JP2019043566A - 断熱容器構造 - Google Patents

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【課題】内側壁の応力を緩和することで内側壁の強度設計の自由度を大きくすること。【解決手段】断熱容器構造は、内部にワークを収容する筒状の収容体と、収容体の両端の開口をそれぞれ塞ぐ一対の蓋と、を備えている。収容体及び蓋の隔壁は、それぞれ、内側壁と該内側壁の外側に配置された外側壁とで構成され。該内側壁と外側壁との間に真空層を形成することで断熱を行う。収容体内に、一対の蓋を連結し、相互に引張り合うための連結手段が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、内側壁と外側壁との間に真空層を形成することで断熱を行う断熱容器構造に関する。
内側壁と該内側壁の外側に配置された外側壁とで構成され、該内側壁と外側壁との間に真空層を形成することで断熱を行う断熱容器構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−292031号公報
上記断熱容器構造において、内側壁には、真空層の影響で応力集中が生じ易く、強度の高い設計が必要となる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、内側壁の応力を緩和することで内側壁の強度設計の自由度を大きくした断熱容器構造を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
内部にワークを収容する筒状の収容体と、
前記収容体の両端の開口をそれぞれ塞ぐ一対の蓋と、を備える断熱容器構造であって、
前記収容体及び蓋の隔壁は、それぞれ、内側壁と該内側壁の外側に配置された外側壁とで構成され、該内側壁と外側壁との間に真空層を形成することで断熱を行い、
前記収容体内に、前記一対の蓋を連結し、相互に引張り合うための連結手段が設けられている、ことを特徴とする断熱容器構造
である。
本発明によれば、内側壁の応力を緩和することで内側壁の強度設計の自由度を大きくした断熱容器構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る断熱容器構造の概略的構成を示す斜視図である。 図1に示す断熱容器構造の中心を鉛直方向に切断した際の断面図である。 ワイヤーの両端が分岐していない構成の一例を示す図である。 炉体、上側蓋及び下側蓋、が横向きの構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る断熱容器構造の概略的構成を示す斜視図である。図2は、図1に示す断熱容器構造の中心を鉛直方向に切断した際の断面図である。
本実施形態に係る断熱容器構造1は、内部にワークを収容する炉体2と、炉体2の両端を塞ぐ一対の上側蓋3及び下側蓋4と、を備えている。
炉体2は、収容体の一具体例である。炉体2は円筒状に形成され、上端及び下端が開口している。炉体2の内部には、例えば、樹脂紛体などのワークが収容される。炉体2の隔壁は、内側壁21と該内側壁の外側に配置された外側壁22とで構成されている。内側壁と外側壁との間に真空層23が形成されており、この真空層によって隔壁の断熱が行われる。
上側蓋3は、蓋の一具体例である。上側蓋3は、炉体2の上端開口を塞いでいる。上側蓋3は、メンテナンス等の目的で、炉体2の上端開口に着脱可能である。上側蓋3には、熱風を炉体2内に吸気するための熱風吸気口31が設けられている。上側蓋3には、ワークなどの材料を炉体2内に投入するための材料投入口32が設けられている。上側蓋3には、炉体2内の空気を排気するための排気口33が設けられている。上側蓋3の隔壁は、炉体2の隔壁と同様に、内側壁34と該内側壁34の外側に配置された外側壁35とで構成されている。内側壁34と外側壁35との間に真空層36が形成されており、この真空層36によって隔壁の断熱が行われる。
下側蓋4は、蓋の一具体例である。下側蓋4は、炉体2の下端開口を塞いでいる。下側蓋4は、メンテナンス等の目的で、炉体2の下端開口に着脱可能である。下側蓋4には、炉体2内のワークなどの材料を排出するための材料排出口41が設けられている。材料排出口41には、材料排出口41を遮断するバルブ42が設けられている。バルブ42は、例えば、電磁バルブなどであり、制御装置(不図示)によって、その遮断状態及び開状態に制御される。材料排出口41から排出された炉体2内の材料は、例えば、材料受け5に収容される。下側蓋4の隔壁は、炉体2と同様に、内側壁43と該内側壁43の外側に配置された外側壁44とで構成されている。内側壁43と外側壁44との間に真空層45が形成されており、この真空層45によって隔壁の断熱が行われる。
