JP2003296770A - 入出場管理システム - Google Patents

入出場管理システム

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JP2003296770A
JP2003296770A JP2002100730A JP2002100730A JP2003296770A JP 2003296770 A JP2003296770 A JP 2003296770A JP 2002100730 A JP2002100730 A JP 2002100730A JP 2002100730 A JP2002100730 A JP 2002100730A JP 2003296770 A JP2003296770 A JP 2003296770A
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entrance
fingerprint
gate
management system
station
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JP2002100730A
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English (en)
Inventor
Minoru Tokunaga
稔 徳永
Chigusa Hamada
ちぐさ 浜田
Toshihiro Eguchi
俊宏 江口
Junji Nakada
順二 中田
Toshiaki Ito
敏明 伊藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速な本人認証が要求される入出場管理システ
ムにおいて、生体認証等の精度の低い認証方法を用いた
場合でも、正確な入出場管理を行う。 【解決手段】入場時から出場時までに2回以上ゲートを
通過する入出場管理システムにおいて、ゲート通過時に
行う本人認証の認証方法の精度や、利用者の個人情報、
予約情報、履歴情報等、により定められた得点に応じて
ゲート通過者の認証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ある場所への個人
の入出場を管理する入出場管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】セキュリティルームへの入室に生体認証
を用いた入出場管理システムがある。なお、生体認証と
は生体情報を用いた本人認証のことで、生体情報とは、
指紋、虹彩、掌形、顔貌、体型、血管パターン、掌紋、
網膜、耳形状、DNA、におい、声紋、動的署名、キー
ストローク、歩き方等の個人の身体的特徴や行動特性で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、生体認証にお
いては、認証時間と精度はトレードオフの関係にある。
上記従来システムでは、高い精度が要求されるため生体
認証に時間がかかる。手間のかからない高速な認証が要
求される場面では、生体認証の精度は低くなる。
【0004】本発明の目的は、高速な本人認証が要求さ
れる入出場管理システムにおいて、生体認証等の精度の
低い認証方法を用いた場合でも、正確な入出場管理を行
うことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】入場時から出場時までに
2回以上ゲートを通過する入出場管理システムにおい
て、ゲート通過時に行う本人認証の認証方法の精度や、
利用者の個人情報、予約情報、履歴情報等、により定め
られた得点に応じてゲート通過者の認証を行う。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図18に基づいて詳細に説明する。
【0007】本実施形態は、鉄道において、ゲートとし
て自動改札機を用いる入出場管理システムといえる自動
出改札システム、特に、生体認証を用いて出改札を行う
自動出改札システムである。生体情報としては指紋情報
を用いる。生体情報の入力装置としては指紋入力装置を
用いる。指紋入力装置は人間の指紋を計算機で処理でき
る指紋情報に変換する装置である。自動改札機は、改札
内への入場のための改札を行うものか、改札外への出場
のための改札を行うものかがわかる。
【0008】以下、指紋照合を、すべての自動改札機と
接続された中央計算機で行う場合と、自動改札機で行う
場合の二つに分けて、それぞれ実施形態1と実施形態2
で説明する。
【0009】<実施形態1>図1に本実施形態を実現す
る全体システム構成を示す。センタサーバ101には、
ネットワーク107を介して、1以上の入場駅の自動改
札機102および1以上の出場駅の自動改札機103が
接続されている。また、センタサーバ101には、ネッ
トワーク108を介して、1以上の登録機104が接続
されている。また、センタサーバ101には、ネットワ
ーク109を介して、輸送管理システム105が接続さ
れている。また、センタサーバ101には、ネットワー
ク110を介して、課金システム106が接続されてい
る。
【0010】センタサーバ101は、CPU、記憶装
置、時計117を持つ計算機である。センタサーバ10
1の記憶装置には、指紋情報テーブル111、履歴情報
テーブル112、予約情報テーブル113、入場予測テ
ーブル114、出場予測テーブル115、候補テーブル
116が保存されている。
【0011】入場駅の自動改札機102の記憶装置に
は、自動改札機102が設置されている駅の名前が入場
駅名として保存されている。また、自動改札機102に
は、指紋入力装置118が接続されている。
【0012】出場駅の自動改札機103の記憶装置に
は、自動改札機103が設置されている駅の名前が出場
駅名として保存されている。また、自動改札機103に
は、指紋入力装置119、ディスプレイやスピーカ等の
出力装置120、扉121が接続されている。
【0013】登録機104の記憶装置には、あらかじめ
登録機ごとにユニークに割り振られている番号が登録機
IDとして保存されている。また、登録機104には、
指紋入力装置122、キーボードやマウスやタッチパネ
ル等の入力装置123が接続されている。
【0014】輸送管理システム105の記憶装置には、
鉄道におけるダイヤ、運行実績、駅内駅間利用者移動最
低必要時間が保存されている。
【0015】課金システム106の記憶装置には、入場
日時、入場駅名、出場日時、出場駅名、列車番号から鉄
道利用料金を導出する料金表が保存されている。課金シ
ステム106は、入場日時、入場駅名、出場日時、出場
駅名、列車番号と金融機関口座情報が入力されると、前
記料金表を参照して鉄道利用料金を導出し、金融機関口
座情報を使って金融機関から前記料金を引き落とすシス
テムである。引き落としが終了したら引き落とした料金
を課金額として出力する。なお、入場日時、出場日時、
列車番号は必須ではない。
【0016】指紋情報テーブル111のテーブル構成を
図2に示す。指紋情報テーブル111は、登録機104
を使って登録した指紋情報ごとに、該当する登録機ID
と、該当する指紋の持ち主の個人情報を保持しておくも
のであり、指紋ID、指紋情報、登録機ID、氏名、住
所、郵便番号、性別、生年月日、勤務地、就学地、金融
機関口座情報で構成される。指紋IDは、指紋情報ごと
に付けられるユニークな番号である。
【0017】履歴情報テーブル112のテーブル構成を
図3に示す。履歴情報テーブル112は、指紋IDごと
に、該当する指紋の持ち主の鉄道利用実績を保持してお
くものであり、指紋ID、入場日時、入場駅名、出場日
時、出場駅名、列車番号、課金額、課金状態で構成され
る。
【0018】予約情報テーブル113のテーブル構成を
図4に示す。予約情報テーブル113は、指紋IDごと
に、該当する指紋の持ち主の鉄道利用予定を保持してお
くものであり、指紋ID、利用区間401、有効期間、
利用列車番号で構成される。
【0019】入場予測テーブル114のテーブル構成を
図5に示す。入場予測テーブル114は、指紋IDごと
に、「該当する指紋の持ち主が、該当する日時に該当す
る駅で入場する確率」に比例した得点を保持しておくも
のであり、指紋ID、入場日時、入場駅名、得点で構成
される。
【0020】出場予測テーブル115のテーブル構成を
図6に示す。出場予測テーブル115は、指紋IDごと
に、「該当する指紋の持ち主が、該当する日時および駅
で入場した場合に、該当する日時および駅で出場する確
