JP2015197689A - 販売支援システム - Google Patents

販売支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015197689A
JP2015197689A JP2014073530A JP2014073530A JP2015197689A JP 2015197689 A JP2015197689 A JP 2015197689A JP 2014073530 A JP2014073530 A JP 2014073530A JP 2014073530 A JP2014073530 A JP 2014073530A JP 2015197689 A JP2015197689 A JP 2015197689A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
store
flow line
unit
advertisement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014073530A
Other languages
English (en)
Inventor
隈元 玄
Gen Kumamoto
玄 隈元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2014073530A priority Critical patent/JP2015197689A/ja
Publication of JP2015197689A publication Critical patent/JP2015197689A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】入店者が関心を示す対象についての顧客状態に応じて販売促進活動を支援することができる販売支援システムを提供する。
【解決手段】位置特定部18は、入店者90の店ASでの位置を特定し、店AS内の所定エリア、例えば第2ゲーム機器エリアAr9に入店者90が滞在している時間をカウントする。記憶部21は、位置特定部18が位置を特定している入店者90の滞在時間を記憶する。動線解析部23及び広告配信部24は、位置特定部18が位置を特定している入店者90に対して、記憶部21に記憶されている所定エリアでの滞在時間の長さに基づいて入店者90の顧客状態を推定し、推定結果に応じた内容の販売促進情報である広告データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、店内に入店した入店者に対する販売活動を支援する販売支援システムに関する。
近年、百貨店、スーパーマーケット及び商店街などの商品やサービスを提供する店舗において、情報端末を設置して表示と通信にデジタル技術を活用し、広告映像と広告情報を顧客に提示する宣伝活動が行なわれている。
例えば、特許文献1(特開2012-203479号公報)には、商品又は商品の陳列棚に配置されている無線タグから売場内の顧客の無線通信装置により商品識別情報を読み出し、商品棚に立ち寄って購買した購買商品について優良会員が次に購入する後続購買商品を提示して優良会員と同じ動線に顧客を誘導して購買行動を促す販売支援システムが開示されている。
また、特許文献2(特開2007−66108号公報)には、カートにカート端末装置を設置して店舗内のカートの位置を把握し、カートの近傍にある売り場に陳列された商品に関連するコンテンツをリアルタイムに表示する販売支援システムが開示されている。
上述の特許文献1に記載されているように過去の顧客に関するデータに基づいて商品広告を行なう場合、又は特許文献2に記載されているように商品との位置関係に基づいて商品広告を行なう場合には、購入を検討している最中の入店者が関心を示す対象及びその対象に対する顧客状態を推定することが難しく、入店者が関心を示す対象及びその対象に対する顧客状態に応じた販売促進活動が難しかった。
本発明の課題は、入店者が関心を示す対象についての顧客状態に応じて販売促進活動を支援することができる販売支援システムを提供することである。
本発明の第1観点に係る販売支援システムは、特定の入店者の店内での位置を特定し、店内の所定エリアに入店者が滞在している時間をカウントする位置特定部と、位置特定部が位置を特定している入店者が所定エリアに滞在している時間を記憶する記憶部と、位置特定部が位置を特定している入店者に対して、記憶部に記憶されている所定エリアでの滞在時間の長さに基づいて入店者の顧客状態を推定し、推定結果に応じた内容の販売促進情報を生成する生成部とを備える。
第1観点に係る販売支援システムにおいては、所定エリアに滞在している滞在時間に応じて生成部が顧客状態を推定し、推定結果に応じた内容の販売促進情報を入店者のために生成するので、顧客状態にあわせて異なる内容の販売促進情報を使って販売促進活動を行なうことができる。
本発明の第2観点に係る販売支援システムは、第1観点の販売支援システムにおいて、生成部は、所定エリアでの滞在時間の長さに応じて販売促進情報の内容を変更する、ものである。
第2観点に係る販売支援システムにおいては、所定エリアでの滞在時間の長さに応じて内容が変更されることによって生成部では内容の異なる複数種類の販売促進情報が生成されるので、滞在時間の長さに応じて内容が異なる複数種類の販売促進情報を用いて、顧客状態に応じて異なる角度から入店者に向けて販売促進のアプローチができる。
本発明の第3観点に係る販売支援システムは、第1観点又は第2観点の販売支援システムにおいて、位置特定部は、入店者が携帯する携帯情報端末と通信可能に構成され、生成部は、販売促進情報として、位置特定部を介して携帯情報端末に配信する広告データを所定エリアでの滞在時間の長さに応じて生成する、ものである。
第3観点に係る販売支援システムにおいては、所定エリアの滞在時間の長さに応じて異なる広告データが生成部で生成され、入店者の携帯情報端末には位置特定部を介して所定エリアの滞在時間の長さに応じて異なる広告データが配信されるので、所定エリアの商品やサービスに対する入店者の欲求や嗜好に相応しい広告を入店者に見せることができる。
本発明の第4観点に係る販売支援システムは、第1観点から第3観点のいずれかの販売支援システムにおいて、入店者の位置情報を位置特定部から受信するとともに生成部で生成される販売促進情報を受信し、販売促進情報とともに入店者を識別する識別情報を提示する店員用情報端末をさらに備える、ものである。
第4観点に係る販売支援システムにおいては、店員用情報端末によって店員に販売促進情報とともに入店者の識別情報が提示されるので、店員用情報端末を用いて識別される入店者に対して店員が顧客状態に応じた販売促進情報に基づいた販売活動を行なうことができる。
本発明の第5観点に係る販売支援システムは、第1観点から第4観点のいずれかの販売支援システムにおいて、生成部は、入店者の顧客状態の推定に、所定エリアでの滞在時間の長さに加えて所定エリアでの入店者の移動速度及び停止回数のうちの少なくとも一方についての情報を用いる、ものである。
第5観点に係る販売支援システムにおいては、生成部における入店者の顧客状態の推定に入店者の移動速度及び/又は停止回数についての情報を加えることで、所定エリアでの滞在時間の長さのみで顧客状態を推定する場合に比べて顧客状態の推定精度が向上する。
本発明の第6観点に係る販売支援システムは、第1観点から第5観点のいずれかの販売支援システムにおいて、位置特定部は、所定エリアの周囲にある周囲エリアと所定エリアとの間を入店者が移動するエリア間移動を特定可能に構成され、生成部は、入店者の顧客状態の推定に、所定エリアでの滞在時間の長さに加えてエリア間移動についての情報を用いる、ものである。
第6観点に係る販売支援システムにおいては、生成部における入店者の顧客状態の推定に入店者のエリア間移動についての情報を加えることで、所定エリアでの滞在時間の長さのみで顧客状態を推定する場合に比べて顧客状態の推定精度が向上する。
本発明の第1観点に係る販売支援システムでは、入店者が関心を示す対象についての顧客状態に応じて販売促進活動を支援することができる。
