JP2019039721A - 距離測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成により、検出信号に対する迷光の影響を抑制することが可能な距離測定装置を提供する。
【解決手段】距離測定装置1は、固定部10と、固定部10に回転可能に配置された回転部20と、固定部10に配置され、測距用の投射光を出射するレーザ光源31と、固定部10に配置され、測距領域で反射された反射光を受光する光検出器37と、固定部10に配置され、測距領域に向かう投射光の光路と光検出器37に向かう反射光の光路とを分離するビームスプリッタ33と、投射光と反射光の共通光路に対し傾くように回転部20に配置され、ビームスプリッタ33を経由した投射光を測距領域に導くとともに、測距領域で反射された反射光を光検出器37に集光するフレネルレンズミラー34と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、光を用いて物体との距離を測定する距離測定装置に関する。
従来、光を用いて物体との距離を測定する距離測定装置が、種々の機器に搭載されている。光を用いた距離の測定方式として、たとえば、三角測量法を利用した方式が知られている。この方式では、光の出射方向と、この光が物体で反射された反射光の進行方向との間の角度に基づいて、物体までの距離が計測される。しかし、この方式では、物体までの距離が長い場合に、距離を正確に計測することが困難となる。この問題を抑制し得る方式として、光を出射してから反射光を受光するまでの時間(ランタイム)に基づいて、物体までの距離を測定する方式を用いることができる。
以下の特許文献1には、ランタイムに基づいて物体までの距離を測定する距離測定装置が記載されている。この距離測定装置では、撮像レンズが装置の固定側に配置され、撮像レンズの光軸周りに回転するミラーが装置の回転側に配置されている。ミラーは、撮像レンズの光軸に対して所定の角度で傾くように配置されている。また、撮像レンズの中央に発光素子とコリメータレンズが埋め込まれている。発光素子から出射された光は、コリメータレンズによって平行光に変換された後、撮像レンズの光軸に沿って進む。この光がミラーで反射されて測距領域に投射される。測距領域からの反射光が撮像レンズによって取り込まれる。撮像レンズで取り込まれた反射光は、装置の固定側に配置された光検出器に集光される。
中国特許出願公開第105467398号明細書
特許文献1の構成では、撮像レンズに発光素子が埋め込まれているため、撮像レンズに対する発光素子およびコリメータレンズの設置作業が必要となり、且つ、発光素子と回路基板とを電気的に接続する作業が必要となる。これらの作業は繁雑である。
これに対し、光源と撮像レンズとを個別に配置するよう光学系を調整することにより、このような煩雑な作業を無くすことができる。しかし、この場合は、光源から出射された光の一部が撮像レンズの入射面で反射して迷光となり、この迷光が光検出器に入射することが起こり得る。測距領域から反射され光検出器へと導かれる反射光は微弱であるため、このような迷光は、光検出器の検出信号に大きな影響を及ぼす。
かかる課題に鑑み、本発明は、簡素な構成により、検出信号に対する迷光の影響を抑制することが可能な距離測定装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様は、距離測定装置に関する。この態様に係る距離測定装置は、固定部と、前記固定部に回転可能に配置された回転部と、前記固定部に配置され、測距用の投射光を出射する光源と、前記固定部に配置され、測距領域で反射された反射光を受光する光検出器と、前記固定部に配置され、前記測距領域に向かう前記投射光の光路と前記光検出器に向かう前記反射光の光路とを分離するビームスプリッタと、前記投射光と前記反射光の共通光路に対し傾くように前記回転部に配置され、前記ビームスプリッタを経由した前記投射光を前記測距領域に導くとともに、前記測距領域で反射された前記反射光を前記光検出器に集光するフレネルレンズミラーと、を備える。
本態様に係る距離測定装置によれば、フレネルレンズミラーによって反射光が集光されるため、撮像レンズを光学系に配置する必要がない。よって、撮像レンズで生じる迷光の影響を回避できる。また、フレネルレンズミラーが、投射光と反射光の共通光路に対し傾くように配置されているため、フレネルレンズミラーで反射された投射光の一部が迷光となって光検出器に向かうこともない。よって、検出信号に対する迷光の影響を防ぐことができる。さらに、フレネルレンズミラーが、投射光を測距領域に向けて反射するとともに、測距領域からの反射光を光検出器に向かう方向へと反射するミラーの機能と、反射光を光検出器に集光させるレンズの機能の両方を兼備するため、光学系に配置されるべき光学部品の点数を削減できる。よって、距離測定装置の構成を簡素化できる。
