JP2019040692A - Led点灯装置及びled照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィードバック回路の故障発生時に発生し得るLEDの明滅を抑制可能なLED点灯装置を提供する。【解決手段】LED点灯装置100は、出力電流をLED50に供給するDC/DCコンバータ300と、出力電流の検出電流値を出力する検出回路400と、FB端子電圧に応じてDC/DCコンバータ300を駆動するドライバ回路610、検出電流値に基づいてフィードバック信号を生成するフィードバック回路620及びフィードバック信号をFB端子に伝達する結合素子30を含む駆動制御回路600と、検出電流値の振動が所定レベルを超える場合に抑制信号を出力する明滅判定回路710及び抑制信号の出力に応じてFB端子電圧をDC/DCコンバータ300の駆動が可能な設定値に固定する出力固定回路720を含む明滅抑制回路700と、上記駆動に応じて駆動制御回路600及び明滅抑制回路700の制御電源を生成する補助電源回路500とを含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、LED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置に関する。
入力電圧から出力電流を生成してその出力電流をLEDに供給するDC/DCコンバータと、出力電流を検出して検出値を出力する検出回路と、検出値に基づいてDC/DCコンバータを制御する制御回路を備えるLED点灯装置が知られている。このような制御回路では、一般に、所定端子電圧に応じて出力電流を変化させるドライバ回路及び検出値が一定となるように所定端子電圧を決定するフィードバック回路が設けられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−23605号公報
しかし、上記のようなLED点灯装置において、フィードバック回路におけるオペアンプなどが故障した場合、詳細を後述するように、出力電流、すなわちLED電流が増減を繰り返す明滅が発生してしまう場合がある。このようなLEDの明滅動作は、他のモードの故障による消灯又は減光よりも視覚的に煩わしく、ユーザに不快感を与えてしまう。
そこで、本発明は、フィードバック回路における故障発生時に発生し得るLEDの明滅を確実に抑制することができるLED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置を提供することを課題とする。
本発明のLED点灯装置は、入力電圧から出力電流を生成してその出力電流をLEDに供給するDC/DCコンバータと、出力電流を検出して検出電流値を出力する検出回路と、所定端子の電圧に応じてDC/DCコンバータを駆動するドライバ回路、検出電流値に基づいてフィードバック信号を生成するフィードバック回路及びフィードバック信号を所定端子に伝達する結合素子を含む駆動制御回路と、検出電流値の振動が所定レベルを超える場合に抑制信号を出力する明滅判定回路及び抑制信号の出力に応じて所定端子の電圧を、DC/DCコンバータの駆動が可能な設定値に固定する出力固定回路を含む明滅抑制回路と、DC/DCコンバータの駆動に応じて駆動制御回路及び明滅抑制回路の制御電源をそれぞれ生成する補助電源回路とを備える。
上記LED点灯装置によると、明滅抑制回路が、出力電流の振動が所定レベルを超える場合に抑制信号を出力し、抑制信号の出力に応じて所定端子の電圧をDC/DCコンバータの駆動が可能な設定値に固定する。これにより、出力電流が固定されるとともに、DC/DCコンバータの駆動による制御電源の供給が確保されて出力固定状態が保持される。したがって、フィードバック回路における故障発生時に発生し得るLEDの明滅を確実に抑制することができるLED点灯装置が実現される。
第1の形態のLED点灯装置によると、結合素子がフォトカプラからなり、フォトカプラのフォトダイオードにフィードバック信号が入力されるように構成され、フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタが所定端子に接続され、所定端子がドライバ回路の内部基準電圧源に内部抵抗を介して接続され、出力固定回路が第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及び抵抗素子を含み、第1のトランジスタがフォトトランジスタのエミッタとドライバ回路のグランドとの間に接続され、第2のトランジスタが所定端子と上記グランドとの間に抵抗素子を介して接続され、抑制信号の出力に応じて第1のトランジスタがオンからオフに切り換えられ、第2のトランジスタがオフからオンに切り換えられるように構成される。これにより、一般的な駆動制御回路の基本構成を活かしつつ簡素な構成で明滅抑制回路が実現される。
