JP2019045919A - 情報処理装置、制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、コスト・手間をかけずにEDI等のデータ変換テスト環境を構築し、安全にデータ変換テストを行うことを可能にする仕組みを提供することである。【解決手段】変換設定に基づいて入力データから変換された出力データを記憶装置(データベース)に記録するデータ変換ツールをテストする場合に、ユーザから既存の変換設定から変更したテスト用変換設定を受け付け、前記テスト用変換設定に基づいてテスト環境を構築する際に、前記テスト用変換設定の出力データの出力モードに従ってテスト用の出力データを前記記憶装置に登録する。【選択図】図3
Description
本発明は、EDIなどのデータ変換のテスト実行に関する。
EDI(Electronic Data Exchange)に関連する業務処理では、取引先から届いた電子データ(固定長ファイル、CSVファイル)を変換し、自社のデータベースに取り込む必要があり、その際に受信した電子データを自社の基幹システムに合わせたデータ形式(フォーマット)に変換するために、データ変換ツール(トランスレータ)を使用することが多い。
データ変換ツールでは、入力側の電子データのフォーマットおよび、出力側の自社のデータベースのフォーマットを定義し、入力側のデータフォーマットと、出力側のデータフォーマットを結びつける設定を行う必要がある。この設定をマッピングと呼ぶ。
特許文献1には、トランスレータのセットアップ作業を効率的に実施するシステムが記載されている。
特許文献1のシステムではデータファイルからデータファイルへの変換のみで、データベースに対応していない。
本願が対象とするEDIシステムでは、受信したEDIデータを、基幹システムにて使用できる形式に変換して保管するので、出力側は基幹システムがアクセス可能なデータベースとなる。
また特許文献1のシステムでは、本稼働中にデータフォーマットに一部仕様変更が発生した場合のテストについての考慮がなされていない。
一度データ変換ツールの設定を行っても、本稼働中にデータフォーマットの一部が変更になることがある(例として法改定や、当初1店舗のみを想定していたものが、複数店舗になったなど)。その場合に、本稼働中のデータ変換ツールの運用に影響を与えないように、データ変換ツールの設定変更内容についてテスト実行する必要がある。
データ変換ツールの設定を変更する際に以下の問題が発生する。
・テスト用サーバおよびテスト用データベースを別に用意して、本稼働サーバおよび本稼働データベースの環境をコピーすれば設定は不要であるが、コストと手間がかかる。
・本稼働データベースに、テスト用テーブルを追加すると、本稼働データ変換設定からコピーしたテスト用データ変換設定に対して、テーブル情報(例えばテーブル名)の変更が必要となり、最悪の場合、再マッピングが必要となる。
・本稼働データベースの本稼働テーブルをそのまま使用すると、本稼働データとテスト用データの区別が必要となり、データ変換ツールの設定に誤りがあった場合に、本番環境のデータベースのデータを破壊してしまう恐れがある。
・テスト用サーバおよびテスト用データベースを別に用意して、本稼働サーバおよび本稼働データベースの環境をコピーすれば設定は不要であるが、コストと手間がかかる。
・本稼働データベースに、テスト用テーブルを追加すると、本稼働データ変換設定からコピーしたテスト用データ変換設定に対して、テーブル情報(例えばテーブル名)の変更が必要となり、最悪の場合、再マッピングが必要となる。
・本稼働データベースの本稼働テーブルをそのまま使用すると、本稼働データとテスト用データの区別が必要となり、データ変換ツールの設定に誤りがあった場合に、本番環境のデータベースのデータを破壊してしまう恐れがある。
また、出力側データベースのテーブルに初期格納するテスト用データは、当該テーブルの出力モード(追加、更新など)によって、テスト用データが不要な場合、本稼働データと同等データが必要な場合、本稼働データの一部が必要な場合があり、その判断のためにはデータ変換設定の出力側データベースの出力モードを確認する必要がある。
本発明の目的は、コスト・手間をかけずにEDI等のデータ変換テスト環境を構築し、安全にデータ変換テストを行うことを可能にする仕組みを提供することである。
本発明は、変換設定に基づいて入力データから変換された出力データを記憶装置に記録する情報処理装置であって、既存の変換設定から変更したテスト用変換設定を受け付ける受付手段と、前記テスト用変換設定に基づいて、テスト用の出力データを前記記憶装置に登録する出力データ作成手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、コスト・手間をかけずにEDI等のデータ変換テスト環境を構築し、安全にデータ変換テストを行うことができるようになる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態におけるEDIシステム100のシステム構成の一例を示す図である。
EDIサーバ101、データベース102が、基幹システム103、クライアント104がLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して接続される構成となっている。また、インターネット等のネットワークを介して取引先EDIシステムよりEDIデータが送信され、EDIサーバ101にて当該EDIデータを受信する(実際には取引先EDIシステムに対するEDIデータの送信も行うが、本願では受信のみを対象としている)。
