JP2013196075A - 移動追随認証情報照合装置 - Google Patents

移動追随認証情報照合装置 Download PDF

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宮武  学
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Masakazu Ito
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Abstract

【課題】
1対Nの認証において、ユーザの利用履歴から照合する検索対象を絞ることは知られているが、初めての場所で検索対象を絞るものはない。
【解決手段】
上記の課題を解決する為、本発明は一例として、認証情報をそれぞれ認証情報装置の場所によりグループに分けて記憶し、ユーザが認証処理した後、経過時間に応じて、ユーザが移動する距離を予測して、グループの紐付けを追加していくことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、認証情報の照合を効率よくおこなう技術に関する。
近年、指静脈等の生体情報を認証情報として個人認証に使われるようになっている。生体認証のような1対Nの認証において、登録されてある全ての認証情報と総当りで照合すると、登録数が多くなればなるほど、処理に時間がかかる問題がある。また、特許文献1(特開2010−170439号)には、生体認証の被認証者についてのふるまい特性を用いて比較対象となるテンプレートを絞り込むことが述べられている。特許文献1でいうふるまい特性とは、利用時間帯や利用場所のことをいい、これにより被認証者がよく利用する利用場所や時間帯により検索対象を絞ることを可能としている。
特開2010−170439号
特許文献1では、クラスタ化することで、地域に対して認証できるようになっている。ユーザが良く利用する地域においてはその地域にユーザは分類され、その地域に対して認証するので、検索対象を絞ることができる。しかしながら、ユーザがよく利用する地域から移動して、他の場所で認証をしようとすると、移動先の地域には、そのユーザが分類されておらず、検索対象として登録されていない。またそのような仕組みも考慮もされていない。
上記の課題を解決する為、本発明は一例として、複数のユーザ認証情報の一覧と前記認証情報をグループ分けするグループ情報とを、前記認証情報のそれぞれについて、一対一もしくは一対複数に対応付けて記憶する認証情報管理データベースと、各地域間の所要時間とそのそれぞれの前記地域情報を対応付けて記憶する移動所要時間データベースと、前記認証情報受付け装置が認証情報を受付けた場合に、前記認証受付け装置がある地域を特定する地域情報から、前記受付けた認証情報がどの前記グループのものかを特定して、前記受付けた認証情報と、前記認証情報管理データベースの前記特定されたグループに紐付けられた認証情報と照合処理する認証情報登録・照合部と、前記認証情報を受付けた場合の時刻情報と現在時刻から経過時間を算出し、前記算出された経過時間と前記特定された地域情報を、前記駅間移動所要時間データベースに照合して、移動可能な地域を特定し、前記移動可能地域に対応するグループを特定して、前記認証情報管理データベースの当該照合が成功した認証情報に当該特定されたグループ情報を紐付けて記憶する認証情報クラスタリング部とを有することを特徴とする。
ユーザが移動した先の地域においても、ユーザの情報が紐付けられるので、移動先においても認証処理を効率よく処理できる。
IDレス高速生態認証システムの全体構成である。 ID管理センターサーバで保持するICカードID、電子マネー残額、指静脈情報を管理するデータベースの例である。 券売機の構成である。 IDカードID管理センターサーバの構成である。 券売機からICカードID管理センターサーバへ指静脈情報を登録する場合のフローである。 ICカードID利用歴情報データベースを表す図である。 指静脈読取装置機器情報データベースを表す図である。 本システムにより指静脈認証でICカードID利用または電子マネー精算をする場合のフローである。 前出[図6][図7]の例から読取れる利用パターンでクラスタ分類した例である。 前出[図2]におけるID管理データベースのエリア分類クラスタの更新フローである。 鉄道の敷設およびICカード利用者の操作する操作端末が設置している地域をエリア分割する例である。 券売機からの指静脈登録操作において券売機からICカードID管理センターサーバーへ送信する利用者指静脈情報登録データの例である。 ICカード利用者がICカードの利用、または指静脈認証による電子マネー決済を実施した場合に操作端末からICカードID管理サーバへ送信される利用情報データである。 駅間移動所要時間データベースを表す図である。 利用パターンクラスタ情報データベースを表す図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
<発明全体の概要>
本システム全体の概要について説明する。図1は、鉄道ICカード乗車券のICカードID管理システムにおいてICカードを用いずに指静脈認証によりICカードIDの利用、または電子マネー決済を可能とするシステムの全体構成である。本システムは、鉄道ICカード乗車券システムにおいてICカードID管理を行うICカードID管理サーバ100、鉄道駅構内に設置される鉄道営業機器で指静脈読取装置を搭載しており、主に発券業務を行う券売機200、入出改札業務を行う改札機300、飲料製品などの販売業務を行う自販機400、販売店舗において電子マネー決済をおこなう営業機器で指静脈読取装置を搭載した精算機500から構成される。
ICカード利用者は、これら券売機や改札機、自販機等の指静脈読取装置を搭載した認証情報受付け装置へ、ICカード利用者自身の指静脈情報を入力することにより、ICカード利用者自身の所有するICカードのICカードID情報の利用やICカードID情報の一部である電子マネーの利用および電子マネー入金操作が可能となる。
例えば、ICカード利用者は、販売店舗においてICカードID情報の一部である電子マネーで物品購入をする場合に、従来は、ICカードID情報に電子マネーを入金してあるICカードを店舗設置のICカード読取り装置にセットし、ICカード内のICチップに格納されているICカードID情報を読取らせることにより電子マネー精算を行うが、本システムではICカードを持っていない場合でも、店舗に設置された指静脈読取装置を搭載した精算機からICカード利用者自身の指静脈情報600を入力することにより電子マネー精算することが可能となる。
<構成要素の説明>
本システムの構成要素を示す図2、図3、図4、図6、図7について説明する。