本発明の第2観点に係る販売支援システムでは、顧客状態に応じて販売促進のアプローチの仕方を変えて入店者の購買意欲を刺激する効果を高めることができる。
本発明の第3観点に係る販売支援システムでは、所定エリアでの滞在時間の長さに応じて異なる広告を行うと、所定エリアでの滞在時間の長さに無関係に広告を行なう場合に比べて入店者の購買意欲を刺激する効果を高めることができる。
本発明の第4観点に係る販売支援システムでは、店員が店員用情報端末を用いて入店者の顧客状態に応じた販売活動を行うことができ、売り上げを向上させ易くなる。
本発明の第5観点に係る販売支援システムでは、顧客状態の推定精度の向上によって特定の入店者の欲求や嗜好に十分に合わせた販売促進活動を行なうことができる。
本発明の第6観点に係る販売支援システムでは、顧客状態の推定精度の向上によって特定の入店者の欲求や嗜好に十分に合わせた販売促進活動を行なうことができるようになる。
本発明の第1実施形態に係る販売支援システムの構成を示すブロック図。 店内スペースにおける販売支援の一例を説明するための概念図。 第1実施形態に係る販売支援システムの動作の一例を示すフローチャート。 第1実施形態に係る販売支援システムの動作の一例を説明するための機能ブロック図。 第2実施形態に係る販売支援システムの動作の一例を示すフローチャート。 第2実施形態に係る販売支援システムの動作の一例を説明するための機能ブロック図。 第2実施形態に係る販売支援システムの動作の具体例を説明するためのタイムチャート。
<第1実施形態>
(1)全体構成
図1に示されているように、本発明の第1実施形態に係る販売支援システム10が支援する店の店内スペースSSには、小売店売場スペースのように店内スペースSSに複数種類の販売エリアが存在する。販売支援システム10が販売支援する店内スペースSSは、屋内に限られるものではなく、屋外であってもよい。また、店内スペースSSは、2次元平面に店が存在する場合だけでなく、大型ショッピングモールなどの建物の各階に多数の店が存在するような3次元空間であってもよい。しかし、以下では説明を分かり易くするために、店内スペースとして、図2に示されているような2次元平面の店内スペースSSに多数の販売エリアが存在する店を例に挙げている。ここで例に挙げている店は、家庭電化製品を販売する店ASである。この店ASの店内スペースSSは、この店ASの商品が属する2つのカテゴリがそれぞれ展示されている家電エリアARaと玩具エリアARbに別れている。
家電エリアARaと玩具エリアARbは、それぞれ同じ商品グループに属する商品が展示されているグループエリアに分かれている。家電エリアARaは、白物家電が展示されている白物家電グループエリアGa1と、趣味及び娯楽に供されるパーソナルコンピュータ関連機器(以下、PC機器という)、オーディオビジュアル機器(以下、AV機器という)及び情報機器(以下、AO機器という)が展示されている趣味グループエリアGa2と、携帯電話機が展示されている携帯電話機グループエリアGa3とに区画されている。玩具エリアARbは、ゲーム機器が展示されているゲーム機器グループエリアGa4と、プラスチック模型が展示されているプラスチック模型グループエリアGa5とに区画されている。
上述の白物家電グループエリアGa1などの各グループエリアは、商品グループがさらに細分類された特定の商品の展示される品種エリアに分かれている。白物家電グループエリアGa1は、エアーコンディショナー及び空気清浄機などの空調機器が展示されている空調機器エリアAr1と、洗濯機が展示されている洗濯機エリアAr2と、冷蔵庫が展示されている冷蔵庫エリアAr3とに区画されている。趣味グループエリアGa2は、PC機器が展示されているPC機器エリアAr4と、AV機器が展示されているAV機器エリアAr5と、AO機器が展示されているAO機器エリアAr6とに区画されている。携帯電話機グループエリアGa3には、携帯電話機しか展示されておらず、携帯電話機グループエリアGa3が携帯電話機エリアAr7でもある。ゲーム機器グループエリアGa4は、第1ゲーム機器メーカー、第2ゲーム機器メーカー及び第3ゲーム機器メーカーのゲーム機がそれぞれ展示されている第1ゲーム機器エリアAr8、第2ゲーム機器エリアAr9及び第3ゲーム機器エリアAr10に区画されている。また、プラスチック模型グループエリアGa5は、船舶のプラスチック模型が展示されている船舶模型エリアAr11と、飛行機のプラスチック模型が展示されている航空模型エリアAr12とに区画されている。
販売支援システム10は、システム全体を管理・運営するためのセンター11と、センター11とシステム各部とを結ぶためのネットワーク12と、ネットワーク12に接続されている情報処理装置13と、情報処理装置13に接続されている空調室内機14のネットワークと、空調室内機14のネットワークに接続されている複数の無線アクセスポイント15と、情報処理装置13との間で双方向の通信が可能な携帯情報端末16と、情報処理装置13からデータを受信可能な店員用情報端末17とを備えている。携帯情報端末16の例としては、スマートフォン及びモバイルコンピュータなどの携帯情報端末が挙げられる。販売支援システム10の情報処理装置13は、入店者90が持つ携帯情報端末16の顧客識別情報(以下顧客IDという)50と、店内スペースSS内における入店者90の位置を示す顧客位置情報51と、入店者90の入店時間情報52と、顧客に関するデータを格納している顧客情報データベース53と、エリアの階層定義などの商品の配置情報に関するデータを格納しているエリア定義データベース54と、店内スペースSSのレイアウトに関するレイアウトデータを格納しているレイアウトデータベース55と、各店の広告に関するデータを格納している広告データベース56とを使用することができる。顧客ID情報50と顧客位置情報51と入店時間情報52と顧客情報データベース53とエリア定義データベース54とレイアウトデータベース55と広告データベース56は、情報処理装置13の記憶部21に記憶されている。
(2)詳細構成
(2−1)情報処理装置
情報処理装置13は、上述の記憶部21以外に、動線データ作成部20と動線検出部22と動線解析部23と広告配信部24とを備えている。また、動線データ作成部20と携帯情報端末16と無線アクセスポイント15とは、互いに協働することにより、特定の入店者90の店内スペースSSでの位置を特定する位置特定部18を構成している。位置特定部18は、特定の入店者90が所持している携帯情報端末16に対して顧客IDを対応させて入店者90を特定する機能、入店者90の入店時間を計測する機能、及びエリア定義データベース54とレイアウトデータベース55とを用いて入店者90の現在滞在している各階層のエリアを特定して各階層のエリアでの滞在時間をカウントする機能を備えている。以下の説明では、入店者90が現時点で滞在しているエリアをカレントエリアと呼ぶことがある。位置特定部18は、入店者90が所持する携帯情報端末16の近くに在る無線アクセスポイント15の位置を特定することによって入店者90の現在位置をリアルタイムに特定する機能を備えている。
位置特定部18は、入店者90の各エリアでの滞在時間を、各エリアに滞在したサンプリング回数を積算することによりカウントする。例えば、10秒間隔でサンプリングしているとすると、家電エリアARaで5回サンプリングされれば家電エリアARaでの滞在時間が50秒ということになる。
位置特定部18は、店内スペースSSに多数設置されている無線アクセスポイント15のうちの一つから近くに居る入店者90が持つ携帯情報端末16の識別情報を、空調室内機14のネットワークを経由して入力することができるように構成されている。携帯情報端末16は、個体を識別できるため、検知された携帯情報端末16に顧客IDを割り当てることで、携帯情報端末16を用いて店内スペースSSを移動する入店者90を特定する。そして、特定された入店者90が近くに居る無線アクセスポイント15の位置を顧客位置の検知データとして位置特定部18が入力することで、さらに入店者90の位置を特定することができる。
