JP2004302328A - ロボット制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】広告情報管理部105は、広告情報提供サーバ3の広告情報の中から、個人情報に対応する広告情報を選択し、通信部76を制御し、ネットワーク2を介して、選択した広告情報を取得させる。行動決定機構部103は、広告情報に基づいて、音声認識部101Aから供給された音声結果に基づいて、音声認識部101Aが「退屈だな」という音声を認識したか否かを判断する。行動決定機構部103は、音声認識部101Aが「退屈だな」という音声を認識したと判断した場合、広告情報に基づいて、姿勢遷移機構部107を制御し、映画の広告動作させ、音声合成部108を制御し、広告発話させる。本発明は、ロボットに適用できる。
【選択図】 図7
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロボット制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、広告に対するユーザの好感度を向上し、広告の効果を向上することができるようにしたロボット制御装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、自律的に動作するようにした自律移動ロボットが一般的なものになりつつある。このような自律移動ロボットにおいて、商品の広告内容を自由に変更する機能を付加することにより、広告の効果を向上させることが特許文献1に提案されている。
【0003】
この自律移動ロボットは、例えば、テレビジョン受像機のように、モニタに広告を表示させる機能を有し、ネットワークを介して取得した広告を表示させながら、自律的に人が集まる場所へ移動することができる。したがって、さまざまな広告をより多くの人に対して見せることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−50559号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の自律移動ロボットは、街頭で多くの人を対象として広告する場合には効果があるが、この広告機能を、ユーザの個人の自律移動ロボットに適用した場合、ユーザにとって、興味のないものまで広告されてしまうといった課題があった。
【0006】
また、ユーザの気分に関係なく、広告を行ってしまうため、例えば、ユーザの機嫌が悪い場合において、自律移動ロボットが広告を行ってしまったとき、ユーザの不快感は、さらに増幅してしまう。これにより、広告の効果が減少してしまう課題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、広告に対するユーザの好感度を向上し、広告の効果を向上することができるようにするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のロボット制御装置は、ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、ユーザ情報記憶手段に記憶されているユーザ情報に対応する動作情報を選択する選択手段と、選択手段により選択された動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得手段と、連続する入力音声を認識する音声認識手段と、音声認識手段により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断手段と、入力判断手段により入力音声が認識されたと判断された場合、取得手段により取得された動作情報に基づいて、ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
現在時刻が設定時刻になったか否かを判断する時刻判断手段をさらに備え、時刻判断手段により現在時刻が設定時刻になったと判断された場合、広告動作手段は、ロボットが広告動作を実行するように制御するようにすることができる。
【0010】
ロボットが広告動作として運動するように、ロボットを駆動する駆動手段と、ロボットが広告動作として広告発話するように、音声を合成し、出力する音声出力手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0011】
ロボットが広告動作を実行した場合、広告動作の対象が購入可能であるか否かを判断する購入動作判断手段と、購入動作判断手段により広告動作の対象が購入可能であると判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが対象の購入に関する動作をするように制御する購入制御手段と、購入制御手段により制御されたロボットの動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ネットワークを介して情報提供装置に、対象の購入を要求する要求手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0012】
ロボットが広告動作を実行した場合、情報提供装置に広告動作の対象の詳細情報があるか否かを判断する詳細情報判断手段と、詳細情報判断手段により情報提供装置に広告動作の対象の詳細情報があると判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが対象の詳細情報に関する動作をするように制御する詳細情報動作制御手段と、詳細情報動作制御手段により制御されたロボットの動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ネットワークを介して情報提供装置に、対象の詳細情報を要求する要求手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0013】
ロボットが広告動作を実行した場合、広告動作に対するユーザの音声入力を情報提供装置に送信するか否かを判断する送信判断手段と、送信判断手段によりユーザの音声入力を送信すると判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが送信に関する動作をするように制御する送信動作制御手段と、送信動作制御手段により制御されたロボットの送信動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ネットワークを介して情報提供装置に、ユーザの音声入力を送信する送信手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0014】
ロボットが広告動作を実行した場合、ロボットの広告動作が、予め設定された回数実行されたか否かを判断する回数判断手段と、回数判断手段によりロボットの広告動作が、予め設定された回数実行されたと判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが回数に関する動作をするように制御する回数動作制御手段と、回数動作制御手段により制御されたロボットの回数動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ユーザ情報記憶手段に記憶されているユーザ情報を更新する更新手段とをさらに備えるようにすることができる。
【0015】
本発明のロボット制御方法は、ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する動作情報を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得ステップと、連続する入力音声を認識する音声認識ステップと、音声認識ステップの処理により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断ステップと、入力判断ステップの処理により入力音声が認識されたと判断された場合、取得ステップの処理により取得された動作情報に基づいて、ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明のプログラムの記録媒体は、ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する動作情報を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得ステップと、連続する入力音声を認識する音声認識ステップと、音声認識ステップの処理により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断ステップと、入力判断ステップの処理により入力音声が認識されたと判断された場合、取得ステップの処理により取得された動作情報に基づいて、ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】
本発明のプログラムは、ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する動作情報を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により選択された動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得ステップと、連続する入力音声を認識する音声認識ステップと、音声認識ステップの処理により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断ステップと、入力判断ステップの処理により入力音声が認識されたと判断された場合、取得ステップの処理により取得された動作情報に基づいて、ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
本発明においては、ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する動作情報が選択され、選択された動作情報が、ネットワークを介して情報提供装置から取得される。そして、連続する入力音声が認識されたか否かが判断され、入力音声が認識されたと判断された場合、取得された動作情報に基づいて、ロボットが広告動作を実行するように制御される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0020】
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
【0021】
請求項1に記載のロボット制御装置は、ユーザ情報(例えば、図8の個人情報)を記憶するユーザ情報記憶手段(例えば、図7の広告ユーザ情報記憶部106)と、ロボットに広告動作を実行させるための動作情報(例えば、図13の広告情報データベース232)の中から、ユーザ情報記憶手段に記憶されているユーザ情報に対応する動作情報を選択する選択手段(例えば、図14のステップS3の処理を実行する図7の広告情報管理部105)と、選択手段により選択された動作情報(例えば、図8の広告情報121)を、ネットワーク(例えば、図1のネットワーク2)を介して情報提供装置(例えば、図1の広告情報提供サーバ3)から取得する取得手段(例えば、図14のステップS4の処理を実行する図7の広告情報管理部105)と、連続する入力音声を認識する音声認識手段(例えば、図7の音声認識部101A)と、音声認識手段により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断手段(例えば、図15のステップS23の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、入力判断手段により入力音声が認識されたと判断された場合、取得手段により取得された動作情報に基づいて、ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御手段(例えば、図15のステップS24の処理を実行する図7の行動決定機構部103)とを備えることを特徴とする。
【0022】
請求項2に記載のロボット制御装置は、現在時刻が設定時刻になったか否かを判断する時刻判断手段(例えば、図21のステップS181の処理を実行する図7の行動決定機構部103)をさらに備え、時刻判断手段により現在時刻が設定時刻になったと判断された場合、広告動作手段は、ロボットが広告動作を実行するように制御することを特徴とする。
【0023】
請求項3に記載のロボット制御装置は、ロボットが広告動作として運動するように、ロボットを駆動する駆動手段(例えば、図7の姿勢遷移機構部107)と、ロボットが広告動作として広告発話するように、音声を合成し、出力する音声出力手段(例えば、図7の音声合成部108)とをさらに備えることを特徴とする。
【0024】
