JP2019047869A - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも使い勝手のよい炊飯器を提供する。【解決手段】後部に板金151L,151Rが立設される本体部150と、板金151L,151Rの上部を軸に回動可能な蓋部110と、を備える炊飯器100が提供される。本体部150の背面にヒンジ用のカバーを設けずに、蓋部110の背面119に蓋部110の開放時に板金151L,151Rを避けるための切り欠き119L,119Rが形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、炊飯器の技術に関する。
炊飯器の各部の技術が開示されている。たとえば、特開2012−249945号公報(特許文献1)には、圧力式炊飯器が開示されている。特許文献1によると、炊飯器本体と、炊飯器本体の上方に位置する蓋体とを有する圧力式炊飯器であって、炊飯器本体は、内鍋と、内鍋を加熱する加熱手段とを有し、蓋体は、第1圧力調整装置及び第2圧力調整装置を有し、第1圧力調整装置は、第1通気孔を開閉する球状の第1弁体を有し、第2圧力調整装置は、第2通気孔を開閉する球状の第2弁体を有し、第1弁体は、水平方向に押圧されることにより第1通気孔を開閉し、第2弁体は、回動部材を介して垂直方向に押圧されることにより第2通気孔に対する閉鎖力を高め安全弁として機能する。
特開2012−249945号公報
本発明の一態様は、従来よりも使い勝手のよい炊飯器を提供することを目的とする。
本発明の一態様においては、後部に板金が立設される本体部と、板金の上部を軸に回動可能な蓋部と、を備える炊飯器が提供される。本体部の背面にヒンジ用のカバーを設けずに、蓋部の背面に蓋部の開放時に板金を避けるための切り欠きが形成される。
以上のように、本発明の一態様によれば、従来よりも使い勝手のよい炊飯器が提供される。
本実施の形態にかかる蓋を閉じた状態の炊飯器の前方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋を閉じた状態の炊飯器の後方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋を開けた状態の炊飯器の前方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋を開けた状態の炊飯器の後方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋を閉じた状態の蓋部と上下板金との関係を示す後方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋を開けた状態の蓋部と上下板金との関係を示す後方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋部の内部を示す後方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋を開けた状態の、内蓋とオネバ回収ユニットとを蓋から取り外した状態の蓋部裏側を示す前方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋を開けた状態の、内蓋とオネバ回収ユニットとを蓋に取り付けた状態の蓋部裏側を示す前方斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋部の側面断面図である。 本実施の形態にかかるオネバ回収ユニットを開いた状態を示す第1の斜視図である。 本実施の形態にかかるオネバ回収ユニットを開いた状態を示す第2の斜視図である。 本実施の形態にかかる蓋部の内側のソレノイド付近を示す平面図である。 本実施の形態にかかる蓋部のソレノイド付近を示す側面断面図である。 本実施の形態にかかる加圧時のロックがされていない状態で、レバーが押されていない状態の蓋部の右部を示す前方斜視図と、レバーが押された状態の蓋部の右部を示す前方斜視図である。 本実施の形態にかかる、加圧時のロックがされている状態の蓋部の右部を示す前方斜視図である。 本実施の形態にかかるレバー付近の蓋部の側面断面図である。 本実施の形態にかかるレバー付近の蓋部の正面断面図である。 本実施の形態にかかる本体部の内部のカタ部と保護枠とを示す前方斜視図である。 