無線アクセスポイント15が店ASの入口附近にも配置されており、位置特定部18は、当日始めて検知された携帯情報端末16の検出時間を入店者90の入店時間として記憶部21に記憶させる。無線アクセスポイント15がレジスター60に続く出口附近にも配置されており、位置特定部18は、入店者90の退店を検知し、退店時間を記憶部21に記憶させるように構成されている。
動線検出部22は、エリア定義データベース54及びレイアウトデータベース55を用いて動線MLを抽出する機能を備えている。
動線解析部23は、エリア定義データベース54及びレイアウトデータベース55を用いて動線検出部22が検出した動線MLを解析して顧客状態を推定する機能を備えている。
広告配信部24は、動線解析部23の推定結果に応じた内容の広告を配信する機能を備えている。この広告配信部24は、広告データを携帯情報端末16に送信するように構成されている。また、広告配信部24は、入店者90に適した販売促進情報を生成して店員用情報端末17に送信するように構成されている。
言い換えると、これら動線解析部23と広告配信部24は、位置特定部18が位置を特定している入店者90に対して、記憶部21に記憶されている所定エリアでの滞在時間の長さに基づいて入店者90の顧客状態を推定し、推定結果に応じた内容の販売促進情報を生成する生成部19を構成しているということである。
(2−1−1)動線検出部
動線検出部22は、記憶部21に所定時間毎(例えば10秒毎)に記憶されている入店者90の位置情報を用い、時間経過によって変化する入店者90の位置についてj番目のサンプリングの位置を始点としj+1番目のサンプリング位置を終点として動線を抽出することによって図2に示されている動線MLを得る。そして、動線検出部22は、各階層について、動線MLを最も多く含むエリアを現在滞在しているカレントエリアとしてそれぞれ特定する。
また、動線検出部22は、各階層のカレントエリアについての過去の動線MLも使って平均移動速度及び停止回数を計算する。さらに、動線検出部22は、カレントエリアについての過去の動線MLを使ってカレントエリアとその周囲にある周囲エリアの間を移動するエリア間移動を特定する。もし、過去の動線MLの中にカレントエリアと周囲エリアとの間に掛かっている動線MLがあれば、カレントエリアと周囲エリアとの間に掛かっている動線MLの本数によりエリア間移動の回数を特定する。
(2−1−2)動線解析部
動線解析部23は、エリアに滞在している時間が長いほど滞在しているエリアへの関心が高いと解析する。例えば、入店後、玩具エリアARbに第1閾値時間以上滞在していれば、動線解析部23は、入店者90が玩具に興味を持っていると解析する。例えば、玩具エリアARbに10分以上滞在すれば、動線解析部23は、玩具に関する広告を配信するように広告配信部24にデータを出力する。具体的には、玩具のセール商品の広告を配信するためのデータを動線解析部23が広告配信部24に出力するなどである。同様に、玩具エリアARbの中でも、ゲーム機器グループエリアGa4に第2閾値時間以上滞在していれば、動線解析部23は、入店者90がゲーム機器に興味を持っていると解析する。例えば、ゲーム機器グループエリアGa4に8分以上滞在すれば、動線解析部23は、ゲーム機器に関する広告を配信するように広告配信部24にデータを出力する。具体的には、ゲーム機器のセール商品の広告を配信するためのデータを動線解析部23が広告配信部24に出力するなどである。上述の玩具エリアARbに10分以上滞在したときの玩具に関する広告ではプラスチック模型とゲーム機器とのどちらに興味があるかの解析ができていないために、どちらか一方に決め打ちした広告ができない。しかし、ゲーム機器グループエリアGa4に8分以上滞在したときの広告ではゲーム機器に決め打ちした広告が行なえるため、広告による販売促進効果が増すと考えられる。
また、ゲーム機器グループエリアGa4の中でも、第2ゲーム機器エリアAr9に第3閾値時間以上滞在していれば、動線解析部23は、入店者90が第1ゲーム機器よりも第2ゲーム機器に興味を持っていると解析する。例えば、第2ゲーム機器エリアAr9に7分以上滞在すれば、動線解析部23は、第2ゲーム機器に関する広告を配信するように広告配信部24にデータを出力する。具体的には、第2ゲーム機器の10%割引のクーポン券を配信するためのデータを動線解析部23が広告配信部24に出力するなどである。上述のゲーム機器グループエリアGa4に8分以上滞在したときのゲーム機器に関する広告ではどのような機種のゲーム機器に興味があるかの解析ができていないために、機種を決め打ちした広告ができない。しかし、第2ゲーム機器エリアAr9に7分以上滞在したときの広告では第2ゲーム機器に決め打ちした広告が行なえるため、広告による販売促進効果が増すと考えられる。
さらに、第2ゲーム機器エリアAr9に入店者90が滞在して滞在時間がさらに長くなり第4閾値時間以上滞在したときに、動線解析部23は、異なる内容の第2ゲーム機器に関する広告を行なう。例えば、第2ゲーム機器エリアAr9にさらに7分以上滞在して合計で14分以上滞在すれば、動線解析部23は、第2ゲーム機器に関する他の広告を配信するように広告配信部24にデータを出力する。例えば、第2ゲーム機器エリアAr9に7分以上滞在したときの広告の内容が第2ゲーム機器の10%割引クーポン券の発行であるとすると、第2ゲーム機器エリアAr9に14分以上滞在したときの広告の内容を第2ゲーム機器の20%割引クーポン券の発行にするなどである。つまり、動線解析部23は、所定エリアに滞在する時間の長さに応じて広告の内容を変えさせる機能を有している。この場合、滞在時間の長さで顧客状態のうちの商品に対する興味の高さという顧客状態を推定して、その推定結果に応じた内容の販売促進情報を生成していると言い換えることもできる。
動線解析部23は、滞在時間の情報に平均移動速度の情報と停止回数の情報とを加えてさらに詳細な顧客状態の推定を行うように構成してもよい。動線解析部23は、例えば現在位置までに入店者90の位置を(n+1)回以上特定したとすると、(n+1)回の位置特定から得られるn本の動線MLの移動速度(動線MLの長さ/サンプリング間隔)を平均して平均移動速度を計算する。例えば、平均移動速度が4km/h以上であれば顧客状態を「移動中」の状態と推定し、平均移動速度が2km/h以上であれば「関心持ち」の状態と推定し、平均移動速度が0.1km/h以下であれば「絞込み」の状態と推定する。あるいは、動線解析部23は、例えば無線アクセスポイント15で同じ位置と検知できる場所に2回続けて入店者90が居れば、入店者90が停止していると判断する。そして、例えば、停止回数が0回であれば顧客状態を「移動中」の状態と推定し、停止回数が1回以上であれば「関心持ち」のある状態と推定し、停止回数が3回以上であれば「絞込み」の状態と推定するように構成することもできる。
動線解析部23は、顧客状態が「移動中」の状態のときには広告を配信しないように構成されてもよい。「移動中」であれば、入店者90が広告に注意を払わないケースが多いからである。また、このような「移動中」に広告を配信すると、かえって入店者90の購買意欲が減退する場合もある。例えば、動線解析部23は、顧客状態が「移動中」のときに玩具エリアARbに10分以上滞在しても広告を配信させずに顧客状態が「関心持ち」の状態に変わるのを待って広告を配信させる。
動線解析部23は、顧客状態が「関心持ち」の状態のときには品種エリアよりもグループエリアに対する広告を優先するように構成されてもよい。「関心持ち」の状態のときには、未だ品種の絞込みが不十分の場合も多いことから、この販売支援システム10では、グループエリアに引き止めることを優先してグループエリアに対する広告を優先している。具体的には、第2ゲーム機器エリアAr9に7分以上滞在して広告配信する状態になり、かつゲーム機器グループエリアGa4に8分以上滞在して広告配信する状態になった場合に、例えば、動線解析部23は、第2ゲーム機器の10%割引のクーポン券を配信する広告よりもゲーム機器のセール商品の広告を配信する広告を優先する。
動線解析部23は、顧客状態が「絞込み」の状態のときには、入店者90が絞込みを行なっている商品の購入意欲を刺激する内容の広告を配信させる。具体的には、例えば、その品種である第2ゲーム機器に関する一般的な商品セールの広告よりもクーポン券などのさらに購入意欲を刺激する内容に変更する。
