JP2009241120A - 超音波金属接合機、この超音波金属接合機を用いた金属板の接合方法、この超音波金属接合機またはこの金属板の接合方法を用いて得られる接合金属板 - Google Patents

超音波金属接合機、この超音波金属接合機を用いた金属板の接合方法、この超音波金属接合機またはこの金属板の接合方法を用いて得られる接合金属板 Download PDF

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Abstract

【課題】接合コストの大幅な上昇を抑えながら、強度を低下させずに接合強度が均一な接合金属板を得ることができる超音波金属接合機、この超音波金属接合機を用いた金属板の接合方法、この超音波金属接合機またはこの金属板の接合方法を用いて得られる接合金属板を提供する。
【解決手段】超音波金属接合機1において、アンビル2の上面2aは、多数の凸部2bから構成されている。これらの凸部2bは、アンビル2の上面2aが平坦状になるように高さが一定に揃えられて形成されている。ホーン3の先端部31は四つの加圧部32を備えており、各加圧部32の先端面3aは、多数の凸部3bから構成されている。これらの凸部3bは、先端面3aの断面が内側が凹む湾曲状になるように中央側の凸部3bよりも外側の凸部3bの方が突出して形成されている。
【選択図】図2

Description

本件発明は、二枚の金属板を接合するために使用される超音波金属接合機、超音波金属接合機を用いた金属板の接合方法、この超音波金属接合機またはこの金属板の接合方法を用いて得られる接合金属板に関する。
従来、二枚の金属板(例えば電極端子)を接合するために、例えば、特許文献1に記載されているような超音波金属接合機100が使用されている。
この超音波金属接合機100は、アンビル110及びホーン140を備えている。この超音波金属接合機を用いて二枚の電極端子210A、210Bを接合するには、まず、アンビル110に二枚の電極端子210A、210Bを上下に重ねた状態で載置する。次に、超音波金属接合機100を駆動し、超音波金属接合機100の加圧装置180がホーン140を下方に押圧することにより、ホーン140とアンビル110とで二枚の電極端子210A、210Bを挟持する。
さらに、この状態で、超音波金属接合機100の超音波振動子170が駆動することによってホーン140が水平方向に振動し、ホーン140から上側の電極端子210Aに超音波振動が与えられて、双方の電極端子210A、210Bが左右に摺り合わせられる。これにより、双方の電極端子210A、210Bの接触面に付着している酸化膜等の不純物が除去されるとともに、双方の電極端子210A、210Bが重なっている重合部分に摩擦熱が生じる。この摩擦熱により、重合部分に急激な塑性流動が生じて重合部分が接合される。
特開2006−231402号公報(図4)
しかしながら、従来の超音波金属接合機100は、ホーン140とアンビル110において、各電極端子210A、210Bに接触している挟持面の中央部分が膨らんでいる。これにより、電極端子210A、210Bの接合時には、電極端子210A、210Bの重合部分において外周側の部分よりも中央側の部分に大きな圧力がかかる。
このため、この状態で電極端子210A、210Bが左右に摺り合わせられると重合部分の中央側の部分に大きな摩擦熱が生じる。その結果、得られた接合電極端子210の接合部分は、中央側の部分が接合されているだけとなっているので、接触抵抗を十分に抑えることができない。
これを解決するために、ホーン140とアンビル110の双方の挟持面を平坦状にすることが考えられる。この場合には重合部分全体に摩擦熱が生じるが、外周側の部分に生じている摩擦熱の一部はすぐに外部へ放出されるため、重合部分全体の摩擦熱の量が均一にならない。