図2は、図1のID管理センターサーバにおいてICカードID情報を管理する認証情報管理データベースである。ICカードID情報には、ICカードID110、電子マネー残額120、利用者指静脈情報130、利用パターン分類クラスタ140、最新利用エリア分類クラスタ150、移動エリア分類クラスタ160、最新利用時刻170、ユーザ状況180がある。本実施例ではこのような構成となっているがこれに限定されるものではなく、例えばICカードIDを持たないものも想定される。
ICカードID110は、ICカード内のICチップ内に登録されているユニークな文字列であり、これによりICカードを一意に特定することができる。
また、ここでいうクラスタとはユーザ認証情報にそれぞれグループ分けする情報を紐つけて記憶させることで、指静脈情報等の認証情報を照合する際に、1対Nの全ての認証情報に対して照合させるのではなく、特定されたグループ情報を持つ認証情報とだけ照合することで照合する認証情報を減らして処理を効率よくしようとするものである。なお、本実施例ではグループの特徴、すなわちクラスタの特徴によって、利用パターン分類クラスタ140、最新利用エリア分類クラスタ150、移動エリア分類クラスタ160を想定している。
電子マネー残額120は、ICカード利用者が利用可能な電子マネーの金額であり、ICカード利用者の入金操作および電子マネーを利用した金額に応じて増減する。電子マネー残額120が0の場合は、ICカード利用者は電子マネーを利用することができない。
利用者指静脈情報130は、ICカード利用者が指静脈認証によるICカードIDの利用、または電子マネー決済で用いるICカード利用者自身の指静脈情報である。ICカードを所有するICカード利用者は、そのICカードの持つICカードID情報に自身の指静脈情報を登録する。ICカード利用者の利用者指静脈情報登録方法については後述する券売機の説明で改めて述べる。本実施例では指静脈での認証を前提としているがこれに限定されるものではなく、認証に使われる認証情報であれば何でも良い。
利用パターン分類クラスタ140は、ICカード利用者のICカード利用履歴から頻出する利用パターンのクラスタが登録されている。つまりユーザの認証情報受付け装置をいつ利用したのか、どういったサービスの形態で利用したのか、どこで利用したのかといったような様々な利用情報の履歴から、頻出する利用履歴の情報によってグループ分けしようとするものである。例えば、ユーザが毎日同じ改札を同じ時間に通っていると、その場所の改札のその時間帯をグループとして、ユーザにはそのグループがクラスタとして登録されることになる。
利用者が指静脈情報による電子マネー決済を実施する場合に、通常は、精算機より入力された指静脈情報とICカードID管理サーバで管理されている全ての利用者指静脈情報との照合を実施することになるが、本システムでは、ICカード利用者のICカードを利用した場所、時間、用途等の履歴情報により頻出する利用パターンを分析し、利用パターン分類クラスタとしてICカードID情報に登録し、指静脈情報による照合が必要となった場合は、指静脈情報照合を要求する端末装置より送信される情報からどの利用パターン分類クラスタに属する操作かを選定し、これに属する利用バターン分類クラスタが登録されているICカードIDの利用者指静脈情報と照合を行う。これにより指静脈認証による電子マネー決済を実施する場合に、照合すべき利用者指静脈情報を限定して行うことができ、指静脈認証に掛かる時間を短縮することが可能となる。
最新利用エリア分類クラスタ150はICカード利用者がICカードを利用した最新の情報で、この場合ICカードまたは指静脈認証を利用した端末装置の設置場所エリア分類のクラスタである。
移動エリア分類クラスタ160はICカード利用者がICカードを利用した最新の時刻である最新利用時刻160とユーザ状況170と図14に示す駅間移動所要時間データベースを元に利用者が存在すると考えられるエリア分類のクラスタである。利用パターン分類クラスタ140を用い、対象を限定した指静脈情報照合処理を実施して照合が成立しなかった場合に、指静脈認証によるICカードID利用、または電子マネー決済が実施された端末装置の設置場所のエリア分類クラスタを選定し、同じエリア分類クラスタが最新利用エリア分類クラスタ150または移動エリアクラスタ160の項目に登録されているICカードID情報の利用者指静脈情報と照合を行う。これによりICカード利用者が、頻度の高い利用パターン以外での指静脈認証による電子マネー決済操作を行った場合でも、端末装置の設置されていおlるエリア内に存在すると予測される利用者に限定して照合を行うことができる。
電子マネーの利用された場所、時間、用途をパラメータにした利用パターンによるクラスタの分類とエリア分類クラスタによるエリア分類方法、ICカードID情報の最新利用エリア分類クラスタ150と移動エリアクラスタ160へエリア分類クラスタを登録・更新する仕組みは後述する。
図3は、認証情報受付け装置のうち指静脈情報入力装置を搭載した券売機の構成図である。ICカードID管理サーバと通信制御を行う通信制御部210、ICカード利用者が電子マネー入金操作を行う場合の紙幣や貨幣を取込み、入金金額の読取り、お釣りなどで返金が必要な場合の紙幣や貨幣排出などを行う入出金装置220、利用者の券売機操作により購入した鉄道乗車券を印刷し排出する発券装置230、ICカード利用者がICカードによる各種操作を行うためにICカードをセットしICカード内のICチップに格納されているICカードID情報を読取らせるICカードID読取装置240、ICカード利用者が指静脈情報を読取らせる指静脈情報入力装置250、ユーザへ発券操作を提供しユーザの購入した鉄道乗車券を発券装置へ印刷指示する発券業務部260、利用者へ再発券操作を提供し利用者が再発券操作した鉄道乗車券を発券装置へ印刷指示する再発券部270、ICカード利用者へ指静脈情報登録操作することを提供する指静脈情報登録・照合部280、ICカード利用者へICカードID情報の電子マネー情報に入金する操作を提供し、ユーザがICカードID読取り装置240にセットしたICカードのICカードIDを持つICカードID管理サーバの認証情報管理データベースに登録されているICカードID情報の電子マネー残額情報へ、ユーザが入出金装置へ入金した金額を加算して登録する電子マネー入金部290から構成される。
