JP2019037778A - 外科用アクセスシステム - Google Patents

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Henry E Holsten
イー. ホルステン ヘンリー
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Abstract

【課題】外科用アクセスシステムの提供。【解決手段】外科用アクセスシステムは、カニューレアセンブリ3100及びオブチュレータアセンブリを含む。オブチュレータアセンブリは、例えば腹腔などの内在する腔に、直接注入流体を送達するための注入チャネルまたは流体通路3218を提供する。流体通路は、カニューレアセンブリから分離したオブチュレータアセンブリ内に完全に限定され、流体通路から放出された注入流体がカニューレアセンブリ内ではなく、腹腔に向けられるようにカニューレアセンブリの遠位の位置で終結する。【選択図】図49

Description

関連出願への相互参照
本出願は、2017年8月28日に出願された、米国仮特許出願第62/550,783号の利益及びそれに対する優先権を主張し、その開示のすべては本明細書に参照として組み込まれる。
本開示は、カニューレアセンブリ及びオブチュレータアセンブリを含む、外科用アクセスシステムに関する。特に、本開示は、内在する体腔内に流入する間、注入流体の直接導入のためのカニューレアセンブリから分離された独立した流体通路を有する、オブチュレータアセンブリに関する。
内視鏡及び腹腔鏡処置を含む侵襲性が最小限の外科処置は、小径カニューレで内部の外科部位に経皮的にアクセスすることを伴う。1つのカニューレを通して、視認スコープを導入してもよく、その視認スコープに接続したビデオモニタで外科部位を視認しながら、他の適切に配置されたカニューレを通して導入された器具を用いて、手術を行ってもよい。従って外科医は、外科部位にいくつかの穴だけを必要とする、様々な外科処置を実施することができる。結果として、患者の外傷及び回復時間は大幅に減少される。
腹腔鏡外科処置は、腔を広げ、腔壁を変位させて、内在する組織及び/または臓器へのアクセスを提供する注入針を通して、腹腔内に注入流体を導入することを必要とする。その後、カニューレ及びそのカニューレ内に配置されたオブチュレータを含むトロカールアセンブリは、腹部組織を通って、腹腔へアクセスするように進む。例えば腹腔鏡などの視認装置は、挿入の間オブチュレータ内に配置されてもよく、カニューレの配置において、臨床医をアシストし、ガイドする。オブチュレータは、外科処置を行うのに必要な外科器具類の受け入れのためにカニューレを配置したまま取り除かれる。
最近の取り組みは、注入針の必要性を除去するためにトロカールアセンブリ内に注入システムを組み込むことに焦点を当てている。1つの公知のシステムでは、注入光学的トロカールは、カニューレ、透明な材料で形成された不可欠なチップを伴うオブチュレータ、及びそのオブチュレータ内に導入可能な腹腔鏡を含む。カニューレ及びオブチュレータは、注入ガスがそこを通るそれぞれのルーメンの間に延びる、注入チャネルを画定する。オブチュレータは、そのシャフトに沿って間隔をあける複数の孔を含み、そのルーメンと連通して、注入ガスを排出し、腹腔を広げる。
しかし、この公知の注入光学的トロカールは、その有用性を削ぐだけでなく、患者に重大な医学的懸念を引き起こす、ある欠点を有する。第1に、この注入光学的トロカールは、複雑な設計であり、腹腔内での最終的な放出のための、カニューレルーメンからオブチュレータルーメンへ、そしてカニューレルーメンに戻るような注入ガスの通路を可能とする構造を必要とする。第2に、そしてより顕著に、注入ガスを排出するオブチュレータのシャフト内の孔は、カニューレルーメン内の様々な位置に配設される。結果として、腹腔へのトロカール通過の間、注入ガスがこれらの孔から放出され、カニューレルーメンの内部へ進入する。すなわち、オブチュレータの外面とカニューレの内壁との間である。残念ながら、カニューレルーメン内のこれらのガスは、オブチュレータが腹部組織を通って進む間、カニューレの遠位端及び腔を取り巻く腹部組織層内に流出しやすい。この腹部組織層への望まないガスの移入は、腹部組織内の皮下気腫形成のリスクを高めるとともに、感染、呼吸困難などを含む関連する合併症のリスクも高める。腹部組織層内のガスの存在は、外科処置を行うのに、腹腔の適切な注入状態の確立も妨げる。
従って、本開示は、カニューレアセンブリ及び、そのカニューレアセンブリ内に配置可能なオブチュレータアセンブリを含む、外科用アクセスシステムを対象とする。オブチュレータアセンブリは、例えば腹腔などの内在する腔に、直接注入流体を送達するための注入チャネルまたは流体通路を提供する。流体通路は、カニューレアセンブリから分離したオブチュレータアセンブリ内に完全に限定され、流体通路から放出された注入流体がカニューレアセンブリ内ではなく、腹腔に向けられるようにカニューレアセンブリの遠位の位置で終結し、これによって腹部組織層内に皮下気腫形成の可能性を最小限にする。
1つの実施形態では、外科用アクセスシステムは、カニューレアセンブリ及びオブチュレータアセンブリを含む。カニューレアセンブリは、長手軸を画定するカニューレ部材を含み、カニューレルーメン内のカニューレ壁を有する。オブチュレータアセンブリは、オブチュレータハウジング、及びオブチュレータハウジングから延びて、少なくとも部分的にカニューレルーメン内に配置可能なオブチュレータ部材を含む。オブチュレータ部材は、組織を貫通するために構成された貫通部材を有するオブチュレータ壁、及びその中を通る少なくとも1つの流体開口部を含む。オブチュレータハウジングにはキャップが取り付けられている。キャップ及びオブチュレータ部材は、長手軸に沿って貫通部材に延びる流体通路を画定する。流体通路はカニューレルーメンから分離される。注入ポートは、キャップに取り付けられ、ポートチャネル内に導入された注入流体が、流体通路を通って運ばれ、カニューレルーメンから独立した少なくとも1つの流体開口部から出るように、流体通路と流体連通するポートチャネルを画定する。
実施形態では、貫通部材は、少なくとも1つの流体開口部を含む。
一部の実施形態では、貫通部材の少なくとも1つの流体開口部は、オブチュレータ部材がカニューレルーメン内に配置されるとき、カニューレ部材の遠位端を超えて配設される。他の実施形態では、オブチュレータ壁の少なくとも貫通部材は、透明な材料を含む。
実施形態では、キャップは、キャップルーメンを画定するキャップ壁を含み、それによって流体通路はキャップルーメンを含む。一部の実施形態では、オブチュレータ壁はオブチュレータルーメンを画定し、それによって流体通路はオブチュレータルーメンを含む。他の実施形態では、キャップルーメン及びオブチュレータルーメンはまた、外科器具を受け入れるようにも構成される。実施形態では、キャップは外科器具に係合するよう構成された器具保持部材を含み、オブチュレータ部材内のあらかじめ決められた位置での器具の保持を容易にする。器具保持部材は、外科器具を摩擦的に係合するよう構成された摩擦ワッシャーを含んでもよい。器具保持部材は、腹腔鏡を係合するよう構成されてもよい。
実施形態では、注入ポートは、長手軸に対して斜位のポート軸を中心に配置され、流体通路への注入流体の方向づけを容易にする。
別の実施形態では、外科用オブチュレータアセンブリは、オブチュレータハウジング及びオブチュレータハウジングから遠位に延びる長手オブチュレータ軸を画定する細長いオブチュレータ部材を含み、カニューレ内の少なくとも部分的な導入のために構成される。オブチュレータ部材は、オブチュレータルーメンを画定するオブチュレータ壁を含み、組織を貫通するために構成された貫通部材を有する。貫通部材は、そこを通る少なくとも1つの流体開口部を有する。キャップは、オブチュレータハウジングに取り付けられ、オブチュレータルーメンと縦に一直線に並ぶキャップルーメンを有する。キャップルーメン及びオブチュレータルーメンは、腹腔鏡を受け入れるように構成され、長手軸に沿って貫通部材に延びる、分離された流体通路を画定する。注入ポートは、オブチュレータハウジングの近位のキャップに取り付けられ、ポートチャネル内に導入された注入流体が、流体通路を通って運ばれ、貫通部材の少なくとも1つの流体開口部から出るように、流体通路と流体連通するポートチャネルを画定する。
実施形態では、オブチュレータ壁の少なくとも貫通部材は、透明な材料を含む。一部の実施形態では、キャップは、腹腔鏡を係合するために構成されたスコープ保持部材を含み、オブチュレータ部材内のあらかじめ決められた位置での腹腔鏡の保持を容易にする。他の実施形態では、スコープ保持部材は、腹腔鏡とシーリング関係を確立するよう構成される。
従って、本開示は、カニューレアセンブリから独立した、オブチュレータアセンブリ内に分離した流体通路を提供し、流体通路から放出された注入流体が、確実に内在する体腔に進入し、周囲の組織内には進入しないようにする。キャップは、注入流体を流体通路に運ぶための注入ポートを画定することと、オブチュレータアセンブリ内に視認スコープを導入するためのアクセスを提供することの、2つの機能を提供する。キャップの2つの性能は、オブチュレータアセンブリの全体の設計及び製造を大いに簡略化する。
本開示の他の利点は、以下の記載から理解されよう。
例えば本願は以下の項目を提供する。
(項目1)
外科用アクセスシステムであって、
長手軸を画定し、近位端及び遠位端を有するカニューレ部材を含むカニューレアセンブリであって、上記カニューレ部材はカニューレルーメンを画定するカニューレ壁を含む、カニューレアセンブリと、
オブチュレータアセンブリであって、
オブチュレータハウジングと、
上記オブチュレータハウジングから延び、上記カニューレルーメン内に少なくとも部分的に配置可能なオブチュレータ部材であって、上記オブチュレータ部材は、組織を貫通するために構成された貫通部材を有するオブチュレータ壁を含み、上記オブチュレータ壁はそこを通る少なくとも1つの流体開口部を有する、オブチュレータ部材と、
上記オブチュレータハウジングに取り付けられたキャップであって、上記キャップ及び上記オブチュレータ部材は、上記長手軸に沿って、上記貫通部材に延びる流体通路を画定し、上記流体通路は上記カニューレルーメンから分離される、キャップと、
上記キャップに取り付けられ、上記ポートチャネル内に導入された注入流体が、上記流体通路を通って運ばれ、上記カニューレルーメンから独立した上記少なくとも1つの流体開口部から出るように、上記流体通路と流体連通するポートチャネルを画定する、注入ポートと、を含む、オブチュレータアセンブリと、を備える外科用アクセスシステム。
(項目2)
上記貫通部材が、上記少なくとも1つの流体開口部を含む、上記項目に記載の外科用アクセスシステム。
(項目3)
上記貫通部材の上記少なくとも1つの流体開口部が、上記オブチュレータ部材が上記カニューレルーメン内に配置されるとき、上記カニューレ部材の上記遠位端を超えて配設される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目4)
上記オブチュレータ壁の少なくとも上記貫通部材が、透明な材料を含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目5)
上記キャップはキャップルーメンを画定するキャップ壁を含み、上記流体通路は上記キャップルーメンを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目6)
