JP2019087051A - 生体認証システム、生体認証プログラムおよび生体認証方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献2記載の生体認証システムは、予測サーバでは、他の認証装置から登録者及びその登録者による他の認証装置の認証時刻を取得し(1)、該取得した登録者による他の認証装置の認証時刻から該登録者が生体認証装置に到着する時刻を予測し(2)、該予測した登録者の到着予測時刻を生体認証装置に通知し(3)、生体認証装置では、予測サーバにより通知された登録者の到着予測時刻を保持しておき、該保持しておいた登録者の到着予測時刻に基づいて、入力生体画像と照合する参照生体画像の順序(照合順)を決定するものである。
また、引用文献2および3では事前入力が不要で高速処理を実現できる指紋認証システムについて開示されているが、これについても、生体認証の対象者数が多くなり、登録された生体データの母数が多くなると、全ての生体データについて順次生体認証を照合しているのでコンピュータリソースの消費が多くなり、処理時間がかかるという問題があった。また、認証の正確性をさらに高める必要があった。
本発明の他の目的は、認証に必要な照合の件数を減らすことで、より正確な認証を行うことができる生体認証システム、生体認証プログラムおよび生体認証方法を提供することである。
また、本発明のさらに他の目的は、認証者の行動範囲を算出することで、第三者の不正認証を防止することができる生体認証システム、生体認証プログラムおよび生体認証方法を提供することである。
一局面に従う生体認証システムは、利用者の生体データと登録された複数の生体データとを照合して認証する生体認証システムであって、複数の生体データを登録する生体データ登録手段と、利用者の生体データが認証された位置情報と、位置情報の履歴とを記録する、位置情報保存手段と、複数の生体データについて複数の階層からなる索引を作成する索引作成手段と、複数の生体データを索引に応じて複数の生体データのグループに構成する生体データグループ構成手段と、一のグループに登録された生体データの数が所定数を超過した場合に、索引の階層を増加し、グループに登録された生体データの数を所定数以下にする、索引更新手段と、位置情報および/または位置情報の履歴に応じて、グループにおける利用者の生体データの照合順を更新し、または利用者の生体データを照合から排除する、生体データグループ更新手段と、を備えるものである。
すなわち、第1段階における索引により、100%を、それぞれ約33.3%ずつにグループ分けして登録でき、第2段階における索引により、約11.1%ずつにグループ分けすることができる。その結果、生体データを有効にグループ分けすることができる。
また、グループに登録された生体データの数を所定数以下になるよう索引を変化させて構成する。その結果、登録されたすべての生体データを照合等に使用する場合と比較して、一部のグループにおける生体データのみを照合するので、ンピュータリソースの消費を抑え、高速処理を実現することができる。
また、ある利用者がある場所で認証をした場合に、他の場所では当該利用者は認証をすることが物理的にできない。したがってこの場合に当該利用者の生体データを照合の対象から排除することができる。これにより、効率的に照合をすることができるため、コンピュータリソースの消費を抑え、高速処理を実現することができる。また、認証に必要な照合の件数を減らすことで、より正確な認証を行うことができる。
第2の発明にかかる生体認証システムは、一局面に従う生体認証システムにおいて、生体データグループ更新手段は、利用者の生体データが認証された位置、および所定時間に移動可能な距離を算出し、所定時間に移動可能な距離を超えた位置において利用者の生体データを照合から排除してもよい。
これにより、効率的に照合をすることができるため、コンピュータリソースの消費を抑え、高速処理を実現することができる。また、認証に必要な照合の件数を減らすことで、より正確な認証を行うことができる。
第3の発明にかかる生体認証システムは、第2の生体認証システムにおいて、所定時間に移動可能な距離を超えた位置において、利用者の生体データの照合がされた場合に、生体認証の結果を不許可とし、利用者に報知してもよい。
第4の発明にかかる生体認証システムは、一局面から第3に従う生体認証システムにおいて、生体データグループ更新手段は、位置情報の履歴に基づき利用者の行動パターンを算出し、グループにおける利用者の生体データの照合順を更新してもよい。
第5の発明にかかる生体認証システムは、一局面から第4に従う生体認証システムにおいて、生体データグループ構成手段は、索引の階層のうち少なくとも一つが、位置情報および/または位置情報の履歴に応じて構成されていてもよい。
位置情報および/または位置情報の履歴に基づいて、生体データの照合を行うため、生活圏内が限定されている場合、定期的に所定の位置に移動する場合等において、高速処理を実現することができる。
