JP2571955B2 - 喫煙物 - Google Patents
喫煙物Info
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- JP2571955B2 JP2571955B2 JP63221201A JP22120188A JP2571955B2 JP 2571955 B2 JP2571955 B2 JP 2571955B2 JP 63221201 A JP63221201 A JP 63221201A JP 22120188 A JP22120188 A JP 22120188A JP 2571955 B2 JP2571955 B2 JP 2571955B2
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- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24B—MANUFACTURE OR PREPARATION OF TOBACCO FOR SMOKING OR CHEWING; TOBACCO; SNUFF
- A24B15/00—Chemical features or treatment of tobacco; Tobacco substitutes, e.g. in liquid form
- A24B15/18—Treatment of tobacco products or tobacco substitutes
- A24B15/28—Treatment of tobacco products or tobacco substitutes by chemical substances
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
- A24D—CIGARS; CIGARETTES; TOBACCO SMOKE FILTERS; MOUTHPIECES FOR CIGARS OR CIGARETTES; MANUFACTURE OF TOBACCO SMOKE FILTERS OR MOUTHPIECES
- A24D1/00—Cigars; Cigarettes
- A24D1/02—Cigars; Cigarettes with special covers
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A24—TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
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- A24D1/00—Cigars; Cigarettes
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は紙巻きタバコおよびそれに類似した喫煙物に
関する。
関する。
従来の技術および発明が解決しようとする課題 円周10〜19mm、吸煙筒の自由燃焼速度25〜50mg/分の
紙巻きタバコは、従来の同種のタバコに比較した場合、
副流煙中の成分発生量を減少し得ることが英国特許公開
第2,175,789A号公報に開示されている。
紙巻きタバコは、従来の同種のタバコに比較した場合、
副流煙中の成分発生量を減少し得ることが英国特許公開
第2,175,789A号公報に開示されている。
英国特許公開第2,094,130A号公報に開示の紙巻きタバ
コは、コレスタ単位（Coresta Unit）で３以下の粘性流
れ気孔率と、0.08〜0.65cm/秒のDo/t比率を有する。こ
こでDoは巻紙における酸素の窒素中に拡散する係数を、
ｔは巻紙の厚さをそれぞれ意味する。この紙巻きタバコ
によると、副流煙中に発生する全粒状物質量および全ニ
コチン量が減少する。
コは、コレスタ単位（Coresta Unit）で３以下の粘性流
れ気孔率と、0.08〜0.65cm/秒のDo/t比率を有する。こ
こでDoは巻紙における酸素の窒素中に拡散する係数を、
ｔは巻紙の厚さをそれぞれ意味する。この紙巻きタバコ
によると、副流煙中に発生する全粒状物質量および全ニ
コチン量が減少する。
副流煙中に発生する成分を低減せしめる別の手段とし
て、１種またはそれ以上の副流煙低下化合物を有する巻
紙の使用を挙げることができる。例えば英国特許公開第