EDIサーバ101は、受信したEDIデータを事前設定された変換設定に従ってデータ変換して業務データとしてデータベース102に格納する。EDIサーバ101は、本稼働、テストともに使用される。
データベース102は、EDIサーバ101によりデータ変換された業務データを格納し、格納された業務データは基幹システム103よりアクセス可能となる。データベース102は、本稼働、テストともに使用される。データベース102は、EDIサーバ101や基幹システム103に付随する記憶装置でもよいし、独立したデータベースサーバの記憶装置でもよいし、クラウド環境の外部データベースでもよい。
基幹システム103は、社内の基幹業務で使用されるシステムであり、データベース102にアクセスして業務データを取得し、必要に応じて当該業務データを更新する。
クライアント104は、EDIサーバ101にアクセス可能なユーザ端末であり、EDIサーバ101と連携して、ユーザに対する画面表示やユーザからの入力受付を行う。なお、クライアント104を介さず、EDIサーバ101のディスプレイ等に画面を表示したり、キーボード等から直接入力を受け付けたりしてもよい。
以上で図1のシステム構成図の説明を終了する。
以下、図2を用いて、図1に示したEDIサーバ101、基幹システム103、クライアント104に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例について説明する。
図2は、EDIサーバ101、基幹システム103、クライアント104に適用可能な情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2において、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、ディスプレイ210等の表示器への表示を制御する。なお、表示器はCRTや、液晶ディスプレイ等の様々な種類が存在する。
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶する外部記憶装置(ハードディスク(HD))や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるCFカードメモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLANやインターネット)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、ディスプレイ210上での表示を可能としている。また、CPU201は、ディスプレイ210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
以上で図2のハードウェア構成図の説明を終了する。
次に、図3を用いて、本発明の実施形態であるEDIシステムの機能構成について説明する。
図3は本発明の実施形態における、EDIシステム100の機能構成の一例を示す図である。基幹システム103については、本発明に直接関係しないため省略している。
EDIサーバ101は、テスト用設定受付部301、テスト環境管理部302、変換テスト実行部303、テスト結果表示制御部304、変換用データ管理部305を持つ。
テスト用設定受付部301は、クライアント104のWebブラウザを介してユーザにテスト用の設定内容を入力させ、当該設定内容を受け付ける。テスト環境管理部302は、受け付けた設定内容に基づいてテスト環境を構築し、テスト実行後に当該テスト環境を削除する。変換テスト実行部303は、構築されたテスト環境に対してデータ変換を実行し、テスト結果表示用のデータを合わせて記録する。テスト結果表示制御部304は、テスト実行結果をテスト結果表示用のデータに従ってクライアント104のWebブラウザに表示させる。変換用データ管理部305は、受信したEDIデータを格納し、データ変換用の変換設定ファイルを格納し管理する。
クライアント104は、Webブラウザ310を持つ。Webブラウザ310は、EDIサーバ101から画面データを受信して画面を表示し、画面上でユーザからの入力を受け付けてEDIサーバ101に送信する。
データベース102は、データ格納部320を持ち、データ格納部320はEDIサーバ101にて変換されたデータをデータベーステーブルに格納する。
以上で図3の機能ブロック図の説明を終了する。
次に図4、図5、図6、図7のフローチャートを用いて、本実施形態のEDIシステム100の処理フローについて説明する。本実施例による使用データや、表示画面については、処理の中で都度説明する。
図4は、入出力フォーマットを変更する場合のデータ変換テスト全体処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS401では、EDIサーバ101は、テスト用設定画面を表示し、テストに必要な情報の入力を受け付ける。本処理の詳細については図5で後述する。
ステップS402では、EDIサーバ101は、テスト用環境を構築する。本処理の詳細については図6で後述する。
ステップS403では、EDIサーバ101は、テスト用設定の修正を受け付ける。具体的には、入力フォーマットの変換仕様の変更内容に従って、変換設定画面(図13)を表示して、変換設定(マッピング)の変更を受け付ける。