上述の如く、炉体2内部のワークの取出し易さ、及び、メンテナンス性を考慮して、断熱容器構造1は、炉体2と、上側蓋3及び下側蓋4と、に分割して構成されている。
ところで、従来の断熱容器構造において、上側蓋及び下側蓋の外側壁には、真空層の影響で圧縮応力が生じるが、この圧縮応力に対して外側壁は強く、その強度にあまり影響しない。一方で、上側蓋及び下側蓋の内側壁には、真空層の影響で引張り応力が生じ、この引張り応力に対して内側壁は弱く、その強度に大きく影響する。したがって、内側壁には、上記のような真空層の影響で応力集中が生じ易く、強度の高い設計が必要となる。
これに対し、本実施形態に係る断熱容器構造1は、炉体2内に、上側蓋3及び下側蓋4を連結し、相互に引張り合うためのワイヤー6が設けられている。
上側蓋3及び下側蓋4に生じる引張り応力は、同等であることから、ワイヤー6によって上側蓋3及び下側蓋4を連結し、相互に引張り合うことで、その発生する引張り応力を打ち消し合い、緩和することができる。上側蓋3及び下側蓋4の内側壁34、43の応力を緩和することで、内側壁34、43に対して特別に高い強度設計が不要となることから、内側壁34、43の強度設計の自由度を大きくできる。
ワイヤー6は、連結手段の一具体例である。例えば、ワイヤー6は、両端が夫々2つに分岐している。2つの分岐したワイヤー6の端部の一方61は、上側蓋3の内側壁34に接続され、他方62は下側蓋4の内側壁43に接続されている。なお、上記相互に引張り合い発生する引張り応力を打ち消し合うために、上側蓋3と下側蓋4のワイヤー6の接続位置は、対称の位置となっているのが好ましい。また、ワイヤー6は、3以上で分岐していてもよい。これにより、均等に引張り合うことができ、引張り応力をより緩和できる。
ワイヤー6の中央部は、リング63及びフック64で連結されている。リング63及びフック64を取外すことで、ワイヤー6を中央で分断し、上側蓋3及び/又は下側蓋4を炉体2から容易に外すことができ、メンテナンス性などが向上する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態において、上側蓋3及び下側蓋4を連結し、相互に引張り合うための構成は、一例であり、これに限定されない。上記連結手段は、例えば、棒状部材で構成されてもよい。また、ワイヤー60の両端が分岐していない構成であってもよい(図3)。この場合、例えば、ワイヤー60の一端は、上側蓋3の内側壁の上端中心に接続され、他端は、下側蓋4の内側壁の下端中心に接続されていてもよい。
上記実施形態において、上側蓋3は、熱風吸気口31、材料投入口32、及び排気口33を有する構成であるが、これに限定されない。例えば、上側蓋3は、熱風吸気口31、材料投入口32、及び排気口33を有しない構成(図3)、あるいは、これらのうち少なくとも1つを有する構成であってもよい。
上記実施形態において、下側蓋4は、材料排出口41を有する構成であるが、これに限定されず、材料排出口41を有しない構成であってもよい。
上記実施形態において、炉体2、上側蓋3及び下側蓋4、が上下方向に並ぶ縦向きの構成であるが、これに限定されない。例えば、炉体2、上側蓋3及び下側蓋4、が左右方向に並ぶ横向きの構成であってもよい(図4)。
1 断熱容器構造、2 炉体、3 上側蓋、4 下側蓋、6 ワイヤー、21 内側壁、22 外側壁、23 真空層、31 熱風吸気口、32 材料投入口、33 排気口、34 内側壁、35 外側壁、36 真空層、41 材料排出口、42 バルブ、43 内側壁、44 外側壁、45 真空層、60 ワイヤー、63 リング、64 フック

Claims (1)

  1. 内部にワークを収容する筒状の収容体と、
    前記収容体の両端の開口をそれぞれ塞ぐ一対の蓋と、を備える断熱容器構造であって、
    前記収容体及び蓋の隔壁は、それぞれ、内側壁と該内側壁の外側に配置された外側壁とで構成され、該内側壁と外側壁との間に真空層を形成することで断熱を行い、
    前記収容体内に、前記一対の蓋を連結し、相互に引張り合うための連結手段が設けられている、ことを特徴とする断熱容器構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001349687A (ja) * 2000-06-08 2001-12-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd フランジ部の支持構造
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