JP3198104B2 - 喫煙物 - Google Patents
喫煙物Info
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- JP3198104B2 JP3198104B2 JP21565490A JP21565490A JP3198104B2 JP 3198104 B2 JP3198104 B2 JP 3198104B2 JP 21565490 A JP21565490 A JP 21565490A JP 21565490 A JP21565490 A JP 21565490A JP 3198104 B2 JP3198104 B2 JP 3198104B2
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- Japan
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- filterable
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- smoking
- tobacco
- smoking article
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24D—CIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
- A24D1/00—Cigars; Cigarettes
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24D—CIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
- A24D3/00—Tobacco smoke filters, e.g. filter-tips, filtering inserts; Filters specially adapted for simulated smoking devices; Mouthpieces for cigars or cigarettes
- A24D3/04—Tobacco smoke filters characterised by their shape or structure
- A24D3/043—Tobacco smoke filters characterised by their shape or structure with ventilation means, e.g. air dilution
Landscapes
- Manufacture Of Tobacco Products (AREA)
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
- Paper (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、膨張させた刻みたばこを喫煙材料とする紙
巻きたばこと、それに類似した喫煙物に関する。
巻きたばこと、それに類似した喫煙物に関する。
（従来の技術および発明が解決しよとする課題） 紙巻きたばこの充填材料としての刻みたばこの中に、
例えばダイエット（DIET）−膨張刻みたばこのような膨
張刻みたばこを一定量加えると、喫煙者にとって、最初
の数服時よりは最後の数服時に、主流煙の温度が高くな
ると感じられることが知られている。
例えばダイエット（DIET）−膨張刻みたばこのような膨
張刻みたばこを一定量加えると、喫煙者にとって、最初
の数服時よりは最後の数服時に、主流煙の温度が高くな
ると感じられることが知られている。
本発明の一つの目的によれば、膨張させた刻みたばこ
を喫煙材料として含むとともに、喫煙者の満足するよう
な主流煙を服数全般にわたって発する喫煙物が提供され
る。
を喫煙材料として含むとともに、喫煙者の満足するよう
な主流煙を服数全般にわたって発する喫煙物が提供され
る。
従来の汎用密度を有する喫煙材料を巻き紙で包囲した
場合、含流煙中の成分を減少させることが可能であるも
のの、低密度の喫煙材料のロッドを同様に巻装すると、
主流煙中の一酸化炭素（CO）／湿分とニコチン分を除い
た微粒分（PMWNF）の比率が１を超過してしまうこと、
つまりCOとPMWNFの間の平衡が崩れることも周知であ
る。そこで、圧力降下の小さい酢酸セルロースフィルタ
を使用し、CO/PMWNF比率を低下させることが行われてい
