JP2019049785A - ロボット管理システム及び商品提案方法 - Google Patents

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弘光 本橋
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Abstract

【課題】従来のロボットは、顧客毎に適切な商品提案を行うことができなかった。【解決手段】ロボット制御装置は、顧客移動テーブルに記録されたエリア及び滞在時間に基づいて、顧客の立ち止まり位置へロボットを移動させる。そして、ロボット制御装置は、顧客まで移動したロボットに対して、顧客が直近に滞在したエリアに関係する商品カテゴリに基づく商品の提案を実施させる。この提案は、顧客が滞在したエリアの商品カテゴリのうち移動順に複数連続した商品カテゴリに基づいて実施される。【選択図】図1

Description

本発明は、ロボット管理システム及び商品提案方法に関する。
ショッピングセンター等大型の商業施設においては、取り扱う商品の種類が多岐に渡り、販売員による説明を要する商品が多く存在している。また週末や休日ともなると販売員に対して顧客数が多くなり、販売員への負担が増すことで顧客からの信頼度にも悪影響を及ぼしかねない。このため、多様な商品の中から販売員が顧客一人一人に対して商品情報を接客中に正確に提案するには限度がある。
そこで、顧客に商品情報を提案可能とするために例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1には、商品の店舗等に配置されて来店した顧客に商品の説明を行う顧客応対ロボットが記載されている。
特開2005−293052号公報
しかしながら、上述のような特許文献1に開示された技術では、顧客への応対の時間が長く商品提案までの時間が掛かっていた。顧客は、ロボットから適切な商品情報の提案をされるまで、ロボットと対面しながらの質疑応答の時間を必要とするからである。
ここで、過去に来店し顧客登録されている顧客を「常連客」と呼び、顧客登録がされていない初来店又は来店2回目以降の顧客を「新規客」と呼ぶこととする。特許文献1に開示された技術では、顧客に関する顧客情報に基づいて提供すべき商品情報が選択されるため、ロボットは、常連客に対して適切に応対することが可能であった。しかし、新規客の顧客情報はないため、ロボットは、新規客に対して適切に応対することができなかった。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、ロボットが顧客毎に適切な提案を行えるようにすることを目的とする。
本発明に係るロボット管理システムは、顧客を撮影するカメラと、移動可能なロボットと、カメラが撮影した映像に基づいて、顧客が滞在したエリアの滞在時間が規定時間以上である場合に、顧客が移動したエリア及び滞在時間を、顧客の移動順に記録する顧客移動テーブルと、顧客移動テーブルに記録されたエリア及び滞在時間に基づいて、ロボットを顧客の位置まで移動させる指示を行う移動指示部と、移動指示部の指示により顧客まで移動したロボットに対して、顧客が滞在したエリアに関係する商品カテゴリに基づく商品の提案を実施させる提案実施部とを備える。
本発明によれば、顧客に対して常連客及び新規客の区別をせずに、顧客が滞在したエリアに関係する商品カテゴリに基づく商品の提案をロボットに実施させることができる。さらに移動可能なロボットは、接客を必要としている顧客に対して迅速に商品情報の提案を行うことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例によるロボット管理システムの全体構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例によるロボットの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態例によるロボット制御装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態例によるロボット監視センタの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態例による映像記録装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態例による建物の内部を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例による店舗の内部を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例による顧客移動テーブルの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例による提案内容テーブルの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例において、ロボットが顧客に商品情報の提案を実施するために移動する際の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例において、ロボットが顧客に商品情報の提案を行う際に優先すべき内容の処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[ロボット管理システムの全体構成]
始めに、図1を参照して、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」という)に係るロボット管理システム1の全体構成を説明する。
図1は、ロボット管理システム1の全体構成例を示すブロック図である。
ロボット管理システム1は、ロボット100、ロボット制御装置110、ロボット監視センタ120、監視カメラ200、映像記録装置210を備える。
本例のロボット管理システム1では、建物300内に、ロボット100、ロボット制御装置110、監視カメラ200、及び映像記録装置210が配置される。
ロボット100と、ロボット100を制御するロボット制御装置110は、例えば、無線LAN(local area nework)等を介して接続されている。
また、一又は複数の監視カメラ200は、建物300内を撮影することが可能である。
映像記録装置210は、監視カメラ200が撮影した映像を有線LAN等を介して記録する。
ロボット制御装置110と映像記録装置210は、有線LAN等を介して接続されており、互いにデータの送受信が可能となっている。