図4はICカードID管理センターサーバの構成図である。図1に示す鉄道ICカード乗車券のID管理システムにおいて、ICカード利用者が操作する券売機200、改札機300、自販機400、精算機500とネットワークを介し、通信を行う通信制御部1010、後述の実装部が各処理を実施する場合に必要な時刻情報を取得する内部時計1020、ID管理システムにおいて、ICカード利用者が操作する券売機200、改札機300、自販機400、精算機500からネットワークおよびICカードID管理サーバの通信制御部1010を介し送信されてくる操作情報を受信し、認証情報管理データベース1060、ICカードID利用履歴データベース1070を更新し、操作情報により必要なデータをICカード利用者が操作した各端末装置に送信するID管理業務部1030、ICカード利用者が指静脈情報を登録する場合は、操作対照となるICカードID情報の利用者指静脈情報へ操作端末より受信した利用者指静脈情報の登録を実施し、ICカード利用者が指静脈認証によるICカードID利用、または電子マネー決済を実施する場合は各操作端末より受信する利用者指静脈情報とICカードID情報に登録されている利用者指静脈情報との照合処理を行う認証情報登録・照合部1040。認証情報登録・照合部1040が指静脈情報の照合処理を実施する場合に照合対象とする利用者指静脈情報を限定するために用いる利用パターン分類クラスタおよび最新利用エリア分類クラスタ、移動エリア分類クラスタの分析処理を行い、クラスタ分析結果を認証情報管理データベースのICカードID情報の利用パターン分類クラスタ140、最新利用エリア分類クラスタ150、移動エリア分類クラスタ160へ反映・登録する認証情報クラスタリング部1050、図2に示す認証情報管理データベースによりICカードID情報を管理する認証情報管理データベース1060、図6に示すICカードID利用履歴情報管理データベースによりICカードID利用履歴情報を管理するICカードID利用履歴情報管理データベース1070、図1に示す券売機200、改札機300、自販機400、精算機500といったICカード利用者が操作する指静脈読取装置を搭載した端末装置を図7に示す指静脈読取装置機器情報管理データベースにより管理する指静脈読取装置機器情報データベース1080、ICカードID利用履歴情報管理データベースの利用時間、機器設置エリア、利用形態情報から特定のICカードIDについての頻出する利用パターンを抽出し、その利用パターンに利用パターンクラスタコードを付与したものをレコードとして蓄積する利用パターンクラスタ情報データベース1090から構成される。
図6は、ICカード利用者がICカードの利用、または指静脈認証による電子マネー決済を実施した履歴情報を管理するICカードID利用履歴情報管理データベースであり、利用されたICカードID3010とICカードIDが利用された日時を示す利用時刻3020、ICカード利用者がICカードIDの利用、または電子マネー決済のためICカードID情報の読取りを実施、または指静脈情報の読取りを実施した端末装置の機器ID3030、機器設置エリア3040、ICカード利用者がICカードの利用、または指静脈認証による電子マネー決済を実施した場合の利用形態を示す利用形態3050の項目から構成される。ICカードID利用履歴は、ICカード利用者がICカードの利用、または指静脈認証による電子マネー決済を実施し、処理が完了した場合にICカードID利用履歴情報管理データベースへ新らたなレコードとして登録されていく。
機器設置エリア3040の情報は、機器ID3030と図4に示す指静脈読取装置機器情報データベース1080の図7に示す指静脈読取装置機器情報管理データベースの機器ID4010の項目を照合し、同一の機器IDを持つレコードの機器設置エリア4030の項目から情報を取得し、登録される。
図7は、ICカード乗車券のID管理システムにおいてICカード利用者が利用する指静脈読取装置を搭載した端末装置の認証情報受取装置の情報を管理する指静脈読取装置機器情報管理データベースであり、指静脈読取装置を搭載した端末装置の一台一台にユニークに割り当てられた文字列である機器ID4010、端末装置の情報を登録する機器情報4020、端末装置の設置エリアを示す機器設置エリア4030、機器の用途種別を示す用途種別4040の項目から構成される。図11を用いて図7における機器設置エリア4030に登録する情報の例を説明する。図11では、鉄道路線上の駅であるA駅、B駅、C駅、D駅、E駅、F駅、G駅、H駅が含まれるエリアに予め分割し、それぞれのエリア名をAエリア、Bエリア、Cエリア、Dエリア、Eエリア、Fエリア、Gエリア、Hエリアと呼ぶこととする。例えば図7において機器ID:MID554891の端末装置が図11で分割したA駅を含むエリアに設置されている場合、機器設置エリア4030の項目にはAが登録される。
<情報登録>
ICカード利用者がICカード利用者自身の指静脈情報をICカードID管理サーバへ送信し登録を実施する場合の例について説明する。
図5はICカードを所有するICカード利用者がそのICカードの持つICカードID情報にICカード利用者自身の指静脈情報を登録する場合のフローである。ICカードを所有するICカード利用者は、図3に示す券売機端末の認証情報登録・照合部280の操作により指静脈情報登録操作を開始する(ステップ2010)。ICカード利用者は、図3に示すICカードID読取装置240にICカードをセットしICカード内のICチップに格納されているICカードID情報を読取らせ、読取らせたICカードID情報をICカードID管理サーバへ送信しICカードID管理サーバで管理する認証情報管理データベースに登録されているICカードIDとの照合するようICカードID照合要求(ステップ2020)を実施する。ICカードID管理サーバは、ICカードID照合(ステップ2030)を実施し、券売機より受信したICカードIDで認証情報管理データベースのICカードID情報と照合し、該当するICカードID情報の利用者指静脈情報130の項目に指静脈情報が登録されているか登録されていないかを確認し、その結果を券売機へ送信する。券売機では、ICカード利用者のセットしたICカードについて指静脈情報が登録されているか登録されていないかの結果を受信し、指静脈情報登録ありの場合は、そのまま処理を終了する。
指静脈情報登録が無い場合は、ICカード利用者はID情報を図3に示す券売機の認証情報入力装置250より利用者自身の指静脈情報を入力し(ステップ2060)、入力された指静脈情報は券売機からICカード管理サーバへ送信される。この場合、券売機は指静脈情報と合わせてICカードID、利用日時、機器ID、利用形態、ユーザー状況の情報をICカードID管理サーバへ送信する。図12にICカード利用者が券売機で利用者自身の指静脈情報を登録する場合に券売機からICカードID管理サーバへ送信する利用者指静脈情報登録データの例を示す。