率」に比例した得点を保持しておくものであり、指紋I
D、入場日時、入場駅名、出場日時、出場駅名、得点で
構成される。
【0021】候補テーブル116のテーブル構成を図7
に示す。候補テーブル116は、指紋IDごとに、該当
する指紋の持ち主の未確定の鉄道利用状況のうち、入場
時、出場時、確定時の各時点で最も確からしい候補を保
持しておくものであり、指紋ID、入場日時、入場駅
名、出場日時、出場駅名、入場時点での確からしさを表
す入場時得点、出場時点での確からしさを表す出場時得
点、確定時点での確からしさを表す最終得点で構成され
る。
【0022】以下、本システムにおける処理の流れを図
8のフローチャートを用いて説明する。
【0023】(1)登録処理801 センタサーバ101において、登録機104から送信さ
れてくる(a)指紋入力装置122から入力された鉄道
利用者の指紋情報、(b)入力装置123から入力され
た前記鉄道利用者の氏名、住所、郵便番号、性別、生年
月日、勤務地、就学地、金融機関口座情報、利用区間4
01、有効期間、利用列車番号、(c)登録機104の
記憶装置に保存されている登録機IDを、指紋情報テー
ブル111および予約情報テーブル113に設定する。
その際、指紋IDはセンタサーバ101が付ける。
【0024】(2)予約情報に基づく入場予測処理80
2 センタサーバ101において、予約情報テーブル113
を参照して、指紋IDごとに、「該当する指紋の持ち主
が、該当する日時に該当する駅で入場する確率」に比例
した得点を入場予測テーブル114に設定する。
【0025】例えば、入場予測テーブル114の設定に
用いる情報として、予約情報テーブル113の利用区間
401を考える。図9のように、a駅からh駅まである
A路線があったとする。まず、予約情報テーブル113
の最初のレコードの指紋ID(図4では、12345)
および利用区間401(図4では、b駅からf駅)を参
照する。そして、この利用区間401を予約している利
用者の利用確率が高いと考えられる駅順に高い得点を、
該当する指紋ID(ここでは、12345)、入場駅名
とともに入場予測テーブル114に設定する。ここで
は、利用区間両端駅(ここでは、b駅およびf駅)、利
用区間内で利用区間両端駅に近い駅(ここでは、c駅お
よびe駅)、利用区間外で利用区間両端駅に近い駅(こ
こでは、a駅およびg駅)、利用区間がかかる路線のそ
の他の駅(ここでは、d駅およびh駅)、の順に高い得
点を設定する。以後、予約情報テーブル113のすべて
のレコードに対して、同様の処理を行う。
【0026】なお、入場予測テーブル114の設定に用
いる情報は、予約情報テーブル113の有効期間、利用
列車番号でもよい。例えば、有効期間を用いる場合は、
有効期間内の入場日時に対する得点を、他の入場日時に
比べて高くする。利用列車番号を用いる場合は、その列
車が運行される時間帯の入場日時に対する得点を、他の
入場日時に比べて高くする。
【0027】また、上記情報の複数を用いて、入場予測
テーブル114への設定情報を決定してもよい。
【0028】入場予測テーブル114の同一レコードに
おいて、入場日時と入場駅名のうちどちらか一つは、限
定しない場合は設定しなくてもよい。また、入場日時お
よび入場駅名は範囲で設定することができる。ただし、
同じ「指紋ID、入場日時、入場駅名」に該当するレコ
ードが複数になることがないようにする。該当する「指
紋ID、入場日時、入場駅名」のレコードがすでに存在
する場合は、該当する得点に今回の得点を加算する。
【0029】なお、本処理は必須ではない。
【0030】(3)履歴情報に基づく入場予測処理80
3 センタサーバ101において、履歴情報テーブル112
を参照して、指紋IDごとに、「該当する指紋の持ち主
が、該当する日時に該当する駅で入場する確率」に比例
した得点を入場予測テーブル114に設定する。
【0031】例えば、入場予測テーブル114の設定に
用いる情報として、履歴情報テーブル112の入場日
時、入場駅名、出場日時、出場駅名を用いる場合は、指
紋IDごとに統計処理して、利用頻度の高い日時と駅の
ペアに対する得点を、他の入場日時と入場駅名のペアに
比べて高くする。列車番号を用いる場合は、指紋IDご
とに統計処理して、利用頻度の高い列車番号の列車が運
行される時間帯の入場日時に対する得点を、他の入場日
時に比べて高くする。
【0032】また、上記情報の複数を用いて、入場予測
テーブル114への設定情報を決定してもよい。
【0033】入場予測テーブル114の同一レコードに
おいて、入場日時と入場駅名のうちどちらか一つは、限
定しない場合は設定しなくてもよい。また、入場日時お
よび入場駅名は範囲で設定することができる。ただし、
同じ「指紋ID、入場日時、入場駅名」に該当するレコ
ードが複数になることがないようにする。該当する「指
紋ID、入場日時、入場駅名」のレコードがすでに存在
する場合は、該当する得点に今回の得点を加算する。
【0034】なお、本処理は必須ではない。
【0035】(4)指紋情報に基づく入場予測処理80
4 センタサーバ101において、指紋情報テーブル111
を参照して、指紋IDごとに、「該当する指紋の持ち主
が、該当する日時に該当する駅で入場する確率」に比例
した得点を入場予測テーブル114に設定する。
【0036】例えば、入場予測テーブル114の設定に
用いる情報として、指紋情報テーブル111の登録機I
Dを用いる場合は、その登録機が設置されている駅に近
い駅に対する得点を、他の入場駅名に比べて高くする。
住所や郵便番号を用いる場合は、その住所付近の駅に対
する得点を、他の入場駅名に比べて高くする。性別を用
いる場合は、女性あるいは男性のそれぞれの利用頻度の
高い日時と駅のペア、例えば、女性であれば、日中で商
店街のある駅に対する得点を、他の入場日時と入場駅名
のペアに比べて高くする。生年月日を用いる場合は、そ
の年齢層の利用頻度の高い駅、例えば、若年者であれ
ば、ファッション街のある駅に対する得点を、他の入場
駅名に比べて高くし、あるいは利用頻度の高い時間帯、
例えば、高齢者であれば、午前に対する得点を、他の入
場日時に比べて高くする。勤務地を用いる場合は、その
勤務地付近の駅に対する得点を、他の入場駅名に比べて
高くする。就学地を用いる場合は、その就学地付近の駅
に対する得点を、他の入場駅名に比べて高くする。金融
機関口座情報を用いる場合は、その金融機関付近の駅に
対する得点を、他の入場駅名に比べて高くする。
【0037】また、上記情報の複数を用いて、入場予測
テーブル114への設定情報を決定してもよい。
【0038】入場予測テーブル114の同一レコードに
おいて、入場日時と入場駅名のうちどちらか一つは、限
定しない場合は設定しなくてもよい。また、入場日時お
よび入場駅名は範囲で設定することができる。ただし、
同じ「指紋ID、入場日時、入場駅名」に該当するレコ
ードが複数になることがないようにする。該当する「指
紋ID、入場日時、入場駅名」のレコードがすでに存在
する場合は、該当する得点に今回の得点を加算する。
【0039】なお、本処理は必須ではない。
【0040】(5)入場指紋入力処理805 入場駅の自動改札機102において、指紋入力装置11
8を用いて鉄道利用者の指紋情報を読み取り、その指紋
情報を、記憶装置に保存されている入場駅名とともに、
センタサーバ101に送信する。
【0041】(6)入場照合処理806 (5)の入場指紋入力処理805で送信された指紋情報
と入場駅名を受信したセンタサーバ101は、その受信
日時を時計117から得て入場日時とする。
【0042】受信した指紋情報と、指紋情報テーブル1
11における全レコードの指紋情報との類似度を計算す
る。
【0043】全レコードの指紋情報との類似度を計算す
る時間がない場合は、受信した入場駅名と入場日時か
ら、入場予測テーブル114を参照して、該当するレコ
ードの得点の高い指紋情報の順に類似度を計算してい
き、制約された時間あるいは、計算の対象とする指紋情
報の数あるいは、得点の下限で、計算を打ち切る。
【0044】類似度を計算した指紋情報の指紋IDと、
類似度に比例した得点のペアを、入場日時、入場駅名と
ともに(7)の入場時得点算出処理807に渡す。
【0045】(7)入場時得点算出処理807 センタサーバ101において、(6)の入場照合処理8
06から渡された入場日時、入場駅名と、指紋IDと得
点のペアを使って、候補テーブル116における入場時
得点を算出する。
【0046】渡された指紋IDのそれぞれについて、入
場日時と入場駅名から、入場予測テーブル114を参照
