JP2019041038A - 基板搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の種類が硬質である場合、軟質である場合のいずれの場合であっても、正確に基板を搬送するとともに基板にフィルムを貼付する装置を提供することを課題とする。
【解決手段】基板搬送装置1は、基板Pの受け取り位置Aと基板Pにフィルムを貼付する貼り付け位置Bとの間で移動可能である。基板搬送装置1は、複数の支持柱131と、複数の支持柱131のそれぞれの上部に設けられ、上方に向かって凸状の複数の曲面部(球体133)を備え、複数の曲面部上に基板Pを載置する支持部132とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、基板に対してフィルムを貼付する技術に関する。
有機ELパネルや液晶表示パネルの基板には、様々なフィルムが貼付される。有機ELパネルや液晶表示パネルなどの基板に貼付されるフィルムは、保護フィルムや偏光フィルムなどである。有機ELパネルや液晶表示パネルなどの基板に貼付されるこれらのフィルムを、以下の説明では基材フィルムと呼ぶことにする。
基材フィルムには、通常セパレーターとよばれるフィルムが貼付されている。基材フィルムのセパレーターとの接合面は接着面となっている。つまり、セパレーターを基材フィルムから剥離することにより、基材フィルムの接着面が露出することになる。基材フィルムの接着面を有機ELパネルや液晶表示パネルの基板に接着させることにより、基板への貼付工程が行われる。
また、基材フィルムのセパレーターとは反対側の面には別途、保護フィルムが貼付されている場合がある。保護フィルムは基材フィルムとともに基板に貼付される。このように、基材フィルムは、一方側にセパレーターが貼付され、他方側に保護フィルムが貼付されている。この基材フィルム、セパレーターおよび保護フィルムの3層の構造を持った光学フィルムが、ロール状の原反としてフィルム貼付装置の所定位置にセットされる。
ロール状の原反から繰り出された光学フィルムは、基板の貼付位置まで搬送される。そして、光学フィルムからセパレーターが剥離されるとともに、基材フィルムが基板に貼付されるのである。
下記特許文献1においては、順次搬送される液晶パネルに対して連続的に光学フィルムを貼付する装置について開示している。特許文献1においては、特許文献1の図5等に示されるように、回転する複数のローラーによって液晶パネルを搬送するようにしている。
特許第4377961号公報
特許文献1においては、回転する複数のローラーによって液晶パネルを搬送している。液晶パネルの基板が、硬質のガラス基板である場合は、回転する複数のローラーによって基板を搬送することが可能である。しかし、基板が軟質のフレキシブル基板である場合には、このような複数のローラーの回転によっては基板が正確に搬送されない場合がある。
本発明は、基板の種類が硬質である場合、軟質である場合のいずれの場合であっても、正確に基板を搬送するとともに、基板にフィルムを貼付する装置を提供することを課題とする。
(構成1)
本実施の形態の基板を搬送する基板搬送装置は、基板の受け取り位置と前記基板にフィルムを貼付する貼り付け位置との間で前記基板搬送装置を移動させる移動手段と、複数の支持柱と、前記複数の支持柱のそれぞれの上部に設けられ、上方に向かって凸状の複数の曲面部を備え、前記複数の曲面部上に前記基板を載置する支持部とを備える。上方に向って凸状の複数の曲面部によって基板を支持するので、基板が硬質のガラス基板である場合であっても、フレキシブルな基板である場合であっても基板を搬送することができる。
(構成2)
また、本実施の形態の基板搬送装置において、前記曲面部は球面を含む。曲面部が球面であるので、基板に傷をつけることなく支持することができる。また、基板の受け取り工程および送り出し工程においても基板をスムーズに搬送することができる。
(構成3)
また、本実施の形態の基板搬送装置において、前記曲面部は球体を含み、前記球体は、前記支持部において回転自在に支持されている。曲面部が回転自在な球体であるので、基板に傷をつけることなく支持することができる。また、基板の受け取り工程および送り出し工程においても基板をスムーズに搬送することができる。
(構成4)
また、本実施の形態の基板搬送装置において、前記受け取り位置で前記基板を受け取るとき、前記複数の支持柱と前記複数の曲面部を上昇させる昇降手段を備える。基板の受け取りをスムーズに行うことができる。