る。このような手段では、CO/PMWNFを満足な比率で達成
できるが、逆に喫煙者にとっては喫煙機構が不良になっ
てしまう。
場合、含流煙中の成分を減少させることが可能であるも
のの、低密度の喫煙材料のロッドを同様に巻装すると、
主流煙中の一酸化炭素（CO）／湿分とニコチン分を除い
た微粒分（PMWNF）の比率が１を超過してしまうこと、
つまりCOとPMWNFの間の平衡が崩れることも周知であ
る。そこで、圧力降下の小さい酢酸セルロースフィルタ
を使用し、CO/PMWNF比率を低下させることが行われてい
る。このような手段では、CO/PMWNFを満足な比率で達成
できるが、逆に喫煙者にとっては喫煙機構が不良になっ
てしまう。
本発明の別の目的によれば、COとPMWNFを実質的に平
衡にした、喫煙機構に優れる喫煙物が提供される。
衡にした、喫煙機構に優れる喫煙物が提供される。
（課題を解決するための手段） 本発明によると、ロッドと、そのロッドの一端部に配
置されたフィルタ手段からなり、前記ロッドが喫煙材料
と、その材料の周辺を包囲している巻き紙とからなり、
前記ロッドは前記フィルタ手段にチッピング紙によって
連結され、前記喫煙材料が100mg/cm3から260mg/cm3の範
囲の密度を有し、さらに重量基準で少なくとも20％以上
の膨張刻みたばこを含み、前記巻き紙が固有透過率が20
コレスタ以下であって副流煙を減少させる巻き紙である
喫煙物において、前記フィルタ手段が第１および第２濾
過性本体と換気手段とからなり、第１濾過性本体が低濾
過効率のポリオレフィンであり且つ第２濾過性本体より
高い圧力降下を有し、前記第２濾過性本体が酢酸セルロ
ースであり、前記換気手段が少なくとも50％の換気率を
有し、前記第１濾過性本体の下流に配置され、前記巻き
紙の全充填剤含量が重量基準で20％またはそれ以下であ
り、その充填剤の少なくとも一部が可視副流煙を減少さ
せる効果を有する充填剤であり、前記巻き紙の坪量が30
g/m2以上であることを特徴とする喫煙物が提供される。
置されたフィルタ手段からなり、前記ロッドが喫煙材料
と、その材料の周辺を包囲している巻き紙とからなり、
前記ロッドは前記フィルタ手段にチッピング紙によって
連結され、前記喫煙材料が100mg/cm3から260mg/cm3の範
囲の密度を有し、さらに重量基準で少なくとも20％以上
の膨張刻みたばこを含み、前記巻き紙が固有透過率が20
コレスタ以下であって副流煙を減少させる巻き紙である
喫煙物において、前記フィルタ手段が第１および第２濾
過性本体と換気手段とからなり、第１濾過性本体が低濾
過効率のポリオレフィンであり且つ第２濾過性本体より
高い圧力降下を有し、前記第２濾過性本体が酢酸セルロ
ースであり、前記換気手段が少なくとも50％の換気率を
有し、前記第１濾過性本体の下流に配置され、前記巻き
紙の全充填剤含量が重量基準で20％またはそれ以下であ
り、その充填剤の少なくとも一部が可視副流煙を減少さ
せる効果を有する充填剤であり、前記巻き紙の坪量が30
g/m2以上であることを特徴とする喫煙物が提供される。
本発明による喫煙材料としては膨張させた刻みたばこ
を重量基準で少なくとも30％、好ましくは少なくとも40
％含むものが適用できる。
を重量基準で少なくとも30％、好ましくは少なくとも40
％含むものが適用できる。
喫煙材料用の、膨張させる前の刻みたばこの例は、好
ましくは従来のごとくに裁断したたばこ葉である。たば
こ葉として、葉たばこおよび／または茎たばこを例示す
ることができる。また膨張前の刻みたばこは、再生たば
こやたばこ代替品であってもよい。
ましくは従来のごとくに裁断したたばこ葉である。たば
こ葉として、葉たばこおよび／または茎たばこを例示す
ることができる。また膨張前の刻みたばこは、再生たば
こやたばこ代替品であってもよい。
被膨張刻みたばことして、高膨張度を発揮する膨張方
法に適合する点で、葉たばこを使用するのが至便であ
る。このような膨張方法は、米国再発行特許第30,693号
明細書、英国特許第1,570,270号明細書、英国特許公開
第2,160,408A号公報等に開示されている。刻みたばこを
高度に膨張させた場合、充填値から見た膨張値が一般に
約75％まで、場合によっては約125％までも上昇する。
上記のごとき方法によって膨張させた刻みたばこは、例
えばボルグワルト（Borgwaldt）の密度計で測定したと
きの嵩密度が約100から260mg/cm3の範囲でなければなら
ない。
