JP2019047008A - インプリントモールド - Google Patents

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Abstract

【課題】製造過程における洗浄時やスピン乾燥時に、洗浄液や異物等を残存させ難い貫通孔を有するインプリントモールドを提供する。【解決手段】インプリントモールドは、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材と、基材の第1面側に設定されたパターン領域内に形成されてなる凹凸構造と、パターン領域外において、基材の第1面及び第2面の間を貫通する貫通孔とを備え、基材の厚さ方向における断面を見たときに、第1面側に位置する貫通孔の第1開口部の外縁のうちのパターン領域から最遠位に位置する第1部位が、第2面側に位置する貫通孔の第2開口部の外縁のうちのパターン領域から最遠位に位置する第2部位よりもパターン領域側に位置している。【選択図】図1

Description

本開示は、インプリントモールドに関する。
微細加工技術として知られているナノインプリント技術は、基材の表面に微細凹凸パターンが形成されてなるインプリントモールドを用い、当該微細凹凸パターンを被加工物に転写することで微細凹凸パターンを等倍転写するパターン形成技術である。特に、半導体デバイスにおける配線パターン等のさらなる微細化等に伴い、その製造プロセス等においてナノインプリント技術が注目されている。
ナノインプリント技術においては、一般に、基板上に被加工物としてのインプリント樹脂が塗布された基板をインプリント装置の基板ステージ上に載置し、インプリント樹脂にインプリントモールドを接触させることでインプリントモールドの微細凹凸パターンにインプリント樹脂を充填させる。そして、その状態で当該インプリント樹脂を硬化させることにより、インプリントモールドの微細凹凸パターンが転写されてなるパターン構造体が形成される。
インプリント樹脂にインプリントモールドを接触させるとき、基板ステージ上に載置された基板(インプリント樹脂)とインプリントモールドとの間に存在する気体(空気)が挟み込まれると、微細凹凸パターンにインプリント樹脂が十分に充填されず、パターン構造体に欠陥(未充填欠陥)を生じさせてしまう。
このような問題を解決するために、従来、基板とインプリントモールドとの間にヘリウムガス等を供給するための貫通孔を有するインプリントモールドが知られている(特許文献1参照)。
特表2007−509769号公報
上記特許文献1に記載のインプリントモールドにおいては、基材の厚さ方向と実質的に平行な中心軸を有する貫通孔が形成されている。このようなインプリントモールドを製造する過程において、当該インプリントモールドを洗浄し、スピン乾燥処理する。そのときに、洗浄液や異物等が貫通孔内に残存してしまうことがある。貫通孔内に残存する異物等は、当該インプリントモールドを用いたインプリント処理時に貫通孔を介して供給されるヘリウムガス等の気流に曝され、それによりに剥がれ落ちてしまうおそれがある。剥がれ落ちた異物がインプリントモールドの微細凹凸パターンとインプリント樹脂との間に挟み込まれると、インプリント処理時にインプリントモールドが破損してしまったり、パターン欠陥等の転写不良を引き起こしたりするおそれがある。
また、貫通孔を有するインプリントモールド用基板に微細凹凸パターンをドライエッチングにより形成する際に、貫通孔を介してドライエッチング装置の下部電極(インプリントモールド用基板が載置される電極)がプラズマに曝されてしまう。それにより、当該下部電極に損傷が生じてしまうおそれがある。
上記課題に鑑みて、本開示は、製造過程における洗浄時やスピン乾燥時に、洗浄液や異物等を残存させ難い貫通孔を有するインプリントモールドを提供することを一目的とする。
上記課題を解決するために、第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材と、前記基材の前記第1面側に設定されたパターン領域内に形成されてなる凹凸構造と、前記パターン領域外において、前記基材の前記第1面及び前記第2面の間を貫通する貫通孔とを備え、前記基材の厚さ方向における断面を見たときに、前記第1面側に位置する前記貫通孔の第1開口部の外縁のうちの前記パターン領域から最遠位に位置する第1部位が、前記第2面側に位置する前記貫通孔の第2開口部の外縁のうちの前記パターン領域から最遠位に位置する第2部位よりも前記パターン領域側に位置しているインプリントモールドが提供される。
前記インプリントモールドにおいて、前記第2開口部の内径が、前記第1開口部の内径よりも大きくてもよく、前記貫通孔の内径が、前記第1開口部から前記第2開口部に向けて徐々に大きくなっていてもよいし、前記第1開口部の内径と前記第2開口部の内径とが、実質的に同一であってもよい。