また、位置情報に基づいて、時間的に移動が困難な位置において生体データの照合が行われた場合には、エラーを発生させることができるため、生体認証システム全体の精度を向上させることができる。
第6の発明にかかる生体認証システムは、一局面から第5に従う生体認証システムにおいて、生体データが、指紋データ、指静脈データ、掌静脈データ、掌紋データ、虹彩データ、網膜データ、声紋データおよび顔認証データのいずれか又は複数の組み合わせであってよい。
他の局面に従う生体認証プログラムは、利用者の生体データと登録された複数の生体データとを照合して認証する生体認証プログラムであって、利用者の生体データと登録された複数の生体データとを照合して認証する生体認証プログラムであって、複数の生体データを登録する生体データ登録処理と、利用者の生体データが認証された位置情報と、位置情報の履歴とを記録する、位置情報保存処理と、複数の生体データについて複数の階層からなる索引を作成する索引作成処理と、複数の生体データを索引に応じて複数の生体データのグループに構成する生体データグループ構成処理と、一のグループに登録された生体データの数が所定数を超過した場合に、索引の階層を増加し、グループに登録された生体データの数を所定数以下にする、索引更新処理と、位置情報および/または位置情報の履歴に応じて、グループにおける利用者の生体データの照合順を更新し、または利用者の生体データを照合から排除する、生体データグループ更新処理と、を実行させるものである。
すなわち、第1段階における索引により、100%を、それぞれ約33.3%ずつにグループ分けして登録でき、第2段階における索引により、約11.1%ずつにグループ分けすることができる。その結果、生体データを有効にグループ分けすることができる。
また、グループに登録された生体データの数を所定数以下になるよう索引を変化させて構成する。その結果、登録されたすべての生体データを照合等に使用する場合と比較し、一部のグループにおける生体データのみを照合するので、ンピュータリソースの消費を抑え、高速処理を実現することができる。
また、ある利用者がある場所で認証をした場合に、他の場所では当該利用者は認証をすることが物理的にできない。したがってこの場合に当該利用者の生体データを照合の対象から排除することができる。これにより、効率的に照合をすることができるため、コンピュータリソースの消費を抑え、高速処理を実現することができる。また、認証に必要な照合の件数を減らすことで、より正確な認証を行うことができる。
さらに他の局面に係る生体認証方法は、利用者の生体データと登録された複数の生体データとを照合して認証する生体認証方法であって、複数の生体データを登録する生体データ登録工程と、利用者の生体データが認証された位置情報と、位置情報の履歴とを記録する、位置情報保存工程と、複数の生体データについて複数の階層からなる索引を作成する索引作成工程と、複数の生体データを索引に応じて複数の生体データのグループに構成する生体データグループ構成工程と、一のグループに登録された生体データの数が所定数を超過した場合に、索引の階層を増加し、グループに登録された生体データの数を所定数以下にする、索引更新工程と、位置情報および/または位置情報の履歴に応じて、グループにおける利用者の生体データの照合順を更新し、または利用者の生体データを照合から排除する、生体データグループ更新工程と、を含むものである。
すなわち、第1段階における索引により、100%を、それぞれ約33.3%ずつにグループ分けして登録でき、第2段階における索引により、約11.1%ずつにグループ分けすることができる。その結果、生体データを有効にグループ分けすることができる。
また、グループに登録された生体データの数を所定数以下になるよう索引を変化させて構成する。その結果、登録されたすべての生体データを照合等に使用する場合と比較し、一部のグループにおける生体データのみを照合するので、ンピュータリソースの消費を抑え、高速処理を実現することができる。
また、ある利用者がある場所で認証をした場合に、他の場所では当該利用者は認証をすることが物理的にできない。したがってこの場合に当該利用者の生体データを照合の対象から排除することができる。これにより、効率的に照合をすることができるため、コンピュータリソースの消費を抑え、高速処理を実現することができる。また、認証に必要な照合の件数を減らすことで、より正確な認証を行うことができる。
(生体認証システム100)
図1は、生体認証システム100の概略構成の一例を示す模式図である。
具体的に、生体データ取得装置200で取得する生体データが指紋データである場合、第1索引判定装置310は、指紋データFDの特徴または特質から、例えばLOOP、WHORLまたはARCHの3種類に大きく区分することができる。
生体データ登録手段においては、まず、生体データ取得装置200により生体データFDが取得される。生体データ取得装置200は、取得した生体データFDを第1〜第n索引判定装置300に与える。
