JPH03151869A - 喫煙物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、膨張させた刻みたばこを喫煙材料とする紙巻
きたばこと、それに類似した喫煙物に関する。

（従来の技術および発明が解決しようとする課題）紙巻
きたばこの充填材料としての刻みたばこの中に、例えば
ダイエツト（ＤＩＥＴ）−膨張刻みたばこのような膨張
刻みたばこを一定量加えると、喫煙者にとって、最初の
数服時よりは最後の数服時に、主流煙の温度が高くなる
と感じられることが知られている。

本発明の一つの目的によれば、膨張させた刻みたばこを
喫煙材料として含むとともに、喫煙者の満足するような
主流煙を版数全般にわたって発する喫煙物が提供される
。

従来の汎用密度を有する喫煙材料を巻き紙で包囲した場
合、副流煙中の成分を減少させることが可能であるもの
の、低密度の喫煙材料のロッドを同様に巻装すると、主
流煙中の一酸化炭素（ＣＯ）／湿分とニコチン分を除い
た微粒分（ＰＭＷＮＦ）の比率が１を超過してしまうこ
と、つまりＣＯとＰＭＷＮＦの間の平衡が崩れることも
周知である。

そこで、圧力降下の小さい酢酸セルロースフィルタを使
用し、ＣＯ／ＰＭＷＮＦ比率を低下させることが行われ
ている。このような手段では、ＣＯ／ＰＭＷＮＦを満足
な比率で達成できるが、逆に喫煙者にとっては喫煙機構
が不良になってしまう。

本発明の別の目的によれば、ＣＯとＰＭＷＮＦを実質的
に平衡にした、喫煙機構に優れる喫煙物が提供される。

（課題を解決するための手段） 本発明によると、ウッドと、そのロッドの一端部に配置
されたフィルタ手段とからなり、該ロッドが喫煙材料と
、その材料の周辺を包囲している巻き紙とを有し、該喫
煙材料が約１００　ｍｇ／ｃｎｆから２ＢＯｒｉｇ／ｒ
：ｄの範囲の密度を有し、該フィルタ手段が濾過率の低
い材料で形成された本体と、換気部材とを含む喫煙物が
提供される。

本発明による喫煙材料としては、膨張させた刻みたばこ
を重量基準で少なくとも２０％、好ましくは少なくとも
３０％、さらに好ましくは少なくとも４０％含むものが
適用できる。

喫煙材料用の、膨張させる前の刻みたばこの例は、好ま
しくは従来のごとくに裁断したたばこ葉である。たばこ
葉として、葉たばこおよび／または茎たばこを例示する
ことができる。また膨張前の刻みたばこは、再生たばこ
やたばこ代替品であってもよい。

被膨張刻みたばことして、高膨張度を発揮する膨張方法
に適合する点で、葉たばこを使用するのが至便である。

このような膨張方法は、米国再発行特許節８０．６９３
号明細書、英国特許節１．５７０．２７０号明細書、英
国特許公開第２．１８０．４０８Ａ号公報等に開示され
ている。刻みたばこを高度に膨張させた場合、充填値か
ら見た膨張値が一般に約７５％まで、場合によっては約
１２５％までも上昇する。上記のごとき方法によって膨
張させた刻みたばこは、例えばボルグワルト（Ｂｏｒｇ
ｖａｌｄｔ）の密度計で測定したときの嵩密度が約１０
０から２６０ｍｇ／ｃＩｉｌの範囲でなければならない
。

本発明によるフィルタ手段の、低濾過性本体は、好まし
くは酢酸セルロースおよび／またはポリオレフィンで形
成される。ここでポリオレフィンとは、例えばポリプロ
ピレンまたはポリエチレンである。

上記フィルタ手段の換気部材は、前出の低濾過性本体と
並列に、あるいはその本体の下流に配置されるのが好適
である。そして換気部材の換気率は高いことを要し、例
えば少なくとも３０％またはそれ以上、好ましくは少な
くとも４０％またはそれ以上、さらに好ましくは少なく
とも５０％またはそれ以上である。

本発明に適した巻き紙は、副流煙低下剤を含有する。−
例を挙げるならば、全充填剤含量が重量基準で約２０％
またはそれ以下であり、その充填剤の少なくとも一部が
副流煙の低下を可視するのに十分な１種の充填剤であっ
て、しかも坪量が約３０ｇ　／　ｒｄまたはそれ以上で
ある巻き紙である。さらに、その巻き紙の固有透過率は
約２０以下、好ましくは約１０以下でなければならない
。ここで固有透過率とは粘性流れを意味し、その測定単
位はコレスタ（ＣＯｒｅＳｔａ）で表される。

本発明に使用する巻き紙は、燃焼遅延剤を含むものであ
ってもよい。燃焼遅延剤とは、巻き紙の内部に添合され
るか、もしくはその表面に適応され、ロッド状の喫煙材
料のくすぶりを低減させる物質である。この物質は単独
でもよく、２８またはそれ以上を併用したものも適する
。その具体例は当業界において周知の物質であって、英
国特許出願第８８２０４９８．７号に記載されている。