上記オブチュレータ壁はオブチュレータルーメンを画定し、上記流体通路は上記オブチュレータルーメンを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目7)
上記キャップルーメン及び上記オブチュレータルーメンは、外科器具を受け入れるよう構成される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目8)
上記キャップは上記外科器具と係合するよう構成された器具保持部材を含み、上記オブチュレータ部材内であらかじめ決められた位置に上記器具の保持を容易にする、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目9)
上記器具保持部材が、上記外科器具と摩擦的に係合するよう構成された摩擦ワッシャーを含む、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目10)
上記器具保持部材が腹腔鏡と係合するよう構成される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目11)
上記注入ポートは上記長手軸に対して斜位のポート軸を中心に配置され、上記流体通路への上記注入流体の方向づけを容易にする、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目12)
上記少なくとも1つの流体開口部が、上記貫通部材の近位面及び遠位面によって少なくとも部分的に画定され、上記近位面及び遠位面は上記長手軸に対して斜位に配置され、組織を通る間、上記少なくとも1つの流体開口部によって組織のコアリングの可能性を最小にするよう構成される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用アクセスシステム。
(項目13)
外科用オブチュレータアセンブリであって、
オブチュレータハウジングと、
長手オブチュレータ軸ならびに近位端及び遠位端を画定する細長いオブチュレータ部材であって、上記オブチュレータ部材は上記オブチュレータハウジングから遠位に延び、カニューレ内に少なくとも部分的に導入するために構成され、上記オブチュレータ部材がオブチュレータルーメンを画定するオブチュレータ壁を含み、組織を貫通するために構成された貫通部材を有し、上記貫通部材はそこを通る少なくとも1つの流体開口部を有する、細長いオブチュレータ部材と、
上記オブチュレータハウジングに取り付けられたキャップであって、上記キャップは上記オブチュレータルーメンと長手方向に一直線に並ぶキャップルーメンを含み、上記キャップルーメン及び上記オブチュレータルーメンは、腹腔鏡を受け入れるために構成され、上記長手軸に沿って上記貫通部材に延びる分離された流体通路を画定する、キャップと、
上記オブチュレータハウジングの近位の上記キャップに取り付けられ、ポートチャネル内に導入された注入流体が、上記流体通路を通って運ばれ、上記貫通部材の上記少なくとも1つの流体開口部から出るように、上記流体通路と流体連通して上記ポートチャネルを画定する、注入ポートと、を備える、外科用オブチュレータアセンブリ。
(項目14)
上記オブチュレータ壁の少なくとも上記貫通部材が、透明な材料を含む、上記項目に記載の外科用オブチュレータアセンブリ。
(項目15)
上記キャップは、上記腹腔鏡を係合するために構成されたスコープ保持部材を含み、上記オブチュレータ部材内のあらかじめ決められた位置での上記腹腔鏡の保持を容易にする、上記項目のいずれか一項に記載の外科用オブチュレータアセンブリ。
(項目16)
上記スコープ保持部材が、上記腹腔鏡とシーリング関係を確立するよう構成される、上記項目のいずれか一項に記載の外科用オブチュレータアセンブリ。
(摘要)
外科用アクセスシステムは、カニューレアセンブリ及びオブチュレータアセンブリを含む。オブチュレータアセンブリは、例えば腹腔などの内在する腔に、直接注入流体を送達するための注入チャネルまたは流体通路を提供する。流体通路は、カニューレアセンブリから分離したオブチュレータアセンブリ内に完全に限定され、流体通路から放出された注入流体がカニューレアセンブリ内ではなく、腹腔に向けられるようにカニューレアセンブリの遠位の位置で終結する。
本開示の上記及び他の態様、特徴、及び利点は、添付の図面と関連させて以下の詳細な説明に照らしてより明らかになるであろう:
弁アセンブリ及びハウジングの部分の斜視アセンブリ図である。 部品を分離した、弁アセンブリの斜視図である。 弁アセンブリの斜視図である。 弁アセンブリの側面図である。 図3の線4B−4Bに沿った弁アセンブリの断面図である。 部品を分離した、弁アセンブリの別の実施形態の斜視図である。 組み立てられた状態の図5Aの弁アセンブリの断面図である。 図5Aの弁アセンブリ及びハウジングの部分の斜視アセンブリ図である。 ハウジング内に組み立てられた図5Aの弁アセンブリの断面図である。 遠位ハウジング構成要素から分離された近位ハウジング構成要素を示すカニューレアセンブリの斜視図である。 近位側から見た遠位ハウジング構成要素の斜視図である。 近位ハウジング構成要素の斜視図である。 第1の位置にあるタブを図示する図3のカニューレアセンブリ及び弁アセンブリの断面図である。 第1の位置にあるタブを図示する図5Aのカニューレアセンブリ及び弁アセンブリの断面図である。 第2の位置にあるタブを図示する図3のカニューレアセンブリ及び弁アセンブリの断面図である。 図9の線11−11に沿って切り取った斜視図である。 図9の線12−12に沿って切り取った斜視図である。 遠位ハウジング構成要素の部分と係合する近位ハウジング構成要素の部分を図示するカニューレアセンブリの部分の断面図である。 図9の線14−14に沿って取られたハウジング内で径方向中央に置かれた弁アセンブリを図示するカニューレアセンブリの部分の断面図である。 は、弁アセンブリを通って挿入され、弁アセンブリはハウジング内で回転オフセットされている器具を図示するカニューレアセンブリの部分の断面図である。 内視鏡外科処置において組織平面を分離するためのオブチュレータの第1の実施形態の斜視図である。 図16のオブチュレータの側面図である。 図16のオブチュレータの線1−1、2−2、3−3、及び4−4に沿って取られた細長いシャフトの断面を示す。 部品を分離したオブチュレータの斜視図である。 図16のオブチュレータの、断面線19−19に沿って取られた断面図である。 図19のオブチュレータの、90度回転オフセットされ、断面線20−20に沿って取られた断面図である。 カニューレを通って挿入された図16のオブチュレータの側面図である。 内視鏡外科処置において組織平面を分離するためのオブチュレータの第2の実施形態の斜視図である。 図22のオブチュレータの側面図である。 図23の細長いシャフトの遠位部分の拡大上面図である。 線5−5、6−6、7−7、8−8、9−9、10−10、11−11、12−12、13−13、及び14−14に沿って取られた遠位部分の断面を示す。 図24の細長いシャフトの遠位部分の、90度回転オフセットした拡大上面図である。 図22のオブチュレータの断面図である。 図26のオブチュレータの、90度回転オフセットされ、断面線27−27に沿って取られた断面図である。 図22のオブチュレータの細長いシャフトの遠位部分の拡大断面図である。 図27のオブチュレータの細長いシャフトの遠位部分の拡大断面図である。 カニューレを通って挿入された図22のオブチュレータの側面図である。 内視鏡外科処置において組織平面を分離するためのオブチュレータの第3の実施形態の斜視図である。 図31のオブチュレータの側面図である。 図31のオブチュレータの細長いシャフトの遠位部分の拡大上面図である。 線1−1、2−2、3−3、4−4、5−5、及び6−6に沿って取られた遠位部分の断面を示す。 図31のオブチュレータの断面図である。 図34のオブチュレータの、90度回転オフセットした断面図である。 図31のオブチュレータの細長いシャフトの遠位部分の詳細領域の拡大断面図である。 カニューレを通して挿入された図31のオブチュレータの側面図である。 本発明の例示的実施形態による、オブチュレータアセンブリの分解図である。 は、本発明の一実施形態による、そこに挿入されて示される図38Aのオブチュレータを備えた、外科用アクセスシステムの斜視図である。 図38Bの外科用アクセスシステムの遠位端の斜視図である。 図38Bのオブチュレータの遠位端の上面図である。 図38Bのオブチュレータの遠位端の正面図である。 図38Bのオブチュレータの遠位端の側面図である。 図38Bのオブチュレータの遠位端の、略その長手方向の中間点で取られた断面図である。 図38Bのオブチュレータの遠位端の上面断面図である。 図38Bのオブチュレータの遠位端の側面断面図である。 図38の外科用アクセスシステムの遠位端の側面断面図である。 図38の外科用アクセスシステムの遠位端の、様々な長手方向位置での遠位先端部の様々な断面図を含む、側面部分断面図である。 図38の外科用アクセスシステムの遠位端の最遠位ナブの、様々な長手方向位置での遠位先端部の様々な断面図を含む、上面図である。 同上。 同上。 図38Bの外科用アクセスシステムの背面斜視図である。 図38のオブチュレータの近位ハウジング内に固定され得る平坦なエラストマースコープ保持機構、スコープ保持機構はスリットを備えた第1の形態で描かれている、の斜視図である。 図38のオブチュレータの近位ハウジング内に固定され得る平坦なエラストマースコープ保持機構、スコープ保持機構はスリットを備えない第2の形態で描かれている、の斜視図である。 は、本発明の一実施形態による、切開部内で使用され、そこに挿入された内視鏡を有する、外科用アクセスシステムの斜視図である。 は、カニューレアセンブリ及びオブチュレータを図示する本開示の別の実施形態による外科用アクセスシステムの斜視図である。 は、カニューレアセンブリに取り付けられたオブチュレータアセンブリを備える図47の外科用アクセスシステムの斜視図である。 は、アクセスシステムの側面断面図である。 は、アクセスシステムのオブチュレータアセンブリの斜視図である。 は、オブチュレータハウジング、オブチュレータ部材及びキャップを図示するオブチュレータアセンブリの分解斜視図である。 は、オブチュレータアセンブリの側面断面図である。 図52の線53−53に沿って取られたオブチュレータアセンブリの断面図である。 は、図50に詳細に描かれた領域の拡大分離図である。 は、オブチュレータアセンブリのキャップの斜視図である。 は、キャップの分解斜視図である。 は、腹腔を取り巻く腹部組織を通過するアクセスシステムを備えるアクセスシステム内に配置された視認装置を図示する図である。
本開示の特定の実施形態を、添付の図面を参照して以下に説明するが、開示された実施形態は、本開示の単なる例示であり、様々な形態で具体化され得ることが理解されるべきである。周知の機能または構造は、不必要な詳細で本開示を不明瞭にすることを避けるために詳細には説明しない。従って、本明細書に開示される特定の構造的及び機能的詳細は、限定として解釈されるべきではなく、単に請求項の基礎として、及び、実質的に任意の適切な詳細構造で本開示を様々に使用することを当業者に教示するための代表的な基礎として解釈されるべきである。同様の参照番号は、図面の説明を通して同様のまたは同一の要素を指す。