第2の形態のLED点灯装置によると、結合素子がフォトカプラからなり、フォトカプラのフォトダイオードにフィードバック信号が入力されるように構成され、フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタが所定端子に接続され、所定端子がドライバ回路の内部基準電圧源に内部抵抗を介して接続され、出力固定回路がトランジスタ、スイッチ素子及び抵抗素子を含み、スイッチ素子が、オンされた場合にフォトダイオードのアノードとフィードバック回路のグランドとを実質的に短絡するように構成され、トランジスタが所定端子とドライバ回路のグランドとの間に抵抗素子を介して接続され、抑制信号の出力に応じてスイッチ素子がオフからオンに切り換えられ、トランジスタがオフからオンに切り換えられるように構成される。これにより、一般的な駆動制御回路の基本構成を活かしつつ簡素な構成の明滅抑制回路が実現される。
ここで、所定端子の電圧が設定値である場合の出力電流がLEDの定格電流以下となるように抵抗素子の抵抗値が設定されることが望ましい。これにより、抑制信号出力時において、出力電流、すなわちLED電流が定格電流以下となるので、フィードバック回路の故障に伴うLEDの短寿命化が抑制される。
また、所定端子の電圧が設定値である場合の出力電流がLEDの定格電流の75%以下となるように抵抗素子の抵抗値が設定されることが好ましい。これにより、抑制信号出力時において、照明機能の確保及び省エネが実現される。
また、所定端子の電圧が設定値である場合の出力電流がLEDの定格電流の50%以下となるように抵抗素子の抵抗値が設定されることが好ましい。これにより、抑制信号出力時において、照明機能の確保及び省エネが実現されるとともに、ユーザに異常を報知することができる。
また、所定端子の電圧が設定値である場合の出力電流がLEDの定格電流の25%以下となるように抵抗素子の抵抗値が設定されることが好ましい。これにより、抑制信号出力時において、最低限の照明機能の確保及び一層の省エネが実現されるとともに、ユーザに異常を確実に報知することができる。
本発明のLED照明装置は、上記いずれかのLED点灯装置と、LEDとを備える。これにより、故障が発生しても明滅による無用な不快感を与えることがないLED照明装置が実現される。
第1の実施形態によるLED点灯装置及びLED照明装置の回路図である。 第1の実施形態におけるドライバ回路の制御ICを説明する図である。 第1の実施形態におけるLED点灯装置の動作を説明する図である。 第2の実施形態の一例によるLED点灯装置及びLED照明装置の回路図である。 第2の実施形態の他の例によるLED点灯装置及びLED照明装置の回路図である。
<第1の実施形態>
図1に、第1の実施形態によるLED点灯装置100及びそれを用いるLED照明装置150を示す。LED照明装置150は、LED点灯装置100及びLED50を備える。LED点灯装置100には、交流電源AC(例えば、商用電源)からの入力電源電圧が入力端子T1及びT2を介して給電され、LED点灯装置100によって生成される直流出力電流が出力端子T3及びT4、配線W1及びW2並びに端子T5及びT6を介してLED50に供給される。LED50は、直列接続又は直並列接続された複数のLED素子のアレイである。なお、LED点灯装置100とLED50とは一体化されていてもよい。LED点灯装置100は、整流回路200、DC/DCコンバータ300、検出回路400、補助電源回路500、駆動制御600及び明滅抑制回路700を備える。
整流回路200は、電流ヒューズ1及び2、ダイオードブリッジ3、入力コンデンサ4、並びに必要に応じてノイズフィルタを備える。整流回路200には交流電源ACからの交流電圧が入力され、ダイオードブリッジ3による全波整流出力が入力コンデンサ4(例えば、フィルムコンデンサ)によって若干平滑される。入力コンデンサ4における電圧が、入力電圧としてDC/DCコンバータ300に入力される。
DC/DCコンバータ300は、本実施形態においては絶縁型フライバックコンバータからなり、力率改善機能を持つ、いわゆるワンコンバータ方式のフライバック回路を構成する。DC/DCコンバータ300は、スイッチング素子5、トランス6、電流検知抵抗7、ダイオード8、及び出力コンデンサ9を含む。本実施形態では、スイッチング素子5はMOSFETからなるので、以降においてスイッチング素子5のことをFET5ともいう。また、トランス6の一次巻線側の基準電位(すなわち、入力コンデンサ4の低電位電極側ノード)を一次側グランドG1といい、二次巻線側の基準電位(すなわち、出力コンデンサ9の低電位電極側ノード)を二次側グランドG2というものとする。本実施形態のDC/DCコンバータ300は力率改善型であるので、出力コンデンサ9(例えば、電解コンデンサ)が低周波リップル(入力電源周波数に基づくリップル)の平滑機能を担う。したがって、入力コンデンサ4の容量≪出力コンデンサ9の容量である。
DC/DCコンバータ300のPWM制御において、FET5のオン期間にトランス6の一次巻線にエネルギーが蓄積され、FET5のオフ期間にそのエネルギーがトランス6の二次巻線側からダイオード8を介して出力コンデンサ9に充電される。DC/DCコンバータ300の出力は、FET5のオン幅(オンデューティ)、トランス6の一次巻線に対する二次巻線の巻数比などによって決まる。FET5は、制御IC20から出力されるPWMゲート信号によって駆動される。なお、以降の説明において、DC/DCコンバータ300の出力電流を「出力電流」といい、DC/DCコンバータ300の出力電圧を「出力電圧」という。本開示において、LED電流は出力電流に実質的に等しい。