また、例えば、顔認証で認証できない場合に指紋認証を行うなど、主となる生体認証の補完的な形で他の生体認証を組み合わせて使用することもできる。これにより、多数の認証者を処理する必要がある場合にもスムーズに生体認証の処理を進めることができる。
生体照合処理においては、生体データ取得装置200、第1〜第n索引判定装置300、登録部400、照合装置600、および判定結果表示部700を用いる。
生体照合処理においては、まず、生体データ取得装置200により生体データFDが取得される。生体データ取得装置200は、取得した生体データFDを第1〜第n索引判定装置300に与える。
判定結果表示部700は、内蔵された表示部(図示せず)に判定結果を表示する。
なお、上記においては、判定結果表示部700に内蔵された表示部を例示したが、これに限定されず、判定結果を信号出力する信号出力部を有してもよい。
位置情報保存部500は、図3に示すように、利用者の生体データが認証された位置情報と位置情報の履歴とを蓄積する。生体認証されたそれぞれの位置において、どの利用者がいつ認証されたかを随時記録をして、生体グループ更新手段に使用する。
(生体グループ更新手段)
具体的には、図3に示すように、生体認証取得装置200が設置された位置を登録する(図3(a))。そして、生体認証取得装置200が設置された位置から、他の生体認証取得装置200の間の移動可能時間をあらかじめ登録する(図3(b))。そのうえで、利用者の認証があった場所と時刻を位置情報保存部500に保存し(図3(c))、各位置における生体認証取得装置200の利用可能な者のみを抽出し時間毎に更新する(図3(d))。
このように、時間的距離的に認証不可能な利用者の生体データを、照合の対象からあらかじめ排除することで、照合装置600におけるパターンマッチングの母数を減らすことができる。
上述のように、ある利用者がある場所で認証をした場合に、距離が離れた場所では、所定時間を経過するまでは当該利用者は認証をすることが物理的にできない。それにもかかわらず、当該利用者の認証のアクセスがされた場合は、不正な認証アクセスである可能性がある。その場合は、生体認証の結果を不許可とし、当該利用者にアクセスがあった旨を報知する。これにより、第三者の不正認証を防止することができる。
具体的には、生体データを照合の対象から排除した者および場所のリストをあらかじめ作成する。ある場所で認証アクセスが行われ、生体グループ内のマッチングが不一致であった場合であって、当該認証者が、生体データの照合対象から排除した者(リストに該当)であった場合は、不正認証のアクセスがされた可能性が高いため、生体認証の結果を不許可とし、当該利用者にアクセスがあった旨を報知する。
報知にあたっては、生体認証システムの管理者に報知してもよく、また、不正利用が引き続き行われることがないよう、暫くの間、当該認証者の利用を停止するなどの措置をしてもよい。
ある利用者が頻繁に訪れる場所がある場合に、当該場所のグループ内における当該利用者の生体データの照合順を前に更新する。また、例えば通勤および出張などで、当該利用者が定期的な移動を伴う場合に、当該場所のグループ内における当該利用者の生体データの照合順をあらかじめ前に更新する。
具体的には、位置情報保存部500において、認証された利用者について例えば過去1年間の認証の履歴を調べる。そして、特定の頻度(例えば毎日、毎週または毎月)で認証されている場所がある場合には、あらかじめ次の認証の時にあわせて、その場所のグループ内における当該利用者の生体データが照合装置600により初期に検索されるように、照合順を変更するように設定しておく。すなわち、照合順をあらかじめ前に更新するとは、照合装置600により初期に生体データが照合されるように照合順を変更することを意味する。
このようにすることで、照合装置600においてパターンマッチングをする際に、当該利用者が早い段階で照合される確率が高くなる。
図2は、生体登録装置の一例を示す模式図である。図2に示すように、第1〜第n索引判定装置300は、n+1個の段数を有する索引判定装置からなる(nは、任意の正の整数)。
例えば、第1索引判定装置310は、生体データ取得装置200から生体データFDを受け取り、3種類に判定し、区分して送信する。
具体的に、第1索引判定装置310は、生体データFDの特徴または特質から区分することができる。
さらに、第2索引判定装置320の下部には、複数の区分された第n索引判定装置331、および第n索引判定装置332が設けられる。
同様に、第2索引判定装置321の下部には、第n索引判定装置が複数設けられ(図示省略)、第2索引判定装置332の下部には、第n索引判定装置33P(Pは、任意の正の整数)が設けられる。
このように、第1〜第n索引判定装置300においては、複数の索引判定装置が複数の段階(n+1の段)で設けられている。
続いて、図1に示すように、第1〜第n索引判定装置300には、登録部400が設けられている。図2に示すように、登録部400は、第1グループ401から第m+2グループ40m+2(mは、任意の正の整数)までの複数のグループを有する。