(構成5)
また、本実施の形態の基板搬送装置において、前記貼り付け位置において、前記支持部に載置された前記基板を支持する支えローラーを備え、前記基板に前記フィルムを張り付ける工程において前記支えローラーを駆動する。基板搬送装置が支えローラーを備えるので、基板に精度よくフィルムを貼付することができる。
(構成6)
また、本実施の形態の基板搬送装置において、前記貼り付け位置で前記基板に前記フィルムを貼付するとき、前記支えローラーを上昇させる昇降手段を備える。基板に対して下方から支えローラーを接触させることができるので、基板を正確に支持することができる。
本実施の形態の基板搬送装置によれば、基板の種類が硬質である場合、軟質である場合のいずれの場合であっても、正確に基板を搬送することができ、多様な形態の基板にフィルムを貼付することができる。
本実施の形態に係るフィルム貼付装置100の全体側面図である。 本実施の形態に係るフィルム貼付装置100の全体平面図である。 本実施の形態に係る光学フィルムを保持するフィルム供給装置3の正面図である。 本実施の形態に係る基板搬送装置1の基板受け取り位置における側面図である。 本実施の形態に係る基板搬送装置1の平面図である。 本実施の形態に係る基板搬送装置1のフィルム貼付位置における側面図である。 本実施の形態に係る基板支持装置の側面図である。 本実施の形態に係る基板支持装置の側面拡大図である。 本実施の形態に係る基板支持装置の平面拡大図である。 本実施の形態に係るフィルム貼付装置のフィルム貼付部の拡大側面図である。 本実施の形態に係る光学フィルムFの構造を示す図である。
添付の図面を参照しながら本実施の形態に係るフィルム貼付装置100について以下説明する。図1は、本実施の形態に係るフィルム貼付装置100の全体側面図である。図2は、本実施の形態に係るフィルム貼付装置100の全体平面図である。なお、図2においては、フィルム貼付装置100の一部の構造のみを示している。
{1.フィルム貼付装置全体構成}
図に示すように、フィルム貼付装置100の設置される空間にxyz軸を定義する。x軸、y軸は平面方向に延びている。x軸とy軸とは垂直に交わる。z軸は垂直方向に延びている。
フィルム貼付装置100は、基台101の上にレール102を備える。フィルム貼付装置100は、基台101の上に装置本体2を備える。図1および図2に示すように、レール102上には、基板搬送装置1が載置されている。基板搬送装置1は、レール102上をx軸方向に往復運動可能である。基板搬送装置1の動作は、装置本体2内に設けられた制御部20によって制御される。基板搬送装置1はレール102に設けられたモーター1021によってx軸方向に往復運動可能である。モーター1021は、制御部20によって制御される。
なお、図1および図2において、2点鎖線で示している基板搬送装置1は、基板搬送装置1が、基板Pの受け取り位置Aにいる状態を示している。図1および図2において、実線で示している基板搬送装置1は、基板搬送装置1が、フィルムの貼り付け位置Bに移動している状態を示している。
基板搬送装置1は、台車111の上部に、位置補正ユニット11を載置している。位置補正ユニット11の上部には、ケース12を載置している。ケース12は、上方が開口しており、その内部に、基板支持装置13を収納している。基板搬送装置1の詳細な説明は後述する。
装置本体2の上方には、フィルム供給装置3が配置されている。フィルム供給装置3は、図1および図2に示すように、光学フィルムFを巻回して形成された原反である光学フィルムロール30を備える。光学フィルムロール30は、繰り出し軸312に巻回されている。繰り出し軸312は、支持部31によって支持されている。支持部31はモーター311(図3を参照)を有しており、モーター311を駆動させることによって、繰り出し軸312を駆動し、光学フィルムロール30に巻回された光学フィルムFを下流側へと送り出すことができる。
図3は、フィル供給装置3の正面図である。図に示すように、光学フィルムロール30の一側には、支持部31が設けられている。支持部31は、装置本体2から上方(z軸方向)に向って延びている。繰り出し軸312は、支持部31によってy軸方向に略水平に支持されている。支持部31は、モーター311を備えている。モーター311と繰り出し軸312とは、ベルト313により接続されている。モーター311は、装置本体2の制御部20によって制御される。制御部20の制御によって駆動したモーター311の回転力が、ベルト313を介して繰り出し軸312に伝達される。これにより、繰り出し軸312を回転させ、光学フィルムロール30から光学フィルムFを送り出すことができる。