さらに、動線解析部23は、エリア間移動を顧客状態の推定に所定エリアでの滞在時間の長さに加えるように構成されてもよい。例えば、エリアの滞在時間Tの総計T1と、エリアの階層によって分類されるエリア間移動とを用いて、動線解析部23は、「移動中」と「関心持ち」と「絞込み」の推定を行うことができる。エリア間移動のエリアの階層についてR3<R2<R1とすると、上述の場合には、エリア間移動R3が品種エリア間のエリア移動となり、エリア間移動R2がグループエリア間のエリア間移動となり、エリア間移動R1がカテゴリ別エリア間のエリア間移動となる。そして、各エリアの滞在時間Tの総計がそれぞれT1以上でかつエリア間移動R1があった場合には「移動中」と推定し、各エリアの滞在時間の総計がそれぞれT1以上でかつエリア間移動R2がなかった場合には「関心持ち」と推定し、各エリアの滞在時間Tの総計がそれぞれT1以上でかつエリア間移動R3がなかった場合には「絞込み」と推定するように動線解析部23が構成されてもよい。
動線解析部23による顧客状態の推定には、上述のように、エリアの滞在時間の長さに、平均移動速度と停止回数とエリア間移動とを個別に組み合わせるよう構成することもできるが、平均移動速度と停止回数とエリア間移動のうちの2つ以上を組み合わせるように構成することもできる。
例えば、平均移動速度PがP1以上、P2以下及びP3以下、ただしP1>P2>P3の場合を考え、停止回数QがQ1未満、Q1以上及びQ2以上、ただしQ1<Q2の場合を考え、エリア間移動の態様Rとして上述のR1,R2,R3を考えたときに、次のように推定する。なお、次のように推定する場合に顧客状態が「移動中」、「関心持ち」及び「絞込み」のいずれにも推定されない場合があってもかまわない。その場合には滞在時間の長さのみで広告の内容が判断される。動線解析部23は、滞在時間がT1以上であっても平均移動速度PがP≧P1であるか又は停止回数QがQ<Q1であるか又はエリア間移動R1があったときに「移動中」と推定する。動線解析部23は、滞在時間がT1以上であっても平均移動速度PがP≦P2であるか又は停止回数QがQ≧Q1である状態で且つエリア間移動R2がなかったときに「関心持ち」と推定する。動線解析部23は、滞在時間がT1以上であっても平均移動速度PがP≦P3であるか又は停止回数QがQ≧Q2である状態で且つエリア間移動R3がなかったときに「絞込み」と推定する。
さらに、動線解析部23が、入店からの時間経過を上述の広告配信のための判断に加味するように構成されてもよい。例えば、入店からの経過時間に従って、平均移動速度と停止回数とエリア間移動のうちの少なくとも一つの閾値を変化させたり、広告配信までのエリアでの滞在時間の値を変化させたりするように構成することもできる。
(2−1−3)広告配信部
広告配信部24は、入店者90の居るエリアに合わせて、動線解析部23が推定する顧客状態に応じて、エリア滞在時間によって異なる広告識別情報を持つ広告データを広告データベース56から抽出して携帯情報端末16に送信する。例えば、入店者90が入店すると、動線検出部22から動線解析部23に入店者90が入店した情報が渡され、動線解析部23から送られてくるデータに基づいて広告配信部24は、広告データベース56からウェルカムメッセージに対応する広告データを携帯情報端末16に送信する。その送信を受けて、携帯情報端末16は、表示画面に、例えば、「いらっしゃいませ」というウェルカムメッセージを表示する。
広告配信部24は、例えば一般的な商品セールの広告を携帯情報端末16の表示画面に表示させるための広告データを送るような場合のように携帯情報端末16のみに広告データを送る場合が主である。例えば、入店者90の携帯情報端末16に「第2ゲーム機器のソフトのセール実施中!」のような内容の広告を表示させる場合などである。しかし、広告配信部24は、入店者90と同時に店員91やレジスター60のレジ係にも情報を伝えた方がよい場合、例えばクーポン券の発行などの広告の場合には店員用情報端末17やレジスター60にもクーポン券の発行に関する広告データを送信するように構成されてもよい。
広告配信部24は、店員用情報端末17に、図2に示されているような店内スペースSSのレイアウトを表示させて、そのレイアウト上に例えば色付きの点で入店者90を表示させる機能を備えている。例えば、店員用情報端末17の表示画面において店内スペースSSのレイアウト上には、入店者90が「移動中」のときは緑色の点が表示され、入店者90が「関心持ち」のときは青色の点が表示され、入店者90が「絞込み」のときは赤色の点が表示される。また、このように、店員用情報端末17に入店者90を特定して表示される販売促進情報の内容を、広告配信部24は、滞在時間の長さによって変更する機能を備えている。例えば、広告データの内容にあわせて、接客の仕方を店員用情報端末17の画面上に表示させる接客データを店員用情報端末17に送信する。例えば、入店者90の第2ゲーム機器エリアAr9での滞在時間が長くなり、「第2ゲーム機器のソフトのセール実施中!」のような内容の広告を表示させる広告データを送信するタイミングでは、「第2ゲーム機器のソフトウエアのカタログを入店者に持って行くとよい。」などの接客の仕方を店員用情報端末17の表示画面に表示させる。また、例えば、入店者90の第2ゲーム機器エリアAr9での滞在時間が長くなり、第2ゲーム機器の10%割引のクーポンの広告データを入店者90の携帯情報端末16に送信するタイミングでは、「第2ゲーム機器の値段交渉に応じるために、入店者に声を掛けるとよい。」などの接客の仕方を店員用情報端末17の表示画面に表示させる。
(3)販売支援システムの動作
販売支援システム10の動作について、図3及び図4を用いて説明する。図3は販売支援システムの動作の一例を示すフローチャートである。図4は販売支援システムの動作の一例を説明するための機能ブロック図である。
販売支援システム10は、入店者90が店内スペースSSに入ったときに、位置特定部18によって入店者90を特定して、入店者90の入店を特定する。この位置特定部18が携帯情報端末16から得る顧客IDを使って、動線解析部23は、顧客情報データベース53の顧客の入店履歴情報から入店者90が過去に入店したことがあるか否かを検知する。また、入店者90が会員顧客であるか否かを検知する。入店者90が過去に入店した履歴がある場合又は会員顧客である場合には、例えば広告内容を入店履歴のあるもの又は会員顧客向けのものに変更する。
位置特定部18は、入店時タイマー機能F1をスタートさせて(ステップST1)、入店者90の入店時間を記録して入店時間情報52を更新するとともに、動線データ作成機能F2を使って入店者90の移動を追跡して現在位置を抽出する(ステップST2)。現在位置及び動線データDt2は、例えば、図4に示されているように、レイアウトデータベース55に格納されているレイアウトデータRD1の座標(x,y)の形式で抽出され、時間データDt1とともに記憶部21に記憶される。
次に、動線検出部22は、動線検出機能F3により動線MLを抽出する(ステップST3)。入店時の動線MLは、顧客情報を動線解析部23に解析させるために特に重要であるので、入店動線として動線検出部22から動線解析部23に通知される。動線検出部22は、エリア定義データベース54とレイアウトデータベース55とを用いて全階層のカレントエリアを特定する(ステップST4)。例えば、現時点で第2ゲーム機器エリアAr9に滞在しているとすると、動線検出部22は、カレントカテゴリ別エリアを玩具エリアARbと特定し、カレントグループエリアをゲーム機器グループエリアGa4と特定し、カレント品種エリアを第2ゲーム機器エリアAr9と特定して、全階層のカレントエリアのデータを更新する。
カレントエリアが特定されると、動線検出部22は、カレントエリアの過去の動線MLに関するデータを抽出する(ステップST5)。例えば、現時点で第2ゲーム機器エリアAr9に滞在しているとすると、動線検出部22は、記憶部21に記憶されている玩具エリアARbとゲーム機器グループエリアGa4と第2ゲーム機器エリアAr9の過去の動線データを抽出する。抽出する過去の動線データとしては、例えば、その日に入店者90がこれらのエリアを移動したもの、又は所定の時間だけ遡って所定期間内に入店者90がこれらのエリアを移動したものなどが挙げられる。