以上のとおり、本発明に係る距離測定装置によれば、簡素な構成により、検出信号に対する迷光の影響を抑制することが可能な距離測定装置を提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る距離測定装置の構成を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る固定部と回転部とを分離させた状態の距離測定装置の構成を示す斜視図である。 図3は、実施の形態に係る距離測定装置の構成を示す断面図である。 図4(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係るビームスプリッタの構成を示す平面図および側面図である。 図5(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係るフレネルレンズミラーの構成を模式的に示す断面図および平面図である。 図6は、実施の形態に係る距離測定装置の構成を示す回路ブロック図である。 図7は、変更例に係る距離測定装置の構成を示す断面図である。 図8(a)、(b)は、それぞれ、変更例に係るビームスプリッタの構成を示す平面図および側面図である。 図9(a)、(b)は、それぞれ、変更例に係るフレネルレンズミラーの構成を模式的に示す断面図および平面図である。 図10は、変更例に係る、ビームスプリッタ付近におけるレーザ光および反射光の光線領域を模式的に示す図である。 図11は、他の変更例に係る距離測定装置の構成を示す断面図である。 図12(a)、(b)は、それぞれ、他の変更例に係るフレネルレンズミラーの構成を模式的に示す断面図および平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。便宜上、各図には互いに直交するX、Y、Z軸が付記されている。Z軸方向は、距離測定装置1の高さ方向である。
図1は、距離測定装置1の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、距離測定装置1は、円柱状の固定部10と、固定部10に回転可能に配置された回転部20とを備える。回転部20は、固定部10と略同径の大径部20aと、大径部20aよりも径が小さい小径部20bと、大径部20aと小径部20bとを繋ぐ傾斜部20cからなっている。大径部20aおよび小径部20bは、何れも、円柱形状である。固定部10と、回転部20の大径部20aおよび小径部20bとは、互いに同軸に配置されている。小径部20bの側面に開口21eが設けられている。開口21eから測距領域に向かってレーザ光(投射光)が投射され、測距領域で反射されたレーザ光の反射光が開口21eから内部に取り込まれる。
回転部20は、Z軸に平行、且つ、小径部20bの中心を貫く回転軸R10を中心に回転する。回転部20の回転に伴い、開口21eから投射されるレーザ光の光軸が回転軸R10を中心に回転する。これに伴い、測距領域も回転する。後述のように、距離測定装置1は、測距領域にレーザ光を投射したタイミングと、測距領域からレーザ光の反射光を受光したタイミングとの間の時間差(ランタイム)に基づいて、測距領域に存在する物体までの距離を計測する。具体的には、この時間差に光の速度を乗じて物体までの距離を求める。上記のように回転部20が回転軸R10の周りに1回転することにより、距離測定装置1は、周囲360度の範囲に存在する物体までの距離を計測できる。
図2は、固定部10と回転部20とを分離させた状態の距離測定装置1の構成を示す斜視図である。
図2に示すように、固定部10は、円柱状の支持ベース11と、コイル12と、ヨーク13と、ベアリングボール15と、を備えている。支持ベース11は、たとえば樹脂で形成されている。支持ベース11の上面には、回転軸R10を中心とする周方向に沿って、凹部11aが形成されている。この凹部11aに、薄板状のヨーク13が嵌め込まれている。ヨーク13は、円板の中央部が抜き取られた形状である。ヨーク13は、ネジ14で支持ベース11に固着されている。
さらに、ヨーク13の上面に複数のコイル12が周方向に並ぶように配置されている。ここでは、12個のコイル12が、ヨーク13の上面に装着されている。これらヨーク13は、回転部20側の磁石22とともに、回転部20を回転させるためのリニアモータを構成する。
支持ベース11の上面には、凹部11aの内側に深さ一定の案内溝11bが周方向に延びるように形成されている。周方向に垂直な平面で切断した案内溝11bの形状はV字状である。案内溝11bは、周方向に繋がっている。案内溝11bは、ベアリングボール15を周方向に案内するためのものである。案内溝11bに複数のベアリングボール15が嵌められる。ベアリングボール15間の距離を保つためのスペーサが、さらに案内溝11bに嵌められてもよい。
支持ベース11の中央部に円柱状の突部11cが設けられ、さらに、この突部11cに凹部11dが設けられている。この凹部11dに、後述の光学系を構成する光学部材が配置される。図2には、光学部材として、ビームスプリッタ33と、ミラー35が示されている。
図2には、回転部20が上下に反転した状態で示されている。回転部20は、支持部材21と、磁石22とを備える。図2には示されていないが、回転部20には、さらに、ヨーク23(図3参照)が設置されている。図2の状態において、ヨーク23は、磁石22によって覆われている。
回転部20の大径部20aには、回転軸R10を中心とする周方向に沿って、凹部21aが形成されている。この凹部21aに、薄板状のヨーク23(図3参照)が嵌め込まれている。ヨーク23は、円板の中央部が抜き取られた形状である。ヨーク23は、熱硬化接着剤または金属と樹脂の一体成形などの手段で大径部20aに固着されている。