本実施の形態において、光学フィルムFは、3層構造のフィルムである。図11に示すように、基材フィルムF1の一方の面には保護フィルムF2が貼付されている。基材フィルムF1の他方の面には、セパレーターF3が貼付されている。基材フィルムF1のセパレーターF3との接触面は、接着材が塗布された接着面となっている。光学フィルムFからセパレーターF3を剥離した後、保護フィルムF2とともに基材フィルムF1が、液晶表示パネルや有機ELパネルの基板Pに貼り付けられる。
再び図1を参照する。フィルム供給装置3の下流側には、テンション調整部35が設けられている。テンション調整部35は、固定従動ローラー32,32,32を備えている。固定従動ローラー32,32,32は軸の位置が固定されている。固定従動ローラー32,32,32は、搬送される光学フィルムFによって回転可能である。
テンション調整部35は、また、移動従動ローラー33,33を備えている。移動従動ローラー33,33は、連結プレート331によって連結されている。移動従動ローラー33,33は軸の位置が上下方向(z軸方向)に移動可能とされている。移動従動ローラー33,33は、搬送される光学フィルムFによって回転可能である。図1において、実線で示している移動従動ローラー33,33の位置は、移動従動ローラー33,33の最下点である。図1において、破線で示している移動従動ローラー33,33の位置は、移動従動ローラー33,33の最上点である。2つの移動従動ローラー33,33は、連結プレート331によって連結されることで一体に構成されている。つまり、2つの移動従動ローラー33,33は、一体となって最下点位置と最上点位置との間を移動可能である。2つの移動従動ローラー33,33は、その重量によって、光学フィルムFにテンションを与えることができる。2つの移動従動ローラー33,33は、最下点位置と最上点位置の間で常に一定のテンションを光学フィルムFに与えることができる。このように、本実施の形態のフィルム貼付装置100において、テンション調整部35は、上下方向に移動可能な従動ローラー33,33の重量によってフィルム貼付部6における光学フィルムFにテンションを付与する。2つの従動ローラー33,33の重量によってテンションを付与するので、光学フィルムFに一定のテンションを付与しながらフィルム貼付部6に送り込むことができる。
テンション調整部35の下流側には、ハーフカット装置4が設けられている。ハーフカット装置4は、2つの従動ローラー42,42を備えている。2つの従動ローラー42,42の間には、カッター装置41が設けられている。
カッター装置41は、3層構造の光学フィルムFのうち、基材フィルムF1と保護フィルムF2だけを切断する。つまり、カッター装置41は、セパレーターF3を切断することなく、基材フィルムF1と保護フィルムF2に切り込みを入れる。カッター装置41は、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルなどの基板Pの長さに合わせて基材フィルムF1および保護フィルムF2を一定の間隔で切断する。
ハーフカット装置4の下流側には、フィルム貼付部6が配置されている。フィルム貼付部6は、複数の従動ローラー62,62・・・、バックアップローラー621および貼付ローラー625を備えている。また、基板搬送装置1が備えるバックアップローラー122と支えローラー123もフィルム貼付部6の構成要素として機能する。フィルム貼付部6の詳細な構成は後述する。
フィルム貼付部6においては、光学フィルムFからセパレーターF3が剥離される。フィルム貼付部6において、セパレーターF3が剥離されることによって、基材フィルムF1と保護フィルムF2とは、基板Pに貼り付けられる。前述したように、基板Pの長さに合わせて基材フィルムF1と保護フィルムF2は切断されている。これにより、基板搬送装置1によって搬送されてきた1枚の基板Pに対して、1枚の基材フィルムF1が保護フィルムF2とともに貼付される。