本明細書で使用されるとおり、用語「遠位の」は、ユーザからより遠くにある器具の一部またはその構成要素を指す一方で、用語「近位の」は、ユーザからより近くにある器具の一部またはその構成要素を指す。
様々な実施形態において、本発明は、トロカールアセンブリの態様に関する。トロカールアセンブリは、例えば、腹腔鏡手術中に使用されてもよく、様々な実施形態において、腹腔などの注入された体腔への腹腔鏡外科器具の密封アクセスを提供し得る。概して、以下でさらに詳細に説明するように、本発明のトロカールアセンブリは、トロカールカニューレ(カニューレチューブに取り付けられた弁ハウジングを有する)及びそれを通って挿入可能なトロカールオブチュレータを含む。トロカールカニューレ及びオブチュレータは別々の構成要素であるが、選択的に接続することができる。例えば、オブチュレータは、オブチュレータのハンドルがトロカールカニューレの近位弁ハウジングに係合し、例えば選択的にロックするまで、トロカールカニューレの中に挿入されてもよい。この初期位置において、トロカールアセンブリは、構造体を通る新しい通路を作ることによって、または構造体を通る既存の開口部を通過させることのどちらかによって、解剖学的構造、例えば腹壁を通り抜けるために使用される。一旦、トロカールアセンブリが解剖学的構造を通って通り抜けると、トロカールオブチュレータが除去され、トロカールアセンブリによって生み出された切開部などの構造内の適所にトロカールカニューレが残る。トロカールカニューレの近位弁ハウジングは、体腔からの注入ガスの漏出を防止する弁を含んでもよく、外科器具を腔内に挿入することも可能にする。
トロカールオブチュレータに関して、様々な実施形態では、外科処置において組織面の分離、及びそれらが分離されるときの体組織繊維の視覚化を可能にする、ブレードレス光学的オブチュレータ(その例は、以下でさらに詳細に明らかにされる)が提供され得る。それにより体壁にわたって制御されたトラバーサルが可能になる。他の実施形態では、オブチュレータは、光学的ではなく、例えば、オブチュレータの遠位先端を通してそれを同時に視覚化することなく、ブレードレスでもよい。ブレードレスオブチュレータは、外科処置中の腹腔膜の鈍的解剖のために提供されてもよい。オブチュレータ構成要素の様々な例が、本明細書に開示され図示されており、以下でさらに詳細に説明するように、例えば、ブレード付、ブレードレス、鈍的、光学的、非光学的などである。しかしながら、様々な他のタイプのオブチュレータ、例えば示されたもの以外の先端幾何学形状を有するオブチュレータを使用し得ることが認識されるべきである。
トロカールカニューレの近位弁ハウジングは、様々な取り合わせ及び/または構成要素を含んでもよい。様々な実施形態において、近位弁ハウジングは、カニューレチューブに恒久的に取り付けられていてもいなくてもよく、及び、追加の弁、例えばダックビル弁のようなゼロシール弁、を含んでいてもいなくてもよく、遠位ハウジング構成要素に選択的に取り付け可能であり、取り外し可能である器具弁アセンブリ(器具弁構成要素を有する)を含む。そのような取り合わせの例示的な実施形態は、以下でより詳細に明らかにされる。
図1〜15を参照し、特に図1を参照して、器具弁アセンブリ210は、第1のハウジング部分2190、第2のハウジング部分2192、及び器具弁構成要素または弁アセンブリ230Aを含む。器具弁構成要素230Aは、第1のハウジング部分2190及び第2のハウジング部分2192の間に配置され、その中に維持される。器具弁アセンブリ210の第1のハウジング部分2190及び第2のハウジング部分2192は、互いに溶接されてもよい。
図2を参照して、器具弁構成要素230Aは、エラストマーセプタムシール2160、下側シール保持器2120、及び上側シール保持器2180を含む。下側シール保持器2120及び上側シール保持器2180は、それぞれ下側シール支持体及び上側シール支持体と呼んでもよい。器具弁構成要素230Aは、第1及び第2のガード部材2140、2142をさらに含む。代替の実施形態では、本明細書に示される2つのガード部材よりも少数またはより多数のガード部材(図5A〜5Dを参照)を使用してもよい。
図2を参照して、セプタムシール2160は、通過する器具の外面の周囲にシールを提供するように構成される。セプタムシール2160は、蛇腹状の外側シール部分2163、中間平坦なガード部分2169、及び曲がった内側シール部分2167(または第1の傾斜部分)を含む。蛇腹状の外側シール部分2163は、内側蛇腹2164、外側蛇腹2162、及び径方向最外側リップ2165を含む。平坦なガード部分2169は、それを貫通して環状に配設された複数の開口2168を含む。内側シール部分2167は、その径方向中央に穴2166を有する。蛇腹状の外側シール部分2163は、本明細書では内側及び外側蛇腹を有するものとして示され説明されているが、代替の実施形態では、より少ないまたはより多くの蛇腹が使用されてもよいことに留意されたい。
曲がった内側シール部分2167(または第1の傾斜部分)は、平坦なガード部分2169と第2の傾斜部分2170との間に配設される(図2)。曲がった内側シール部分2167は第1の角度で傾斜し、第2の傾斜部分2170は第2の角度で傾斜していてもよく、ここで第1及び第2の角度は異なる。特に、第2の傾斜部分2170の角度は、曲がった内側シール部分2167の角度よりも大きくてもよい。第2の傾斜部分2170は、セプタムシール2160の穴2166を収容するように構成される。セプタムシール2160の曲がった部分2167、2170の異なる角度は、穴2166の方へ器具211を案内するのを容易にし得る(図15)。さらに、セプタムシール2160の曲がった部分2167、2170の異なる角度は、器具が引き抜かれるときにセプタムシール2160が反転するのを防ぐのに役立ち得る。
上側シール保持器2180は、リング2182及びリング2182から下方に延びる複数のフィンガまたはピン2186を含む。下側シール保持器2120は、環状チャネル2122を含むリングである。複数のフィンガまたはピン2186は、下側シール保持器2120と係合するために上側シール保持器2180から下方に延びるように示されているが、他の実施形態では、複数のフィンガまたはピン2186は、上側シール保持器2180と係合するために、下側シール保持器2120から代わりに上方に延びてもよく、または、ピン及びフィンガは、上側及び下側シール保持器2120、2180の両方に位置し、上向き及び下向きの両方に延びてもよいことが認識されるべきである。加えて、下側シール保持器2120は、本明細書では、環状チャネル2122を含むものとして示され説明されているが、下側シール保持器2120は、代わりに、対応するフィンガまたはピンを受け入れるための1つ以上の別個の開口部を含んでもよく、それは下側シールリングとのピン/フィンガの係合を改善し、一旦互いに接続されるとそれらの間の保持力を増加させ得ることもまた認識されるべきである。しかし、チャネルを使用する利点は、接続する前の上側及び下側リングの円周方向の位置合わせが回避され得ることである。
第1のガード部材2140は、複数の曲がったガード部分2141と平坦なガード部分2143とを含む。平坦なガード部分2143は、それを通して環状に配設された複数の開口2150を含む。複数の曲がったガード部分2141は、その径方向中央に穴2144を集合的に画定する。第1のガード部材2140は、複数の曲がったガード部分2141の間に複数のスリット2152をさらに画定し、穴2144から平坦なガード部分2143に向かって延びる。スリット2152は、実質的に「十字の」形態を画定する4つのスリットを含む。
第2のガード部材2142は、複数の曲がったガード部分2141’及び平坦なガード部分2143’を含む。平坦なガード部分2143’は、それを通して環状に配設された複数の開口2150’を含む。複数の曲がったガード部分2141’は、その径方向中央に穴2144’を集合的に画定する。第2のガード部材2142は、複数の曲がったガード部分2141’の間に複数のスリット2152’をさらに画定し、穴2144’から平坦なガード部分2143’に向かって延びる。スリット2152’は、実質的に「十字の」形態を画定する4つのスリットを含む。
第1及び第2のガード部材2140、2142が、それぞれ4つのスリット2152、2152’を有すると本明細書に示され、説明される一方で、それぞれのガード部材2140、2142に対し、より多くの数のスリットまたはより少ない数のスリットを使用してもよいことは認識されるべきである。同様に、第1及び第2のガード部材2140、2142が、それぞれ4つのガード部分2141、2141’を有すると本明細書に示され、説明される一方で、それぞれのガード部材2140、2142に対し、より多くの数のガード部分またはより少ない数のガード部分も使用してもよいことは認識されるべきである。例えば、それぞれのガード部材2140、2142に対し、2〜10の数のスリット及び/またはガード部分が考えられる。
加えて、それぞれのスリット2152、2152’及びそれぞれのガード部分2141、2141’が実質的に三角形の形状で示される一方で、第1及び第2ガード部材2140、2142それぞれのスリット2152、2152’及びガード部分2141、2141’それぞれに対して、他の幾何学形状が使用されてもよいことは認識されるべきである。さらに、ガード部分2141、2141’が曲がったものとして本明細書に示され、説明される一方で、かかるガード部分は代わりにまっすぐか、またはそれぞれが複数の曲がった部分を有してもよい。実施形態では、ガード部分2141、2141’のそれぞれが、セプタムシール2160の曲がった内側シール部分2167の曲率に一致する曲率を有してもよい。追加的または代替的に、ガード部分2141、2141’のそれぞれは、セプタムシール2160の曲がった内側シール部分2167の曲率を超える曲率、例えば、より曲がったものを有してもよく、そのような取り合わせは、器具がそこを通って引き抜かれるとき、セプタムシール2160の曲がった内側シール部分2167及びガード部分2141、2141’が、逆位になる、例えば近位に曲がる、のを防ぐ助けになり得る。
図3は、器具弁アセンブリ210の組み立てられた図であり、図4A及び4Bは、器具弁構成要素230Aのそれぞれ側面図及び側面断面図である。器具弁構成要素230Aが組み立てられるとき、上側シール保持器2180のピン2186、第1及び第2のガード部材2140、2142の開口2150、2150’、及びセプタムシール2160の開口2168は、ピン2186のそれぞれが第1及び第2のガード部材2140、2142の開口2150、2150’のそれぞれを通って、及びセプタムシール2160の開口2168のそれぞれを通って延びるように、縦に一直線に並ぶ。ピン2186の最遠位端部は、下側シール保持器2120の環状チャネル2122と係合し、セプタムシール2160ならびに第1及び第2のガード部材2140、2142が、上側シール保持器2180と下側シール保持器2120との間に固定されるように、スナップ嵌め、摩擦嵌め、溶接等のような任意の適切な技術によってその中に保持される。
図3〜4Bに示すように、器具弁構成要素230Aが組み立てられるとき、第1及び第2のガード部材2140、2142は、第1のガード部材2140のスリット2152及び第2のガード部材2142のスリット2152’も互いに90度回転オフセットするように(長手軸に対して)、互いに対して90度回転オフセットする(長手軸に対して)。第1及び第2のガード部材2140、2142の互いに対する回転オフセットは、第1のガード部材2140の複数の曲がったガード部分2141を提供し、第2のガード部材2142のスリット2152’の幅を広げ、かつ第2のガード部材2142の複数の曲がったガード部分2141’を提供し、第1のガード部材2140のスリット2152の幅を広げる。
