JP2019048302A - ボルスター座面治具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルスター100の加工を行うことなく、ボルスターに部材を取り付け可能な座面治具1を提供する。【解決手段】下型取付面101から下方に向かって窪む凹部102と、前記下型取付面に沿って延びて前記凹部の側壁に開口する穴部103とを有するボルスター100に固定される座面治具1である。座面治具1は、前記穴部103に挿入可能な棒状の挿入部11と、前記挿入部11が前記穴部103内に挿入された状態で前記凹部102内に位置する座面部12と、前記挿入部を前記穴部内で前記ボルスターに固定可能な固定部14と、を備える。【選択図】 図7

Description

本発明は、ボルスター座面治具に関する。
従来、プレス装置は、上型を下型に載せた一対の成形型を用い、下型をボルスター上に載置して固定し、駆動装置により上下動自在のスライドに上型を取り付けることによって使用されている。
ボルスターは、通常、直方体形状の金属部材で構成されている。ボルスターの上面は、下型を載せる下型取付面である。特許文献1(特開2002−205196号公報)に示されるように、ボルスターに下型を固定するために、クランプ装置が用いられる。
クランプ装置は、ボルスターの下型取付面に沿って伸びるTスロットに挿入される保持具と、上下移動可能なクランプとを有する。保持具は、Tスロットに沿って移動可能であり、クランプをボルスターに取り付ける。クランプは、ボルスターに載置された下型の取り付け部の位置に配置され、取り付け部を上側から押さえることで、ボルスターに下型を固定する。
特開2002−205196号公報
下型が取り付けられるボルスターは、上面の平面視で中央部分に、下型取付面から下方に向かって窪む凹部を有する。当該凹部は、例えば、スクラップ用穴として、金型により打ち抜かれた鋼板のスクラップを当該凹部に落下させて、ボルスターの外部にスクラップを排出するためなどに用いられる。
前記凹部には、用途に応じて種々の部材が取り付けられて使用される場合がある。例えば、凹部をスクラップ用穴として使用する場合には、鋼板を下側から支えるバックアップシリンダー、及び、スクラップを凹部内に誘導するための製品排出シュートなどが取り付けられる。これらの部材は、ボルスターに載置される下型と干渉することを防止するため、下型取付面に対し突出しないように凹部の内部に配置される。
従来は、ボルスターの中央部分に位置する凹部内に種々の別部材を取り付けるために、取り付ける部材に合わせて、ボルスターの凹部の周囲に、切削加工によって段差などが形成されていた。
上述のようにボルスターに段差などを形成する場合、ボルスターをプレス機から取り外して加工する必要がある。また、このようにボルスターを加工した場合、ボルスターの汎用性が損なわれるため、製品ごとに異なるボルスターを用いる必要があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、ボルスターの加工を行うことなく、ボルスターに別部材を取り付け可能な座面治具を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成の座面治具を提供する。
本発明の第1の観点からの座面治具は、成形型の下型が載置される下型取付面と、
前記下型取付面から下方に向かって窪む凹部と、
前記下型取付面に沿って延びて、前記凹部の側壁に開口する穴部と、
を有するボルスターに固定される座面治具であって、
前記穴部に挿入可能な棒状の挿入部と、
前記挿入部の長手方向の所定位置に接続され、前記挿入部が前記穴部内に挿入された状態で前記凹部内に位置する座面部と、
前記挿入部を前記穴部内で前記ボルスターに固定する固定部と、を備える。
本発明の第2の観点からのボルスター組立体は、成形型の下型が載置される下型取付面と、前記下型取付面から下方に向かって窪む凹部と、前記下型取付面に沿って延びて、前記凹部の側壁に開口する穴部と、を有するボルスターと、
前記穴部に挿入可能な棒状の挿入部と、前記挿入部の長手方向の所定位置に位置し前記挿入部が前記穴部内に挿入された状態で前記凹部内に位置する座面部と、前記穴部内で前記挿入部を固定する固定部と、有する座面治具と、を備える。
本発明によれば、下型をプレス装置に固定するボルスターにおいて、バックアップシリンダー及び製品排出シュート等の別部材を前記ボルスターの凹部内に取り付ける際に、座面治具の座面部を用いて上記の別部材を取り付けることができる。これにより、前記ボルスターを加工することなく、前記ボルスターに別部材を取り付けることができる。