法に適合する点で、葉たばこを使用するのが至便であ
る。このような膨張方法は、米国再発行特許第30,693号
明細書、英国特許第1,570,270号明細書、英国特許公開
第2,160,408A号公報等に開示されている。刻みたばこを
高度に膨張させた場合、充填値から見た膨張値が一般に
約75％まで、場合によっては約125％までも上昇する。
上記のごとき方法によって膨張させた刻みたばこは、例
えばボルグワルト（Borgwaldt）の密度計で測定したと
きの嵩密度が約100から260mg/cm3の範囲でなければなら
ない。
本発明によるフィルタ手段の、第１濾過性本体は、ポ
リオレフィンで形成される。ここでポリオレフィンと
は、例えばポリプロピレンまたはポリエチレンである。
リオレフィンで形成される。ここでポリオレフィンと
は、例えばポリプロピレンまたはポリエチレンである。
上記フィルタ手段の換気手段は、複数の孔でよく、前
出の第１濾過性本体と並列に、あるいはその本体の下流
に配置されるのが好適である。そして換気手段の換気率
は高いことを要し、例えば40％またはそれ以上、さらに
好ましくは少なくとも50％またはそれ以上である。
出の第１濾過性本体と並列に、あるいはその本体の下流
に配置されるのが好適である。そして換気手段の換気率
は高いことを要し、例えば40％またはそれ以上、さらに
好ましくは少なくとも50％またはそれ以上である。
本発明に適した巻き紙は、副流煙低下剤を含有する。
一例を挙げるならば、全充填剤含量が重量基準で20％ま
たはそれ以下であり、その充填剤の少なくとも一部が副
流煙の低下を可視するのに充分な１種の充填剤であっ
て、しかも坪量が30g/m2またはそれ以上である巻き紙で
ある。さらに、その巻き紙の固有透過率は20以下、好ま
しくは10以下でなければならない。ここで固有透過率と
は粘性流れを意味し、その測定単位はコレスタ（Corest
a）で表される。
一例を挙げるならば、全充填剤含量が重量基準で20％ま
たはそれ以下であり、その充填剤の少なくとも一部が副
流煙の低下を可視するのに充分な１種の充填剤であっ
て、しかも坪量が30g/m2またはそれ以上である巻き紙で
ある。さらに、その巻き紙の固有透過率は20以下、好ま
しくは10以下でなければならない。ここで固有透過率と
は粘性流れを意味し、その測定単位はコレスタ（Corest
a）で表される。
本発明に使用する巻き紙は、燃焼遅延剤を含むもので
あってもよい。燃焼遅延剤とは、巻き紙の内部に添合さ
れるか、もしくはその表面に適応され、ロッド状の喫煙
材料のくすぶりを低減させる物質である。この物質は単
独でもよく、２種またはそれ以上を併用したものも適す
る。その具体例は当業界において周知の物質であって、
英国特許出願第8820498.7号に記載されている。水溶
性、非水溶性の物質群が、その配合量とともに、同上出
願に示されている。
あってもよい。燃焼遅延剤とは、巻き紙の内部に添合さ
れるか、もしくはその表面に適応され、ロッド状の喫煙
材料のくすぶりを低減させる物質である。この物質は単
独でもよく、２種またはそれ以上を併用したものも適す
る。その具体例は当業界において周知の物質であって、
英国特許出願第8820498.7号に記載されている。水溶
性、非水溶性の物質群が、その配合量とともに、同上出
願に示されている。
記述したフィルタ手段の本体は、また管状のマウスピ
ースを取り付けた構造とすることも可能である。
ースを取り付けた構造とすることも可能である。
添付の図面は、本発明の好ましい実施態様の一例を示
したものである。
したものである。
符号１で示した紙巻きたばこは、ロッド２と複層のフ
ィルタ３を有する。フィルタ３は、たばこ１の先端に配
置してある包装体４を介してロッド２に接続されてい
る。
ィルタ３を有する。フィルタ３は、たばこ１の先端に配
置してある包装体４を介してロッド２に接続されてい
る。
ロッド２には刻みたばこ５が収容されており、その中
の40％はダイエット−膨張刻みたばこである。刻みたば
こ５の密度は200mg/cm3である。またロッド２は巻き紙
６を有し、その巻き紙は充填剤として白亜4.9重量％と
酸化マグネシウム10.5重量％を含んでいる。巻き紙６の
坪量は36.6g/m2空気透過率は7.0コレスタである。巻き
紙６には燃焼添加剤は含まれていない。
の40％はダイエット−膨張刻みたばこである。刻みたば
こ５の密度は200mg/cm3である。またロッド２は巻き紙
６を有し、その巻き紙は充填剤として白亜4.9重量％と