ロボット100は、建物300内に来館する顧客に向けて自律移動し、この顧客に対して商品情報を提案する自律移動型の提案ロボットである。商品情報とは、例えば、建物300内に設置される店舗等で取り扱われる商品に関する情報である。ロボット100は、通常、建物300内のフロアの決められた位置で待機している。ロボット制御装置110が顧客を検知し、ロボット100に移動指示を出すと、ロボット100は顧客の位置まで自律移動し商品情報の提案を行う。
顧客への提案が終了すると、ロボット100は、自律移動して元の待機位置まで戻るか、次の顧客の元へ移動する。
ロボット制御装置110は、ロボット100に商品情報の提案をするよう指令を行う他に、インターネット等のネットワークNを介して、建物300の外部に設置されたロボット監視センタ120との通信を行う。
ロボット監視センタ120は、通常、複数の建物300に設置されているロボット制御装置110との通信を行い、各建物300に配置されているロボット100の管理状況等を監視する。
監視カメラ200は、建物300の出入口、共用エリア、商品エリア等に各々一又は複数台設置されている。監視カメラ200は、建物300に出入りする顧客、建物300内の共用エリア301(図6参照)及び商品エリア312(図7参照)を移動している顧客等を撮影し続けている。もちろん、監視カメラ200は撮影方向及び撮影倍率を任意に変更して撮影可能である。以下の説明で、共用エリア301、商品エリア312を区別しない場合は「エリア」と総称する。
映像記録装置210は、監視カメラ200から取得した映像を記録すると共に、この映像を解析して顧客一人一人を特定する機能を有している。映像記録装置210が取得した映像からは、顧客の歩容や服装等、見た目に表れる特徴に基づいて解析が行われる。映像記録装置210に記録されたデータは、有線LANを介してロボット制御装置110に供給される。また、映像記録装置210に記録されたデータは、ロボット制御装置110経由でネットワークNを経由し、ロボット監視センタ120に供給される。
[ロボット100の構成]
図2は、ロボット100の内部構成例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、ロボット100は、CPU104を備え、CPU104の制御下で各処理が実行されるコンピュータ装置と、そのコンピュータ装置に接続された周辺機器で構成される。
ロボット100は、主記憶装置101、入出力装置102及び通信インターフェース103を備える。ロボット100は、後述する図6及び図7に示す所定のエリアを移動可能である。
主記憶装置101は、駆動制御部101a、対話制御部101b及び入出力部101cを備える。駆動制御部101a、対話制御部101b及び入出力部101cは、CPU104からの指令に基づいて動作する。
駆動制御部101aは、ロボット100を自律移動させる駆動制御を行う。例えば、駆動制御部101aは、ロボット100が移動する際に、ロボット100のカメラ102aが撮影した映像や、測域センサ102dが光波により検出した自分の位置からロボット100の周囲の状況を判断し、顧客との距離に関するデータを用いて人、壁等の障害物を避けてロボット100を移動させる。また、駆動制御部101aは、ジャイロセンサ102cを用いてロボット100の機体の傾きを検知し、ロボット100が倒れずに自律移動する制御を行う。
対話制御部101bは、入出力装置102が備えるマイク102bとスピーカ102eを用いて音声によって顧客との対話を制御する。一例を挙げると、対話制御部101bは、商品情報の提案に必要となる発話等の音声情報をスピーカ102eから出力し、マイク102bを通して顧客からの音声による回答を得る。これは、顧客から回答を得る方法の一例を示したものであり、代替手段の例として、ロボット100にタッチパネルを取り付け、このタッチパネルを通じて商品情報(例えば、後述する図9に示す提案内容)を表示し、タッチパネルを操作することにより回答を得ることもできる。
主記憶装置101の入出力部101cは、入出力装置102との間で、データの入出力動作を実行する他、通信インターフェース103経由で、ロボット制御装置110との間でデータの入出力動作を実行する。
入出力装置102は、カメラ102a、マイク102b、ジャイロセンサ102c、測域センサ102d、スピーカ102e及び駆動機構102fを備える。
入出力装置102のカメラ102a(ロボットカメラの一例)は、顧客を撮影し、顔等の画像情報を取得する。マイク102bは、顧客からの音声情報を取得する。カメラ102aで取得された画像情報、及びマイク102bで取得された音声情報等の各種データは、通信インターフェース103を経由してロボット制御装置110に供給される。
ジャイロセンサ102cは、ロボット100に加わる角加速度からロボット100の傾き等を検出し、通信インターフェース103を経由して検出データをロボット制御装置110に供給する。
測域センサ102dは、ロボット100の位置を特定するためのセンサであり、併せてロボット100の周囲環境を検知する。この測域センサ102dにより、ロボット100の位置及び障害物等を含む周囲の空間形状が計測され、計測されたデータが通信インターフェース103を経由してロボット制御装置110に送られる。 スピーカ102eは、対話制御部101bで生成された、商品情報の提案に必要な定型句等の対話用の音声を顧客に対して出力する。
駆動機構102fは、駆動制御部101aからの指示に基づいて、ロボット100を移動させる。駆動機構102fは、少なくとも車輪を駆動させるモータを備える。あるいは、ロボット100が人型ロボットである場合には、歩行による移動を行うため、足に相当する部材を駆動するアクチュエータを備える。
通信インターフェース103は、図1に示すように、ロボット制御装置110の通信インターフェース112(図3を参照)と無線LAN等で接続されている。この通信インターフェース103は、ロボット100により収集した各種データをロボット制御装置110に送り、またロボット制御装置110からの指示を受け取る。
通信インターフェース103は、ロボット制御装置110からの指示を入出力装置102に伝える他、入出力装置102が収集したデータをロボット制御装置110に出力する。
ロボット100は、移動中にカメラ102a又は測域センサ102dにより、障害物が検知された場合には、駆動制御部101aによって移動を停止又は回避するように制御される。
