JPH04104016U - 自動車のサンルーフ装置 - Google Patents

自動車のサンルーフ装置

Info

Publication number
JPH04104016U
JPH04104016U JP1321991U JP1321991U JPH04104016U JP H04104016 U JPH04104016 U JP H04104016U JP 1321991 U JP1321991 U JP 1321991U JP 1321991 U JP1321991 U JP 1321991U JP H04104016 U JPH04104016 U JP H04104016U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sunshade
opening
trim
attached
roof
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP1321991U
Other languages
English (en)
Inventor
吉信 鶉野
義弘 樋口
Original Assignee
ダイハツ工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ダイハツ工業株式会社 filed Critical ダイハツ工業株式会社
Priority to JP1321991U priority Critical patent/JPH04104016U/ja
Publication of JPH04104016U publication Critical patent/JPH04104016U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 本考案はサンシェードの開閉操作によってサ
ンシェードの表皮がトリムに擦れて毛羽立つのを防止で
きるサンルーフ装置を提供することを目的としている。 [構成] 開口9bの周縁にトリム15を装着するとと
もに、該開口9bにサンシェード11を配設し、該サン
シェードをスライドさせて上記開口9bを開閉するよう
にした場合に、上記トリム15の上記サンシェード11
が摺接する部分に耐摩耗性を有し、かつ表面性状が平滑
なテフロン製テープ部材16を貼設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のルーフ内に配設されたハウジングに形成された開口を、サ ンシェードをスライドさせて開閉するようにした自動車のサンルーフ装置に関し 、特にサンシェードの開閉操作によって該サンシェードの表皮が毛羽立つのを防 止して見栄えの悪化を回避できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、走行中の爽快感を向上させるために、ルーフパネルにサンルーフ装置を 配設して採光や換気を行うようにした自動車が注目されている。このようなサン ルーフ装置の一例として、従来、例えば実開昭62−148417号公報に示されたもの があり、これは図5及び図6に模式的に示す構造になっている。このサンルーフ 装置では、ルーフパネル21aにルーフ開口22を形成するとともに該ルーフパ ネル21a内にハウジング21bを配設し、該ハウジング21b上に上記ルーフ 開口22を開閉するガラス部材24の駆動機構が配設されている。このガラス部 材24の周縁にはゴム製のウエザストリップ26が装着されており、これは閉時 に上記開口22との間をシールする。また上記ハウジング21b上にはこれの開 口23を開閉するサンシェード25が配設されている。このサンシェード25は 樹脂ボード25aに不織布等からなる表皮25bを貼設したもので、このサンシ ェード25を車体前後方(→印参照)にスライドさせて上記開口23を開閉する ようになっており、これにより陽光を車室内に入れたり,遮蔽したりする。また 上記ハウジング21bの開口23の周縁には見栄えを良くするために合成樹脂製 のトリム27が装着されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のサンルーフ装置では、開口23に装着されたトリム27 の表面は、図7に示すように、凹凸状になっている場合がある。一方、サンシェ ード25を開閉操作する際に、該サンシェード25の自重によって表皮25bが トリム27で擦れ易く、その結果表皮25bに毛羽立ちが生じ、見栄えが悪化す るという問題がある。このような表皮25bの毛羽立ちを防止するには、トリム とサンシェードとの間に隙間を設けて上記擦れを回避することが考えられるが、 このようにすると見栄えが悪くなる。またサンシェード自体の剛性をアップさせ て中央部の垂れ下がりによる面圧を低減することも考えられるが、現状では構造 上困難である。さらに表面の滑らかなトリムを使用することも考えられるが、そ のためには専用部品を別途調達しなければならずコストが上昇する。
【0004】 本考案は上記従来の状況に鑑みてなされたもので、隙間を設けたり,剛性をア ップさせたりすることなく、かつコストを上昇させることなく毛羽立ちを防止し て見栄えの悪化を回避できる自動車のサンルーフ装置を提供することを目的とし ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、自動車のルーフ内に配設されたハウジングの開口の周縁にトリムを 装着するとともに、上記開口にサンシェードを配設し、該サンシェードをスライ ドさせて上記開口を開閉するようにした自動車のサンルーフ装置において、上記 トリムの上記サンシェードが摺接する部分に表面が平滑なテープ部材を貼設した ことを特徴としている。 ここで、上記テープ部材には、表面性状が平滑で、かつ耐摩耗性に優れたもの 、例えばテフロン(登録商標)製テープ等が採用できる。
【0006】
【作用】
本考案に係る自動車のサンルーフ構造によれば、トリムのサンシェードの摺接 部分にテープ部材を貼設したので、トリムの凹凸面による表皮の擦れを回避でき る。その結果、表皮の毛羽立ちや擦れ切れを防止でき、見栄えの悪化を回避でき る。また本考案では、トリムにテープ部材を接着剤等で貼着するだけでよいから 、上述の表皮とトリムとの間に隙間を設けたり,サンシェードの剛性をアップし たり,あるいは別途専用部品を調達したりする場合に比べて容易に対応できると ともに、コストの上昇を低減できる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図について説明する。 図1ないし図4は本考案の一実施例による自動車のサンルーフ構造を説明する ための図である。 図において、1は本実施例構造が適用された自動車であり、これは車体2の左 ,右側面2aにドア3を開閉自在に配設するとともに、後端面2bに跳ね上げ式 のバックドア4を配設した構造のものである。上記車体2の屋根を構成するルー フパネル5aの前端部にはフロントガラス6が配設されており、該ガラス6とル ーフパネル5aとの間にはウエザストリップ7が装着されている。