動線検出部22は、動線MLに関するデータの抽出が終了すると(ステップST6)、動線MLに関するデータを用いて平均移動速度、停止回数、エリア間移動及び滞在時間を算出する(ステップST7)。動線検出部22は、例えば、現時点から過去に所定時間だけ遡って得られる動線MLの速度を平均して平均移動速度を求める。例えば、5分間遡って4本の動線MLが得られたとすると、それらの動線MLの速度を平均して平均移動速度とする。また、動線検出部22は、例えば、現時点から過去に所定時間だけ遡って得られる停止の回数をカウントして停止回数を求める。例えば、5分間遡ってその間に3回立ち止まっているとすると、停止回数は3になる。また、動線検出部22は、その日に各階層のエリアに滞在した時間を階層別に総計して滞在時間を算出する。例えば、第2ゲーム機器エリアAr9に滞在した後に第1ゲーム機器エリアAr8に移動してしばらく滞在し、さらに第2ゲーム機器エリアAr9に戻ってきて現在第2ゲーム機器エリアAr9に滞在している場合には、第1ゲーム機器エリアAr8に移動する前後の第2ゲーム機器エリアAr9での滞在時間を合計してカレント品種エリアについての滞在時間を計算する。なお、カレントグループエリア及びカテゴリ別エリアの滞在時間の計算では、前述のように第1ゲーム機器エリアAr8と第2ゲーム機器エリアAr9との間を移動しても、カレントグループエリアについてのゲーム機器グループエリアGa4での滞在時間及びカテゴリ別エリアについての玩具エリアARbでの滞在時間には、第1ゲーム機器エリアAr8と第2ゲーム機器エリアAr9の両方の滞在時間が含まれることになる。図4に示されているように、動線検出機能F3によって、入店後経過時間に関するデータDt3、カレントエリアに関するデータDt4、平均移動速度に関するデータDt5、停止回数に関するデータDt6、エリア間移動に関するデータDt7及びエリア滞在時間に関するデータDt8が生成され、記憶部21に記憶される。
次に、動線解析部23は、顧客情報データベース53とエリア定義データベース54とレイアウトデータベース55とを用いて動線解析機能F4より顧客状態を推定し、顧客状態に関するデータDt9を生成して記憶部21に記憶する(ステップST8)。そして、動線解析部23は、推定した顧客状態に関するデータDt9を使って配信する広告配信についての判断を行なう(ステップST9,ST10)。上述したように、顧客状態としては滞在時間による興味の程度以外に、「移動中」、「関心持ち」及び「絞込み」の状態の推定結果が含まれる。ここで行なわれる広告配信についての判断には、広告配信を行なうか否かの判断と(ステップST10)、広告する場合には、どの広告識別番号(以下広告IDという)を使うかの選択(ステップST9)とが含まれる。例えば、第2ゲーム機器の10%割引クーポン券の発行を行なう場合には、動線解析部23は、広告IDの「3号」を選択する。
広告を配信する場合には、動線解析部23から広告配信部24に顧客IDとともに広告IDが送信される。広告配信部24は、広告データベース56から広告IDに対応する広告データを広告配信機能F5により抽出して顧客IDに対応する携帯情報端末16に配信する。
<第2実施形態>
(4)販売支援システムの概要
図1に示されているように、第1実施形態に係る販売支援システム10と同様の構成を、第2実施形態に係る販売支援システム10も有している。第2実施形態に係る販売支援システム10は、図6に示されているように、動線検出部22の動線検出機能F13と動線解析部23の動線解析機能F14が第1実施形態に係る販売支援システム10の動線検出部22の動線検出機能F3と動線解析部23の動線解析機能F4と異なっている。
動線解析機能F14は、所定期間以上連続して滞在しているときに、「移動中」、「関心持ち」及び「絞込み」という顧客状態になっている時間がどのくらいの比率を占めるかという顧客状態比率に基づいて広告の内容を選択する機能である。例えば、現在居る品種エリア(例えば第2ゲーム機器エリアAr9)に8分以上滞在し、その8分間の滞在時間のうちの60%以上の時間に渡って顧客状態が「絞込み」であったというような条件を満たすか否かによって広告の内容を選択している。動線解析部23は、顧客動態比率データDt11を用いて、このような条件を満たすときに、例えば広告IDとして「3号」を動線解析機能F14により選択する。
そのために、動線検出部22は、連続してN回(Nは2以上の自然数)の動線検出を行なって、動線検出機能F13によりN回分の動線MLから、平均移動速度に関するデータDt15と停止回数に関するデータDt16とエリア間移動に関するデータDt17と全階層のエリアについての連続滞在時間に関するデータDt18とを生成している。平均移動速度に関するデータDt15と停止回数に関するデータDt16とエリア間移動に関するデータDt17は、N回分の動線MLのサンプリングに必要な時間(動線データサンプリング間隔×N)の間、例えばサンプリング間隔を10秒とすると、N×10秒の間(単位時間)の平均移動速度と停止回数とエリア間移動に関するデータである。連続滞在時間に関するデータDt18は、各階層のカレントエリアについて連続して滞在している時間を過去に遡ってそれぞれ計算することによって得られる。
上述の動線検出部22及び動線解析部23の動作を、図5のフローチャートに沿って説明する。動線検出部22が行なう動線MLの抽出(ステップST3)の次に、抽出した動線MLの終点が示すエリアをカレントエリアとして全階層に渡ってそれぞれ更新する(ステップST24)。カレントエリアの更新を受けて、全階層に渡ってそれぞれ連続滞在エリアに関するデータを更新する(ステップST25)。例えば、前回と同じカレントエリアに滞在していれば、連続滞在エリアでの滞在時間を1本の動線MLのサンプリングに必要な時間だけ増加させる。
ステップS26では、少なくとも一つの階層についてN回滞在していた場合には、次のステップST27に進むが、N回に満たない場合にはステップST2に戻って、次の現在位置のサンプリングが終わるのを待つ。ただし、入店時動線又は退店時動線が検出された場合にはウェルカムメッセージ又はフェアウェルメッセージを配信させるためにステップST29に進む。
次のステップST27では、動線検出機能F13により、平均移動速度に関するデータDt15と停止回数に関するデータDt16とエリア間移動に関するデータDt17と全階層のエリアについての連続滞在時間に関するデータDt18とが算出される。
ステップST28で動線解析部23が行なう顧客状態の推定は、用いるデータが異なるが第1実施形態で説明したように、滞在時間と平均移動速度と停止回数とを用いて行なわれる。なお、滞在時間は、ここでは単位時間(=動線データサンプリング間隔×N)である。そして、ステップST29及びステップS30では、動線解析部23は顧客状態比率を計算し、連続滞在時間及び顧客状態比率を使って動線解析機能F14により広告の配信を行なうか否かの判断と連続滞在時間及び顧客状態比率に基づく広告内容の選択を行なう。顧客状態比率は、単位時間(動線データサンプリング間隔×N)当たりの顧客状態から計算される。まず、単位時間ごとに顧客状態が推定される。例えば、直近のN回の動線MLから「関心持ち」という顧客状態が推定されればその直近の単位時間の顧客状態が「関心持ち」という推定結果になり、直近のN回より遡ることN回の動線MLから「移動中」という顧客状態が推定されれば一つ前の単位時間の顧客状態が「移動中」という推定結果になり、直近の2単位時間の顧客常態比率は、「移動中」が50%、「関心持ち」が50%、「絞込み」が0%ということになる。
「移動中」、「関心持ち」及び「絞込み」は、動線解析機能F14により例えば次のように推定される。「絞込み」の状態は、単位時間の平均移動速度が2km/h以下且つ又は単位時間当たりのグループエリア間移動が0回且つ単位時間当たりの停止回数が2回以上という条件を満足する状態である。「関心持ち」の状態は、単位時間の平均移動速度が2km/h以下又はグループエリア間移動が0回又は停止回数が2回以上という条件という条件を満足たし、且つ「絞込み」の状態の条件を満たさない状態である。「移動中」の状態は、単位時間の平均移動速度が2km/hより速く且つ単位時間当たりのグループエリア間移動が1回以上且つ単位時間当たりの停止回数が1回以下という条件を満足する状態である。