また、駆動制御部101aは、ロボット100が移動する際に、カメラ102aが撮影した画像や、測域センサ102dが検出した周囲状況を判断して、障害物等を避ける動作の制御を行う。本例の場合には、ロボット100が移動できる移動可能範囲は、予め決められた範囲(後述する図6の例では建物300内等)に制限される。つまり、駆動制御部101aが判断するロボット100の現在位置は、その移動可能範囲内での位置に留まる。
[ロボット制御装置の構成]
図3は、ロボット制御装置110の内部構成例を示す機能ブロック図である。ロボット制御装置110は、CPU113の制御下で各処理が実行されるコンピュータ装置で構成される。
CPU113は、主記憶装置111及び通信インターフェース112と接続されている。
主記憶装置111は、CPU113の指令に基づいて動作する入出力データ部111a、移動指示部111b、顧客移動テーブル作成部111c、顧客移動テーブル格納部111dを備える。また、主記憶装置111は、顔検出部111e、エリア情報登録部111f、提案内容テーブル格納部111g、提案実施部111h及び立ち止まり検出部111iを備える。
入出力データ部111aは、通信インターフェース112を介してロボット100や映像記録装置210やロボット監視センタ120とのデータの送受信の処理を行う。
移動指示部111bは、後述する顧客移動テーブル500に記録されたエリア及び滞在時間に基づいて、ロボット100を顧客の位置まで移動させる指示を行う。この指示には、ロボット100が移動するルートが含まれる。ルートの一例として、顧客がいるところまでロボット100を誘導するルート、顧客への商品情報の提案が終了したときにロボット100を元の待機位置に戻すためのルート、又は次の顧客までロボット100を誘導するルートがある。
顧客移動テーブル作成部111cは、建物300内における顧客の移動履歴を各顧客毎に記録した表(以下、「顧客移動テーブル500」という)を作成する。
顧客移動テーブル格納部111dには、顧客移動テーブル作成部111cにより作成された顧客毎の顧客移動テーブル500が格納される。顧客移動テーブル作成部111cにより作成された顧客移動テーブル500に、顧客が移動したエリア、そのエリアに滞在した時間等が格納される。すなわち、顧客移動テーブル500には、顧客が移動したエリア、及びエリアに滞在した滞在時間が顧客毎に記録されることになる。この顧客移動テーブル500は、顧客移動テーブル作成部111cにより顧客が移動する度に更新される。顧客移動テーブル500の詳細は、図8にて後述する。
顔検出部111eは、カメラ102aにより撮影された映像に基づいて、顧客の顔、すなわち顔画像を検出する。 エリア情報登録部111fには、ロボット100が自律移動するエリアが登録される。例えば、図6で後述するように、共用エリア301内が、ロボット100の稼働可能なエリアとしてエリア情報登録部111fに登録される。
提案内容テーブル格納部111gには、顧客移動テーブル500に基づいて、提案実施部111hが顧客への提案商品を選択するための情報をまとめた表(以下、「提案内容テーブル600」という)が格納される。
提案実施部111hは、移動指示部111bの指示により顧客まで移動したロボット100に対して、顧客が滞在したエリアに関係する商品カテゴリのうち、顧客移動テーブル500に記録された複数の商品カテゴリに基づく商品の提案を実施させる。商品の提案は、提案実施部111hが提案内容テーブル600(図9参照)から読出した商品及び提案内容に基づいて行われる。例えば、提案実施部111hは、顧客が規定時間以上滞在したエリアに関係する商品カテゴリに基づく商品の提案を、顧客移動テーブル500に記録された複数の商品カテゴリに基づいて、ロボット100に実施させることができる。また、提案実施部111hは、顧客が滞在したエリアに関係する商品カテゴリのうち、顧客の移動と連続して顧客移動テーブル500に記録された複数の商品カテゴリに基づく商品の提案をロボット100に実施させることも可能である。
また、提案実施部111hは、顧客移動テーブル500に最後に記録された商品カテゴリ、又は顧客移動テーブル500に複数記録された同一の商品カテゴリに基づいて提案内容テーブルから読出した商品の提案を、ロボット100に実施させる。
なお、顧客移動テーブル500に最後に記録された商品カテゴリからは、顧客がこの商品カテゴリに含まれる商品のエリアに直近で滞在していたことが分かる。また、顧客移動テーブル500に同一の商品カテゴリが複数記録されている場合には、顧客が同じ種類の商品に興味を持って滞在していたことが分かる。そして、顧客が興味を持つ商品をロボット100が提案することで、顧客の要望に合う商品の購買意欲が増すことが期待される。
また、提案実施部111hは、提案内容テーブル600に格納されている複数の提案から、ロボット100に実施させる提案を選択することができる。例えば、提案実施部111hは、現在時刻に基づく提案、又はイベントに基づく提案に対して、提案毎に優先順位を付け、優先順位が高い順に選択した提案をロボット100に実施させることができる。これらの提案には、実施に際して優先順位を設定するようにしてもよい。
優先順位が高く設定される提案として、例えば、上述した現在時刻に基づく商品の提案や、イベントに基づく商品の提案がある。そして、提案実施部111hにより提案毎に優先順位が設定されるので、ロボット100は、優先順位が高い順に提案を実施することができる。
なお、提案実施部111hにおける処理内容の詳細は、図10以降のフローチャートを用いて後述する。
立ち止まり検出部111iは、カメラ102aにより撮影された映像に基づいて、顧客が立ち止まっているか否かを判定する。顧客の立ち止まりを判定する際には、監視カメラ200により撮影された映像を用いてもよい。立ち止まり検出部111iにより立ち止まっている顧客が検出されると、提案実施部111hは、顔検出部111eにより顔画像が検出された顧客の移動ルートを顧客移動テーブル500から読み出す。そして、移動指示部111bは立ち止まっている顧客にロボット100を近づけ、提案実施部111hがこの顧客に商品情報の提案をするように制御する。
立ち止まり検出部111iが顧客の立ち止まりを検出するねらいは、顧客が何の商品に関心があるかを調査すること、及びロボット100が顧客に商品を提案するタイミングを求めることである。