請求項4に記載のロボット制御装置は、ロボットが広告動作を実行した場合、広告動作の対象が購入可能であるか否かを判断する購入判断手段(例えば、図16のステップS41の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、購入判断手段により広告動作の対象が購入可能であると判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが対象の購入に関する動作をするように制御する購入動作制御手段(例えば、図17のステップS101の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、購入動作制御手段により制御されたロボットの動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ネットワークを介して情報提供装置に、対象の購入を要求する要求手段(例えば、図17のステップS105の処理を実行する図7の通信部76)とをさらに備えることを特徴とする。
【0025】
請求項5に記載のロボット制御装置は、ロボットが広告動作を実行した場合、情報提供装置に広告動作の対象の詳細情報があるか否かを判断する詳細情報判断手段(例えば、図16のステップS43の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、詳細情報判断手段により情報提供装置に広告動作の対象の詳細情報があると判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが対象の詳細情報に関する動作をするように制御する詳細情報動作制御手段と、詳細情報動作制御手段(例えば、図18のステップS121の処理を実行する図7の行動決定機構部103)により制御されたロボットの動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ネットワークを介して情報提供装置に、対象の詳細情報を要求する要求手段(例えば、図18のステップS125の処理を実行する図7の通信部76)とをさらに備えることを特徴とする。
【0026】
請求項6に記載のロボット制御装置は、ロボットが広告動作を実行した場合、広告動作に対するユーザの音声入力を情報提供装置に送信するか否かを判断する送信判断手段(例えば、図16のステップS45の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、送信判断手段によりユーザの音声入力を送信すると判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが送信に関する動作をするように制御する送信動作制御手段(例えば、図19のステップS141の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、送信動作制御手段により制御されたロボットの送信動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ネットワークを介して情報提供装置に、ユーザの音声入力を送信する送信手段(例えば、図19のステップS145の処理を実行する図7の通信部76)とをさらに備えることを特徴とする。
【0027】
請求項7に記載のロボット制御装置は、ロボットが広告動作を実行した場合、ロボットの広告動作が、予め設定された回数実行されたか否かを判断する回数判断手段(例えば、図16のステップS47の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、回数判断手段によりロボットの広告動作が、予め設定された回数実行されたと判断された場合、動作情報に基づいて、ロボットが回数に関する動作をするように制御する回数動作制御手段(例えば、図20のステップS161の処理を実行する図7の行動決定機構部103)と、回数動作制御手段により制御されたロボットの回数動作に基づいて入力される入力音声に応じて、ユーザ情報記憶手段に記憶されているユーザ情報を更新する更新手段(例えば、図20のステップS165の処理を実行する図7の広告情報管理部105)とをさらに備えることを特徴とする。
【0028】
本発明のロボット制御方法、記録媒体およびプログラムは、ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する動作情報を選択する選択ステップ(例えば、図14のステップS3)と、選択ステップの処理により選択された動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得ステップ(例えば、図14のステップS4)と、連続する入力音声を認識する音声認識ステップと、音声認識ステップの処理により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断ステップ(例えば、図15のステップS22)と、入力判断ステップの処理により入力音声が認識されたと判断された場合、取得ステップの処理により取得された動作情報に基づいて、ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御ステップ(例えば、図22のステップS24)とを含むことを特徴とする。
【0029】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0030】
図1は、本発明を適用した情報提供システムの構成例を表している。インターネットに代表されるネットワーク2には、ロボット1−1,1−2(以下、これらのロボットを個々に区別する必要がない場合、単にロボット1と称する)、および、複数のロボット1に対して、広告情報を提供する広告情報提供サーバ3が接続されている。この例においては、ロボットが2台、広告情報提供サーバ3が1台のみ示されているが、ネットワーク2には、任意の台数のロボットおよび広告情報提供サーバ3が接続される。
【0031】
広告情報提供サーバ3は、さまざまな種類の広告情報および広告の対象の詳細情報などを記憶し、定期的に、広告情報および広告の対象の詳細情報を更新している。広告情報は、ロボット1に広告動作および広告発話を行わせるための情報、並びに、ロボット1に広告の対象の購入、広告の対象の詳細情報の取得またはフィードバック情報取得などの広告補助動作を実行させるための情報などにより構成される。広告の対象は、食品、飲み物、本、映画、またはイベントなどにより構成される。
【0032】
広告情報提供サーバ3は、ロボット1より広告情報の要求を受けると、ネットワーク2を介してロボット1に広告情報を提供する。また、広告情報提供サーバ3は、予めユーザID(Identification)で、広告の対象の購入することができるユーザを管理している。ロボット1は、広告情報に基づいて、広告補助動作を実行し、広告情報提供サーバ3にアクセスしてくる。例えば、ロボット1より広告の対象の購入の要求を受けると、広告情報提供サーバ3は、ユーザIDに基づいて、指示された広告の対象の購入の処理を実行する。また、ロボット1より広告の対象の詳細情報の要求を受けると、広告情報提供サーバ3は、指示された広告の対象の詳細情報を、ネットワーク2を介して、ユーザのメールアドレス宛に送信する。広告情報提供サーバ3は、ロボット1より広告情報の広告動作に対するユーザの意見を、フィードバック情報として受けると、受信したフィードバック情報を、図示せぬ広告提供者、または、広告の対象のメーカに提供する。これにより、広告提供者、または、広告の対象のメーカにおいては、ユーザの意見を、その広告、または、広告の対象そのものに反映させることができる。
【0033】
ロボット1は、自律的に制御ができる2足歩行型のロボットである。ロボット1は、実際には、ネットワーク2に接続された、図示せぬ基地局を介して、無線通信を行って、広告情報提供サーバ3と接続される。ロボット1は、ユーザの嗜好、広告の対象を広告情報提供サーバ3から購入するためのユーザID、およびメールアドレスなどにより構成される個人情報を有している。ロボット1は、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3にアクセスし、広告情報提供サーバ3に記憶される広告情報の中から、ユーザの嗜好に対応する広告情報を取得する。広告情報は、ロボット1が広告動作および広告発話を行うための情報により構成されている。ロボット1は、広告情報提供サーバ3から取得した広告情報に基づいて、広告動作および広告発話を行う。
【0034】
また、広告情報には、ロボット1が、次のような広告の補助動作を行うための情報も含まれている。ロボット1は、広告動作および広告発話を実行した後、広告情報に基づいて、広告の対象の購入や広告の対象の詳細情報の取得をユーザに促す動作や発話を実行し、実行した動作や発話に対する、ユーザからの音声入力に応じて、個人情報のユーザIDまたはメールアドレスを送信するとともに、広告の対象の購入や広告の対象の詳細情報の取得を、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に要求する。さらに、ロボット1は、広告情報に基づいて、広告動作または広告の対象に対するユーザの意見を取得する動作や発話を実行し、実行した動作や発話に対する、ユーザからの音声入力を、フィードバック情報として、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に送信する。
【0035】
以上のように、この広告情報提供システムにおいては、ロボット1には、広告情報提供サーバ3から、ユーザの個人情報に対応する広告情報が提供される。また、ロボット1からのフィードバック情報が情報提供サーバ3を介して、広告提供者、または、広告の対象のメーカに提供される。
【0036】
図2は、図1のロボット1の正面方向の斜視図であり、図3は、ロボット1の背面方向からの斜視図である。また、図4は、ロボット1の軸構成について説明するための図である。
【0037】
ロボット1は、胴体部ユニット11の上部に頭部ユニット12が配設されるとともに、胴体部ユニット11の上部左右に、同様の構成を有する腕部ユニット13A、および、腕部ユニット13Bが所定位置にそれぞれ取り付けられ、かつ、胴体部ユニット11の下部左右に、同様の構成を有する脚部ユニット14A、および、脚部ユニット14Bが所定位置にそれぞれ取り付けられることにより構成されている。頭部ユニット12には、タッチセンサ51が設けられている。
【0038】
胴体部ユニット11においては、体幹上部を形成するフレーム21および体幹下部を形成する腰ベース22が、腰関節機構23を介して連結することにより構成されており、体幹下部の腰ベース22に固定された腰関節機構23のアクチュエータA1、および、アクチュエータA2をそれぞれ駆動することによって、体幹上部を、図4に示す直交するロール軸24およびピッチ軸25の回りに、それぞれ独立に回転させることができるようになされている。
【0039】
また頭部ユニット12は、フレーム21の上端に固定された肩ベース26の上面中央部に首関節機構27を介して取り付けられており、首関節機構27のアクチュエータA3、および、アクチュエータA4をそれぞれ駆動することによって、図4に示す直交するピッチ軸28およびヨー軸29の回りに、それぞれ独立に回転させることができるようになされている。
【0040】
更に、腕部ユニット13A、および、腕部ユニット13Bは、肩関節機構30を介して肩ベース26の左右にそれぞれ取り付けられており、対応する肩関節機構30のアクチュエータA5、および、アクチュエータA6をそれぞれ駆動することによって、図4に示す、直交するピッチ軸31およびロール軸32の回りに、それぞれを独立に回転させることができるようになされている。
【0041】
この場合、腕部ユニット13A、および、腕部ユニット13Bにおいては、上腕部を形成するアクチュエータA7の出力軸に、肘関節機構44を介して、前腕部を形成するアクチュエータA8が連結され、前腕部の先端に手部34が取り付けられることにより構成されている。
【0042】
そして腕部ユニット13A、および腕部ユニット13Bでは、アクチュエータA7を駆動することによって、前腕部を、図4に示すヨー軸35に対して回転させることができ、アクチュエータA8を駆動することによって、前腕部を図3に示すピッチ軸36対して回転させることができるようになされている。
【0043】
脚部ユニット14A、および、脚部ユニット14Bは、股関節機構37を介して、体幹下部の腰ベース22にそれぞれ取り付けられており、対応する股関節機構37のアクチュエータA9乃至A11をそれぞれ駆動することによって、図4に示す、互いに直交するヨー軸38、ロール軸39、およびピッチ軸40に対して、それぞれ独立に回転させることができるようになされている。
【0044】
