JP2019043304A - ロールシェード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロールシェード装置において、遮光シート(51)の遮光性を高めるとともに、他部材との擦れによる損耗を抑制する。【解決手段】引出バー(70)に、遮光シート(51)を保持するシート保持部(71)と、シート保持部(71)の下方に形成された底壁部(75)とを設け、底壁部(75)と遮光シート(51)との間に弾性パッド(55)を設ける。弾性パッド(55)は、引出バー(70)の少なくとも両端部に設ける。【選択図】図4

Description

本発明は、車両のルーフに形成された窓部を遮光するロールシェード装置に関し、特に遮光シートに引出バーを取り付ける部分の構造に関するものである。
従来、ルーフに窓部が形成された車両では、窓部を遮光するためのロールシェード装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。ロールシェード装置は、遮光シートと、遮光シートを巻き取る巻き取りローラと、遮光シートの前端に装着された引出バーとを有している。巻き取りローラは上記窓部の下方に配置され、遮光シートを巻き取り可能に構成されている。遮光シートは、巻き取りローラに巻き取られた状態になると上記窓部を開放する一方、前端の引出バーを窓部の前縁の下方まで引き出すと窓部を遮蔽するように構成されている。
特開2002−054369号公報
しかしながら、上記構成では、遮光シートで窓部を遮蔽した状態であっても、車内の内装材であるヘッドライニングなどの他部材との間に隙間ができると、その隙間から車室内へ光が差し込んでしまい、遮光性が低下する。一方、遮光性を高めるために上記隙間をなくすように遮光シートの高さを下げる設計にすると、遮光シートを開け閉めするときに遮光シートの縁部(特に左右の縁部)がヘッドライニングと常に擦れることになり、遮光シートが損耗するおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロールシェード装置において、遮光シートの遮光性を高めるとともに、他部材との擦れによる損耗を抑制することである。
第1の発明は、遮光シート(51)と、該遮光シート(51)を巻き取り可能且つ引き出し可能な巻き取りローラ(60)と、該遮光シート(51)の引き出し方向の前縁に装着された引出バー(70)とを備え、車両のルーフ(1)に形成された窓部(3)を上記遮光シート(51)で開閉するように設けられるロールシェード装置を前提とする。
そして、このロールシェード装置は、上記引出バー(70)が、上記遮光シート(51)を保持するシート保持部(71)と、該シート保持部(71)の下方に形成された底壁部(75)とを有し、上記底壁部(75)と上記遮光シート(51)との間に弾性パッド(55)が設けられ、上記弾性パッド(55)が上記引出バー(70)の少なくとも両端部に設けられていることを特徴とする。弾性パッド(55)は引出バー(70)よりも弾性のある素材である。
この第1の発明では、引出バー(70)の底壁部(75)と遮光シート(51)の間に弾性パッド(55)を設けることにより、遮光シート(51)の高さ方向の位置を下げ、車内の内装材であるヘッドライニングなどの他部材との間の隙間を塞ぐことができる。また、弾性パッド(55)を用いて遮光シート(51)の高さ方向の位置を下げているので、遮光シート(51)がヘッドライニングなどの他部材と擦れても、その際に遮光シート(51)が受ける力は少なくなる。特に、遮光シート(51)を車両の前後方向へ開閉するときには、遮光シート(51)の左右の縁部がヘッドライニングなどの他部材と接触するが、その左右の縁部において遮光シート(51)が受ける力を抑えられる。
第2の発明は、第1の発明において、上記弾性パッド(55)が上記引出バー(70)の全長にわたって設けられていることを特徴とする。
この第2の発明では、弾性パッド(55)が引出バー(70)の全長にわたって設けられているので、遮光シート(51)の全体がヘッドライニングなどの他部材と接触する場合に、その全体において遮光シート(51)が受ける力を抑えられる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、上記弾性パッド(55)が、上記引出バー(70)の底面及び前面と上記遮光シート(51)との間に設けられていることを特徴とする。
この第3の発明では、引出バー(70)の底面及び前面と遮光シート(51)との間に弾性パッド(55)が設けられており、ロールシェード装置が車両の乗員の上方に設けられるので、乗員に向かう方向(引出バー(70)の底面側及び前面側)に弾性パッド(55)が位置する状態で遮光シート(51)が開閉される。