(5)販売支援システムの動作
図7は販売支援システムの動作の具体例を説明するためのタイムチャートである。図7には、一人の入店者90が入店してから、第2ゲーム機器を購入して退店するまでの状態が示されている。図7に示されている例では、単位時間が2分で設定されている。家庭電化製品を販売する店ASに入店者90が入店すると、位置特定部18が入店者90の入店を特定して動線検出部22から動線解析部23に入店動線の検出が通知される(ステップST26,ST29)。それにより、動線解析部23では、広告IDの「1号」の広告を行なうように広告配信部24に通知される。その結果、広告配信部24は、入店者90の入店と同時に、携帯情報端末16にウェルカムメッセージの広告データを配信するとともに、店員用情報端末17を通じて店員91に、入店者90の識別情報とともにウェルカムメッセージを配信したことを伝達する。
動線解析部23は、入店後経過時間が16分に達した時点で、玩具エリアARbでの滞在時間が10分以上になることから、カレントエリアである玩具エリアARbに関する1号広告の配信を選択する。そして、広告配信部24は、「本日ゲーム周辺機器のセール」を行なっている旨の広告を携帯情報端末16に送信するとともに、店員用情報端末17に1号広告の配信を実行したことと携帯情報端末16の位置情報を伝達する。
さらに入店後経過時間が28分に達した時点で、入店者90が第2ゲーム機器エリアAr9での滞在時間が8分以上になり、「絞込み」の状態が60%以上になるので、第2ゲーム機器について3号広告の配信を行なうように、動線解析部23が広告配信部24に通知する。また、店員91に対して、入店者90が第2ゲーム機器エリアAr9で「絞込み」の状態を長く続けていることを店員用情報端末17により伝達する。さらに、入店後経過時間が34分を経過した時点で、入店者90が第2ゲーム機器エリアAr9での滞在時間が14分以上になり、「絞込み」の状態が60%以上になるので、第2ゲーム機器について4号広告の配信を行なうように、動線解析部23が広告配信部24に通知する。また、店員91に対して、入店者90が第2ゲーム機器エリアAr9で「絞込み」の状態を長く続けていたためクーポン券を送信したことを店員用情報端末17により伝達し、レジスター60にも第2ゲーム機器について10%割引のクーポン券を発行したことを通知する。そして、入店後経過時間が44分で入店者90が退店したときには、位置特定部18が入店者90の退店を特定して動線検出部22から動線解析部23に退店動線の検出が通知される(ステップST26,ST29)。それにより、動線解析部23は、入店者90に対してフェアウェルメッセージを配信するための広告IDを広告配信部24に通知する。
(6)特徴
(6−1)
上記各実施形態の販売支援システム10においては、位置特定部18が、携帯情報端末16及び無線アクセスポイント15を使って特定の入店者90の店ASの内部での位置を特定する。また、位置特定部18は、家電エリアARa及び玩具エリアARbのカテゴリ別エリア(所定エリアの例)、白物家電グループエリアGa1、趣味グループエリアGa2、携帯電話機グループエリアGa3、ゲーム機器グループエリアGa4及びプラスチック模型グループエリアGa5のグループエリア(所定エリアの例)、あるいは空調機器エリアAr1、洗濯機エリアAr2、冷蔵庫エリアAr3、PC機器エリアAr4、AV機器エリアAr5、AO機器エリアAr6、携帯電話機エリアAr7、第1ゲーム機器エリアAr8、第2ゲーム機器エリアAr9、第3ゲーム機器エリアAr10、船舶模型エリアAr11及び航空模型エリアAr12の品種エリア(所定エリアの例)に入店者90が滞在している時間を、入店時タイマー機能F1を使ってカウントしている。そして、記憶部21が、入店者90が所定エリアに滞在している時間を記憶する。
動線解析部23及び広告配信部24(生成部19)は、滞在時間に応じて顧客状態を推定し、推定結果に応じた内容の広告データ(販売促進情報の例)及び店員用情報端末17に送信するデータ(販売促進情報の例)を生成する。
動線解析部23及び広告配信部24が顧客状態の推定結果に応じた内容の広告データを入店者90のために生成するので、顧客状態にあわせて異なる内容の広告データ及び店員用情報端末17に送信するデータを使って販売促進活動を行なうことができる。
その結果、入店者90が関心を示す商品についての顧客状態に応じて販売促進活動を支援することができる。そして、特定の入店者90の欲求や嗜好に合わせた販売促進活動を行なうことで売り上げを伸ばし易くなる。
(6−2)
動線解析部23及び広告配信部24(生成部19)は、カテゴリ別エリア、グループエリア及び品種エリアでのそれぞれの滞在時間の長さに応じて販売促進情報の内容を変更する。滞在時間の長さに応じた内容に変更されることによって内容の異なる複数種類の広告データ及び店員用情報端末17に送信する複数種類のデータが生成されるので、携帯情報端末16及び店員用情報端末17のうちの少なくとも一方を用い、顧客状態に応じて販売促進のアプローチの仕方を変えて顧客状態に応じて異なる角度から入店者90に向けて販売促進のアプローチができ、入店者90の購買意欲を刺激する効果を高めることができる。
(6−3)
上述のように位置特定部18は入店者90が携帯する携帯情報端末16と通信可能に構成され、生成部は、販売促進情報として、位置特定部18を介して携帯情報端末16に広告データが配信されるので、カテゴリ別エリア、グループエリア及び品種エリアの少なくともいずれかに関連する商品やサービスに対する入店者90の欲求や嗜好に相応しい広告を入店者90に見せることができる。その結果、カテゴリ別エリア、グループエリア又は品種エリアでの滞在時間の長さに無関係に広告を行なう場合に比べて入店者90の購買意欲を刺激する効果を高めることができる。
(6−4)
店員用情報端末17は、入店者90の位置情報を位置特定部18から受信するとともに、動線解析部23及び広告配信部24(生成部19)で生成される入店者90についての顧客状態及び広告配信などの販売促進情報を受信し、販売促進情報とともに入店者90を識別する識別情報を表示画面のレイアウト上に輝点などで表示する。店員用情報端末17によって店員91に販売促進情報とともに入店者90の識別情報が提示されるので、店員用情報端末17を用いて識別される入店者90に対して店員91が顧客状態に応じた販売促進情報に基づいた販売活動を行なうことができ、売り上げを向上させ易くなる。
(6−5)
動線解析部23は、入店者90の顧客状態の推定に、所定エリアでの滞在時間の長さに加えて所定エリアでの入店者90の平均移動速度(移動速度の例)及び停止回数のうちの少なくとも一方についての情報を用いている。このように、入店者90の顧客状態の推定に入店者90の平均移動速度及び/又は停止回数についての情報を加えることで、所定エリアでの滞在時間の長さのみで顧客状態を推定する場合に比べて顧客状態の推定精度が向上し、入店者90の欲求や嗜好に十分に合わせた販売促進活動を行なうことができる。
(6−5)
位置特定部18は、所定エリアの周囲にある周囲エリアと所定エリアとの間を入店者が移動するエリア間移動を特定可能に構成されている。例えば、第1ゲーム機器エリアAr8から第2ゲーム機器エリアAr9に移動した時、位置特定部18は品種エリア間での移動があったことを特定することができる。動線解析部23は、入店者90の顧客状態の推定に、所定エリアでの滞在時間の長さに加えてエリア間移動についての情報を用いている。入店者90の顧客状態の推定に入店者90のエリア間移動についての情報を加えることで、所定エリアでの滞在時間の長さのみで顧客状態を推定する場合に比べて顧客状態の推定精度が向上し、入店者90の欲求や嗜好に十分に合わせた販売促進活動を行なうことができるようになる。
(7)変形例
(7−1)変形例A