すなわちロボット100は、早足で歩いている人や通りがかりの人には商品を提案しないように制御される。あくまでも商品の提案が実施される対象となる顧客は、エリアでの滞在時間が長く、又は商品を手に取って立ち止まっている顧客等である。さらに、この対象となる顧客に近づいたロボット100に対して、顔を向ける等のロボット100に関心を示す仕草を示した顧客に対して、ロボット100が商品情報に関する提案を実施するようにしてもよい。
さらに、ロボット制御装置110は、ロボット100及びネットワークNと相互に通信可能な通信インターフェース112を有する。通信インターフェース112は、ネットワークNを経由して、ロボット100との無線通信を行う他、ロボット監視センタ120との通信を行う。
[ロボット監視センタの構成]
図4は、ロボット監視センタ120の内部構成例を示す機能ブロック図である。ロボット監視センタ120は、CPU123の制御下で各処理が実行されるコンピュータ装置から構成される。CPU123は、主記憶装置121及び通信インターフェース122の制御を司る。
主記憶装置121は、ロボット配置管理部121aを備える。
ロボット配置管理部121aは、建物300に配置されるロボット100の台数、ロボット100の設置期間等の管理を行う。
また、ロボット配置管理部121aは、建物300内に設置される最新のショッピングモールフロア等の地図と顧客に提案する商品情報等を格納しておき、ロボット制御装置110への配信及びバックアップを行う。
通信インターフェース122は、ネットワークNを介してロボット制御装置110との通信を行う。
[映像記録装置の構成]
図5は、映像記録装置210の内部構成例を示す機能ブロック図である。
映像記録装置210は、CPU213の制御下で各処理が実行されるコンピュータ装置から構成される。CPU213は、主記憶装置211及び通信インターフェース212の制御を司る。
主記憶装置211は、CPU213からの指令に基づいて動作する入出力部211a、映像記録部211b及び映像解析部211cを備える。
入出力部211aは、監視カメラ200及びロボット制御装置110との間で通信されるデータの入出力を行う。
映像記録部211bには、監視カメラ200で撮影された映像が記録される。
映像解析部211cは、監視カメラ200の映像から顧客一人一人を認識するための解析を行う。
ここで、映像解析部211cにおける顧客の認識方法について補足しておく。映像解析部211cは、建物300内に設置された監視カメラ200により撮影された映像を画像処理して顧客を認識する。このとき、映像解析部211cは、監視カメラ200の映像より顧客の歩容を検出することで顧客を識別する。ここで、「歩容」とは、顧客が歩行するときの身体運動の様子を指しており、見た目に表れる歩き方のことをいう 。映像解析部211cにより行われる画像処理では、顧客毎に異なる歩容により顧客を特定することができる。さらには、この画像処理では、家族連れ等のグループ顧客の場合、商品購入の決定権を有する顧客を割り出すこともできる。同様に、映像解析部211cは、この画像処理を用いることにより、複数人によるグループ顧客から先頭にいる顧客を商品情報の提案の対象者として識別することも可能である。
図5では、映像解析部211cは映像記録装置210内に内蔵されているが、ロボット100又はロボット制御装置110内に映像解析部211cの機能を持たせてもよい。この場合、ロボット100又はロボット制御装置110は、ロボット100のカメラ102aにより撮影された映像を、監視カメラ200の映像の補足として使うことも考えられる。ロボット100のカメラ102aにより撮影された映像は、人物の顔認識パターンや体型(骨格)、あるいはその服装から顧客を特定するために用いることができる。
通信インターフェース212は、ロボット制御装置110と有線LAN等で通信を行う他、有線LAN等を介して、監視カメラ200との通信を行う。
以上の説明では、ロボット100、ロボット制御装置110、ロボット監視センタ120及び映像記録装置210のそれぞれに、図2〜図5のブロック図に示した機能を分担させて、本例のロボット管理システム1を実現している。しかしながら、これらロボット100、ロボット制御装置110、ロボット監視センタ120及び映像記録装置210が担う機能は、必ずしも固定されるものではない。特に、ロボット制御装置110が持つ機能の一部をロボット監視センタ120又はロボット100に持たせることも可能である。
但し、ロボット100は単体として構成されるため、ロボット100に多くの機能を含めたくないというシステム運用者の要望にも配慮する必要がある。
[ロボットの移動例と動作説明]
図6は、建物300内でのロボット100による移動状態の一例を示す説明図である。
図6に示すように、建物300には、共用エリア301と店舗310が配置される。この配置は、上述したようにロボット制御装置110のエリア情報登録部111fにより設定され、登録されるものである。ここでは、一例として、ロボット100が待機場所302より顧客320の位置へ移動する場合を説明する。
ロボット制御装置110の移動指示部111bは、ロボット100を待機場所302から顧客320の位置まで移動させる移動ルート303を設定する。移動指示部111bで設定された移動ルート303は、ロボット制御装置110の通信インターフェース112を経て、ロボット100に伝送される。
ロボット100の駆動制御部101aは、この移動指示部111bで設定された移動ルート303に沿って、ロボット100を顧客320まで移動させる。このロボット100の移動は、ロボット100の駆動機構102fにより行われる。
[店舗内の商品棚配置例と商品エリアの説明]
図7は、図6の店舗310内部の一例を示す説明図である。店舗310には複数の商品棚311が配置され、この商品棚311に商品が陳列される。
陳列された商品の商品カテゴリ毎に形成された商品エリア312により店舗310内が分割される。例として、図7では、店舗310が12個の商品エリア312により12分割されることが、破線で区切って示される。そして、図6に示した移動ルート303は、図6に示した共用エリア301だけでなく、店舗310内にも設定される。このため、ロボット100は、店舗310内の移動ルート303に沿って、顧客320まで移動し、商品提案を実施することが可能である。また、ロボット100は、店舗310内に複数存在してもよい。その場合には、複数のロボット100に対して、それぞれ移動ルート303が設定されることになる。
商品エリア312がどの商品カテゴリに属するかは、ロボット制御装置110のエリア情報登録部111fに予め登録されている。このエリア情報登録部111fにより登録された店舗、商品エリア、及び商品カテゴリは、提案実施部111hによる提案実施に際して参照される。