さらに、ヨーク23を覆うようにして、複数の磁石22が周方向に並ぶように配置されている。これら磁石22は、隣り合う磁石22の極性が互いに反転するように配置されている。ここでは、16個の磁石22が、ヨーク23を覆うように装着されている。これら磁石22は、上記のように、固定部10側のコイル12とともに、回転部20を回転させるためのリニアモータを構成する。
支持部材21には、凹部21aの内側に深さ一定の案内溝21bが周方向に延びるように形成されている。周方向に垂直な平面で切断した案内溝21bの形状はV字状である。案内溝21bは、周方向に繋がっている。案内溝21bは、固定部10側の案内溝11bとともに、ベアリングボール15を周方向に案内するためのものである。図1に示すように回転部20が固定部10に重ねられると、ベアリングボール15が、固定部10側の案内溝11bと、回転部20側の案内溝21bとによって挟まれる。これにより、回転部20が、回転軸R10を中心に回転可能に、固定部10に支持される。
支持部材21の中央部に円筒状の壁部21cが設けられ、さらに、この壁部21cの内側に開口21dが設けられている。この開口21dに、後述のフレネルレンズミラー34(図3参照)が設置される。開口21dは、小径部20bの側面に形成された開口21eに繋がっている。なお、壁部21cには、周方向に一定間隔で切欠き21fが形成されている。切欠き21fは、回転部20の回転状態を検出するためのものである。
上記のように、回転部20が固定部10に重ねられると、ベアリングボール15を介して、回転部20が、回転軸R10を中心に回転可能に、固定部10に支持される。この状態において、回転部20側に配置された複数の磁石22が、固定部10側に配置された複数のコイル12に向き合う。こうして、回転部20を回転方向に駆動するためのリニアモータが構成される。
また、この状態において、回転部20側の磁石22と、固定部10側のヨーク13との間に磁気吸着力が生じる。この磁気吸着力によって、回転部20が固定部10に吸着され、固定部10に対する回転部20の支持状態が維持される。すなわち、ヨーク13は、磁石22との間で、回転部20の脱落を規制するための磁気吸着力を生じさせるための磁性部を構成する。なお、支持ベース11を磁性体で構成することにより、この磁気吸着力を生じさせてもよい。
図3は、距離測定装置1の構成を示す断面図である。図3には、図1に示した距離測定装置1を、X−Z平面に平行な平面により、Y軸方向の中央位置で切断したときの断面図が示されている。図3では、レーザ光源31から出射され、測距領域へと向かうレーザ光(投射光)が実線で示され、測距領域から反射された反射光が破線で示されている。光学系に付された一点鎖線は、光学系の光軸である。
図3に示すように、距離測定装置1は、光学系の構成として、レーザ光源31と、リレーレンズ32と、ビームスプリッタ33と、フレネルレンズミラー34と、ミラー35と、フィルタ36と、光検出器37と、を備えている。レーザ光源31および光検出器37は、回路基板41に設置されている。リレーレンズ32、ビームスプリッタ33、ミラー35およびフィルタ36は、固定部10側の支持ベース11に設置されている。フレネルレンズミラー34は、回転部20の支持部材21に設置されている。
レーザ光源31は、所定波長のレーザ光を出射する。レーザ光源31は、たとえば半導体レーザである。レーザ光源31の出射光軸は、Z軸に平行である。レーザ光源31は、支持ベース11の下面に設置された回路基板41に設置されている。回路基板41は、ネジ42によって、支持ベース11の下面に設置されている。レーザ光源31から出射されたレーザ光は、リレーレンズ32によって、放射角が絞られた後、ビームスプリッタ33に入射する。レーザ光は、ビームスプリッタ33を透過して、フレネルレンズミラー34へと向かう。ビームスプリッタ33は、レーザ光源31から出射されたレーザ光(投射光)の光路と測距領域で反射された反射光の光路とを分離する。
図4(a)、(b)は、それぞれ、ビームスプリッタ33の構成を示す平面図および側面図である。
図4(a)、(b)に示すように、ビームスプリッタ33は、厚みが一定の透明な基板33aの片面に反射膜33bが形成された構成となっている。反射膜33bは、円形の孔部33c以外の領域全てに設けられている。孔部33cは、リレーレンズ32側から入射したレーザ光が通過する領域よりもやや広めに設定されている。したがって、リレーレンズ32側から入射したレーザ光は、略全てが、ビームスプリッタ33を透過し、フレネルレンズミラー34へと向かう。ビームスプリッタ33は、Z軸に対して45度傾くように配置されている。
図3に戻り、フレネルレンズミラー34は、投射光および反射光の共通光路に配置されている。図3において、ビームスプリッタ33から開口21eまでの間の光路が共通光路である。フレネルレンズミラー34は、入射面がビームスプリッタ33に向き合うように、支持部材21に設置される。フレネルレンズミラー34の入射面は、平面である。フレネルレンズミラー34は、入射面が投射光および反射光の共通光路の中心軸(Z軸)に対して45度傾くように配置されている。ビームスプリッタ33を透過したレーザ光は、フレネルレンズミラー34によって光軸が90度曲げられる。すなわち、レーザ光は、フレネルレンズミラー34によって、開口21eに向かう方向に反射される。