図12に示す利用者指静脈情報登録データを券売機から受信したICカードID管理サーバは、ICカードID9010に該当する認証情報管理データベース1060の認証情報管理データベースのレコードの利用者指静脈情報130の項目として受信したデータの利用者指静脈情報9020を登録する(ステップ2080)。合わせて認証情報管理データベースの最新利用時刻160とユーザ状況170の項目として、受信したデータの利用時刻9040とユーザー状況9060をそれぞれ登録する(ステップ2090)。
図12に示す利用者指静脈情報登録データを券売機から受信したICカードID管理サーバは、ICカードID9010、利用時刻9040、機器ID9030、利用形態9050の情報を用い、図4に示すICカードID利用履歴データベースの図6に示すICカードID利用履歴情報管理データベースの新たなレコードとしてICカードID3010、利用時刻3020、機器ID3030、利用形態3050を登録する(ステップ2100)。
機器設置エリア3040の情報は、機器ID3030と図4に示す指静脈読取装置機器情報データベース1080の図7に示す指静脈読取装置機器情報管理データベースの機器ID4010の項目を照合し、同一の機器IDを持つレコードの機器設置エリア4030の項目から機器設置エリア情報を取得し、登録される。
ICカードID管理サーバは、図12に示す券売機から受信した利用者指静脈情報登録データの機器ID9030と図4に示す指静脈読取装置機器情報データベース1080の図7に示す指静脈読取装置機器情報管理データベースの機器ID4010の項目を照合し、同一の機器IDを持つレコードの機器設置エリア4030の項目から情報を取得し、認証情報管理データベース1060の認証情報管理データベースのICカードID9010に該当するレコードのエリア分類クラスタの項目に追加する(ステップ2110)。
ICカードID管理サーバは券売機へ処理終了を通知し、券売機は指静脈登録処理を終了(ステップ2120)する。
<利用パターン分類クラスタ登録>
図4のICカードID管理サーバにおいて図6に示すICカードID利用履歴データベースより図2に示す認証情報管理データベースの利用パターン分類クラスタ140を更新・登録する処理を実施する場合の例について説明する。
図9は図6に示すICカードID利用履歴データベースの情報より、2種類のICカードIDのICカードID利用履歴について頻出する利用パターンを抽出した例である。
利用パターンはICカードIDが利用された時刻6110(6210)、場所6120(6220)、利用形態6130(6230)の3個の情報の組み合わせによって分類される。
時刻6110(6210)情報については、ICカードID利用履歴データベースの利用日時3020に登録されている内容から「年月日」および「分」の情報を除いた、「時間」の情報により分類される。例えばICカードID利用履歴データベースの利用日時3020に登録されている内容が、「2011/09/21 07:10」であった場合は「07」時台利用の情報ということで分類される。
場所6120(6220)情報については、ICカードID利用履歴データベースの機器設置エリア3040に登録されている内容で分類される。例えばICカードID利用履歴データベースの機器設置エリア3040に登録されている内容が「A」であった場合は、「A」エリア利用の情報ということで分類される。
機器設置エリア3040の情報は、機器ID3030と図4に示す指静脈読取装置機器情報データベース1080の図7に示す指静脈読取装置機器情報管理データベースの機器ID4010の項目を照合し、同一の機器IDを持つレコードの機器設置エリア4030の項目から情報を取得し、登録される。
図6に示すICカードID利用履歴は、ICカード利用者がICカードの利用、または指静脈認証による電子マネー決済を実施し、処理が完了した場合にICカードID利用履歴情報管理データベースへ新らたなレコードとして登録される。
利用形態6130(6230)については、ICカードID利用履歴データベースの利用形態3050に登録されている内容で分類される。例えばICカードID利用履歴データベースの利用形態3050に登録されている内容が「入改札」であった場合は、「入改札」の利用形態の情報ということで分類される。
ICカードID利用履歴データベースの利用形態3050に登録される内容は、ICカード利用者がICカードの利用、または指静脈認証による電子マネー決済を実施した場合に、ICカード利用者に操作された端末装置から、操作に応じた内容の情報が送信される。たとえば改札機で利用者がICカードにより駅構内へ入った場合は「入改札」、駅から出た場合は「出改札」という情報が送信され、利用形態3050に登録される。同様に、たとえば自動販売機で利用者がICカードにより物品購入した場合は「自販機購入」、飲食店設置の物販用端末で利用者がICカードにより飲食代の精算に利用した場合は「飲食店購入」、駅売店設置の物販用端末で利用者がICカードにより購入品代の精算に利用した場合は「売店購入」という情報が送信され、利用形態3050に登録される。
図6のICカードID利用履歴データベースにおいてICカードIDが「JE345 1122 3344」であるレコードで頻出の利用パターンを抽出したものが図9の6100、ICカードIDが「JE223 3445 8899」であるレコードで頻出の利用パターンを抽出したものが図9の6200である。
図9において頻出利用パターンクラスタ6140(6240)の項目は、上記の「時刻、場所、利用形態」のパターンの組み合わせにより分類されたクラスタを示す。
あるICカードIDについての頻出利用パターンクラスタの決め方は、ICカードID利用履歴データベースの、あるICカードIDを持つレコードから頻出する上位幾つかの順位までの利用パターンを選出する方法や、一定期間の内に決められた回数以上出現した利用パターン選出する方法などがある。上記2種類の選出方法を複合することも可能である。例えば図9での頻出利用パターンの決め方は、あるICカードIDを持つレコードについて、上位5つまでの利用パターンと、1ヶ月(30日)以内に15回以上出現した利用パターンを選出したものとする。