前記インプリントモールドにおいて、前記基材の厚さ方向における断面を見たときに、前記第1部位と前記第2部位とを結ぶ線分により示される前記貫通孔の内壁面が、前記基材の厚さ方向に対して傾斜する傾斜面として構成されていてもよく、前記貫通孔の中心軸が、前記基材の厚さ方向に対して傾斜していてもよく、前記貫通孔の中心軸が、前記第1面側から前記第2面側に向かうに従い、前記パターン領域から遠ざかるように傾斜していてもよい。
前記インプリントモールドにおいて、前記第2開口部を前記第1面側に投影した投影開口部が、前記第1開口部に重ならないように、前記貫通孔が前記基材に設けられていてもよいし、前記基材の厚さ方向における断面を見たときに、前記貫通孔における前記パターン領域側に位置する内壁面は、前記第1面から前記第2面に向かうに従い前記パターン領域から遠ざかるように構成されていてもよいし、前記第1開口部の外縁及び/又は前記第2開口部の外縁に、面取り部が設けられていてもよいし、前記貫通孔の内壁面を覆う保護膜をさらに備えていてもよい。
本開示によれば、製造過程における洗浄時やスピン乾燥時に、洗浄液や異物等を残存させ難い貫通孔を有するインプリントモールドを提供することができる。
図1は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの一態様の概略構成を示す切断端面図である。 図2は、図1に示すインプリントモールドの貫通孔近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図である。 図3は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの一態様の概略構成を示す平面図である。 図4は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す平面図である。 図5は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す平面図である。 図6は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図である。 図7は、図6に示すインプリントモールドの貫通孔近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図である。 図8は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図である。 図9は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図である。 図10は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図である。 図11は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図である。 図12(A)〜(C)は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの製造方法における各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。 図13(A)〜(C)は、本開示の一実施形態に係るインプリントモールドの製造方法における、図12(C)に続く各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。 図14は、本開示の一実施形態におけるインプリント装置を概略的に示す構成図である。 図15は、本開示の一実施形態におけるインプリント装置における転写位置近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図である。 図16は、本開示の他の実施形態に係るインプリントモールドの概略構成を示す平面図である。
本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
当該図面においては、理解を容易にするために、各部の形状、縮尺、縦横の寸法比等を、実物から変更したり、誇張したりして示している場合がある。本明細書等において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値のそれぞれを下限値及び上限値として含む範囲であることを意味する。本明細書等において、「フィルム」、「シート」、「板」等の用語は、呼称の相違に基づいて相互に区別されない。例えば、「板」は、「シート」、「フィルム」と一般に呼ばれ得るような部材をも含む概念である。
〔インプリントモールド〕