本発明によれば、引出バー(70)の底壁部(75)と遮光シート(51)の間に弾性パッド(55)を設けることにより、遮光シート(51)の高さ方向の位置を下げ、車内の内装材であるヘッドライニングなどの他部材との間の隙間を塞ぐことができるので、遮光性を高めることが可能になる。また、弾性パッド(55)を用いて遮光シート(51)の高さ方向の位置を下げているので、遮光シート(51)がヘッドライニングなどの他部材と擦れても、その際に遮光シート(51)が受ける力が少なくなるから、遮光シート(51)が特に左右の縁部において損耗するのを抑制することが可能になる。また、遮光シート(51)と引出バー(70)の間に弾性パッド(55)を設けているので、遮光シート(51)と引出バー(70)の位置がずれて遮光シート(51)に皺が生じるような問題が生じるのも抑制できる。
上記第2の発明によれば、弾性パッド(55)が引出バー(70)の全長にわたって設けられているので、遮光シート(51)の全体がヘッドライニングなどの他部材と接触する場合に、その全体において遮光シート(51)が受ける力を抑えられる。したがって、遮光シート(51)の全体にわたって損耗を抑制することが可能になる。
上記第3の発明によれば、引出バー(70)の底面側と前面側に弾性パッド(55)が設けられ、ロールシェード装置が車両の乗員の上方に設けられるので、乗員に向かう方向(引出バー(70)の底面側と前面側)に引出バー(70)の弾性パッド(55)が位置する状態で遮光シート(51)が開閉される。したがって、引出バー(70)が乗員に接触する可能性のあるのが上記弾性パッド(55)であり、乗員に接触しても問題は生じない。
図1は、本発明の実施形態に係るサンルーフ装置を全閉状態で示す斜視図である。 図2は、実施形態のサンルーフ装置の分解斜視図である。 図3は、実施形態のフロント側ロールシェード装置の前端部と後端部の構成を示す断面図である。 図4は、実施形態の引出バーの構造を示す拡大断面図である。 図5は、実施形態の引出バーに遮光シートを挟んでプレスする工程を示す図である。 図6は、実施形態の引出バーの要部拡大断面図である。 図7は、実施形態の引出バーの底面図である。 図8は、変形例に係る引出バーの拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、本発明のロールシェード装置(50)を、車両のルーフ(1)に装着されるサンルーフ装置(10)に組み込んだ例である。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、全閉状態のサンルーフ装置(10)の斜視図、図2はサンルーフ装置(10)の分解斜視図である。なお、本明細書では、説明の便宜上、車両前後方向における前側を「前(フロント)」、後側を「後(リア)」、車幅方向における左側を「左(L)」、右側を「右(R)」と称する。
<サンルーフ装置の概略構成>
サンルーフ装置(10)は、車両のルーフ(1)に形成された開口部(2)に設置される。図2に示すように、サンルーフ装置(10)は、複数のアルミニウム部品からなるフレームアセンブリ(20)と、このフレームアセンブリ(20)に上から装着される強化プラスチック製のハウジング(30)とを有している。フレームアセンブリ(20)は枠状の部材であり、ハウジング(30)は、ハウジング基材(31)のフロント側とリア側に開口(32,33)が形成された部材である。ハウジング(30)の下にはフレームアセンブリ(20)、その下には、左右方向に延在する補強部材(40)が取り付けられている。
ハウジング基材(31)の上面には、3枚のガラスパネル(フロント側固定ガラスパネル(34)、可動ガラスパネル(35)、リア側固定ガラスパネル(36)と、各ガラスパネルの左右に位置するサイドフィン(37,38)とが装着されている。
フロント側固定ガラスパネル(34)は、シール材(34a)を介してハウジング基材(31)の前端部に固定される。可動ガラスパネル(35)は、フレームアセンブリ(20)に前後方向へ進退可能に装着される。リア側固定ガラスパネル(36)は、シール材(36a)を介してハウジング(30)のリア側の開口(33)を覆うように配置されている。ハウジング基材(31)と左右のサイドフィン(37,38)の間には、可動ガラスパネルが進退するときのガイドとして、アウターレール(39)が設けられている。