フィルム貼付部6の下流側には、テンション調整部55が設けられている。テンション調整部55の下流側にはセパレーター巻取装置5が配置されている。セパレーター巻取装置5は、セパレーター巻取ロール50を備えている。
テンション調整部55は、固定従動ローラー52,52,52を備えている。固定従動ローラー52,52,52は軸の位置が固定されている。固定従動ローラー52,52,52は、搬送されるセパレーターF3によって回転可能である。
テンション調整部55は、また、移動従動ローラー53,53を備えている。移動従動ローラー53,53は、連結プレート531によって連結されている。移動従動ローラー53,53は軸の位置が上下方向(z軸方向)に移動可能とされている。移動従動ローラー53,53・・・は、搬送されるセパレーターF3によって回転可能である。図1において、実線で示している移動従動ローラー53,53の位置は、移動従動ローラー53,53の最下点である。図1において、破線で示している移動従動ローラー53,53の位置は、移動従動ローラー53,53の最上点である。2つの移動従動ローラー53,53は、連結プレート531によって連結されることで一体に構成されている。つまり、2つの移動従動ローラー53,53は、一体となって最下点位置と最上点位置との間を移動可能である。2つの移動従動ローラー53,53は、その重量によって、セパレーターF3にテンションを与えることができる。2つの移動従動ローラー53,53は、最下点位置と最上点位置の間で常に一定のテンションをセパレーターF3に与えることができる。2つの移動従動ローラー53,53は、セパレーターF3にテンションを与えることにより、フィルム貼付部6における光学フィルムFにテンションを付与することができる。
このように、本実施の形態のフィルム貼付装置100において、テンション調整部55は、上下方向に移動可能な従動ローラー53,53の重量によってフィルム貼付部6における光学フィルムFにテンションを付与する。2つの従動ローラー53,53の重量によってテンションを付与するので、光学フィルムFを一定のテンションでフィルム貼付部6に送り込むことができる。特に本実施の形態においては、フィルム貼付部6の上流側のテンション調整部35とフィルム貼付部6の下流側のテンション調整部55によって光学フィルムFにテンションを付与するので、光学フィルムFを安定したテンションでフィルム貼付部6に送り込むことができる。
セパレーター巻取ロール50は、セパレーターF3が巻回されることで形成されている。セパレーター巻取ロール50は、セパレーター巻取軸501の回りに巻回されている。セパレーター巻取軸501は、駆動軸である。セパレーター巻取軸501は、制御部20の制御によって駆動し、セパレーター巻取軸501の周囲にセパレーターF3を巻回する。
{2.基板搬送装置1の構成}
次に、図4〜図9を参照しながら基板搬送装置1の構成について詳しく説明する。図4は、基板搬送装置1の側面図である。図4は、基板搬送装置1が基板Pの受け取り位置Aに移動している状態の図である。基板搬送装置1は、図に示すように、台車111を下部に備えている。台車111の上部には、位置補正ユニット11が載置されている。位置補正ユニット11の上部にはケース12が載置されている。ケース12の内部には、基板支持装置13が収容されている。
位置補正ユニット11は、位置補正ユニット11が備えるテーブルを台車111上に対してx軸方向に移動可能である。位置補正ユニット11は、位置補正ユニット11が備えるテーブルを台車111上に対してy軸方向に移動可能である。また、位置補正ユニット11は、位置補正ユニット11が備えるテーブルを台車111に対して水平面内で回転可能である。位置補正ユニット11は、制御部20によって制御される。制御部20によって位置補正ユニット11を制御することにより、位置補正ユニット11は、位置補正ユニット11が備えるテーブルを台車111上に対してx軸方向あるいはy軸方向に移動可能であるとともにテーブルを台車111に対して回転させることができる。位置補正ユニット11が備えるテーブルにはケース12が載置されている。これにより、ケース12および基板支持装置13も、x軸方向あるいはy軸方向に移動可能であるとともに、水平面内で回転可能である。