本実施の形態にかかる本体部の内部のカタ部と保護枠とメインIHユニットとを示す側面である。 本実施の形態にかかる本体部の内部のカタ部と保護枠とメインIHユニットとを示す側面断面図である。 本実施の形態にかかるメインIHユニットの斜視図である。 本実施の形態にかかるメインIHユニットの側面図である。 本実施の形態にかかる小さめの内鍋をいれた状態の内鍋と保護枠とメインIHユニットとの位置関係を示す側面断面図である。 本実施の形態にかかる大きめの内鍋をいれた状態の内鍋と保護枠とメインIHユニットとの位置関係を示す側面断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<炊飯器100の全体構成>
まず、本実施の形態にかかる炊飯器100の全体構成について説明する。図1〜図4を参照して、炊飯器100は、主に、本体部150と、当該本体部150に対して回動可能に取り付けられる蓋部110とを含む。なお、以下では、炊飯器100における、蓋部110のヒンジ側を後方側とし、ヒンジとは反対側の蓋開閉レバー111側を前方側とし、前後方向に直交する側を左右方向側とする。
図1および図2に示す状態において、ユーザが蓋開閉レバー111を押すと、蓋部110が本体部150の後部を軸に対して上方へと回動する。これによって、図3および図4に示すように、本体部150に設置される内鍋190が開放される。
本実施の形態においては、内鍋190がIH用の土鍋釜として説明するが、以下で説明される技術は内鍋190が土鍋であるものに限定されるものではないし、内鍋190がIH対応であるものに限定されるものでもない。
<蓋部110の構成>
次に、本実施の形態にかかる蓋部110の構成について説明する。図5および図6に示すように、蓋部110の外面としての蓋カバー119の背面の下部には切り欠き119L,119Rが形成される。蓋部110の本体部150に対する回動軸は蓋部110の後端よりも数mm〜1cm程度だけ前方に位置する。本実施の形態においては、本体部150の後部かつ上部には、後述するように、蓋部110の回動軸を支持するための上下板金151L,151Rが取り付けられる。これによって、蓋部110の前部が上方へ回動する際に、蓋カバー119の後部が下方かつ前方へ回動する。本実施の形態においては、当該上下板金151L,151Rが切り欠き119L,119Rに入り込むことによって、蓋カバー119と上下板金151L,151Rとがぶつからないように構成されている。
より詳細には、図7に示すように、蓋部110には、その内部の左側と右側に、前後方向に向けて、蓋部110の強度を保つための前後板金115L,115Rが取り付けられる。前後板金115L,115Rの後端部は、本実施の形態における蓋部110と本体部150とのヒンジの役割を果たす回動ユニット116の左右端に固設される。回動ユニット116は、図示しない内側の軸が、本体部150の後端部に取り付けられる上下板金151L,151Rに支持される。回動ユニット116は、左右方向に伸縮する圧縮バネ112と、当該圧縮バネ112の左右端に取り付けられつつ、図示しない内側の軸の周りを回動するカム部材113L,113Rとを含む。カム部材113L,113Rは、前後板金115L,115Rと連動する。
これによって本体部150と上下板金151L,151Rと内側の軸とに対して、圧縮バネ112とカム部材113L,113Rと前後板金115L,115Rが回動することができる。より詳細には、圧縮バネ112によって、カム部材113L,113Rが左右方向に離間するように付勢されており、それによってカム部材113L,113Rが蓋部110を上方へ回動させる方向に付勢するように構成されている。以上のように構成されるため、本実施の形態にかかる炊飯器100は、背面視において下方から、本体カバー151、カタ部160、蓋カバー119の順に配置され、それらの境界が全て水平に形成される。
また、図8を参照して、本実施の形態にかかる蓋部110は、蓋カバー119の内側に、内蓋120が着脱自在に取り付けられる。そして、蓋カバー119の後部(蓋が開いた状態における下部)と内蓋120の後部(蓋が開いた状態における下部)との間にオネバ回収部材130が挟まれて固定される。これによって、ユーザは、内蓋120とオネバ回収部材130とを蓋カバー119から容易に取り外して両者を洗ったり、再度、図9および図10に示すように、オネバ回収部材130を蓋カバー119に取り付けたり、内蓋120を蓋カバー119とオネバ回収部材130に取り付けたりすることができる。