[各種テーブルのデータ構造]
図8は、顧客移動テーブル500のデータ構造を示した一例である。顧客移動テーブル500は、顧客移動テーブル作成部111cにより顧客毎に作成される。
顧客移動テーブル500は、移動No.、時刻、滞在時間、店舗、商品エリア、及び商品カテゴリの各項目を備える。
移動No.項目には、店舗310内での商品エリアの移動順が表される。
時刻項目には、顧客が商品エリアに到着した時刻が表される。
滞在時間項目には、商品エリアに顧客が滞在していた時間が表される。
店舗項目には、顧客が滞在した店舗の店舗名が表される。
商品エリア項目には、顧客が滞在した商品エリアが表される。
商品カテゴリ項目には、顧客が滞在した商品エリアに陳列される商品の種類が記録される。
ここで、顧客移動テーブル500の作成、及びレコードの追加タイミングについて説明する。
まず、ショッピングモール出入口等にて、映像記録装置210の映像解析部211cが、監視カメラ200で撮影した映像から顧客毎に異なる歩容を解析する。映像解析部211cは、歩容を識別できる情報と共に、顧客が移動した時刻と、顧客の位置とをロボット制御装置110の顧客移動テーブル作成部111cへ顧客毎に送信する。
一方、ショッピングモール出入口等にて、ロボット制御装置110の顔検出部111eが、ロボット100のカメラ102aで撮影された映像から顧客毎に異なる顔画像を検出して識別し、顔画像と共に顧客が移動した時刻と、顧客の位置とを顧客移動テーブル作成部111cへ顧客毎に送信する。
そして、顧客移動テーブル作成部111cは、映像解析部211cにより識別された顧客と、顔検出部111eにより識別された顧客が同一人物であるか否かを判定する。ここでは、顧客移動テーブル作成部111cが、映像解析部211cにより識別された顧客と、顔検出部111eにより識別された顧客が移動した時刻と位置情報をマッチングする方法が用いられる。
時刻と位置情報とがマッチした場合、顧客移動テーブル作成部111cは、顧客毎に顧客移動テーブル500を作成する。顧客移動テーブル作成部111cは、不特定多数いる顧客の各時刻における位置情報からロボット制御装置110のエリア情報登録部111fに登録された店舗、商品エリア、商品カテゴリを利用し、顧客の顧客移動テーブル500を作成する。そして、顧客移動テーブル500は、顧客が滞在したエリアの滞在時間が規定時間以上である場合に、顧客が移動したエリア、及びエリアに滞在時間を顧客の移動順に連続して顧客毎に記録する。
なお、時刻と位置情報とがアンマッチである場合、顧客移動テーブル作成部111cは、顧客移動テーブル500を作成しない。
顧客移動テーブル500の作成時に、顧客移動テーブル作成部111cは、映像解析部211cと顔検出部111eと顧客移動テーブル500に顧客を識別するための同一の識別IDを割り振り記録する。
顧客移動テーブル作成部111cは、歩容を識別できる情報と、顔画像と、顧客移動テーブル500を一つの顧客情報として、顧客移動テーブル格納部111dへ記憶させる。
ここで顧客移動テーブル500の作成対象となる顧客として、例えば、エリアに滞在している顧客だけでなく、複数の顧客がまとまって移動するグループのうちの先頭の一人又は購入決定権がある顧客等であってもよい。そして、顧客移動テーブル500が作成された顧客に対して、ロボット100による提案が実施される。
顧客移動テーブル作成部111cは、顧客の顧客移動テーブル500に、顧客が滞在したエリアに関係する商品カテゴリのレコードを随時追加して記録していく。このため、顧客が異なる複数のエリアに滞在した場合、これらのエリアに関係する商品カテゴリのレコードが顧客移動テーブル500に追加される。このように顧客移動テーブル500にレコードを追加するのは、後述する図11の提案内容テーブルマッチング処理にて該当する顧客を見つけるためである。
図9は、提案内容テーブル600のデータ構造を示した一例である。
提案内容テーブル600は、商品カテゴリ、提案店舗、提案商品、及び提案内容の各項目を備える。提案内容テーブル600は、ロボット制御装置110の提案内容テーブル格納部111gに記憶される。提案内容テーブル600の各項目には予め所定の内容が記憶される。そして、提案内容テーブル600は、顧客が共用エリア301にいるときに参照される共用エリア用と、顧客が店舗310にいるときに参照される店舗内用に分けて構成されている。
商品カテゴリ項目には、ショッピングモール等の売り場において商品がどの分類に属するかを示す商品カテゴリが格納される。
提案店舗項目には、ロボット100が顧客に提案する商品の在庫を保有する店舗の店舗名称が格納される。提案商品項目には、ロボット100が顧客に提案する商品の商品名が格納される。提案内容項目には、顧客に提案商品への購買を促すためにロボット100から発話されるメッセージが格納される。これらの店舗名称、商品名及びメッセージのうち少なくともいずれか一つが商品情報として顧客に提案される。
このメッセージは、提案内容テーブル格納部111gに商品を登録する際に登録される。そして、このメッセージは、提案店舗項目の店舗名称を組み合わせた文体で構成されている。また、提案内容には、商品の在庫状況や陳列場所等を示す情報が含まれてもよい。
提案内容テーブル600において、基本的には、一つの商品カテゴリに対して、一つの提案店舗、提案商品及び提案内容が格納される。このため、一つの商品カテゴリが選択されると、一つの提案店舗、提案商品及び提案内容が一意に決定される。
提案実施部111hは、提案内容テーブル600の商品カテゴリに顧客移動テーブル500の商品カテゴリをマッチングさせ、マッチした商品カテゴリが提案内容テーブル600のどのレコードに含まれるかを識別する。これにより提案実施部111hは、ロボット100にどの店舗のどの商品をどのような内容で提案実施させるかを提案内容テーブル600から選択できる。
例えば、提案実施部111hにより行われるロボット100への提案実施に際して参照されるテーブル項目について、顧客移動テーブル500と提案内容テーブル600を用いて説明する。始めに、提案実施部111hは、図8の顧客移動テーブル500から、この顧客が商品カテゴリとして「婦人服夏物」を探していると特定する。次に、提案実施部111hは、提案内容テーブル600から提案店舗「Aショップ」の提案商品「ワンピース1」を提案する商品として選択する。このとき、提案内容テーブル600から提案内容「今流行のワンピース1はいかがでしょうか?Aショップで販売中です。」も選択される。そして、この内容がロボット100により顧客に提案される。