して、該当するレコードの得点に、渡されたペアの得点
を加算して、入場時得点とする。入場予測テーブル11
4に該当レコードがなければ、渡されたペアの得点を入
場時得点とする。
【0047】候補テーブル116に該当する指紋IDの
レコードが存在しない場合は、新しいレコードに、該当
する指紋ID、入場日時、入場駅名、入場時得点を設定
する。また、出場予測テーブル115において、新しい
レコードに、該当する指紋ID、入場日時、入場駅名を
設定し、入場時得点を得点として設定する。
【0048】候補テーブル116に該当する指紋IDの
レコードがすでに存在する場合は、すでに設定されてい
る入場時得点より、今回算出した入場時得点が大きけれ
ば、今回の入場日時、入場駅名、入場時得点に更新す
る。また、更新した場合には、出場予測テーブル115
の該当する指紋IDの全レコードを削除し、新しいレコ
ードに、該当する指紋ID、入場日時、入場駅名を設定
し、入場時得点を得点として設定する。
【0049】(8)予約情報に基づく出場予測処理80
8 センタサーバ101において、予約情報テーブル113
を参照して、指紋IDごとに、「該当する指紋の持ち主
が、該当する日時および駅で入場した場合に、該当する
日時および駅で出場する確率」に比例した得点を出場予
測テーブル115に設定する。
【0050】出場日時、出場駅名、得点の設定方法は
(2)の予約情報に基づく入場予測処理802と同様で
ある。ただし、出場予測テーブル115では、入場日時
と入場駅名が決まっているので、出場日時、出場駅名を
絞り込むことができる。
【0051】例えば、予約情報テーブル113の利用区
間401が「b駅からf駅」であった場合、出場予測テ
ーブル115の該当する指紋IDの入場駅名が「b駅」
であれば、「f駅」に対する得点を、「b駅」に比べて
高くする。
【0052】出場予測テーブル115の同一レコードに
おいて、出場日時と出場駅名のうちどちらか一つは、限
定しない場合は設定しなくてもよい。また、同じ「指紋
ID、入場日時、入場駅名」に対して、複数の「出場日
時、出場駅名」を設定する必要がある場合は、新しいレ
コードに、該当する「指紋ID、入場日時、入場駅名」
を設定したうえで行う。さらに、出場日時および出場駅
名は範囲で設定することができる。ただし、同じ「指紋
ID、出場日時、出場駅名」に該当するレコードが複数
になることがないようにする。該当する「指紋ID、出
場日時、出場駅名」のレコードがすでに存在する場合
は、該当する得点に今回の得点を加算する。
【0053】なお、本処理は必須ではない。
【0054】(9)履歴情報に基づく出場予測処理80
9 センタサーバ101において、履歴情報テーブル112
を参照して、指紋IDごとに、「該当する指紋の持ち主
が、該当する日時および駅で入場した場合に、該当する
日時および駅で出場する確率」に比例した得点を出場予
測テーブル115に設定する。
【0055】出場日時、出場駅名、得点の設定方法は
(3)の履歴情報に基づく入場予測処理803と同様で
ある。ただし、出場予測テーブル115では、入場日時
と入場駅名が決まっているので、出場日時、出場駅名を
絞り込むことができる。
【0056】例えば、出場予測テーブル115に設定さ
れている「指紋ID、入場日時、入場駅名」が、履歴情
報テーブル112にあれば、履歴情報テーブル112の
該当レコードの出場日時、出場駅名に対する得点を、他
の出場日時、出場駅名に比べて高くする。
【0057】出場予測テーブル115の同一レコードに
おいて、出場日時と出場駅名のうちどちらか一つは、限
定しない場合は設定しなくてもよい。また、同じ「指紋
ID、入場日時、入場駅名」に対して、複数の「出場日
時、出場駅名」を設定する必要がある場合は、新しいレ
コードに、該当する「指紋ID、入場日時、入場駅名」
を設定したうえで行う。さらに、出場日時および出場駅
名は範囲で設定することができる。ただし、同じ「指紋
ID、出場日時、出場駅名」に該当するレコードが複数
になることがないようにする。該当する「指紋ID、出
場日時、出場駅名」のレコードがすでに存在する場合
は、該当する得点に今回の得点を加算する。
【0058】なお、本処理は必須ではない。
【0059】(10)指紋情報に基づく出場予測処理8
10 センタサーバ101において、指紋情報テーブル111
を参照して、指紋IDごとに、「該当する指紋の持ち主
が、該当する日時および駅で入場した場合に、該当する
日時および駅で出場する確率」に比例した得点を出場予
測テーブル115に設定する。
【0060】出場日時、出場駅名、得点の設定方法は
(4)の指紋情報に基づく入場予測処理804と同様で
ある。ただし、出場予測テーブル115では、入場日時
と入場駅名が決まっているので、出場日時、出場駅名を
絞り込むことができる。
【0061】例えば、それぞれの指紋IDについて、出
場予測テーブル115に設定されている入場駅名が、指
紋情報テーブル111に設定されている住所付近の駅で
あった場合、指紋情報テーブル111に設定されている
勤務地付近の駅に対する得点を、他の出場駅名に比べて
高くする。
【0062】出場予測テーブル115の同一レコードに
おいて、出場日時と出場駅名のうちどちらか一つは、限
定しない場合は設定しなくてもよい。また、同じ「指紋
ID、入場日時、入場駅名」に対して、複数の「出場日
時、出場駅名」を設定する必要がある場合は、新しいレ
コードに、該当する「指紋ID、入場日時、入場駅名」
を設定したうえで行う。さらに、出場日時および出場駅
名は範囲で設定することができる。ただし、同じ「指紋
ID、出場日時、出場駅名」に該当するレコードが複数
になることがないようにする。該当する「指紋ID、出
場日時、出場駅名」のレコードがすでに存在する場合
は、該当する得点に今回の得点を加算する。
【0063】なお、本処理は必須ではない。
【0064】(11)輸送管理情報に基づく出場予測処
理811 センタサーバ101において、輸送管理システム105
のダイヤや駅内駅間利用者移動最低必要時間を参照し
て、指紋IDごとに、「該当する指紋の持ち主が、該当
する日時および駅で入場した場合に、該当する日時およ
び駅で出場する確率」に比例した得点を出場予測テーブ
ル115に設定する。
【0065】出場予測テーブル115に設定されている
入場日時、入場駅名から、ダイヤや駅内駅間利用者移動
最低必要時間を使って、出場日時、出場駅名の可能性を
算出し、その可能性に比例した得点を設定する。
【0066】出場予測テーブル115の同一レコードに
おいて、出場日時と出場駅名のうちどちらか一つは、限
定しない場合は設定しなくてもよい。また、同じ「指紋
ID、入場日時、入場駅名」に対して、複数の「出場日
時、出場駅名」を設定する必要がある場合は、新しいレ
コードに、該当する「指紋ID、入場日時、入場駅名」
を設定したうえで行う。さらに、出場日時および出場駅
名は範囲で設定することができる。ただし、同じ「指紋
ID、出場日時、出場駅名」に該当するレコードが複数
になることがないようにする。該当する「指紋ID、出
場日時、出場駅名」のレコードがすでに存在する場合
は、該当する得点に今回の得点を加算する。
【0067】なお、本処理は必須ではない。
【0068】(12)出場指紋入力処理812 出場駅の自動改札機103において、指紋入力装置11
9を用いて鉄道利用者の指紋情報を読み取り、その指紋
情報を、記憶装置に保存されている出場駅名とともに、
センタサーバ101に送信する。
【0069】(13)出場照合処理813 (12)の出場指紋入力処理812で送信された指紋情
報と出場駅名を受信したセンタサーバ101は、その受
信日時を時計117から得て出場日時とする。
【0070】受信した指紋情報と、指紋情報テーブル1
11における全レコードの指紋情報との類似度を計算す
る。
【0071】全レコードの指紋情報との類似度を計算す
る時間がない場合は、受信した出場駅名と出場日時か
ら、出場予測テーブル115を参照して、該当するレコ
ードの得点の高い指紋情報の順に類似度を計算してい
き、制約された時間あるいは、計算の対象とする指紋情
報の数あるいは、得点の下限で、計算を打ち切る。
【0072】類似度を計算した指紋情報の指紋IDと、
類似度に比例した得点のペアを、出場日時、出場駅名と
ともに(14)の出場時得点算出処理814に渡す。
【0073】(14)出場時得点算出処理814 センタサーバ101において、(13)の出場照合処理
813から渡された出場日時、出場駅名と、指紋IDと
得点のペアを使って、候補テーブル116における出場
時得点を算出する。