各グループには、生体情報の認証に必要な特徴ごとに分類分けがされるため、同じグループには特徴が類似した生体情報を有する各利用者の生体データが集合することになる。
同様に、第n索引判定装置332の下部に、登録部400の第4グループ404、第5グループ405、第6グループ406が設けられる。
同様に、第n索引判定装置33Pの下部に、登録部400の第mグループ40m、第m+1グループ40m+1、第m+2グループ40m+2が設けられる。
図5は、本実施の形態における生体照合処理の動作を示すフローチャートであり、図6は、生体照合処理における照合の一例を示す模式図である。
次いで、生体データ取得装置200により取得された生体データFDを第1索引判定装置310に送信し、第1索引判定結果が、生体データFDにおける特質または特徴について何れの分類に該当するか、を判定する(ステップS2)。
そして、索引データに応じて、登録部400の第1グループ401から第m+2グループ40m+2までのいずれか1つの該当するグループに登録された生体データTFDを取得する(ステップSn+1)。
具体的には、図4に示すように、あらかじめ、生体認証取得装置200が設置された位置を登録する(ステップS11)。そして、生体認証取得装置200が設置された位置から、他の生体認証取得装置200の間の移動可能時間を登録する(ステップS12)。
そのうえで、利用者の認証があった場合に、認証があった場所と時刻を位置情報保存部500に保存する(ステップS13)。そして、各位置における生体認証取得装置200の利用可能な者のみを抽出し時間毎に更新する。さらに、時間的距離的に認証不可能な利用者の生体データを、照合の対象からあらかじめ排除する更新を行う(ステップS14)。これにより、照合装置600におけるパターンマッチングの母数を減らすことができる。
また、ある利用者が特定の頻度(例えば毎日、毎週または毎月)で認証されている場所がある場合には、あらかじめ次の認証の時にあわせて、その場所のグループ内における当該利用者の生体データの照合順を前に設定する更新を行う(ステップS14)。このようにすることで、照合装置600においてパターンマッチングをする際に、当該利用者が早い段階で照合される確率が高くなる。
一方、照合装置600は、ステップS21の処理において、所定のグループの登録された全生体データTFDの中から、照合対象の生体データFDと一致すると判定した場合、判定結果表示部700に一致表示を表示させる(ステップS22)。
続いて、上記の実施の形態にかかる生体照合システム100の索引更新手段の例について詳細に説明を行う。本実施の形態においては、1のグループに、数億万件または数千万件の生体データTFDが登録された場合、照合処理を行う場合に、時間がかかるため多大な問題となる。
図7は、階層追加処理の一例を示す模式図であり、図8は、階層追加処理の一例を示すフローチャートである。
その結果、第1グループ401から第m+2グル−プ40m+2L(Lは、任意の正の整数)まで増加させることができる。その後、登録部400の各グループのいずれか1つに個々に登録された生体データTFDの個数が1万個を超過するか否かを再判定する(ステップS71)。
したがって、第1グループ401から第m+2Lグル−プ40m+2Lの個々に登録された生体データTFDの個数を1万個以下にすることができるので、照合装置600が照合を行う際に、短時間で実施することができる。
さらに、照合装置600において、照合すべき生体データが、複数の階層(n+1)により区分され、当該索引データに応じて、予め登録部400に登録された生体データTFDと照合されることにより、短時間で生体データFDの照合を行うことができる。
特に、第n+1段階(n:正の整数)の索引を形成することにより、生体データTFDの母数が数億個または数千万個ある場合においても、索引データによりグループ分けされた数千個の生体データTFDと照合するだけで照合処理を行うことができるので、照合速度を短くすることができる。
上記の実施の形態において生体照合システム100は、第1〜第n索引判定装置300(nは、任意の正の整数)および第1グループ401から第m+2グル−プ40m+2(mは、任意の正の整数)であることとしているが、以下に開示する例によりn数およびm数を決定してもよい。
第1グループから第m+2グループのいずれかが1万個を超過している場合、相関性を判定し、索引の順番を入れ替える(ステップS52)。
上記の例示において、生体データにおける特質または特徴について分類を行う。なお、索引の順番は機械学習の結果により決定してもよい。
図9(a)に示すように、例えば、第1グループ、第2グループ、および第3グループのうち第2グループにおいて登録される生体データ数が2万個になっている。したがって、図11のステップS51の処理において、Yesとなり、相関性を判定し、索引の順番を入れ替える。図9の例においては、第n索引判定結果Sn+1を、第n索引判定結果Sn+αに入れ替えている。その結果、図9(b)に示すように、第2グループにおいて登録される生体データ数を8500個まで低減させることができる。