基板支持装置13の上部には、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルの基板Pが載置される。基板支持装置13を位置補正ユニット11の制御によってx軸方向に移動させることにより、基板支持装置13に載置された基板Pの位置をx軸方向に調整可能である。基板支持装置13を位置補正ユニット11の制御によってy軸方向に移動させることにより、基板支持装置13に載置された基板Pの位置をy軸方向に調整可能である。また、基板支持装置13を位置補正ユニット11の制御によって水平面内で回転させることにより、基板支持装置13に載置された基板Pの位置を水平面内で回転させて調整可能である。
台車111には、また、ローラー支持部125が設けられている。ローラー支持部125の上端には、バックアップローラー122および支えローラー123が設けられている。支えローラー123は、ローラー支持部125内に設けられたモーター1251によって回転駆動可能である。支えローラー123を駆動するモーター1251は、制御部20によって制御される。支えローラー123の下端は、バックアップローラー122の上端と接している。これにより、支えローラー123の回転にともなってバックアップローラー122も回転する。
また、バックアップローラー122および支えローラー123は、一体となって上下方向(z軸方向)に移動可能である。ローラー支持部125内には、昇降用のモーター1252が設けられている。モーター1252を駆動することにより、バックアップローラー122および支えローラー123を上下方向(z軸方向)に移動させることができる。モーター1252は、制御部20によって制御される。
基板搬送装置1が図1に示す基板Pの受け取り位置Aに移動しているとき、バックアップローラー122および支えローラー123は、下方の待機位置Cに移動している。図4は、バックアップローラー122および支えローラー123が待機位置Cに移動している状態を示している。
基板支持装置13は、複数の支持柱131,131・・・と、各支持柱131の上部に設けられた支持部132とを備える。支持部132は、球体133を収納している。球体133は、支持部132に対して回転可能であるとともに、支持部132の上部において露出している。球体133,133・・・の上面に基板Pを載置することで、基板搬送装置1は基板Pを支持可能としている。
図5は、基板搬送装置1の平面図である。図に示すように、本実施の形態においては、縦8×横4、合計32個の支持部132が設けられている。つまり、32個の支持柱131,131・・・の上部に、32個の支持部132,132・・・が設けられ、32個の支持部132,132・・・において、32個の球体133,133・・・が支持されている。ただし、支持部132の個数は一例であり、載置する基板Pのサイズ、材質などの条件に合わせて適宜変更可能である。
再び図4を参照する。基板支持装置13は、ケース12内に収容されたサーボ1250によって、ケース12に対して上下方向(z軸方向)に移動可能となっている。サーボ1250は、制御部20によって制御される。図4は、基板支持装置13が上昇し、基板Pの受け取り位置Eに移動している状態を示している。つまり、基板搬送装置1が、受け取り位置Aにいる状態において、基板支持装置13は、受け取り位置E(図4の矢視E)に移動制御される。
図6は、基板搬送装置1の側面図である。図6は、基板搬送装置1が光学フィルムFの貼り付け位置Bに移動している状態の図である。図1に示すように、基板搬送装置1が貼り付け位置Bに移動している状態では、基板搬送装置1は、フィルム貼付部6の近傍に移動している。
図6に示すように、基板搬送装置1が貼り付け位置Bに移動しているとき、バックアップローラー122および支えローラー123は上昇し、貼り付け位置Dに移動している。支えローラー123は、貼付ローラー625の近傍位置まで上昇し、支えローラー123と貼付ローラー625によって基板Pを上下から挟み込む状態となる。このように、貼り付け位置Bにおいて、支持部132に載置された基板Pを支持する支えローラー123を備え、貼り付け位置Bにおいて、基板Pに基材フィルムF1を張り付ける工程と同期させて支えローラー123を駆動し、基板Pに基材フィルムF1を貼付することができる。基板Pを載置している基板搬送装置1が支えローラー123を備えるので、基板Pの位置に合わせて精度よく基材フィルムF1を貼付することができる。また、支えローラー123を上昇させる昇降手段を備えるので、基板Pに対して下方から支えローラー123を接触させることができ、基板Pに精度よく基材フィルムF1を貼付することができる。