2,139,869A号公報に記載されているように、水酸化リチ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、蟻酸カ
リウム、蟻酸ナトリウムおよび酢酸ナトリウムから選択
される１種の化合物、好ましくは複数の化合物を有する
巻紙を使用すれば、紙巻きタバコの点火部から立ち上る
副流煙中の全粒状物質量を少なくとも30％減少させるこ
とが可能である。
て、１種またはそれ以上の副流煙低下化合物を有する巻
紙の使用を挙げることができる。例えば英国特許公開第
2,139,869A号公報に記載されているように、水酸化リチ
ウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、蟻酸カ
リウム、蟻酸ナトリウムおよび酢酸ナトリウムから選択
される１種の化合物、好ましくは複数の化合物を有する
巻紙を使用すれば、紙巻きタバコの点火部から立ち上る
副流煙中の全粒状物質量を少なくとも30％減少させるこ
とが可能である。
副流煙低下化合物として酸化マグネシウムと補助塩を
併用する例が米国特許第4,231,377号明細書に開示され
ている。
併用する例が米国特許第4,231,377号明細書に開示され
ている。
課題を解決するための手段 本発明の目的は、副流煙の発生を抑制した改良型の紙
巻きタバコまたは同様の喫煙物を提供することにある。
巻きタバコまたは同様の喫煙物を提供することにある。
本発明によると、喫煙物質と、この喫煙物質を包囲す
る気孔率がコレスタ単位20以下の巻装材とからなる吸煙
筒を有する喫煙物において、吸煙筒の円周が、20mm以下
であって、前記巻装材が副流煙低下化合物を含むことに
よって、円周が24.75mmであって巻装材が前記化合物を
含まない吸煙筒に比較して水分とニコチンを除いた副流
煙中の粒状物質の含量を少なくとも30％減少せしめる喫
煙物が提供される。
る気孔率がコレスタ単位20以下の巻装材とからなる吸煙
筒を有する喫煙物において、吸煙筒の円周が、20mm以下
であって、前記巻装材が副流煙低下化合物を含むことに
よって、円周が24.75mmであって巻装材が前記化合物を
含まない吸煙筒に比較して水分とニコチンを除いた副流
煙中の粒状物質の含量を少なくとも30％減少せしめる喫
煙物が提供される。
本発明に適した副流煙低下化合物は、副流煙中のガス
相成分を大幅に減少することなく、可視成分を低下させ
るという効果を奏する。同化合物の具体例としては、水
酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、アルミナ
およびアタパルジャイトクレーを列記でき、単独で使用
してもよく組み合せてもよい。これらの化合物に加え、
米国特許第4,461,311号明細書に開示されている化合物
も副流煙低下剤として適用可能である。本発明による外
装材の好適例は紙である。副流煙低下化合物が水不溶性
ならば、外装紙の製造時に紙料中に粉末として充填させ
ることができる。水溶性の場合、水溶液として外装材に
塗布するのが好ましい。
相成分を大幅に減少することなく、可視成分を低下させ
るという効果を奏する。同化合物の具体例としては、水
酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化リチウ
ム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウム、アルミナ
およびアタパルジャイトクレーを列記でき、単独で使用
してもよく組み合せてもよい。これらの化合物に加え、
米国特許第4,461,311号明細書に開示されている化合物
も副流煙低下剤として適用可能である。本発明による外
装材の好適例は紙である。副流煙低下化合物が水不溶性
ならば、外装紙の製造時に紙料中に粉末として充填させ
ることができる。水溶性の場合、水溶液として外装材に
塗布するのが好ましい。
適切な発煙物質は、発泡タバコを主体とした刻みタバ
コである。再生タバコまたはタバコ代用物質も使用でき
る。
コである。再生タバコまたはタバコ代用物質も使用でき
る。
吸煙筒の長さは最小限60mmであり、標準吸煙装置によ
る服数が好ましくは６以上、より好ましくは７以上であ
る。その形状としては、断面から見て全長にわたって均
一であることが望ましい。円形断面であれば、円周は例
えば最低10mm、好ましくは12.5mm以上である。
る服数が好ましくは６以上、より好ましくは７以上であ