より詳細には、レーザ光は、フレネルレンズミラー34の入射面を透過して、入射面の奥に配置された反射面で反射される。反射面には、反射型のフレネルレンズが形成されている。フレネルレンズミラー34の入射面を透過したレーザ光は、反射面で反射される際に、反射面に形成されたフレネルレンズによって収束作用を受けて、平行光に変換される。こうして平行光に変換されたレーザ光が、フレネルレンズミラー34の入射面からX軸正方向に出射され、開口21eを通って、測距領域へと投射される。
図5(a)、(b)は、実施の形態に係るフレネルレンズミラー34の構成を模式的に示す断面図および平面図である。図5(a)は、フレネルレンズミラー34を入射面P1に垂直な平面でフレネルレンズミラー34の1つの直径に沿って切断したときの断面を模式的に示し、図5(b)は、フレネルレンズミラー34を入射面側から見たときの反射面P2の状態を模式的に示している。
なお、図5(a)では、レンズパターンが鋸形状の段差により模式的に示され、図5(b)では、レンズパターンがリング状の縞により模式的に示されている。図5(a)、(b)は、あくまで、レンズパターンを模式的に示すものであって、実際のフレネルレンズミラー34では、径方向におけるレンズパターンの細かさ(ピッチ)が顕著に細かくなっている。また、図示の便宜上、図5(a)では、図5(b)に比べて、レンズパターンの数が少なく示されている。
図5(a)、(b)に示すように、フレネルレンズミラー34は、平面視において円形である。フレネルレンズミラー34のレンズ領域は、半径R1の円形の領域である。フレネルレンズミラー34は、樹脂等の光透過性の材料で構成され、入射面P1と反対側の面にフレネルレンズを構成するレンズパターンが形成されている。さらに、入射面P1と反対側の面に反射膜が形成され、これにより反射面P2が構成されている。反射面P2は、入射面P1を透過して反射面P2に到達する光を反射する。このとき、反射面P2は、フレネルレンズを構成するレンズパターンによって、光に収束作用を付与する。
フレネルレンズミラー34のレンズパターンは、図3のようにフレネルレンズミラー34がレーザ光源31の光軸に対し45度傾いて配置された状態において、測距領域から反射されて開口21eを通過した反射光(平行光)を、光検出器37の受光面の収束させるように調整されている。すなわち、開口21eを通過した反射光(平行光)が、フレネルレンズミラー34の全領域において、光検出器37の受光面の収束する収束作用を受けるように、フレネルレンズミラー34のレンズパターンが設定されている。フレネルレンズミラー34と光検出器37との間の光路長は、フレネルレンズミラー34の焦点距離と略同じある。
ビームスプリッタ33側から入射面P1に入射したレーザ光(投射光)は、入射面P1から平行光の状態でX軸正方向に出射される。すなわち、レーザ光源31から出射されたレーザ光は、フレネルレンズミラー34で反射されると平行光になるように、リレーレンズ32によって発散角が調整されている。
図3に戻り、測距領域に物体が存在する場合、開口21eから測距領域に投射されたレーザ光は、物体で反射されて、再び、開口21eへと向かう。こうして物体から反射された反射光が、開口21eから取り込まれ、フレネルレンズミラー34に導かれる。反射光は、フレネルレンズミラー34で反射される際に、上記のように、フレネルレンズミラー34から収束作用を受ける。こうして、反射光は、フレネルレンズミラー34で反射され、ビームスプリッタ33に入射する。
図4(b)を参照して、ビームスプリッタ33に入射した反射光は、反射膜33bによってX軸負方向に反射される。図4(b)には、破線で反射光が示されている。孔部33cに入射した反射光は、反射されずに、ビームスプリッタ33を透過する。孔部33c以外の反射膜33bの領域に入射した反射光は、反射膜33bによって、X軸負方向に反射され、ミラー35に向かう。なお、図4(b)には、便宜上、反射光が平行光であるかのように図示されているが、実際は収束光となっている。
図3に戻り、ビームスプリッタ33によって反射された反射光は、ミラー35によってZ軸負方向に反射される。ミラー35は、片面に反射面を有する全反射ミラーである。ミラー35は、反射面がZ軸に対して45度傾くように設置されている。ミラー35で反射された反射光は、フィルタ36を透過して、光検出器37に収束される。
フィルタ36は、レーザ光源31から出射されるレーザ光の波長帯の光を透過し、その他の波長帯の光を遮光するよう構成されている。フィルタ36の入射面または出射面に、フィルタ36に入射する反射光のビーム径と略同径のピンホールが設けられてもよい。これにより、迷光がさらに除去され得る。光検出器37は、受光光量に応じた検出信号を出力する。なお、フィルタ36にピンホールが設けられる場合、フレネルレンズミラー34の焦点位置にピンホールが位置づけられるように光学系が調整されてもよい。
図3に示した光学系は、上記のように、フレネルレンズミラー34から光検出器37までの光路長がフレネルレンズミラー34の焦点距離に略一致するようにレイアウトされている。また、リレーレンズ32は、レーザ光源31から出射されたレーザ光が、フレネルレンズミラー34によって平行光に変換されるように、レーザ光の広がり角を調整する。これにより、図3に示すように、フレネルレンズミラー34からレーザ光源31までの光路長と、フレネルレンズミラー34から光検出器37までの光路長とが相違する構成であっても、レーザ光源31と光検出器37を同一の回路基板41上に設置することが可能となる。