そこで、電極端子210A、210Bの接合時間を長くして重合部分に生じる摩擦熱の量を均一にする方法が考えられる。しかし、電極端子210A、210Bを長時間摺り合わせると、電極端子210A、210Bが磨耗するために、得られた接合電極端子は強度が低下したものとなってしまう。また、従来よりも大型のホーンと大型のアンビルを有する超音波金属接合機を使用すれば、接合強度が均一な接合電極端子を得ることは可能であるが、大型のホーンと大型のアンビルを使用することにより、接合コストが大幅に上昇してしまう。
本件発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、接合コストの大幅な上昇を抑えながら、強度を低下させずに接合強度が均一な接合金属板を得ることができる超音波金属接合機、この超音波金属接合機を用いた金属板の接合方法、この超音波金属接合機またはこの金属板の接合方法を用いて得られる接合金属板を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本件発明の請求項1に記載の超音波金属接合機は、二枚の金属板の接合時に当該二枚の金属板の重合部分に生じる摩擦熱が、当該重合部分で外周側の部分に生じる摩擦熱の一部が逃げるのを考慮して全体で均一になるように、前記二枚の金属板の各々に接触しているアンビルまたはホーンの一方の挟持面をその外周側の部分が中央側の部分よりも突出した外周側突出形状に形成し、他方の挟持面を平坦状または前記外周側突出形状に形成したことを特徴としている。
さらに、本件発明の請求項2に記載の超音波金属接合機は、請求項1に記載の超音波金属接合機において、前記アンビルまたは前記ホーンの少なくとも一方の挟持面を、断面が内側に凹む湾曲状になるように形成して、これにより当該少なくとも一方の挟持面を前記外周側突出形状に形成したことを特徴としている。
また、本件発明の請求項3に記載の金属板の接合方法は、二枚の金属板を請求項1または請求項2に記載の超音波金属接合機を用いて接合することにより接合金属板を得る金属板の接合方法において、薄い金属板と厚い金属板とを接合する場合には、前記超音波金属接合機には、前記アンビルまたは前記ホーンの一方の挟持面が前記外周側突出形状であって、他方の挟持面が平坦状であるものを使用し、前記一方の挟持面側に前記厚い金属板を配置し、前記他方の挟持面側に前記薄い金属板を配置して、双方の金属板を接合することを特徴としている。
さらに、本件発明の請求項4に記載の金属板の接合方法は、請求項3に記載の金属板の接合方法において、前記薄い金属板に重量物が付いている場合には、前記超音波金属接合機に、前記ホーンの挟持面が前記外周側突出形状であって、前記アンビルの挟持面が平坦状であるものを使用し、前記ホーンの挟持面側に前記厚い金属を配置し、前記アンビルの挟持面側に前記薄い金属板を配置して、双方の金属板を接合することを特徴としている。
また、本件発明の請求項5に記載の接合金属板は、二枚の金属板を、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波金属接合機または金属板の接合方法を用いて接合することにより得られたものであることを特徴としている。
本件発明の請求項1に記載の超音波金属接合機では、金属板の接合時に金属板の重合部分に生じる摩擦熱が全体的に均一になるように、アンビルまたはホーンの少なくとも一方の挟持面の外周側の部分を、中央側の部分よりも突出させて形成した。これにより、請求項1に記載の超音波金属接合機は、金属板の接合時間を長く設定したり、大型のアンビルや大型のホーンを使用しなくても、重合部全体を接合することが可能になる。よって、請求項1に記載の超音波金属接合機は、接合コストの大幅な上昇を抑えながら、強度を低下させずに接合強度が均一な接合金属板を得ることができる。
さらに、本件発明の請求項2に記載の超音波金属接合機では、アンビルまたはホーンの少なくとも一方の挟持面を、断面が内側に凹む湾曲状になるように形成した。これにより、挟持面の外周側の部分全体が中央側の部分よりも突出するため、金属板の重合部分全体に生じる摩擦熱の量がより均一になり、重合部全体を確実に接合することが可能になる。よって、請求項2に記載の超音波金属接合機は、接合強度がより均一な接合金属板を得ることができる。