【0074】渡された指紋IDのそれぞれについて、出
場日時と出場駅名から、出場予測テーブル115を参照
して、該当するレコードの得点に、渡されたペアの得点
を加算して、出場時得点とする。出場予測テーブル11
5に該当レコードがなければ、該当する指紋IDの入場
時得点に、渡されたペアの得点を加算して、出場時得点
とする。
【0075】候補テーブル116に該当する指紋IDの
レコードがすでに存在する場合は、該当するレコード
に、今回の出場日時、出場駅名、出場時得点を設定す
る。
【0076】(15)最終予測処理815 センタサーバ101において、輸送管理システム105
の運行実績や駅内駅間利用者移動最低必要時間を使っ
て、指紋IDごとに、候補テーブル116における「入
場日時、入場駅名」と「出場日時、出場駅名」のペアの
可能性を算出し、その可能性に比例した得点を出場時得
点に加算して、最終得点として設定する。
【0077】前記可能性がゼロのレコードは、候補テー
ブル116から削除してもよい。
【0078】候補テーブル116の全レコードに対する
可能性算出の時間がない場合は、出場時得点の高いレコ
ードの順に可能性を算出していき、制約された時間ある
いは、算出の対象とするレコードの数あるいは、出場時
得点の下限で、算出を打ち切る。
【0079】なお、本処理は必須ではない。
【0080】(16)確定処理816 候補テーブル116に最終得点が一つも設定されていな
い場合には、以下の処理において、最終得点の代わりに
出場時得点を使うものとする。
【0081】センタサーバ101において、候補テーブ
ル116を参照し、最終得点が最も高い指紋IDの指紋
情報が、(12)の出場指紋入力処理812において入
力された指紋情報と一致すると判定する。この場合、指
紋情報テーブル111を参照して、該当する指紋IDの
氏名を出場駅の自動改札機103に送信する。また、該
当レコードは候補テーブル116から削除して、履歴情
報テーブル112において、新しいレコードに、該当す
る「指紋ID、入場日時、入場駅名、出場日時、出場駅
名」を設定し、課金状態を「未」に設定する。さらに、
予約情報テーブル113に、前記「指紋ID、入場日
時、入場駅名、出場日時、出場駅名」に該当するレコー
ドがある場合は、該当する利用列車番号を履歴情報テー
ブル112の前記該当レコードの列車番号に設定し、予
約情報テーブル113から該当レコードを削除する。
【0082】最終得点の最高値があらかじめ定められた
値以下であれば、(12)の出場指紋入力処理812に
おいて入力された指紋情報は登録されていないものとし
てもよい。この場合、扉制御情報を出場駅の自動改札機
103に送信する。
【0083】(12)の出場指紋入力処理812におい
て入力された指紋情報と一致すると判定されなかった指
紋情報の指紋IDについて、候補テーブル116の出場
日時、出場駅名、出場時得点、最終得点を削除する。
【0084】(17)出場改札処理817 (16)の確定処理816で送信された氏名あるいは扉
制御情報を受信した出場駅の自動改札機103は、氏名
を受信した場合は、その氏名を出力装置120に出力
し、扉制御情報を受信した場合は、扉121を閉める。
【0085】なお、本処理は必須ではない。
【0086】(18)課金処理818 センタサーバ101において、履歴情報テーブル112
を参照して、課金状態が「未」のすべてのレコードに対
して以下の処理を行う。
【0087】履歴情報テーブル112の該当レコードの
入場日時、入場駅名、出場日時、出場駅名、列車番号
と、指紋情報テーブル111における該当する指紋ID
の金融機関口座情報を、課金システム106に送信する
ことで課金する。課金システム106から課金額が返信
されてきたら、履歴情報テーブル112の該当レコード
の課金額に前記課金額を設定し、課金状態を「済」に更
新する。
【0088】なお、本処理は必須ではない。
【0089】以上、本システムにおける処理の流れを説
明してきたが、(2)から(4)の一連の処理は、一
旦、入場予測テーブル114の全レコードを削除して、
繰り返し行われることがある。そのタイミングは、定期
的であったり、予約情報テーブル113あるいは履歴情
報テーブル112あるいは指紋情報テーブル111に更
新があったときであったりする。
【0090】また、(5)から(7)の一連の処理も繰
り返し行われることがある。そのタイミングは、(5)
の処理において指紋情報が入力されたときである。
【0091】また、(8)から(11)の一連の処理も
繰り返し行われることがある。この場合、一旦、出場予
測テーブル115の全レコードを削除して、新しく、候
補テーブル116のすべての指紋ID、入場日時、入場
駅名を出場予測テーブル115に設定し、入場時得点を
得点として出場予測テーブル115に設定する。そのタ
イミングは、定期的であったり、予約情報テーブル11
3あるいは履歴情報テーブル112あるいは指紋情報テ
ーブル111あるいは輸送管理システム105のダイヤ
や駅内駅間利用者移動最低必要時間に更新があったとき
であったり、候補テーブル116の入場時得点が更新さ
れたときであったりする。
【0092】また、(12)から(17)の一連の処理
も繰り返し行われることがある。そのタイミングは、
(12)の処理において指紋情報が入力されたときであ
る。
【0093】また、(18)の処理も繰り返し行われる
ことがある。そのタイミングは、定期的であったり、
(16)の処理で課金状態が「未」のレコードが設定さ
れたときであったりする。
【0094】実施形態1では、指紋照合を中央計算機で
行うことにより、自動改札機の計算能力や記憶容量が限
られた場合でも、指紋認証による改札を高速高精度に行
うことができる。
【0095】<実施形態2>図10に本実施形態を実現
する全体システム構成を示す。センタサーバ1001に
は、ネットワーク1005を介して、1以上の入場駅の
自動改札機1002および1以上の出場駅の自動改札機
1003が接続されている。また、センタサーバ100
1には、ネットワーク108を介して、1以上の登録機
104が接続されている。また、センタサーバ1001
には、ネットワーク1006を介して、輸送管理システ
ム1004が接続されている。また、センタサーバ10
01には、ネットワーク1022を介して、課金システ
ム1021が接続されている。
【0096】センタサーバ1001は、CPU、記憶装
置、時計1020を持つ計算機である。センタサーバ1
001の記憶装置には、指紋情報テーブル1007、履
歴情報テーブル1008、予約情報テーブル113、入
場予測テーブル114、出場予測テーブル115、候補
テーブル1009、入場駅配信情報テーブル1010、
出場駅配信情報テーブル1011が保存されている。
【0097】入場駅の自動改札機1002は、CPU、
記憶装置、時計1014を持つ計算機である。自動改札
機1002の記憶装置には、入場駅指紋情報テーブル1
013と、自動改札機1002が設置されている駅の名
前が入場駅名として保存されている。また、自動改札機
1002には、指紋入力装置1012が接続されてい
る。
【0098】出場駅の自動改札機1003は、CPU、
記憶装置、時計1019を持つ計算機である。自動改札
機1003の記憶装置には、出場駅指紋情報テーブル1
018と、自動改札機1003が設置されている駅の名
前が出場駅名として保存されている。また、自動改札機
1003には、指紋入力装置1015、ディスプレイや
スピーカ等の出力装置1016、扉1017が接続され
ている。
【0099】登録機104の記憶装置には、あらかじめ
登録機ごとにユニークに割り振られている番号が登録機
IDとして保存されている。また、登録機104には、
指紋入力装置122、キーボードやマウスやタッチパネ
ル等の入力装置123が接続されている。
【0100】輸送管理システム1004の記憶装置に
は、鉄道におけるダイヤ、駅内駅間利用者移動最低必要
時間が保存されている。
【0101】課金システム1021の記憶装置には、入
場日時、入場駅名、出場日時、出場駅名、列車番号から
鉄道利用料金を導出する料金表が保存されている。課金
システム1021は、入場日時、入場駅名、出場日時、
出場駅名、列車番号と金銭価値残高が入力されると、前
記料金表を参照して鉄道利用料金を導出し、前記金銭価
値残高から前記料金を引き去るシステムである。引き去
りが終了したら引き去ったあとの金銭価値残高を出力す
る。なお、入場日時、出場日時、列車番号は必須ではな
い。
【0102】指紋情報テーブル1007のテーブル構成