第1及び第2のガード部材2140、2142の互いに対する回転オフセットは、器具弁構成要素230Aがカニューレアセンブリ200(図6)のハウジング内に配設され、かつ器具が穴2144、2144’を通して挿入されるとき、セプタムシール2160の保護を容易にする。ガード部分の形状及び数に応じて、第1及び第2のガード部材2140、2142は、代わりに互いに一直線に並べてもよいことが認識されるべきである。加えて、第1及び第2のガード部材2140、2142は、ガード部分の形状や数に応じて、互いに対して90度より多くまたは90度より少なくずれてもよいことが認識されるべきである。
図4Bに示された実施形態において、外側蛇腹2162の高さは、内側蛇腹2164の高さよりも大きい。内側及び外側の蛇腹2164、2162は、平坦なガード部分2169に対して略垂直に延びている。内側及び外側の蛇腹2164、2162は、セプタムシール2160上で略径方向に延びている。他の実施形態では、内側及び外側の蛇腹2164、2162の高さは実質的に等しいか、または内側蛇腹2164の高さは、外側蛇腹2162の高さよりも高くてもよい。加えて、内側蛇腹2164の幅は、外側蛇腹2162の幅と実質的に同じであってもよい。内側蛇腹2164の幅は、外側蛇腹2162の幅よりも大きくても小さくてもよい。例えば、外側蛇腹2162は、内側蛇腹2164の幅の2倍であってもよく、またはその逆であってもよい。
示された実施形態において、第1のガード部材2140のスリット2152のそれぞれは、他のスリット2152に対して等しい幅及び長さを有する。例えば、図示されているように、スリット2152の各々の幅は、実質的に三角形の形態を画定するように、スリット2152が穴2144から平坦なガード部分2143まで延びるにしたがって次第に増加する。従って、スリット2152の最も狭い部分は穴2144の近くにあり、各スリット2152の幅は、各スリット2152の遠位端2147から近位端2149まで増加する。さらに、示された実施形態において、曲がったガード部分2141の幅は、スリット2152の幅よりも所与の径方向位置でより大きい。例えば、所与の径方向位置における曲がったガード部分2141の幅は、スリット2152の幅の2倍以上でもよい。スリット2152の幅は、外科器具211(図15)が穴2144を通って挿入されるときにガード部分2141が十分な可撓性を発揮し、一方、器具の挿入及び引き抜き時にセプタムシール2160に適切な保護を提供するように選択し得る。
様々な実施形態において、スリット2152は、曲がったガード部分2141を越えて、平坦なガード部分2143内に延びてもよい。スリット2152は、平坦なガード部分2143の外側の径方向縁部まで延びてもよいし、延びなくてもよいが、スリット2152が平坦なガード部分2143の径方向外縁まで延びていない場合、第1のガード部材2140が、製造中により容易に取り扱える単一構成要素であるという利点を提供し得る。スリット2152は、平坦なガード部分2143の長さの半分未満に延在してもよい。曲がったガード部分2141を越えてのスリット2152のこの延在は、外科器具211が穴2144を通って挿入されるとき、曲がったガード部分2141の、同時に第1のガード部材2140の、さらなる可撓性を提供し得る。
有利には、第2のガード部材2142のスリット2152’及び曲がったガード部分2141’は、第1のガード部材2140のスリット2152及び曲がったガード部分2141それぞれに関して、上に記載したように、同じ幾何学形状を示してもよい。曲がったガード部分2141は、第1の曲率または角度を有してもよく、曲がったガード部分2141’は、第2の曲率または角度を有してもよく、ここで第1及び第2の角度/曲率は互いに等しい。第2のガード部材2141が、第1のガード部材2140と隣接して配置されるか、または当接関係であるとき、曲がったガード部分2141、2141’の一致角度/曲率は、その間の最小空隙を伴う比較的なめらかな表面を可能にし、器具または器具の部分が、各ガード部材の間にすべりこむ、またはトラップされるようなことを低減できる。第2のガード部材2142のスリット2152’及び曲がったガード部分2141’が、第1のガード部材2140のスリット2152及び曲がったガード部分2141と同じ幾何学形状を有する場合、第1及び第2のガード部材2140、2142も、同じ全体の幾何学形状を有し得、製造及び組立効率を達成できるよう、同じ工具/型での形成を可能にすることも認識されるべきである。
示された実施形態において、第1のガード部材2140の直径は、第2のガード部材2142の直径と実質的に等しい。セプタムシール2160の直径は、第1及び第2のガード部材2140、2142の直径より大きくてもよい。第1及び第2のガード部材2140、2142は、第1及び第2のガード部材2140、2142の外周縁が内側蛇腹2164に接触するように、セプタムシール2160の内側蛇腹2164の内側境界内に収容されるように適合され寸法決めされている。外科器具211の操作は、セプタムシール2160の穴2166内にある間に、内側及び外側蛇腹2164、2162を動かす。蛇腹2164、2162によって提供される可撓性は、セプタムシール2160の開口2166内に配置された器具が穴にキャットアイを生じさせ、それによって注入ガスが漏れる可能性を最小にするのに役立つ。加えて、蛇腹2164、2162は、器具がそこに配置されていないときに、セプタムシール2160の開口2166を装置の中心長手軸Bに戻すように機能し、それはまた、後に挿入される器具が開口2166を通過する可能性を増加させ、そのような後に挿入される器具がセプタムシールの径方向外側部分に接触し、それによってそれを引き裂く可能性を最小にする。
一旦、器具弁構成要素230Aが図3〜4Bに示されるように組み立てられると、それは図1に示されるように器具弁アセンブリ210に組み込まれる。具体的には、器具弁構成要素230Aは、近位ハウジング構成要素210a(図9〜12)の第1と第2のハウジング部分2190、2192の間の弁構成要素230Aの径方向最外側リップ2165に配置され、次いで例えばスナップ嵌め、溶接等により、第1及び第2のハウジング部分2190、2192を接続させることにより、器具弁アセンブリ210内の位置に維持される。
組み立てられた器具弁アセンブリ210は、様々なタイプのカニューレアセンブリを集合的に提供するために、様々なタイプの遠位カニューレアセンブリ(以下にさらに詳細に示され説明される)に選択的に取り付け可能であり、取り外し可能である。
図5A〜5Dは、器具弁構成要素または弁アセンブリ230Bの別の実施形態を図示する。図5Aを参照して、器具弁構成要素230Bは、エラストマーセプタムシール2160、下側シール保持器2120、及び上側シール保持器2180を含む。下側シール保持器2120及び上側シール保持器2180は、それぞれ下側シール支持体及び上側シール支持体と呼んでもよい。器具弁構成要素230Bは、第1及び第2のガード部材2140、2142をさらに含む。これらのすべての要素は、図2〜4Bを参照して上述されており、それらの説明は明快にするために省略する。図2〜4Bとは対照的に、図5A〜5Dは、セプタムシール2160の直下あるいは遠位端にある第3のガード部材2240及び第4のガード部材2242を図示する。
第3のガード部材2240は、複数の曲がったガード部分2241と平坦なガード部分2243とを含む。平坦なガード部分2243は、それを通して環状に配設された複数の開口2250を含む。複数の曲がったガード部分2241は、それらの径方向中央に穴2244を集合的に画定する。第3のガード部材2240は、複数の曲がったガード部分2241の間に複数のスリット2252をさらに画定し、穴2244から平坦なガード部分2243に向かって延びる。スリット2252は、実質的に「十字の」形態を画定する4つのスリットを含む。
第4のガード部材2242は、複数の曲がったガード部分2241’と平坦なガード部分2243’とを含む。平坦なガード部分2243’は、それを通して環状に配設された複数の開口2250’を含む。複数の曲がったガード部分2241’は、それらの径方向中央に穴2244’を集合的に画定する。第4のガード部材2242は、複数の曲がったガード部分2241’の間に複数のスリット2252’をさらに画定し、穴2244’から平坦なガード部分2243’に向かって延びる。スリット2252’は、実質的に「十字の」形態を画定する4つのスリットを含む。
第3及び第4のガード部材2240、2242が、それぞれ4つのスリット2252、2252’を有すると本明細書に示され、説明される一方で、それぞれのガード部材2240、2242に対し、より多くの数のスリットまたはより少ない数のスリットを使用してもよいことは認識されるべきである。同様に、第3及び第4のガード部材2240、2242が、それぞれ4つのガード部分2241、2241’を有すると本明細書に示され、説明される一方で、それぞれのガード部材2240、2242に対し、より多くの数のガード部分またはより少ない数のガード部分も使用してもよいことは認識されるべきである。例えば、それぞれのガード部材2240、2242に対し、2〜10の数のスリット及び/またはガード部分が考えられる。
加えて、それぞれのスリット2252、2252’及びそれぞれのガード部分2241、2241’が実質的に三角形の形状で示される一方で、第3及び第4ガード部材2240、2242それぞれのスリット2252、2252’及びガード部分2241、2241’それぞれに対して、他の幾何学形状が使用されてもよいことは認識されるべきである。さらに、ガード部分2241、2241’が曲がったものとして本明細書に示され、説明される一方で、かかるガード部分は代わりにまっすぐか、またはそれぞれが複数の曲がった部分を有してもよい。実施形態では、ガード部分2241、2241’のそれぞれが、セプタムシール2160の曲がった内側シール部分2167の曲率と同様か、または一致する曲率を有してもよい。追加的または代替的に、ガード部分2241、2241’のそれぞれが、セプタムシール2160の曲がった内側シール部分2167の曲率未満、または超える曲率を有してもよい。
図5B〜5Dに示すように、器具弁構成要素230Bが組み立てられるとき、第1及び第2のガード部材2140、2142は、第1のガード部材2140のスリット2152及び第2のガード部材2142のスリット2152’も互いに45度回転オフセットするように(長手軸に対して)、互いに対して45度回転オフセットする(長手軸に対して)。第1及び第2のガード部材2140、2142の互いに対する回転オフセットは、第1のガード部材2140の複数の曲がったガード部分2141を提供し、第2のガード部材2142のスリット2152’の幅を広げ、かつ第2のガード部材2142の複数の曲がったガード部分2141’を提供し、第1のガード部材2140のスリット2152の幅を広げる。