図1は、本実施形態に係るインプリントモールドの一態様の概略構成を示す切断端面図であり、図2は、図1に示すインプリントモールドの貫通孔近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図であり、図3は、本実施形態に係るインプリントモールドの一態様の概略構成を示す平面図であり、図4は、本実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す平面図であり、図5は、本実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す平面図であり、図6は、本実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図であり、図7は、図6に示すインプリントモールドの貫通孔近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図であり、図8は、本実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図であり、図9は、本実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図であり、図10は、本実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図であり、図11は、本実施形態に係るインプリントモールドの他の態様の概略構成を示す切断端面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るインプリントモールド1は、第1面2A及び当該第1面2Aに対向する第2面2Bを有する透明基材2と、透明基材2の第1面2Aから突出する凸構造部3と、第2面2B側に形成されている窪み部4と、凸構造部3の上面(パターン領域)に形成されている凹凸パターン5とを備え、凸構造部3の周囲(非パターン領域)に透明基材2の厚さ方向に貫通する(第1面2A及び第2面2Bの間を貫通する)複数の貫通孔6が形成されている。
透明基材2としては、インプリントモールド用基板として一般的なもの、例えば、石英ガラス基板、ソーダガラス基板、蛍石基板、フッ化カルシウム基板、フッ化マグネシウム基板、バリウムホウケイ酸ガラス、アミノホウケイ酸ガラス、アルミノケイ酸ガラス等の無アルカリガラス基板等のガラス基板、ポリカーボネート基板、ポリプロピレン基板、ポリエチレン基板、ポリメチルメタクリレート基板、ポリエチレンテレフタレート基板等の樹脂基板、これらのうちから任意に選択された2以上の基板を積層してなる積層基板等の透明基板等を用いることができる。なお、本実施形態において「透明」とは、波長300nm〜450nmの光線の透過率が70%以上であることを意味し、好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上である。
透明基材2の平面視形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、略矩形状、略円形状等が挙げられる。透明基材2が光インプリント用として一般的に用いられている石英ガラス基板からなるものである場合、通常、透明基材2の平面視形状は略矩形状である。
透明基材2の大きさ(平面視における大きさ)も特に限定されるものではないが、透明基材2が上記石英ガラス基板からなる場合、例えば、透明基材2の大きさは152mm×152mm程度である。また、透明基材2の厚さは、強度、取り扱い適性等を考慮し、例えば、300μm〜10mm程度の範囲で適宜設定され得る。
透明基材2の第1面2Aから突出する凸構造部3は、平面視において透明基材2の略中央に設けられている。かかる凸構造部3の形状は、略矩形状、略円形状等を例示することができる。
凸構造部3の大きさは、インプリントモールド1を用いたインプリント処理を経て製造される製品等に応じて適宜設定されるものであり、例えば、33mm×26mmの略矩形状の凸構造部3を挙げることができる。
凸構造部3の突出高さは、インプリントモールド1が凸構造部3を備える目的を果たし得る限り、特に制限されるものではなく、例えば、10μm〜100μm程度に設定され得る。
凸構造部3の上面に形成されている凹凸パターン5の形状、寸法等は、本実施形態におけるインプリントモールド1を用いて製造される製品等にて要求される形状、寸法等に応じて適宜設定され得る。例えば、凹凸パターン5の形状としては、ラインアンドスペース状、ピラー状、ホール状、格子状等が挙げられる。また、凹凸パターン5の寸法は、例えば、10nm〜200nm程度に設定され得る。
透明基材2の第2面2Bには、所定の大きさの窪み部4が形成されている。窪み部4が形成されていることで、本実施形態に係るインプリントモールド1を用いたインプリント処理時、特にインプリント樹脂300(図14,15参照)との接触時やインプリントモールド1の剥離時に、透明基材2、特に凸構造部3の上面を湾曲させることができる。その結果、凸構造部3の上面とインプリント樹脂300とを接触させるときに、凹凸パターン5とインプリント樹脂300との間に空気が挟みこまれてしまうのを抑制することができ、また、インプリント樹脂300に凹凸パターン5が転写されてなる転写パターンからインプリントモールド1を容易に剥離することができる。
窪み部4の平面視形状は、略円形状であるのが好ましい。略円形状であることで、インプリント処理時、特に凸構造部3の上面とインプリント樹脂300とを接触させるときやインプリント樹脂300からインプリントモールド1を剥離するときに、インプリントモールド1の凸構造部3の上面を、その面内において実質的に均一に湾曲させることができる。