を図11に示す。指紋情報テーブル1007は、登録機
104を使って登録した指紋情報ごとに、該当する登録
機IDと、該当する指紋の持ち主の個人情報を保持して
おくものであり、指紋ID、指紋情報、登録機ID、氏
名、住所、郵便番号、性別、生年月日、勤務地、就学
地、初期金銭価値で構成される。指紋IDは、指紋情報
ごとに付けられるユニークな番号である。
【0103】履歴情報テーブル1008のテーブル構成
を図12に示す。履歴情報テーブル1008は、指紋I
Dごとに、該当する指紋の持ち主の鉄道利用実績を保持
しておくものであり、指紋ID、入場日時、入場駅名、
出場日時、出場駅名、列車番号、金銭価値残高で構成さ
れる。
【0104】予約情報テーブル113、入場予測テーブ
ル114、出場予測テーブル115のテーブル構成は、
実施形態1と同様である。
【0105】候補テーブル1009のテーブル構成を図
13に示す。候補テーブル1009は、指紋IDごと
に、該当する指紋の持ち主の未確定の鉄道利用状況のう
ち、入場時点で最も確からしい候補を保持しておくもの
であり、指紋ID、入場日時、入場駅名、入場時点での
確からしさを表す入場時得点で構成される。
【0106】入場駅配信情報テーブル1010のテーブ
ル構成を図14に示す。入場駅配信情報テーブル101
0は、指紋IDごとに、センタサーバ1001がどの入
場駅の自動改札機に優先的に、該当する指紋情報および
氏名を「該当する指紋の持ち主が、該当する日時に該当
する駅で入場する確率」に比例した得点とともに配信す
るかを保持しておくものであり、指紋ID、配信駅名、
入場日時、得点、指紋配信状態で構成される。
【0107】出場駅配信情報テーブル1011のテーブ
ル構成を図15に示す。出場駅配信情報テーブル101
1は、指紋IDごとに、センタサーバ1001がどの出
場駅の自動改札機に優先的に、該当する指紋情報および
氏名を「該当する指紋の持ち主が、該当する日時に該当
する駅で出場する確率」に比例した得点とともに配信す
るかを保持しておくものであり、指紋ID、配信駅名、
出場日時、得点、指紋配信状態で構成される。
【0108】入場駅指紋情報テーブル1013のテーブ
ル構成を図16に示す。入場駅指紋情報テーブル101
3は、指紋IDごとに、該当する指紋情報および氏名を
「該当する指紋の持ち主が、該当する日時に、本テーブ
ルが保存されている入場駅の自動改札機1002が設置
されている駅で、入場する確率」に比例した得点ととも
に保持しておくものであり、指紋ID、指紋情報、氏
名、入場日時、得点で構成される。
【0109】出場駅指紋情報テーブル1018のテーブ
ル構成を図17に示す。出場駅指紋情報テーブル101
8は、指紋IDごとに、該当する指紋情報および氏名を
「該当する指紋の持ち主が、該当する日時に、本テーブ
ルが保存されている出場駅の自動改札機1003が設置
されている駅で、出場する確率」に比例した得点ととも
に保持しておくものであり、指紋ID、指紋情報、氏
名、出場日時、得点で構成される。
【0110】以下、本システムにおける処理の流れを図
18のフローチャートを用いて説明する。
【0111】(1)登録処理1801 センタサーバ1001において、登録機104から送信
されてくる(a)指紋入力装置122から入力された鉄
道利用者の指紋情報、(b)入力装置123から入力さ
れた前記鉄道利用者の氏名、住所、郵便番号、性別、生
年月日、勤務地、就学地、初期金銭価値、利用区間40
1、有効期間、利用列車番号、(c)登録機104の記
憶装置に保存されている登録機IDを、指紋情報テーブ
ル1007および予約情報テーブル113に設定する。
その際、指紋IDはセンタサーバ1001が付ける。初
期金銭価値は、前記鉄道利用者が登録時に前払いした料
金である。
【0112】(2)予約情報に基づく入場予測処理18
02 センタサーバ1001において、実施形態1の(2)の
予約情報に基づく入場予測処理802と同様の処理を行
う。
【0113】なお、本処理は必須ではない。
【0114】(3)履歴情報に基づく入場予測処理18
03 センタサーバ1001において、実施形態1の(3)の
履歴情報に基づく入場予測処理803と同様の処理を行
う。ただし、履歴情報テーブル112の代わりに履歴情
報テーブル1008を用いる。
【0115】なお、本処理は必須ではない。
【0116】(4)指紋情報に基づく入場予測処理18
04 センタサーバ1001において、実施形態1の(4)の
指紋情報に基づく入場予測処理804と同様の処理を行
う。ただし、指紋情報テーブル111の代わりに指紋情
報テーブル1007を用いる。したがって、金融機関口
座情報はない。
【0117】なお、本処理は必須ではない。
【0118】(5)入場配信準備処理1805 センタサーバ1001において、入場駅配信情報テーブ
ル1010に、指紋情報テーブル1007のすべての指
紋IDそれぞれについて、本システムにおけるすべての
駅名の一つ一つを配信駅名とするレコードを作成する。
作成したレコードの指紋配信状態を「未」に設定する。
すでに存在するレコードに対しては、入場日時および得
点を削除して、指紋配信状態を「完」に更新する。
【0119】入場駅配信情報テーブル1010におい
て、それぞれの指紋IDと配信駅名のペアに対して、配
信駅名を入場駅名として入場予測テーブル114を参照
して、該当する入場日時および得点を設定する。同じ指
紋IDと配信駅名のペアに対して、複数のレコードが存
在してもよい。入場予測テーブル114に該当するレコ
ードがない場合は、入場駅配信情報テーブル1010に
おける得点は設定しない。
【0120】(6)入場配信処理1806 センタサーバ1001において、入場駅配信情報テーブ
ル1010を参照して、配信駅名に該当する駅に設置さ
れている入場駅の自動改札機に、該当する入場日時およ
び得点、該当する指紋IDおよびその指紋IDの指紋情
報と氏名を指紋情報テーブル1007を参照して、入場
駅の自動改札機1002に送信する。指紋配信状態が
「未」のレコードについては、送信後、同じ「指紋I
D、配信駅名」のすべてのレコードの指紋配信状態を
「済」に更新する。指紋配信状態が「完」のレコードに
ついては、指紋IDと入場日時および得点と削除情報を
送信して、同じ「指紋ID、配信駅名」のすべてのレコ
ードの指紋配信状態を「済」に更新する。指紋配信状態
が「済」のレコードについては、指紋IDと入場日時お
よび得点だけ送信する。
【0121】入場駅配信情報テーブル1010のレコー
ドを参照、送信する順番は、得点の高い順、あるいは、
現在日時を時計1020から得て、入場日時が現在日時
に近い順である。得点が設定されていないレコードにつ
いては最後に送信する。
【0122】(7)入場駅登録処理1807 入場駅の自動改札機1002において、(6)の入場配
信処理1806で送信された指紋ID、指紋情報、氏
名、入場日時、得点を受信した場合は、入場駅指紋情報
テーブル1013の新しいレコードに設定する。(6)
の入場配信処理1806で送信された指紋ID、入場日
時、得点、削除情報を受信した場合は、入場駅指紋情報
テーブル1013において、該当する指紋IDのレコー
ドが複数存在する場合はそのうち一つだけ残して残りの
レコードを削除後、該当する指紋IDのレコードの入場
日時および得点を、受信した入場日時および得点に更新
する。(6)の入場配信処理1806で送信された指紋
ID、入場日時、得点を受信した場合は、入場駅指紋情
報テーブル1013において、該当する指紋IDはすで
に存在するので、そのレコードの指紋ID、指紋情報、
氏名を設定した新しいレコードを作成し、作成したレコ
ードの入場日時および得点に、受信した入場日時および
得点を設定する。
【0123】(8)入場照合処理1808 入場駅の自動改札機1002において、指紋入力装置1
012を用いて鉄道利用者の指紋情報を読み取り、現在
日時を時計1014から得て入場日時とする。
【0124】読み取った指紋情報と、入場駅指紋情報テ
ーブル1013における全指紋IDの指紋情報との類似
度を計算する。
【0125】全指紋IDの指紋情報との類似度を計算す
る時間がない場合は、入場日時から、入場駅指紋情報テ
ーブル1013を参照して、該当するレコードの得点の
高い指紋情報の順に類似度を計算していき、制約された
時間あるいは、計算の対象とする指紋情報の数あるい
は、得点の下限で、計算を打ち切る。
【0126】類似度を計算した指紋情報の指紋IDと、
類似度に比例した得点のペアを、入場日時、記憶装置に
保存されている入場駅名とともに、センタサーバ100