る。その形状としては、断面から見て全長にわたって均
一であることが望ましい。円形断面であれば、円周は例
えば最低10mm、好ましくは12.5mm以上である。
吸煙筒の円周は約19mmを超えてはならず、18mm以下が
有利である。
有利である。
本発明の紙巻きタバコには、好ましくは吸煙筒の一端
部にフィルターまたはマウスピースが取り付けられる。
部にフィルターまたはマウスピースが取り付けられる。
外装材は気孔率の低いものでなければならない。例え
ばコレスタ単位で20以下、好ましくは12以下である。
ばコレスタ単位で20以下、好ましくは12以下である。
実施例 以下、本発明を実施例に基づいて詳しく説明する。
実施例１ 円周20mm、長さ64mmの吸煙筒と、外装材を介して吸煙
筒の先端に固定された長さ20mmの酢酸セルロースフィル
ターを有する紙巻きタバコ（シガレット）を調製した。
吸煙筒に密度240mg/cm3の刻みタバコを充填し、外装材
として気孔率19コレスタ単位、坪量45g/m2のシガレット
巻紙を用いて巻装した。巻紙はチョーク23％、水酸化マ
グネシウム８％、酢酸ナトリウム２％を含むものであっ
た。供試シガレットを標準吸煙装置により吸煙したとこ
ろ、つまり１服当り毎分２秒間、35cm3、吸殻長さ8mmま
での吸煙条件下で試験したところ、副流煙中の水分とニ
コチンを除く全粒状物質量（PMWNF）は9.2mg、または全
一酸化炭素量（CO）34.4mgであった。服数は8.9と満足
できるものであった。
筒の先端に固定された長さ20mmの酢酸セルロースフィル
ターを有する紙巻きタバコ（シガレット）を調製した。
吸煙筒に密度240mg/cm3の刻みタバコを充填し、外装材
として気孔率19コレスタ単位、坪量45g/m2のシガレット
巻紙を用いて巻装した。巻紙はチョーク23％、水酸化マ
グネシウム８％、酢酸ナトリウム２％を含むものであっ
た。供試シガレットを標準吸煙装置により吸煙したとこ
ろ、つまり１服当り毎分２秒間、35cm3、吸殻長さ8mmま
での吸煙条件下で試験したところ、副流煙中の水分とニ
コチンを除く全粒状物質量（PMWNF）は9.2mg、または全
一酸化炭素量（CO）34.4mgであった。服数は8.9と満足
できるものであった。
実施例２ 円周20mm、長さ64mmの吸煙筒と、外装材を介して吸煙
筒の先端に固定された長さ20mmの酢酸セルロースフィル
ターを有するシガレットを形成した。密度287mg/cm3の
刻みタバコと気孔率11コレスタ単位、坪量43g/m2のシガ
レット巻紙を使用した。巻紙はチョーク19.7％、酸化マ
グネシウム5.0％、くえん酸トリカリウム6.7％（くえん
酸換算）が含まれていた。得られたシガレットを標準吸
煙装置により吸煙し、副流煙中の成分を調べた。全PMWN
F量は13.3mg、全CO量は36.8mg、服数は8.3であった。
筒の先端に固定された長さ20mmの酢酸セルロースフィル
ターを有するシガレットを形成した。密度287mg/cm3の
刻みタバコと気孔率11コレスタ単位、坪量43g/m2のシガ
レット巻紙を使用した。巻紙はチョーク19.7％、酸化マ
グネシウム5.0％、くえん酸トリカリウム6.7％（くえん
酸換算）が含まれていた。得られたシガレットを標準吸
煙装置により吸煙し、副流煙中の成分を調べた。全PMWN
F量は13.3mg、全CO量は36.8mg、服数は8.3であった。
実施例３ 円周17mm、長さ70mmの吸煙筒と、長さ27mmの酢酸セル
ロースフィルターを有するシガレットを形成した。充填
物質として密度293mg/cm3の刻みタバコを充填し、外装
材として気孔率26コレスタ単位、坪量26g/m2のシガレッ
ト巻紙をそれぞれ使用した。この巻紙は副流煙低下化合
物を含まず、供試シガレットの一部を別の巻紙で二重に
巻装した。第二巻紙は15コレスタ単位の気孔率と50g/m2
の坪量を有し、チョーク4.5％、水酸化マグネシウム24.
3％、酢酸ナトリウム3.6％が含まれていた。
ロースフィルターを有するシガレットを形成した。充填
物質として密度293mg/cm3の刻みタバコを充填し、外装
材として気孔率26コレスタ単位、坪量26g/m2のシガレッ
ト巻紙をそれぞれ使用した。この巻紙は副流煙低下化合
物を含まず、供試シガレットの一部を別の巻紙で二重に
巻装した。第二巻紙は15コレスタ単位の気孔率と50g/m2
の坪量を有し、チョーク4.5％、水酸化マグネシウム24.