ステップS404では、EDIサーバ101は、ステップS402にて構築されたテスト環境において、ステップS403にて変更されたテスト用設定に従って、データ変換テストを実行する。つまり、テスト用入力側ファイルを読み込み、テスト用データ変換設定に従ってデータ変換し、テスト用出力側DBテーブルにデータを記録する。データ変換処理についてはデータ変換ツールの標準機能を使用するが、テスト用出力側DBテーブルにおいて、書き込み(追加・更新)した行に対して、内部データ更新フラグの値を1にする。
ステップS405では、EDIサーバ101は、ステップS404にて実行されたデータ変換テストの結果を表示する。ここでは変換実行結果として、テスト用出力側DBテーブルに書き込まれた内容を表示する。その際に、内部データ更新フラグの値が1のデータのみを表示する。また、ステップS403で変更された内容を判定し、キー項目と変更された内容のみを表示する。表示例を図16に示す。
ステップS406では、EDIサーバ101は、テスト実行が終了したので、テスト環境を削除する。本処理の詳細は図7で後述する。
以上で図4の説明を終了する。
図5は、ステップS401のテスト用設定受付処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS501では、EDIサーバ101は、テスト設定画面(図14)を表示する。
図14にテスト設定画面の一例を示す。テスト設定画面1400は、テスト設定項目として、本番用、テスト用それぞれの変換設定ファイル、入力側ファイル、出力側DBテーブルを指定できる(1401〜1406)。本番用の入力側ファイルを使用しない場合は、入力側ファイル名を変更することを可能とする。出力側DBテーブルについては本番用のテーブルとは分けるため、本番用のテーブルの項目をすべて含むテーブルを新規に作成する必要があるため、システムが自動でテーブル名を作成するが、手動で変更することを可能にする。テスト開始ボタン1407を押すことにより、テストデータ設定画面(図15)を表示する。
図5の説明に戻る。
ステップS502では、EDIサーバ101は、テスト設定画面1400のテスト開始ボタン1407が押下されたか否かを判断し、押下されたならばステップS503に処理を移す。押下されていなければ待機する。
ステップS503では、EDIサーバ101は、テスト設定画面1400の1401に指定された本番用変換設定ファイルから出力側DBテーブルの出力モードを取得する。
図9に本番用変換設定ファイルの内容の一例を示す。
本番用、テスト用にかかわらず変換設定ファイルは、入力側情報900、出力側情報910、マッピング情報920を持つ。入力側情報900は入力側ファイル901、入力レイアウト902などの入力側の情報を登録する。出力側情報910は出力側DBテーブル911、出力レイアウト912、出力モード913などの入力側の情報を登録する。本例では、出力モード913として”追加”、”更新”、”追加更新”が設定可能である。マッピング情報920は出力側と入力側の対応関係を示し、入力側ファイルの項目から出力側の項目を変換する方法以外に、計算による方法やマスタデータから取得するする方法等を指定できる。
図5の説明に戻る。
ステップS504では、EDIサーバ101は、出力側DBテーブルの出力モードが”追加”か否かを判断する。出力モードが”追加”であればステップS505に処理を移す。そうでなければステップS506に処理を移す。
ステップS505では、EDIサーバ101は、テストデータ設定画面に選択表示する「出力側DBデータコピー」を”なし”に設定して、ステップS509に処理を移す。
ステップS506では、EDIサーバ101は、出力側DBテーブルの出力モードが”更新”か否かを判断する。出力モードが”更新”であればステップS507に処理を移す。そうでなければステップS508に処理を移す。
ステップS507では、EDIサーバ101は、テストデータ設定画面に選択表示する「出力側DBデータコピー」を”全て”に設定して、ステップS509に処理を移す。
ステップS507では、EDIサーバ101は、テストデータ設定画面に選択表示する「出力側DBデータコピー」を”一部”に設定して、ステップS509に処理を移す。
ステップS509では、EDIサーバ101は、テストデータ設定画面(図15)を表示する。このとき上記で設定した「出力DBデータコピー」の内容を選択表示する。
上記設定の目的は、DBテーブルの出力モードにより、自動的にテスト用出力側DBテーブルの初期データを登録することである。出力モードが”追加”の場合、DBテーブルに新規でレコードを追加するのみであるため、初期データは不要である。出力モードが”更新”の場合、DBテーブルに該当レコードが存在しなければエラーとなるため、初期データとして本番用出力側DBテーブルから全データをコピーしておく必要がある。出力モードが”追加更新”の場合、DBテーブルに該当レコードが存在すれば更新、存在しなければ追加となるため、本番用出力側DBテーブルから一部データをコピーしておくことにより、追加、更新それぞれのテスト実行が可能となる。なお、ここではテスト用入力側ファイルとして本番用入力側ファイルと同一のもの、または、本番用出力側DBテーブルから逆変換して作成したデータファイル(この場合、出力側DBテーブルの内容を全て含む)を使用する前提である。