1に送信する。指紋IDと得点のペアの送信は、得点の
高い順に、ペア数あるいは得点の下限で打ち切ってもよ
い。
【0127】(9)入場時得点算出処理1809 (8)の入場照合処理1808で送信された指紋IDと
得点のペアと、入場日時、入場駅名を受信したセンタサ
ーバ1001は、候補テーブル1009における入場時
得点を算出する。
【0128】受信した指紋IDのそれぞれについて、入
場日時と入場駅名から、入場予測テーブル114を参照
して、該当するレコードの得点に、受信したペアの得点
を加算して、入場時得点とする。入場予測テーブル11
4に該当レコードがなければ、受信したペアの得点を入
場時得点とする。
【0129】候補テーブル1009に該当する指紋ID
のレコードが存在しない場合は、新しいレコードに、該
当する指紋ID、入場日時、入場駅名、入場時得点を設
定する。また、出場予測テーブル115において、新し
いレコードに、該当する指紋ID、入場日時、入場駅名
を設定し、入場時得点を得点として設定する。
【0130】候補テーブル1009に該当する指紋ID
のレコードがすでに存在する場合は、すでに設定されて
いる入場時得点より、今回算出した入場時得点が大きけ
れば、今回の入場日時、入場駅名、入場時得点に更新す
る。また、更新した場合には、出場予測テーブル115
の該当する指紋IDの全レコードを削除し、新しいレコ
ードに、該当する指紋ID、入場日時、入場駅名を設定
し、入場時得点を得点として設定する。
【0131】(10)予約情報に基づく出場予測処理1
810 センタサーバ1001において、実施形態1の(8)の
予約情報に基づく出場予測処理808と同様の処理を行
う。
【0132】なお、本処理は必須ではない。
【0133】(11)履歴情報に基づく出場予測処理1
811 センタサーバ1001において、実施形態1の(9)の
履歴情報に基づく出場予測処理809と同様の処理を行
う。ただし、履歴情報テーブル112の代わりに履歴情
報テーブル1008を用いる。
【0134】なお、本処理は必須ではない。
【0135】(12)指紋情報に基づく出場予測処理1
812 センタサーバ1001において、実施形態1の(10)
の指紋情報に基づく出場予測処理810と同様の処理を
行う。ただし、指紋情報テーブル111の代わりに指紋
情報テーブル1007を用いる。したがって、金融機関
口座情報はない。
【0136】なお、本処理は必須ではない。
【0137】(13)輸送管理情報に基づく出場予測処
理1813 センタサーバ1001において、実施形態1の(11)
の輸送管理情報に基づく出場予測処理811と同様の処
理を行う。ただし、輸送管理システム105の代わりに
輸送管理システム1004を用いる。
【0138】なお、本処理は必須ではない。
【0139】(14)出場配信準備処理1814 センタサーバ1001において、出場駅配信情報テーブ
ル1011に、候補テーブル1009のすべての指紋I
Dそれぞれについて、本システムにおけるすべての駅名
の一つ一つを配信駅名とするレコードを作成する。作成
したレコードの指紋配信状態を「未」に設定する。すで
に存在するレコードに対しては、出場日時および得点を
削除して、指紋配信状態を「完」に更新する。
【0140】出場駅配信情報テーブル1011におい
て、それぞれの指紋IDと配信駅名のペアに対して、配
信駅名を出場駅名として出場予測テーブル115を参照
して、該当する出場日時および得点を設定する。同じ指
紋IDと配信駅名のペアに対して、複数のレコードが存
在してもよい。それぞれの指紋IDと配信駅名のペアに
ついて、出場日時が「該当する指紋IDに対して出場駅
配信情報テーブル1011に設定されていない出場日時
の範囲」のレコードを作成し、候補テーブル1009の
該当する指紋IDの入場時得点を得点として設定する。
【0141】(15)出場配信処理1815 センタサーバ1001において、出場駅配信情報テーブ
ル1011を参照して、配信駅名に該当する駅に設置さ
れている出場駅の自動改札機に、該当する出場日時およ
び得点、該当する指紋IDおよびその指紋IDの指紋情
報と氏名を指紋情報テーブル1007を参照して、出場
駅の自動改札機1003に送信する。指紋配信状態が
「未」のレコードについては、送信後、同じ「指紋I
D、配信駅名」のすべてのレコードの指紋配信状態を
「済」に更新する。指紋配信状態が「完」のレコードに
ついては、指紋IDと出場日時および得点と削除情報を
送信して、同じ「指紋ID、配信駅名」のすべてのレコ
ードの指紋配信状態を「済」に更新する。指紋配信状態
が「済」のレコードについては、指紋IDと出場日時お
よび得点だけ送信する。
【0142】出場駅配信情報テーブル1011のレコー
ドを参照、送信する順番は、得点の高い順、あるいは、
現在日時を時計1020から得て、出場日時が現在日時
に近い順である。得点が設定されていないレコードにつ
いては最後に送信する。
【0143】(16)出場駅登録処理1816 出場駅の自動改札機1003において、(15)の出場
配信処理1815で送信された指紋ID、指紋情報、氏
名、出場日時、得点を受信した場合は、出場駅指紋情報
テーブル1018の新しいレコードに設定する。(1
5)の出場配信処理1815で送信された指紋ID、出
場日時、得点、削除情報を受信した場合は、出場駅指紋
情報テーブル1018において、該当する指紋IDのレ
コードが複数存在する場合はそのうち一つだけ残して残
りのレコードを削除後、該当する指紋IDのレコードの
出場日時および得点を、受信した出場日時および得点に
更新する。(15)の出場配信処理1815で送信され
た指紋ID、出場日時、得点を受信した場合は、出場駅
指紋情報テーブル1018において、該当する指紋ID
はすでに存在するので、そのレコードの指紋ID、指紋
情報、氏名を設定した新しいレコードを作成し、作成し
たレコードの出場日時および得点に、受信した出場日時
および得点を設定する。
【0144】(17)出場照合処理1817 出場駅の自動改札機1003において、指紋入力装置1
015を用いて鉄道利用者の指紋情報を読み取り、現在
日時を時計1019から得て出場日時とする。
【0145】読み取った指紋情報と、出場駅指紋情報テ
ーブル1018における全指紋IDの指紋情報との類似
度を計算する。
【0146】全指紋IDの指紋情報との類似度を計算す
る時間がない場合は、出場日時から、出場駅指紋情報テ
ーブル1018を参照して、該当するレコードの得点の
高い指紋情報の順に類似度を計算していき、制約された
時間あるいは、計算の対象とする指紋情報の数あるい
は、得点の下限で、計算を打ち切る。
【0147】類似度を計算した指紋情報の指紋IDと、
類似度に比例した得点のペアを、出場日時とともに(1
8)の確定処理1818に渡す。
【0148】(18)確定処理1818 出場駅の自動改札機1003において、(17)の出場
照合処理1817から渡された指紋IDのそれぞれにつ
いて、渡された出場日時から、出場駅指紋情報テーブル
1018を参照して、該当するレコードの得点に、渡さ
れたペアの得点を加算して、出場時得点とする。
【0149】出場時得点が最も高い指紋IDの指紋情報
が、(17)の出場照合処理1817において入力され
た指紋情報と一致すると判定する。この場合、出場駅指
紋情報テーブル1018を参照して、該当する指紋ID
の氏名を(19)の出場改札処理1819に渡す。ま
た、該当する指紋ID、出場日時、記憶装置に保存され
ている出場駅名をセンタサーバ1001に送信する。
【0150】出場時得点の最高値があらかじめ定められ
た値以下であれば、(17)の出場照合処理1817に
おいて入力された指紋情報は登録されていないものとし
てもよい。この場合、扉制御情報を(19)の出場改札
処理1819に渡す。
【0151】(19)出場改札処理1819 (18)の確定処理1818から氏名あるいは扉制御情
報を渡された出場駅の自動改札機1003は、氏名を渡
された場合は、その氏名を出力装置1016に出力し、
扉制御情報を渡された場合は、扉1017を閉める。
【0152】なお、本処理は必須ではない。
【0153】(20)課金処理1820 (18)の確定処理1818で送信された指紋ID、出
場日時、出場駅名を受信したセンタサーバ1001は、
履歴情報テーブル1008において、新しいレコード
に、受信した指紋IDと、候補テーブル1009の受信
した指紋IDの「入場日時、入場駅名」と、受信した
「出場日時、出場駅名」を設定して、候補テーブル10
09から受信した指紋IDのレコードを削除する。ま
た、予約情報テーブル113に、前記「指紋ID、入場