検出回路400は、電流検出抵抗10からなる電流検出回路並びに抵抗11、12及び13からなる電圧検出回路を含み、グランドG2を基準電位とする。電流検出抵抗10はグランドG2とLED50のカソード端との間に挿入された低抵抗素子からなり、出力電流に比例した電圧が電流検出抵抗10に発生する。電圧検出回路(抵抗11、12及び13)は出力コンデンサ9に並列接続された分圧抵抗回路からなり、出力電圧に比例した電圧が抵抗13に発生する。
補助電源回路500は、グランドG1を基準電位とする一次側電源回路、及びグランドG2を基準電位とする二次側電源回路を備える。一次側電源回路は、トランス6の補助巻線6s1、起動抵抗14、ダイオード15、コンデンサ16及び必要に応じてコンデンサ16に並列接続されるツェナーダイオード(不図示)を有する。一次側電源回路は、DC/DCコンバータ300の入力電圧及びFET5のスイッチング動作に応じて駆動制御回路600及び明滅抑制回路700の(グランドG1を基準とする)一次側の制御電源Vcc1を生成する。具体的には、入力電圧が起動抵抗14を介して降下されるとともに、補助巻線6s1に発生する電圧がダイオード15及びコンデンサ16によって整流及び平滑され、制御電源Vcc1が生成される。二次側電源回路は、トランス6の補助巻線6s2、ダイオード17、コンデンサ18及び定電圧回路19を有する。二次側電源回路は、FET5のスイッチング動作に基づいて駆動制御回路600及び明滅抑制回路700の(グランドG2を基準とする)二次側の制御電源Vcc2を生成する。二次側電源回路においては、補助巻線6s2に発生する電圧がダイオード17及びコンデンサ18によって整流平滑されるとともに定電圧回路19によって定電圧化され、制御電源Vcc2が生成される。定電圧回路19は、三端子レギュレータ、シリーズレギュレータ、シャントレギュレータなどであればよい。
駆動制御回路600は、ドライバ回路610、フィードバック回路620及びフォトカプラ30(結合素子)を含む。フォトカプラ30は、フォトダイオード30d及びフォトトランジスタ30tを含む。ドライバ回路610は、制御IC20及びコンデンサ29を含み、制御電源Vcc1の供給を受けてグランドG1を基準電位として動作する。コンデンサ29は、後述のフィードバック端子(FB端子)とグランドG1の間に接続される。ドライバ回路610は、フィードバック回路620からのFB端子への入力に応じてDC/DCコンバータ300のFET5をPWM駆動する。なお、制御IC20のFB端子以外の端子にも、不図示の周辺回路部品及び配線が適宜接続され得る。
制御IC20は、フライバックコンバータを駆動するための汎用のスイッチング制御ICであればよく、少なくとも、制御電源端子(VCC端子)、グランド端子(GND端子)、ゲート出力端子(OUT端子)、電流センス端子(ISNS端子)及びフィードバック端子(FB端子)を有する。さらに、制御IC20は、不図示のゼロクロス検出端子(ZCD端子)、マルチプライヤ入力端子(MUL端子)、補償端子(COMP端子)などを有する。
制御IC20は、制御電源Vcc1に接続されたVCC端子から動作電源の供給を受け、グランドG1に接続されたGND端子を基準電位として動作する。なお、制御IC20は、起動時又は停止時、すなわち補助巻線6s1からの給電がない場合には、起動抵抗14を介して給電されて動作する。OUT端子はFET5のゲート端子に(必要に応じて不図示のゲート抵抗を介して)接続され、その内部回路がFET5のPWMゲート信号を出力する。ISNS端子は、電流検知抵抗7とFET5のソース端子との接続点に接続され、電流検知抵抗7に発生するFET電流に対応する電圧の入力を受ける。MUL端子(不図示)及びISNS端子の入力によってFET5のスイッチング動作が適正化される。FB端子は、フォトトランジスタ30tのコレクタ及びコンデンサ29に接続される。
図2に示すように、制御IC20の内部では、例えば、FB端子は内部基準電圧源20a(例えば、5Vの定電圧源)に内部抵抗20b(例えば、20kΩ)を介して接続され、OUT端子はゲート回路20cに接続される。ゲート回路20cでは、FB端子の入力電圧に応じて、PWMゲート信号のパルス幅(オン幅)が決定される。具体的には、制御IC20では、FB端子電圧の増加に対してPWMゲート信号のオン幅が増加するように構成されているものとし、これによりFB端子電圧の増加に対して出力電流が増加する。また、制御IC20は、FB端子電圧が下限閾値(例えば、0.5V程度)以下の場合にはOUT端子からのPWMゲート信号の出力を停止する。この停止状態は、FB端子電圧が下限閾値より高くなることにより解除される。なお、上述した各端子を有するような制御IC20は市場で入手可能であり、他の端子のそれぞれの機能は当業者には周知であるので、その詳細な説明を省略する。
フィードバック回路620は、オペアンプ21及び22、電圧源23及び24、ダイオード25及び26並びに抵抗27及び28を含む。フィードバック回路620は、制御電源Vcc2の供給を受けてグランドG2を基準電位として動作する。概略として、オペアンプ21は出力電流を一定化させる機能を担う定電流制御用のオペアンプであり、オペアンプ22は出力電圧を一定化させる機能を担う定電圧制御用のオペアンプである。そして、DC/DCコンバータ300の出力状態に応じて、定電流制御及び定電圧制御の一方がダイオード25及び26からなるダイオードOR回路によって選択され、フォトダイオード30dの入力状態が決定される。なお、フォトカプラ30の入力信号及び出力信号をフィードバック信号というものとする。