脚部ユニット14A、および、脚部ユニット14Bは、大腿部を形成するフレーム41の下端が、膝関節機構42を介して、下腿部を形成するフレーム43に連結されるとともに、フレーム43の下端が、足首関節機構44を介して、足部45に連結されることにより構成されている。
【0045】
これにより脚部ユニット14A、および、脚部ユニット14Bにおいては、膝関節機構42を形成するアクチュエータA12を駆動することによって、図3に示すピッチ軸46に対して、下腿部を回転させることができ、また足首関節機構44のアクチュエータA13、および、アクチュエータA14をそれぞれ駆動することによって、図4に示す直交するピッチ軸47およびロール軸48に対して、足部45をそれぞれ独立に回転させることができるようになされている。
【0046】
また、胴体部ユニット11の体幹下部を形成する腰ベース22の背面側には、後述するメイン制御部61や周辺回路62(いずれも図5)などを内蔵したボックスである、制御ユニット52が配設されている。
【0047】
図5は、ロボット1のアクチュエータとその制御系等について説明する図である。
【0048】
制御ユニット52には、ロボット1全体の動作制御をつかさどるメイン制御部61、電源回路および通信回路などの周辺回路62、および、バッテリ74(図6)などが収納されている
【0049】
そしてこの制御ユニット52は、各構成ユニット(胴体部ユニット11、頭部ユニット12、腕部ユニット13Aおよび腕部ユニット13B、並びに、脚部ユニット14Aおよび脚部ユニット14B)内にそれぞれ配設されたサブ制御部63A乃至サブ制御部63Dと接続されており、サブ制御部63A乃至サブ制御部63Dに対して必要な電源電圧を供給したり、サブ制御部63A乃至サブ制御部63Dと通信を行う。
【0050】
また、サブ制御部63A乃至サブ制御部63Dは、対応する構成ユニット内のアクチュエータA1乃至アクチュエータA14と、それぞれ接続されており、メイン制御部61から供給された各種制御コマンドに基づいて、構成ユニット内のアクチュエータA1乃至アクチュエータA14を、指定された状態に駆動させるように制御する。
【0051】
図6は、ロボット1の内部構成を示すブロック図である。
【0052】
頭部ユニット12には、このロボット1の「目」として機能するCCD(Charge Coupled Device )カメラ81、「耳」として機能するマイクロホン82、タッチセンサ51などからなる外部センサ部71、および、「口」として機能するスピーカ72となどがそれぞれ所定位置に配設され、制御ユニット52内には、バッテリセンサ91および加速度センサ92などからなる内部センサ部73が配設されている。
【0053】
そして、外部センサ部71のCCDカメラ81は、周囲の状況を撮像し、得られた画像信号S1Aを、メイン制御部61に送出する。マイクロホン82は、ユーザから音声入力として与えられる「歩け」、「とまれ」または「右手を挙げろ」等の各種命令音声を集音し、得られた音声信号S1Bを、メイン制御部61に送出する。
【0054】
また、タッチセンサ51は、例えば、図2および図3に示されるように頭部ユニット12の上部に設けられており、ユーザからの「撫でる」や「叩く」といった物理的な働きかけにより受けた圧力を検出し、検出結果を、圧力検出信号S1Cとしてメイン制御部61に送出する。
【0055】
内部センサ部73のバッテリセンサ91は、バッテリ74のエネルギ残量を所定の周期で検出し、検出結果をバッテリ残量検出信号S2Aとして、メイン制御部61に送出する。加速度センサ92は、ロボット1の移動について、3軸方向(x軸、y軸およびz軸)の加速度を、所定の周期で検出し、検出結果を、加速度検出信号S2Bとして、メイン制御部61に送出する。
【0056】
メイン制御部61は、外部センサ部71のCCDカメラ81、マイクロホン82およびタッチセンサ51からそれぞれ供給される、画像信号S1A、音声信号S1Bおよび圧力検出信号S1C(以下、これらをまとめて外部センサ信号S1と称する)と、内部センサ部73のバッテリセンサ91および加速度センサ等からそれぞれ供給される、バッテリ残量検出信号S2Aおよび加速度検出信号S2B(以下、これらをまとめて内部センサ信号S2と称する)に基づいて、ロボット1の周囲および内部の状況や、ユーザからの指令、または、ユーザからの働きかけの有無などを判断する。
【0057】
また、メイン制御部61は、通信部76を制御し、ネットワーク2に接続される広告情報提供サーバ3とのデータ転送を実行させる。通信部76は、メイン制御部61の制御のもと、広告情報提供サーバ3よりネットワーク2を介して広告情報を受信し、メイン制御部61に供給する。また、通信部76は、メイン制御部61からの制御のもと、広告の対象の購入や詳細情報を、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に要求したり、広告に対するフィードバック情報を、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に送信する。
【0058】
メイン制御部61は、ロボット1の周囲および内部の状況や、ユーザからの指令、または、ユーザからの働きかけの有無の判断結果と、内部メモリ61Aに予め格納されている制御プログラム、そのとき装填されている外部メモリ75に格納されている各種制御パラメータ、あるいは、広告情報提供サーバ3から取得された広告情報などに基づいて、ロボット1の行動を決定し、決定結果に基づく制御コマンドを生成して、対応するサブ制御部63A乃至サブ制御部63Dに送出する。サブ制御部63A乃至サブ制御部63Dは、供給された制御コマンドに基づいて、アクチュエータA1乃至アクチュエータA14のうち、対応するものの駆動を制御するので、ロボット1は、例えば、頭部ユニット12を上下左右に揺動させたり、腕部ユニット13A、あるいは、腕部ユニット13Bを上に挙げたり、脚部ユニット14Aおよび脚部ユニット14Bを交互に駆動させて、歩行するなどの行動を行うことが可能となる。
【0059】
また、メイン制御部61は、必要に応じて、所定の音声信号S3をスピーカ72に与えることにより、音声信号S3に基づく音声を外部に出力させる。更に、メイン制御部61は、外見上の「目」として機能する、頭部ユニット12の所定位置に設けられた、図示しないLEDに対して駆動信号を出力することにより、LEDを点滅させる。
【0060】
このようにして、ロボット1においては、周囲および内部の状況や、ユーザからの指令および働きかけの有無などに基づいて、自律的に行動することができ、さらに、広告情報提供サーバ3から取得された広告情報に基づいて、自律的に広告動作することができるようになされている。
【0061】
次に、図7は、図6のメイン制御部61の機能的構成例を示している。なお、図7に示す機能的構成は、メイン制御部61が、メモリ61Aに記憶された制御プログラムを実行することで実現されるようになっている。
【0062】
メイン制御部61は、特定の外部状態を認識するセンサ入力処理部101、センサ入力処理部101の認識結果を累積して、ロボット1の感情、本能、あるいは、成長の状態などのモデルを記憶するモデル記憶部102、音声認識結果と行動内容のテーブルを記憶するテーブル記憶部104、広告情報を取得したり、広告情報記憶部106に記憶される情報を管理する広告情報管理部105、広告情報、ユーザの個人情報、および広告動作に関する対話情報などを記憶する広告情報記憶部106、センサ入力処理部101の認識結果や、テーブル記憶部104に記憶されているテーブル、または広告情報記憶部106に記憶されている情報等に基づいて、ロボット1の行動を決定する行動決定機構部103、行動決定機構部103の決定結果に基づいて、実際にロボット1に行動を起こさせる姿勢遷移機構部107、並びに合成音を生成する音声合成部108から構成されている。
【0063】
センサ入力処理部101は、マイクロホン82や、CCDカメラ81、タッチセンサ51等から与えられる音声信号、画像信号、圧力検出信号等に基づいて、特定の外部状態や、ユーザからの特定の働きかけ、ユーザからの指示等を認識し、その認識結果を表す状態認識情報を、モデル記憶部102および行動決定機構部103に通知する。
【0064】
すなわち、センサ入力処理部101は、音声認識部101Aを有しており、音声認識部101Aは、マイクロホン82から与えられる音声信号について音声認識を行う。そして、音声認識部101Aは、例えば、「歩け」、「止まれ」、「右手を挙げろ」等の指令、ロボット1からの発話に対する返答、およびその他の音声認識結果を、状態認識情報として、モデル記憶部102および行動決定機構部103に通知する。
【0065】
また、センサ入力処理部101は、画像認識部101Bを有しており、画像認識部101Bは、CCDカメラ81から与えられる画像信号を用いて、画像認識処理を行う。そして、画像認識部101Bは、その処理の結果、例えば、「赤い丸いもの」や、「地面に対して垂直なかつ所定高さ以上の平面」等を検出したときには、「ボールがある」や、「壁がある」等の画像認識結果を、状態認識情報として、モデル記憶部102および行動決定機構部103に通知する。
【0066】
さらに、センサ入力処理部101は、圧力処理部101Cを有しており、圧力処理部101Cは、タッチセンサ51から与えられる圧力検出信号を処理する。そして、圧力処理部101Cは、その処理の結果、所定の閾値以上で、かつ短時間の圧力を検出したときには、「叩かれた(しかられた)」と認識し、所定の閾値未満で、かつ長時間の圧力を検出したときには、「撫でられた(ほめられた)」と認識して、その認識結果を、状態認識情報として、モデル記憶部102および行動決定機構部103に通知する。
【0067】
モデル記憶部102は、ロボット1の感情、本能、成長の状態を表現する感情モデル、本能モデル、成長モデルをそれぞれ記憶、管理している。
【0068】
ここで、感情モデルは、WO00/4316公報に、その詳細が記載されているが、例えば、「うれしさ」、「悲しさ」、「怒り」、「楽しさ」等の感情の状態(度合い)を、所定の範囲(例えば、−1.0乃至1.0等)の値によってそれぞれ表し、センサ入力処理部101からの状態認識情報や時間経過等に基づいて、その値を変化させる。本能モデルは、例えば、「食欲」、「睡眠欲」、「運動欲」等の本能による欲求の状態(度合い)を、所定の範囲の値によってそれぞれ表し、センサ入力処理部101からの状態認識情報や時間経過等に基づいて、その値を変化させる。成長モデルは、例えば、「幼年期」、「青年期」、「熟年期」、「老年期」等の成長の状態(度合い)を、所定の範囲の値によってそれぞれ表し、センサ入力処理部101からの状態認識情報や時間経過等に基づいて、その値を変化させる。
【0069】
モデル記憶部102は、上述のようにして感情モデル、本能モデル、成長モデルの値で表される感情、本能、成長の状態を、状態情報として、行動決定機構部103に送出する。
【0070】
なお、モデル記憶部102には、センサ入力処理部101から状態認識情報が供給される他、行動決定機構部103から、ロボット1の現在または過去の行動、具体的には、例えば、「長時間歩いた」などの行動の内容を示す行動情報が供給されるようになっており、モデル記憶部102は、同一の状態認識情報が与えられても、行動情報が示すロボット1の行動に応じて、異なる状態情報を生成するようになっている。
【0071】
即ち、例えば、ロボット1が、ユーザに挨拶をし、ユーザに頭を撫でられた場合には、ユーザに挨拶をしたという行動情報と、頭を撫でられたという状態認識情報とが、モデル記憶部102に与えられ、この場合、モデル記憶部102では、「うれしさ」を表す感情モデルの値が増加される。
【0072】
一方、ロボット1が、何らかの仕事を実行中に頭を撫でられた場合には、仕事を実行中であるという行動情報と、頭を撫でられたという状態認識情報とが、モデル記憶部102に与えられ、この場合、モデル記憶部102では、「うれしさ」を表す感情モデルの値は変化されない。
【0073】
このように、モデル記憶部102は、状態認識情報だけでなく、現在または過去のロボット1の行動を示す行動情報も参照しながら、感情モデルの値を設定する。これにより、例えば、何らかのタスクを実行中に、ユーザが、いたずらするつもりで頭を撫でたときに、「うれしさ」を表す感情モデルの値を増加させるような、不自然な感情の変化が生じることを回避することができる。
【0074】
なお、モデル記憶部102は、本能モデルおよび成長モデルについても、感情モデルにおける場合と同様に、状態認識情報および行動情報の両方に基づいて、その値を増減させるようになっている。また、モデル記憶部102は、感情モデル、本能モデル、成長モデルそれぞれの値を、他のモデルの値にも基づいて増減させるようになっている。
【0075】