加えて、第3及び第4のガード部材2240、2242は、第3のガード部材2240のスリット2252及び第4のガード部材2242のスリット2252’も互いに45度回転オフセットするように(長手軸に対して)、互いに対して45度回転オフセットする(長手軸に対して)。第3及び第4のガード部材2240、2242の互いに対する回転オフセットは、第3のガード部材2240の複数の曲がったガード部分2241を提供し、第4のガード部材2242のスリット2252’の幅を広げ、かつ第4のガード部材2242の複数の曲がったガード部分2241’を提供し、第3のガード部材2240のスリット2252の幅を広げる。
第1及び第2のガード部材2140、2142ならびに第3及び第4のガード部材2240、2242の互いに対する回転オフセットは、器具弁構成要素230Bがカニューレアセンブリ200(図6)のハウジング内に配設され、かつ器具が穴2166、2144、2144’、2244、2244’を通して挿入される及び/または引き抜かれるとき、その間の不要な接触を防ぎ、それによってセプタムシール2160の保護を容易にする。
ここでカニューレアセンブリ200について図6〜13を参照して詳細に論じる。図6は、代表的な遠位カニューレアセンブリ、例えば、遠位カニューレアセンブリ2021に取り付ける前の器具弁アセンブリ210を図示する。遠位カニューレアセンブリ2021は、長手軸「B−B」及び遠位ハウジング構成要素210bを画定する、細長い管状部分202を含む。遠位ハウジング構成要素210bは、弁ハウジングを通る器具が存在しないときの注入ガスの逃げを防止するゼロ閉鎖シール250を含む。
前述したように、器具弁アセンブリ210は、遠位ハウジング構成要素210bに選択的に取り付け可能であり、及びそれから取り外し可能であり得る。接続機構の様々な異なるタイプは、例えば、スナップ嵌め、ラッチ、バヨネット結合、スレッド結合等の点については使用してもよい。図7〜8は1つのこのような接続機構を図示しており、本発明の実施形態に従って、特に追加の特徴を図示しており、これにより、器具弁アセンブリ210は、遠位ハウジング構成要素210bに選択的に取り付け可能であり、及びそれから取り外し可能である。
図7を参照して、遠位ハウジング構成要素210bが、オブチュレータ壁の内面上に位置する環状リップ1124、1126を画定する。リップ1124、1126の間に円周方向に位置するのは、環状チャネル1301である。加えて、遠位ハウジング構成要素210bは、回転防止機構1500の径方向外側のユーザ作動可能部分1508(これについては以下でより詳しく説明する)も含む。回転防止機構1500の径方向外側のユーザ作動可能部分1508は、遠位ハウジング構成要素210bの外周縁部と一体的に形成されたタブ1507である。タブ1507は、径方向内向きのロック部分1509をさらに含む。タブ1507は、そのユーザ作動可能部分1508が、遠位ハウジング構成要素210bの周縁に対して遠位に可動であるように、その取り付け点の周りを遠位ハウジング構成要素210bに対して弾力的に動くように構成される。
図8を参照して、器具弁アセンブリ210の第2のハウジング部分2192は、その遠位端に隣接する第1及び第2の環状凹部1120、1122を画定する。凹部1120、1122は、遠位ハウジング構成要素210b及び器具弁アセンブリ210が軸方向に最初に一緒にされるとき、遠位ハウジング構成要素210bの環状リップ1124、1126を受け入れる大きさ及び形状を有する。器具弁アセンブリ210の凹部1120、1122の間には、一対の遠位突出部1509が円周方向に位置している。同様に、遠位突出部1509は、遠位ハウジング構成要素210b及び器具弁アセンブリ210が軸方向に最初に一緒にされるとき、遠位ハウジング構成要素210bの環状チャネル1301によって受け入れられる大きさ及び形状を有する。
器具弁アセンブリ210の第2のハウジング部分2192はまた、遠位ハウジング構成要素210bと係合する追加の構造を有する。例えば、器具弁アセンブリ210の第2のハウジング部分2192はまた、回転防止機構1500の第1の構成要素1502を備える構造を有する。器具弁アセンブリ210のこれらの構造(例えば、回転防止機構1500の第1の構成要素1502の構造)は、遠位ハウジング構成要素210bの上記の構造(例えば、回転防止機構1500の径方向外側のユーザ作動可能部分1508の構造)と係合し、一旦軸方向に最初に一緒にされると、遠位ハウジング構成要素210b及び近位ハウジング構成要素210aが、遠位ハウジング構成要素210b及び近位ハウジング構成要素210aの相対回転を介して、互いに選択的に着脱することを可能にする。例えば、図8及び図11を参照して、器具弁アセンブリ210の遠位突出部1509のそれぞれは、リブ1200を含む。各遠位突出部1509はまた、そのそれぞれのリブ1200に隣接し、近位に位置する溝1299を含む。加えて、各遠位突出部1509は、各リブ1200に隣接してストップ1210(図8)を含む。また、遠位突出部1509は、上述の回転防止機構1500の第1の構成要素1502を含む。第1の構成要素1502は、遠位突出部1509の外周面上に一体的に形成された傾斜面1504を有する隆起部1503を含む。
図9及び図10は、遠位ハウジング構成要素210bに取り付けられた器具弁アセンブリ210(第1及び第2のハウジング部分2190、2192とその間に維持される器具弁構成要素230Aを含む)を図示する。器具弁構成要素230Aは、図9Aに示すように、器具弁構成要素230Bによって置き換えられてもよいことに留意されたい。実際、器具弁構成要素230A及び230Bは、本明細書に記載の例示的実施形態を通じて、互換性があり得る。図9において、タブ1507は、第1の休止位置にある。この第1の位置では、以下でさらに詳細に説明するように、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bの相対回転(従って、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bの減結合)が防止される。図10において、タブ1507は、ユーザによって、第2の作動位置にそらされる。この第2の位置では、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bの相対回転(従って、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bの減結合)が可能である。
図11及び図12は、それぞれ図9の線11−11及び12−12に沿って取られた断面図であり、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bの嵌合機構を図示する。
回転防止機構1500は、不注意な相対回転を防止し、従って、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bの潜在的な減結合を防止する。一旦、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bが軸方向に一緒にされると、器具弁アセンブリ210は、隆起部1503の傾斜面1504がタブ1507のロック部1509と係合するように、第1の方向(例えば、図11〜13の図では時計回り)に回転し得る。器具弁アセンブリ210の継続的な回転は、隆起部1503がタブ1507のロック部1509上で径方向外向きに向けられた力を働かせる。径方向外向きの力は、その取り付け点のあたりで、第1の位置から第2の位置に向かって、タブ1507を遠位ハウジング構成要素210bの周縁に対して径方向外向きに動かすのに十分である。加えて、径方向外向きの力は、タブ1507のユーザ作動可能部分1508を遠位に動かす。近位ハウジング構成要素210aの所定量の回転の後、隆起部1503はタブ1507を通過し、タブ1507のロック部1509をその第1の位置で、隆起部1503の垂直面1510(図11及び図13)に隣接した位置に戻させる。この位置では、器具弁アセンブリ210は、遠位ハウジング構成要素210bに対して反時計回りに回転するのを効果的に防止される。
加えて、器具弁アセンブリ210の十分な回転により隆起部1503がタブ1507を通過すると、器具弁アセンブリ210の突起1520(図11及び図13)は、遠位ハウジング構成要素210bのストップ1522(図11及び図13)と接触し、こうして器具弁アセンブリ210と遠位ハウジング構成要素210bとの間の付加的な時計回り回転を効果的に防止する。従って、図11に図示される器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bの相対位置において、器具弁アセンブリ210の両方向の回転が効果的に防止され、こうして器具弁アセンブリ210は、遠位ハウジング構成要素210bに対して回転可能に固定される。遠位ハウジング構成要素210bの環状リップ1124、1126は、器具弁アセンブリ210の遠位突出部のそれぞれの溝1299内に配置され、リブ1200によって溝内に維持され、それにより、器具弁アセンブリ210及び遠位ハウジング構成要素210bが互いに対して軸方向に動くことも防止される。このようにして、回転防止機構1500は、器具弁アセンブリ210が遠位ハウジング構成要素210bに対して不注意に回転するのを防止し、器具弁アセンブリ210がこのロック位置に達すると不注意に遠位ハウジング構成要素210bから接続を断つようになるのを防止する。
遠位ハウジング構成要素210bから器具弁アセンブリ210を取り外すためには、ユーザは、図10に示すように、遠位方向に向けてタブ1507に力を加える。十分な量の遠位方向の力により、タブ1507のユーザ作動可能部分1508は、その取り付け点のあたりでタブ1507のロック部1509が隆起部1503の径方向外側に位置するまで、遠位ハウジング構成要素210bの周縁に対して遠位方向に動かす。この位置では、器具弁アセンブリ210はもはや回転が妨げられず、遠位ハウジング構成要素210bに対して第2の方向に(例えば、図13の矢印によって示されるように反時計回りに)、むしろ自由に回転する。このようにして、回転防止機構1500は、作動させると、ユーザが回転させ、それにより、器具弁アセンブリ210を遠位ハウジング構成要素210bから切り離すことを可能にする選択的に作動可能な機構を提供する。
図14及び図15は、手術中に使用される器具弁アセンブリ210の動作を図示する。図14は、休止位置にある器具弁アセンブリ210を図示し、一方、図15は、軸外れ位置にそれを通って挿入された外科器具211を有する器具弁アセンブリ210を図示する。図15に示すように、器具が器具弁アセンブリ210を通って動かされると、セプタムシール2160のエラストマー材料は、第1及び第2のガード部材2140、2142によって保護される。例えば、第1のガード部材2140の複数の曲がったガード部分2141のそれぞれの幅が、第2のガード部材2142のスリット2152’より広いので、器具弁構成要素230Aが休止位置にあるとき、セプタムシール2160の穴2166を通る器具211の動きが、第1のガード部材2140の複数の曲がったガード部分2141の少なくとも1つが、器具211がスリット2152’のすぐ下にあるシール2160を引き裂くのを防ぐことを、保証する。上述したように、器具弁構成要素230Bを器具弁構成要素230Aの代わりに使用することができる。実際、器具弁構成要素230A及び230Bは、本明細書に記載の例示的実施形態を通じて、互換性があり得る。