フロント側固定ガラスパネル(34)は、いわゆるスモークガラスで形成されたパネルである。また、可動ガラスパネル(35)とリア側固定ガラスパネル(36)も、同様にスモークガラスで形成された透光性を有するパネルであり、車両のルーフの窓部(3)を構成する。
このサンルーフ装置(10)の下方には、上記窓部(3)を遮蔽可能な遮光シート(51)を有するロールシェード装置(50)が設けられている。このロールシェード装置(50)は、2枚の遮光シート(51a,51b)を別々に開閉できるように、フロント側ロールシェード装置(50A)とリア側ロールシェード装置(50B)とから構成されている。
上記フレームアセンブリ(20)には、可動ガラスパネル(35)に駆動機構を介して連結される一対のプッシュプルケーブル(45)と、フロント側及びリア側のロールシェード装置(50A,50B)を別々に駆動する二対のプッシュプルケーブル(46,47)とが装填されている。フレームアセンブリ(20)には、各プッシュプルケーブル(45,46,47)を装填するためのケーブル溝(21)が形成されている。
上記ハウジング(30)の下面には、フロント側に1つ、リア側に2つのモータ(M1,M2,M3)が取り付けられている。フロント側のモータ(M1)はフロント側ロールシェード装置(50A)を駆動するプッシュプルケーブル(45)と噛合している。リア側のモータ(M2,M3)は、それぞれ、可動ガラスパネル(35)及びリア側ロールシェード装置(50B)にプッシュプルケーブル(46,47)を介して連結されている。
ハウジング基材(31)のフロント側の開口(32)の縁部にはウェザーストリップ(32a)が装着される。上記可動ガラスパネル(35)は、閉状態になるとウェザーストリップ(32a)と密着してハウジング基材(31)の前側の開口(32)を遮蔽する。ハウジング基材(31)の前側の開口(32)の前端側にはデフレクター(15)が設けられている。デフレクター(15)は、可動ガラスパネル(35)が開口を閉じる位置になると可動ガラスパネル(35)とハウジング基材(31)の間に格納され、可動ガラスパネル(35)が後退して開口(32)が開くと起ち上がって風防となる。
<ロールシェード装置>
ロールシェード装置(50)は、車両のルーフ(1)に形成された窓部(3)を遮光シート(51a,51b)で開閉する位置に設けられ、上述したように、フロント側ロールシェード装置(50A)とリア側ロールシェード装置(50B)とから構成されている。図3は、フロント側ロールシェード装置(50A)の前端部と後端部の構成を示す断面図である。基本的な構造は、フロント側ロールシェード装置(50A)もリア側ロールシェード装置(50B)も共通している。そこで、以下、フロント側ロールシェード装置(50A)(以下、単にロールシェード装置(50)と称する)について説明する。
ロールシェード装置(50)は、遮光シート(51)と、この遮光シート(51)を巻き取り可能且つ引き出し可能な巻き取りローラ(60)と、遮光シート(51)の引き出し方向の前縁に装着された引出バー(70)とを備えている。図3は、ロールシェード装置(50)を、巻き取りローラ(60)から遮光シート(51)を前方へ引き出して引出バー(70)を可動範囲の前端に位置する遮光状態で表している。
ロールシェード装置(50)は、図3に示す遮光状態になったときに遮光シート(51)がヘッドライニング(5)の上端に接するように構成されている。遮光シート(51)が遮光状態でヘッドライニング(5)の上端と接することにより、車室外から車室内への外光の漏れ込みが抑制される。
遮光シート(51)は、その後端側において、巻き取りローラ(60)の近傍でハウジング(30)の押さえ部(65)により上方から抑えられている。巻き取りローラ(60)は、ヘッドライニング((67)により下方から覆われている。
上記引出バー(70)は、図2に示すように、遮光シート(51)のほぼ全幅にわたって延在する長尺の部材である。また、引出バー(70)は、拡大断面図である図4に示すように、該引出バー(70)の全長にわたって上記遮光シート(51)の前縁を挟むクリップ部(シート保持部)(71)と、クリップ部(71)の下方に形成された底壁部(75)と、クリップ部(71)と底壁部(75)との間に位置してこれらを連接する脚部(76)とを備えている。
クリップ部(71)は、一端部を支点部(72)として開閉する上側クリップ片(73)及び下側クリップ片(74)を有している。また、引出バー(70)は、上記上側クリップ片(73)を閉じた状態で、該上側クリップ片(73)の先端部(73a)との間に上記遮光シート(51)を挟んで保持する保持片(74a)を有する。保持片(74a)は、下側クリップ片(74)の一部として形成されている。