広告情報管理部105は、所定の間隔で通信部76を制御し、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3にアクセスさせ、広告情報提供サーバ3に記憶されている広告情報を取得させる。このとき、広告情報管理部105は、図8を参照して後述するユーザの個人情報に基づいて、広告情報提供サーバ3の広告情報の中から、ユーザの嗜好に対応する広告情報を選択して、広告情報提供サーバ3から取得し、広告情報記憶部106に記憶する。また、広告情報管理部105は、行動決定機構部103からの指示に基づいて、広告情報提供サーバ3に情報を送信したり、広告ユーザ情報記憶部106の情報の更新を実行する。
【0076】
具体的には、広告情報管理部105は、行動決定機構部103からの指示に基づいて、広告情報提供サーバ3に広告の対象の購入の要求を行ったり、広告の対象の詳細情報取得の要求を行う。また、広告情報管理部105は、行動決定機構部103から、ユーザの意見を、フィードバック情報として入力されると、通信部76を制御し、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に、そのフィードバック情報を送信させる。さらに、広告情報管理部105は、行動決定機構部103から、ユーザの個人情報が入力されると、広告ユーザ情報記憶部106の個人情報の更新を実行する。
【0077】
図8は、図7の広告ユーザ情報記憶部106の構成例を示している。図8の例の場合、広告ユーザ情報記憶部106は、広告情報121、個人情報122、および広告動作に関する対話情報123により構成される。以下、図9乃至図11を参照して、広告情報121、ユーザの個人情報122、および広告動作に関する対話情報123を順に説明していく。
【0078】
図9は、広告情報121の詳細な構成例を示す。広告情報121は、広告情報提供サーバ3により広告の対象に応じて設定され、広告情報管理部105により個人情報122に基づいて、広告情報提供サーバ3から定期的に取得される情報である。図9の例において、広告情報121は、広告の種類、優先度、広告動作、広告順番、動作最適時間帯、反応キーワード、購入情報、詳細情報、フィードバック取得情報、および広告期間などの情報により構成される。
【0079】
広告の種類には、例えば、イベント、商品、飲み物、映画、本などの、広告情報121の広告の対象の種類が示される。優先度には、広告情報121の高、中または低である優先度が示される。例えば、広告情報提供サーバ3は、広告のキャンペーンに高い費用がかかっている広告情報の優先度、および、世界的なサッカーイベントなどに関する広告情報の優先度などを他の広告情報より高く設定する。ロボット1においては、広告ユーザ情報記憶部106に広告情報が複数ある場合には、この優先度が高い広告情報が、優先度の低い広告情報より優先的に実行される。
【0080】
広告動作は、広告の内容に応じて、ロボット1の動作を制御するための広告動作情報、およびロボット1の発話を制御するための広告発話情報などを示す。例えば、アクション映画などの広告動作は、キックやパンチをさせるようにするなど、広告の内容に応じた広告動作にすることができる。また、広告動作は、複数のパターンの広告動作情報および広告発話情報を持つようにしてもよい。広告順番は、広告動作の中に、複数種類のパターン(例えば、AパターンおよびBパターン)があった場合、1回目の広告では、Aパターンの広告動作を実行し、2回目の広告では、Bパターンの広告動作を実行させるという広告動作の順番が示される。
【0081】
動作最適時間帯は、昼食時、20時乃至21時、または、「ユーザがうれしいとき」など、ロボット1に広告動作を行わせる最適時間帯を示す。例えば、広告情報121の対象が食品の場合には、ユーザの空腹の時間帯である昼食時にロボット1に広告動作を実行させたり、広告情報121の対象が映画や本の場合、ユーザがくつろいでいる20時乃至21時の時間帯に広告動作を実行させるようにすることができる。また、WO00/4316公報に記載されている感情モデルを用いて、ロボット1がうれしいとき、またはユーザがうれしいときを認識させて、ロボット1にイベントなどの広告動作を実行させるようにするようにしてもよい。
【0082】
反応キーワードは、広告動作を実行させるためのキーワードを示す。音声認識部101Aが、例えば、「おなかがすいた」、「夕食」、「たいくつだ」、または「疲れたな」などユーザが発するキーワードを認識した場合に、広告動作を実行させることができる。なお、ロボット1において、動作最適時間帯と反応キーワードをどちらかを優先させるようにしてもよいし、動作最適時間帯と反応キーワードのどちらを優先するかという情報を、優先広告情報提供サーバ3により広告情報121に設定させるようにしてもよい。
【0083】
購入情報は、広告情報121の広告の対象をネットワーク2を介して購入することができる場合に、商品を購入することができる店の住所、購入先のURL(Uniform Resource Locator)(例えば、広告情報提供サーバ3のURLなど)、商品の価格、および商品のシリアル番号などを示す。また、購入情報には、ユーザに購入を促すためにロボット1に発話させる発話情報も含まれる。
【0084】
詳細情報は、広告情報121の広告の対象の詳細情報が広告情報提供サーバ3にあるか否かの情報を示している。なお、他のサーバにある場合は、他のサーバのURLなどの情報を示すようにしてもよい。また、詳細情報には、ユーザに広告の対象の詳細情報の取得を促すためにロボット1に発話させる発話情報も含まれる。
【0085】
フィードバック取得情報は、「このCMは好きか?」および「この製品はよく使うか?」などの広告情報121に対するユーザの意見を、フィードバック情報として取得するための発話情報を示している。ロボット1に「このCMは好きか?」または「この製品はよく使うか?」などを発話させ、その発話に対応したユーザの入力音声や反応を読み取り、読み取った情報は、広告情報提供サーバ3に送信される。これにより、広告情報提供サーバ3を介して、メーカなどに商品や広告に対するユーザのフィードバック情報を提供することができる。
【0086】
広告期間は、「1週間」または「2003年5月31日まで」など広告動作を実行する期間を示す。広告情報管理部105は、内蔵するクロックで計時動作を行っており、この広告期間が過ぎた広告情報121を広告ユーザ情報記憶部106から消去する。
【0087】
広告情報提供サーバ3は、以上のようなロボット1の広告動作および広告発話を制御する広告情報121の各情報を、広告の内容に応じて設定し、ロボット1に提供する。そして、広告の内容に応じて設定された広告情報121に基づいて、行動決定機構部103は、ロボット1の広告動作、広告発話および広告補助動作を制御する。
【0088】
図10は、ユーザの個人情報122の詳細な構成例を示す。図10の例の場合、個人情報122は、ユーザの嗜好、ユーザ購入ID、メールアドレス、広告に対する許容性およびユーザの反応などの情報により構成される。
【0089】
ユーザの嗜好は、「映画が嫌い」または「外食が好き」などユーザの嗜好に関する情報を示す。広告情報管理部105は、ユーザの嗜好に対応する広告情報121を広告情報提供サーバ3から取得する。ユーザ購入IDは、広告情報提供サーバ3から広告の対象を購入する場合に使用される、例えば、広告情報提供サーバ3において予め登録されているユーザ購入ID「「No.○○○△」を示す。メールアドレスは、広告情報提供サーバ3から、広告の対象の詳細情報を取得する場合に、その詳細情報を、ユーザがPC(パーソナルコンピュータ)や携帯電話機などで受信するためのメールアドレス「○○○○@△△.ne.jp」を示す。
【0090】
広告に対する許容性は、ユーザに広告動作を実行するのに適する回数(例えば、10回/1日、1回/1時間)を示している。なお、広告に対する許容性は、ユーザが「止めて」というまでに、ロボット1が広告動作を実行した回数(ユーザの反応として記録される)などが反映され、広告情報管理部105により更新される。ユーザの反応は、広告情報121に基づいて広告動作を実行した回数(すなわち、ユーザに広告動作を見せた回数)、広告動作に関する対話情報123の発話をするまでの広告動作実行回数(すなわち、広告動作を何回(例えば、5回)実行した後に、広告動作に関する対話情報123の発話するかという情報)、または、広告動作を実行時のユーザの表情や反応を示している。
【0091】
広告情報管理部105は、以上のような個人情報122のユーザの嗜好に対応する広告情報121を、広告情報提供サーバ3からネットワーク2を介して取得する。行動決定機構部103は、個人情報122の広告に対する許容性に基づいて、広告動作の回数を制御し、個人情報122のユーザの反応に基づいて、図11を参照して後述する広告動作に関する対話情報123の発話動作を実行する。そして、広告動作に関する対話情報123の発話動作に対応して取得されたユーザの行動決定機構部103は、入力音声を認識し、認識した情報に基づいて、広告情報管理部105を制御し、個人情報122の情報を更新させる。
【0092】
図11は、広告動作に関する対話情報123の詳細な構成例を示す。この広告動作に関する対話情報123は、外部メモリ75やネットワーク2を介して配信され、予め記憶されている。広告動作に関する対話情報123は、ユーザの個人情報122を更新するためにロボット1に発話させる対話情報(発話情報)により構成される。
【0093】
図11の例の場合、広告動作に関する対話情報123は、ロボット1が個人情報122の「ユーザの嗜好」を取得する場合の対話情報である「この広告は好きですか?」または「この種類の広告は今後も欲しいであるか?」を示す情報、ロボット1が個人情報122の「IDやメールアドレス」を取得する場合の対話情報である「メールアドレスを教えてください」または「ユーザIDとパスワードを教えてください」を示す情報、並びに、ロボット1が個人情報122の「広告に対する許容性」を取得する場合の対話情報である「もっと広告が見たいですか?」または、ロボット1が「広告に対する許容性」を取得する場合に監視するユーザのキーワード(例えば、広告は見たくない)を示す情報などにより構成される。
【0094】
したがって、行動決定機構部103は、広告動作に関する対話情報123に基づいて発話を実行し、この発話に対応するユーザの入力音声を、ユーザの個人情報122として、広告情報管理部105を制御し、広告ユーザ情報記憶部106に記憶(更新)させる。
【0095】
図7に戻って、行動決定機構部103は、センサ入力処理部101からの状態認識情報や、モデル記憶部102からの状態情報、時間経過等に基づいて、広告ユーザ情報記憶部106に記憶された各種情報を参照して、広告情報管理部105を制御し、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3とのデータ転送させたり、または、広告ユーザ情報記憶部106の情報を更新させる。
【0096】
また、行動決定機構部103は、センサ入力処理部101からの状態認識情報や、モデル記憶部102からの状態情報、時間経過等に基づいて、必要に応じて、テーブル記憶部104に記憶されたテーブル、または、広告ユーザ情報記憶部106に記憶された各種情報を参照して、次のロボット1の行動を決定し、決定された行動の内容を、行動指令情報として、姿勢遷移機構部107に送出する。
【0097】
すなわち、行動決定機構部103は、ロボット1がとり得る行動をステート(状態:state)に対応させた有限オートマトンを、ロボット1の行動を規定する行動モデルとして管理しており、この行動モデルとしての有限オートマトンにおけるステートを、センサ入力処理部101からの状態認識情報や、モデル記憶部102における感情モデル、本能モデル、または成長モデルの値、時間経過等に基づいて遷移させ、遷移後のステートに対応する行動を、次にとるべき行動として決定する。
【0098】
ここで、行動決定機構部103は、所定のトリガ(trigger)があったことを検出すると、ステートを遷移させる。即ち、行動決定機構部103は、例えば、現在のステートに対応する行動を実行している時間が所定時間に達したときや、特定の状態認識情報を受信したとき、モデル記憶部102から供給される状態情報が示す感情や、本能、成長の状態の値が所定の閾値以下または以上になったとき等に、ステートを遷移させる。
【0099】
なお、行動決定機構部103は、上述したように、センサ入力処理部101からの状態認識情報だけでなく、モデル記憶部102における感情モデルや、本能モデル、成長モデルの値等にも基づいて、行動モデルにおけるステートを遷移させることから、同一の状態認識情報が入力されても、感情モデルや、本能モデル、成長モデルの値(状態情報)によっては、ステートの遷移先は異なるものとなる。
【0100】