同様に、第2のガード部材2142の複数の曲がったガード部分2141’のそれぞれの幅が、第1のガード部材2140のスリット2152より広いので、器具弁構成要素230Aが休止位置にあるとき、セプタムシール2160の穴2166を通る器具211の動きが、器具が、スリット2152のすぐ下にあるセプタムシール2160のエラストマー材料と直接接触し、潜在的に引き裂くよりもむしろ、第2のガード部材2142の複数の曲がったガード部分2141’の少なくとも1つと接触することを、保証する。さらに、複数の曲がったガード部分2141、2141’のそれぞれの幅は、曲がったガード部分2141、2141’が広がるとともに、器具がそこを通って挿入されるように、それぞれのスリット2152、2152’より十分に大きく、これらは広がり、これによりスリット2152、2152’を広げ、同時にそれぞれのスリット2152、2152’も覆う。これは、挿入された器具が不注意にシールのエラストマー材料に接触して引き裂く可能性を低減し、様々な異なるサイズの器具を収容する取り合わせを可能にする。
加えて、蛇腹配置のおかげで、セプタムシール2160の穴2166は、最小の力で中心をはずれた位置(図15)に動かすことができ、これにより穴2166のすぐまわりのセプタムシール2160のエラストマー材料が、キャットアイを生じ、このような軸外れの動きによる漏れを生じる可能性を低減する。加えて、器具の取り外しにあたって、その後に挿入される外科器具の受け入れに対して穴2166が中心位置にあるように、蛇腹配置は、穴2166を器具弁構成要素230Aの径方向中心に向かって戻すように促す。その後に挿入される外科器具の受け入れ前に、穴2166を器具弁構成要素230Aの径方向中心に向けて戻すことは、後で挿入される外科器具が穴2166によって受けられる可能性を高め、後で挿入される外科器具がセプタムシール2160のエラストマー材料を引き裂く可能性を低減する。
上述したように、本発明のトロカールアセンブリには、様々な異なるタイプのオブチュレータ、例えば、ブレード付、ブレードレス、鈍的、光学的、非光学的などを採用し得る。これらのタイプのいくつかは、以下でさらに詳細に説明されるが、種々の他のタイプのオブチュレータ、例えば示されたもの以外の構造、例えば先端幾何学形状を有するオブチュレータを採用し得ることを認識すべきである。
図16〜21を参照して、内視鏡外科処置において組織平面を分離するための鈍的オブチュレータの第1の例示的な実施形態が示され、説明される。図16及び図17を参照して、オブチュレータ2500は、オブチュレータハウジング2510及び細長いシャフト2520を含む。細長いシャフト2520は、近位端、遠位端、及びその間の管状部材を含む。細長いシャフト2520の近位端は、オブチュレータハウジング2510に、例えば、スナップ嵌め、溶接などにより接続されてもよく、オブチュレータ2500がその内部に完全に配置されるとき、カニューレハウジング2504の近位端から近位に延びる(図21)。細長いシャフト2520の遠位端は、オブチュレータ2500がその中に配置されるとき、カニューレチューブ2502の遠位端2502aから遠位に延びる(図21)。細長いシャフト2520の遠位端は、細長いシャフト2520の遠位端を閉じる部材2522を含む。部材2522は、鈍的組織切開に適合し、自然の組織面に沿って組織を分離するのを助けるように機能する半球状外面を含む。遠位端の半球状外面は、組織に対して非外傷性であるように寸法決めされた曲率半径を画定する。細長いシャフト2520及び部材2522は、不透明であってもよいアクリロニトリルブタジエンスチレンプラスチック材料(「ABS」)などの任意の適切な材料でモノリシックに製造される。オブチュレータハウジング2510及び/または部材2522は、追加的または代替的に、透明または半透明の材料から製造されてもよい。
図17A〜17Dは、複数の対応する断面線を通して取られた、細長いシャフト2520の断面を描いている。図17A〜17Dは、細長いシャフト2520を通して線1−1、2−2、3−3、及び4−4に沿って取られた断面は円形であることを図示する。
図18〜20を参照して、細長いシャフト2520は、オブチュレータ壁2520cを画定する内面2520a及び外面2520bを有する。内面2520aは、管状部材を通って細長いシャフト2520の近位端から内面2520aの遠位端の円弧面2520dまで延びる中央ボア2524を画定する。
細長いシャフト2520の管状部分は、一対の近位開口2526、一対の中間開口2528、及び一対の遠位開口2530を含む。各開口2526、2528、及び2530は、細長いシャフト2520の内面及び外面2520a、2520bを通って延びる。オブチュレータ2500がカニューレ2550内に完全に配置されると、開口2526、2528、及び2530はすべて、カニューレ2550のカニューレチューブ2502内に配置され、カニューレチューブ2502によって覆われる(図21)。
手術において、部材2522は、組織の開口部、例えば予め切断されたメス切開内にオブチュレータ2500の初期挿入を可能にする。部材2522は、組織を穏やかに切り開き、組織を切断または切開することなく開口部を拡大するために、組織層の間のオブチュレータ2500の前進を容易にする。
図21に図示するように、オブチュレータ2500は、カニューレ2550内に配設される。カニューレ2550は、カニューレハウジング2504から遠位に延びるカニューレチューブ2502を含む。オブチュレータハウジング2510は、カニューレハウジング2504に取り外し可能に結合される。オブチュレータ2500がカニューレ2550に結合されると、細長いシャフト2520及び部材2522の一部は、カニューレチューブ2502の遠位端2502aを超えて遠位に延びる。各開口(2526、2528、及び2530)は、カニューレチューブ2502及びカニューレチューブ2502の遠位端2502aの近位内に配置される。
図22〜30を参照して、内視鏡外科処置において組織平面を分離するためのオブチュレータの第2の実施形態が提示されている。
図22を参照して、オブチュレータ2600は、近位端2612a、遠位端2612b、及びそれらの間に延びる管状部材を有する細長いシャフト2612を含む。これらの図には示されていないが、オブチュレータ2600は、例えば、オブチュレータ2500のハウジング2510のようなハンドルまたはハウジングを含んでもよい。加えて、図26を参照して、細長いシャフト2612は、オブチュレータ壁2612eを画定する内面2612c及び外面2612dを含む。図28及び図29も参照して、ボア2614は、近位端2612aから始まり、細長いシャフト2612内に延びて、内面2612cの遠位端の円弧面2612f(図28)に至る。
再び図26及び図27を参照して、細長いシャフト2612の管状部分は、一対の近位開口2616、一対の中間開口2618、及び一対の遠位開口2620を含む。各開口2616、2618、及び2620は、細長いシャフト2612の内面及び外面2612c、2612dを通って延びる。オブチュレータ2600がカニューレ2650内に完全に配置されると、開口2616、2618、及び2620はすべて、カニューレ2650のカニューレチューブ2602内に配置され、カニューレチューブ2602によって覆われる(図30)。
再び図23を参照して、細長いシャフト2612の遠位部分は、部材2622を含む。細長いシャフト2612及び部材2622は、不透明であってもよいアクリロニトリルブタジエンスチレンプラスチック材料(「ABS」)などの任意の適切な材料でモノリシックに製造されてもよい。細長いシャフト2612及び/または部材2622は、追加的または代替的に、透明または半透明の材料から製造されてもよい。
図24を参照して、細長いシャフト2612の遠位部分の拡大上面図が図示される。この上面図は、図25に描かれた細長いシャフト2612の遠位部分の拡大側面図に対して90度回転オフセットである。図24及び図25に見られるように、部材2622は、近位セクション2622a、中央セクション2622b、及び非外傷性ガイドナブ2622cを含む。想像線2624(湾曲を図示するために示されている)は、近位セクション2622aと中央セクション2622bとを分離する。同様に、想像線2626(湾曲を図示するために示されている)は、中央セクション2622bと非外傷性ガイドナブ2622cとを分離する。
中央セクション2622bは、近位及び中央セクション2622a、2622bが共に一対の正反対に対向する外面2628a、2628bを含むように、近位セクション2622aから遠位に延びる。対向する外面2628a、2628bのそれぞれは略凸面である。非外傷性ガイドナブ2622cは、中央セクション2622bから遠位に延び、丸い端部2630を含む。丸い端部2630は、組織に対して非外傷性であるように寸法決めされた曲率半径を画定する。より具体的には、丸い端部2630は、自然の組織面に沿って組織を分離するのを助けるように機能する丸い外面2630aを含む。近位セクション2622aは、一対の正反対に対向する外面2632a、2632bを含む。対向する外面2632a、2632bのそれぞれは、略凸面である。中央セクション2622bは、近位セクション2622aの正反対に対向する外面2632a、2632bの対と丸い端部2630の丸い外面2630aとの間に配置される、一対の正反対に対向する凹状外面2634a、2634bを含む。
図24A〜24Jは、複数の断面の線を描いている。 図24A〜24Jは、細長いシャフト2612の遠位部分の線5−5及び6−6に沿って取られた断面図を示し、これらは丸であり、近位セクション2622aの線7−7及び中央セクション2622bの8−8に沿って取られた断面図を示し、これらは略丸かまたは不規則な形状をしており、中央セク損2622bの線9−9、10−10、11−11、12−12、及び13−13に沿って取られた断面図を示し、これらは楕円または略楕円形状をしており、ならびに非外傷性ガイドナブ2622cを通って線14−14に沿って取られた断面図を示し、これは丸である。 断面9−9から断面13−13までの長さは、部材2622の全長の半分未満である。 従って、部材2622の長さの大部分は、円形または不規則な形状のいずれかである。
手術において、非外傷性ガイドナブ2622cは、組織の開口部、例えば予め切断されたメス切開内にオブチュレータ2600の初期挿入を可能にし、組織を切断または切開することなく組織を穏やかに切り開くために組織層の間の部材2622の前進を容易にする。初期挿入及び継続的な遠位挿入の後、中央セクション2622b及び近位セクション2622aは、組織内の開口部を穏やかに拡大し続ける。
上の図30に図示するように、オブチュレータ2600は、カニューレ2650内に配設される。カニューレ2650は、カニューレハウジング2604から遠位に延びるカニューレチューブ2652を含む。オブチュレータハウジング2610は、カニューレハウジング2604に取り外し可能に結合される。オブチュレータ2600がカニューレ2650に結合されるとき、細長いシャフト2612の一部及び部材2622は、カニューレチューブ2652の遠位端2652aを超えて遠位に延びる。開口(2616、2618、及び2620)の各々は、カニューレチューブ2652内で、カニューレチューブ2652の遠位端2652aの近位に配置される。オブチュレータハウジング2610は、ABSのような任意の適切な材料から作製されてもよく、不透明であってもよく、細長いシャフト2612に溶接されてもよい。
図31〜37を参照して、内視鏡外科処置において組織平面を分離するためのオブチュレータの第3の実施形態が提示されている。