図15にテストデータ設定画面の一例を示す。テストデータ設定画面1500は、テストデータに関する設定項目として、入力側ファイルのファイル名1501、データ作成区分1502、作成条件1503、出力側DBテーブルのテーブル名1504、データコピー区分1505、コピー条件1506を指定できる。
入力側ファイルのデータ作成区分1502が”作成する”に指定された場合、本番用出力側DBテーブルから逆変換することによりデータファイルが作成され、作成条件1503に指定されたクエリにより対象データの絞り込みが可能となる。
出力側DBテーブルのデータコピー区分が”全て”に指定された場合、本番用出力側DBテーブルからテスト用出力側DBテーブルに全データがコピーされ、”一部”に指定された場合、コピー条件1506に指定されたクエリにより対象データの絞り込みが可能となる。データコピー区分が”なし”に指定された場合、データはコピーされず空のテーブルが用意されることになる。
なお上記設定はユーザにより任意に変更可能である。
OKボタン1507が押下されると、設定内容に従ってテスト用環境が作成される。
図5の説明に戻る。
ステップS510では、EDIサーバ101は、テストデータ設定画面1500のOKボタン1507が押下されたか否かを判断し、押下されたならば本処理フローを終了する。押下されていなければ待機する。
以上で図5の説明を終了する。
図6は、ステップS402のテスト環境作成処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS601では、EDIサーバ101は、本番用変換設定ファイル(図9)の内容をコピーしてテスト用変換設定ファイルを作成する。
ステップS602では、EDIサーバ101は、テスト用変換設定ファイルの内容を更新する。具体的には、図14のテスト設定画面1400で指定されたテスト用の入力側ファイル、出力側DBテーブルの情報で本番用に設定されていた情報を置き換える。
更新されたテスト用変換設定ファイルの一例を図12に示す。本ステップでは、テスト用変換設定ファイルの入力側情報1200、出力側情報1210が更新される。また、マッピング情報1220に入力側ファイル、出力側DBテーブルの情報を含む場合は、同様に本番用の情報からテスト用の情報に置き換える。
図6の説明に戻る。
ステップS603では、EDIサーバ101は、入力側ファイルのデータ作成区分1502が”作成する”に指定されているか否かを判断する。指定されていればステップS604に処理を進め、そうでなければステップS605に処理を進める。
ステップS604では、EDIサーバ101は、本番用出力側DBテーブルから逆変換することによりテスト用入力側ファイルを作成する。作成条件1503が設定されていれば、設定されたクエリに従って対象データを絞り込む。逆変換は、データ変換ツールの入力側と出力側を入れ替えてデータ変換を実行することにより可能である。また、本番用入力側ファイルに対して、テスト用入力側ファイルのデータ項目に追加、削除がある場合には、逆変換の際に出力側に変更後のテスト用入力側ファイルのレイアウトを設定することにより対象となるデータ項目が追加、削除され、また作成条件1503にクエリを設定することにより追加されたデータ項目に任意の値を設定することも可能である。
ステップS605では、EDIサーバ101は、本番用出力側DBテーブルから構造をコピーすることによりテスト用出力側DBテーブルを作成する。この段階ではデータは空である。また、本番用出力側DBテーブルに対して、テスト用出力側DBテーブルのデータ項目に追加、削除がある場合には、コピー条件1506にデータ項目追加、削除のクエリを設定し、構造コピー時にコピー条件1506を反映するようにすればデータ項目を追加、削除することが可能である。また、本番用出力側DBテーブルのデータ項目を追加、削除しても問題ない場合には、構造をコピーする前に本番用出力側DBテーブルのデータ項目を追加、削除しておいてもよい。
ステップS606では、EDIサーバ101は、出力側DBテーブルのデータコピー区分1505が”なし”に指定されているか否かを判断する。指定されていればステップS610に処理を移し、そうでなければステップS607に処理を移す。
ステップS607では、EDIサーバ101は、出力側DBテーブルのデータコピー区分1505が”全て”に指定されているか否かを判断する。指定されていればステップS608に処理を移し、そうでなければ、つまり出力側DBテーブルのデータコピー区分1505が”一部”に設定されていればステップS609に処理を移す。
ステップS608では、EDIサーバ101は、本番用出力側DBテーブルの全データをテスト用出力側DBテーブルにコピーし、ステップS610に処理を移す。
ステップS609では、EDIサーバ101は、コピー条件1506に従って本番用出力側DBテーブルから対象を絞り込んでテスト用出力側DBテーブルにコピーし、ステップS610に処理を移す。コピー条件1506が設定されていなければ、全データをコピーしてもよいし、ユーザにコピー条件1506を入力するように促してもよい。
ステップS610では、EDIサーバ101は、テスト用出力側DBテーブルにテスト用項目を追加する。具体的には、内部データ更新フラグを追加する。
上記により、本番環境に影響を与えないテスト環境が本稼働中のEDIサーバ101およびデータベース102の上に作成される。
以上で図6の説明を終了する。