また、本件発明の請求項3に記載の金属板の接合方法では、請求項1または請求項2に記載の超音波金属接合機を用いて薄い金属板と厚い金属板とを接合する場合に、超音波金属接合機には、アンビルまたはホーンの一方側の挟持面が外周側突出形状で、他方の挟持面が平坦状であるものを使用し、この平坦状の挟持面側に薄い金属板を配置するようにした。このため、薄い金属板は挟持面から受ける圧力が均一になるので、破断や亀裂を防ぐことができる。
さらに、本件発明の請求項4に記載の金属板の接合方法では、超音波金属接合機には、ホーンの挟持面が外周側突出形状で、アンビルの挟持面が平坦状であるものを使用して、アンビルの挟持面側に薄い金属板を配置するようにした。このため、請求項5に記載の金属板の接合方法は、薄い金属板に重量物が付いていても、この薄い金属板は挟持面から受ける圧力が均一になるとともに、ホーンからの振動を直接受けないので、破断や亀裂の防止機能をさらに高めることができる。
また、本件発明の請求項5に記載の接合金属板では、二枚の金属板を、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波金属接合機または金属板の接合方法を用いて接合することにより得られるようにした。その結果、請求項5に記載の接合金属板は、接合部分全体が接合されているので、接合強度が均一である。また、接合金属板が、薄い金属板と厚い金属板とから構成される場合でも破断や亀裂が防止される。よって、請求項5記載の接合金属板は、従来の接合基板よりも品質を高めることができる。
以下、本件発明の実施の形態を図にしたがって説明する。
第1の実施の形態:
図1は、本件発明の第1の実施の形態を示す超音波金属接合機1の要部を示す斜視図である。この超音波金属接合機1は、特に、薄い金属板10と厚い金属板11とを接合するために使用される。また、この超音波金属接合機1は、従来の超音波金属接合機と基本的には同様の構成であり、アンビル2と、ホーン3と、超音波振動子および加圧装置(特許文献1の図1の170、180参照)を備えている。
図2は、超音波金属接合機1において、金属板10、11の挟持部分を示す模式図である。アンビル2の上面2aは一方の挟持面を構成しており、多数の凸部2bから構成されている。これらの凸部2bは、金属板10、11の接合時に薄い方の金属板10が滑るのを防ぐものである。また、これらの凸部2bは、アンビル2の上面2aが平坦状になるように高さが一定に揃えられて形成されている。
一方、図1に示すように、ホーン3の先端部31には、四つの加圧部32が上下左右に対向して設けられている。各加圧部32の先端面3aは、図2に示すように他方の挟持面を構成しており、多数の凸部3bから構成されている。これらの凸部3bは、金属板10、11の接合時に厚い方の金属板10が滑るのを防ぐものである。また、これらの凸部3bは、先端面3aの断面が内側が凹む湾曲状になるように、中央側の凸部3bよりも外側の凸部3bの方が突出している。これによって先端面3aは外周側突出形状に形成されている。
以上のように構成されている超音波金属接合機1において、次に、金属板10、11の接合方法を説明する。作業者は、アンビル2に薄い金属板10を載せて、その上に厚い金属板11を重ねて、超音波金属接合機1の開始スィッチ(図示せず)を押す。すると、超音波金属接合機1の加圧装置がホーン3を下方に押圧して、ホーン3とアンビル2が二枚の金属板10、11を挟持する。
さらに、この状態で、超音波金属接合機1の超音波振動子が駆動することにより、ホーン3が水平方向に振動する。これにより、ホーン3から厚い金属板11に超音波振動が与えられて厚い金属板11が左右に振動して、双方の金属板10、11が左右に摺り合わせられる。すると、双方の金属版10、11の接触面10a、11aに付着している酸化膜等の不純物が除去されるとともに、双方の金属版10、11の重合部分12に摩擦熱が生じる。この摩擦熱により、重合部分12に急激な塑性流動が生じて重合部分12が接合されることにより接合基板13を得る。