3％、酢酸ナトリウム3.6％が含まれていた。
二重巻装シガレットを標準条件下で吸煙し、副流煙中
の成分を測定した。PMWNF量8.3mg、COは39.1mg、ニコチ
ン（Ｎ）1.1mgの結果を得た。服数は12であった。同一
条件で単巻装シガレットを評価した。副流煙に含まれる
PMWNF、CO、Ｎはそれぞれ20.7mg、45mg、2.7mgであっ
た。
の成分を測定した。PMWNF量8.3mg、COは39.1mg、ニコチ
ン（Ｎ）1.1mgの結果を得た。服数は12であった。同一
条件で単巻装シガレットを評価した。副流煙に含まれる
PMWNF、CO、Ｎはそれぞれ20.7mg、45mg、2.7mgであっ
た。
従来の円周24.75mm、長さ64mmの吸煙筒を有する二種
の対照シガレットについて吸煙試験を行った。
の対照シガレットについて吸煙試験を行った。
第一対照品には従来の気孔率47コレスタ単位、坪量25
g/m2の、チョーク26％、くえん酸トリカリウム0.8％を
含む巻紙を使用した。標準吸煙試験により、副流煙中に
4.9mgのＮを発生することが判明した。円周17mmの単巻
装シガレットによるＮ発生量は先に述べたように2.7mg
であった。両者の結果を総合すると、従来の巻紙を備え
たシガレットであっても、円周を従来の24.75mmから本
発明の範囲の17mmに減縮した場合、副流煙中のニコチン
含量が45％低下することが理解できる。
g/m2の、チョーク26％、くえん酸トリカリウム0.8％を
含む巻紙を使用した。標準吸煙試験により、副流煙中に
4.9mgのＮを発生することが判明した。円周17mmの単巻
装シガレットによるＮ発生量は先に述べたように2.7mg
であった。両者の結果を総合すると、従来の巻紙を備え
たシガレットであっても、円周を従来の24.75mmから本
発明の範囲の17mmに減縮した場合、副流煙中のニコチン
含量が45％低下することが理解できる。
第二対照品の巻紙として、円周17mmの二重巻装シガレ
ットにおける第二巻紙と同種のものを用いた。標準吸煙
試験の結果、副流煙中のＮが2.5mgと判明した。第二対
照品と第一対照品のニコチン含量の比較から明らかなご
とく、第一対照品の従来紙に代わる副流煙低下紙は49％
ものニコチン発生量を抑制できる。
ットにおける第二巻紙と同種のものを用いた。標準吸煙
試験の結果、副流煙中のＮが2.5mgと判明した。第二対
照品と第一対照品のニコチン含量の比較から明らかなご
とく、第一対照品の従来紙に代わる副流煙低下紙は49％
ものニコチン発生量を抑制できる。
円周24.75mmから17mmへの減縮と、従来巻紙の副流煙
低下巻紙による代替とが奏する双方のニコチン低下効果
をシガレットに同時に達成させると、第一対照品に代表
される従来のシガレットに比較して、副流煙ニコチン発
生量が28％まで減少すると予測できる。実際上、円周17
mmの二重巻装シガレットは両ニコチン低下効果を具有
し、ニコチン発生量をある一定値まで、つまり第一対照
品の22.5％に相当する1.1mgだけ減少させている。した
がって、その二重巻装シガレットはニコチンの抑制に当
り、相乗効果を発揮したものといえる。
低下巻紙による代替とが奏する双方のニコチン低下効果
をシガレットに同時に達成させると、第一対照品に代表
される従来のシガレットに比較して、副流煙ニコチン発
生量が28％まで減少すると予測できる。実際上、円周17
mmの二重巻装シガレットは両ニコチン低下効果を具有
し、ニコチン発生量をある一定値まで、つまり第一対照
品の22.5％に相当する1.1mgだけ減少させている。した
がって、その二重巻装シガレットはニコチンの抑制に当
り、相乗効果を発揮したものといえる。
実施例４ 円周24.75mm、長さ64mmの吸煙筒と、長さ20mmの酢酸
セルロースフィルターを有するシガレットを形成した。
吸煙筒に充填した刻みタバコは密度279mg/cm3のもの
を、巻紙としては気孔率47コレスタ単位、坪量25g/m2の
従来品を用いた。巻紙は炭酸カルシウム充填剤26％、く
えん酸カリウムとくえん酸ナトリウムの混合物である燃
焼添加剤0.18％（くえん酸換算）とを含む紙であった。
便宜上、得られたシガレットを「シガレットＡ」と呼称
する。
セルロースフィルターを有するシガレットを形成した。
吸煙筒に充填した刻みタバコは密度279mg/cm3のもの
を、巻紙としては気孔率47コレスタ単位、坪量25g/m2の
従来品を用いた。巻紙は炭酸カルシウム充填剤26％、く
えん酸カリウムとくえん酸ナトリウムの混合物である燃
焼添加剤0.18％（くえん酸換算）とを含む紙であった。
便宜上、得られたシガレットを「シガレットＡ」と呼称
する。
気孔率19コレスタ単位、坪量44.8g/m2副流煙低下紙を
使用した以外、シガレットＡと同様の手順で「シガレッ
トＢ」を形成した。その巻紙には水酸化マグネシウム8.