上記処理の後続処理として、前述の通り、ステップS403にて、EDIサーバ101は、テスト用設定の修正を受け付ける。ここで本処理について図を参照しながら説明する。
まず変換仕様変更前、つまり本稼働中の本番用の設定について説明する。
図8に本番用入出力データレイアウトの一例を示す。図8(a)は入力側ファイルであるEDIデータのレイアウト、図8(b)は出力側DBテーブルである基幹システムデータのレイアウトである。
図9に本番用変換設定ファイルの一例を示す。入力側情報900の入力レイアウト902は図8(a)の入力側ファイルレイアウトに対応し、出力側情報910の出力レイアウト912は図8(b)の出力側DBテーブルレイアウトに対応する。マッピング情報920に、入力レイアウトと出力レイアウトの間の対応関係が設定されている。
図10に本番用変換設定ファイルを設定した時の変換設定画面の一例を示す。変換設定画面1001は左側から4つのブロックに分かれており、左から、入力レイアウトブロック、マッピングブロック、出力レイアウトブロック、プロパティブロックとなっている。
入力レイアウトブロックには入力側ファイルレイアウトを、出力レイアウトブロックでは出力側DBテーブルレイアウトを示し、マッピングブロックで、入力側と出力側のマッピングを行うことを示している。プロパティブロックでは、入力レイアウトブロックまたは出力レイアウトブロックで選択している項目の詳細情報を表示し、ここでは、出力側レイアウトブロックの、発注・出荷テーブルを選択している状態で、出力モード1002として、”追加”、”更新”、”追加更新”を選択できることを示している。
入力レイアウトブロックには入力側ファイルレイアウトを、出力レイアウトブロックでは出力側DBテーブルレイアウトを示し、マッピングブロックで、入力側と出力側のマッピングを行うことを示している。プロパティブロックでは、入力レイアウトブロックまたは出力レイアウトブロックで選択している項目の詳細情報を表示し、ここでは、出力側レイアウトブロックの、発注・出荷テーブルを選択している状態で、出力モード1002として、”追加”、”更新”、”追加更新”を選択できることを示している。
次に、変換仕様変更後、つまりテスト用の設定について説明する。
図11にテスト用入出力データレイアウトの一例を示す。図11(a)は入力側ファイルであるEDIデータのレイアウト、図11(b)は出力側DBテーブルである基幹システムデータのレイアウトである。入力側、出力側ともに項目「定率減税有無」(1111、1121)が追加されている。
図12にテスト用変換設定ファイルの一例を示す。入力側情報1200の入力レイアウト1202は図11(a)の入力側ファイルレイアウトに対応し、出力側情報1210の出力レイアウト1212は図11(b)の出力側DBテーブルレイアウトに対応する。マッピング情報1220に、入力レイアウトと出力レイアウトの間の対応関係が設定されているが、本設定内容は図13の変換設定画面による設定修正の結果である。
図13にテスト用変換設定ファイルを設定した時の変換設定画面の一例を示す。画面構成は図10と同様であるが、プロパティブロックの内容は同じであるため省略している。変換設定画面1301において、入力側および出力側に追加された項目「定率減税有無」どうしをマウス操作で結びつけることによりマッピングされる(1302)。また、ステップS610にて項目「内部データ更新フラグ」が追加されたことを確認できる。
上記の結果が図12のテスト用変換設定ファイルのマッピング情報1220に反映される。
以上でステップS403に係るテスト用設定修正の説明を終了する。
図7は、ステップS406のテスト用環境削除処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS701では、EDIサーバ101は、ステップS601で作成したテスト用変換設定ファイルを削除する。
ステップS702では、EDIサーバ101は、入力側ファイルのデータ作成区分1502が”作成する”に指定されているか否かを判断する。指定されている場合はステップS703に処理を移し、そうでない場合はステップS704に処理を移す。
ステップS703では、EDIサーバ101は、ステップS604で作成したテスト用入力側ファイルを削除する。
ステップS704では、EDIサーバ101は、ステップS605で作成したテスト用出力側DBテーブルを削除する。
なお、上記処理において、対象を削除する代わりに別領域に移動してもよい。
以上で図7の説明を終了する。
上記により、テスト用の追加機器を用意することなく、EDI等のデータ変換テスト環境を構築し、安全にデータ変換テストを行うことができるようになる。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、本発明におけるプログラムは、各図に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は各図の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは各図の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
100 EDIシステム
101 EDIサーバ
102 データベース
103 基幹システム
104 クライアント
101 EDIサーバ
102 データベース
103 基幹システム
104 クライアント
Claims (8)