特に、本実施の形態においては、蓋カバー119の裏側、すなわち内蓋120側には、オネバ回収部材130に対向する位置にマグネット118Yが配置される。オネバ回収部材130は、樹脂の中に金属が内包されている。これによって、ユーザは、オネバ回収部材130を蓋カバー119の裏面に取り付けやすく、また両者のガタツキを低減することもできる。さらに、炊飯器100の内部を加圧する際には、オネバ回収部材130が下方から蓋カバー119に向けて押し付けられるので、オネバ回収部材130と蓋カバー119との隙間を小さくすることができる。
また、本実施の形態においては、蓋カバー119の裏側、すなわち内蓋120側には、内蓋120の前部(蓋が開いた状態における上部)に対向する位置にマグネット118Xが内包される。これによって、ユーザは、内蓋120を蓋カバー119の裏面に取り付けやすく、また内蓋120と蓋カバー119の裏面とのガタツキを低減することができる。さらに、炊飯器100の内部を加圧する際には、内蓋120が蓋カバー119に向けて下方から上方へ押し付けられるので、内蓋120と蓋カバー119との隙間を小さくすることができる。
より詳細には、オネバ回収部材130の裏面、すなわち内蓋120側の、左右の端部にはそれぞれ取り付け片138Lが形成される。ユーザは、蓋カバー119の裏面の下部のマグネット118Yの力を借りてオネバ回収部材130を蓋カバー119の裏面に取り付けた後、内蓋120の左右の端部のそれぞれをオネバ回収部材130の取り付け片138Lに引っ掛けて、蓋カバー119の裏面の上部のマグネット118Xの力を借りて内蓋120を蓋カバー119の裏面とオネバ回収部材130とに取り付ける。
さらに本実施の形態にかかるオネバ回収部材130は、図11および図12に示すように、上部材131と下部材132とが着脱自在に取り付けられるものである。このため、ユーザは、蓋部110からオネバ回収部材130を取り外した後、さらに上部材131と下部材132とを取り外して、オネバ回収部材130の内部を容易に洗浄することができる。
<蓋部110の開閉のロック機構>
ここで、図13と図14を参照して、本実施の形態にかかる炊飯器100の内部の圧力の調整機構について説明する。本実施の形態においては、第1のソレノイド121Rが第1のプランジャ129Rを後方に押し出した状態において、第1の調圧ボール128が第1の調圧穴127を開放し、内鍋190の内部が大気圧に維持される。次に第1の加圧状態として、第1のソレノイド121Rが第1のプランジャ129Rを前方に引き込んで、第1の調圧ボール128によって第1の調圧穴127が閉じられる。合わせて、第2のソレノイド122Lが第2のプランジャ129Lを後方に押し出して、第1の調圧ボール128よりも軽い図示しない第2の調圧ボールが第2の調圧穴上に配置される。これによって、第2の調圧ボールの重さによって内鍋190内の圧力が約1.05atmに維持される。そして第2の加圧状態として、第1のソレノイド121Rが第1のプランジャ129Rを前方に引き込んで、第1の調圧ボール128が第1の調圧穴127を閉じる。合わせて、第2のソレノイド122Lも第2のプランジャ129Lを前方に引き込んで、第2の調圧ボールを第2の調圧穴に押し付ける。これによって、第1の調圧ボール128の重さによって内鍋190内の圧力が約1.25atmに維持される。なお、圧力の大きさや圧力の調整機構については、このような形態に限定するものではない。
次に、図13から図18を参照して、加圧調理時にレバー111を押しても蓋部110が開かないようにするためのロック機構について説明する。第1のソレノイド121Rの第1のプランジャ129Rには、リンク部材122が取り付けられている。リンク部材122は、第1のプランジャ129Rから右方に伸びる左右フレーム122Aと、当該左右フレーム122Aの右端から前後方向に延びる前後フレーム122Bとを含む。前後フレーム122Bの後部は、連動部材123を介して、第1の調圧ボール128を後方へ押しのけるための回動部材125を回動させる。すなわち、本実施の形態においては、第1のソレノイド121Rの前後の摺動動作が、右方を迂回して、すなわちリンク部材122の前後の摺動動作に伝達され、最終的に当該回動部材125や第1の調圧ボール128や後述する上下スライド部材147の動作へと作用するものである。