2％、炭酸カルシウム21.8％、酢酸ナトリウム2.02％が
含まれていた。
使用した以外、シガレットＡと同様の手順で「シガレッ
トＢ」を形成した。その巻紙には水酸化マグネシウム8.
2％、炭酸カルシウム21.8％、酢酸ナトリウム2.02％が
含まれていた。
円周を17mmに代えたことを除き、シガレットＡと同様
の手順で「シガレットＣ」を調製した。シガレットＢの
巻紙を使用した以外、シガレットＣと同様の手順で「シ
ガレットＤ」を形成した。シガレットＤは本発明に基づ
くシガレットであった。
の手順で「シガレットＣ」を調製した。シガレットＢの
巻紙を使用した以外、シガレットＣと同様の手順で「シ
ガレットＤ」を形成した。シガレットＤは本発明に基づ
くシガレットであった。
シガレットＡ〜Ｄの標準吸煙試験を行い、副流煙中の
全PMWNF量、全ニコチンアルカロイド量（TNA）および全
CO量を測定した。結果を表１に示した。
全PMWNF量、全ニコチンアルカロイド量（TNA）および全
CO量を測定した。結果を表１に示した。
シガレットＤの予測値はシガレットＡ〜Ｃの実測値か
ら求めた値である。例えばシガレットＤの予測PMWNF値
は次式により算出できる。
ら求めた値である。例えばシガレットＤの予測PMWNF値
は次式により算出できる。
シガレットＤの実測PMWNF値は7.0mgである。シガレッ
トの直径を本発明の範囲内に定めるとともに、本発明の
副流煙低下巻紙を使用すると、PMWNFが相乗効果的に減
少すると判明した。TNAとCOの低下においても、本発明
のシガレットＤは相乗効果を奏している。
トの直径を本発明の範囲内に定めるとともに、本発明の
副流煙低下巻紙を使用すると、PMWNFが相乗効果的に減
少すると判明した。TNAとCOの低下においても、本発明
のシガレットＤは相乗効果を奏している。
シガレットＤは10.8の平均服数を示した。実施例５ 円周24.75mm、長さ64mmの吸煙筒と、長さ20mmの酢酸
セルロースフィルターを有する「シガレットＥ」を形成
した。吸煙筒の中に銘柄ダイエット（DIET）の発泡タバ
コ12wt.％を含む密度252mg/cm3の刻みタバコを充填し、
実施例４のシガレットＡと同種の従来紙で巻装した。気
孔率18コレスタ単位、坪量47.4g/m2の、しかも水酸化マ
グネシウム33.3％、炭酸カルシウム5.3％、酢酸カリウ
ム5.3％、酢酸ナトリウム1.1％を含む巻紙を使用した以
外、シガレットＥと同様の手順で「シガレットＦ」を形
成した。
セルロースフィルターを有する「シガレットＥ」を形成
した。吸煙筒の中に銘柄ダイエット（DIET）の発泡タバ
コ12wt.％を含む密度252mg/cm3の刻みタバコを充填し、
実施例４のシガレットＡと同種の従来紙で巻装した。気
孔率18コレスタ単位、坪量47.4g/m2の、しかも水酸化マ
グネシウム33.3％、炭酸カルシウム5.3％、酢酸カリウ
ム5.3％、酢酸ナトリウム1.1％を含む巻紙を使用した以
外、シガレットＥと同様の手順で「シガレットＦ」を形
成した。
円周を17mmに変更し、DIET発泡タバコ40wt.％を含む
密度224mg/cm3の刻みタバコを使用したことを除き、シ
ガレットＥと同様の手順で「シガレットＧ」を形成し
た。
密度224mg/cm3の刻みタバコを使用したことを除き、シ
ガレットＥと同様の手順で「シガレットＧ」を形成し
た。
シガレットＦと同種の副流煙低下紙を使用し、シガレ
ットＧと同様の手順で「シガレットＨ」を形成した。シ
ガレットＨは本発明に基づくシガレットであった。
ットＧと同様の手順で「シガレットＨ」を形成した。シ
ガレットＨは本発明に基づくシガレットであった。
シガレットＥ〜Ｈの標準吸煙試験により、副流煙中の
PMWNF、TNAおよびCOの測定を行った。結果を表２に示し
た。
PMWNF、TNAおよびCOの測定を行った。結果を表２に示し
た。