定電流制御用のオペアンプ21の反転入力端子(−)には検出回路400(電流検出抵抗10)によって検出された検出電流値が入力され、非反転入力端子(+)には出力電流の目標値(目標電流値)に対応する電圧が電圧源23から入力される。電圧源23の電圧値は、制御電源Vcc2の分圧値であればよい。オペアンプ21の反転入力端子と出力端子間には帰還素子Z1(抵抗、コンデンサ、又はこれらの直列回路若しくは並列回路)が接続される。オペアンプ21は、反転入力端子に入力される検出電流値と、非反転入力端子に入力される目標電流値との誤差を増幅して出力する。言い換えると、ダイオード25がオンされて定電流制御が選択されている場合には、オペアンプ21は、検出電流値が目標電流値に一致するようにフィードバック信号を生成することになる。
定電圧制御用のオペアンプ22の反転入力端子(−)には検出回路400(抵抗11、12及び13)によって検出された検出電圧値が入力され、非反転入力端子(+)には出力電圧の目標電圧値(上限電圧値)に対応する電圧が電圧源24から入力される。電圧源24の電圧値は、制御電源Vcc2の分圧値であればよい。オペアンプ22の反転入力端子と出力端子間にも帰還素子Z2(抵抗、コンデンサ、又はこれらの直列回路若しくは並列回路)が接続される。オペアンプ22は、反転入力端子に入力される検出電圧値と、非反転入力端子に入力される上限電圧値との誤差を増幅して出力する。言い換えると、ダイオード26がオンされて定電圧制御が選択されている場合には、オペアンプ22は、検出電圧値が上限電圧値に一致するようにフィードバック信号を生成することになる。
ダイオード25及び26からなるダイオードOR回路は、オペアンプ21の出力端子電圧又はオペアンプ22の出力端子電圧のいずれか低い方に対してオンする。ダイオードOR回路の共通アノードはフォトダイオード30dのカソード側に接続される。フォトダイオード30dのアノードは抵抗27を介して制御電源Vcc2に接続され、フォトダイオード30dに抵抗28が並列接続される。フォトトランジスタ30tには、フォトダイオード30dに流れる電流(発光)に応じた出力電流が流れる。このように、フィードバック回路620において、検出電流値(又は検出電圧値)と目標電流値(又は上限電圧値)の誤差に基づいてフィードバック信号が生成され、フォトカプラ30を介してフィードバック回路620から一次側のドライバ回路610に伝達される。
したがって、例えば定電流制御において、検出電流値が目標電流値よりも高い時点では、オペアンプ21の誤差増幅作用によってフォトダイオード30d及びフォトトランジスタ30tの電流が増加する。これにより、制御IC20のFB端子電圧が低下し、FET5のPWM駆動におけるオン幅が狭まり、出力電流が減少する。逆に、検出電流値が目標電流値よりも低い時点では、オペアンプ21の誤差増幅作用によってフォトダイオード30d及びフォトトランジスタ30tの電流が減少する。これにより、制御IC20のFB端子電圧が上昇し、FET5のPWM駆動におけるオン幅が拡がり、出力電流が増加する。
ここで、明滅抑制回路700がなかったとした場合に起こり得る明滅動作を説明する。この明滅動作は、主にオペアンプ21の故障によって引き起こされる。オペアンプ21が出力端子側から引き抜く電流量は、抵抗27及び帰還素子Z1で調整される。ここで、オペアンプ21の一故障モードにおいて、検出電流値が電圧源23の電圧に達すると、上記引き抜き電流が急激に増加する。これにより、FB端子電圧が急激に低下し、出力電流も急激に低下する。ここでオペアンプ21の帰還作用が停止すると、FB端子電圧が内部抵抗20bなどの内部回路及びコンデンサ29で決まる時定数で徐々に上昇していき、出力電流も増加していく。そして再び、検出電流値が電圧源23の電圧に達すると、出力電流が急激に低下する。この出力電流の増減の繰返しがLED50の明滅となって表れる。この明滅の周波数は概ね1Hz〜100Hz程度であり、この周波数(すなわち100Hz以下)での明滅はユーザに視認され得る。また、この明滅において、FB端子電圧が、制御IC20における過電力保護用の上限閾値に達すると、制御IC20はFET5のスイッチングを停止させ、この状態をラッチする。しかし、DC/DCコンバータ300の駆動、すなわち、FET5のスイッチング動作が停止することによって制御電源Vcc1及びVcc2が生成されなくなるため、制御IC20における機能が一旦停止し、上記ラッチ状態が解除される。したがって、起動抵抗14からの電圧によって、制御IC20及びDC/DCコンバータ300が再始動され、上記の明滅動作が繰り返されてしまうことになる。このような明滅動作を抑制するために、明滅抑制回路700が設けられる。
明滅抑制回路700は、明滅判定回路710及び出力固定回路720を含む。明滅判定回路710は、制御部31を含み、グランドG2を基準電位として動作する。出力固定回路720は、トランジスタ32、抵抗33、抵抗34、フォトカプラ35、トランジスタ36、抵抗37、抵抗38、トランジスタ39、抵抗40、抵抗41及び抵抗42(抵抗素子)を含む。フォトカプラ35は、フォトダイオード35d及びフォトトランジスタ35tを含む。出力固定回路720において、フォトダイオード35d側はグランドG2を基準電位として動作し、フォトトランジスタ35t側はグランドG1を基準電位として動作する。