また、行動決定機構部103は、センサ入力処理部101からの状態認識情報や、モデル記憶部102からの状態情報、時間経過等に基づいて、必要に応じて、テーブル記憶部104に記憶されたテーブル、または、広告ユーザ情報記憶部106に記憶された各種情報(広告情報121、個人情報122、および広告動作に関する対話情報123)を参照して、次のロボット1の発話を決定し、決定された発話の内容も、行動指令情報として、音声合成部108に供給する。音声合成部108に供給される行動指令情報には、音声合成部108に生成させる合成音に対応するテキスト等が含まれる。
【0101】
そして、音声合成部108は、行動決定機構部103から行動指令情報を受信すると、その行動指令情報に含まれるテキストに基づき、合成音を生成し、スピーカ18に供給して出力させる。これにより、スピーカ18からは、例えば、「こんにちは」などのユーザへの挨拶、「質問していいですか?」などのユーザへの各種の要求、あるいは、「何ですか?」等のユーザの呼びかけに対する応答その他の音声出力が行われる。
【0102】
姿勢遷移機構部107は、行動決定機構部103から供給される行動指令情報に基づいて、ロボット1の姿勢を、現在の姿勢から次の姿勢に遷移させるための姿勢遷移情報を生成し、これをサブ制御部63A乃至63Dに送出する。
【0103】
図12は、広告情報提供サーバ3の構成を表している。図12において、CPU(Central Processing Unit)211は、ROM(Read Only Memory)212に記憶されているプログラム、または記憶部218からRAM(Random Access Memory)213にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM213にはまた、CPU211が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0104】
CPU211、ROM212およびRAM213は、バス214を介して相互に接続されている。このバス214にはまた、入出力インタフェース215も接続されている。
【0105】
入出力インタフェース215には、キーボード、マウスなどよりなる入力部26、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部217、ハードディスクなどより構成される記憶部218、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部219が接続されている。通信部219は、ネットワーク2を介しての通信処理を行う。
【0106】
入出力インタフェース215にはまた、必要に応じてドライブ220が接続され、磁気ディスク221、光ディスク222、光磁気ディスク223、或いは半導体メモリ224などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部218にインストールされる。
【0107】
図13は、記憶部218の構成例を示す。図13の例の場合、広告情報提供サーバ3の記憶部218は、ユーザの管理情報データベース(DB)231および広告情報データベース(DB)232により構成される。
【0108】
ユーザの管理情報データベース231は、ロボット1のユーザを管理するためのユーザIDとパスワードにより構成される。ユーザIDとパスワードは、例えば、広告情報121の広告の対象の購入の場合に、ロボット1から要求とともに送信されてくる。なお、このユーザIDおよびパスワードは、ロボット1が広告情報232を取得する際にも使用されるものとしてもよい。
【0109】
広告情報データベース232は、さまざまな種類の複数の広告情報により構成される。なお、広告情報は、図9を参照して上述した広告情報121と同様であるので、繰り返しになるためその説明を省略するが、広告情報データベース232の広告情報も、広告の種類、優先度、広告動作、広告順番、動作最適時間帯、反応キーワード、購入情報、詳細情報、フィードバック取得情報、および広告期間などにより構成される。そして、この広告情報データベース232は、広告情報提供サーバ3により随時更新される。
【0110】
次に、図14のフローチャートを参照して、ロボット1の広告情報取得処理について説明する。
【0111】
広告情報提供サーバ3は、常に広告情報データベース232の広告情報を更新して管理している。そこで、ロボット1の広告情報管理部105は、新しい広告情報を得るために、所定の時間間隔(例えば、1日おき)で、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3より広告情報121を取得している。
【0112】
広告情報管理部105は、ステップS1において、内蔵するクロックで計時動作を行って、予め設定されている所定の時間が経過するまで待機しており、所定の時間が経過したと判断した場合、ステップS2に進み、通信部76を制御し、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3にアクセスさせ、ステップS3に進む。広告情報管理部105は、ステップS3において、広告情報提供サーバ3の広告情報データベース232の中の広告情報(広告の種類)と、個人情報122(ユーザの嗜好)とを比較し、個人情報122のユーザの嗜好に対応する広告情報を選択し、ステップS4に進む。ステップS4において、広告情報管理部105は、通信部76を制御し、ユーザの嗜好に対応する広告情報を、ネットワーク2を介して、取得させ、広告情報121として広告ユーザ情報記憶部106に記憶させ、ステップS5に進む。
【0113】
ステップS5において、行動決定機構部103は、広告ユーザ情報記憶部106の広告情報121に基づいて、広告動作処理を実行し、ステップS6に進む。この広告動作処理については、図15のフローチャートを参照して後述する。
【0114】
ステップS6において、広告情報管理部105は、内蔵するクロックで計時動作を行って、広告情報121の広告期間が経過したか否かを判断し、広告情報121の広告期間が経過していないと判断した場合、ステップS5に戻り、それ以降の処理を繰り返す。ステップS6において、広告情報管理部105は、内蔵するクロックで計時動作を行って、広告情報121の広告期間が経過したと判断した場合、ステップS7に進み、広告期間が経過した広告情報121を、広告ユーザ情報記憶部106から消去する。
【0115】
以上のようにして、広告情報提供サーバ3から広告情報121が取得され、広告情報管理部105により管理される。なお、図14の例においては、ロボット1の広告情報管理部105が広告情報提供サーバ3に所定の間隔でアクセスし、広告情報121を取得するようにしたが、広告情報提供サーバ3が広告情報データベース232の広告情報を更新するたびに、ロボット1に送信するようにしてもよい。なお、その場合、広告情報管理部105は、個人情報212に対応する広告情報のみを選択して、広告ユーザ情報記憶部106に記憶する。
【0116】
次に、図15のフローチャートを参照して、図14のステップS5の広告動作処理を説明する。いまの場合、広告ユーザ情報記憶部106には、広告の種類が「映画」である広告情報121が記憶されているとする。
【0117】
ステップS21において、音声認識部101Aは、マイクロホン82から、音声の入力を受けるまで待機しており、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS22に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS23に進む。
【0118】
行動決定機構部103は、広告情報121の反応キーワード(いまの場合、反応キーワードが「退屈だな」である)を参照している。行動決定機構部103は、ステップS23において、音声認識部101Aから供給された音声認識結果に基づいて、音声認識部101Aが「退屈だな」という音声を認識したか否かを判断し、音声認識部101Aが「退屈だな」という音声を認識していないと判断した場合、ステップS24およびS25の処理をスキップし、図14のステップS6に戻る。すなわち、行動決定機構部103は、「退屈だな」という音声以外の別の音声認識結果が入力された場合、広告動作処理をせずに、認識された音声認識結果に対応した行動を行動指令情報として、姿勢遷移機構部105および音声合成部108に送出する。
【0119】
ステップS23において、音声認識部101Aが「退屈だな」という音声を認識したと判断された場合、行動決定機構部103は、ステップS24に進み、広告情報121の広告動作情報に基づいて、映画の広告動作処理を実行し、ステップS25に進む。
【0120】
具体的には、行動決定機構部103は、ロボット1の行動を規定する広告動作情報に合致した、ロボット1の行動を決定し、決定された行動の内容を、行動指令情報として、姿勢遷移機構部107に送出する。姿勢遷移機構部107は、アクチュエータA1乃至アクチュエータA14のうち、必要なものの制御情報を生成し、サブ制御部63A乃至サブ制御部63Dに供給して、アクチュエータA1乃至アクチュエータA14のうち対応するものを駆動させ、ロボット1に「映画」の広告をするための行動(例えば、ユーザの興味を引くような楽しい行動)を実行させる。
【0121】
また、同時に、行動決定機構部103は、ロボット1の発話を規定する広告発話情報に合致した、ロボット1の発話を決定し、ロボット1に、「映画」の広告に関する発話させるための行動指令情報を生成し、決定された発話の内容を、発話指令情報として、音声合成部108に送出する。音声合成部108は、姿勢遷移機構部105から発話指令情報を受信すると、その発話指令情報に含まれるテキストに基づき、合成音を生成し、スピーカ18に供給して出力させる。これにより、スピーカ72から、例えば、映画を広告するための「現在、シアターで○○映画を上映しています。○○映画は楽しいですよ」という音声が出力される。なお、このとき、スピーカ18より、歌や音楽などを出力させるようにしてもよい。
【0122】
ステップS25において、行動決定機構部103は、広告情報121を参照して、図16のフローチャートを参照して後述する広告補助動作処理を実行し、広告動作処理を終了し、図14のステップS6に戻る。
【0123】
以上のように、ユーザの「退屈だな」という入力音声に対応して、広告動作を実行するようにしたので、ユーザの退屈による不快感を広告により抑制することができ、広告の効果を向上できる。なお、図15のステップS22において、認識された音声の認識結果を、モデル記憶部102に出力し、感情モデルを用いて、ステップS23において、ユーザまたはロボット1がうれしいときを認識、判断して、広告動作を実行するようにしてもよい。
【0124】
次に、図16のフローチャートを参照して、図15のステップS25の広告補助動作処理について説明する。
【0125】
行動決定機構部103は、ステップS41において、広告情報121に購入情報があるか否かを判断し、広告情報121に購入情報があると判断した場合、広告の対象の購入が可能であると判断し、ステップS42に進み、図17のフローチャートを参照して後述する広告の対象の購入処理を実行し、ステップS43に進む。ステップS41において、広告情報121に購入情報がないと判断された場合、行動決定機構部103は、広告の対象の購入が可能ではないとし、ステップS42の処理をスキップし、ステップS43に進む。
【0126】
行動決定機構部103は、ステップS43において、広告情報121に詳細情報があるか否かを判断し、広告情報121に詳細情報があると判断した場合、広告情報提供サーバ3に広告の対象の詳細情報があると判断し、ステップS44に進み、図18のフローチャートを参照して後述する詳細情報取得処理を実行し、ステップS45に進む。ステップS43において、広告情報121に詳細情報がないと判断された場合、行動決定機構部103は、広告情報提供サーバ3に広告の対象の詳細情報がないと判断し、ステップS44の処理をスキップし、ステップS45に進む。
【0127】
行動決定機構部103は、ステップS45において、広告情報121にフィードバック取得情報があるか否かを判断し、広告情報121にフィードバック取得情報があると判断した場合、ステップS46に進み、図19のフローチャートを参照して後述するフィードバック処理を実行し、ステップS47に進む。ステップS45において、広告情報121にフィードバック取得情報がないと判断された場合、行動決定機構部103は、ステップS46の処理をスキップし、ステップS47に進む。
【0128】