図31及び図32を参照して、オブチュレータ2700は、オブチュレータハウジング2710及び細長いシャフト2720を含む。細長いシャフト2720は、近位端、遠位端、及びそれらの間に延びる管状部材を含む。細長いシャフト2720の近位端は、オブチュレータハウジング2710に溶接されるか、または別の方法で固定されて取り付けられてもよく、オブチュレータがその内部に完全に配置されたときに、カニューレハウジング2704の近位端から近位に延びる(図37)。細長いシャフト2720の遠位端は、オブチュレータがその中に配置されるとき、カニューレチューブ2752の遠位端2752aから遠位に延びる(図37)。細長いシャフト2720の遠位端は、細長いシャフト2720の遠位端を閉じる部材2722を含む。部材2722は、鈍的組織切開に適合される。細長い部材2720及び部材2722は、不透明であってもよいアクリロニトリルブタジエンスチレンプラスチック材料(「ABS」)などの任意の適切な材料でモノリシックに製造されてもよい。オブチュレータハウジング2710は、不透明であってもよいABSなどの任意の適切な材料から製造されてもよい。部材2722は、近位セクション2722aと、近位セクション2722aから遠位に延びる丸い先端2722bとを含む。近位セクション2722aは円錐台形状を有する。丸い先端2722bは、自然の組織面に沿って組織を分離するのに役立ち、組織に対して非外傷性であるように寸法決めされた曲率半径を画定するように機能する丸くなった外面を含む。
図33は、部材2722を含む細長いシャフト2720の遠位端部分を図示する拡大側面図である。図33A〜33Fは、複数の対応する断面線を通して取られた細長いシャフト2720の断面を図示する。特に、細長いシャフト2720の部材2722を通る線1−1、2−2、3−3、4−4、5−5、及び6−6に沿って取られた断面は円形である。
図34〜36を参照して、細長いシャフト2720は、オブチュレータ壁2720cを画定する内面2720a及び外面2720bを有する。内面2720aは、細長いシャフト2720の近位端から内面2720aの遠位端に円弧端面2720eを有する円錐台形面2720dまで管状部材を通して延びる中央ボア2724を画定する。
細長いシャフト2720の管状部分は、一対の近位開口2726、一対の中間開口2728、及び一対の遠位開口2730を含む。各開口2726、2728、及び2730は、細長いシャフト2720の内面及び外面2720a、2720bを通って延びる。オブチュレータ2700がカニューレ2750内に完全に配置されると、開口2726、2728、及び2730はすべて、カニューレ2750のカニューレチューブ2752内に配置され、カニューレチューブ2752によって覆われる(図37)。
手術において、丸い先端2722bは、組織の開口部、例えば予め切断されたメス切開内にオブチュレータ2700の初期挿入を可能にし、組織を切断または切開することなく組織を穏やかに切り開くために組織層の間の部材2722の前進を容易にする。初期挿入及び継続的な遠位挿入の後、近位セクション2722aは、組織内の開口部を穏やかに拡大し続ける。
下の図37に図示するように、オブチュレータ2700は、カニューレ2750内に配設される。カニューレ2750は、カニューレハウジング2754から遠位に延びるカニューレチューブ2752を含む。オブチュレータハウジング2710は、カニューレハウジング2704に取り外し可能に結合される。オブチュレータ2700がカニューレ2750に結合されるとき、細長いシャフト2720の一部及び部材2722は、カニューレチューブ2752の遠位端2752aを超えて遠位に延びる。開口(2726、2728、及び2730)のそれぞれは、カニューレチューブ2752内で、カニューレチューブ2752の遠位端2752aの近位に配置される。
図38A〜45は、本発明のさらに別の実施形態を図示する。図38Aは、本発明の例示的実施形態による、オブチュレータアセンブリ11の分解図である。図38Bは、かかるオブチュレータを使用した外科用アクセスシステム10の斜視図である。この実施形態では、オブチュレータは、ブレードレス光学的オブチュレータの例であり、オブチュレータ内に挿入される内視鏡を介して進入中の視覚化を可能にする。
この実施形態では、システム10は、オブチュレータアセンブリ11と、オブチュレータアセンブリ11を少なくとも部分的に受け入れるカニューレアセンブリ200とを含む。オブチュレータアセンブリ11は、細長いオブチュレータ部材214と機械的に連携して配設されるオブチュレータハウジング212を含み、長手軸「A−A」を画定する。細長いオブチュレータ部材214は、オブチュレータハウジング212から遠位に延びる。
オブチュレータ部材214は、オブチュレータハウジング212に機械的に結合されたオブチュレータシャフト218と、オブチュレータシャフト218の遠位端にある光学部材220とを含む。オブチュレータシャフト218は、スチールまたは高分子材料のいずれかから作られる。光学部材220は、中空の内部を含み、近位セクション322、中央セクション324、及び非外傷性ガイドナブ226を含む。使用には、以下に記載するように、内視鏡の遠位視認チップが光学部材220内の傾斜面301(図43B及び43C)と係合するようにされる。想像線228(湾曲を図示するために示されている)は、近位セクション322と中央セクション324との間の境界を描いている。
図40を参照して、光学部材220の上面図が図示される。描かれるように、近位セクション322は、一対の正反対に対向する凸面328を含み、中央セクション324は、一対の正反対に対向する凹面342を含む。非外傷性ガイドナブ226は、中央セクション324から遠位に延び、丸い端部362を含む。丸い端部362は、組織に対して非外傷性であるように寸法決めされた曲率半径を画定する。ガイドナブ226及び丸い端部362については、以下でさらに詳細に論じられる。
図41を参照して、光学部材220の端面図または軸方向図は、丸い端部362の円形輪郭、中央セクション324の低減された輪郭、及び近位セクション322の円形輪郭を図示する。
図42を参照して、光学部材220の側面図が図示される。この側面図は、図41の上面図に対して90度径方向にオフセットである。示されるように、光学部材220の近位セクション322は、略直線状及び/または凸状である一対の正反対に対向する外面330をさらに含む。中央セクション324もまた、凸状である一対の対向する外面344を含む。このように、光学部材220の中央セクション324は、凹面342(図40)及び凸面344(図42)の両方を包含する。
図43Aは、光学部材220の略その長手方向中間点で取られた断面図である。その図は、光学部材220が、自然の組織面に沿って組織を分離するのを助けるように機能する丸い外面231を含むことを図示する。
非外傷性ガイドナブ226は、組織内の開口部、例えば予め切断されたメス切開内に初期挿入することを可能にし、組織を切断または切開することなく、組織を穏やかに切り開くために組織層の間の光学部材220の前進を容易にする。初期挿入及び継続的な遠位挿入の後、中央セクション324及び近位部分322は、組織内の開口部を穏やかに拡大し続ける。
図43B及び図43Cを参照して、光学部材220は、高分子または熱可塑性材料で製造されてもよく、光線の通過を可能にするために透明または半透明であってもよい。組み立て中、光学部材220は、構成要素を接続するために、オブチュレータシャフト218の径方向外側のフレア部分234上にオーバーモールドされる。オーバーモールドされた光学部材220は、フレア部分234をカプセル封入する。
光学部材220は、長手軸「A−A」に対して斜めに配置された、内部面取りまたは傾斜面301を画定する。面取り面301は、光が内視鏡25の外周内に径方向に伝達され、面取りまたは傾斜面301によって受け取られる前に、エアギャップを横断するように、内視鏡25(図43D参照)の遠位端の最外周に直接係合される。光学部材220は、トロカールアセンブリの挿入及び/または前進中に、内視鏡25で、光学部材220に隣接する組織を見ることを可能にするために光線の通過を可能にする。
図43Dに示すように、内視鏡25の遠位端は、テーパ面301の近位端と遠位端との間のテーパ面301に係合する。オブチュレータシャフト218は、カニューレアセンブリ200の細長い部分202のルーメン内に配置される。内視鏡25の遠位端がテーパ面301に係合し、オブチュレータシャフト218が細長い部分202内に着座すると、内視鏡25の遠位端は、細長い部分202の最遠位端が内視鏡25の遠位端を越えて延在するように、カニューレアセンブリ200の細長い部分202の最遠位端の近位に配置される。
図43E及び図43Fを参照して、光学部材220を含むオブチュレータアセンブリ11の遠位部分が図示される。近位セクション322及び平坦面240を通る線1−1及び2−2に沿って取られた断面は、実質的に円形である。中央セクション324を通る線3−3及び4−4に沿って取られた断面は、正反対に対向する丸い外面231の対を有する略円形または不規則な形状を有する。中央セクション324を通る線5−5、6−6、7−7、8−8、及び9−9に沿って取られた断面は、略楕円形の形態を有する。光学部材220の非外傷性ガイドナブ226を通る線10−10に沿って取られた断面は円形である。
図43G及び43Hを参照して、非外傷性ガイドナブ226の詳細な図が図示される。図43Hに示すように、非外傷性ガイドナブ226を通る線11−11及び12−12に沿って取られた断面は、一定の直径を有する円形である。中央セクション324を通る線13−13に沿って取られた断面は、略楕円形の形態を有する。
オブチュレータ部材214は、上述したように、カニューレアセンブリ200を通す挿入のために構成されている。オブチュレータアセンブリ11の光学部材220は、その近位部分322の外面291が、カニューレアセンブリ200の細長い部分202内に所望の嵌合を提供するような寸法にされる。
オブチュレータアセンブリ11のオブチュレータハウジング212は、開口部260(図44)及び開口部260に隣接するスコープ保持部材270(図45A)を含む。スコープ保持部材270は、エラストマー材料で製造されてもよく、内視鏡を受け入れるための中央開口部272と、中央開口部272から外向きに延びる4つの放射状スリット274とを画定する。放射状スリット274は、スコープ保持部材270の撓み及び内視鏡の挿入時の中央開口部272の拡張を許容する。スコープ保持部材270は、内視鏡をその位置にロックすることなくオブチュレータアセンブリ11内で内視鏡の相対位置取りを保持するのを助けるために、内視鏡との摩擦係合で内視鏡の外面に係合するように適合されている。
代替の実施形態では、スコープ保持部材370(図45B)は、オブチュレータアセンブリ11のオブチュレータハウジング212の開口部260に隣接して配置される。スコープ保持部材370もまた、エラストマー材料で製造されてもよく、中央開口部372から外向きに延びる放射状のスリットなしに、内視鏡を受け入れるための中央開口部372を画定してもよい。代わりに、中央開口部372は、途切れない構成(すなわち、スリットまたは陥凹なし)を有する平滑面374によって取り囲まれている。スコープ保持部材370は、内視鏡をその位置にロックすることなくオブチュレータアセンブリ11内で内視鏡の相対位置取りを保持するのを助けるために、内視鏡との摩擦係合で内視鏡の外面に係合するように適合されている。スコープ保持部材370は、より広範囲の内視鏡、または中央開口部372を通して挿入された他の器具(例えば、より小さなスコープまたは器具サイズも密封する)のための器具密封として機能することができる。