明滅判定回路710において、制御部31は、マイコン及びその周辺回路からなり、制御電源Vcc2の供給を受けて動作する。制御部31の入力ポートP0はオペアンプ21の反転入力端子及び電流検出抵抗10に接続され、出力ポートP1は抵抗33を介してトランジスタ32のベースに接続される。
出力固定回路720において、トランジスタ32のコレクタ及びエミッタはそれぞれフォトダイオード35dのカソード及びグランドG2に接続され、ベース−エミッタ間に抵抗34に接続される。フォトダイオード35dのアノードは制御電源Vcc2に接続され、フォトトランジスタ35tのコレクタは制御電源Vcc1に接続される。トランジスタ36は、PNPトランジスタである。トランジスタ36のエミッタ及びコレクタはそれぞれフォトトランジスタ35tのエミッタ及びグランドG1に接続され、ベースは抵抗37を介してフォトトランジスタ35tのエミッタに接続される。トランジスタ36のベース−コレクタ間に、抵抗38が接続される。フォトトランジスタ35tのコレクタは、一次側の制御電源Vcc1に接続される。トランジスタ39のベースは抵抗40を介してフォトトランジスタ35tのエミッタに接続され、エミッタはグランドG1に接続され、ベース−エミッタ間に抵抗41が接続される。トランジスタ39のコレクタと制御IC20のFB端子の間に、抵抗42が接続される。
明滅抑制回路700の動作を説明する。制御部31の入力ポートP0には、検出電流値が入力される。制御部31は、検出電流値における振動が所定レベルを超えたか否かを判定する。振動が所定レベルを超えたこととは、例えば、検出電流値の振幅が所定値を超えた回数が所定期間内に所定数を超えたこと、振動の周波数が明滅動作に特有の所定範囲内(例えば、1Hz以上100Hz未満)となったことなどを意味する。制御部31は、振動が所定レベルを超えたと判定した場合には、出力ポートP1から抑制信号を出力する。本実施形態では、出力ポートP1は、抑制信号が出力されない場合にはローレベルに維持され、抑制信号が出力される場合にハイレベルに遷移されるものとする。これにより、抑制信号が出力されると、トランジスタ32がオフからオンに切り換わる。トランジスタ32がオンに切り換わることによって、フォトダイオード35dに電流が流れ、フォトトランジスタ35tがオンする。
フォトトランジスタ35tがオフ状態である場合、FB端子からフォトトランジスタ30t、トランジスタ36及び抵抗38を介してベース電流が流れ、トランジスタ36がオン状態となる。一方、トランジスタ39のベースには電流が供給されないため、トランジスタ39はオフ状態となる。フォトトランジスタ35tがオン状態である場合、トランジスタ36にベース電流が供給されなくなりトランジスタはオフ状態となる。一方、トランジスタ39に抵抗40を介してベース電流が供給され、トランジスタ39はオン状態となる。
すなわち、抑制信号が出力されない状態では、トランジスタ32はオフ状態であり、フォトトランジスタ35tはオフ状態であり、トランジスタ36はオン状態であり、トランジスタ39はオフ状態である。したがって、フィードバック回路620からのフィードバック信号が有効化され、FB端子に入力される。一方、制御部31から抑制信号が出力されて、トランジスタ32がオンすると、フォトトランジスタ35tがオンし、トランジスタ36がオフし、トランジスタ39がオンする。これにより、フィードバック信号は、オフされたトランジスタ36によって遮断(無効化)される。そして、抵抗42が、コンデンサ29に並列接続される。これにより、FB端子電圧は、内部抵抗20bと抵抗42による内部基準電圧源20aの分圧値に対応する設定値Vsに固定される。したがって、制御IC20は、固定のオン幅でFET5をPWM駆動する。
設定値Vsが上記下限閾値(例えば、0.5V程度)よりも高くなるように、抵抗42の抵抗値が設定されるものとする。また、抑制信号出力時のFB端子電圧が定常時におけるFB端子電圧以下の値となるように抵抗42の抵抗値が設定されることが望ましい。すなわち、FB端子電圧が設定値Vsである場合の出力電流がLED50の定格電流以下となるように構成されることが望ましい。これにより、抑制信号出力時において、LED電流が定格電流以下となるので、オペアンプ21などの故障に伴うLED50の短寿命化が抑制される。
また、抵抗42の抵抗値は、FB端子電圧が設定値Vsである場合の出力電流がLED50の定格電流の75%以下となるように設定されてもよい。これにより、抑制信号出力時において、照明機能の確保及び省エネが実現される。
また、抵抗42の抵抗値は、FB端子電圧が設定値Vsである場合の出力電流がLED50の定格電流の50%以下となるように設定されてもよい。これにより、抑制信号出力時において、照明機能の確保及び省エネが実現されるとともに、ユーザに異常を報知することができる。