図1は、本発明の座面治具を取り付けるボルスターの構成を模式的に示す斜視図である。 図2は、図1のボルスターのII-II線における断面図である。 図3は、図2のIII部分の模式的拡大図である。 図4は、本発明の第1実施形態にかかる座面治具の構成を模式的に示す斜視図である。 図5は、図4の座面治具をTスロットに挿入した状態を模式的に示す部分拡大図である。 図6は、図5の座面治具をTスロットに固定した状態を模式的に示す部分拡大図である。 図7は、図5の座面治具をボルスターに取り付けたボルスター組立体の構成を模式的に示す部分拡大斜視図である。 図8は、図7のボルスター組立体の構成を模式的に示す断面図である。 図9は、本発明の第2実施形態にかかる座面治具の構成を模式的に示す斜視図である。 図10は、本発明の第3実施形態にかかる座面治具の構成を模式的に示す斜視図である。 図11は、図10の座面治具をボルスターに取り付けた状態を模式的に示す部分拡大図である。 図12は、本発明の第4実施形態にかかる座面治具の構成を模式的に示す斜視図である。 図13は、図12の座面治具をボルスターに取り付けた状態を模式的に示す部分拡大図である。 図14は、ボルスターに付される穴部の他の構成例を模式的に示す拡大図である。 図15は、本発明の座面治具を穴部に固定する他の構成例を説明する図である。 図16は、本発明の第1実施形態にかかる座面治具の変形例を模式的に示す拡大図である。 図17は、本発明の第1実施形態にかかる座面治具の他の変形例を模式的に示す拡大図である。
以下、本発明の各実施形態に係る座面治具について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係る座面治具を取り付けるボルスターの構成を模式的に示す斜視図である。図1に示すボルスター100は、図示しないプレス機、特に高速プレス機に取り付けて使用される。ボルスター100は、上下一対で構成される金型の下型110を載置する部材である。なお、本願において、本発明の実施形態に係る座面治具を取り付けた状態のボルスター100をボルスター組立体という。
ボルスター100は、直方体形状を有する金属製の部材であり、上面が下型110を載置する下型取付面101である。下型取付面101は、水平方向に拡がる水平面であり、下型取付面101の平面視で中央部分に、下型取付面101から下方に向かって窪む凹部102を有する。
凹部102は、ボルスター100の上下方向の厚み全体にわたって貫通する。下型取付面101で開口する凹部102の開口面積は、特に限定されるものではないが、使用される金型の大きさ及び凹部102の用途などに応じて適宜決定してもよい。
凹部102は、一例として、金型により打ち抜かれる鋼板のスクラップの排出などのために使用される。凹部102の内部には、鋼板を下側から支えるためのバックアップシリンダー及びスクラップを集めるためのガイドなどが取り付けられる。
また、ボルスター100は、金型取付面101の近くに、金型取付面101に沿って延びるTスロット103を複数本、有する。Tスロット103は、本発明の穴部の一例に相当する。Tスロット103は、ボルスター100の長さ方向及び横方向に沿って延びる。図1に示す例では、Tスロット103は、ボルスター100の長さ方向及び幅方向において、ボルスター100の外縁101aに到達する長さを有する。しかしながら、Tスロット103は、外縁101aに到達している必要はなく、ボルスター100の長さ方向及び横方向において、任意の長さを有していてもよい。ただし、Tスロット103の少なくとも1つは、凹部102の側壁102aに開口している。
Tスロット103は、主に、下型110をボルスター100に固定するための図示しないクランプ装置の取り付けに用いられる以外に、後述するように、本発明の各実施形態にかかる座面治具を取付けるための穴部としても機能する。
Tスロット103は、図3に示すように、Tスロット103の延伸方向に対して直交する断面において、下型取付面101に開口する開口部104と、開口部104の下方に開口部104よりも横方向の寸法が大きい幅広部105とを有する。
開口部は、側壁104aに囲まれた空間であり、下方が幅広部105に連続する。幅広部105は、底面105a、開口部に連続する上側内面105b及び側面105cに囲まれた空間である。当該開口部104及び幅広部105の形状により、Tスロット103は、前記断面において逆T字型の断面を有する。
Tスロット103の開口部104は、下型取付面101に開口する部分において、側壁104a,104a間の横方向の寸法Aを有する。幅広部105は、開口部104の横方向の寸法Aよりも大きい横方向の寸法Bを有する。また、幅広部105は、高さ寸法Cを有している。
図4は、本発明の第1実施形態にかかる座面治具の構成を模式的に示す斜視図である。本実施形態にかかる座面治具1は、図4に示すように、断面が矩形に構成された金属性の単一の部材である棒状部材10と、後述の雌ネジ孔13に締結された雄ネジ部材14を有する。棒状部材10を単一の部材として構成することで、簡単な構成の座面治具1が得られる。