図9の6100の表では、ICカードID「JE345 1122 3344」において「7時台、Aエリア、入改札」、「8時台、Jエリア、出改札」、「8時台、Jエリア、自販機利用」、「18時台、Jエリア、入改札」、「19時台、Aエリア、出改札」という5種類の利用パターンが頻出利用パターンクラスタとして選出されていることを示している。選出された利用パターンクラスタは図4に示すICカードID管理センターサーバの利用パターンクラスタ情報データベース1090において、図15に示す利用パターンクラスタ情報データベースで管理される。利用パターンクラスタ情報データベースのレコードは利用パターンクラスタコード11010、時間11020、エリア11030、利用形態11040の項目から構成される。図9の6100で選出された5種類の頻出利用パターンクラスタは、それぞれの時間、エリア、利用形態に合致するレコードの照合が行われ、合致するレコードがある場合は、その利用パターンクラスタコードを取得する。合致するレコードが無い場合は、システムにより利用パターンクラスタIDがユニークに付与される。そして、図4に示すICカードID管理センターサーバの利用パターンクラスタ情報データベース1090において図15に示す利用パターンクラスタ情報データベースに新たなレコードとして追加される。これよりICカードID「JE345 1122 3344」の5種類の頻出利用パターンクラスタの利用パターンクラスタコードが「UC00001」、「UC00002」、「UC00003」、「UC00004」、「UC00005」であったとすると、ICカードID「JE345 1122 3344」は「UC00001」、「UC00002」、「UC00003」、「UC00004」、「UC00005」の利用パターンクラスタに属するということになり、図2に示す認証情報管理データベースのICカードID110が「JE345 1122 3344」であるレコードの利用パターン分類クラスタ140の項目には、「UC00001」、「UC000002」、「UC00003」、「UC00004」、「UC00005」が登録される。
ICカードID「JE223 3445 8899」において「7時台、Gエリア、入改札」、「8時台、Eエリア、飲食店利用」、「8時台、Eエリア、出改札」、「19時台、Eエリア、入改札」、「19時台、Gエリア、売店購入」、「20時台、Gエリア、出改札」という6種類の利用パターンが頻出した場合、それぞれの利用パターンの利用パターンクラスタコードが「UC00006」、「UC000007」、「UC00008」、「UC00009」、「UC00010」、「UC00011」であったとすると、ICカードID「JE223 3445 8899」は「UC00006」、「UC000007」、「UC00008」、「UC00009」、「UC00010」、「UC00011」の利用パターンクラスタに属するということになり、図2に示す認証情報管理データベースのICカードID110が「JE223 3445 8899」であるレコードの利用パターン分類クラスタ140の項目には、「UC00006」、「UC000007」、「UC00008」、「UC00009」、「UC00010」、「UC00011」が登録される。
上記、図6に示すICカードID利用履歴データベースの情報よりICカードID毎に頻出利用パターンを抽出し、図4に示すICカードID管理センターサーバの利用パターンクラスタ情報データベース1090において、図15に示す利用パターンクラスタ情報データベースからの該当する利用パターンクラスタコードの照合、合致する利用パターンクラスタコードがない場合は新規レコード追加を実施し、選択された利用パターンクラスタコードを図2における認証情報管理データベースの利用パターン分類クラスタ140の項目へ登録する処理は、認証情報管理データベースに登録されている全てのICカードIDに対し、1日1回程度の頻度で、ICカード利用者が端末装置を操作することによるICカードID管理サーバへのアクセスの負荷が少ない時間帯にバッチ処理で実施される。
<利用パターン分類クラスタ更新・登録>
図4のICカードID管理サーバにおいて、図2に示す認証情報管理データベースの最新利用エリア分類クラスタ150、移動エリア分類クラスタ160を更新・登録する処理を実施する場合の例について説明する。
図10は図2の最新利用エリア分類クラスタ150および移動エリア分類クラスタ160に登録されるエリア情報の更新フローである。
ICカード利用者がICカードの利用、または指静脈認証による電子マネー決済を実施した場合に図4に示すICカードID管理サーバは利用者が操作した図1に示す券売機200、改札機300、自販機400、精算機500の操作端末より送信される図13に示す利用情報データを受信する。利用情報データは、利用者指静脈情報10010または、ICカードID10020、利用者が操作した操作端末の機器ID10030、利用時刻10040、利用形態10050、ユーザー状況10060、電子マネー利用額10070から構成される。
図4に示すICカードID管理サーバは、操作端末より受信した利用情報データのICカードID10020に該当する認証情報管理データベース1060の図2に示す認証情報管理データベースのレコードの最新利用時刻170の項目へ操作端末より受信した利用情報データの利用時刻10040の情報を更新登録する(ステップ7030)。また認証情報管理データベースのユーザー状況180の項目へ操作端末より受信した利用情報データのユーザー状況10060の情報を更新登録する。
操作中のICカードIDをもつ認証情報管理データベースのレコードの最新利用エリア分類クラスタ150、移動エリア分類クラスタ160に登録されている内容を消去し、操作端末より受信した利用情報データの機器ID10030と図4に示す指静脈読取装置機器情報データベース1080の図7に示す指静脈読取装置機器情報管理データベースの機器ID4010の項目を照合し、同一の機器IDを持つ指静脈読取装置機器情報管理データベースのレコードの機器設置エリア4030の項目から機器設置エリア情報を取得し、最新利用エリア分類クラスタ150の項目に登録する(ステップ7040)。
操作中のICカードIDの認証情報管理データベースのレコードのユーザー状況180の内容が改札外の場合は最新利用エリア分類クラスタ150および移動エリア分類クラスタ160の更新フローを終了する7090。
ユーザー状況180の内容が改札内の場合は、ICカードID管理サーバの持つ図14に示す駅間移動所要時間データベースを参照し、最新利用時刻170から現在時刻まで経過した時間内で最新利用エリア分類クラスタ160に登録されているエリアクラスタに含まれる駅から移動できる駅を含むエリアクラスタがある場合は、そのエリアクラスタを操作中のICカードIDを持つ認証情報管理データベースのレコードの移動エリア分類クラスタ160に追加する。この移動エリア分類クラスタ160の更新処理は、時間間隔tで繰り返し行われる。新たなICカード利用イベントが発生した場合は、繰り返しを終了し、ICカード最新利用時刻更新処理7030から処理を行うこととなる。また移動エリア分類クラスタ160の項目に最新利用エリア分類クラスタ150に登録してあるエリアクラスタ以外の全エリアクラスタが登録された場合は、移動エリア分類クラスタ160の更新繰り返し処理は終了し、再度ICカード利用イベントが発生するまで待ち状態となる。
<照合処理>