図6に示すように、基板搬送装置1が貼り付け位置Bに移動しているとき、基板支持装置13は下降し、搬送位置Fに移動している。基板支持装置13は、上述したように、基板搬送装置1が受け取り位置Aに位置しているとき上昇し、図4に示す受け取り位置Eに移動する。受け取り位置Aにおいて、基板支持装置13上に基板Pが載置される。つまり、基板支持装置13の複数の球体133,133・・・の上面に基板Pが載置される。基板搬送装置1が受け取り位置Aにおいて、基板支持装置13に基板Pが載置されると、受け取り位置Aにおいて基板支持装置13が下降し、搬送位置Fに移動する。基板支持装置13が搬送位置Fに下降した後、基板搬送装置1は、受け取り位置Aから貼り付け位置Bに移動する。このように、受け取り位置Aで基板Pを受け取るとき、複数の支持柱131と複数の球体133(曲面部)を上昇させる昇降手段を備えるので、基板Pの受け取りをスムーズに行うことができる。
{3.基板支持装置13の構成}
次に、図7〜図8を参照しながら基板支持装置13の構成について説明する。図7は、図4あるいは図6で示した基板支持装置13の側面の拡大図である。図に示すように、基板支持装置13は、下部プレート130を備えている。下部プレート130の上面には、等間隔で支持柱131,131・・・が設けられている。支持柱131,131・・・は、図5に示したように、x軸方向およびy軸方向に等間隔で配置されている。
各支持柱131の上端には支持部132が設けられている。支持柱131および支持部132は、本実施の形態においては樹脂性の部材である。支持柱131および支持部132を金属部材で構成してもよい。
図8は、支持部132の拡大図である。支持部132には、挿入穴1331が設けられており、挿入穴1331の内部には、球体133が設けられている。球体133は、挿入穴1331内で自由に回転可能である。本実施の形態においては、球体133は樹脂性の部材である。図9は、支持部132の平面拡大図である。図に示すように、球体133の中央部分は平面視で外方に露出している。平面視で球体133の外周部の上部には支持部132の側壁が覆いかぶさっている。これにより、球体133の上下方向の移動は規制されている。
球体133は、本発明における曲面部に対応している。つまり、基板Pは、上方に向って凸状の複数の曲面部によって支持される。上方に向って凸状の複数の曲面部によって基板Pを支持するので、基板Pが硬質のガラス基板である場合であっても、フレキシブルな基板である場合であっても基板を搬送することができる。また、曲面部が球面であるので、基板に傷をつけることなく支持することができる。また、基板の受け取り工程および送り出し工程においても基板をスムーズに搬送することができる。さらに、曲面部が回転自在な球体であるので、基板に傷をつけることなく支持することができる。また、基板の受け取り工程および送り出し工程においても基板をスムーズに搬送することができる。
{4.フィルムの貼付工程}
以上の構成のフィルム貼付装置100により、基板Pにフィルムを貼付する工程について説明する。図1を参照する。基板搬送装置1は、まず、基板Pの受け取り位置Aに移動する。基板Pの受け取り位置Aに移動すると、基板搬送装置1の基板支持装置13が上昇し、受け取り位置Eに移動する(図4参照)。
ここで図示せぬ基板Pの運搬装置によって、基板Pが基板支持装置13の上部に載置される。基板Pの運搬装置は、例えば、フォーク式の装置である。フォークの上部に基板Pを載置し、支持柱131,131・・・の間にフォークを進入させる。そして、基板Pを支持部132に載置した後、フォークを後退させることにより、基板Pの受け渡しを完了する。あるいは、基板Pの運搬装置は吸着式であってもよい。基板Pの上面の端部を吸着し、支持部132上に基板Pを載置した後、吸引力を解除することにより基板Pを受け渡す方法であってもよい。あるいは、基板Pの運搬装置はチャック式であってもよい。チャック式運搬装置により基板Pを挟み、基板Pを支持部132の上部に載置するという構成であってもよい。
基板Pの基板搬送装置1への受け渡し動作と平行して、フィルム供給装置3においては、光学フィルム供給装置3から光学フィルムFが繰り出される。具体的には、モーター311が駆動することで繰り出し軸312が駆動し、光学フィルムFが繰り出される。繰り出された光学フィルムFは、テンション調整部35に送られる。