なお、図3の構成では、回路基板41の他に、サブ基板43が支持ベース11に設置され、このサブ基板43に、検出器16が設置されている。検出器16は、発光部と、発光部に対向する受光部とを備えている。検出器16は、発光部と受光部との間の隙間に、図2に示した回転部20側の壁部21cが位置付けられるように配置されている。
回転部20の回転に伴い、壁部21cに形成された切欠き21fが検出器16の発光部と受光部との間に位置付けられると、発光部からの光が受光部により受光され、検出器16からハイレベルの信号が出力される。切欠き21fが通過すると、発光部からの光が壁部21cで遮光され、検出器16の信号がローレベルに立ち下がる。したがって、回転部20が回転すると、検出器16から、回転速度に応じた周期のパルス信号が出力される。この信号によって、回転部20の回転状態が検出可能となる。サブ基板43は、図示しない信号線によって、回路基板41に電気的に接続されている。
図6は、距離測定装置1の構成を示す回路ブロック図である。
図6に示すように、距離測定装置1は、回路部の構成として、コントローラ101と、レーザ駆動回路102と、回転駆動回路103と、信号処理回路104とを備えている。
コントローラ101は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理回路と、メモリとを備え、所定の制御プログラムに従って各部を制御する。レーザ駆動回路102は、コントローラ101からの制御に応じて、レーザ光源31を駆動する。回転駆動回路103は、コントローラ101からの制御に応じて、コイル12に電流を導通させる。たとえば、コントローラ101は、検出器16から入力されるパルス信号に基づいて、回転部20が所定の回転速度で回転するように、回転駆動回路103を制御する。これに応じて、回転駆動回路103は、コイル12に導通させる電流量と導通タイミングとを調節する。
信号処理回路104は、光検出器37から入力される検出信号に対し、増幅およびノイズ除去の処理を施して、コントローラ101に出力する。通信インタフェース105は、距離測定装置1が設置される機器との間で通信を行うためのインタフェースである。
測距動作において、コントローラ101は、回転駆動回路103を制御して回転部20を回転させつつ、レーザ駆動回路102を制御して、所定のタイミングごとに、所定パルスのレーザ光をレーザ光源31から出力させる。コントローラ101は、信号処理回路104から入力される光検出器37の検出信号に基づいて、各出射タイミングにおいて出射されたレーザ光パルスの受光タイミングを検出する。そして、コントローラ101は、レーザ光の出射タイミングと受光タイミングとの間の時間差(ランタイム)に基づいて、各出射タイミングにおいて測距領域に存在した物体までの距離を計測する。
具体的には、コントローラ101は、時間差(ランタイム)に光の速度を乗じて物体までの距離を算出する。コントローラ101は、こうして算出した距離のデータを、随時、通信インタフェース105を介して、距離測定装置1が設置された機器に送信する。機器は、受信した距離データに基づき、周囲360度に存在する物体までの距離を把握し、所定の制御を実行する。
<実施形態の効果>
以上、本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
フレネルレンズミラー34によって反射光が集光されるため、反射光を集光させるための撮像レンズを光学系に配置する必要がない。よって、撮像レンズで生じる迷光の影響を回避できる。また、図3に示したように、フレネルレンズミラー34が、レーザ光(投射光)と反射光の共通光路に対して傾くように配置されているため、フレネルレンズミラー34で反射されたレーザ光(投射光)の一部が迷光となって光検出器37に向かうことがない。よって、検出信号に対する迷光の影響を防ぐことができる。さらに、フレネルレンズミラー34が、レーザ光(投射光)を測距領域に向けて反射するとともに、測距領域からの反射光を光検出器37に向かう方向へと反射するミラーの機能と、反射光を光検出器37に集光させるレンズの機能の両方を兼備するため、光学系に配置されるべき光学部品の点数を削減できる。よって、距離測定装置1の構成を簡素化できる。このように、本実施の形態によれば、簡素な構成により、検出信号に対する迷光の影響を抑制することができる。
図3に示したように、フレネルレンズミラー34が回転部20の回転軸R10に対して45度傾いて配置され、レーザ光(投射光)と反射光の共通光路が、固定部10とフレネルレンズミラー34との間の範囲において、回転軸R10と同軸になっている。これにより、フレネルレンズミラー34の回転位置に拘わらず、フレネルレンズミラー34に対するレーザ光(投射光)の入射方向および入射領域を同じにでき、また、フレネルレンズミラー34により反射された反射光の反射方向を同じにできる。よって、レーザ光(投射光)を周囲360度の測距領域に適切に導くことができ、且つ、周囲360度の測距離領域からの反射光を光検出器37に適切に集光させることができる。
図4(a)、(b)に示したように、ビームスプリッタ33は、反射光を反射する反射領域(反射膜33b)と、レーザ光(投射光)を透過する透過領域(孔部33c)と、を備えている。これにより、なるべく多くの反射光を光検出器37に導くことができ、反射光の検出を良好に行い得る。