図3〜5に示すように、窪み部4の平面視における大きさは、窪み部4を透明基材2の第1面2A側に投影した投影領域内に、凸構造部3が包摂される程度の大きさである限り、特に制限されるものではない。当該投影領域が凸構造部3を包摂不可能な大きさであると、インプリントモールド1の凸構造部3の上面の全面を効果的に湾曲させることができないおそれがある。なお、図3〜5において、凸構造部3の上面に形成されている凹凸パターン5の図示は省略されている。
インプリントモールド1の第1面2A側からの平面視において、貫通孔6は、凸構造部3を取り囲むようにして形成されている。例えば、図3に示すように、4つの貫通孔6が略方形状の凸構造部3の各辺に対向するようにして形成されていてもよいし、図4に示すように、8つの貫通孔6が凸構造部3を取り囲むようにして形成されていてもよいし、図5に示すように、略方形状の凸構造部3の各辺に対向するようにして3つずつの貫通孔6が形成されていてもよい。
透明基材2の第1面2A及び第2面2Bの間を貫通するように形成されている貫通孔6は、第1面2A側に位置する第1開口部61と、第2面2B側に位置する第2開口部62とを有する。透明基材2の厚さ方向における断面を見たときに、第1開口部61は、第2開口部62よりも凸構造部3側に位置する。具体的には、透明基材2の厚さ方向の断面において、第1開口部61の外縁における凸構造部3から最遠位に位置する第1部位611が、第2開口部62の外縁における凸構造部3から最遠位に位置する第2部位621よりも凸構造部3側に位置している。このような構成を有することで、インプリントモールド1の製造過程におけるスピン乾燥時に、第1開口部61から浸入した洗浄液等が遠心力により第2開口部62から排出されやすくなる。また、インプリントモールド1の製造過程において凸構造部3上に凹凸パターン5をドライエッチングにより形成する際に、ドライエッチング装置の下部電極上に載置したインプリントモールド用基板がプラズマ雰囲気に曝されるが、インプリントモールド用基板に形成されている貫通孔を介して下部電極がプラズマに曝され難くなり、当該プラズマにより下部電極が損傷するのを抑制することができる。
第1開口部61の内径D61と第2開口部62の内径D62とは、実質的に同一であってもよいし(図1,2参照)、互いに異なっていてもよいが、第1開口部61の内径D61が第2開口部62の内径D62よりも小さいのが好ましい(図6〜9参照)。第1開口部61の内径D61が第2開口部62の内径D62よりも小さいことで、第1開口部61から貫通孔6に浸入した洗浄液等が、スピン乾燥時の遠心力により第2開口部62から効果的に排出されやすくなる。この場合において、第1開口部61から第2開口部62に向けて、貫通孔6の内径が徐々に大きくなるのが、洗浄液等の排出容易性の観点から好ましい。
第1開口部61の内径D61と第2開口部62の内径D62とが実質的に同一である場合、貫通孔6は、透明基材2の厚さ方向において実質的に一定の内径を有していればよい。透明基材2の厚さ方向の途中における貫通孔6の内径が、第1開口部61の内径D61や第2開口部62の内径D62よりも小さかったり大きかったりすると、貫通孔6に浸入した洗浄液等が排出され難くなるおそれがある。
また、第2開口部62の内径D62が、第1開口部61の内径D61よりも大きい場合において、貫通孔6の内径は、第1開口部61から第2開口部62に向けて徐々に大きくなっていてもよいし(図6,7,9参照)、貫通孔6の内壁面が階段状に形成され、貫通孔6の内径が第1開口部61から第2開口部62に向けて段階的に大きくなっていてもよい(図8参照)。
第1開口部61の内径D61は、特に限定されるものではないが、例えば、0.1mm〜5mm程度に設定され得る。また、第2開口部62の内径D62も特に限定されるものではないが、例えば、0.2mm〜7mm程度に設定され得る。
後述するように、本実施形態に係るインプリントモールド1は、インプリントモールド1を保持する保持面111を有するモールドホルダ110と、被転写基板200が載置される基板ステージ120と、モールドホルダ110の保持面111に形成され、インプリントモールド1及び被転写基板200の間にヘリウムガス等を供給するためのガス供給孔130とを備えるインプリント装置100(図14,15参照)において好適に用いられる。このガス供給孔130にインプリントモールド1の第2開口部62を位置合わせするようにしてモールドホルダ110にインプリントモールド1を保持させることで、貫通孔6を介してインプリントモールド1と被転写基板200との間にヘリウムガス等を供給することができる。
本実施形態において、透明基材2の厚さ方向における断面を見たときに、第1開口部61の第1部位611と第2開口部62の第2部位621とを結ぶ線分により示される貫通孔6の内壁面63は、透明基材の厚さ方向に対して傾斜する傾斜面として構成されている(図1,6,9参照)。貫通孔6の中心軸C6(第1開口部61の中心と第2開口部62の中心とを通る線分)が、透明基材2の厚さ方向に対して傾斜しているのが好ましく、当該中心軸C6が、第1面2A側から第2面2B側に向かうに従って、凸構造部3から遠ざかるように傾斜しているのが好ましい(図1,9参照)。