本システムにおいてICカード利用者が指静脈認証によるICカードID利用、または電子マネー決済を実施する場合の例について説明する。本実施例では指静脈認証であるがこれに限定されるものではなく、認証情報であれば何でもよい。
図8は本システムにおいてICカード利用者が指静脈読取装置を搭載した端末機器から指静脈認証によりICカードID利用、または電子マネー決済を行う場合のフローである。
ICカード利用者は、図1に示す券売機200、改札機300、自販機400、精算機500などの操作端末に搭載の認証情報入力装置から指静脈情報をよみとらせる。操作端末はICカードID管理サーバーへ図13に示す利用情報データを送信する(ステップ5020)。
利用情報データは、利用者指静脈情報10020または、ICカードID10010、利用者が操作した操作端末の機器ID10030、利用時刻10040、利用形態10050、ユーザー状況10060、電子マネー利用額10070から構成される。ICカードID10010は必ずあるものではなく、ない場合もある。本実施例では、指静脈認証による電子マネー決済操作なのでICカードID10010の項目は空欄である。
ICカードID管理サーバでは、ICカード利用者の操作した操作端末より送信される利用情報データに含まれる機器ID10030と図4に示す指静脈読取装置機器情報データベース1080の図7に示す指静脈読取装置機器情報管理データベースの機器ID4010の項目を照合し、同一の機器IDを持つ指静脈読取装置機器情報管理データベースのレコードの機器設置エリア4030の項目から機器設置エリア情報を取得する(ステップ5030)。
上記処理(ステップ5030)で取得した機器設置エリアとICカード利用情報に含まれる利用時刻10040と利用形態10050より該当する利用パターン分類クラスタを選定する(ステップ5040)。
操作端末より送信される利用情報データに含まれる利用者指静脈情報10020と認証情報管理データベースの利用パターン分類クラスタ140の項目に、上記処理(ステップ5040)で選定した利用パターン分類クラスタが登録されているレコードの利用者指静脈情報130で照合処理を行う(ステップ5050)。
照合成立し、操作端末より送信される利用情報データに含まれる利用者指静脈情報10020と一致する利用者指静脈情報130を持つ認証情報管理データベースのレコードが選定された場合は、利用情報データに含まれる電子マネー利用額10070の情報で該当する認証情報管理データベース1060のレコードの電子マネー残額120の情報を更新する(ステップ5070)。
利用パターン分類クラスタにより照合範囲を限定した指静脈照合処理(ステップ5050)において照合成立する認証情報管理データベース1060のレコードが存在しない場合は、認証情報管理データベースの最新利用エリア分類クラスタ150、または移動エリア分類クラスタ160の項目に、上記処理(ステップ5030)で取得した機器設置エリアと同じエリア情報が登録されているレコードの利用者指静脈情報130で照合処理を行う(ステップ5060)。照合成立し、操作端末より送信される利用情報データに含まれる利用者指静脈情報10020と一致する利用者指静脈情報130を持つ認証情報管理データベースのレコードが選定された場合は、利用情報データに含まれる電子マネー利用額10070の情報で該当する認証情報管理データベースのレコードの電子マネー残額120の情報を更新する(ステップ5070)。
ICカードID管理サーバにおいて電子マネー残額更新処理(ステップ5070)を実施した後は、ICカードID管理サーバからICカード利用者の操作した端末へ電子マネー残額更新処理完了を通知する(ステップ5080)。電子マネー残額更新処理完了通知を受信した操作端末は電子マネー決済処理完了のステータスとなる。
電子マネー残額更新処理完了通知(ステップ5080)を実施したICカードID管理サーバでは、電子マネー残額更新処理を実施した認証情報管理データベースの該当レコードに対し更新実施例5で説明した最新利用エリア分類クラスタ150および移動エリア分類クラスタ160の項目の更新処理を実施する。
本システムのICカード利用者が操作端末から指静脈認証によるICカードID利用、または電子マネー決済を実施し、図8における利用パターン分類クラスタによる認証情報照合処理(ステップ5050)で指静脈情報の照合が成立する例を以下に述べる。
ICカード利用者が会社の通勤のために平日利用している場合は、出勤時ににおける自宅最寄駅での入改札と会社最寄駅での出改札、退勤時における会社最寄駅での入改札と自宅最寄駅での出改札の利用パターン分類クラスタがICカードID管理サーバの認証情報管理データベースのICカード利用者の所持するICカードのICカードIDに該当するレコードの利用パターン分類クラスタの項目に登録されている。その他ICカード利用者特有の行動パターンがある場合は、その利用パターンに該当する利用パターン分類クラスタが認証情報管理データベースのICカード利用者の所持するICカードのICカードIDに該当するレコードの利用パターン分類クラスタの項目に登録されている。
図2に示すICカードIDが「JE345 1122 3344」のICカードの利用者が7時台にA駅で改札機で入改札のため指静脈情報を入力したとする。この場合図8の指静脈認証によるICカード利用または電子マネー精算をする場合のフローに従い、改札機は図13に示す形式の利用情報データをICカードID管理サーバへ送信する。ICカードID管理サーバでは、図8の機器設置エリア取得処理(ステップ5030)を実施し、利用情報データを送信した端末機器の設置エリアについてAエリアであるとの情報を得る。さらに図8の利用パターン分類クラスタ選定処理(ステップ5040)を実施し、(ステップ5030)の処理で取得した機器設置エリアの情報と利用情報データに含まれる利用時刻10040と利用形態10050の情報を用い、図4に示すICカードID管理センターサーバの利用パターンクラスタ情報データベース1090において、図15に示す利用パターンクラスタ情報データベースを照合することにより、端末機器より受信したICカード利用データが該当する利用パターンクラスタコードとして「UC00001」を選定する。ICカードID管理サーバでは、端末機器より受信したICカード利用データに含まれる利用者指静脈情報10020と選定された利用パターンクラスタコード「UC00001」が認証情報管理データベースの利用パターン分類クラスタ140に登録されているレコードの利用者指静脈情報130と照合する。「JE345 1122 3344」のレコードの利用パターン分類クラスタ140には利用パターンクラスタコード「UC00001」が登録されているため、この段階で指静脈情報の照合は成立する。