なお、提案内容テーブル600に、提案商品が配置されている場所を表す棚番号等の項目を設けてもよい。例えば、提案店舗「Aショップ」に棚番号項目を設ける場合には、棚番号項目に「B−1棚」と名をつけて格納すればよい。さらに、ロボット100により提案した商品が、売り場に行ったら無かったということを防ぐため、提案内容テーブル600に、在庫表記等の項目を設けるようにしてもよい。この場合、店舗内用の提案内容テーブル600に示すように、例えば、提案店舗「Aショップ」、提案商品「スカート1」の提案内容の欄に、提案商品「スカート1」が置かれる「B−1棚」と、提案商品「スカート1」の在庫数が「2」という内容を含めるようにする。そして、ロボット100により、提案商品がある棚の棚番号、在庫数を組み合わせたメッセージが顧客に示される。このメッセージが提案された顧客は、店舗内のどの棚に行けば提案された商品が置かれているかを把握することができる。
また、提案内容テーブル600には、複数の商品カテゴリを設けてもよい。この場合には、同じ商品カテゴリ内で提案の優先順位が決められている。図9に示すように、一つの商品カテゴリに対しては、提案内容テーブル600に格納される提案店舗および提案商品が複数格納されてもよい。この場合、ロボット100が上述の提案店舗「Aショップ」の提案商品「ワンピース1」以外の提案を顧客から催促された場合、提案実施部111hは、次候補である提案店舗「Bショップ」の提案商品「ワンピース2」を選択して提案を実施することができる。
優先順位に関して補足すると、顧客の滞在場所により、参照される提案内容テーブル600が異なる。例えば、顧客が共用エリア301に滞在している場合には、同一の商品カテゴリに対して複数の店舗を提案店舗の候補としてよいし、同一の提案店舗に対して複数の商品を提案商品の候補にしてよい。また、顧客が店舗310に滞在している場合には、同一の商品カテゴリに対して滞在店舗の商品のみを提案商品の候補にしてよい。
また、優先順位は、提案内容テーブル600の上から順に高く設定されてもよい。例えば、商品カテゴリ「子供服夏物」、提案店舗「Aショップ」であれば、提案商品「スカート1」の優先順位が提案商品「スカート2」の優先順位より高く設定される。この場合、提案実施部111hにより、優先順位が高い提案商品「スカート1」が提案される。しかし、提案商品「スカート1」の在庫がなければ、次に優先順位が高い提案商品「スカート2」が提案実施部111hにより選択され、顧客に提案されるようにしてもよい。優先順位の設定及び商品の選択方法は、この例に限らない。
さらに通常、大型のショッピングモールや百貨店等では、大小多くのテナントが入居している。そして、異なるテナントが同一の商品カテゴリの商品を扱うことがある。このため、同一の商品カテゴリの商品を扱うテナント毎に、優先順位を設けた提案内容テーブル600を用意してもよい。そして、提案実施部111hは、商品情報提案に際して提案内容テーブル600を参照することで、テナント毎に優先順位をつけて提案を実施してもよい。例えば、ショッピングモールに一又は複数の直営店と直営店以外の店舗が入居している場合がある。仮に、直営店と直営店以外の店舗で同一の商品カテゴリの商品を取り扱っているような場合があれば、提案実施部111hは、直営店にある商品を優先的に提案するようにしてもよい。
なお、提案内容テーブル600は、ロボット監視センタ120に記憶させておいてもよい。この場合、ロボット制御装置110は、商品を更新する毎にロボット監視センタ120から最新の提案内容テーブル600をダウンロードしてもよい。
[顧客への商品情報提案に関するフローチャートの説明]
図10は、ロボット100による顧客への商品情報提案に関する実施処理について説明するためのフローチャートである。
まず、立ち止まり検出部111iが、ロボット100のカメラ102aからの映像を画像処理することで、ロボット制御装置110のエリア情報登録部111fに登録されたエリア内で、立ち止まっている顧客を検出する(S10)。例えば、立ち止まり検出部111iは、同じ場所が連続して撮影された複数の画像を比較し、一定の位置に一定時間留まっている顧客を検出する。立ち止まり検出部111iが立ち止まりを検出した場合(S10のYES)、立ち止まっている顧客を提案対象とする顧客(以下、「提案対象顧客」という)として設定してステップS11に進む。立ち止まり検出部111iが立ち止まりを検出していない場合(S10のNO)、本処理を終了する。
次に、顔検出部111eが、ロボット100のカメラ102aが撮影した映像から提案対象顧客の顔画像を検出する(S11)。そして、検出した顔画像を元に、ロボット制御装置110の提案実施部111hが、顧客移動テーブル格納部111dより、提案対象顧客の顧客移動テーブル500を取得する(S12)。なお、顧客移動テーブル500には、既に述べたように、顧客が移動したエリア及びエリアに滞在した滞在時間が記録されている。
次に、提案実施部111hは、後述する図11に示す提案内容テーブルマッチング処理によって提案対象顧客への提案内容を取得する(読み出す)(S13)。提案内容テーブルマッチング処理は、提案対象顧客の顧客移動テーブル500(顧客が滞在したエリアに関係する商品カテゴリ)と、提案内容テーブル600を参照して行われる処理である。なお、提案内容テーブル600には、顧客への提案が実施される商品、及び顧客への提案内容とが記録されることは、既に説明したとおりである。
次に、提案実施部111hは、提案内容を取得できたか否かを判定する(S14)。提案実施部111hは、提案内容を取得できたと判定した場合はステップS15に進み(S14のYES)、提案内容を取得できなかったと判定した場合は本処理を終了する(S14のNO)。
次に、移動指示部111bは、提案対象顧客の位置と、ロボット100の現在の位置とに基づいて、提案対象顧客までの最短のルートを検索(計算)して移動ルートを生成する。そして、移動指示部111bは、ロボット100の駆動制御部101aに移動ルート303に沿った移動を指示する(S15)。
駆動制御部101aは、移動指示部111bから指示された移動ルートに沿って駆動機構102fを駆動し、ロボット100を提案対象顧客の近くまで移動する制御を行う。なお、提案対象顧客の位置は、ステップS10で提案対象顧客が設定されたときのロボット100のカメラ102aの映像及び測域センサ102dの検出データに基づいて算出される。
