーの収縮に匹敵するものである。ニトロセルロースラッカーをセルロースフィルムの両面に供給することで、コーティングを施していないセルロースフィルムと比較して、フィルムの収縮がさらに低減されることが期待される。
例2
例1の結果によれば、複数の試験マウスピースは、標準紙プラグラップを持つ単一のセグメントフィルターを使用して構成されたものであった。
これらの試験マウスピースの多数は、二酢酸セルロースフィルムとオーバーラップし(マウスピースA)、一方でこれらのマウスピースのまた別の多数が、コーティングを施していないセルロースフィルムとオーバーラップしていた(マウスピースB)。残りの試験マウスピースには、オーバーラップする材料がなかった(マウスピースC)。
収縮試験2を用いて異なるマウスピースの収縮を測定し、その結果は下に示す通りである。
さらなる一般的比較として、標準紙プラグラップが標準チッピングペーパーによってオーバーラップした単一のセグメントフィルターを持つ多数の紙巻たばこ(白色の外観またはコルクの外観)を作成した。収縮試験2を用いてこれらの紙巻たばこのマウスピースの収縮を測定し、結果は下に示す通りである。
二酢酸セルロースフィルムをマウスピースでのプラグラップ材料として使用することで、標準チッピングペーパーとオーバーラップした従来型のプラグラップ紙を持つマウスピースの収縮率と同様な収縮率が得られることが分かる。一方で、セルロースフィルムをマウスピースでのプラグラップ材料として使用することで、標準チッピングペーパーとオーバーラップした従来型の紙プラグラップを持つマウスピースの収縮率よりも著しく高い収縮率が得られることは明らかである。発明者らは、こうした著しい相対的収縮によって、マウスピースが乾燥した保管状態に晒されるときにチッピングペーパーのしわが発生しうることを認識してきた。
例2の結果によれば、多数の試験喫煙物品が、標準チッピングペーパーで囲まれた二酢酸セルロースフィルムプラグラップを備えたフィルターを使用して作成された(喫煙物品A)。比較用に、コーティングを施していないセルロースフィルムプラグラップおよび標準チッピングペーパーを備えたフィルターを使用して、多数の試験喫煙物品が作成された(喫煙物品B)。
喫煙物品AおよびBを、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間放置した。こうした暴露の後、喫煙物品Bでのチッピングペーパーのしわが肉眼で視覚的に感知されたが、その一方、喫煙物品Aでのチッピングペーパーのしわは肉眼では全く視覚的に感知されなかった。
従って、標準チッピングペーパー(収縮率0.26パーセント)を使用するときに望ましくないしわの発生を防止するには、発明者らは、透明なプラグラップの収縮が約0.85パーセント以下であるべきことを見出した。これらの収縮値での、透明なプラグラップの収縮とチッピングペーパーの収縮との比は3.27(すなわち、0.85を0.26で割った値)である。従って、標準チッピングペーパーの収縮に軽微な変化を許容しつつ、本発明に従い製造される喫煙物品において、実質的に透明なラッパーの収縮と紙ラッパーの収縮との比は約3.5未満であるべきである。

Claims (15)

  1. 喫煙物品を製造する方法であって、前記方法が、
    一つ以上のセグメントおよび前記一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーを備えたマウスピースを提供する工程と、
    前記マウスピースと軸方向に整列したエアロゾル発生基質を提供する工程と、
    紙材料に窓を含む紙材のシートを提供する工程であって、前記喫煙物品の製造時点での前記実質的に透明なラッパーの収縮と前記紙材料の収縮の比が、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下において、約3.5未満である工程と、
    内在するマウスピースセグメントが前記窓および前記実質的に透明なラッパーを通して見えるように、紙材の前記シートを前記透明なラッパーの少なくとも一部分の周りに巻く工程とを含む、方法。
  2. 紙材の前記シートを前記透明なラッパーの少なくとも一部分の周りに巻く前記工程が、紙材の前記シートを前記エアロゾル発生基質の一部分の周りに巻いて前記マウスピースを前記エアロゾル発生基質に固定する工程を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記収縮比が3未満である、請求項1または2に記載の方法。
  4. マウスピースを提供する前記工程が、収縮が0.85パーセント未満の透明なラッパーを備えたマウスピースを提供する工程を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記実質的に透明なラッパーが高分子フィルムから形成される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記高分子フィルムが、二酢酸セルロースおよび二軸延伸ポリプロピレンの少なくとも一つを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 喫煙物品であって、
    一つ以上のセグメントおよび前記一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーを備えたマウスピースと、
    前記マウスピースと軸方向に整列したエアロゾル発生基質と、
    前記マウスピースの少なくとも一部分および前記エアロゾル発生基質の一部分を囲んで前記マウスピースを前記エアロゾル発生基質に固定する、紙ラッパーと、
    前記実質的に透明なラッパーと前記一つ以上のセグメントとの間の第一の防湿コーティングと、
    前記紙ラッパーと前記実質的に透明なラッパーとの間の第二の防湿コーティングとを含む、喫煙物品。
  8. 前記第一および第二の防湿コーティングのそれぞれとの水滴の接触角が、少なくとも60度である、請求項7に記載の喫煙物品。
  9. 前記第一および第二の防湿コーティングがニトロセルロースラッカーから形成される、請求項7または8に記載の喫煙物品。
  10. 喫煙物品であって、
    一つ以上のセグメントおよび前記一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーを備えたマウスピースと、
    前記マウスピースと軸方向に整列したエアロゾル発生基質と、
    前記マウスピースの少なくとも一部分および前記エアロゾル発生基質の一部分を囲んで前記マウスピースを前記エアロゾル発生基質に固定する、紙ラッパーと、
    前記紙ラッパーにある窓であって、内在するマウスピースセグメントが前記窓および前記実質的に透明なラッパーを通して見えるようにする窓とを含み、
    前記喫煙物品の製造時点での前記実質的に透明なラッパーの収縮と前記紙ラッパーの収縮との比が、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下において、3.5未満である、喫煙物品。
  11. 前記収縮比が3未満である、請求項10に記載の喫煙物品。
  12. 前記喫煙物品の製造時点での前記実質的に透明なラッパーの前記収縮が0.85パーセント未満である、請求項10または11に記載の喫煙物品。
  13. 前記実質的に透明なラッパーが、二酢酸セルロースフィルムおよび二軸延伸ポリプロピレンフィルムの少なくとも一つを含む、請求項10〜12のいずれか1項に記載の喫煙物品。
  14. 喫煙物品用のマウスピースであって、前記マウスピースが、
    一つ以上のセグメントと、
    前記一つ以上のセグメントの少なくとも一部分を囲む実質的に透明なラッパーとを備え、
    前記マウスピースの製造時点での前記実質的に透明なラッパーの前記収縮が、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下において、0.85未満である、マウスピース。
  15. 喫煙物品における実質的に透明なラッパーおよび紙ラッパーの使用であって、前記紙ラッパーに窓が提供され、内在するマウスピースセグメントが前記窓および前記実質的に透明なラッパーを通して見ることができるようになされ、前記喫煙物品の製造時点での前記実質的に透明なラッパーの収縮と前記紙ラッパーの収縮との比が、摂氏42度での相対湿度15パーセントで3時間という条件下において、3.5未満である、使用。
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