図13と図15を参照して、リンク部材122の前後フレーム122Bは、第1のソレノイド122Rの第1のプランジャ129Rの前後方向の移動に合わせて前後方向にスライドする。より詳細には、図16に示すようにリンク部材122の前端部が、蓋部110の前部の右部に上下摺動可能に配置される上下スライド部材147の下方まで進入したり、図15に示すようにリンク部材122の前端部が上下スライド部材147の下方から後方へと逃れたりする。
より詳細には、加圧調理時以外において、図15(a)に示すように、上下スライド部材147は、通常はスプリング148の付勢力に応じて上方に位置しているが、ユーザが、レバー111を下方に押し込むと、ストッパー145の回動に伴って、図15(b)に示すように、上下スライド部材147が下方へ移動する。しかしながら、内鍋190内を加圧する際、すなわち、第1のソレノイド121Rが第1のプランジャ129Rを前方に引き込んで、リンク部材122が前方にスライドした際には、図16に示すように、リンク部材122の前端部が上下スライド部材147の下方に入り込み、上下スライド部材147がリンク部材122に当たって下方へ移動できなくなる。つまり加圧調理状態においては、図16に示すように、上下スライド部材147とストッパー145の右部とが下方へ移動できなくなり、ストッパー145が本体部150に引っ掛かったままとなる。つまり、蓋部110の開放が制限される。換言すれば、後述するように、ユーザが蓋部110の左右中央部のレバー111を押下しても、後述するレバースプリングが撓むのみで、ストッパー145が保護枠170から外れず、蓋部110を開けることができなくなる。
図17および図18に示すように、本実施の形態においては、レバー111はスプリング142を介して、レバー受け143の上方に、上下摺動可能に配置される。レバー受け143は、ストッパー145の上方に配置される。より詳細には、レバー受け143はスプリング144を介して蓋部110に対して上下摺動可能に取り付けられる。ストッパー145は、蓋部110の前部に左右方向に長い部材であって、右部が右側の前後板金115Rの前端付近まで、左部が左側の前後板金115Lの前端付近まで延設される。
なお、レバー111は、蓋カバー119または蓋部110の他の構造体に支持されるスライド用部材141に上下方向に形成された孔141Aに沿って上下に摺動する。レバー受け143は、当該スライド用部材141に上下方向に形成された孔141Bに沿って上下に摺動する。
ストッパー145の左右中央部は後方に延設され、当該後部はスプリング144、レバー受け143、スプリング142を介してレバー111と連動して回動する。より詳細には、レバー111とスプリング142とレバー受け143とスプリング144がユーザの押しに対応して上下方向にスライドし、ストッパー145がレバー受け143の上下動に合わせて回動する。レバー111とレバー受け143とが上下に摺動するため、ユーザは、スムーズにレバー111を押し下げることが可能になる。
そして、ストッパー145の右端部は後方へ延設され、当該後部の下面は上下スライド部材147の上部と当接して上下スライド部材147の上下動と連動して回動する。ストッパー145の右部および左部は本体部150の位置まで下方へ延設され、当該下端部は後方へ向けて折れ曲げられることによって、引っ掛け部145Lが形成される。
これによって、加圧時には、リンク部材122の前端部が上下スライド部材147の下方に入り込み、上下スライド部材147がリンク部材122に当たって下方へ移動できなくなり、その結果ストッパー145が回動できなくなり、ユーザがレバー111を下方へ押し下げても、スプリング142と144とが撓むだけで、ストッパー145が回動不能となる。すなわち、ストッパー145の下部の引っ掛け部145Lが後述する本体部150の保護枠170の係止部175L,175R(図19を参照。)に引っ掛けられたままの状態が維持され、蓋部110の開放が禁止される。
<本体部150の構成>