本実施形態において、第2開口部62を第1面2A側に投影した際の投影開口部が、第1開口部61に重ならないように、貫通孔6が形成されているのが好ましい(図3〜5参照)。投影開口部が第1開口部61に重なってしまうと、インプリントモールド1の製造過程において凸構造部3上に凹凸パターン5をドライエッチングにより形成する際に、第1面2A側からの上面視において、インプリントモールド用基板に形成されている貫通孔を介して下部電極の一部が露出し、その露出部分がプラズマに曝されてしまい、下部電極の一部に損傷が生じてしまうおそれがある。しかしながら、投影開口部が第1開口部61に重なっていないことで、第1面2A側からの上面視において、インプリントモールド用基板に形成されている貫通孔を介して下部電極の一部が露出しないため、下部電極の一部に損傷が生じるのを抑制することができる。
本実施形態において、貫通孔6の内壁面には、当該内壁面の全体を覆う保護膜が形成されているのが好ましい。保護膜としては、例えば、クロム、アルミニウム、タンタル、チタン、タングステン、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、バナジウム(V)、ニオブ(Nb)及びゲルマニウム(Ge)等からなる膜、並びにこれらの金属の酸化膜及び窒化膜等が挙げられる。このような保護膜が形成されていることで、インプリントモールド1の製造過程において凸構造部3上に凹凸パターン5をドライエッチングにより形成する際に、貫通孔6の内壁面がエッチングされるのを抑制することができる。なお、保護膜は、例えば、スパッタリング法、蒸着法、CVD法、ALD法により貫通孔6の内壁面に形成され得る。
本実施形態において、第1開口部61の外縁及び/又は第2開口部62の外縁に、面取り部64,65が設けられているのが好ましい(図10,11参照)。このような面取り部64,65が設けられていることで、第1開口部61や第2開口部62の外縁から異物が発生するのを抑制することができる。
〔インプリントモールドの製造方法〕
上述した構成を有するインプリントモールド1の製造方法の一例について説明する。図12〜13は、本実施形態に係るインプリントモールドの製造方法の各工程を切断端面にて示す工程フロー図である。
[基板準備工程]
まず、マスターモールド20及びインプリントモールド用基板10を準備する。図12(A)に示すように、マスターモールド20は、第1面21A及びそれに対向する第2面21Bを有する基部21と、基部21の第1面21A上に形成されている凹凸パターン22とを備える。図12(A)に示すように、インプリントモールド用基板10は、第1面2A及びそれに対向する第2面2Bを有する透明基材2と、透明基材2の第1面2A側における平面視略中央部に位置し、当該第1面2Aから突出する凸構造部3と、透明基材2の第2面2B側における平面視略中央部に形成されてなる窪み部4と、透明基材2の厚さ方向に貫通する貫通孔6とを備える。上記インプリントモールド用基板10は、凹凸パターン5を有しない以外は本実施形態において製造されるインプリントモールド1と同様の構成を有するため、当該同様の構成については同一の符号を付してその詳細な説明を省略するものとする。
マスターモールド20の基部21を構成する材料は、特に限定されるものではなく、インプリントモールド用基板として一般的なものである。例えば、当該基部21は、インプリントモールドを製造する際に一般的に用いられている基板(例えば、石英ガラス、ソーダガラス、蛍石、フッ化カルシウム基板、フッ化マグネシウム基板、アクリルガラス等のガラス基板、ポリカーボネート基板、ポリプロピレン基板、ポリエチレン基板等の樹脂基板、これらのうちから任意に選択された2以上の基板を積層してなる積層基板等の透明基板;ニッケル基板、チタン基板、アルミニウム基板等の金属基板;シリコン基板、窒化ガリウム基板等の半導体基板等)により構成され得る。なお、本実施形態において「透明」とは、波長300nm〜450nmの光線の透過率が70%以上であることを意味し、好ましくは90%以上、特に好ましくは95%以上である。
マスターモールド20の基部21の厚さは、強度や取り扱い適性等を考慮し、例えば、300μm〜10mm程度の範囲で適宜設定され得る。マスターモールド20の基部21の大きさ(平面視における大きさ)も特に限定されるものではないが、当該基部21が石英ガラスにより構成される場合、例えば、当該基部21の大きさは152mm×152mm程度である。
マスターモールド20の基部21の平面視形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、略矩形状、略円形状等が挙げられる。マスターモールド20が光インプリント用として一般的に用いられている石英ガラスにより構成される場合、通常、当該基部21の平面視形状は略矩形状である。