図3に示したように、レーザ光源31と光検出器37が共通の回路基板41に配置され、ビームスプリッタ33を経由した反射光を反射して回路基板41に導くミラー35が、固定部10に配置されている。このように電力供給が必要なレーザ光源31および光検出器37が共通の回路基板41に設置されることにより、構成の簡素化およびコストの低減を図り得る。また、ミラー35で反射光の光路を折り曲げることにより、回路基板41に設置された光検出器37に対して反射光を円滑に導くことができる。
図3に示したように、レーザ光源31とビームスプリッタ33との間にリレーレンズ32が配置されている。レーザ光源31から出射されたレーザ光をリレーレンズ32で絞ることにより、ビームスプリッタ33を透過するレーザ光の領域を狭くでき、これに伴い、ビームスプリッタ33における反射光の反射領域を広くできる。よって、より多くの反射光を光検出器37に導くことができる。
図2に示したように、距離測定装置1は、固定部10の回転部20側の面に、回転部20の回転軸R10周りに並ぶコイル群(10個のコイル12)を備え、回転部20の固定部10側の面に、回転軸R10周りに並びコイル群に対向する磁石群(16個の磁石22)を備える。このように、コイル群と磁石群とからなる非接触のリニアモータで回転部20を駆動することにより、中央部に光学系の光路および配置スペースを確保しながら、図1に示すように、距離測定装置1の形状をコンパクトに収めることができる。
図2に示したように、距離測定装置1は、固定部10の回転部20側の面に回転軸R10周りに配置された案内溝11b(第1の溝)と、回転部20の固定部10側の面に案内溝11b(第1の溝)に対向して配置された案内溝21b(第2の溝)と、案内溝11b(第1の溝)に嵌められ案内溝11b(第1の溝)と案内溝21b(第2の溝)とで挟まれる複数のベアリングボール15と、固定部10の磁石22に対向する位置に配置され、磁石22との間で磁気吸着力が生じるヨーク13(磁性部)とを備える。この構成によれば、リニアモータの一部を構成する磁石22とヨーク13との間の磁気吸着力を用いて固定部10に対する回転部20の支持状態が維持される。よって、固定部10に対する回転部20の支持機構を簡素化でき、距離測定装置1全体の形状をコンパクトに収めることができる。また、回転部20を固定部10に重ねるだけで、回転部20を固定部10に対し回転可能に支持させることができる。
<変更例>
距離測定装置1の構成は、上記実施の形態に示した構成以外に、種々の変更が可能である。
たとえば、図7に示すように、レーザ光源31から出射されたレーザ光がビームスプリッタ33で反射され、測距領域からの反射光がビームスプリッタ33を透過して光検出器37に導かれる構成であってもよい。図7は、図3と同様、図1に示した距離測定装置1を、X−Z平面に平行な平面により、Y軸方向の中央位置で切断したときの断面図である。
この場合、レーザ光源31から出射されたレーザ光は、ミラー35で反射されてビームスプリッタ33に導かれる。また、ビームスプリッタ33は、図8(a)、(b)の構成に変更される。すなわち、図8(a)、(b)に示すように、ビームスプリッタ33のZ軸正側の面には、レーザ光(投射光)の入射領域に反射膜33dが形成され、その他の領域には、反射膜が形成されない。
なお、この構成では、図7に示すように、リレーレンズ32に代えて、レーザ光源31から出射されたレーザ光をビームスプリッタ33のミラー35側の面に収束させる集光レンズ38が配置されてもよい。この場合、フレネルレンズミラー34は、レーザ光(投射光)が入射する中央部に、レーザ光(投射光)を平行光に変換するための第1のフレネルレンズ部を備え、中央部の外側に、反射光を光検出器37に集光するための第2のフレネルレンズ部を有する構成とされ得る。
図9(a)、(b)は、それぞれ、変更例に係るフレネルレンズミラー34の構成を模式的に示す断面図および平面図である。図9(a)では、図5(a)と同様、レンズパターンが鋸形状の段差により模式的に示されている。また、図9(b)では、図5(b)と同様、レンズパターンがリング状の縞により模式的に示されている。
フレネルレンズミラー34には、レーザ光源31から出射されたレーザ光が入射する中央部に第1のフレネルレンズ部P21が形成され、第1のフレネルレンズ部P21の外側に第2のフレネルレンズ部P22が形成されている。上記実施の形態と同様、入射面P1の反対側の面にフレネルレンズを構成するレンズパターンが形成され、この面に反射膜を形成することにより反射面P2が形成されている。
上記実施の形態と同様、フレネルレンズミラー34のレンズ領域は、半径R1の円形の領域である。このうち、中央の半径R2の領域が第1のフレネルレンズ部P21となっており、残りの領域が第2のフレネルレンズ部P22となっている。第1のフレネルレンズ部P21による光の収束パワーは、第2のフレネルレンズ部P22による光の収束パワーよりも大きい。
第1のフレネルレンズ部P21のレンズパターンは、図3のようにフレネルレンズミラー34がレーザ光源31の光軸に対し45度傾いて配置された状態において、ビームスプリッタ33側から入射面P1に入射したレーザ光(投射光)は、入射面P1から平行光の状態でX軸正方向に出射されるように調整されている。すなわち、フレネルレンズミラー34の焦点距離は、フレネルレンズミラー34とビームスプリッタ33との間の光路長と略同じとなっている。