酸化マグネシウム10.5重量％を含んでいる。巻き紙６の
坪量は36.6g/m2空気透過率は7.0コレスタである。巻き
紙６には燃焼添加剤は含まれていない。
フィルタ３は、ポリエチレンで形成された第１濾過性
本体であるプラグ７と、酢酸セルロースで形成された第
２濾過性本体であるプラグ８とを包含してなり、プラグ
７はロッド２に、またプラグ８はプラグ７にそれぞれ当
接した状態で設けられている。両プラグ7,8は、その周
辺を包囲している多孔質のプラグラップ９によって一体
に接続されている。フィルタ３として、市販の「レシオ
・フィルタ（Ratio Filter）」（フィルトロナ・リミ
テッド,Filtron ａ Limited）を例示した。
本体であるプラグ７と、酢酸セルロースで形成された第
２濾過性本体であるプラグ８とを包含してなり、プラグ
７はロッド２に、またプラグ８はプラグ７にそれぞれ当
接した状態で設けられている。両プラグ7,8は、その周
辺を包囲している多孔質のプラグラップ９によって一体
に接続されている。フィルタ３として、市販の「レシオ
・フィルタ（Ratio Filter）」（フィルトロナ・リミ
テッド,Filtron ａ Limited）を例示した。
チッピング紙（tipping wrapper）４は、換気孔10を
有するリングで形成され、かつたばこ１の喫煙時に、換
気空気がプラグ８の周面からそのプラグ内に流れ込むよ
うに配設されている。
有するリングで形成され、かつたばこ１の喫煙時に、換
気空気がプラグ８の周面からそのプラグ内に流れ込むよ
うに配設されている。
本発明の紙巻きたばこは、喫煙の全過程において、満
足のゆく涼感の主流煙を発するので、服時の温度上昇に
よる熱気泡破壌を軽減することができる。
足のゆく涼感の主流煙を発するので、服時の温度上昇に
よる熱気泡破壌を軽減することができる。
（実施例） 以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
次の試験を行って、CO/PMWNFの比率を評価した。
実施例１ 直径24.75mm、喫煙材料ロッド長さ59mm、フィルタ長
さ25mmの、本発明に基づく紙巻きたばこＡを調製した。
ロッド内の刻みたばこの密度は190mg/cm3であった。ダ
イエット−刻みたばこ40％を使用した。坪量37.5g/m
2の、酸化マグネシウム11.5％、炭酸カルシウム4.3％、
酢酸ナトリウム4.6％を含む巻き紙を使用し、ロッドを
包囲した。巻き紙の固有空気透過率は5.0コレスタであ
ったが、静電多孔法により全透過率を55コレスタとし
た。フィルタ本体として、長さ8mm、圧力降下175mmWGの
ポリエチレンフィルタ部材と、長さ17mm、圧力降下40mm
WGの酢酸セルロースフィルタ部材とからなるものを使用
した。たばこＡを71〜72％のレベルに換気した。自由圧
力降下は96mmWGであった。
さ25mmの、本発明に基づく紙巻きたばこＡを調製した。
ロッド内の刻みたばこの密度は190mg/cm3であった。ダ
イエット−刻みたばこ40％を使用した。坪量37.5g/m
2の、酸化マグネシウム11.5％、炭酸カルシウム4.3％、
酢酸ナトリウム4.6％を含む巻き紙を使用し、ロッドを
包囲した。巻き紙の固有空気透過率は5.0コレスタであ
ったが、静電多孔法により全透過率を55コレスタとし
た。フィルタ本体として、長さ8mm、圧力降下175mmWGの
ポリエチレンフィルタ部材と、長さ17mm、圧力降下40mm
WGの酢酸セルロースフィルタ部材とからなるものを使用
した。たばこＡを71〜72％のレベルに換気した。自由圧
力降下は96mmWGであった。
対照として、紙巻きたばこＡと同様の組成の紙巻きた
ばこＢを調製し、空気透過率50コレスタ、坪量29g/m2の
巻き紙により、そのロッドを包囲した。この巻き紙は白
亜21％、クエン酸ナトリウムとクエン酸カリウムの混合
物２％を含むものであった。長さ25mmの酢酸セルロース
フィルタ部材をフィルタ本体とした。ロッド内の刻みた
ばこの密度は246g/cm3であった。たばこＢを57％のレベ
ルで換気したところ、自由圧力降下は100mmWGであっ
た。
ばこＢを調製し、空気透過率50コレスタ、坪量29g/m2の
巻き紙により、そのロッドを包囲した。この巻き紙は白
亜21％、クエン酸ナトリウムとクエン酸カリウムの混合
物２％を含むものであった。長さ25mmの酢酸セルロース
フィルタ部材をフィルタ本体とした。ロッド内の刻みた
ばこの密度は246g/cm3であった。たばこＢを57％のレベ