行動決定機構部103は、個人情報122のユーザの反応に基づいて、ステップS47の判断を実行する。いまの場合、個人情報122のユーザの反応に、広告動作を5回実行したときに、広告動作に関する対話情報123を参照して、ユーザの反応を確認することが示されている。そこで、行動決定機構部103は、ステップS47において、広告情報121に基づいて、映画の広告動作を5回実行したか否かを判断する。映画の広告動作を5回実行したと判断した場合、ステップS48に進み、図20のフローチャートを参照して後述するユーザの反応確認処理を実行し、広告補助動作を終了し、図14のステップS6に戻る。ステップS48において、映画の広告動作を5回実行していないと判断された場合、または、映画の広告動作を6回以上実行したと判断された場合、行動決定機構部103は、ステップS48の処理をスキップし、広告補助動作を終了し、図14のステップS6に戻る。なお、ステップS47のユーザの反応確認処理を行う判断における広告動作の回数は、特に限定されないし、何度行うようにしてもよい。
【0129】
以上のようにして、広告動作を実行するだけでなく、広告補助動作として、広告の対象購入処理、広告の対象の詳細情報取得処理、およびフィードバック処理を実行することより、販売促進、広告品質の向上を図ることができる。さらに、ユーザの反応確認処理を実行することより、ロボット1のユーザに対応した広告動作能力(例えば、ユーザがどんなときに広告するとよいかを見極める能力)も向上する。
【0130】
なお、図16の例においては、広告の対象購入処理、広告の対象の詳細情報取得処理、フィードバック処理、およびユーザの反応確認処理を連続して実行するようにしたが、順番や処理数は、これに限定されない。
【0131】
次に、図17のフローチャートを参照して、図16のステップS42の広告の対象の購入処理を説明する。いまの場合、広告情報121の購入情報には、映画のチケットの価格と購入を促すための発話情報が記憶されている。
【0132】
行動決定機構部103は、広告情報121の購入情報を参照して、映画のチケットの価格とともに、音声合成部108を制御して、例えば、「この映画のチケットを買いますか」と言う音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS102に進む。ユーザは、「この映画のチケットを買いますか」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0133】
そこで、音声認識部101Aは、ステップS102において、マイクロホン82から、音声の入力を受けたか否かを判断し、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS103に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS104に進む。
【0134】
行動決定機構部103は、ステップS104において、音声認識部101Aから供給された音声認識結果に基づいて、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したか否かを判断し、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したと判断した場合、ステップS105に進み、広告情報管理部105を制御し、広告情報121に対応する映画のチケットの購入処理を実行させる。
【0135】
具体的には、広告情報管理部105は、行動決定機構部103からの広告情報121の映画のチケットの購入処理の指令を受けると、通信部76を制御し、広告情報121の購入情報に記載されている映画のシリアル番号および個人情報122のユーザ購入IDなどを、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に送信させる。これに対応して、広告情報提供サーバ3は、ユーザ管理データベース231を参照し、チケット購入に関する課金処理などのチケット購入処理を実行し、チケット購入完了などの通知を、ネットワーク2を介して、ロボット1に送信してくる。
【0136】
広告情報管理部105は、チケット購入完了などの通知を、ネットワーク2および通信部76を介して受信すると、行動決定機構部103に通知する。広告情報管理部105からのチケット購入完了の通知を受けると、行動決定機構部103は、ステップS106において、音声合成部108を制御して、例えば、「チケットが購入されました。○○へ取りに行ってください。」というチケット購入完了を知らせる音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、広告の対象購入処理を終了し、図16のステップS43に戻る。
【0137】
一方、ステップS102において、マイクロホン82から、音声の入力を受けていないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS103乃至S105の処理をスキップし、広告の対象の購入処理を終了し、図16のステップS43に戻る。また、ステップS104において、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識していないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS105およびS106の処理をスキップし、広告の対象の購入処理を終了し、図16のステップS43に戻る。
【0138】
以上のようにして、ロボット1に広告動作および広告発話をさせた後、すぐに、その広告の対象の購入を促すことができるので、ユーザの購買意欲を促進させることができる。
【0139】
次に、図18のフローチャートを参照して、図16のステップS44の詳細情報取得処理を説明する。いまの場合、広告情報121の詳細情報には、広告情報提供サーバ3に映画の詳細情報があるという情報と、映画の詳細情報取得を促すための発話情報が記憶されている。
【0140】
行動決定機構部103は、ステップS121において、広告情報121の詳細情報を参照して、音声合成部108を制御して、例えば、「この映画についての詳しい情報が欲しいですか」と言う音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS122に進む。ユーザは、「この映画についての詳しい情報が欲しいですか」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0141】
そこで、音声認識部101Aは、ステップS122において、マイクロホン82から、音声の入力を受けたか否かを判断し、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS123に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS124に進む。
【0142】
行動決定機構部103は、ステップS124において、音声認識部101Aから供給された音声認識結果に基づいて、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したか否かを判断し、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したと判断した場合、ステップS125に進み、広告情報管理部105を制御し、広告情報121に対応する映画の詳細情報を要求させ、詳細情報取得処理を終了し、図16のステップS45に戻る。
【0143】
具体的には、広告情報管理部105は、行動決定機構部103からの広告情報121の映画の詳細情報の要求処理の指令を受けると、通信部76を制御し、広告情報121の購入情報に記載されている映画のシリアル番号および個人情報122のメールアドレスなどを、およびネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に送信させる。これに対応して、広告情報提供サーバ3は、要求された映画の詳細情報を、ロボット1のユーザのメールアドレス宛に送信する。これにより、ユーザは、自分宛のメールを確認することにより、すぐに映画の詳細情報を取得することができる。なお、いまの場合、メールに詳細情報を送信するようにしたが、広告情報提供サーバ3から直接ロボット1に詳細情報を送信し、送信された詳細情報をロボット1に発話させるようにしてもよい。
【0144】
一方、ステップS122において、マイクロホン82から、音声の入力を受けていないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS123乃至S125の処理をスキップし、詳細情報取得処理を終了し、図16のステップS45に戻る。また、ステップS124において、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識していないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS125の処理をスキップし、詳細情報取得処理処理を終了し、図16のステップS45に戻る。
【0145】
以上のようにして、ロボット1に広告動作および広告発話をさせた後、すぐに、その広告の対象の詳細情報を取得することができるので、広告の対象に対するユーザの興味を促進させることができる。
【0146】
次に、図19のフローチャートを参照して、図16のステップS46のフィードバック処理を説明する。いまの場合、広告情報121のフィードバック取得情報には、ユーザから映画のフィードバック情報を取得するための発話情報が記憶されている。
【0147】
行動決定機構部103は、ステップS141において、広告情報121のフィードバック取得情報を参照して、音声合成部108を制御して、例えば、「この広告は好きですか?」と言う音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS142に進む。ユーザは、「この広告は好きですか?」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0148】
そこで、音声認識部101Aは、ステップS142において、マイクロホン82から、音声の入力を受けたか否かを判断し、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS143に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS144に進む。
【0149】
行動決定機構部103は、ステップS144において、音声認識部101Aから供給された音声認識結果に基づいて、音声認識部101Aが「はい」または「いいえ」という音声を認識したか否かを判断し、音声認識部101Aが「はい」または「いいえ」という音声を認識したと判断した場合、ステップS145に進み、広告情報管理部105を制御し、音声認識結果に基づいた、広告情報121の広告動作に対するフィードバック情報(ロボット1のユーザが広告情報121の広告動作が好きである、または嫌いであるという情報)を、広告情報提供サーバ3に送信させ、フィードバック処理を終了し、図16のステップS47に戻る。
【0150】
具体的には、広告情報管理部105は、行動決定機構部103からのフィードバック情報の送信処理の指令を受けると、通信部76を制御し、音声認識結果に基づいたフィードバック情報(ロボット1のユーザが広告情報121の広告動作が好きである、または嫌いであるという情報)を、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に送信させる。広告情報提供サーバ3は、ロボット1からフィードバック情報を受信し、受信したフィードバック情報を、広告情報121の広告を登録した広告依頼者に対して提供する。これにより、広告依頼者は、その広告に対してのユーザの反応を取得することができ、ユーザの反応のよい広告を作成することができる。なお、いまの場合、広告そのものに対するユーザの反応をフィードバック情報としたが、広告の対象(例えば、映画や飲み物)などについてのユーザの反応をフィードバック情報として取得するようにしてもよい。
【0151】
一方、ステップS142において、マイクロホン82から、音声の入力を受けていないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS143乃至S145の処理をスキップし、詳細情報取得処理を終了し、図16のステップS47に戻る。また、ステップS124において、音声認識部101Aが「はい」または「いいえ」という音声を認識していないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS145の処理をスキップし、詳細情報取得処理処理を終了し、図16のステップS47に戻る。
【0152】
以上のようにして、ロボット1に広告動作および広告発話をさせた後、すぐに、その広告、または、広告の対象に対するユーザの反応をフィードバック情報として取得し、広告に対するユーザの反応を反映することができるので、広告の品質の向上、または、広告の対象自体の品質の向上、販売促進を図ることができる。