シガレットＨの予測値はシガレットＤ（実施例４）の
場合と同様にして算出した。本発明によるシガレットＨ
のPMWNF、TNA、COのいずれもが相乗効果的に減少した。
場合と同様にして算出した。本発明によるシガレットＨ
のPMWNF、TNA、COのいずれもが相乗効果的に減少した。
シガレットＨの平均服数は6.8であった。
実施例６ 円周24.75mm、長さ64mmの吸煙筒と、外長さ20mmの酢
酸セルロースフィルターを有する「シガレットＩ」を形
成した。密度291mg/cm3の刻みタバコを充填し、実施例
４のシガレットＡと同種の従来紙で巻装した。気孔率５
コレスタ単位、坪量45.0g/m2の、しかもアタパルジャイ
トクレー163％、炭酸カルシウム18％、くえん酸トリカ
リウム11％、燐酸モノアンモニウム３％を含む巻紙を用
いたことを除いては、シガレットＩと同様の手順で「シ
ガレットＪ」を形成した。
酸セルロースフィルターを有する「シガレットＩ」を形
成した。密度291mg/cm3の刻みタバコを充填し、実施例
４のシガレットＡと同種の従来紙で巻装した。気孔率５
コレスタ単位、坪量45.0g/m2の、しかもアタパルジャイ
トクレー163％、炭酸カルシウム18％、くえん酸トリカ
リウム11％、燐酸モノアンモニウム３％を含む巻紙を用
いたことを除いては、シガレットＩと同様の手順で「シ
ガレットＪ」を形成した。
円周を17mmに変更した以外、シガレットＩと同様の手
順で「シガレットＫ」を形成した。
順で「シガレットＫ」を形成した。
シガレットＪと同種の副流煙低下紙を使用し、シガレ
ットＫと同様の手順で「シガレットＬ」を形成した。シ
ガレットＬは本発明に基づくシガレットであった。
ットＫと同様の手順で「シガレットＬ」を形成した。シ
ガレットＬは本発明に基づくシガレットであった。
シガレットＩ〜Ｌの標準吸煙試験により、副流煙中の
PMWNF、TNAおよびCOの測定をし、結果を表３に示した。
PMWNF、TNAおよびCOの測定をし、結果を表３に示した。
本発明のシガレットＬはTNAとCOを相乗効果的に低下
させた。
させた。
シガレットＬの平均服数は13.0であった。つぎに副流
煙中の成分測定について説明する。その測定に使用され
る装置は第１図に概略的に図示されている。第２図は第
１図の装置の一部を構成するフィッシュテール煙突を示
し、第３図から第５図はそれぞれ第２図の矢印A,Bおよ
びＣの方向に見た図である。
煙中の成分測定について説明する。その測定に使用され
る装置は第１図に概略的に図示されている。第２図は第
１図の装置の一部を構成するフィッシュテール煙突を示
し、第３図から第５図はそれぞれ第２図の矢印A,Bおよ
びＣの方向に見た図である。
第１図の装置は直線状の吸煙機（７）［「フィルトロ
ラ302」（Filtrona302）］を有する。吸煙機（７）の口
部（８）に垂設されているのは開口端を備えたガラス製
フィッシュテール煙突（９）である。第２図に示した寸
法（ａ）と（ｂ）はそれぞれ410mmと80mmであり、第３
図における内寸（直径）（ｃ）は24mm、寸法（ｄ）は22
mmである。予め秤量したフィルターパッド（10）［ケン
ブリッジ・フィルター・パッド」（Cambridge Filter
Pad）］が煙突（９）の上方に横設されている。符号
（101）で示したのは主流煙中の成分測定のためのケン
ブリッジのフィルターパッドである。導管（11）がフィ
ルターパッド（10）の上側部からガス流量計（12）に延
設され、流量計（12）から導管（13）がガスポンプ（1
4）に延びている。内部ガス循環ポンプ（図示せず）を
含む赤外線一酸化炭素分析器（17）が入口管（15）と出
口管（16）を介して導管（13）に接続されている。
ラ302」（Filtrona302）］を有する。吸煙機（７）の口
部（８）に垂設されているのは開口端を備えたガラス製