水溶性、非水溶性の物質群が、その配合量とともに、同
上出願に示されている。

記述したフィルタ手段の本体は複層でもよく、また管状
のマウスピースを取り付けた構造とすることも可能であ
る。

添付の図面は、本発明の好ましい実施態様の一例を示し
たものである。

符号１で示した紙巻きたばこは、ロッド２と複層のフィ
ルタ３を有する。フィルタ３は、たばこ１の先端に配置
しである包囲体４を介してロッド２に接続されている。

ロッド２には刻みたばこ５が収容されており、その中の
４０％はダイエツト−膨張刻みたばこである。刻みたば
こ５の密度は２００■／−である。またロッド２は巻き
紙６を有し、その巻き紙は充填剤として白亜４．９重量
％と酸化マグネシウム１０．５重量％を含んでいる。巻
き紙６の坪量は３８．８ｇ／ｍ２、空気透過率は７．０
コレスタである。巻き紙６には燃焼添加剤は含まれてい
ない。

フィルタ３は、ポリエチレンで形成されたプラグ７と、
酢酸セルロースで形成されたプラグ８とを包含してなり
、プラグ７はロッド２に、またプラグ８はプラグ７にそ
れぞれ当接した状態で設けられている。両プラグ７．８
は、その周辺を包囲している多孔質のプラグラップ９に
よって一体に接続されている。フィルタ３として、市販
の［レシオ−フィルタ（Ｒａｔｌｏ　ｐＨｔｅｒ）　Ｊ
　　（フィルトロナ・リミテッド、　ｐＨｔｒｏｎａ　
Ｌｉｍ１ｔｅｄ）を例示した。

同市販品フィルタは英国特許公開第２，１１８．４２１
Ａ号公報に記載されている。

先端包囲体４は、換気孔１０を有するリングで形成され
、かつたばこ１の喫煙時に、換気空気がプラグ８の周面
からそのプラグ内に流れ込むように配設されている。

本発明の紙巻きたばこは、喫煙の全過程において、満足
のゆく涼感の主流煙を発するので、報時の温度上昇によ
る熱気泡破壊を軽減することができる。

（実施例） 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。

次の試験を行って、Ｃｏ／ＰＭＷＮＦの比率を評価した
。

実施ＦＰＪＩ 直径２４．７５　ｍ■、喫煙材料ロッド長さ５９ｍｍ、
フィルタ長さ２５ｍ＋ｓの、本発明に基づく紙巻きたば
こＡを調製した。ロッド内の刻みたばこの密度は１９０
ｍｇ／−であった。ダイエツト−刻みたばこ４０％を使
用した。坪１１３７．５ｇ／ｒｒｒの、酸化マグネシウ
ム１１．５％、炭酸カルシウム４．３％、酢酸ナトリウ
ム４．８％を含む巻き紙を使用し、ロッドを包囲した。

巻き紙の固有空気透過率は５．０コレスタであったが、
静電多孔法により全透過率を５５コレスタとした。フィ
ルタ本体として、長さ８關、圧力降下１７５−■ＷＧの
ポリエチレンフィルタ部材と、長さ１７ｍｍ、圧力降下
４０ｍｍＷＧの酢酸セルロースフィルタ部材とからなる
ものを使用した。たばこＡを７１〜７２％のレベルに換
気した。自由圧力降下は９Ｂ＋ｎＷＧであった。

対照として、紙巻きたばこＡと同様の組成の紙巻きたば
こＢを調製し、空気透過率５０コレスタ、坪ｆｆ１２９
ｇ／ｒｄ”の巻き紙により、そのロッドを包囲した。こ
の巻き紙は白亜２１％、クエン酸ナトリウムとクエン酸
カリウムの混合物２％を含むものであった。長さ２５菖
■の酢酸セルロースフィルタ部材をフィルタ本体とした
。ロッド内の刻みたばこの密度は２４６ｇ／−であった
。たばこＢを５７％のレベルで換気したところ、自由圧
力降下は１００　ｍｍＷＧであった。

たばこＡとたばこＢを標準喫煙装置の条件下で喫煙に付
した。毎分２秒間、服ｆ１３５ｃｎｌ、吸殻長さ８市と
した。主流、副流両煙中の成分を測定した。

結果を表１に示す。

表１ 実施例２ 本発明の紙巻きたばこＣを調製した。このたばこは直径
２４．７５■ｍ１０ッド長さ６４ｍｍ、フィルタ本体長
さ２０＋ａ＋ｓであった。フィルタ本体は長さ６＋ｓｍ
のポリエチレンフィルタ部材と、長さ１４ｍｍの酢酸セ
ルロースフィルタ部材とからなり、圧力降下１３６ｍｍ
ＷＧのものを使用した。ロッド内の刻みたばこの密度は
１９５ｓ＋ｍ／（Ｈｊであった。０１３法により膨張さ
せた刻みたばこ１３％を使用した。巻き紙は坪量２５．
４ｇ／ｄ、透過率３コレスタの、リン酸モノアンモニウ
ム０．５％、炭酸カルシウム２０．４％を含むものであ
った。