上記各実施形態では、入店者90に近い無線アクセスポイント15の位置を顧客位置としたが、顧客位置を検知する方法はこのような方法に限られるものではない。屋内用位置検知であれば、例えば、Wi−Fi(登録商標)無線LAN、RFID(Radio Frequency Identification)、Bluetooth(登録商標)、赤外線、ZigBee(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)又は非可聴音を使った他の方法を用いて構成することもできる。また、屋外用位置検知であれば、例えばGPS(Global Positioning System)機能又は携帯電話機のアンテナを使った他の方法を用いて構成されてもよい。あるいは、携帯情報端末16に出発地と目的地を例えば文字情報を使って入店者90が直接入力するように構成することもできる。
(7−2)変形例B
上記各実施形態では、位置特定部18に動線検出部22が含まれない場合について説明したが、位置特定部18が動線検出部22を含むように構成してもよい。あるいは、、生成部19に動線検出部22が含まれない場合について説明したが、生成部19が動線検出部22を含むように構成してもよい。
(7−3)変形例C
上記実施形態では、例えばゲーム機器グループエリアGa4の中に、第1ゲーム機器エリアAr8と第2ゲーム機器エリアAr9と第3ゲーム機器エリアAr10のいずれでもない中立のエリアが設けられているが、ゲーム機器グループエリアGa4を隙間なく3つに分割して中立のエリアをなくしてもよい。なお、上記実施形態では、中立のエリアと品種エリアとの間の移動は、エリア間移動の回数にはカウントされていない。また、中立のエリアでの滞在時間は品種エリアでの滞在時間にはカウントされていないが、グループエリアでの滞在時間にはカウントされる。
(7−4)変形例D
上記各実施形態では、広告の内容として、ウェルカムメッセージ、フェアウェルメッセージ、商品セールの広告及びクーポン券などについて説明したが、広告内容はこれだけに限られるものではなく、ポイント付与、無料景品権、福引権、セット買いお得券などでもよく、また複数の広告IDによって識別される広告内容を組み合わせるものであってもよい。
(7−5)変形例E
上記各実施形態では、顧客状態に、「移動中」の状態、「関心持ち」の状態及び「絞込み」の状態を例に挙げて説明したが、推定する顧客状態の数は、2つであってもよく、また4つ以上であってもよい。また、上記各実施形態では、顧客状態の推定に、主にエリア滞在時間、平均移動速度、停止回数及びエリア間移動を用いる場合について説明したが、これら以外の要素、例えば入店後経過時間を組み合わせてもよい。
(7−6)変形例F
上記各実施形態における顧客情報データベース53の使い方として、入店者90が過去に入店した履歴がある場合又は会員顧客である場合には、例えば広告内容を入店履歴のあるもの又は会員顧客向けのものに変更してもよいことを説明したが、顧客情報データベース53の使い方はこれだけに限られるものではない。入店者90の種類に応じて顧客状態の推定時に用いる条件のパラメータ及び/又は広告配信のタイミングを変更してもよい。例えば、過去の購買傾向に即したタイミングで広告を配信するなどである。
10 販売支援システム
11 センター
12 ネットワーク
13 情報処理装置
15 無線アクセスポイント
16 携帯情報端末
17 店員用情報端末
18 位置特定部
19 生成部
21 記憶部
22 動線検出部
23 動線解析部
24 広告配信部
特開2012-203479号公報 特開2007−66108号公報

Claims (6)

  1. 特定の入店者の店内での位置を特定し、店内の所定エリアに前記入店者が滞在している時間をカウントする位置特定部(18)と、
    前記位置特定部が位置を特定している前記入店者が前記所定エリアに滞在している時間を記憶する記憶部(21)と、
    前記位置特定部が位置を特定している前記入店者に対して、前記記憶部に記憶されている前記所定エリアでの滞在時間の長さに基づいて前記入店者の顧客状態を推定し、推定結果に応じた内容の販売促進情報を生成する生成部(18)と
    を備える、販売支援システム。
  2. 前記生成部は、前記所定エリアでの滞在時間の長さに応じて前記販売促進情報の内容を変更する、
    請求項1に記載の販売支援システム。
  3. 前記位置特定部は、前記入店者が携帯する携帯情報端末(16)と通信可能に構成され、
    前記生成部は、前記販売促進情報として、前記位置特定部を介して前記携帯情報端末に配信する広告データを前記所定エリアでの滞在時間の長さに応じて生成する、
    請求項1又は請求項2に記載の販売支援システム。
  4. 前記入店者の位置情報を前記位置特定部から受信するとともに前記生成部で生成される前記販売促進情報を受信し、前記販売促進情報とともに前記入店者を識別する識別情報を提示する店員用情報端末(17)をさらに備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の販売支援システム。
  5. 前記生成部は、前記入店者の顧客状態の推定に、前記所定エリアでの滞在時間の長さに加えて前記所定エリアでの前記入店者の移動速度及び停止回数のうちの少なくとも一方を用いる、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の販売支援システム。
  6. 前記位置特定部は、前記所定エリアの周囲にある周囲エリアと前記所定エリアとの間を前記入店者が移動するエリア間移動を特定可能に構成され、
    前記生成部は、前記入店者の顧客状態の推定に、前記所定エリアでの滞在時間の長さに加えて前記エリア間移動を用いる、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の販売支援システム。
JP2014073530A 2014-03-31 2014-03-31 販売支援システム Pending JP2015197689A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073530A JP2015197689A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 販売支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014073530A JP2015197689A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 販売支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015197689A true JP2015197689A (ja) 2015-11-09

Family

ID=54547360

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014073530A Pending JP2015197689A (ja) 2014-03-31 2014-03-31 販売支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015197689A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017204179A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 ロクス株式会社 情報提供装置、情報提供方法および記録媒体
JP2018005515A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社ニコン プログラム、情報処理装置、電子機器、及び情報処理システム
JP2018005410A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 二郎 下山 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
CN109465818A (zh) * 2017-09-08 2019-03-15 株式会社日立大厦系统 机器人管理系统以及商品推荐方法
