JP2019042829A - マイクロ流路チップの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一方の面に流路溝を有する樹脂基板と、前記流路溝を覆うように前記樹脂基板に接合される樹脂フィルムと、を備えるマイクロ流路チップの製造方法であって、
前記樹脂基板と前記樹脂フィルムとの積層体を熱プレス機で熱圧着して、前記樹脂基板と前記樹脂フィルムとを接合させる接合工程を含み、
前記接合工程を、前記熱プレス機と前記樹脂フィルムとの間に、前記熱プレス機の側から、第一弾性体シート、金属シート、及び前記第一弾性体シートよりも硬い第二弾性体シートの順に配置した状態で行う。
前記第一弾性体シートとして、ショア硬さがA30以上A95以下のものを用いることが挙げられる。
前記第一弾性体シートとして、ゴムを少なくとも含むものを用いることが挙げられる。
前記ゴムとして、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、エチレンゴム、ブチルゴム、及びウレタンゴムのいずれか1種以上を含むものを用いることが挙げられる。
前記金属シートとして、ビッカース硬さが100HV以上600HV以下のものを用いることが挙げられる。
前記金属シートとして、ステンレス、鉄、アルミニウム、クロム、銅、ニッケル、若しくはチタン、又は、これらのうちの1種以上を含む合金からなるシートを含むものを用いることが挙げられる。
前記第二弾性体シートとして、ショア硬さがD40以上D80以下のものを用いることが挙げられる。
前記第二弾性体シートとして、フッ素樹脂を用いることが挙げられる。
基板の中央部に40μm幅、30μm深さの流路溝を有する、50mm×30mm×1.5mm厚のポリメチル(メタ)アクリレート製基板と、ポリメチル(メタ)アクリレート製フィルムとを準備した。これらの樹脂基板及び樹脂フィルムを熱プレス機の下部ブロックに載置し、熱プレス機の上部ブロックと樹脂フィルムとの間に、上部ブロックの側からフッ素ゴムシート、ステンレスシート、及びPTFEシートの順に配置した状態で、熱圧着した。フッ素ゴムシートとして、ショア硬度がA60で厚みが0.5mmのものを用い、ステンレスシートとして、ビッカース硬さが400HVで厚みが0.1mmのものを用い、PTFEシートとして、ショア硬度がD50で厚みが1mmのものを用いた。熱圧着は、熱板温度118℃、圧力900N、圧着時間210秒で行った。
フッ素ゴムシートとしてショア硬度がA70のものを用いたこと以外は実施例1と同様にして、マイクロ流路チップを作製した。得られたマイクロ流路チップは、樹脂基板と樹脂フィルムとが強固に溶着されており、流路溝の縁部分においても浮きは見られなかった。また、樹脂フィルムが変形することもなく、設計通りのサイズの流路溝が形成されていた。
フッ素ゴムシートとしてショア硬度がA80のものを用いたこと以外は実施例1と同様にして、マイクロ流路チップを作製した。得られたマイクロ流路チップは、樹脂基板と樹脂フィルムとが強固に溶着されており、流路溝の縁部分においても浮きは見られなかった。また、樹脂フィルムが変形することもなく、設計通りのサイズの流路溝が形成されていた。
ステンレスシートとして厚みが0.2mmのものを用いたこと以外は実施例3と同様にして、マイクロ流路チップを作製した。得られたマイクロ流路チップにおいて、樹脂フィルムが変形することはなく、設計通りのサイズの流路溝が形成されていた。また、樹脂基板と樹脂フィルムとは概ね良好に溶着されており、流路溝の縁部分において僅かに浮きが見られる場合があったものの問題となるレベルではなかった。
ステンレスシートを介在させずに、熱プレス機の上部ブロックと樹脂フィルムとの間に上部ブロックの側からフッ素ゴムシート及びPTFEシートの順に配置した状態で熱圧着したこと以外は実施例1と同様にして、マイクロ流路チップを作製した。
フッ素ゴムシートとしてショア硬度がA70のものを用いたこと以外は比較例1と同様にして、マイクロ流路チップを作製した。
フッ素ゴムシートとしてショア硬度がA80のものを用いたこと以外は比較例1と同様にして、マイクロ流路チップを作製した。
6 熱プレス機
10 樹脂基板
10a 第一面(一方の面)
12 流路溝
20 樹脂フィルム
30 第一弾性体シート
40 金属シート
50 第二弾性体シート
Claims (8)
- 一方の面に流路溝を有する樹脂基板と、前記流路溝を覆うように前記樹脂基板に接合される樹脂フィルムと、を備えるマイクロ流路チップの製造方法であって、
前記樹脂基板と前記樹脂フィルムとの積層体を熱プレス機で熱圧着して、前記樹脂基板と前記樹脂フィルムとを接合させる接合工程を含み、
前記接合工程を、前記熱プレス機と前記樹脂フィルムとの間に、前記熱プレス機の側から、第一弾性体シート、金属シート、及び前記第一弾性体シートよりも硬い第二弾性体シートの順に配置した状態で行うマイクロ流路チップの製造方法。 - 前記第一弾性体シートとして、ショア硬さがA30以上A95以下のものを用いる請求項1に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記第一弾性体シートとして、ゴムを少なくとも含むものを用いる請求項1又は2に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記ゴムとして、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、エチレンゴム、ブチルゴム、及びウレタンゴムのいずれか1種以上を含むものを用いる請求項3に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記金属シートとして、ビッカース硬さが100HV以上600HV以下のものを用いる請求項1から4のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記金属シートとして、ステンレス、鉄、アルミニウム、クロム、銅、ニッケル、若しくはチタン、又は、これらのうちの1種以上を含む合金からなるシートを含むものを用いる請求項1から5のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記第二弾性体シートとして、ショア硬さがD40以上D80以下のものを用いる請求項1から6のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
- 前記第二弾性体シートとして、フッ素樹脂を用いる請求項1から7のいずれか一項に記載のマイクロ流路チップの製造方法。
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