本実施の形態にかかる本体部150は、主に、図1〜図4に示す本体カバー151と、図1〜図4と図19に示すカタ部160と、図19に示す保護枠170とを含む。カタ部160は、ユーザから見える部分であるため、意匠性を向上させるために例えばポリプロピレンなどで構成される。本実施の形態においては、カタ部160の下方に、平面視において略同じ形状の保護枠170が固設される。保護枠170は、カタ部160によって隠れるため、カタ部160よりも剛性が強い素材で構成することができる。なお、カタ部160と保護枠170とは、少なくともそれらの周囲同士を、ネジやビスによって、できるだけ隙間が無いように互いに固着されることが好ましい。
本実施の形態においては、保護枠170は、カタ部160に対向する上面170Xと、内鍋190の側面に対向する側面170Yと、内鍋190の底面に対向する底面170Zと、が一体成型されたものである。より詳細には、底面170Zは、底面170Zの端部に相当し側面170Yとの境界に位置する円弧上の部分と、底面170Zの中央部に相当する水平の部分とを含む。
上述した通り、本実施の形態においては、保護枠170の上面170Xと側面170Yと底面170Zとが一体成型されたものである。そして、保護枠170とカタ部160とは、隙間をできるだけ少なくして固設されることが好ましい。これによって、保護枠170およびカタ部160の隙間から、調理用の熱が逃げることを低減することができる。
本実施の形態においては、保護枠170の上面170Xは、蓋部110の回動軸152の下方まで延設される。そして、平面視において、保護枠170は、カタ部160と略同じ形状をしている。上面170Xの後部には、蓋部110を回動可能に指示するための上下板金151L,151Rが取り付けられる。なお、カタ部160の後部には、上下板金151L,151Rや回動ユニット116の前方に位置する化粧壁161が一体成型によって立設されている。
また、本実施の形態においては、保護枠170の上面170Xの前部に、ロック用の係止部175L,175Rが設けられる。これによって、蓋部110が閉じられた際に、蓋部110のストッパー145の左右の引っ掛け部145Lのそれぞれが、当該係止部175L,175Rに引っ掛けられることによって、蓋部110が閉じられる。
また本実施の形態においては、図20および図21に示すように、保護枠170の側面170Yには、被覆されていないIHコイル172が直接的にまかれている。より詳細には、ワニスが塗られたIHコイル172を側面170Yに直接的に巻いてから、熱処理によってワニスを溶かすことによってIHコイル172を側面に直に固着させる。
そして、保護枠170の内側に外鍋171が固着される。より詳細には、外鍋171はその側面の外側が保護枠170の側面170Yの内側に、外鍋171の底面の下面が底面170Zの上面に接着剤で取り付けられる。
保護枠170の底面170Zの下方には、メインIHユニット180が配置される。メインIHユニット180は、下方からバネ189,189・・・によって上方に付勢されている。図21〜図23に示すように、メインIHユニット180のフレームには、内鍋190の底面の周囲の円弧上の部分に対応する位置、すなわち保護枠170の底面170Zの周囲の円弧上の部分に対応する位置に配置されるIHコイル185Xと、内鍋190の底面の中央部、すなわち保護枠170の底面170Zの中央の水平部分に対応する位置に配置されるIHコイル185Yと、が取り付けられる。
特に、本実施の形態においては、保護枠170の底面170Zには、複数個所に穴170H,170H・・・が形成されている。同様に、外鍋171の底面にも、穴170H,170H・・・に対向する位置に、孔171H,171H・・・が形成されている。そして、メインIHユニット180のフレーム181には、複数の凸部182,182・・・が一体成型されている。
そして、上述した通り、メインIHユニット180がバネ189,189・・・によって上方に付勢されることによって、メインIHユニット180の凸部182,182・・・が穴170H,170H・・・と孔171H,171H・・・を貫通し、凸部182,182・・・の上端が内鍋190の底面に接するように構成されている。より詳細には、保護枠170の底面170Zの穴170H,170H・・・には、弾性カバー173が取り付けられて、凸部182,182・・・は当該弾性カバー173を介して内鍋190の底面に接する。
本実施の形態においては、内鍋190は、着脱可能に、カタ部160に取り付けられる。より詳細には、内鍋190の上部の周囲の下面が、カタ部160の円状のリブ162に載置される。