また、抵抗42の抵抗値は、FB端子電圧が設定値Vsである場合の出力電流がLED50の定格電流の25%以下となるように設定されてもよい。これにより、抑制信号出力時において、最低限の照明機能の確保及び一層の省エネが実現されるとともに、確実にユーザに異常を報知することができる。
図3は、本実施形態によるLED点灯装置100の動作を説明するタイミングチャートである。図3において、上段から、LED電流(検出電流値)、FB端子電圧、抑制信号のレベル、トランジスタ36の動作及びトランジスタ39の動作を示し、横軸は時間である。なお、図面は模式図であり、寸法通りとは限らない。
時刻t1までは定常動作が行われ、時刻t1においてオペアンプ21が故障したものとする。時刻t1前においては、LED電流及びFB端子電圧が安定し、抑制信号はローレベルであり、トランジスタ36はオン状態に維持され、トランジスタ39はオフ状態に維持される。なお、FB端子電圧は、入力電源周波数(交流電源ACの2倍の周波数)に起因するリップルを有し得る。
時刻t1以降において、上述したようにFB端子電圧が振動することに伴ってLED電流(検出電圧値)も振動し、明滅が発生する。
時刻t2において、制御部31が、この振動が所定レベルを超えたと判定して抑制信号を出力する。抑制信号がハイレベルとなることによって、トランジスタ36がオフされ、トランジスタ39がオンされる。これにより、FB端子電圧が、抵抗42によって決まる値に固定され、LED電流も安定する。なお、LED電流は、入力電源周波数(交流電源ACの2倍の周波数)に起因するリップルを有し得る。
以上のように、本実施形態のLED点灯装置100は、入力電圧から出力電流を生成してその出力電流をLED50に供給するDC/DCコンバータ300と、出力電流を検出して検出電流値を出力する検出回路400と、FB端子電圧に応じてDC/DCコンバータ300を駆動するドライバ回路610、検出電流値に基づいてフィードバック信号を生成するフィードバック回路620及びフィードバック信号を端子FBに伝達するフォトカプラ30(結合素子)を含む駆動制御回路600と、検出電流値の振動が所定レベルを超える場合に抑制信号を出力する明滅判定回路710及び抑制信号の出力に応じてFB端子電圧をDC/DCコンバータ300の駆動が可能な設定値Vsに固定する出力固定回路720を含む明滅抑制回路700と、DC/DCコンバータ300の駆動に応じて駆動制御回路600及び明滅抑制回路700の制御電源Vcc1及びVcc2を生成する補助電源回路500とを備える。
上記LED点灯装置100によると、明滅抑制回路700が、出力電流の振動が所定レベルを超える場合に抑制信号を出力し、抑制信号の出力に応じてFB端子電圧をDC/DCコンバータ300の駆動が可能な設定値Vsに固定する。これにより、出力電流が固定されるとともに、DC/DCコンバータ300の駆動による制御電源Vcc1及びVcc2の供給が確保されて出力固定状態が保持される。したがって、フィードバック回路620(特にオペアンプ21)における故障発生時に発生し得るLED50の明滅を確実に抑制することが可能となる。
ここで、フォトカプラ30のフォトダイオード30dにフィードバック信号が入力されるように構成され、フォトカプラ30のフォトトランジスタ30tのコレクタが所定端子FBに接続され、所定端子FBがドライバ回路610の内部基準電圧源20aに内部抵抗20bを介して接続される。特に本実施形態では、出力固定回路720がトランジスタ36、トランジスタ39及び抵抗42を含み、トランジスタ36がフォトトランジスタ30tのエミッタとグランドG1との間に接続され、トランジスタ39がFB端子とグランドG1との間に抵抗42を介して接続される。そして、抑制信号の出力に応じてトランジスタ36がオンからオフに切り換えられ、トランジスタ39がオフからオンに切り換えられる。これにより、一般的な駆動制御回路600の基本構成を活かしつつ、簡素な構成で明滅抑制回路700が実現される。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、フィードバック信号の遮断がドライバ回路610側で行われる構成を示したが、本実施形態では、フィードバック信号の遮断がフィードバック回路620側で行われる構成を示す。
図4及び図5に、本実施形態によるLED点灯装置100及びそれを含むLED照明装置150の回路図を示す。本実施形態では、出力固定回路720の構成が、第1の実施形態のものと異なる。本実施形態において、第1の実施形態の構成要素と実質的に同じ構成要素には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。
図4に示す出力固定回路720は、トランジスタ32、抵抗33、抵抗34、フォトカプラ35、トランジスタ39、抵抗40、抵抗41、抵抗42、トランジスタ43、抵抗44及び抵抗45を含む。トランジスタ43のコレクタ及びエミッタはそれぞれフォトダイオード30dのアノード及びグランドG2に接続され、ベースは制御部31の出力ポートP1に抵抗44を介して接続される。トランジスタ43のベース−エミッタ間に、抵抗45が接続される。フォトトランジスタ30tのエミッタは、グランドG1に接続される。