【0008】 また、上記ルーフパネル5aの前部にはサンルーフ装置8が配設されている。 このサンルーフ装置8は、上記ルーフパネル5aにルーフ開口9aを形成し、該 開口9aをガラス部材10で、またハウジング5bの開口9bをサンシェード1 1で開閉するよう構成されている。 上記ハウジング5bの左,右側縁には、図示しないガイドレールが配設されて おり、該ガイドレールによって上記ガラス部材10が連結部材を介して摺動自在 に支持されている。また、このガラス部材10には、図示しない駆動ワイヤを介 して電動モータが接続されており、該モータにより車両前後方向に移動するよう 構成されている。これにより上記ガラス部材10を摺動させてルーフ開口9aを 開閉するようになっており、このガラス部材10は全開時にはハウジング5b上 の格納部12に収容される。さらに、上記ガラス部材10の周縁にはウエザスト リップ13が装着されており、該ウエザストリップ13は上記ルーフパネル5a のルーフ開口9aの周縁に折り曲げ形成されたフランジ部5cに弾性変形して当 接しており、該ルーフ開口9aをシールしている。
【0009】 また、上記サンシェード11は樹脂ボード11aの下面に不織布からなる表皮 11bを貼設してなるもので、該サンシェード11の左,右側縁は上記ガイドレ ールに摺動自在に支持されている。さらに、上記ハウジング5bの開口9bの周 縁にはトリム15が装着されており、該トリム15の上面に上記サンシェード1 1の表皮11cが当接している。そして上記サンシェード11の前端部に固定さ れた把手11cを車両前後方向に移動させることによって上記開口9bを開閉す るようになっており、全開時に上記格納部12に収容される。
【0010】 そして、上記後部のトリム15の上面にはテープ部材16が接着剤によって貼 設されており、該テープ部材16は耐摩耗性を有し、かつ表面が平滑なテフロン 製(登録商標)のものである。これにより上記サンシェード11の表皮11bは 開閉操作に上記テープ部材16上を摺動するようになっている。
【0011】 次に本実施例の作用効果について説明する。 本実施例のサンルーフ装置8において、陽光を車室内に入れる場合はサンシェ ード11を後方に移動させて開口9bを開け、また換気する場合は、駆動モータ を作動させてガラス部材10を後方に移動させてルーフ開口9aを開けることと なる。また、陽光を遮蔽する場合は、上記サンシェード11を前方に移動させて 開口9bを閉じることとなる。このサンシェード11を開閉操作する場合、従来 構造では上記トリム15の凹凸面に表皮11bが擦れて毛羽立ち、場合によって は擦り切れて見栄えが悪化するという問題があった。これに対して本実施例では 、上記トリム15のサンシェード11が摺接する上面にテープ部材16を貼設し たので、表皮11cはこのテープ部材16上を摺動することとなるから、毛羽立 ちすることはなく見栄えを悪化させることはない。ちなみに、従来のトリムに表 皮を直接摺接させた場合は十数回の開閉操作で毛羽立ちが生じていた。これに対 して本実施例のテープ部材を貼設した場合は、1万回を超えても毛羽立ちは生じ なかった。また、本実施例ではトリム15の上面にテープ部材16を貼設するだ けであるから、該テーブ部材16が車室から見えることはなく、この点からも見 栄えの悪化を回避できる。 さらに、本実施例では、トリム15の摺接部分だけにテープ部材16を貼り付 けるだけの構造であるので、上述の表皮とトリムとの間に隙間を設けたり,サン シェードの剛性をアップしたり,あるいは別途専用部品を調達したりする場合に 比べて実現が容易であるとともに、コストの上昇を抑制できる。
【0012】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る自動車のサンルーフ構造によれば、開口に装着され たトリムのサンシェードの摺接部分に表面が平滑なテープ部材を貼設したので、 それほどコストを上昇させることなく毛羽立ちを防止でき、見栄えの悪化を回避 できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による自動車のサンルーフ構
造を説明するためのルーフ開口部の断面図である。
【図2】上記実施例のテープ部材が貼設されたトリムを
示す斜視図である。
【図3】上記実施例のサンルーフ装置を示す図4の III
−III 線断面図である。
【図4】上記実施例構造が適用された自動車の斜視図で
ある。
【図5】従来のサンルーフ装置を示す断面図である。
【図6】従来のルーフ開口部の断面図である。
【図7】従来のトリムの凹凸面を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 自動車 8 サンルーフ装置 9b 開口 11 サンシェード 11c 表皮 15 トリム 16 テープ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のルーフ内に配設されたハウジン
    グの開口の周縁にトリムを装着するとともに、上記開口
    にサンシェードを配設し、該サンシェードをスライドさ
    せて上記開口を開閉するようにした自動車のサンルーフ
    装置において、上記トリムの上記サンシェードが摺接す
    る部分に表面が平滑なテープ部材を貼設したことを特徴
    とする自動車のサンルーフ装置。
JP1321991U 1991-02-15 1991-02-15 自動車のサンルーフ装置 Withdrawn JPH04104016U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1321991U JPH04104016U (ja) 1991-02-15 1991-02-15 自動車のサンルーフ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1321991U JPH04104016U (ja) 1991-02-15 1991-02-15 自動車のサンルーフ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04104016U true JPH04104016U (ja) 1992-09-08