ルで換気したところ、自由圧力降下は100mmWGであっ
た。
たばこＡとたばこＢを標準喫煙装置の条件下で喫煙に
付した。毎分２秒間、服量35cm3、吸殻長さ8mmとした。
主流、副流両煙中の成分を測定した。結果を表１に示
す。
付した。毎分２秒間、服量35cm3、吸殻長さ8mmとした。
主流、副流両煙中の成分を測定した。結果を表１に示
す。
実施例２ 紙巻きたばこＣを調製した。この紙巻たばこは特許請
求の範囲１に記載されている特長を全て有するものでは
ないが、参考例として例示する。このたばこは直径24.7
5mm、ロッド長さ64mm、フィルタ本体長さ20mmであっ
た。フィルタ本体は長さ6mmのポリエチレンフィルタ部
材と、長さ14mmの酢酸セルロースフィルタ部材とからな
り、圧力降下136mmWGのものを使用した。ロッド内の刻
みたばこの密度は195mg/cm3であった。G13法により膨張
させた刻みたばこ13％を使用した。巻き紙は坪量25.4g/
m2、透過率３コレスタの、リン酸モノアンモニウム0.5
％、炭酸カルシウム20.4％を含むものであった。
求の範囲１に記載されている特長を全て有するものでは
ないが、参考例として例示する。このたばこは直径24.7
5mm、ロッド長さ64mm、フィルタ本体長さ20mmであっ
た。フィルタ本体は長さ6mmのポリエチレンフィルタ部
材と、長さ14mmの酢酸セルロースフィルタ部材とからな
り、圧力降下136mmWGのものを使用した。ロッド内の刻
みたばこの密度は195mg/cm3であった。G13法により膨張
させた刻みたばこ13％を使用した。巻き紙は坪量25.4g/
m2、透過率３コレスタの、リン酸モノアンモニウム0.5
％、炭酸カルシウム20.4％を含むものであった。
同処方に準じ、紙巻きたばこＤとＥを調製した。これ
ら両たばこのフィルタ本体には、酢酸セルロースを採用
した。フィルタの圧力降下はそれぞれ50mmWGと70mmWGで
あり、またロッド内の刻みたばこの密度はそれぞれ197m
g/cm3と201mg/cm3であった。たばこＤとＥの巻き紙は、
たばこＣと同一のものを使用した。
ら両たばこのフィルタ本体には、酢酸セルロースを採用
した。フィルタの圧力降下はそれぞれ50mmWGと70mmWGで
あり、またロッド内の刻みたばこの密度はそれぞれ197m
g/cm3と201mg/cm3であった。たばこＤとＥの巻き紙は、
たばこＣと同一のものを使用した。
たばこＣ〜Ｅについて、標準喫煙装置により、吸殻長
さ10mmまでの喫煙試験を行った。主副流煙中の成分を測
定し、結果を換気率と併せて表２に示した。
さ10mmまでの喫煙試験を行った。主副流煙中の成分を測
定し、結果を換気率と併せて表２に示した。
紙巻きたばこＣと対照群との温度差を、定性的に測定
することは困難と判明した。そこで、膨張刻みたばこを
含有する紙巻きたばこに関連した熱の高低を定性的に評
価するために、たばこＣとＤのパネル試験を実施した。
試験容量は下記の通りであった。
することは困難と判明した。そこで、膨張刻みたばこを
含有する紙巻きたばこに関連した熱の高低を定性的に評
価するために、たばこＣとＤのパネル試験を実施した。
試験容量は下記の通りであった。
ロッドに沿った３個所の所定位置にて喫煙された各た
ばこの温度について、喫煙者10名の意見を求めた。温度
判定基準を０から５の段階に定めた。対比較の反復方式
を採った。10組のたばこを使用し、喫煙者が各組を同時
に喫煙したあと、上記のロッド位置で感じた温度を判定
基準の数字で示した。20本のたばこが喫煙された。再現
性を調べた関係で、合計40本のたばこが使用された。判
定結果の有意差をウィルコキソン（wilcoxon）の符号判
定方法で評価し、結果を表３に示した。
ばこの温度について、喫煙者10名の意見を求めた。温度
判定基準を０から５の段階に定めた。対比較の反復方式
を採った。10組のたばこを使用し、喫煙者が各組を同時
に喫煙したあと、上記のロッド位置で感じた温度を判定
基準の数字で示した。20本のたばこが喫煙された。再現
性を調べた関係で、合計40本のたばこが使用された。判
定結果の有意差をウィルコキソン（wilcoxon）の符号判
定方法で評価し、結果を表３に示した。
表３から明らかなように、距離3mmにおけるたばこＣ
の評価では、99％の信頼性が得られた。このことから、
本発明のたばこは最後の数服であっても、涼感の主流煙
を発することが理解できる。
の評価では、99％の信頼性が得られた。このことから、