引出バー(70)の要部拡大断面図である図6に示すように、上記上側クリップ片(73)と下側クリップ片(74)の対向面には、互いに噛み合って上記遮光シートを挟む込む噛合部(77)が形成されている。噛合部(77)は、上側クリップ片(73)に形成された上側噛合部(77a)と下側クリップ片(74)に形成された下側噛合部(77b)とから構成されている。また、引出バー(70)は、支点部(72)の厚さ(T1)が上側クリップ片(73)及び下側クリップ片(74)の厚さ(T2,T3)よりも薄い断面形状になっており、遮光シート(51)を上側クリップ片(73)と下側クリップ片(74)で挟んで固定する後述のプレス時に上側クリップ片(73)や下側クリップ片(74)が変形せず、しかもプレス後の支点部(72)のスプリングバックが小さくなるように構成されている。また、上側クリップ片(73)の上面はアーチ状に湾曲しており、上側クリップ片(73)に十分な厚みが与えられている。
上記の両噛合部(77a,77b)の間の隙間寸法(d1)は、遮光シート(51)の厚さ寸法(t)よりも小さく、クリップ部(71)が遮光シート(51)を押し潰して挟むように寸法構成されている。また、上側クリップ片(73)の先端部(73a)と保持片(74a)の間の隙間寸法(d2)も、遮光シート(51)の厚さ寸法(t)よりも小さく、この部分でもクリップ部(71)が遮光シート(51)を押し潰して挟むように寸法構成されている。
上記底壁部(75)は、図4において上記クリップ部(71)の下方で、引出バー(70)の全長にわたって形成されている。底壁部(75)は、上記クリップ部(71)の支点部(72)側の端部(言い換えると、脚部(76)に対して先端側(フロント側)となる部分)に、該支点部(72)に向かって上方へ湾曲する湾曲部(75a)を有している。また、上記底壁部(75)と遮光シート(51)との間には、引出バー(70)よりも弾力性のある素材(例えば、エチレン、プロピレン等を含むEPDM系ゴムスポンジ)で形成された弾性パッド(55)が設けられている。この弾性パッド(55)は、引出バー(70)の底面図である図7に示すように、該引出バー(70)の少なくとも両端部に設けられている。また、上記底壁部(75)は、脚部(76)の後方の部分に、上記プッシュプルケーブル(46)に連結されるコネクタ(図示せず)を保持する保持空間(78)を区画する保持片(75b)を有している。
ここで、上記支点部(72)は、上記引出バー(70)の引き出し方向(図4の左方向)へ、上記湾曲部(75a)よりも突出している。つまり、図5において、支点部(72)のフロント側の先端である点P1が、湾曲部(75a)のフロント側の先端である点P2よりも、車両のフロント側へ突出している。
遮光シート(51)に引出バー(70)を装着するのは、図5に示すように、遮光シート(51)の先端部を引出バー(70)のクリップ部(71)で挟み付けることにより行う。このとき、下側クリップ片(74)をプレス装置(80)の支え部(81)で支えながら、上側クリップ片(73)をプレス装置(80)の押さえ部(82)でプレスする。支え部(81)は、上端部(81a)が脚部(76)にほぼ接触する状態で、基部(81b)が湾曲部(75a)の先端近傍に位置するように形成されており、プレス時にクリップ部(71)に作用する力Fを基部(81b)でしっかりと受け止めるようになっている。このため、プレス力が支点部(72)にしっかりと伝わってクリップ部(71)が図5の仮想線の状態から実線の状態へ変形し、かつ上述のようにスプリングバックが抑えられるようになっている。
その後は、遮光シート(51)を、上側クリップ片(73)の上面、支点部(72)、及び底壁部(75)に沿うように引出バー(70)に巻き回して図4の状態とし、この状態でロールシェード装置(50)がサンルーフ装置(10)に組み付けられる。
−ロールシェード装置の動作−
この実施形態のロールシェード装置(50)では、運転席等に設けられているフロント遮光シート用スイッチ(図示せず)を操作してモータ(M1)を駆動すると、フロント側ロールシェード装置(50A)の遮光シート(51a)が開閉する。また、リア遮光シート用スイッチ(図示せず)を操作してモータ(M3)を駆動すると、リア側ロールシェード装置(50B)の遮光シート(51b)が開閉する。弾性パッド(55)が遮光シート(51a,51b)の裏側に設けられているので、遮光シート(51a,51b)が開閉する際に、ヘッドライニング(5)と遮光シート(51a,51b)が擦れて生じる力が弾性パッド(55)に吸収される。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、引出バー(70)の底壁部(75)と遮光シート(51)の間に弾性パッド(55)を設けることにより、遮光シート(51)の高さ方向の位置を下げ、車内の内装材であるヘッドライニングなどの他部材との間の隙間を塞ぐことができるので、遮光性を高めることが可能になる。