次に、ロボット制御装置110の立ち止まり検出部111iは、ロボット100のカメラ102aの映像を処理して、ロボット100が向かった場所から提案対象顧客が移動していないか否かを判定する(S16)。立ち止まり検出部111iは、提案対象顧客が移動していないと判定した場合はステップS17に進み(S16のYES)、移動したと判定した場合は本処理を終了する(S16のNO)。
そして、提案実施部111hは、ステップS13にて取得した提案内容に基づく提案をロボット100の対話制御部101bに指示する(S17)。対話制御部101bは、提案実施部111hからの指示に基づき、スピーカ102eを用いて提案内容をロボット100に発話させることで、提案対象顧客への提案を実施し、本処理を終了する。なお、図10に示す処理が終了した場合には、ロボット100は、待機場所に戻る。あるいは、ロボット100を別の提案対象顧客の元へ移動させる設定にしてもよい。
図11は、ステップS13にて提案実施部111hが行う提案内容テーブルマッチング処理のフローチャートである。この処理により、提案実施部111hは、提案対象顧客の顧客移動テーブル500の商品カテゴリと、提案内容テーブル格納部111gに記憶されている提案内容テーブル600の商品カテゴリとをマッチングさせて、提案内容を取得する。
まず、提案実施部111hは、イベント割込が発生しているか否かを判定する(S20)。イベント割込が発生している場合(S20のYES)は、提案内容テーブル600の提案内容より優先される提案内容が予め設定されている。ここで、イベントとは、例えば、天候の変化(降雨の発生)等であり、イベント割込とは、降雨時に顧客に対して傘の販売場所を提案するための割込処理である。提案実施部111hは、発生中のイベント割込に関する提案内容を取得して提案実施処理に戻る(S21)。イベント割込が発生していない場合(S20のNO)、提案実施部111hは、ステップS22へ進む。
次に、提案実施部111hは、時刻割込が発生しているか否かを判定する(S22)。時刻割込が発生している場合(S22のYES)は、提案内容テーブル600の提案内容よりも優先される提案内容が予め設定されている。ここで、時刻割込には、昼食時に顧客に対してレストランの提案をするための割込などが考えられる。提案実施部111hは、発生中の時刻割込に関する提案内容を取得し提案実施処理に戻る(S23)。時刻割込が発生していない場合(S22のNO)、提案実施部111hは、ステップS24へ進む。
次に、提案実施部111hは、提案対象顧客の顧客移動テーブル500を精査し、移動No.毎の滞在時間が一定時間以上である同一の商品カテゴリのうち、移動順に複数連続して記録された商品カテゴリが存在するか否かを判定する(S24)。この商品カテゴリが存在している場合(24のYES)、提案実施部111hは、一定時間以上の滞在時間の記録が最も連続した商品カテゴリの提案内容を提案内容テーブル600から取得して提案実施処理に戻る(S25)。一方、この商品カテゴリが存在しない場合、提案実施部111hは、ステップS26へ進む(S24のNO)。
例えば、一回の滞在時間が一定時間以上である商品カテゴリのうち、「婦人服夏物」の商品カテゴリが最も連続して記録されている場合は、提案対象顧客が「婦人服夏物」を探している可能性が高いため、提案実施部111hは「婦人服夏物」の提案内容を取得する。
そして、提案実施部111hは、提案対象顧客の顧客移動テーブル500を精査し、一回の滞在時間が一定時間以上である商品カテゴリが存在するか否かを判定する(S26)。この商品カテゴリが存在している場合(S26のYES)、提案実施部111hは、直近に一定時間以上の滞在が記録された商品エリアに関係する商品カテゴリの提案内容を提案内容テーブル600から取得して提案実施処理に戻る(S27)。一方、この商品カテゴリが存在しない場合、提案実施部111hは、提案内容を取得せずに処理を終了する(S26のNO)。
例えば、直近の滞在時間が一定時間以上の商品カテゴリが「子供服夏物」である場合は、提案対象顧客が「子供服夏物」を探している可能性が高いと判定し、「子供服夏物」の提案内容を取得する。
図11中のステップS20及びS22に関して、イベント割込及び時刻割込を実施するか否かは提案実施部111hにて変更できるよう設定してもよい。例えば、イベント割込及び時刻割込は、両方とも実施する設定にしてもよいし、両方とも実施しない設定にしてもよい。また、イベント割込又は時刻割込のいずれか一方のみを実施する設定にしてもよい。
上記の実施形態においては、提案内容テーブル600が建物内で共通である場合について述べたが、本発明はこれに限らず、提案内容テーブル600を店舗毎に用意してもよい。例えば、顧客が立ち止まっている位置が店舗内であった場合、提案実施部111hは顧客が立ち止まっている店舗の提案内容テーブル600に基づいて、この店舗で取り扱われている商品の提案内容を選択できるようにしてもよい。
以上説明した一実施の形態に係るシステムでは、立ち止まった顧客に対して自律移動するロボット100が近づき、顧客が建物300内で見た商品に基づく適切な提案を行うので、常連客及び新規客を問わず積極的な商品情報の提案を効率的に行うことができる。
また、ロボット制御装置110が、監視カメラ200により撮影された映像と、ロボット100のカメラ102aにより撮影された映像から顧客が移動したエリアを履歴として記録することは有用である。ロボット制御装置110が顧客の移動履歴を解析することで、顧客の立ち止まりを検出することができ、顧客が何の商品に関心があるかの調査や、ロボットにて提案させるタイミングを検出することができる。商品の提案内容は、顧客が直近に滞在したエリアの商品カテゴリ、又は滞在したエリアの商品カテゴリのうち移動順に複数連続した同一の商品カテゴリに基づく水準の高い商品提案をロボット100に行わせることができる。
また、上記の実施形態においては、ロボット管理システム1は、ロボット100を一台だけ備える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、ロボット管理システム1は、ロボット100を複数台備えるようにしてもよい。この場合、顧客が設定された場合、待機中のロボット100に提案を実施する指示を行ってもよいし、顧客に最も近い位置にあるロボット100に提案を実施する指示を行うようにしてもよい。