本システムのICカード利用者が操作端末から指静脈認証によるICカードID利用、または電子マネー決済を実施し、図8における利用パターン分類クラスタによる指静脈情報照合処理(ステップ5050)で指静脈情報の照合が成立せずにエリア分類クラスタによる指静脈情報照合処理(ステップ5060)で指静脈情報の照合が成立する例を以下に述べる。
図2に示すICカードIDが「JE345 1122 3344」のICカードの利用者が出勤のため7時台にA駅改札で入改札し、電車に乗ったが、途中で腹痛などの急病に襲われ、やむなくC駅で途中下車し、急いで改札外に出ることが必要となったが、不幸にもICカードをしまった場所を失念したことに気付き、出改札のためC駅の改札機に指静脈情報を入力したとする。この場合図8の指静脈認証によるICカード利用または電子マネー精算をする場合のフローに従い、改札機は図13に示す形式の利用情報データをICカードID管理サーバへ送信する。ICカードID管理サーバでは、図8の機器設置エリア取得処理(ステップ5030)を実施し、利用情報データを送信した端末機器の設置エリアについてCエリアであるとの情報を得る。さらに図8の利用パターン分類クラスタ選定処理(ステップ5040)を実施し、(ステップ5030)の処理で取得した機器設置エリアの情報と利用情報データに含まれる利用時刻10040と利用形態10050の情報より端末機器より受信したICカード利用データが属する利用パターンクラスタコード「UC00292」が選定されたとする。この場合(ステップ5040)の処理で選定された利用パターンクラスタコード「UC00292」は、「JE345 1122 3344」のICカードIDを持つICカードの利用パターンとして頻出のものではなく、「JE345 1122 3344」のICカードID情報の利用パターン分類クラスタ140には登録されていない。ICカードID管理サーバでは、端末機器より受信したICカード利用データに含まれる利用者指静脈情報10020と認証情報管理データベースの利用パターン分類クラスタ140に処理(ステップ5040)で選定された利用パターン分類クラスタ「UC00292」が登録されているレコードの利用者指静脈情報130と照合する。「JE345 1122 3344」のレコードの利用パターン分類クラスタ140には「UC00292」は登録されていないため、この段階で指静脈情報の照合は成立しない。
次にICカードID管理サーバでは、エリア分類クラスタによる指静脈情報照合処理(ステップ5060)が実施される。ICカード利用情報を送信した端末装置の機器設置エリアについては、先ほどの処理(ステップ5030)によりCエリアであるとの情報を得ているので、認証情報管理データベースの最新利用エリア分類クラスタ150、または移動エリア分類クラスタ160の項目にエリアクラスタCが登録されている認証情報管理データベースのレコードの利用者指静脈情報130とICカード利用データに含まれる利用者指静脈情報10020で照合を行う。
ここで認証情報管理データベースにおけるICカードID「JE345 1122 3344」のレコードの最新利用エリア分類クラスタ150と移動エリア分類クラスタ160の項目に登録されている情報について、図10のフローに従い説明する。ICカードID「JE345 1122 3344」のICカード利用者は、A駅で入改札を実施している。このA駅での入改札の場合に図10のICカード最新利用時刻更新処理(ステップ7030)が実施さており、ICカードID「JE345 1122 3344」のICカードID管理情報の最新利用時刻170には、入改札を実施した時刻が登録されている。続いて最新利用エリア分類クラスタ登録処理(ステップ7040)が実施され、ICカードID「JE345 1122 3344」の最新利用エリア分類クラスタ150には、Aが登録される。ICカードID「JE345 1122 3344」のユーザ状況180には、入改札を実施したため「改札内」が登録されており。ユーザー状況確認処理(ステップ7050)の分岐では、移動エリア分類クラスタ更新繰り返し処理開始(ステップ7060)の方へ処理が進むことになる。ここで「JE345 1122 3344」のICカード利用者がC駅へ移動した場合でA駅で入改札した時刻からの経過時間はC駅へ移動できるだけの時間が経っているため、移動エリア分類クラスタ更新繰り返し処理開始(ステップ7060)と移動エリア分類クラスタ追加処理(ステップ7070)によりICカードID「JE345 1122 3344」の移動エリア分類クラスタ160にはCが追加登録される。この処理でICカードID「JE345 1122 3344」の最新利用エリア分類クラスタ150は更新されず、Aが登録されているままである。
そのためこのケースの場合、図8におけるエリア分類クラスタによる指静脈情報照合処理(ステップ5060)で最新利用エリア分類クラスタ150、または移動エリア分類クラスタ160の項目にエリアクラスタCが登録されている認証情報管理データベースのレコードの利用者指静脈情報130とICカード利用データに含まれる利用者指静脈情報10020で照合を行った場合、指静脈情報の照合は成立する。
本実施例では、図8の電子マネー決済を行う場合のフローに示す通り、指静脈認証データの照合で、ICカード利用者の利用パターンで分類したクラスタを利用した高速化手法による指静脈照合を実施した後で、ICカード利用者の所在エリアを想定したクラスタを利用した高速化手法による指静脈照合を実施している。この2種類のクラスタを用いた指静脈照合の高速化手法は相互依存関係は無い。そのためこの2種類のクラスタを用いた指静脈照合の高速化手法の順番はどちらを先に実施しても問題無いため、図8とは異なり、ICカード利用者の所在エリアを想定したクラスタによる高速化手法を利用した指静脈照合を実施した後で、ICカード利用者の利用パターンで分類したクラスタを利用した高速化手法による指静脈照合を実施するフローとすることも可能である。さらには、同時に実施することも可能である。この場合は、先にどちらかのクラスタでの照合操作が成立した地点でもう照合成立していないクラスタでの照合操作を中断するなどの処理が必要となる。
本実施例での高速化手法で照合成立しないケースとして、ICカード利用者が改札機より出改札操作を実施し、出改札操作を実施した改札機の設置してあるエリア以外の場所で、図2に示す認証情報管理データベースの利用パターン分類クラスタに登録されている利用パターンクラスタコードで示される「時間」、「エリア」、「利用形態」以外の利用パターンで指静脈情報認証を実施した場合が考えられる。この場合は、認証情報管理データベースに記載されている全利用者指静脈情報との照合が必要となる。
100:ICカードID管理サーバー
200:券売機
300:改札機
400:自販機
500:精算機
110:ICカードID
120:電子マネー残額