【0153】
次に、図20のフローチャートを参照して、図16のステップS48のユーザの反応確認処理を説明する。いまの場合、広告動作に関する対話情報123には、ユーザの嗜好を取得するための発話情報が記憶されている。
【0154】
行動決定機構部103は、ステップS161において、広告動作に関する対話情報123を参照して、音声合成部108を制御して、例えば、「今後も映画に対応する広告情報が欲しいですか?」と言う音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS162に進む。ユーザは、「今後も映画に対応する広告情報が欲しいですか?」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0155】
そこで、音声認識部101Aは、ステップS162において、マイクロホン82から、音声の入力を受けたか否かを判断し、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS163に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS164に進む。
【0156】
行動決定機構部103は、ステップS164において、音声認識部101Aから供給された音声認識結果に基づいて、音声認識部101Aが「はい」または「いいえ」という音声を認識したか否かを判断し、音声認識部101Aが「はい」または「いいえ」という音声を認識したと判断した場合、ステップS165に進み、広告情報管理部105を制御し、その音声認識の結果を、ユーザ情報121のユーザの嗜好に記憶させ、反応確認処理を終了し、図14のステップS6に戻る。
【0157】
具体的には、広告情報管理部105は、行動決定機構部103から受け取った音声認識の結果が「はい」だった場合、ユーザ情報121のユーザの嗜好に、映画が好きであることを記憶する。一方、広告情報管理部105は、行動決定機構部103から受け取った音声認識の結果が「いいえ」だった場合、ユーザ情報121のユーザの嗜好に、映画が好きではない(嫌い)であることを記憶する。このようにして、ユーザ情報が更新されるので、常にユーザの興味関心に応じた広告情報を広告情報取得サーバ3から取得できる。
【0158】
一方、ステップS162において、マイクロホン82から、音声の入力を受けていないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS163乃至S165の処理をスキップし、詳細情報取得処理を終了し、図14のステップS6に戻る。また、ステップS164において、音声認識部101Aが「はい」または「いいえ」という音声を認識していないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS165の処理をスキップし、詳細情報取得処理処理を終了し、図14のステップS6に戻る。
【0159】
以上のようにして、ロボット1に広告動作および広告発話をさせた後、すぐに、広告に対するユーザの反応をユーザ情報に反映することができるので、広告に対するユーザの反応を考慮した広告を取得することができる。なお、図20の例においては、ユーザの嗜好に対してのユーザの反応を確認するようにしたが、例えば、ロボット1に広告動作および広告発話をさせた後に、広告動作に関する対話情報123の広告に対する許容性を参照して、ユーザの「広告は見たくない」などの入力音声を監視するようにして、ユーザの広告に対する許容性(1日に何度広告を見せてもよいかなど)を確認し、個人情報122を更新するようにしてもよい。これにより、ロボット1は、広告に対してユーザが不快を感じないように、広告動作を行うことができるので、広告に対するユーザの好感度が増し、広告の効果が向上する。
【0160】
次に、図21のフローチャートを参照して、図14のステップS5の広告動作処理の他の例を説明する。いまの場合、行動決定機構部103は、広告情報121の動作最適時間帯(いまの場合、20時乃至21時)を参照している。
【0161】
行動決定機構部103は、ステップS181において、内蔵するクロックに基づいて、予め設定されている所定の時間帯であると判断するまで待機しており、予め設定されている所定の時間帯(いまの場合、20時乃至21時)でないと判断した場合、行動決定機構部103は、ステップS182に進み、広告情報121の広告動作情報に基づいて、映画の広告動作処理を実行し、ステップS183に進み、ステップS183において、広告補助動作処理を実行する。なお、ステップS182およびS183の処理は、図15のステップS24およびS25の処理と同様の処理を行うため、その説明は繰り返しになるので省略する。
【0162】
以上のように、広告情報121の動作最適時間帯に基づいて、ロボット1の広告動作を実行させることもできる。なお、上記説明において、内蔵するクロックに基づいて、所定の時間帯を判断するようにしたが、所定の時刻を判断するようにしてもよい。
【0163】
次に、図22を参照して、図16のステップS46のフィードバック処理の他の例を説明する。いまの場合、広告情報121の広告の対象は、清涼飲料水であり、フィードバック取得情報には、清涼飲料水のフィードバック情報を取得するための発話情報が記憶されている。
【0164】
行動決定機構部103は、ステップS201において、広告情報121のフィードバック取得情報を参照して、音声合成部108を制御して、例えば、「この広告についての質問に答えてもらえますか?」という音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS202に進む。ユーザは、「この広告についての質問に答えてもらえますか?」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0165】
そこで、音声認識部101Aは、ステップS202において、マイクロホン82から、音声の入力を受けたか否かを判断し、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS203に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS204に進む。
【0166】
行動決定機構部103は、ステップS204において、音声認識部101Aから供給された音声認識結果に基づいて、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したか否かを判断し、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したと判断した場合、ステップS205に進み、さらに、広告情報121のフィードバック取得情報に基づいて、図23を参照して後述する質問対話処理を実行し、フィードバック処理を終了し、図16のステップS47に戻る。
【0167】
一方、ステップS202において、マイクロホン82から、音声の入力を受けていないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS203乃至S205の処理をスキップし、フィードバック処理を終了し、図16のステップS47に戻る。また、ステップS204において、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識していないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS205の処理をスキップし、フードバック処理処理を終了し、図16のステップS47に戻る。
【0168】
次に、図23のフローチャートを参照して、図22のステップS205の質問対話処理を説明する。
【0169】
行動決定機構部103は、ステップS221において、広告情報121のフィードバック取得情報を参照して、音声合成部108を制御して、例えば、「この清涼飲料水を飲んだことがありますか?」という音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS222に進む。ユーザは、「この清涼飲料水を飲んだことがありますか?」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0170】
そこで、音声認識部101Aは、ステップS222において、マイクロホン82から、音声の入力を受けたか否かを判断し、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS223に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS224に進む。
【0171】
行動決定機構部103は、ステップS224において、音声認識部101Aから供給された音声認識結果に基づいて、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したか否かを判断し、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識したと判断した場合、ステップS225に進み、広告情報121のフィードバック取得情報を参照して、音声合成部108を制御して、例えば、「この清涼飲料水を飲んだことがありますか?」という音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS227に進む。ユーザは、「この清涼飲料水を飲んだことがありますか?」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0172】
一方、ステップS224において、音声認識部101Aが「はい」という音声を認識していないと判断した場合、ステップS225に進み、広告情報121のフィードバック取得情報を参照して、音声合成部108を制御して、例えば、「このような種類の飲み物は好きですか?」という音声を合成させ、スピーカ72から出力、すなわち、発話させて、ステップS227に進む。ユーザは、「このような種類の飲み物は好きですか?」というロボット1の発話に対応して応答する。
【0173】
音声認識部101Aは、ステップS227において、マイクロホン82から、音声の入力を受けたか否かを判断し、マイクロホン82から、音声の入力を受けたと判断した場合、ステップS228に進み、入力音声に対して、音声認識処理を実行し、認識された音声認識結果を、行動決定機構部103、および、必要に応じて、モデル記憶部102に出力し、ステップS229に進む。ステップS227において、マイクロホン82から、音声の入力を受けていないと判断した場合、ステップS228の処理はスキップされ、処理は、ステップS229に進む。
【0174】
ステップS229において、行動決定機構部103は、広告情報管理部105を制御し、ステップS223およびS228における音声認識処理の結果をすべて、広告情報121のフィードバック情報として、広告情報提供サーバ3に送信させ、フィードバック処理を終了させ、図16のステップS47に戻る。
【0175】
具体的には、広告情報管理部105は、行動決定機構部103からのフィードバック情報の送信処理の指令を受けると、通信部76を制御し、フィードバック情報を、ネットワーク2を介して、広告情報提供サーバ3に送信させる。広告情報提供サーバ3は、ロボット1からフィードバック情報を受信し、受信したフィードバック情報を、広告情報121の広告を登録した広告依頼者に対して提供する。これにより、広告依頼者は、その広告に対してのユーザの反応を取得することができ、ユーザの反応のよい広告を作成することができる。
【0176】
一方、ステップS222において、マイクロホン82から、音声の入力を受けていないと判断された場合、広告情報管理部105は、ステップS223乃至S229の処理をスキップし、フィードバック処理を終了し、図16のステップS47に戻る。
【0177】
以上のようにして、ロボット1に広告動作および広告発話をさせた後、すぐに、広告そのもの、または、広告の対象に対する複数の質問(発話)を行い、それに対するユーザの反応をフィードバック情報として取得することができるので、広告そのもの、または、広告の対象に対するユーザの反応を、広告そのもの、または、広告の対象に反映させることができる。
【0178】
以上のように、ユーザの嗜好に応じた広告情報だけを取得し、ユーザの状態を考慮して、広告動作をするようにしたので、広告の効果を向上させ、広告によってユーザが不快感を与えられることを抑制することができる。
【0179】
また、ロボット1に広告動作および広告発話だけでなく、広告補助動作として、広告の対象の購入処理、詳細情報取得処理、または、フィードバック情報取得処理を実行させるようにしたので、広告の対象の販促を促進させ、広告そのもの、または、広告の対象の品質向上を図ることができる。