抑制信号が出力されていない(ローレベルである)場合の動作は、第1の実施形態の動作と実質的に同様である。すなわち、フィードバック信号が有効化されるとともに、トランジスタ39がオフされる。抑制信号が出力される(ハイレベルとなる)場合、トランジスタ32及び43がオンされる。トランジスタ43がオンされると、フォトダイオード30dのアノードの電位がグランドG2となるため、フォトダイオード30dに電流が流れなくなり、フォトトランジスタ30tがオフする。これにより、FB端子に伝達されるフィードバック信号が遮断(無効化)される。そして、トランジスタ32のオンによって、第1の実施形態と同様にトランジスタ39がオンし、FB端子電圧が抵抗42によって決まる値に固定される。したがって、制御IC20は、固定のオン幅でFET5をPWM駆動する。なお、抵抗42の抵抗値の設定は、第1の実施形態の設定と同じであればよい。
図5に示す出力固定回路720は、トランジスタ32、抵抗33、抵抗34、フォトカプラ35、抵抗40、抵抗41、抵抗42及びダイオード46を含む。ダイオード46のアノードがフォトダイオード30dのアノードに接続され、ダイオード46のカソードがトランジスタ32のコレクタに接続される。フォトトランジスタ30tのエミッタはグランドG1に接続される。
抑制信号が出力されていない(ローレベルである)場合の動作は、図4の場合の動作と実質的に同様であり、フィードバック信号が有効化される。ここで、ダイオード46がフォトダイオード30dのアノードとフォトダイオード35dのカソードの間に接続されているので、電流が制御電源Vcc2からフォトダイオード35dを介してフォトダイオード30dに流れ込むことはない。抑制信号が出力される(ハイレベルとなる)場合、トランジスタ32がオンされることによってダイオード46がオンし、フォトダイオード30dのアノードの電位が実質的にグランドG2の電位となる。これにより、フォトダイオード30dに電流が流れなくなり、フォトトランジスタ30tがオフする。これにより、FB端子に伝達されるフィードバック信号が遮断(無効化)される。そして、トランジスタ32のオンによって、第1の実施形態と同様にトランジスタ39がオンし、FB端子電圧が抵抗42によって決まる値に固定される。したがって、制御IC20は、固定のオン幅でFET5をPWM駆動する。
ここで、厳密には、フォトダイオード30dのアノードの電位は、ダイオード46の順方向電圧だけグランドG2の電位よりも高くなる。ただし、図4の例のようにフォトダイオード30dのアノードとグランドG2がトランジスタ43の導通によって接続される場合及び図5の例のようにフォトダイオード30dのアノードとグランドG2がトランジスタ32とダイオード46の直列回路の導通によって接続される場合を含めて、フォトダイオード30dのアノードとグランドG2が実質的に短絡されるというものとする。
以上のように、LED点灯装置100においても、第1の実施形態と同様に、明滅抑制回路700が、出力電流の振動が所定レベルを超える場合に抑制信号を出力し、抑制信号の出力に応じてFB端子電圧を、DC/DCコンバータ300の駆動が可能な設定値Vsに固定する。これにより、出力電流が固定されるとともに、DC/DCコンバータ300の駆動による制御電源Vcc1及びVcc2の供給が確保されて出力固定状態が保持される。したがって、フィードバック回路620における故障発生時に発生し得るLED50の明滅を確実に抑制することが可能となる。
ここで、フォトカプラ30のフォトダイオード30dにフィードバック信号が入力されるように構成され、フォトカプラ30のフォトトランジスタ30tのコレクタがFB端子に接続され、FB端子がドライバ回路610の内部基準電圧源20aに内部抵抗20bを介して接続される。特に本実施形態では、出力固定回路720がトランジスタ39、トランジスタ32(スイッチ素子)又はトランジスタ32とダイオード46の直列回路(スイッチ素子)及び抵抗42を含む。スイッチ素子は、オンされた場合にフォトダイオード30dとアノードとグランドG2とを実質的に短絡するように構成され、トランジスタ39はFB端子とグランドG1との間に抵抗42を介して接続される。そして、抑制信号の出力に応じてスイッチ素子がオフからオンに切り換えられ、トランジスタ39がオフからオンに切り換えられる。これにより、一般的な駆動制御回路600の基本構成を活かしつつ、簡素な構成で明滅抑制回路700が実現される。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)各信号の論理反転に関する変形
上記各実施形態では、抑制信号が出力される場合の信号論理をハイレベル、出力されない場合の信号論理をローレベルとしたが、この信号論理は逆であってもよい。いずれの信号論理の場合であっても、抑制信号が出力される場合にフォトトランジスタ35tがオンするように構成されればよい。また、第1の実施形態では、抑制信号が出力される場合にフォトトランジスタ35tがオフされる構成としてもよい。この場合、トランジスタ36がNPNトランジスタで構成され、トランジスタ39がPNPトランジスタで構成され得る。
(2)各トランジスタに関する変形
上記各実施形態では、トランジスタ32、36及び39をバイポーラトランジスタとして記載したが、これらの一部又は全部がFETに代替されてもよい。この場合、入力端子としてバイポーラトランジスタのベースがFETのゲートに対応し、出力端子としてバイポーラトランジスタのコレクタがFETのドレインに対応し、接地端子としてバイポーラトランジスタのエミッタがFETのソースに対応する。