棒状部材10は、幅寸法WがTスロット103の幅広部105の横方向寸法Bよりもわずかに短く、また、厚み寸法HがTスロット103の幅広部105の高さ方向寸法Cよりも短い。また、長さ寸法Lは、座面治具1が取り付けられるボルスター100の大きさ及び座面治具1の用途などに応じて適宜決定される。
本実施形態では、棒状部材10は、全長にわたって幅寸法W及び高さ寸法Hが同じである。棒状部材10は、長さ方向の一端10a側から所定の長さL1までの領域である挿入部11と、長さ方向の他端側10bから所定の長さL2までの領域である座面部12とに、機能的に分けられる。本実施形態において、図4に破線で示す挿入部11及び座面部12の境界は、特に明確に位置が特定されるものではなく、後述するように棒状部材10がボルスター100に取り付けられた場合に、凹部102に対して突出する部分を機能的に座面部12とする。
挿入部11の端部近傍には、棒状部材10を厚み方向(上下方向)に貫通する2つの雌ネジ孔13を有する。2つの雌ネジ孔13は、本実施形態では、棒状部材の長さ方向に並んで設けられている。しかしながら、雌ネジ孔13の個数は、特に限定されるものではなく、1つ以上であればよい。
挿入部11の雌ネジ孔13内には、雌ネジ孔13と螺合可能な雄ネジ部材14が締結されている。雄ネジ部材14は、本発明の固定部の一例に相当する。
雄ネジ部材14は、例えば、汎用のネジを用いることができる。雄ネジ部材14の頭部14aは、Tスロット103の開口部104の横方向寸法A内で雄ネジ部材14を回すことが可能な大きさであるとよい。また、雄ネジ部材14のネジ部14bは、棒状部材10の厚み寸法Hよりも十分に長く構成されている。また、雄ネジ部材14の全長は、Tスロット103の底面105aから下型取付面101までの距離Dよりも短いことが好ましい。
図5及び図6を用いて、本実施形態にかかる座面治具1をボルスター100に固定する機構について説明する。図5に示すように、本実施形態にかかる座面治具1は、雄ネジ部材14を、挿入部11の雌ネジ孔13から突出させない状態でボルスター100に取り付けを行う。座面治具1は、挿入部11がTスロット103内に挿入され、座面部12が凹部102の側壁102aから突出する。なお、凹部102の側壁102aから突出する座面部12の長さは、特に限定されるものではなく、用途に応じて適宜決定すればよい。
座面治具1をTスロット103内に配置する場合、凹部102側の端面から挿入部11側の一端10a側を挿入してもよいし、ボルスター100の外縁101a端面から座面部12側の一端10bを挿入してもよい。
座面治具1の位置が決定した状態で、図6の矢印90に示すように雄ネジ部材14を回すことで、雄ネジ部材14が棒状部材10に対して深くねじ込まれる。雄ネジ部材14は、雌ネジ孔13を貫通しているため、雄ネジ部材14のネジ先端14cがボルスター100の幅広部105の底面105aに接すると、雄ネジ部材14のさらなる回転に伴って挿入部11が矢印91に示すように上方に移動する。
さらに雄ネジ部材14を回すと、挿入部11の上面11aが幅広部105の上側内面105bに接触して押しつけられる。これにより、座面治具1がTスロット103内に固定される。
上記構成の座面治具1によれば、開口部104と幅広部105とを有するTスロット103の幅広部105内に挿入された挿入部11は、雄ネジ部材14を挿入部11の雌ネジ孔13に締結することにより、雄ネジ部材14に沿って上方に移動する。これにより、挿入部11がTスロット103の幅広部105内の上側内面105bに押しつけられるため、Tスロット103内における挿入部11の位置が固定される。したがって、ボルスター100に座面治具1を取り付けるための加工を行うことなく、簡単な構成で座面治具をボルスター100に固定することができる。
上記の手順により座面治具1をボルスター100に取り付けたボルスター組立体120は、図7,図8に示すように、座面部12が凹部102内に突出するように取り付けられているため、当該座面部12の上に、バックアップシリンダー及びスクラップを集めるためのガイドなどの別部材115を配置させることができる。また、下型取付面101に対して座面部12の上面12aが低い位置にあるため、別部材115が、下型取付面101に対して上側に突出することなく別部材115を取付けることができる。これにより、下型110との緩衝を防止することができる。なお、1つの別部材115をボルスター100に取付けるために、1つ又は複数の座面治具1を用いることができる。使用する座面治具1の数は、取り付ける別部材115の種類及び用途などに応じて決定すればよい。
なお、座面部12に別部材115との固定機構を設けることもできる。固定機構としては、ネジ止め、互いに嵌め合う突起又はクランプなど、互いに接する2つの部材を脱着自在に固定することができる機構を広く用いることが可能である。