130:利用者指静脈情報
140:利用パターン分類クラスタ
150:最新利用エリア分類クラスタ
160:移動エリア分類クラスタ
170:最新利用時刻
180:ユーザー状況
210:通信制御部
220:入出金装置
230:発券装置
240:ICカードID読取装置
250:認証情報入力装置
260:発券業務部
270:再発券業務部
280:認証情報登録・照合部
290:電子マネー入金部
1010:通信制御部
1020:内部時計
1030:ID管理業務部
1040:認証情報登録・照合部
1050:認証情報クラスタリング部
1060:ICカードID管理DB
1070:ICカードID利用履歴情報DB
1080:指静脈読取装置機器情報DB
2010:開始処理
2020:ICカードID照合要求処理
2030:ICカードID照合処理
2040:ICカードID登録指静脈情報確認処理
2050:指静脈情報登録分岐処理
2060:指静脈情報入力操作
2070:指静脈情報登録データ送信処理
2080:指静脈情報登録処理
2090:ICカードID管理情報更新処理
2100:ICカードID利用履歴DBレコード追加処理
2110:移動エリア分類クラスタ登録処理
2120:終了処理
3010:ICカードID
3020:利用時刻
3030:機器ID
3040:機器設置エリア
3050:利用形態
4010:機器ID
4020:機器情報
4030:機器設置エリア
4040:機器用途種別
5010:開始処理
5020:ICカード利用情報送信処理
5030:機器設置エリア取得処理
5040:利用パターン分類クラスタ選定処理
5050:利用パターン分類クラスタによる指静脈情報照合処理
5060:エリア分類クラスタによる指静脈情報照合処理
5070:電子マネー残額更新処理
5080:電子マネー残額更新処理完了通知
5090:完了処理
5100:最新利用エリア分類クラスタ、移動エリア分類クラスタ更新処理
6100:ICカードID:JE345 1122 3344 の頻出利用パターン
6110:時刻
6120:場所
6130:利用形態
6140:頻出利用パターンクラスタ
6210:ICカードID:JE223 3445 8899 の頻出利用パターン
6220:時刻
6230:場所
6240:利用形態
6250:頻出利用パターンクラスタ
7010:ICカード利用
7020:開始処理
7030:ICカード最新利用時刻更新処理
7040:最新利用エリア分類クラスタ更新処理
7050:ユーザー状況確認処理
7060:移動エリア分類クラスタ更新繰り返し処理開始
7070:移動エリア分類クラスタ追加処理
7080:ICカード利用確認処理
7090:移動エリア分類クラスタ更新繰り返し処理終了
7100:終了処理
9010:ICカードID
9020:利用者指静脈情報
9030:機器ID
9040:利用時刻
9050:利用形態
9060:ユーザー状況
10010:ICカードID
10020:利用者指静脈情報
10030:機器ID
10040:利用時刻
10050:利用形態
10060:ユーザー状況
10070:電子マネー利用額
11010:利用パターンクラスタコード
11020:時間
11030:エリア
11040:利用形態

Claims (3)

  1. 複数のユーザ認証情報の一覧と前記認証情報を地域毎にグループ分けしたグループ情報とを記憶する認証情報管理データベースと、
    地域情報と各地域間の所要時間とを記憶する移動所要時間データベースと、
    認証情報受付け装置が認証情報を受付けた場合に、前記認証受付け装置が属する地域を特定する地域情報から、前記受付けた認証情報がどのグループのものかを特定して、前記受付けた認証情報と、前記認証情報管理データベースの前記特定されたグループに紐付けられた認証情報と照合処理する認証情報登録・照合部と、
    前記認証情報登録・照合部にて照合が成功した場合に、前記認証情報を受付けた時刻情報と現在時刻から経過時間を算出し、前記算出された経過時間と前記特定された地域情報を、前記移動所要時間データベースに照合して、移動可能な地域を特定し、前記移動可能地域に対応するグループのグループ情報と前記認証情報を紐付けて記憶する認証情報クラスタリング部と
    を有することを特徴とする移動追随認証情報照合装置。
  2. 複数のユーザ認証情報の一覧と前記認証情報をグループ分けするグループ情報とを、前記認証情報のそれぞれについて、一対一もしくは一対複数に対応付けて認証情報管理データベースに記憶するステップと、
    各地域間の所要時間とそのそれぞれの前記地域情報を対応付けて移動所要時間データベースに記憶するステップと、
    前記認証情報受付け装置が認証情報を受付けた場合に、前記認証受付け装置がある地域を特定する地域情報から、前記受付けた認証情報がどの前記グループのものかを特定して、前記受付けた認証情報と、前記認証情報管理データベースの前記特定されたグループに紐付けられた認証情報と照合処理するステップと、
    前記認証情報を受付けた場合の時刻情報と現在時刻から経過時間を算出し、前記算出された経過時間と前記特定された地域情報を、前記駅間移動所要時間データベースに照合して、移動可能な地域を特定し、前記移動可能地域に対応するグループを特定して、前記認証情報管理データベースの当該照合が成功した認証情報に当該特定されたグループ情報を紐付けて記憶するステップと
    を有することを特徴とする移動追随認証情報照合方法。
  3. 複数のユーザ認証情報の一覧と前記認証情報をグループ分けするグループ情報とを、前記認証情報のそれぞれについて、一対一もしくは一対複数に対応付けて記憶する認証情報管理データベースと、
    各地域間の所要時間とそのそれぞれの前記地域情報を対応付けて記憶する移動所要時間データベースと、
    前記認証情報受付け装置が認証情報を受付けた場合に、前記認証受付け装置がある地域を特定する地域情報から、前記受付けた認証情報がどの前記グループのものかを特定して、前記受付けた認証情報と、前記認証情報管理データベースの前記特定されたグループに紐付けられた認証情報と照合処理する認証情報登録・照合部と、
    前記認証情報を受付けた場合の時刻情報と現在時刻から経過時間を算出し、前記算出された経過時間と前記特定された地域情報を、前記駅間移動所要時間データベースに照合して、移動可能な地域を特定し、前記移動可能地域に対応するグループを特定して、前記認証情報管理データベースの当該照合が成功した認証情報に当該特定されたグループ情報を紐付けて記憶する認証情報クラスタリング部と
    して機能させることを特徴とする移動追随認証情報照合プログラム。
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