フィッシュテール煙突（９）である。第２図に示した寸
法（ａ）と（ｂ）はそれぞれ410mmと80mmであり、第３
図における内寸（直径）（ｃ）は24mm、寸法（ｄ）は22
mmである。予め秤量したフィルターパッド（10）［ケン
ブリッジ・フィルター・パッド」（Cambridge Filter
Pad）］が煙突（９）の上方に横設されている。符号
（101）で示したのは主流煙中の成分測定のためのケン
ブリッジのフィルターパッドである。導管（11）がフィ
ルターパッド（10）の上側部からガス流量計（12）に延
設され、流量計（12）から導管（13）がガスポンプ（1
4）に延びている。内部ガス循環ポンプ（図示せず）を
含む赤外線一酸化炭素分析器（17）が入口管（15）と出
口管（16）を介して導管（13）に接続されている。
第１図に示した装置により、吸煙機（７）の口部
（８）において吸煙された紙巻きタバコ（18）の副流煙
中の成分発生量を測定する場合、ポンプ（14）を作動さ
せて１分間当り2.0リットルの成分を煙突（９）、導管
（11）と導管（13）に送り込む。タバコ（18）が口部
（８）で標準条件下で発煙している間に、タバコ（18）
から立ち上る副流煙は煙突（９）を通過してフィルター
パッド（10）に到達する。パッド（10）または煙突
（９）の内壁に付着しなかった副流煙は導管（11）と導
管（13）を通過し、入口管（15）と出口管（16）を経て
分析器（17）に進入する。
（８）において吸煙された紙巻きタバコ（18）の副流煙
中の成分発生量を測定する場合、ポンプ（14）を作動さ
せて１分間当り2.0リットルの成分を煙突（９）、導管
（11）と導管（13）に送り込む。タバコ（18）が口部
（８）で標準条件下で発煙している間に、タバコ（18）
から立ち上る副流煙は煙突（９）を通過してフィルター
パッド（10）に到達する。パッド（10）または煙突
（９）の内壁に付着しなかった副流煙は導管（11）と導
管（13）を通過し、入口管（15）と出口管（16）を経て
分析器（17）に進入する。
タバコ（18）と２本の同一タバコの口部（８）におけ
る吸煙が完了した時点で、パッド（10）を再秤量する。
パッド（10）の再秤重量から原重量を減算すれば、パッ
ド（10）に付着した全粒状物質量（TPM）が算出でき
る。ついでパッド（10）を例えばプロパン−２−オール
等の抽出溶媒で抽出する。得られた抽出物のガスクロマ
トグラフィー分析により、パッド（10）に付着したニコ
チン量と水分量を測定する。ニコチンと水の総量を重量
分析で求めたTPMから減算し、パッド（10）に付着したP
MWNFの量を決定する。
る吸煙が完了した時点で、パッド（10）を再秤量する。
パッド（10）の再秤重量から原重量を減算すれば、パッ
ド（10）に付着した全粒状物質量（TPM）が算出でき
る。ついでパッド（10）を例えばプロパン−２−オール
等の抽出溶媒で抽出する。得られた抽出物のガスクロマ
トグラフィー分析により、パッド（10）に付着したニコ
チン量と水分量を測定する。ニコチンと水の総量を重量
分析で求めたTPMから減算し、パッド（10）に付着したP
MWNFの量を決定する。
煙突（９）の内部をプロパン−２−オールなどの抽出
溶媒で洗浄し、抽出物の一部をガスクロマトグラフィー
分析することにより、煙突（９）の内壁に付着したニコ
チン量を求める。このニコチン量をパッド（10）に付着
のニコチン量に加算し、３本のタバコから発生した副流
煙中のニコチン全量を算出する。このように測定したニ
コチン全量を三等分すれば、タバコ１本当りの副流煙中
のニコチン量が決定できる。
溶媒で洗浄し、抽出物の一部をガスクロマトグラフィー
分析することにより、煙突（９）の内壁に付着したニコ
チン量を求める。このニコチン量をパッド（10）に付着
のニコチン量に加算し、３本のタバコから発生した副流