なお、上記の別部材115を座面部12に取り付ける場合において、座面部12と別部材115は必ずしも固定する必要はなく、座面部上面12aに別部材115を単に載置するだけでもよい。すなわち、座面部12には別部材115との固定機構が設けられていなくてもよい。
本実施形態にかかる座面治具1及びボルスター組立体120によれば、下型110をプレス装置に固定するボルスター100において、座面治具1を用いて別部材115をボルスター100の凹部102内に取り付けることができる。よって、ボルスター110を個別に加工することなく、ボルスター100に別部材115を取り付けることが可能になる。これにより、ボルスター100に異なる種類の別部材115を取り付ける場合でも、汎用のボルスター100を使用することができる。しかも、プレス機からボルスター100を取り外す必要がなく、作業の手間を軽減することができる。
また、上述構成によれば、ボルスター110のTスロット103に座面治具1の挿入部11を挿入し、雄ネジ部14の締め付け作業により座面治具1をボルスター100に固定することができる。これにより、ボルスター100に対する座面治具1の取り付け作業を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態にかかる座面治具の構成を示す斜視図である。第2実施形態にかかる座面治具2は、図9に示すように、凹部102の1つの側壁102aに開口する2つのTスロット103−1,103−2に取付けて使用される。図9の例では、2つのTスロット103−1,103−2は、互いに隣り合っているが、凹部102の1つの側壁102aに開口する2つのTスロットであれば、隣り合うTスロットでなくてもよい。
座面治具2は、上方からみて略U字形状を有する金属製のU字部材20と、固定部の一例としての雄ネジ部材14とで構成されている。U字部材20は、座面部12と挿入部11−1,11−2とを備える。
U字部材20は、両端が互いに平行かつ同方向となるように屈曲しており、当該部分を第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2とする。第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2間のピッチPは、2つのTスロット103−1,103−2間の間隔に応じて設計されており、第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2がそれぞれ、Tスロット103−1,103−2に挿入可能となっている。
第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2の端部近傍には、U字部材20を厚み方向(上下方向)に貫通する雌ネジ孔13を有する。雌ネジ穴13は本実施形態では、第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2の長さ方向に2つ並び、合計4つ設けられている。しかしながら、個数については特に限定されるものではなく、U字部材20全体で1つ以上であればよい。
第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2の雌ネジ孔13には、雌ネジ孔13と螺合可能な雄ネジ部材14が締結されている。雄ネジ部材14は、本発明の固定部の一例に相当する。
座面部12は、U字部材20の第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2の中間に位置する部分である。座面部12は、第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2を2つのTスロット103−1,103−2に挿入した時に、凹部102内に位置する。
座面治具2をボルスター100に取り付けるには、凹部102側の端面から第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2を2つのTスロット103−1,103−2に挿入する。そして、座面治具2の位置が決定した状態で、雄ネジ部材14を締め付ける。これにより、第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2の上面が幅広部105の上側内面105bに押しつけられて、座面治具2がTスロット103内に固定される。
本実施形態によれば、上方から見て座面部12から同じ方向にそれぞれ突出する第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2が、2つのTスロット103−1,103−2で支持される。このため、座面部11を1つの挿入部によって支持する場合に比べて、座面治具2を強固に取付けることができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態にかかる座面治具の構成を模式的に示す斜視図である。第3実施形態にかかる座面治具3は、図10に示すように、凹部102を挟んで直線状に延伸し、凹部102の対向する側壁にそれぞれ開口する第1Tスロット103−1及び第2Tスロット103−2に挿入されてボルスター100に取り付けられる。