マスターモールド20の基部21の第1面2A側に形成されている凹凸パターン22の形状、寸法等は、本実施形態において製造されるインプリントモールド1(図1〜11,13(C)参照)にて要求される形状、寸法等に応じて適宜設定され得る。例えば、凹凸パターン22の形状としては、ラインアンドスペース状、ピラー状、ホール状、格子状等が挙げられる。凹凸パターン22の寸法は、例えば、10nm〜200nm程度であればよい。
凹凸パターン22は、例えば、電子線リソグラフィー法、フォトリソグラフィー法等の公知の方法を用い、ネガ型又はポジ型の電子線反応性レジスト材料、紫外線反応性レジスト材料等により構成されるレジストパターンをマスクとしたエッチング処理を通じて作製され得る。
本実施形態において、インプリントモールド用基板10の透明基材2の第1面2A及び凸構造部3の上面には、ハードマスク層11が形成されている。ハードマスク層11を構成する材料としては、例えば、クロム、チタン、タンタル、珪素、アルミニウム等の金属;窒化クロム、酸化クロム、酸窒化クロム等のクロム系化合物、酸化タンタル、酸窒化タンタル、酸化硼化タンタル、酸窒化硼化タンタル等のタンタル化合物、窒化チタン、窒化珪素、酸窒化珪素等を単独で、又は任意に選択した2種以上を組み合わせて用いることができる。
ハードマスク層11は、後述する工程(図13(B)参照)にてパターニングされ、インプリントモールド用基板10をエッチングする際のマスクとして用いられるものである。そのため、インプリントモールド用基板10の種類に応じ、エッチング選択比等を考慮して、ハードマスク層11の構成材料を選択するのが好ましい。例えば、インプリントモールド用基板10が石英ガラス基板である場合、ハードマスク層11として金属クロム膜等が好適に選択され得る。
ハードマスク層11の厚さは、インプリントモールド用基板10の種類に応じたエッチング選択比、製造されるインプリントモールド1における凹凸パターン5のアスペクト比等を考慮して適宜設定される。例えば、インプリントモールド用基板10が石英ガラス基板であって、ハードマスク層11が金属クロム膜である場合、ハードマスク層11の厚さは、1nm〜20nm程度に設定され得る。
インプリントモールド用基板10の透明基材2の第1面2A及び凸構造部3の上面にハードマスク層11を形成する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、スパッタリング、PVD(Physical Vapor Deposition)、CVD(Chemical Vapor Deposition)等の公知の成膜方法が挙げられる。
[レジストパターン形成工程]
次に、インプリントモールド用基板10の凸構造部3(ハードマスク層11)上に、インクジェット法によりインプリント樹脂30の液滴を離散的に供給する(図12(B)参照)。インプリント樹脂30の液滴は、マスターモールド20の凹凸パターン22のパターン密度等に応じて凸構造部3(ハードマスク層11)上に配置される。
インプリント樹脂30にマスターモールド20の第1面21Aに形成されている凹凸パターン22を接触させる。そして、マスターモールド20の第1面21Aと凸構造部3の上面(ハードマスク層11)との間にインプリント樹脂30を展開させ、インプリント樹脂30を硬化させることで、インプリント樹脂30にマスターモールド20の凹凸パターン22を転写する(図12(C)参照)。
インプリント樹脂30(レジスト材料)としては、特に限定されるものではなく、インプリント処理に一般的に用いられる樹脂材料(例えば、紫外線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂等)を用いることができる。インプリント樹脂30には、マスターモールド20を容易に引き離すための離型剤、インプリントモールド用基板10の凸構造部3の上面(ハードマスク層11)への密着性を向上させるための密着剤等が含まれていてもよい。
続いて、硬化したインプリント樹脂30からマスターモールド20を引き離す(図13(A)参照)。これにより、インプリントモールド用基板10の凸構造部3(ハードマスク層11)上に、マスターモールド20の凹凸パターン22が転写されたレジストパターン31を形成することができる。
[ハードマスクパターン形成工程]
上記レジストパターン31をマスクとして用い、例えば、塩素系(Cl2+O2)のエッチングガスを用いるドライエッチング処理によりインプリントモールド用基板10の凸構造部3の上面に形成されているハードマスク層11をエッチングして、ハードマスクパターン12を形成する(図13(B)参照)。
[インプリントモールド用基板のエッチング工程]
ハードマスクパターン12をマスクとしてインプリントモールド用基板10にドライエッチング処理を施し、凸構造部3の上面に凹凸パターン5を形成することで、インプリントモールド1が製造される(図13(C)参照)。インプリントモールド用基板10のドライエッチングは、当該インプリントモールド用基板10の構成材料の種類に応じて適宜エッチングガスを選択して行なわれ得る。エッチングガスとしては、例えば、フッ素系ガス等を用いることができる。