また、図11に示したように提案実施部111hが提案内容を取得する際には、イベント割込、時刻割込、一定時間以上滞在したエリアのうち最も連続した商品カテゴリ、一定時間以上滞在したエリアのうち直近に滞在したエリアの商品カテゴリの順に優先順位を付けて処理が行われる。これらの処理の順序は変更してもよいし、全体の中の一部の処理を行わないようにすることもできる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
上述した実施の形態は、本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ここで説明した実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることは可能であり、さらにはある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…ロボット管理システム、100…ロボット、102a…カメラ、111b…移動指示部、500…顧客移動テーブル、320…顧客

Claims (12)

  1. 顧客を撮影するカメラと、移動可能なロボットと、
    前記カメラが撮影した映像に基づいて、前記顧客が滞在したエリアの滞在時間が規定時間以上である場合に、前記顧客が移動した前記エリア及び前記滞在時間を前記顧客の移動順に記録する顧客移動テーブルと、
    前記顧客移動テーブルから読み出した前記エリア及び前記滞在時間に基づいて、前記ロボットを前記顧客の位置まで移動させる指示を行う移動指示部と、
    前記移動指示部の指示により前記顧客まで移動した前記ロボットに対して、前記顧客が滞在した前記エリアに関係する商品カテゴリに基づく商品の提案を実施させる提案実施部と、を備える
    ロボット管理システム。
  2. さらに、前記商品カテゴリ、前記顧客への提案が実施される前記商品、及び前記顧客への提案内容とが記録される提案内容テーブルを備え、
    前記提案実施部は、前記顧客移動テーブルに最後に記録された前記商品カテゴリ、又は前記顧客移動テーブルに複数記録された同一の前記商品カテゴリに基づいて前記提案内容テーブルから読出した前記商品及び前記提案内容に基づく提案を前記ロボットに実施させる
    請求項1に記載のロボット管理システム。
  3. 前記提案実施部は、前記顧客が滞在した前記エリアに関係する前記商品カテゴリのうち、前記顧客の移動順に連続して前記顧客移動テーブルに記録された複数の前記商品カテゴリに基づく前記商品の提案を前記ロボットに実施させる
    請求項2に記載のロボット管理システム。
  4. 前記提案実施部は、前記顧客が規定時間以上滞在した前記エリアに関係する前記商品カテゴリに基づく前記商品の提案、又は、前記顧客が滞在した前記エリアに関係する前記商品カテゴリのうち、前記顧客の移動順に連続して前記顧客移動テーブルに記録された複数の前記商品カテゴリに基づく前記商品の提案のいずれかを選択して前記ロボットに実施させる
    請求項2に記載のロボット管理システム。
  5. 前記提案実施部は、前記顧客が規定時間以上滞在した前記エリアに関係する前記商品カテゴリに基づく前記商品の提案、前記顧客が滞在した前記エリアに関係する前記商品カテゴリのうち、前記顧客の移動順に連続して前記顧客移動テーブルに記録された複数の前記商品カテゴリに基づく前記商品の提案、現在時刻に基づく提案、又はイベントに基づく提案に対して、提案毎に優先順位を付け、前記優先順位が高い順に選択した提案を前記ロボットに実施させる
    請求項2に記載のロボット管理システム。
  6. さらに、前記カメラにより撮影された映像に基づいて、前記顧客の立ち止まりを検出する立ち止まり検出部と、
    前記カメラにより撮影された映像に基づいて、前記顧客の顔画像を検出する顔検出部と、を備え、
    前記提案実施部は、前記立ち止まり検出部により立ち止まりが検出され、かつ、前記顔検出部により前記顔画像が検出された前記顧客の移動ルートを前記顧客移動テーブルから読み出す
    請求項3〜5のいずれか一項に記載のロボット管理システム。
  7. さらに、前記顧客が前記エリアに到着した到着時刻、前記滞在時間、前記顧客が滞在した前記エリアのエリア名、及び前記エリアで取り扱われる前記商品の前記商品カテゴリとを含む前記顧客移動テーブルを作成する顧客移動テーブル作成部を備える
    請求項6に記載のロボット管理システム。
  8. 前記顧客移動テーブル作成部は、前記滞在時間が前記規定時間以上である場合に、前記顧客移動テーブルに、前記顧客が滞在した前記エリアに関係する前記商品カテゴリを追加して記録する
    請求項7に記載のロボット管理システム。
  9. 前記ロボットは、前記ロボットの動作を制御するロボット制御装置と共に建物内に配置され、建物内に来館する前記顧客に対して商品の提案を実施する提案ロボットであり、
    前記顧客移動テーブル、前記移動指示部、前記提案実施部、前記提案内容テーブル、前記立ち止まり検出部、前記顔検出部は、前記ロボットとネットワークを介して接続される前記ロボット制御装置に設けられる
    請求項8に記載のロボット管理システム。
  10. 前記カメラは、前記建物内に設置され、前記エリアを撮影可能な監視カメラであり、
    前記ロボット制御装置は、前記監視カメラが撮影した映像に基づいて解析された前記顧客の歩容により、前記顧客を特定する
    請求項9に記載のロボット管理システム。
  11. 所定のエリアでカメラが顧客を撮影した映像に基づいて、前記顧客が滞在した前記エリアの滞在時間が規定時間以上である場合に、前記顧客が移動した前記エリア及び前記滞在時間が前記顧客の移動順に記録される顧客移動テーブルから読み出した前記エリア及び前記滞在時間に基づいて、ロボットを前記顧客の位置まで移動させる指示を行うステップと、
    前記顧客まで移動した前記ロボットに対して、前記顧客が滞在した前記エリアに関係する商品カテゴリに基づく商品の提案を実施させるステップと、を含む
    商品提案方法。
  12. 前記顧客移動テーブルに最後に記録された前記商品カテゴリ、又は前記顧客移動テーブルに複数記録された同一の前記商品カテゴリに基づいて、前記商品カテゴリ、前記顧客への提案が実施される前記商品、及び前記顧客への提案内容とが記録される提案内容テーブルから読出した前記商品及び前記提案内容に基づく提案を前記ロボットに実施させるステップを含む
    請求項11に記載の商品提案方法。
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