日時、入場駅名、出場日時、出場駅名」に該当するレコ
ードがある場合は、該当する利用列車番号を履歴情報テ
ーブル1008の前記該当レコードの列車番号に設定
し、予約情報テーブル113から該当レコードを削除す
る。さらに、履歴情報テーブル1008を参照して得ら
れる受信した指紋IDの最低の金銭価値残高を、前記
「入場日時、入場駅名、出場日時、出場駅名、列車番
号」とともに課金システム1021に送信することで課
金する。課金システム1021から金銭価値残高が返信
されてきたら、その金銭価値残高を前記該当レコードの
金銭価値残高に設定する。履歴情報テーブル1008に
受信した指紋IDの金銭価値残高が存在しなければ、指
紋情報テーブル1007を参照して得られる受信した指
紋IDの初期金銭価値を、金銭価値残高として課金シス
テム1021に送信する。
【0154】受信した指紋IDを(21)の削除処理1
821に渡す。あるいは、予約情報テーブル113に受
信した指紋IDのレコードがなくなったら、その指紋I
Dを(21)の削除処理1821に渡す。あるいは、履
歴情報テーブル1008の受信した指紋IDの金銭価値
残高が課金するには不十分になったら、その指紋IDを
(21)の削除処理1821に渡す。あるいは、指紋I
Dに有効期限を設定しておき、現在日時が有効期限を過
ぎた指紋IDは無効であるとして、その指紋IDを(2
1)の削除処理1821に渡す。
【0155】(21)削除処理1821 センタサーバ1001において、(20)の課金処理1
820から渡された指紋IDについて、センタサーバ1
001の記憶装置に保存されている全テーブルからレコ
ードを削除する。また、渡された指紋IDを入場駅の自
動改札機1002および出場駅の自動改札機1003に
送信する。
【0156】なお、本処理は必須ではない。
【0157】(22)入場駅削除処理1822 (21)の削除処理1821で送信された指紋IDを受
信した入場駅の自動改札機1002は、入場駅指紋情報
テーブル1013から、受信した指紋IDのレコードを
削除する。
【0158】なお、本処理は必須ではない。
【0159】(23)出場駅削除処理1823 (21)の削除処理1821で送信された指紋IDを受
信した出場駅の自動改札機1003は、出場駅指紋情報
テーブル1018から、受信した指紋IDのレコードを
削除する。
【0160】なお、本処理は必須ではない。
【0161】以上、本システムにおける処理の流れを説
明してきたが、(2)から(7)の一連の処理は、一
旦、入場予測テーブル114の全レコードを削除して、
繰り返し行われることがある。そのタイミングは、定期
的であったり、予約情報テーブル113あるいは履歴情
報テーブル1008あるいは指紋情報テーブル1007
に更新があったときであったりする。
【0162】また、(8)から(9)の一連の処理も繰
り返し行われることがある。そのタイミングは、(8)
の処理において指紋情報が入力されたときである。
【0163】また、(10)から(16)の一連の処理
も繰り返し行われることがある。この場合、一旦、出場
予測テーブル115の全レコードを削除して、新しく、
候補テーブル1009のすべての指紋ID、入場日時、
入場駅名を出場予測テーブル115に設定し、入場時得
点を得点として出場予測テーブル115に設定する。そ
のタイミングは、定期的であったり、予約情報テーブル
113あるいは履歴情報テーブル1008あるいは指紋
情報テーブル1007あるいは輸送管理システム100
4のダイヤや駅内駅間利用者移動最低必要時間に更新が
あったときであったり、候補テーブル1009の入場時
得点が更新されたときであったりする。
【0164】また、(17)から(20)の一連の処理
も繰り返し行われることがある。そのタイミングは、
(17)の処理において指紋情報が入力されたときであ
る。
【0165】なお、指紋情報および氏名をセンタサーバ
1001から入場駅の自動改札機1002および出場駅
の自動改札機1003に配信する上述の処理の代わり
に、指紋情報および氏名をあらかじめすべての自動改札
機に登録しておいてもよいが、なるべく早く登録できる
方法がよい。
【0166】実施形態2では、指紋照合を自動改札機で
行うことにより、ネットワークの通信速度や回線容量が
限られた場合でも、指紋認証による改札を高速高精度に
行うことができる。
【0167】なお、上述の二つの実施形態において、課
金方法として、登録時に入力した予約情報に応じた料金
を前払いしておいてもよい。また、実施形態1において
は実施形態2と同様に行ってもよいし、実施形態2にお
いては実施形態1と同様に行ってもよい。
【0168】また、入場時と出場時以外にも、鉄道利用
者の指紋情報を入力するようにしてもよい。この場合も
同様に得点計算をしていけばよい。例えば、乗り換え時
にも自動改札機を通過するような場合である。
【0169】また、センタサーバと自動改札機との間
に、駅ごとに情報を中継、集約、配信する計算機があっ
てもよい。
【0170】また、センタサーバが、入場駅の自動改札
機および出場駅の自動改札機のうち一方と一体であって
もよいし、入場駅の自動改札機と出場駅の自動改札機が
一体であってもよいし、センタサーバと入場駅の自動改
札機と出場駅の自動改札機が一体であってもよい。
【0171】また、自動改札機の設置場所は、駅構内で
はなく、プラットホームでもよいし、車両でもよいし、
座席でもよい。自動改札機の設置場所が座席の場合、予
約情報テーブルに座席番号の項目を追加したり、履歴情
報テーブルにグリーン席、指定席、自由席等の座席種類
の項目を追加したり、指紋情報テーブルに喫煙席と禁煙
席の区別を利用するための喫煙有無の項目を追加して、
予測処理や課金処理や配信処理に利用してもよい。
【0172】また、指紋情報は、センタサーバや自動改
札機とは別の場所に登録されていて、ネットワークを介
して参照するようにしてもよい。
【0173】また、用いる生体情報としては指紋以外に
も、虹彩、掌形、顔貌、体型、血管パターン、掌紋、網
膜、耳形状、DNA、におい、声紋、動的署名、キース
トローク、歩き方等、他の生体情報を適用してもよい。
この場合、生体情報の入力装置も対応するものを用い
る。例えば、顔貌、歩き方、体型であれば、カメラとい
った具合である。
【0174】
【発明の効果】本発明によれば、高速な本人認証が要求
される入出場管理システムにおいて、生体認証等の精度
の低い認証方法を用いた場合でも、正確な入出場管理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた第1の実施の形態における自動
出改札システムのシステム構成図である。
【図2】第1の実施の形態における指紋情報テーブル構
成図である。
【図3】第1の実施の形態における履歴情報テーブル構
成図である。
【図4】予約情報テーブル構成図である。
【図5】入場予測テーブル構成図である。
【図6】出場予測テーブル構成図である。
【図7】第1の実施の形態における候補テーブル構成図
である。
【図8】第1の実施の形態における処理手順を示したフ
ローチャートである。
【図9】本発明を用いた自動出改札システムを利用する
路線例の図である。
【図10】本発明を用いた第2の実施の形態における自
動出改札システムのシステム構成図である。
【図11】第2の実施の形態における指紋情報テーブル
構成図である。
【図12】第2の実施の形態における履歴情報テーブル
構成図である。
【図13】第2の実施の形態における候補テーブル構成
図である。
【図14】第2の実施の形態における入場駅配信情報テ
ーブル構成図である。
【図15】第2の実施の形態における出場駅配信情報テ
ーブル構成図である。
【図16】第2の実施の形態における入場駅指紋情報テ
ーブル構成図である。
【図17】第2の実施の形態における出場駅指紋情報テ
ーブル構成図である。
【図18】第2の実施の形態における処理手順を示した
フローチャートである。
【符号の説明】
101…センタサーバ、102…自動改札機、103…
自動改札機、104…登録機、105…輸送管理システ
ム、106…課金システム、107…ネットワーク、1
08…ネットワーク、109…ネットワーク、110…
ネットワーク、111…指紋情報テーブル、112…履
歴情報テーブル、113…予約情報テーブル、114…
入場予測テーブル、115…出場予測テーブル、116
…候補テーブル、117…時計、118…指紋入力装
置、119…指紋入力装置、120…出力装置、121
…扉、122…指紋入力装置、123…入力装置、40