同処方に準じ、紙巻きたばこＤとＥを調製した。

これら両たばこのフィルタ本体には、酢酸セルロースを
採用した。フィルタの圧力降下はそれぞれ５０ｗＷＧと
７０ｍｍＷＧであり、またロッド内の刻みたばこの密度
はそれぞれ１９７　ｍｇ／ｃｎｆと２０１　ｍｇ／ｃｕ
ｔであった。たばこＤとＥの巻き紙は、たばこＣと同一
のものを使用した。

たばこＣ−Ｈについて、標準喫煙装置により、吸殻長さ
ＩＯ龍までの喫煙試験を行った。主副流煙中の成分を測
定し、結果を換気率と併せて表２に示した。

表ま た。２０本のたばこが喫煙された。再現性を調べた関係
で、合計４０本のたばこが使用された。判定結果の有意
差をウィルコキソン（Ｖｌｌｃｏｘｏｎ）の符号判定方
法で評価し、結果を表３に示した。

表３ 本発明のたばこと対照群との温度差を、定性的に測定す
ることは困難と判明した。゛そこで、膨張刻みたばこを
含有する紙巻きたばこに関連した熱の高低を定性的に評
価するために、たばこＣとＤのパネル試験を実施した。

試験要領は下記の通りであった。

ロッドに沿った３個所の所定位置にて喫煙された各たば
この温度について、喫煙者１０名の意見を求めた。温度
判定基準を０から５の段階に定めた。

対比較の反復方式を採った。１０組のたばこを使用し、
喫煙者が各組を同時に喫煙したあと、上記のロッド位置
で感じた温度を判定基準の数字で示し＊　　　信頼性９
０％ ＊＊＊　　信頼性９９％ 近似 表３から明らかなように、距離３龍におけるたばこＣの
評価では、９９％の信頼性が得られた。このことから、
本発明のたばこは最後の敗報であっても、涼感の主流煙
を発することかが理解できる。

【図面の簡単な説明】

添付図面は、 本発明の紙巻きたばこを軸方向に 見た概略断面図である。 １・・・紙巻きたばこ ３・・・フィルタ ６・・・巻き紙 ２・・・ロッド ５・・・喫煙材料

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕ロッドと、そのロッドの一端部に配置されたフィ
   ルタ手段とからなり、該ロッドが喫煙材料と、その材料
   の周辺を包囲している巻き紙とを有し、該喫煙材料が約
   １００ｍｇ／ｃｍ＾３から２６０ｍｇ／ｃｍ＾３の範囲
   の密度を有し、該フィルタ手段が濾過率の低い材料で形
   成された本体と、換気部材とを含む喫煙物。 〔２〕該フィルタ手段の本体が酢酸セルロースとポリオ
   レフィンの少なくとも１種からなる請求項１に記載の喫
   煙物。 〔３〕該ポリオレフィンがポリエチレンである請求項２
   に記載の喫煙物。 〔４〕該換気部材が該フィルタ手段本体に並列に配置さ
   れている請求項１から３のいずれか１項に記載の喫煙物
   。 〔５〕該換気部材が該フィルタ手段本体の下流に配置さ
   れている請求項１から３のいずれか１項に記載の喫煙物
   。 〔６〕該換気部材の換気率が４０％である請求項１から
   ５のいずれか１項に記載の喫煙物。 〔７〕該換気部材の換気率が５０％である請求項１から
   ６のいずれか１項に記載の喫煙物。 〔８〕該巻き紙が副流煙低下剤を含む請求項１から７の
   いずれか１項に記載の喫煙物。 〔９〕該巻き紙の全充填剤含量が重量基準で約２０％ま
   たはそれ以下であり、その充填剤の少なくとも一部が副
   流煙の低下を可視するのに十分な１種の充填剤であって
   、該巻き紙の坪量が約３０ｇ／ｍ＾２またはそれ以上で
   ある請求項１から８のいずれか１項に記載の喫煙物。 〔１０〕該巻き紙の固有透過率が約２０コレスタ以下で
   ある請求項１から９のいずれか１項に記載の喫煙物。 〔１１〕該喫煙材料が重量基準で少なくとも２０％以上
   の、膨張した刻みたばこを含む請求項１から１０のいず
   れか１項に記載の喫煙物。 〔１２〕該喫煙材料が重量基準で少なくとも３０％また
   はそれ以上の、膨張した刻みたばこを含む請求項１から
   １１のいずれか１項に記載の喫煙物。