一方、図10(b)に示すように、第n索引判定結果Snおよび第n索引判定結果Sn+αを用いた場合、8500個、8500個、6500個の3つに区分される。
したがって、第n索引判定結果Snおよび第n索引判定結果Sn+1は、相関性が高いため、生体データ数を均等に区分することができないという問題がある。一方、第n索引判定結果Snおよび第n索引判定結果Sn+αは、相関性が低いため、指紋データ数をほぼ均等に区分することができるというメリットが生じる。
登録部400は、当該処理を繰り返し行い、データ数が均等になるまで、索引の順序を入れ替る。
331、〜、33P 第n索引判定装置
400 登録部
600 照合装置
900 登録装置
FD、TFD 生体データ
Claims (8)
- 利用者の生体データと登録された複数の生体データとを照合して認証する生体認証システムであって、
前記複数の生体データを登録する生体データ登録手段と、
前記利用者の生体データが認証された位置情報と、前記位置情報の履歴とを記録する、位置情報保存手段と、
前記複数の生体データについて複数の階層からなる索引を作成する索引作成手段と、
前記複数の生体データを前記索引に応じて複数の生体データのグループに構成する生体データグループ構成手段と、
一の前記グループに登録された生体データの数が所定数を超過した場合に、前記索引の階層を増加し、前記グループに登録された前記生体データの数を前記所定数以下にする、索引更新手段と、
前記位置情報および/または前記位置情報の履歴に応じて、前記グループにおける前記利用者の生体データの照合順を更新し、または前記利用者の生体データを照合から排除する、生体データグループ更新手段と、を備える生体認証システム。 - 前記生体データグループ更新手段は、前記利用者の生体データが認証された位置、および所定時間に移動可能な距離を算出し、前記所定時間に移動可能な距離を超えた位置において前記利用者の生体データを照合から排除する、請求項1に記載の生体認証システム。
- 前記所定時間に移動可能な距離を超えた位置において、前記利用者の生体データの照合がされた場合に、前記生体認証の結果を不許可とし、前記利用者に報知する、請求項2に記載の生体認証システム。
- 前記生体データグループ更新手段は、前記位置情報の履歴に基づき前記利用者の行動パターンを算出し、前記グループにおける前記利用者の生体データの照合順を更新する、請求項1から3のいずれか1項に記載の生体認証システム。
- 前記生体データグループ構成手段は、前記索引の階層のうち少なくとも一つが、前記位置情報および/または前記位置情報の履歴に応じて構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の生体認証システム。
- 前記生体データが、指紋データ、指静脈データ、掌静脈データ、掌紋データ、虹彩データ、網膜データ、声紋データおよび顔認証データのいずれか又は複数の組み合わせである、請求項1から5のいずれか1項に記載の生体認証システム。
- 利用者の生体データと登録された複数の生体データとを照合して認証する生体認証プログラムであって、
前記複数の生体データを登録する生体データ登録処理と、
前記利用者の生体データが認証された位置情報と、前記位置情報の履歴とを記録する、位置情報保存処理と、
前記複数の生体データについて複数の階層からなる索引を作成する索引作成処理と、
前記複数の生体データを前記索引に応じて複数の生体データのグループに構成する生体データグループ構成処理と、
一の前記グループに登録された生体データの数が所定数を超過した場合に、前記索引の階層を増加し、前記グループに登録された前記生体データの数を前記所定数以下にする、索引更新処理と、
前記位置情報および/または前記位置情報の履歴に応じて、前記グループにおける前記利用者の生体データの照合順を更新し、または前記利用者の生体データを照合から排除する、生体データグループ更新処理と、
を実行させる生体認証プログラム。 - 利用者の生体データと登録された複数の生体データとを照合して認証する生体認証方法であって、
前記複数の生体データを登録する生体データ登録工程と、
前記利用者の生体データが認証された位置情報と、前記位置情報の履歴とを記録する、位置情報保存工程と、
前記複数の生体データについて複数の階層からなる索引を作成する索引作成工程と、
前記複数の生体データを前記索引に応じて複数の生体データのグループに構成する生体データグループ構成工程と、
一の前記グループに登録された生体データの数が所定数を超過した場合に、前記索引の階層を増加し、前記グループに登録された前記生体データの数を前記所定数以下にする、索引更新工程と、
前記位置情報および/または前記位置情報の履歴に応じて、前記グループにおける前記利用者の生体データの照合順を更新し、または前記利用者の生体データを照合から排除する、生体データグループ更新工程と、
を含む生体認証方法。
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