Family

ID=31747547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1321991U Withdrawn JPH04104016U (ja) 1991-02-15 1991-02-15 自動車のサンルーフ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04104016U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111065534A (zh) * 2017-08-31 2020-04-24 韦巴斯托股份公司 遮挡卷帘设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111065534A (zh) * 2017-08-31 2020-04-24 韦巴斯托股份公司 遮挡卷帘设备
CN111065534B (zh) * 2017-08-31 2022-12-02 韦巴斯托股份公司 遮挡卷帘设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4923245A (en) Ceiling structure of motor vehicle
US4353593A (en) Sun visor
US5409284A (en) Extendable sun visor
DE59901872D1 (de) Versenkbares Kraftfahrzeugverdeck sowie Kraftfahrzeug mit diesem Verdeck
JPH07172185A (ja) 乗用車の上部構造
US5000506A (en) Sun shades for automobiles
JP3317520B2 (ja) 自動車のドアシール
US20070068638A1 (en) Anti-wind buffeting device for an automobile
US6692060B1 (en) Lighted visor mirror assembly and method
JP4300856B2 (ja) サンシェード装置
JP3699693B2 (ja) 車両、特に自動車のためのルーフ装置
JPH04104016U (ja) 自動車のサンルーフ装置
JPH0858367A (ja) 自動車のサンシェード
JPH0338009Y2 (ja)
US5186512A (en) Rear window sliding visor
JPH0356096Y2 (ja)
JPH04297323A (ja) 車両の開閉ル−フ構造
JPH0431130Y2 (ja)
JPH0640028Y2 (ja) 車両の成形天井取付構造
JP7142414B1 (ja) 車両用レインバイザー
JP6862023B1 (ja) バックドア用シェード部材
JPH067939Y2 (ja) サンルーフのシェード構造
JPH0139215Y2 (ja)
JP2550085Y2 (ja) サンバイザ
JPH0724270Y2 (ja) 自動車のサンシェード支持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19950518