本発明のたばこは最後の数服であっても、涼感の主流煙
を発することが理解できる。
【図面の簡単な説明】 添付図面は、本発明の紙巻きたばこを軸方向に見た概略
断面図である。 １……紙巻きたばこ、２……ロッド ３……フィルタ、５……喫煙材料 ６……巻き紙
断面図である。 １……紙巻きたばこ、２……ロッド ３……フィルタ、５……喫煙材料 ６……巻き紙
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−117774（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−116670（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−59872（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−112974（ＪＰ，Ａ) 特公 昭57−7172（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A24D 1/04 A24D 1/02 A24D 3/00 A24B 3/18
Claims (6)
- 【請求項１】ロッドと、そのロッドの一端部に配置され
たフィルタ手段とからなり、前記ロッドが喫煙材料と、
その材料の周辺を包囲している巻き紙とからなり、前記
ロッドは前記フィルタ手段にチッピング紙によって連結
され、前記喫煙材料が100mg/cm3から260mg/cm3の範囲の
密度を有し、さらに重量基準で少なくとも20％以上の膨
張刻みたばこを含み、前記巻き紙が固有透過率が20コレ
スタ以下であって副流煙を減少させる巻き紙である喫煙
物において、前記フィルタ手段が第１および第２濾過性
本体と換気手段とからなり、第１濾過性本体が低透過効
率のポリオレフィンであり且つ第２濾過性本体より高い
圧力効果を有し、前記第２濾過性本体が酢酸セルロース
であり、前記換気手段が少なくとも50％の換気率を有
し、前記第１濾過性本体の下流に配置され、前記巻き紙
がの全充填剤含量が重量基準で20％またはそれ以下であ
り、その充填剤の少なくとも一部が可視副流煙を減少さ
せる効果を有する充填剤であり、前記巻き紙の坪量が30
g/m2以上であることを特徴とする喫煙物。 - 【請求項２】前記第１濾過性本体のポリオレフィンがポ
リエチレンであることを特徴とする請求項１記載の喫煙
物。 - 【請求項３】前記第１濾過性本体のポリオレフィンがポ
リプロピレンであることを特徴とする請求項１記載の喫
煙物。 - 【請求項４】前記換気手段が換気空気が前記第２濾過性
本体の周囲を介して第２濾過性本体に入り込むように設
られていることを特徴とする請求項１、２または３記載
の喫煙物。 - 【請求項５】前記第１濾過性本体が、前記喫煙材ロッド
の下流端に当接し、前記第２濾過性本体が前記第１濾過
性本体の下流端と当接していることを特徴とする請求項
１ないし４いずれか１項に記載の喫煙物。 - 【請求項６】可視副流煙を減少させる充填剤が、酸化マ
グネシウム及び／または水酸化マグネシウムであること
を特徴とする先行請求項いずれか１項に記載の喫煙物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB898918556A GB8918556D0 (en) | 1989-08-15 | 1989-08-15 | Improvements relating to smoking articles |
| GB8918556.5 | 1989-08-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03151869A JPH03151869A (ja) | 1991-06-28 |
| JP3198104B2 true JP3198104B2 (ja) | 2001-08-13 |
Family
ID=10661620
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21565490A Expired - Lifetime JP3198104B2 (ja) | 1989-08-15 | 1990-08-15 | 喫煙物 |
Country Status (13)
| Country | Link |
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