インプリントモールド用基板10にドライエッチング処理を施すとき、インプリントモールド用基板10をドライエッチング装置の下部電極上に載置し、プラズマ雰囲気に曝す。本実施形態においては、インプリントモールド用基板10の貫通孔6の第1開口部61と、第2開口部62を第1面2A側に投影した投影開口部とが重ならないように当該貫通孔6が形成されているため、プラズマによって下部電極に損傷(ダメージ)が生じるのを防止することができる。
[洗浄工程]
上述のようにして凸構造部3の上面に凹凸パターン5が形成された後、当該インプリントモールド1に洗浄処理を施す。インプリントモールド1の洗浄方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、スピン洗浄、ディップ洗浄等が挙げられ、かかる洗浄に用いられ得る薬液としては、例えば、SPM(硫酸過水)、アンモニア、塩酸、有機溶媒、オゾン水等の機能水等が挙げられる。
[乾燥工程]
洗浄処理が施されたインプリントモールド1に乾燥処理を施す。インプリントモールド1の乾燥方法としては、例えば、スピン乾燥、風乾燥、減圧乾燥等が挙げられる。インプリントモールド1を、所定の回転軸を中心として回転させながら乾燥させるスピン乾燥を実施する場合、インプリントモールド1の貫通孔6の第1開口部61の第1部位611が、第2部位621よりも凸構造部3側に位置しているため、第1開口部61から浸入した洗浄液、リンス液等が、スピン乾燥時の遠心力により第2開口部62から排出されやすい。したがって、貫通孔6に異物や洗浄液等を残存させ難いという効果が奏される。
〔インプリント装置〕
上述した構成を有するインプリントモールド1を好適に用いることのできるインプリント装置の一例について説明する。
図14は、本実施形態におけるインプリント装置を概略的に示す構成図であり、図15は、本実施形態におけるインプリント装置における転写位置近傍の概略構成を示す部分拡大切断端面図である。
本実施形態におけるインプリント装置100は、インプリントモールド1を保持可能な保持面111を有するモールドホルダ110と、被転写基板200が載置される基板ステージ120と、インプリントモールド1と接触して被転写基板200上に濡れ広がったインプリント樹脂300を硬化させるための硬化手段(UV光源等,図示せず)とを備える。モールドホルダ110には、モールドホルダ110に保持されたインプリントモールド1及び基板ステージ120に載置された被転写基板200の間にガスを供給するためのガス供給孔130が形成されている。
基板ステージ120は、載置された被転写基板200を保持可能な保持機構(図示せず)を有する。かかる保持機構としては、例えば、吸引による保持機構、機械挟持による保持機構、静電気による保持機構等が挙げられる。
基板ステージ120は、基板ステージ120上に載置・保持された被転写基板200上にインプリント樹脂300の液滴を供給するインクジェットヘッド140の下方の液滴供給位置(図14において一点鎖線にて示される位置)と、モールドホルダ110の下方の転写位置との間で水平方向(図14に示す矢印方向)に往復移動可能に構成されている。なお、基板ステージ120は、転写位置と液滴供給位置との間で相対的に往復移動可能に構成されていればよく、例えば、基板ステージ120は往復移動不可能に構成されており、モールドホルダ110及びインクジェットヘッド140のそれぞれが基板ステージ120の上方に移動可能に構成されていてもよい。
モールドホルダ110は、凹凸パターン5を基板ステージ120側に向けてインプリントモールド1を保持する保持面111を有する。モールドホルダ110は、例えば、吸引による保持機構、機械挟持による保持機構、静電気による保持機構等の保持機構(図示せず)を有し、当該保持機構によりインプリントモールド1を保持することができる。モールドホルダ110は、基板ステージ120に載置されている被転写基板200に向かって、鉛直方向に往復移動可能に構成されており、これにより、被転写基板200上のインプリント樹脂300にインプリントモールド1の凹凸パターン5を接触させ、またインプリント樹脂300からインプリントモールド1を離間させることができる。なお、モールドホルダ110に保持されているインプリントモールド1の凹凸パターン5に被転写基板200上のインプリント樹脂300を接触させるように、基板ステージ120が鉛直方向に往復移動可能に構成されていてもよい。
かかるインプリント装置100において、インプリントモールド1は、貫通孔6の第2開口部62をガス供給孔130に位置合わせをして、モールドホルダ110の保持面111に保持される。ガス供給孔130は、ガスタンク(図示せず)に連続しており、ガスタンクから供給されるガスをインプリントモールド1と被転写基板200との間に供給可能に構成されている(図15参照)。ガス供給孔130から供給され得るガスとしては、例えば、ヘリウム、PFP(ペンタフルオロプロパン)、TFP(テトラフルオロプロペン)等の凝縮性ガス等が挙げられる。