第2のフレネルレンズ部P22のレンズパターンは、図3のようにフレネルレンズミラー34がレーザ光源31の光軸に対し45度傾いて配置された状態において、測距領域から反射されて開口21eを通過した反射光(平行光)を、光検出器37の受光面の収束させるように調整されている。すなわち、フレネルレンズミラー34の焦点距離は、フレネルレンズミラー34と光検出器37との間の光路長と略同じとなっている。
図7に示した変更例のその他の構成は、上記実施の形態の構成と同様である。
図7の変更例においても、上記実施の形態と同様の効果が奏され得る。ただし、変更例の構成では、反射光の光路がビームスプリッタ33およびミラー35で折り曲げられないため、上記実施の形態に比べて、フレネルレンズミラー34から光検出器37までの光路長が短くなる。このため、上記実施の形態に比べて、フレネルレンズミラー34の焦点距離を短くする必要があり、その結果、ビームスプリッタ33における反射光の入射領域が狭くなる。
これに対し、図7の変更例では、集光レンズ38によってレーザ光がビームスプリッタ33の入射面に集光されるため、このようにビームスプリッタ33における反射光の入射領域が狭くなったとしても、ビームスプリッタ33の開口精度や組立上の位置ずれ等による影響が、光検出器37に対する反射光の取り込み量の変動に大きく現れることが抑制され得る。
図10は、ビームスプリッタ33の付近におけるレーザ光(投射光)および反射光の光線領域を模式的に示す図である。
図10に示すように、第1のフレネルレンズ部P21による収束作用と、第2のフレネルレンズ部P22による収束作用とが異なるため、第1のフレネルレンズ部P21を経由するレーザ光(投射光)および反射光の光線領域と、第2のフレネルレンズ部P22を経由する反射光の光線領域とが、ビームスプリッタ33の入射面において分離する。ここで、ビームスプリッタ33の反射膜33dは、反射光が入射する領域の内側に、反射光が入射する領域との間で所定の隙間が空くようにして配置される。こうして配置された反射膜33dに、ミラー35で反射されたレーザ光(投射光)が収束される。
したがって、ビームスプリッタ33と、フレネルレンズミラー34およびミラー35との間の位置関係が多少ずれたとしても、反射光の光線領域に反射膜33dが掛かることがなく、また、レーザ光(投射光)の収束位置が反射膜33dから外れることもない。よって、第2のフレネルレンズ部P22を経由した反射光を確実に光検出器37に導くことができ、また、レーザ光(投射光)を確実に測距領域へと導くことができる。
本変更例では、フレネルレンズミラー34が、中央部に、レーザ光(投射光)を平行光に変換するための第1のフレネルレンズ部P21を備え、中央部の外側に、反射光を光検出器37に集光するための第2のフレネルレンズ部P22を有する構成であるため、光学系のレイアウトやレーザ光および反射光の収束状態に拘わらず、レーザ光(投射光)を測距領域に円滑に導くことができ、且つ、測距領域からの反射光を光検出器37に円滑に導くことができる。
また、レーザ光源31から出射されたレーザ光(投射光)をビームスプリッタ33による共通光路の分岐位置において収束させる集光レンズ38を備えるため、図10を参照して説明したとおり、ビームスプリッタ33等に位置ずれが生じたとしても、レーザ光(投射光)測距領域に確実に導くことができ、且つ、測距領域からの反射光を光検出器37に確実に導くことができる。
なお、図3に示した実施の形態に係る構成においても、リレーレンズ32を集光レンズに置き換えて、レーザ光源31から出射されたレーザ光をビームスプリッタ33のZ軸正側の面に収束させてもよい。この場合、フレネルレンズミラー34は、本変更例と同様、レーザ光を平行光に変換する第1のフレネルレンズ部と、測距領域からの反射光を光検出器37に収束させる第2のフレネルレンズ部とを備える構成に変更される。
<他の変更例>
図11に示すように、図3の構成においてリレーレンズ32がコリメータレンズ39に置き換えられてもよい。この場合、レーザ光は、コリメータレンズ39によって平行光に変換される。また、フレネルレンズミラー34は、レーザ光を平行光のまま測距領域に導き、且つ、測距領域からの反射光を光検出器37に収束させるよう構成される。その他の構成は、図3の構成と同様である。
図12(a)、(b)は、それぞれ、本変更例に係るフレネルレンズミラー34の構成を模式的に示す断面図および平面図である。
本変更例では、フレネルレンズミラー34の反射面P2のうち、レーザ光(投射光)が入射する領域P23が、入射面P1に平行な平面となっている。したがって、レーザ光(投射光)は、フレネルレンズミラー34からレンズ作用を受けることなく、平行光のまま測距領域に向けて反射される。第2のフレネルレンズ部P22は、測距領域からの反射光を光検出器37に収束させるように構成される。
本変更例によっても、上記実施の形態と同様の効果が奏され得る。また、本変更例によれば、上記実施の形態に比べて、領域P23にフレネルレンズ機能が配置されず、領域P23は単純な平面状となっているため、レーザ光(投射光)の利用効率を向上させることができる。よって、本変更例によれば、上記実施の形態に比べて、より多くの反射光を光検出器37に導くことができる。