1…利用区間、801…登録処理、802…予約情報に
基づく入場予測処理、803…履歴情報に基づく入場予
測処理、804…指紋情報に基づく入場予測処理、80
5…入場指紋入力処理、806…入場照合処理、807
…入場時得点算出処理、808…予約情報に基づく出場
予測処理、809…履歴情報に基づく出場予測処理、8
10…指紋情報に基づく出場予測処理、811…輸送管
理情報に基づく出場予測処理、812…出場指紋入力処
理、813…出場照合処理、814…出場時得点算出処
理、815…最終予測処理、816…確定処理、817
…出場改札処理、818…課金処理、1001…センタ
サーバ、1002…自動改札機、1003…自動改札
機、1004…輸送管理システム、1005…ネットワ
ーク、1006…ネットワーク、1007…指紋情報テ
ーブル、1008…履歴情報テーブル、1009…候補
テーブル、1010…入場駅配信情報テーブル、101
1…出場駅配信情報テーブル、1012…指紋入力装
置、1013…入場駅指紋情報テーブル、1014…時
計、1015…指紋入力装置、1016…出力装置、1
017…扉、1018…出場駅指紋情報テーブル、10
19…時計、1020…時計、1021…課金システ
ム、1022…ネットワーク、1801…登録処理、1
802…予約情報に基づく入場予測処理、1803…履
歴情報に基づく入場予測処理、1804…指紋情報に基
づく入場予測処理、1805…入場配信準備処理、18
06…入場配信処理、1807…入場駅登録処理、18
08…入場照合処理、1809…入場時得点算出処理、
1810…予約情報に基づく出場予測処理、1811…
履歴情報に基づく出場予測処理、1812…指紋情報に
基づく出場予測処理、1813…輸送管理情報に基づく
出場予測処理、1814…出場配信準備処理、1815
…出場配信処理、1816…出場駅登録処理、1817
…出場照合処理、1818…確定処理、1819…出場
改札処理、1820…課金処理、1821…削除処理、
1822…入場駅削除処理、1823…出場駅削除処
理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江口 俊宏 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 中田 順二 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 伊藤 敏明 神奈川県川崎市幸区鹿島田890番地 株式 会社日立製作所社会情報システム事業部内 Fターム(参考) 3E027 CA07 CB10 5B085 AA08 AE25 5J104 AA07 KA01 KA16 KA17 NA05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの入場のためのゲートと、
    少なくとも1つの出場のためのゲートと、前記ゲートの
    1つから入力されたゲート通過者認証に必要な情報を用
    いてゲート通過者を認証する認証手段を有する計算機
    と、を有した入出場管理システムにおいて、前記認証手
    段は、認証結果として複数のゲート通過者候補を認証の
    確からしさとともに出力する認証手段であって、該確か
    らしさに基づいた条件で、ゲート通過者候補を絞り込む
    ことを特徴とする入出場管理システム。
  2. 【請求項2】ゲート通過者認証に必要な情報を用いてゲ
    ート通過者を認証する認証手段を有する少なくとも1つ
    の入場のためのゲートと、ゲート通過者認証に必要な情
    報を用いてゲート通過者を認証する認証手段を有する少
    なくとも1つの出場のためのゲートと、を有した入出場
    管理システムにおいて、前記認証手段は、認証結果とし
    て複数のゲート通過者候補を認証の確からしさとともに
    出力する認証手段であって、該確からしさに基づいた条
    件で、ゲート通過者候補を絞り込むことを特徴とする入
    出場管理システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の入出場管理システムは、
    ゲート通過者を特徴付けるゲート通過者関連情報に基づ
    いた条件で、前記ゲートのうち少なくとも1つへ、ゲー
    ト通過者認証に必要な情報を配信する配信手段を有する
    計算機、を有することを特徴とする入出場管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれかに記載の入出場
    管理システムは、出場のためのゲートにおけるゲート通
    過者を予測する予測手段を有することを特徴とする入出
    場管理システム。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の入出場
    管理システムは、入場のためのゲートにおけるゲート通
    過者を予測する予測手段を有することを特徴とする入出
    場管理システム。
  6. 【請求項6】請求項4または5のいずれかに記載の予測
    手段は、ゲート通過者を特徴付けるゲート通過者関連情
    報に基づいた条件で、予測することを特徴とする入出場
    管理システム。
  7. 【請求項7】請求項1または2のいずれかに記載の入出
    場管理システムにおいて、前記条件は、前記確からしさ
    により定められる得点に応じて、定められることを特徴
    とする入出場管理システム。
  8. 【請求項8】請求項3または6のいずれかに記載の入出
    場管理システムにおいて、前記条件は、前記ゲート通過
    者関連情報により定められる得点に応じて、定められる
    ことを特徴とする入出場管理システム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の入出場管理システムにお
    いて、前記得点は、あらかじめ登録された利用者の個人
    情報、および、あらかじめ登録された利用者の予約情
    報、および、ゲート通過実績、のうち少なくとも1つに
    基づいて、定められることを特徴とする入出場管理シス
    テム。
  10. 【請求項10】請求項8または9のいずれかに記載の入
    出場管理システムにおいて、前記ゲート通過者関連情報
    は、複数種類あり、前記得点は、前記複数種類のゲート
    通過者関連情報それぞれごとに定められる部分得点の和
    により計算されることを特徴とする入出場管理システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項7から10のいずれかに記載の入
    出場管理システムにおいて、前記認証手段は、認証に用
    いるゲート通過者認証に必要な情報の、認証に用いる順
    番を、前記得点あるいは請求項7から10に記載の得点
    のうち少なくとも2以上の和に応じて定められることを
    特徴とする入出場管理システム。
  12. 【請求項12】請求項7から10のいずれかに記載の入
    出場管理システムにおいて、前記認証手段は、前記得点
    あるいは請求項7から10に記載の得点のうち少なくと
    も2以上の和が、最高あるいは最低のゲート通過者を選
    択することを特徴とする入出場管理システム。
  13. 【請求項13】請求項1から12のいずれかに記載のゲ
    ートは、出力手段を有し、該出力手段は、前記認証手段
    の認証結果を出力することを特徴とする入出場管理シス
    テム。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の出力手段は、ゲート
    通過者の氏名の画面表示および音声出力のうち少なくと
    も一方を行うことを特徴とする入出場管理システム。
  15. 【請求項15】請求項1から14のいずれかに記載のゲ
    ートは、鉄道における自動改札機であることを特徴とす
    る入出場管理システム。
  16. 【請求項16】請求項1から15のいずれかに記載の認
    証手段は、指紋、虹彩、掌形、顔貌、体型、血管パター
    ン、掌紋、網膜、耳形状、DNA、におい、声紋、動的
    署名、キーストローク、歩き方といった個人の身体的特
    徴や行動特性のうち少なくとも1つを用いた生体認証で
    あることを特徴とする入出場管理システム。
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