【0180】
さらに、広告に対するユーザの意見を取得し、ロボット1の個人情報を更新するようにしたので、ロボット1の広告動作を、さらに、ユーザに対応させたものにすることができる。
【0181】
また、上述した一連の処理は、ソフトウェアにより実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0182】
この記録媒体は、図24に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク331(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク332(CD−ROM(Compact Disk−Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク333(MD(Mini−Disk)(商標)を含む)、もしくは半導体メモリ334などよりなるパッケージメディアなどにより構成される。
【0183】
例えば、パーソナルコンピュータ301に、本発明を適用したロボット1制御装置としての動作を実行させるロボット1制御処理プログラムは、磁気ディスク331(フロッピディスクを含む)、光ディスク332(CD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク333(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ334に格納された状態でパーソナルコンピュータ301に供給され、ドライブ320によって読み出されて、記憶部318に内蔵されるハードディスクドライブにインストールされる。記憶部318にインストールされた音声処理プログラムは、入力部317に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU311の指令によって、記憶部318からRAM313にロードされて実行される。
【0184】
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0185】
なお、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0186】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、広告に対するユーザの好感度を向上し、広告の効果を向上することができる。また、本発明によれば、広告の対象の販売促進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報提供システムの構成例を示す図である。
【図2】図1のロボットの外観構成を示す斜視図である。
【図3】図1のロボットの外観構成を示す、背後側の斜視図である。
【図4】図1のロボットについて説明するための略線図である。
【図5】図1のロボットの内部構成を示すブロック図である。
【図6】図1のロボットの制御に関する部分を主に説明するためのブロック図である。
【図7】図6のメイン制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】図7の広告ユーザ情報記憶部の構成を示すブロック図である。
【図9】図8の広告情報を説明する図である。
【図10】図8の個人情報を説明する図である。
【図11】図8の広告動作に関する対話情報を説明する図である。
【図12】図1の広告情報提供サーバの構成例を示すブロック図である。
【図13】図12の記憶部の構成例を示すブロック図である。
【図14】図1のロボットの広告情報取得処理を説明するフローチャートである。
【図15】図14のステップS5の広告動作処理を説明するフローチャートである。
【図16】図15のステップS25の広告補助動作処理を説明するフローチャートである。
【図17】図16のステップS42の広告の対象の購入処理を説明するフローチャートである。
【図18】図16のステップS44の詳細情報取得処理を説明するフローチャートである。
【図19】図16のステップS46のフィードバック処理を説明するフローチャートである。
【図20】図16のステップS48の反応確認処理を説明するフローチャートである。
【図21】図14のステップS5の広告動作処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図22】図16のステップS46のフィードバック処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図23】図22のステップS205の質問対話処理を説明するフローチャートである。
【図24】本発明を適用したコンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1−1,1−2 ロボット,2 ネットワーク,3 広告情報提供サーバ,61 メイン制御部,63 サブ制御部,72 スピーカ,76 通信部,82 マイクロホン,101 センサ入力処理部,101A 音声認識部,103 行動決定機構部,104 テーブル記憶部,105 広告情報管理部,106 広告ユーザ情報記憶部,107 姿勢遷移機構部,108 音声合成部,121 広告情報,122 個人情報,123 広告動作に関する対話情報,218 記憶部,232 広告情報DB
Claims (10)
- ロボットの動作を制御するロボット制御装置において、
ユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報に対応する前記動作情報を選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得手段と、
連続する入力音声を認識する音声認識手段と、
前記音声認識手段により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断手段と、
前記入力判断手段により前記入力音声が認識されたと判断された場合、前記取得手段により取得された前記動作情報に基づいて、前記ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御手段と
を備えることを特徴とするロボット制御装置。 - 現在時刻が設定時刻になったか否かを判断する時刻判断手段をさらに備え、
前記時刻判断手段により前記現在時刻が前記設定時刻になったと判断された場合、前記広告動作手段は、前記ロボットが前記広告動作を実行するように制御する
ことを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記ロボットが広告動作として運動するように、前記ロボットを駆動する駆動手段と、
前記ロボットが前記広告動作として広告発話するように、音声を合成し、出力する音声出力手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記ロボットが前記広告動作を実行した場合、前記広告動作の対象が購入可能であるか否かを判断する購入判断手段と、
前記購入判断手段により前記広告動作の対象が購入可能であると判断された場合、前記動作情報に基づいて、前記ロボットが前記対象の購入に関する動作をするように制御する購入動作制御手段と、
前記購入動作制御手段により制御された前記ロボットの動作に基づいて入力される入力音声に応じて、前記ネットワークを介して前記情報提供装置に、前記対象の購入を要求する要求手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記ロボットが前記広告動作を実行した場合、前記情報提供装置に前記広告動作の対象の詳細情報があるか否かを判断する詳細情報判断手段と、
前記詳細情報判断手段により前記情報提供装置に前記広告動作の前記対象の詳細情報があると判断された場合、前記動作情報に基づいて、前記ロボットが前記対象の前記詳細情報に関する動作をするように制御する詳細情報動作制御手段と、
前記詳細情報動作制御手段により制御された前記ロボットの動作に基づいて入力される入力音声に応じて、前記ネットワークを介して前記情報提供装置に、前記対象の詳細情報を要求する要求手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記ロボットが前記広告動作を実行した場合、前記広告動作に対するユーザの音声入力を前記情報提供装置に送信するか否かを判断する送信判断手段と、
前記送信判断手段により前記ユーザの音声入力を送信すると判断された場合、前記動作情報に基づいて、前記ロボットが前記送信に関する動作をするように制御する送信動作制御手段と、
前記送信動作制御手段により制御された前記ロボットの送信動作に基づいて入力される入力音声に応じて、前記ネットワークを介して前記情報提供装置に、前記ユーザの音声入力を送信する送信手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。 - 前記ロボットが前記広告動作を実行した場合、前記ロボットの前記広告動作が、予め設定された回数実行されたか否かを判断する回数判断手段と、
前記回数判断手段により前記ロボットの前記広告動作が、予め設定された回数実行されたと判断された場合、前記動作情報に基づいて、前記ロボットが前記回数に関する動作をするように制御する回数動作制御手段と、
前記回数動作制御手段により制御された前記ロボットの前記回数動作に基づいて入力される入力音声に応じて、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記ユーザ情報を更新する更新手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のロボット制御装置。 - ロボットの動作を制御するロボット制御装置のロボット制御方法において、
前記ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する前記動作情報を選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得ステップと、
連続する入力音声を認識する音声認識ステップと、
前記音声認識ステップの処理により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断ステップと、
前記入力判断ステップの処理により前記入力音声が認識されたと判断された場合、前記取得ステップの処理により取得された前記動作情報に基づいて、前記ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御ステップと
を含むことを特徴とするロボット制御方法。 - ロボットの動作を制御するロボット制御装置のプログラムであって、
前記ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する前記動作情報を選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得ステップと、
連続する入力音声を認識する音声認識ステップと、
前記音声認識ステップの処理により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断ステップと、
前記入力判断ステップの処理により前記入力音声が認識されたと判断された場合、前記取得ステップの処理により取得された前記動作情報に基づいて、前記ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御ステップと
を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。 - ロボットの動作を制御する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記ロボットに広告動作を実行させるための動作情報の中から、メモリに記憶されているユーザ情報に対応する前記動作情報を選択する選択ステップと、
前記選択ステップの処理により選択された前記動作情報を、ネットワークを介して情報提供装置から取得する取得ステップと、
連続する入力音声を認識する音声認識ステップと、
前記音声認識ステップの処理により入力音声が認識されたか否かを判断する入力判断ステップと、
前記入力判断ステップの処理により前記入力音声が認識されたと判断された場合、前記取得ステップの処理により取得された前記動作情報に基づいて、前記ロボットが広告動作を実行するように制御する広告動作制御ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
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