なお、上記実施の形態では、コイル群と磁石群とからなるリニアモータによって回転部20が駆動されたが、回転部20が他の駆動機構によって駆動されてもよい。たとえば、回転部20の外周面に、全周に亘ってギアが設けられ、このギアにモータの駆動軸に設置されたギアが噛み合うように駆動機構が構成されてもよい。
また、光源は、レーザ光源31に限らず、LED等でもあってもよい。案内溝11b、21bの形状は、V字状に限らず、ベアリングボール15を案内可能な他の形状であってもよい。また、レーザ光(投射光)の投射方向は、必ずしも、回転軸R10に垂直な方向でなくてもよく、回転軸R10に垂直な方向に対して所定角度傾いていてもよい。コイル12の配置数や、磁石22の配置数、および、ベアリングボール15の数も、適宜変更可能である。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 距離測定装置
10 … 固定部
11b … 案内溝(第1の溝)
12 … コイル(コイル群)
13 … ヨーク(磁性部)
15 … ベアリングボール
20 … 回転部
21b … 案内溝(第2の溝)
22 … 磁石(磁石群)
31 … レーザ光源(光源)
32 … リレーレンズ
33 … ビームスプリッタ
33b、33d … 反射膜(反射領域)
33c …孔部(透過領域)
34 … フレネルレンズミラー
35 … ミラー
37 … 光検出器
38 … 集光レンズ
41 … 回路基板
R10 … 回転軸
P21 … 第1のフレネルレンズ部
P22 … 第2のフレネルレンズ部

Claims (9)

  1. 固定部と、
    前記固定部に回転可能に配置された回転部と、
    前記固定部に配置され、測距用の投射光を出射する光源と、
    前記固定部に配置され、測距領域で反射された反射光を受光する光検出器と、
    前記固定部に配置され、前記測距領域に向かう前記投射光の光路と前記光検出器に向かう前記反射光の光路とを分離するビームスプリッタと、
    前記投射光と前記反射光の共通光路に対し傾くように前記回転部に配置され、前記ビームスプリッタを経由した前記投射光を前記測距領域に導くとともに、前記測距領域で反射された前記反射光を前記光検出器に集光するフレネルレンズミラーと、を備える、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  2. 請求項1に記載の距離測定装置において、
    前記フレネルレンズミラーが前記回転部の回転軸に対して45度傾いて配置され、
    前記投射光と前記反射光の共通光路が、前記固定部と前記フレネルレンズミラーとの間の範囲において、前記回転軸と同軸になっている、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  3. 請求項2に記載の距離測定装置において、
    前記フレネルレンズミラーは、中央部に、前記投射光を平行光に変換するための第1のフレネルレンズ部を備え、前記中央部の外側に、前記反射光を前記光検出器に集光するための第2のフレネルレンズ部を有する、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の距離測定装置において、
    前記ビームスプリッタは、前記投射光および前記反射光のうち一方を反射する反射領域と、前記投射光および前記反射光のうち他方を透過する透過領域と、を備える、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の距離測定装置において、
    前記光源から出射された前記投射光を前記ビームスプリッタによる前記共通光路の分岐位置において収束させる集光レンズを備える、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の距離測定装置において、
    前記光源と前記光検出器が共通の回路基板に設置され、
    前記ビームスプリッタに向かう前記投射光および前記ビームスプリッタを経由した前記反射光の少なくとも一方を反射するミラーが、前記固定部に配置されている、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  7. 請求項6に記載の距離測定装置において、
    前記光源と前記ビームスプリッタとの間にリレーレンズが配置されている、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の距離測定装置において、
    前記固定部の前記回転部側の面に、前記回転部の回転軸周りに並ぶコイル群を備え、
    前記回転部の前記固定部側の面に、前記回転軸周りに並び前記コイル群に対向する磁石群を備える、
    ことを特徴とする距離測定装置。
  9. 請求項8に記載の距離測定装置において、
    前記固定部の前記回転部側の面に前記回転軸周りに配置された第1の溝と、
    前記回転部の前記固定部側の面に前記第1の溝に対向して配置された第2の溝と、
    前記第1の溝に嵌められ前記第1の溝と前記第2の溝とで挟まれる複数のベアリングボールと、
    前記固定部の前記磁石に対向する位置に配置され、前記磁石との間で磁気吸着力が生じる磁性部と、を備える、
    ことを特徴とする距離測定装置。
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