光学フィルムFからテンション調整部35に送られた光学フィルムFは、移動従動ローラー33,33を下方に押し下げる。そして、基板Pに貼付する一枚分の光学フィルムFが光学フィルムロール30から繰り出されると、テンション調整部35において、基板Pに貼付する一枚分の光学フィルムFが保持される。つまり、光学フィルムロール30から繰り出された光学フィルムFは、テンション調整部35より下流側には送られず、テンション調整部35において保持される。
光学フィルムロール30から基板Pに貼付する一枚分の光学フィルムFが繰り出された後、次の貼付工程によって、テンション調整部35に保持されていた一枚分の光学フィルムFは、テンション調整部35の下流側に送られる。テンション調整部35の下流側に送られた光学フィルムFは、ハーフカット装置4に送られる。ハーフカット装置4に送られた光学フィルムFは、カッター装置41によって基材フィルムF1および保護フィルムF2に切り込みが入れられる。これにより、基板Pに貼付する一枚分の基材フィルムF1および保護フィルムF2が切断される。また、ハーフカット装置4よりも下流側に配置されていた光学フィルムFは、貼付工程において、フィルム貼付部6に送り込まれる。
このように、テンション調整部35は、光学フィルム供給装置3とハーフカット装置4との間を搬送される光学フィルムFにテンションを付与する。一定のテンションで光学フィルムFをハーフカット装置4に送り込むことができるので、光学フィルムFの切断間隔の精度を上げることができる。
また、テンション調整部35は、前記基板に貼付される一枚分の基材フィルムF1に対応する光学フィルムFを保持する。一枚分の光学フィルムFを送り出す間のテンションを一定に保つことができるので、精度よく基板Pに基材フィルムF1を貼付することができる。
次に、基板Pが載置された基板搬送装置1が、レール102上をx軸方向に移動し、貼り付け位置Bに到着する。基盤搬送装置1がレール102上を移動しているとき、図1および図2に示すカメラC1が、基板支持装置13上に載置されている画像を撮像し、撮像した画像を制御部20に送る。制御部20は、取得した画像から基板Pの位置を解析し、位置補正ユニット11を制御する。これにより、基板支持装置13のx軸座標、y軸座標および回転角度が調整される。このようにして基板Pの位置調整が行われた後、基板搬送装置1は、貼り付け位置Bに到着する。
基板搬送装置1が貼り付け位置Bに到着すると、貼付工程を開始する。貼付工程では、図6に示すように、バックアップローラー122および支えローラー123が上昇し、貼り付け位置Dに移動する。これにより、支えローラー123と貼付ローラー625によって基板Pが挟み込まれる状態となる。
基板搬送装置1が貼り付け位置Bに移動し、バックアップローラー122および支えローラー123が貼り付け位置Dに移動すると、支えローラー123およびコンベア7の複数の駆動ローラー71,71が同期して駆動を開始する。支えローラー123および駆動ローラー71,71が同期して駆動を開始することにより、基板Pに対する基材フィルムF1の貼付動作が開始される。なお、初期工程においては、光学フィルムFの先端部分をフィルム貼付部6の貼付位置(つまり、貼付ローラー625と支えローラー123との間)に繰り出すために移動ローラー57が使用される。つまり、図1に示す移動駆動ローラー57が下方に移動し、固定従動ローラー52(52a)との間にセパレーターF3を挟み込む。そして、制御部20の制御により移動駆動ローラー57を駆動させ、セパレーターF3を下流側(セパレータ巻取装置5側)に送り出すことにより、光学フィルムFの先端部分をフィルム貼付部6の貼付位置に繰り出す。初期工程が完了した後は、移動ローラー57は、元の上方位置に戻る。
制御部20は、支えローラー123の駆動と同期させて駆動ローラー71,71・・・を駆動させる。図10は、フィルム貼付部6の拡大図である。支えローラー123と駆動ローラー71,71・・・が駆動することにより、ハーフカット装置4より下流側に位置していた一枚分の光学フィルムFがフィルム貼付部6に送り込まれる。フィルム貼付部6に送り込まれた光学フィルムFは、剥離エッジ63によってガイドされて、剥離エッジ63の先端部に送られる。