ガス供給孔130は、モールドホルダ110に保持されるインプリントモールド1の第2開口部62に対応する位置に設けられており、ガス供給孔130の内径は、第2開口部62の内径D62よりも小さい。これにより、モールドホルダ110にインプリントモールド1が保持されたときにガス供給孔130から供給されるガスが貫通孔6を介してインプリントモールド1と被転写基板200との間に供給される。ガス供給孔130の外径は、例えば、0.1mm〜10mm程度に設定され得る。
本実施形態に係るインプリントモールド1においては、第1開口部61の第1部位611が第2開口部62の第2部位621よりも凸構造部3(凹凸パターン5)側に位置しており、透明基材2の厚さ方向の断面視において第1部位611と第2部位621とを結ぶ線分により示される貫通孔6の内壁63が第2面2Bから第1面2Aに向かうに従って凸構造部3(凹凸パターン5)に近付くようにして傾斜している。そのため、ガス供給孔130及び貫通孔6を介して供給されるガスを、インプリントモールド1と被転写基板200との間に効率的に誘導(案内)することができるという効果も奏される。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
上記実施形態に係るインプリントモールド1の第1面2A側からの平面視において、各貫通孔6の第1開口部61から第2開口部62へと向かう中心軸C6を第1面2A側に投影したときに、当該投影した中心軸C6が透明基材2の中心を回転軸とする回転方向に沿っていてもよい。例えば、図16に示すインプリントモールド1のように、透明基材2の中心を回転軸とし、第1面2A側からの平面視において反時計回り(左回り)に回転させてスピン乾燥を実施する場合、貫通孔6の第1開口部61よりも第2開口部62が回転進行方向後ろ側(右回り方向)に位置するように当該貫通孔6が形成されていればよい。これにより、第1開口部61から浸入した洗浄液等が遠心力により第2開口部62から効果的に排出されやすくなる。なお、透明基材2の中心を回転軸とし、第1面2A側からの平面視において時計回り(右回り)に回転させてスピン乾燥を実施する場合にも同様に、貫通孔6の第1開口部61よりも第2開口部62が回転進行方向後ろ側(左回り方向)に位置するように当該貫通孔6が形成されていればよい。
1…インプリントモールド
2…透明基材
2A…第1面
2B…第2面
3…凸構造部
4…窪み部
5…凹凸パターン(凹凸構造)
6…貫通孔
61…第1開口部
62…第2開口部
611…第1部位
621…第2部位
64,65…面取り部
C6…中心軸

Claims (11)

  1. 第1面及び当該第1面に対向する第2面を有する基材と、
    前記基材の前記第1面側に設定されたパターン領域内に形成されてなる凹凸構造と、
    前記パターン領域外において、前記基材の前記第1面及び前記第2面の間を貫通する貫通孔と
    を備え、
    前記基材の厚さ方向における断面を見たときに、前記第1面側に位置する前記貫通孔の第1開口部の外縁のうちの前記パターン領域から最遠位に位置する第1部位が、前記第2面側に位置する前記貫通孔の第2開口部の外縁のうちの前記パターン領域から最遠位に位置する第2部位よりも前記パターン領域側に位置しているインプリントモールド。
  2. 前記第2開口部の内径が、前記第1開口部の内径よりも大きい
    請求項1に記載のインプリントモールド。
  3. 前記貫通孔の内径が、前記第1開口部から前記第2開口部に向けて徐々に大きくなっている
    請求項1又は2に記載のインプリントモールド。
  4. 前記第1開口部の内径と前記第2開口部の内径とが、実質的に同一である
    請求項1に記載のインプリントモールド。
  5. 前記基材の厚さ方向における断面を見たときに、前記第1部位と前記第2部位とを結ぶ線分により示される前記貫通孔の内壁面が、前記基材の厚さ方向に対して傾斜する傾斜面として構成されている
    請求項1〜4のいずれかに記載のインプリントモールド。
  6. 前記貫通孔の中心軸が、前記基材の厚さ方向に対して傾斜している
    請求項1〜5のいずれかに記載のインプリントモールド。
  7. 前記貫通孔の中心軸が、前記第1面側から前記第2面側に向かうに従い、前記パターン領域から遠ざかるように傾斜している
    請求項6に記載のインプリントモールド。
  8. 前記第2開口部を前記第1面側に投影した投影開口部が、前記第1開口部に重ならないように、前記貫通孔が前記基材に設けられている
    請求項1〜7のいずれかに記載のインプリントモールド。
  9. 前記基材の厚さ方向における断面を見たときに、前記貫通孔における前記パターン領域側に位置する内壁面は、前記第1面から前記第2面に向かうに従い前記パターン領域から遠ざかるように構成されている
    請求項1〜8のいずれかに記載のインプリントモールド。
  10. 前記第1開口部の外縁及び/又は前記第2開口部の外縁に、面取り部が設けられている
    請求項1〜9のいずれかに記載のインプリントモールド。
  11. 前記貫通孔の内壁面を覆う保護膜をさらに備える
    請求項1〜10のいずれかに記載のインプリントモールド。
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