- 変換設定に基づいて入力データから変換された出力データを記憶装置に記録する情報処理装置であって、
既存の変換設定から変更したテスト用変換設定を受け付ける受付手段と、
前記テスト用変換設定に基づいて、テスト用の出力データを前記記憶装置に登録する出力データ作成手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記テスト用変換設定は前記記憶装置における前記出力データの更新方法を含み、
前記出力データ作成手段は、前記更新方法に基づいて、既存の出力データの内容をコピーして前記テスト用の出力データを登録するか否かを決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記出力データ作成手段は、前記更新方法が前記記憶装置に登録済のデータを更新する方法を含む場合に、既存の出力データの内容をコピーして前記テスト用の出力データを登録することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記出力データ作成手段は、テスト用の出力データにデータ内容の更新有無を示す項目を追加して登録することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 既存の出力データからテスト用の入力データを作成する入力データ作成手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- テスト用変換設定、およびテスト用に作成されたデータを削除する削除手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 変換設定に基づいて入力データから変換された出力データを記憶装置に記録する情報処理装置の制御方法であって、
受付手段が、既存の変換設定から変更したテスト用変換設定を受け付ける受付ステップと、
出力データ作成手段が、前記テスト用変換設定に基づいて、テスト用の出力データを前記記憶装置に登録する出力データ作成ステップと
を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 変換設定に基づいて入力データから変換された出力データを記憶装置に記録する情報処理装置において実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を
既存の変換設定から変更したテスト用変換設定を受け付ける受付手段と、
前記テスト用変換設定に基づいて、テスト用の出力データを前記記憶装置に登録する出力データ作成手段
として機能させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017164985A JP2019045919A (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 情報処理装置、制御方法、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017164985A JP2019045919A (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 情報処理装置、制御方法、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019045919A true JP2019045919A (ja) | 2019-03-22 |
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ID=65814340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017164985A Pending JP2019045919A (ja) | 2017-08-30 | 2017-08-30 | 情報処理装置、制御方法、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2019045919A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020184377A1 (ja) | 2019-03-13 | 2020-09-17 | 株式会社Jvcケンウッド | 分析用基板の作製方法、分析用基板及び分析ユニット |
WO2021009547A1 (en) * | 2019-07-17 | 2021-01-21 | Ng Sin Yan Kitty | Systems and methods for optimizing continuity of operations |
CN113741385A (zh) * | 2020-05-29 | 2021-12-03 | 比亚迪汽车工业有限公司 | 轨道信号测试系统 |
-
2017
- 2017-08-30 JP JP2017164985A patent/JP2019045919A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113741385B (zh) * | 2020-05-29 | 2023-07-11 | 比亚迪汽车工业有限公司 | 轨道信号测试系统 |
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