座面治具3は、断面が矩形に構成された棒状の金属性の棒状部材30と、後述する雌ネジ孔に締結される雄ネジ部材14を備えている。棒状部材30の長さ寸法Lは、取り付けるボルスター100の対向する側壁102a,102a間の寸法Eよりも長く設計されている。棒状部材30は、両端に位置する第1挿入部21−1及び第2挿入部21−2と、両挿入部の間に位置する座面部22とを備えた単一の部材として構成されている。
座面部22の長さL2は、第1Tスロット103−1及び第2Tスロット103−2が開口する側壁102a,102a間の寸法Eに相当するが、その位置は、座面治具3の挿入位置に応じて若干移動することが許容される。すなわち、図10に破線で示す挿入部21−1,21−2及び座面部22の境界は、特に明確に位置が特定されるものではなく、後述するようにボルスター100に取り付けられた場合に、凹部102に突出する部分を機能的に座面部12とする。
第1挿入部21−1及び第2挿入部21−2の端部近傍には、それぞれ棒状部材20を厚み方向(上下方向)に貫通する雌ネジ孔13を1つずつ有する。また、雌ネジ孔13には、雌ネジ孔13と螺合可能な雄ネジ部材14が締結されている。
本実施形態にかかる座面治具3をボルスター100に固定する機構について説明する。図11に示すように、本実施形態にかかる座面治具3の第1挿入部21−1及び第2挿入部21−2を第1Tスロット103−1及び第2Tスロット103−2内に挿入する。
座面治具3を位置決めした状態で、雄ネジ部材14を回すことで、座面治具3がTスロット103内に固定される。
上記構成の座面治具3によれば、一つの棒状部材20が、その両端に位置する第1及び第2挿入部11−1,11−2によって、ボルスター100に固定される。よって、座面治具をボルスターにしっかりと固定することができる。また、第1挿入部11−1及び第2挿入部11−2の間に位置する座面部22が、凹部102内に配置されるため、当該座面部で別部材を強固に支えることができる。
(第4実施形態)
図12は、本発明の第4実施形態にかかる座面治具の構成を示す斜視図である。第4実施形態にかかる座面治具4は、図9に示すように、断面が矩形に構成された棒状の金属性の棒状部材30と、後述の雌ネジ孔13に締結された雄ネジ部材14を有する。棒状部材30を単一の部材として構成することで、簡単な構成の座面治具3が得られる。
本実施形態では、棒状部材30は、長さ方向にわたって段差を有するようにクランク形状に屈曲している。棒状部材30、一端側の領域である挿入部31と、他端側の領域である座面部32とを有する。挿入部31及び座面部32は、上下方向に伸びる段差部33により接続されている。
挿入部31の端部近傍には、棒状部材30を厚み方向(上下方向)に貫通する雌ネジ孔13を有する。雌ネジ孔13には、雌ネジ孔13と螺合可能な雄ネジ部材14が締結されている。
本実施形態にかかる座面治具4は、図12に示すように、挿入部31をボルスター100のTスロット103に挿入した状態で、雄ネジ部材14を締め付けることで、ボルスター100に固定される。
本実施形態にかかる座面治具4は、挿入部31の上端面31aと座面部32の上端面32aの高さが異なるため、別部材115を配置する座面部32上面32a下型取付面101との距離を任意の長さとすることができる。したがって、本実施形態にかかるボルスター組立体120は、例えば、厚みの大きい別部材115を下型取付面101から突出させることなく配置させることができる。
なお、当該別部材115は、凹部102の側壁102aに沿って配置される段差部33と緩衝しないように、段差部33が配置される位置に切り欠きなどの逃げ部116を設けることが好ましい。
以上説明したように、本発明の角実施形態にかかる座面治具によれば、下型をプレス装置に固定するボルスター100において、バックアップシリンダー及び製品排出シュート等の別部材115をボルスター100の凹部102内に取り付ける際に、座面治具の座面部を用いて上記の別部材を取り付けることができる。よって、ボルスター100を加工することなく、ボルスター100に別部材115を取り付けることができる。よって、異なる種類の別部材115をボルスター100に取り付ける場合でも、汎用のボルスター100を使用することができる。しかも、プレス機からボルスター100を取り外すことなく、上記の別部材を取り付ける作業を行うことができる。