煙中のニコチン全量を算出する。このように測定したニ
コチン全量を三等分すれば、タバコ１本当りの副流煙中
のニコチン量が決定できる。
煙突（９）の洗浄によって得た抽出物の残部を超紫外
線分析する。この場合、前述のパッド（10）から得た抽
出物の一部を標準液として採用し、煙突（９）の内壁に
付着したPMWNF量に加算することで、３本のタバコから
発生した副流煙中のPMWNF全量を算出して三等分する。
かくして単位タバコ当りの副流煙中のPMWNF量を算出す
る。単位タバコ当りの副流煙中のCO発生量は分析器（1
7）により求めたデータから決定できる。
線分析する。この場合、前述のパッド（10）から得た抽
出物の一部を標準液として採用し、煙突（９）の内壁に
付着したPMWNF量に加算することで、３本のタバコから
発生した副流煙中のPMWNF全量を算出して三等分する。
かくして単位タバコ当りの副流煙中のPMWNF量を算出す
る。単位タバコ当りの副流煙中のCO発生量は分析器（1
7）により求めたデータから決定できる。
【図面の簡単な説明】 第１図は副流煙中の成分を測定するための装置の概略
図、第２図は第１図に示した装置の一部を構成するフィ
ッシュテール煙突の概略図、第３図から第５図はそれぞ
れ第２図の矢印A,BおよびＣの方向に見た図である。
図、第２図は第１図に示した装置の一部を構成するフィ
ッシュテール煙突の概略図、第３図から第５図はそれぞ
れ第２図の矢印A,BおよびＣの方向に見た図である。
フロントページの続き (72)発明者 ジョン・アンソニー・ルーク イギリス国、ハンプシャー、サザンプト ン、イーストレイ、チャンドラーズ・フ ォード、シカモア・アベニュー ６ (56)参考文献 特開 昭61−280261（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−287473（ＪＰ，Ａ) 英国特許2139869Ａ（ＧＢ，Ａ)
Claims (11)
- 【請求項１】喫煙物質と、この喫煙物質を包囲する気孔
率がコレスタ単位20以下の巻装材とからなる吸煙筒を有
する喫煙物において、吸煙筒の円周が、20mm以下であっ
て、前記巻装材が副流煙低下化合物を含むことによっ
て、円周が24.75mmであって巻装材が前記化合物を含ま
ない吸煙筒に比較して水分とニコチンを除いた副流煙中
の粒状物質の含量を少なくとも30％減少せしめることを
特徴とする喫煙物。 - 【請求項２】喫煙物質がタバコである請求項１に記載の
喫煙物。 - 【請求項３】タバコが膨張タバコである請求項２に記載
の喫煙物。 - 【請求項４】巻装材の気孔率がコレスタ単位で12以下で
ある請求項１に記載の喫煙物 - 【請求項５】吸煙筒の円周が19mm以下である請求項１か
ら４のいずれか１項に記載の。喫煙物。 - 【請求項６】吸煙筒の円周が18mm以下である請求項５に
記載の喫煙物。 - 【請求項７】吸煙筒の円周が少なくとも10mmである請求
項５に記載の喫煙物。 - 【請求項８】吸煙筒の円周が少なくとも12.5mmである請
求項５に記載の喫煙物。 - 【請求項９】副流煙低下化合物が水酸化アルミニウム、
水酸化カルシウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウ
ム、酸化マグネシウム、アルミナ、アタパルジャイトク
レーおよびその混合物から選ばれる請求項１から８のい
ずれか１項に記載の喫煙物。 - 【請求項１０】巻装材が紙である請求項１から９のいず
れか１項に記載の喫煙物。 - 【請求項１１】喫煙物が紙巻きタバコである請求項１か
ら10のいずれか１項に記載の喫煙物。
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-
1987
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