(3)DC/DCコンバータ300の変形
上記各実施形態では、DC/DCコンバータ300として力率改善型のフライバックコンバータを示したが、DC/DCコンバータ300はこれに限られない。例えば、DC/DCコンバータ300は、力率改善型でない(すなわち、入力コンデンサの容量が出力コンデンサの容量よりも大きく平滑機能を有する)フライバックコンバータであってもよい。また、DC/DCコンバータ300は、昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路(バックコンバータ)を組み合わせたコンバータであってもよい。
30、35 フォトカプラ
31 制御部
32、36、39、43 トランジスタ
42 抵抗
46 ダイオード
50 LED
100 LED点灯装置
150 LED照明装置
300 DC/DCコンバータ
400 検出回路
500 補助電源回路
600 駆動制御回路
610 ドライバ回路
620 フィードバック回路
700 明滅抑制回路
710 明滅判定回路
720 出力固定回路

Claims (8)

  1. LED点灯装置であって、
    入力電圧から出力電流を生成して該出力電流をLEDに供給するDC/DCコンバータと、
    前記出力電流を検出して検出電流値を出力する検出回路と、
    所定端子の電圧に応じて前記DC/DCコンバータを駆動するドライバ回路、前記検出電流値に基づいてフィードバック信号を生成するフィードバック回路、及び前記フィードバック信号を前記所定端子に伝達する結合素子を含む駆動制御回路と、
    前記検出電流値の振動が所定レベルを超える場合に抑制信号を出力する明滅判定回路、及び前記抑制信号の出力に応じて前記所定端子の電圧を、前記DC/DCコンバータの駆動が可能な設定値に固定する出力固定回路を含む明滅抑制回路と、
    前記DC/DCコンバータの駆動に応じて前記駆動制御回路及び前記明滅抑制回路の制御電源を生成する補助電源回路と
    を備えたLED点灯装置。
  2. 前記結合素子がフォトカプラからなり、該フォトカプラのフォトダイオードに前記フィードバック信号が入力されるように構成され、前記フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタが前記所定端子に接続され、前記所定端子が前記ドライバ回路の内部基準電圧源に内部抵抗を介して接続され、
    前記出力固定回路が第1のトランジスタ、第2のトランジスタ及び抵抗素子を含み、前記第1のトランジスタが前記フォトトランジスタのエミッタと前記ドライバ回路のグランドとの間に接続され、前記第2のトランジスタが前記所定端子と前記グランドとの間に前記抵抗素子を介して接続され、前記抑制信号の出力に応じて前記第1のトランジスタがオンからオフに切り換えられ、前記第2のトランジスタがオフからオンに切り換えられるように構成された、請求項1に記載のLED点灯装置。
  3. 前記結合素子がフォトカプラからなり、該フォトカプラのフォトダイオードに前記フィードバック信号が入力されるように構成され、前記フォトカプラのフォトトランジスタのコレクタが前記所定端子に接続され、前記所定端子が前記ドライバ回路の内部基準電圧源に内部抵抗を介して接続され、
    前記出力固定回路がトランジスタ、スイッチ素子及び抵抗素子を含み、前記スイッチ素子が、オンされた場合に前記フォトダイオードのアノードと前記フィードバック回路のグランドとを実質的に短絡するように構成され、前記トランジスタが前記所定端子と前記ドライバ回路のグランドとの間に前記抵抗素子を介して接続され、前記抑制信号の出力に応じて前記スイッチ素子がオフからオンに切り換えられ、前記トランジスタがオフからオンに切り換えられるように構成された、請求項1に記載のLED点灯装置。
  4. 前記所定端子の電圧が前記設定値である場合の前記出力電流が前記LEDの定格電流以下となるように前記抵抗素子の抵抗値が設定された、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
  5. 前記所定端子の電圧が前記設定値である場合の前記出力電流が前記LEDの定格電流の75%以下となるように前記抵抗素子の抵抗値が設定された、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
  6. 前記所定端子の電圧が前記設定値である場合の前記出力電流が前記LEDの定格電流の50%以下となるように前記抵抗素子の抵抗値が設定された、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
  7. 前記所定端子の電圧が前記設定値である場合の前記出力電流が前記LEDの定格電流の25%以下となるように前記抵抗素子の抵抗値が設定された、請求項1から3のいずれか一項に記載のLED点灯装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のLED点灯装置と、前記LEDとを備えたLED照明装置。

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