また、弾性パッド(55)を用いて遮光シート(51)の高さ方向の位置を下げているので、遮光シート(51)がヘッドライニングなどの他部材と擦れても、その際に遮光シート(51)が受ける力が少なくなるから、遮光シート(51)が左右の縁部において損耗するのを抑制することが可能になる。
また、遮光シート(51)と引出バー(70)の間に弾性パッド(55)を設けているので、遮光シート(51)と引出バー(70)の位置がずれて遮光シート(51)に皺が生じるような問題が生じるのも抑制できる。
また、本実施形態によれば、引出バー(70)の底面側と前面側に弾性パッド(55)が設けられ、ロールシェード装置が車両の乗員の上方に設けられるので、乗員に面する方向(引出バー(70)の底面側と前面側)に引出バー(70)の弾性パッド(55)が位置する状態で遮光シート(51)が開閉されることになる。したがって、引出バー(70)が乗員に接触する可能性のあるのが上記弾性パッド(55)の部分になるから、乗員に接触しても問題は生じない。
また、本実施形態によれば、厚みの異なる弾性パッド(55)を用いることにより、車両側の製品の寸法誤差や取り付け誤差を容易に吸収できるから、これらの誤差で遮光シート(51)とヘッドライニングなどの車両側の部材との間に隙間が生じるのを簡単に抑制できる効果もある。
−実施形態の変形例−
上記実施形態では、弾性パッド(55)を引出バー(70)の両端部に設けているが、弾性パッド(55)は、図7に仮想線で示しているように、引出バー(70)の全長にわたって設けるとよい。そうすれば、ヘッドライニング(5)との接触により遮光シート(51)が損耗するのを、より広い部分(遮光シート(51)の全体)で生じにくくすることができる。
また、上記弾性パッド(55)は、図8に示すように、上記引出バー(70)の底面及び前面と遮光シート(51)との間に位置するように、底面部(55a)と前面部(55b)を有するパッドを用いてもよい。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
例えば、上記実施形態では、ロールシェード装置(50)を車両のサンルーフ装置(10)に組み込んだ例を説明したが、本発明のロールシェード装置は必ずしもサンルーフ装置(10)に組み込まなくてもよく、ルーフに窓部(3)が形成された車両であれば適用可能である。
また、上記実施形態で説明した引出バー(70)では、クリップ部(71)で遮光シート(51)を挟む構成にしているが、本発明は、引出バー(70)の底壁部(75)と上記遮光シート(51)との間に弾性パッド(55)が設けられている限り、引出バー(70)の形状は適宜変更してもよい。
以上説明したように、本発明は、車両のルーフに形成された窓部を遮光するロールシェード装置において、遮光シートに引出バーを取り付ける部分の構造について有用である。
1 ルーフ
3 窓部
50 ロールシェード装置
51 遮光シート
55 弾性パッド
60 巻き取りローラ
70 引出バー
71 シート保持部
75 底壁部

Claims (3)

  1. 遮光シート(51)と、該遮光シート(51)を巻き取り可能且つ引き出し可能な巻き取りローラ(60)と、該遮光シート(51)の引き出し方向の前縁に装着された引出バー(70)とを備え、
    車両のルーフ(1)に形成された窓部(3)を上記遮光シート(51)で開閉するように設けられるロールシェード装置であって、
    上記引出バー(70)は、上記遮光シート(51)を保持するシート保持部(71)と、該シート保持部(71)の下方に形成された底壁部(75)とを有し、
    上記底壁部(75)と上記遮光シート(51)との間に弾性パッド(55)が設けられ、
    上記弾性パッド(55)が上記引出バー(70)の少なくとも両端部に設けられていることを特徴とするロールシェード装置。
  2. 請求項1において、
    上記弾性パッド(55)が上記引出バー(70)の全長にわたって設けられていることを特徴とするロールシェード装置。
  3. 請求項1または2において、
    上記弾性パッド(55)が、上記引出バー(70)の底面及び前面と上記遮光シート(51)との間に設けられていることを特徴とするロールシェード装置。
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