剥離エッジ63の先端に送られた光学フィルムFは、セパレーターF3が剥離される。剥離されたセパレーターF3はテンション調整部55側に送られる。テンション調整部55は、1枚分の基材フィルムF1の長さに相当するセパレーターF3を保持する。つまり、剥離された一枚分の長さに相当するセパレーターF3は、テンション調整部55より下流側に送られず、テンション調整部55において保持される。このように、一枚分の基材フィルムF1に対する貼付作業を行っている間は、テンション調整部55において一定のテンションを付与するようにしている。セパレーターF3が剥離された光学フィルムF、つまり、基材フィルムF1と保護フィルムF2は基板Pに貼付される。具体的には、セパレーターF3が貼付されていた基材フィルムF1の面は接着面となっており、基材フィルムF1の接着面が基板Pに貼付される。
このように本実施の形態におけるフィルム貼付装置100においては、フィルム貼付部6の上流側にある第1テンション調整部35と、フィルム貼付部6の下流側にある第2テンション調整部55とによって、光学フィルムFにテンションを付与しながら基材フィルムF1を基板Pに貼り付けることができる。これにより、一定のテンションで光学フィルムFを送り出しながら基材フィルムF1を貼付することができる。
基材フィルムF1と保護フィルムF2が貼付された基板Pは、コンベア7側へと送られる。コンベア7は、複数の駆動ローラー71,71・・・を備えている。複数の駆動ローラー71は、回転駆動することにより基板Pを下流側へと搬送する。これにより、基板Pに一枚の基材フィルムF1および保護フィルムF2が貼付される。基材フィルムF1および保護フィルムF2が貼付された基板P1は、図1において矢視Mの方向に搬送される。
上述したように、一枚の基材フィルムF1が基板Pに貼付され、一枚分の基材フィルムF1の長さに相当するセパレーターF3がテンション調整部55において保持される。次の工程で、セパレーター巻取軸501が駆動し、テンション調整部55において保持されていた一枚分の長さに相当するセパレーターF3がセパレーター巻取ロール50に巻き取られる。セパレーター巻取ロール50に対するセパレーターF3の巻取工程が終了すると、再び最初の工程に戻る。基板搬送装置1は、再び、図1の受け取り位置Aに移動する。また、光学フィルム供給装置3から一枚分の光学フィルムFがテンション調整部35に送られ、次の基板Pに対するフィルム貼付工程を開始する。
以上、実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
1 基板搬送装置
2 装置本体
3 フィルム供給装置
4 カット装置
5 セパレーター巻取装置
6 貼付部
13 基板支持装置
30 光学フィルムロール(原反)
50 セパレーター巻取ロール
100 フィルム貼付装置
131 支持柱
132 支持部
133 球体

Claims (6)

  1. 基板を搬送する基板搬送装置であって、
    基板の受け取り位置と前記基板にフィルムを貼付する貼り付け位置との間で前記基板搬送装置を移動させる移動手段と、
    複数の支持柱と、
    前記複数の支持柱のそれぞれの上部に設けられ、上方に向かって凸状の複数の曲面部を備え、前記複数の曲面部上に前記基板を載置する支持部と、
    を備える基板搬送装置。
  2. 請求項1に記載の基板搬送装置であって、
    前記曲面部は球面を含む基板搬送装置。
  3. 請求項2に記載の基板搬送装置であって、
    前記曲面部は球体を含み、
    前記球体は、前記支持部において回転自在に支持されている基板搬送装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板搬送装置であって、
    前記受け取り位置で前記基板を受け取るとき、前記複数の支持柱と前記複数の曲面部を上昇させる昇降手段を備える基板搬送装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板搬送装置であって、
    前記貼り付け位置において、前記支持部に載置された前記基板を支持する支えローラー、
    を備え、
    前記基板に前記フィルムを張り付ける工程において前記支えローラーを駆動する基板搬送装置。
  6. 請求項5に記載の基板搬送装置であって、
    前記貼り付け位置で前記基板に前記フィルムを貼付するとき、前記支えローラーを上昇させる昇降手段を備える基板搬送装置。
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