ここで、本実施の形態では、ホーン3側の挟持面3aを湾曲状に形成している。つまり、挟持面3aの外周側の部分全体が中央側の部分よりも突出している。このため、金属板10、11の重合部分12全体に生じる摩擦熱の量は、摺り合わせ当初では、重合部分12の外側部分の方が中央側の部分よりも多い。しかし、外側部分の摩擦熱は、すぐにその一部が外部へ放出されるので、結果的に重合部分12全体が均一になる。
したがって、本実施の形態の超音波金属接合機1は、従来のように、金属板10、11の接合時間を長く設定したり、大型のアンビルやホーンを使用しなくても、重合部分12全体を接合することが可能になる。よって、本実施の形態の超音波金属接合機1は、接合コストの大幅な上昇を抑えながら、強度を低下させずに接合強度が均一な接合金属板13を得ることができる。また、その結果、接合金属板13は、重合部分12全体が接合しているので、従来の接合金属板よりも接触抵抗を抑えることができる。
また、本実施の形態では、アンビル2側の挟持面2aに薄い金属板10を配置するようにした。したがって、薄い金属板10は、ホーン3からの振動を直接受けないので、薄い金属板10に重量物14が付いていても、この重量物14に振動が伝わるのを抑えることができ、重量物14が振動することによって生じる金属10の破断や亀裂を防止できる。さらに、この挟持面2aが平坦状であることから、薄い金属板10は挟持面2aから受ける圧力が均一になるので、金属10の破断や亀裂防止機能をさらに高めることができる。したがって、この超音波金属接合機1を用いて得られた接合基板13は、従来の接合基板よりも品質を高めることができる。
第2の実施の形態:
図3は、本件発明の第2の実施の形態を示す超音波金属接合機100において、金属板10、11の挟持部分を示す模式図である。本実施の形態では、第1の実施の形態と同じ部分に同じ符号を付し、異なる部分を中心にして説明する。
本実施の形態では、アンビル20の上面20aは、多数の凸部20bから構成されている。これらの凸部20bは、上面20aの断面が内側が凹む湾曲状になるように中央側の凸部20bよりも外側の凸部20bの方が突出しており、これによって上面20aが外周側突出形状に形成されている。このため、金属板10、11の接合時に、金属板10、11の重合部分22全体に生じる摩擦熱の量は、第1の実施の形態で説明したように外側部分の摩擦熱の一部が外部へ放出されるため、均一になる。
したがって、本実施の形態の超音波金属接合機100は、従来のように、金属板10、11の接合時間を長く設定したり、大型のアンビルやホーンを使用しなくても、重合部分22全体を接合することが可能になる。よって、本実施の形態の超音波金属接合機100は、接合コストの大幅な上昇を抑えながら、強度を低下させずに接合強度が均一な接合金属板13を得ることができる。
また、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、アンビル20側の挟持面20aに薄い金属板10を配置するようにした。したがって、薄い金属板10は、ホーン3からの振動を直接受けないので、薄い金属板10に重量物14が付いていても、この重量物14に振動が伝わるのを抑えることができ、重量物14が振動することで生じる金属10の破断や亀裂を防止できる。したがって、この超音波金属接合機100を用いて得られた接合基板13は、従来の接合基板よりも品質を高めることができる。
以上、本件発明にかかる実施の形態を例示したが、この実施の形態は本件発明の内容を限定するものではない。また、本件発明の請求項の範囲を逸脱しない範囲であれば、各種の変更等は可能である。
例えば、第2の実施の形態の超音波金属接合機100において、ホーン3側の挟持面3aを平坦状に形成しても良い。このような場合でも、アンビル20側の挟持面20aは外周側突出形状になっているので、金属板10、11の重合部分22全体に生じる摩擦熱の量は均一になり、接合強度が均一な接合金属板を得ることができる。さらに、平坦状にしたホーンの挟持面側に薄い金属板10を配置すれば、この薄い金属板10は挟持面2aから受ける圧力が均一になるので、金属10の破断や亀裂を防止できる。したがって、このような場合でも、得られた接合基板は、従来の接合基板よりも品質を高めることができる。