また、ボルスター100のTスロット103に座面治具の挿入部を挿入し、座面治具の座面部が凹部内に位置する状態で雄ネジ部材を締め付けるという簡単な作業で、座面治具をボルスター100に取り付けることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。例えば、上記各実施形態では、座面治具を取付ける穴部として、クランプ装置などを取付けるためなどの用途でボルスターに予め設けられているTスロット103を共用したが、座面治具固定用の専用の穴部を別途有していてもよい。当該穴部の例としては、図14に示すように、ボルスター102の側壁102aに開口する穴部107であれば、特にその形状及び大きさは問わない。また、図14示す穴部107に座面治具5を固定する固定部の例としては、例えば、クサビ部材24などを用いることができる。クサビ部材24は、座面治具5と穴部107の底面107aとの間に、クサビ部材24を挿入して固定することが可能である。
また、上記各実施形態では、挿入部と座面部とは、同じ厚み寸法W及び高さ寸法Hに構成されているが、挿入部と座面部で異なる形状にすることもできる。例えば、図16に示す第1実施形態の変形例にかかる座面治具1aのように、挿入部11の幅寸法W1に対して、座面部12の幅寸法W2を大きく構成してもよい。また、図17に示す第1実施形態の他の変形例にかかる座面治具1bのように、座面部12と挿入部11の境界部分に、下方に突出したストッパとしての突起17を設けることも可能である。これらの構成によれば、挿入部11と座面部の境界が明確になり、挿入部11の穴部103への挿入幅を一定に決定することができる。
1,1a,1b,2,3,4 座面治具
10,30 棒状部材
11,11-1,11-2,21,31 挿入部
11a 挿入部上面
12,22,32 座面部
12a 座面部上面
13 雌ネジ孔
14 雄ネジ部材
14a 頭部
14b ネジ部
14c ネジ先端
20 U字部材
21−1 第1挿入部
21−2 第2挿入部
24 クサビ部材
33 段差部
100 ボルスター
101 下型取付面
102 凹部
102a 側壁
103 Tスロット
103-1 第1Tスロット
103-2 第2Tスロット
104 開口部
105 幅広部
105a 幅広部底面
105b 幅広部上側内面
107 穴部
107a 幅広部底面
110 下型
115 別部材
120 ボルスター組立体

Claims (7)

  1. 成形型の下型が載置される下型取付面と、
    前記下型取付面から下方に向かって窪む凹部と、
    前記下型取付面に沿って延びて、前記凹部の側壁に開口する穴部と、
    を有するボルスターに固定される座面治具であって、
    前記穴部に挿入可能な棒状の挿入部と、
    前記挿入部の長手方向の所定位置に接続され、前記挿入部が前記穴部内に挿入された状態で前記凹部内に位置する座面部と、
    前記挿入部を前記穴部内で前記ボルスターに固定可能な固定部と、
    を備える座面治具。
  2. 前記穴部は、
    前記下型取付面に開口する開口部と、前記開口部の下方に位置し前記穴部の延伸方向に対して直交する断面において前記開口部よりも横方向の寸法が大きい幅広部と、を有し、
    前記挿入部は、上下方向に貫通する雌ネジ孔を有し、
    前記固定部は、前記雌ネジ孔を貫通して前記挿入部と螺合可能な雄ネジ部材である、請求項1に記載の座面治具。
  3. 前記挿入部及び前記座面部が単一の部材によって構成された、請求項1又は2に記載の座面治具。
  4. 前記穴部は、前記凹部を挟んで直線状に延伸し、前記凹部の対向する側壁にそれぞれ開口する第1穴部及び第2穴部を含み、
    前記挿入部は、上方から見て、前記座面部から一方向に延びる第1挿入部と、前記座面部から前記一方向とは逆方向に延びる第2挿入部とを有し、
    前記第1挿入部及び前記第2挿入部は、前記第1穴部及び第2穴部にそれぞれ挿入可能であり、
    前記固定部は、前記第1挿入部及び前記第2挿入部の少なくとも一方に位置する、請求項1から3のいずれか1つに記載の座面治具。
  5. 前記穴部は、前記凹部の1つの側壁に開口する複数の穴部を含み、
    前記挿入部は、上方から見て前記座面部から同じ方向にそれぞれ突出する第1挿入部及び第2挿入部を含む、請求項1から3のいずれか1つに記載の座面治具。
  6. 前記座面部の上端部は、前記挿入部の上端部に対して異なる高さに位置する、請求項1から5のいずれか1つに記載の座面治具。
  7. 成形型の下型が載置される下型取付面と、前記下型取付面から下方に向かって窪む凹部と、前記下型取付面に沿って延びて、前記凹部の側壁に開口する穴部と、を有するボルスターと、
    前記穴部に挿入可能な棒状の挿入部と、前記挿入部の長手方向の所定位置に位置し前記挿入部が前記穴部内に挿入された状態で前記凹部内に位置する座面部と、前記穴部内で前記挿入部を固定する固定部と、有する座面治具と、
    を備える、ボルスター組立体。
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