WO2019093293A1 (ja) * 2017-11-07 2019-05-16 日本電気株式会社 接客支援装置、接客支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2019159495A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 オプテックス株式会社 情報提示装置、情報提示システム、および情報提示装置の制御方法
CN110335121A (zh) * 2019-07-10 2019-10-15 中国民航信息网络股份有限公司 附加服务产品的销售方法及销售装置
JP2020091859A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 株式会社リコー ユーザ関心推定方法及び装置
JP2021022410A (ja) * 2020-11-06 2021-02-18 株式会社ニコン プログラム、情報処理装置、電子機器、及び情報処理システム
JP2021043867A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 東芝テック株式会社 エリア遷移予測装置及びエリア遷移予測プログラム
WO2022085285A1 (ja) * 2020-10-19 2022-04-28 グローリー株式会社 受容性情報取得システム、管理装置及び受容性情報取得方法

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017204179A1 (ja) * 2016-05-24 2017-11-30 ロクス株式会社 情報提供装置、情報提供方法および記録媒体
JP2018005410A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 二郎 下山 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2018005515A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 株式会社ニコン プログラム、情報処理装置、電子機器、及び情報処理システム
CN109465818A (zh) * 2017-09-08 2019-03-15 株式会社日立大厦系统 机器人管理系统以及商品推荐方法
JP2019049785A (ja) * 2017-09-08 2019-03-28 株式会社日立ビルシステム ロボット管理システム及び商品提案方法
JPWO2019093293A1 (ja) * 2017-11-07 2020-11-19 日本電気株式会社 接客支援装置、接客支援方法、及びプログラム
WO2019093293A1 (ja) * 2017-11-07 2019-05-16 日本電気株式会社 接客支援装置、接客支援方法、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2019159495A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 オプテックス株式会社 情報提示装置、情報提示システム、および情報提示装置の制御方法
JP7083149B2 (ja) 2018-03-08 2022-06-10 オプテックス株式会社 情報提示装置、情報提示システム、および情報提示装置の制御方法
JP2020091859A (ja) * 2018-12-03 2020-06-11 株式会社リコー ユーザ関心推定方法及び装置
CN110335121A (zh) * 2019-07-10 2019-10-15 中国民航信息网络股份有限公司 附加服务产品的销售方法及销售装置
JP2021043867A (ja) * 2019-09-13 2021-03-18 東芝テック株式会社 エリア遷移予測装置及びエリア遷移予測プログラム
WO2022085285A1 (ja) * 2020-10-19 2022-04-28 グローリー株式会社 受容性情報取得システム、管理装置及び受容性情報取得方法
JP2021022410A (ja) * 2020-11-06 2021-02-18 株式会社ニコン プログラム、情報処理装置、電子機器、及び情報処理システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015197689A (ja) 販売支援システム
WO2015190611A1 (ja) マーケティングシステム及びマーケティング方法
US20230086587A1 (en) Marketing and couponing in a retail environment using computer vision
CN106303628B (zh) 基于多媒体显示屏的信息推送方法及装置
US9892424B2 (en) Communication with shoppers in a retail environment
US10318999B2 (en) Methods and systems to facilitate messaging to customers
US10839417B2 (en) Gauging consumer interest of in-person visitors
US10157388B2 (en) Generating promotions to a targeted audience
Bonetti et al. A review of consumer-facing digital technologies across different types of fashion store formats
WO2015088912A2 (en) System and method of predicting a location of a consumer within a retail establishment
JP2016521399A (ja) 棚レベルのマーケティング及び販売場所の強化
KR20170079536A (ko) 공공 디스플레이를 통한 사용자 맞춤형 광고 제공 시스템 및 이를 이용한 광고 제공 방법
KR20180047794A (ko) 오프라인 매장의 방문자 행동 패턴에 기반한 o2o 마케팅 플랫폼 시스템 및 그 구축 방법
Shende et al. Innovative ideas to improve shopping mall experience over E-commerce websites using beacon technology and data mining algorithms
KR20140124030A (ko) 중소시장 활성화를 위한 고객 맞춤형 정보 제공시스템 및 방법
Jung et al. Grocery customer behavior analysis using RFID-based shopping paths data
US11521236B1 (en) System, method and apparatus for location based delivery of determined pertinent data
WO2020170574A1 (ja) 店舗システム、ステータス判定方法、及びプログラム
KR20190009518A (ko) 맞춤형 마케팅 서비스 제공 방법 및 시스템
KR20180058525A (ko) 매장내 상품 정보 제공 시스템 및 방법
WO2020170576A1 (ja) 商品管理支援システム、商品管理支援方法、及びプログラム
Goyal 5 Intelligent shopping malls
WO2020170575A1 (ja) 接客支援システム、接客支援方法、及びプログラム
Pai et al. Competing advertising and pricing strategies for location-based commerce
Jung et al. A sequence pattern matching approach to shopping path clustering