また、第1の実施の形態や第2の実施の形態で説明したホーン3側の挟持面3a、第2の実施の形態で説明したアンビル20側の挟持面20aは、断面が内側に凹む湾曲状になるように形成したが、挟持面の外周側の複数箇所を突出させても良い。この場合でも、金属板の重合部分全体に生じる摩擦熱の量は均一になるので、接合強度が均一な接合金属板を得ることができる。
以上説明したように本件発明の超音波金属接合機および金属板の接合方法においては、製造コストの大幅な増加を抑えながら強度を低下させずに接合強度が均一な接合金属板を得ることができる。また、本件発明の超音波金属接合機または金属板の接合方法により得られた接合基板は、従来の接合基板よりも品質が高くなる。したがって、本件発明を、超音波金属接合機を用いた金属板の接合技術分野で充分に利用することができる。
本件発明の第1の実施の形態を示す超音波金属接合機の要部斜視図である。 同実施の形態を示す超音波金属接合機の金属板の挟持部分を示す模式図である。 本件発明の第2の実施の形態を示す超音波金属接合機の金属板の挟持部分を示す模式図である。
符号の説明
1 超音波金属接合機
2 アンビル
2a 上面(挟持面)
3 ホーン
3a 先端面(挟持面)
10 薄い金属板
11 厚い金属板
12 重合部分
13 接合金属板
20 アンビル
20a 上面(挟持面)
22 重合部分
100 超音波金属接合機

Claims (5)

  1. アンビルに二枚の金属板を重ねた状態で載置させ、前記アンビルとホーンとで前記二枚の金属板を挟持して、この状態で前記ホーンが上側の金属板に超音波振動を与えて当該二枚の金属板同士を左右に摺り合わせて接合することにより接合金属板を得る超音波金属接合機において、
    前記二枚の金属板の接合時に当該二枚の金属板の重合部分に生じる摩擦熱が、当該重合部分で外周側の部分に生じる摩擦熱の一部が逃げるのを考慮して全体で均一になるように、前記二枚の金属板の各々に接触している前記アンビルまたは前記ホーンの一方の挟持面をその外周側の部分が中央側の部分よりも突出した外周側突出形状に形成し、他方の挟持面を平坦状または前記外周側突出形状に形成したことを特徴とする超音波金属接合機。
  2. 前記アンビルまたは前記ホーンの少なくとも一方の挟持面を、断面が内側に凹む湾曲状になるように形成して、これにより当該少なくとも一方の挟持面を前記外周側突出形状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の超音波金属接合機。
  3. 二枚の金属板を請求項1または請求項2に記載の超音波金属接合機を用いて接合することにより接合金属板を得る金属板の接合方法において、
    薄い金属板と厚い金属板とを接合する場合には、前記超音波金属接合機には、前記アンビルまたは前記ホーンの一方の挟持面が前記外周側突出形状であって、他方の挟持面が平坦状であるものを使用し、前記一方の挟持面側に前記厚い金属板を配置し、前記他方の挟持面側に前記薄い金属板を配置して、双方の金属板を接合することを特徴とする金属板の接合方法。
  4. 請求項3に記載の金属板の接合方法において、前記薄い金属板に重量物が付いている場合には、前記超音波金属接合機に、前記ホーンの挟持面が前記外周側突出形状であって、前記アンビルの挟持面が平坦状であるものを使用し、前記ホーンの挟持面側に前記厚い金属を配置し、前記アンビルの挟持面側に前記薄い金属板を配置して、双方の金属板を接合することを特徴とする金属板の接合方法。
  5. 二枚の金属板を、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の超音波金属接合機または金属板の接合方法を用いて接合することにより得られる接合金属板。
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