これによって、内鍋190の寸法に多少のバラツキがあっても、内鍋190の底面とメインIHユニット180の凸部182,182・・・とが当接するため、内鍋190のIH用の銀メッキとIHコイル185X,185Yとの距離のバラツキを小さくすることができる。換言すれば、本実施の形態においては、内鍋190をカタ部160や保護枠170に載置すると、内鍋190の大きさに応じて、メインIHユニット180の上下方向の位置が自動的に適切な位置に調節される。
具体的には、内鍋190が小さいものであるときは、図24に示すように、メインIHユニット180が、凸部182,182・・・が穴170H,170H・・・と孔171H,171H・・・を貫通して内鍋190の底面に接するまで、バネ189,189・・・によって上方まで移動する。一方、内鍋190が大きいものであるときは、図25に示すように、メインIHユニット180の凸部182,182・・・が穴170H,170H・・・と孔171H,171H・・・を貫通して内鍋190の底面にすぐに接するので、バネ189,189・・・に抗して、メインIHユニット180が下方へ下がる。
なお、本実施の形態にかかる、メインIHユニット180を保護枠170とカタ部160に対して上下摺動させる構成は、内鍋190が土鍋のようにサイズにバラツキがある場合に特に有効である。
<まとめ>
上記の実施の形態においては、後部に板金151L,151Rが立設される本体部150と、板金151L,151Rの上部を軸に回動可能な蓋部110と、を備える炊飯器100が提供される。本体部150の背面にヒンジ用のカバーを設けずに、蓋部110の背面119に蓋部110の開放時に板金151L,151Rを避けるための切り欠き119L,119Rが形成される。
好ましくは、板金151L,151Rの上部の軸152の周りに圧縮バネ112が取り付けられる。圧縮バネ112は蓋部110を開く方向に付勢されている。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 :炊飯器
110 :蓋部
111 :蓋開閉レバー
112 :圧縮バネ
113L :カム部材
113R :カム部材
115L :前後板金
115R :前後板金
116 :回動ユニット
118X :内蓋用マグネット
118Y :オネバ回収部材用マグネット
119 :蓋カバー
119L :切り欠き
119R :切り欠き
120 :内蓋
121R :第1のソレノイド
122 :リンク部材
122A :左右フレーム
122B :前後フレーム
122L :第2のソレノイド
122R :第1のソレノイド
123 :連動部材
125 :回動部材
127 :第1の調圧穴
128 :第1の調圧ボール
129L :第2のプランジャ
129R :第1のプランジャ
130 :オネバ回収部材
131 :上部材
132 :下部材
138L :取り付け片
142 :レバー用スプリング
143 :レバー受け
144 :レバー受け用スプリング
145 :ストッパー
145L :引っ掛け部
147 :上下スライド部材
148 :スプリング
150 :本体部
151 :本体カバー
151L :上下板金
151R :上下板金
152 :軸
160 :カタ部
161 :化粧壁
162 :リブ
170 :保護枠
170H :穴
170X :上面
170Y :側面
170Z :底面
171 :外鍋
171H :孔
172 :側面用IHコイル
173 :弾性カバー
175L :ロック用係止部
175R :ロック用係止部
180 :メインIHユニット
181 :IH用フレーム
182 :凸部
185X :底面周囲用IHコイル
185Y :底面中央用IHコイル
189 :IHフレーム用バネ
190 :内鍋

Claims (2)

  1. 後部に板金が立設される本体部と、
    前記板金の上部を軸に回動可能な蓋部と、を備え、
    前記本体部の背面にヒンジ用のカバーを設けずに、前記蓋部の背面に前記蓋部の開放時に前記板金を避けるための切り欠きが形成される、炊飯器。
  2. 前記板金の上部の軸の周りに圧縮バネが取り付けられ、
    前記圧縮バネは前記蓋部を開く方向に付勢されている、請求項1に記載の炊飯器。
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