ここで、システム10の使用及び機能について、図46に関連して論じる。実施形態では、腹腔鏡手術において、腹腔が例えばCO2ガスなどの適切な生体適合性ガスを注入され、体腔に注入し、その中の内臓から体腔壁を引き離す。注入は注入針または当技術分野で慣用の同様の装置を用いて行われてもよく、及び/または注入ガスはトロカールアセンブリを通して提供されてもよい。代替的実施形態では、システム10は注入されていない空間で利用されてもよい。
使用において、初期切開「I」は、外科器具(例えば、メス)によって、組織「T」(例えば、皮膚)に行われる。切開「I」は、例えば、約2mm〜約7mmの範囲内の小さいものが好ましい。外科用アクセスシステム10のオブチュレータアセンブリ11は、セプタムシール2160の開口2166を通り、及びゼロ閉鎖シール250を通って延在するオブチュレータ部材を有するカニューレアセンブリ100内に少なくとも部分的に導入される(図6参照)。組み立てられたユニットは、初期切開内で、標的組織、例えば腹腔膜に対して配置される。内視鏡411は、内視鏡411の遠位の視認端が光学部材20の面取り面に対して配置されるように、オブチュレータアセンブリ11を通して挿入され得る。内視鏡411は、スコープ保持部材170によってオブチュレータアセンブリ11内のこの相対位置に保持され得る。
挿入中、光学部材20に隣接する組織は、内視鏡411によって視認される。システム10の前進中、内視鏡411は、内在する組織または器官部位がオブチュレータアセンブリ11と接触するのを防止するのを確実にするために、及び体腔内への進入を確認するために、システムが前進する経路を見るために利用される。
図46に示すように、システム10が所望の位置に配置されると、内視鏡411は、腔内で行われる所望の外科処置を監視するために使用し得る。その後、オブチュレータアセンブリ11をカニューレアセンブリ100から取り外してもよい。様々な他のタイプの器具の同じ内視鏡のような器具が、外科処置を行うためにカニューレアセンブリ100内に導入し得る。
ここで図47〜図49を参照して、アクセスシステムの別の実施形態が図示される。アクセスシステム3000は、カニューレアセンブリ3100、及び少なくとも部分的にカニューレアセンブリ3100内に配置可能なオブチュレータアセンブリ3200を含む。カニューレアセンブリ3100は、カニューレハウジング3102、及びカニューレハウジング3102から延びるカニューレ部材3104を含む。図49に最も描かれているように、カニューレハウジング3102は、その中に導入される外科物体の周囲にシーリング関係を確立するための少なくとも1つの内部シール3106を含んでもよく、外科物体がない場合及び/または例えば注入された腹腔などの内在する加圧環境に応答する場合に、注入流体がカニューレアセンブリ3100を通って出るのを防ぐために、閉めるように適合されたゼロ閉鎖弁3108をさらに含んでもよい。カニューレハウジング3102は、腹腔の注入状態を維持/確率するために、カニューレ部材3104を通って、内在する組織内への通路のための注入流体の供給源へ連結するための活栓弁3110をさらに含んでもよい。カニューレハウジング3102は、カニューレアセンブリ3100に対してオブチュレータアセンブリ3200の取り付けをアシストする、一対の反対方向に対向する開口部3112を含む。
カニューレアセンブリ3100のカニューレ部材3104は、長手カニューレ軸「k」に沿って延び、オブチュレータアセンブリ3200を少なくとも部分的に受け入れるためのカニューレルーメン3116を画定する、カニューレ壁3114を含む。カニューレ壁3114は、内在する組織部位に対してカニューレアセンブリ3100を固定するのに組織との係合を容易にするため、複数のリブ3118を含んでもよい。カニューレ部材3104は、カニューレ部材3104が組織部位内に進入するのを容易にするために、従来の方法でカニューレハウジング3102に結合した近位端セグメント3120、及び長手軸「k」に対して斜めに配置された進入端3124を画定し得る、遠位端セグメント3122を含んだ。
ここで図49〜53を参照し、オブチュレータアセンブリ3200について論じる。オブチュレータアセンブリ3200は、オブチュレータハウジング3202、オブチュレータハウジング3202に取り付けられそこから遠位に延びるオブチュレータ部材3204、及びオブチュレータハウジング3202に結合されるキャップ3206を含む。オブチュレータアセンブリ3200は、オブチュレータハウジング3202及びオブチュレータ部材3204に対しキャップ3206を固定するのを助けるために、コネクタ3208(図51)をさらに含んでもよい。オブチュレータハウジング3202は、従来の方法で互いに固定するハウジングハーフセクション3210を含む。ハウジングハーフセクション3210はそれぞれ、それぞれの壁を通って延びる開口3212を画定し、開口3212は正反対に対向する関係で配置される。オブチュレータハウジング3202は、オブチュレータ部材3204に隣接して長手方向に遠位に延びる一対のつめ3214をさらに含んでもよい。つめ3214は、構成要素が組み立てられた状態にあるとき、カニューレアセンブリ3100に対してオブチュレータアセンブリ3200を回転可能に固定する。
図51〜53に最も描かれているように、オブチュレータ部材3204は、カニューレアセンブリ3100の長手カニューレ軸「k」と略一直線に並ぶ、長手オブチュレータ軸「m」を画定する。オブチュレータ部材3204は、オブチュレータ軸「m」に沿って延びるオブチュレータルーメン3218を画定するオブチュレータ壁3216を含む。オブチュレータ壁3216の近位端セグメント3220は、複数の取り付け要素3222を含んでもよく、オブチュレータ部材3204をコネクタ3208及びオブチュレータハウジング3202に対して固定するのを容易にする。別の方法では、オブチュレータ壁3216は、取り付け要素3222を欠いていてもよい。オブチュレータ部材3204のオブチュレータ壁3216は連続的である。すなわち、オブチュレータ壁3216を通じて開口、開口部、または穿孔はない。
図52〜54を参照して、例えば、接着、接合、スナップ嵌め方法などの従来の方法を介して、貫通部材3224をオブチュレータ壁3216の遠位端セグメント3226に取り付ける。代替的には、貫通部材3224はオブチュレータ壁3216とモノリシックに形成されてもよい。貫通部材3224は、閉鎖貫通端3230内で終結する空洞3228を画定する。図54に最も描かれているように、空洞3228に連通する貫通部材3224の壁3224aを通って延びる少なくとも1つの流体開口部または開口3232は、次にオブチュレータルーメン3218と流体連通する。1つ以上の開口3232も考えられる。開口3232は、貫通部材3224の近位及び遠位面部分3232p、3232dによって少なくとも部分的に画定される。これらの面部分3232p、3232dは、長手軸「m」に対して斜めに配置される。斜めの配置は、例えば腹腔に侵入する間、開口3232によって組織をコアリングする可能性を最小にする。貫通部材3224は、組織を通る通路を容易にするために、一対の正反対に対向するリブ3234を含んでもよい。貫通部材3224は、透明な材料を全部または一部含み、内視鏡または腹腔鏡などの視認装置を伴う貫通部材3224を通して視覚化を可能にする。
図51〜52を再び参照して、コネクタ3208は、コネクタ基部3236、コネクタ基部3236から延びるコネクタ壁3238、及びコネクタ基部3236に対して径方向外向き及び長手方向に延びる、一対の正反対に対向する取り付けレッグ3240を含む。コネクタ基部3236及びコネクタ壁3238は、オブチュレータルーメン3218及びオブチュレータ軸「m」と略一直線に並ぶコネクタルーメン3242を画定する。コネクタ壁3238は、オブチュレータ壁3216の近位端セグメント3220に取り付けられる。1つの実施形態では、オブチュレータ部材3204は、コネクタ壁3238内に配置され、コネクタ壁3238の内壁面と係合するために、径方向外向きにばね付勢され得る取り付け要素3222によって、その中に保持される。加えて、または代替的に、接着、接合または同様のものを含む従来の方法は、コネクタ3208をオブチュレータ部材3204に固定するのに利用されてもよい。
コネクタ3208の取り付けレッグ3240はそれぞれ、取り付けレッグ3240の中間部分に沿って配設された手動で係合可能なタブ3244、及び取り付けレッグ3240の遠位端に取り付けレッジ3246を含む。手動で係合可能なタブ3244は、オブチュレータハウジング3202の開口3212内に受け入れられる。取り付けレッグ3240は、手動で係合可能なタブ3244の径方向内向きおよび外向きの移動を通して、リビングヒンジ3248の周りで、コネクタ基部3236に対してわずかに枢動するように取り付けられ、取り付けレッジ3246の対応する偏りを生じさせる。この動きは、カニューレハウジング3102の正反対に対向する開口部3112を伴う取り付けレッグ3240の係合を通じて、カニューレハウジング3102に対してオブチュレータハウジング3202の対応する解放または係合を生じさせる(図49)。
ここで図55〜56を参照し、キャップ3206について論じる。キャップ3206は、キャップ基部3250、キャップ基部3250から長手方向に延びるキャップ壁3252、及びキャップ壁3252に対して径方向外向きに延びる注入ポート3254を含む。キャップ基部3250は、従来の方法を介してコネクタ3208に固定されている。1つの実施形態では、コネクタ3208のコネクタ基部3236は、キャップ基部3250の対応する開口3260内に受け入れる、複数のスプリットリベット3258(図51)を含む。キャップ壁3252は、オブチュレータルーメン3218と長手方向に一直線に並ぶキャップルーメン3262を画定する。注入ポート3254は、長手オブチュレータ軸に対して斜めのポート軸「t」を中心に配置され、キャップルーメン3262、及び従ってオブチュレータルーメン3218と流体連通する、ポートチャネル3264を画定する。注入ポート3254の斜位は、注入流体をオブチュレータルーメン3218の方向に導くのを容易にする。注入ポート3254は、注入供給源の管に連結するためのルアーコネクタ3268などを含む。
キャップ3206は、保持マウント3272、及び保持マウント3272に連結可能な保持部材3274を有するスコープまたは器具保持アセンブリ3270をさらに含む。1つの実施形態では、保持マウント3272は、オブチュレータルーメン3218と略一直線に並ぶ中心マウント通路3276を画定する略環状の形状である。保持マウント3272は、キャップ3206の取り付けタブ3280を受け入れる、複数の取り付け凹部3278を含んでもよく、キャップ3206に保持マウント3272を連結させ、これにより保持部材3274が保持マウント3272とキャップ壁3252の近位レッジとの間に固定される(図53)。保持部材3274は、腹腔鏡などの視認装置、または他の器具類と摩擦的に係合するよう構成されたエラストマーガスケットであり得、オブチュレータアセンブリ3200及び/またはカニューレアセンブリ3100に対して、あらかじめ決められた位置で視認装置を保持するのを助ける。キャップ3206は、キャップ基部3250に隣接したOリングシール3282を含み、コネクタ3208のコネクタ壁3238の内面に係合して、キャップ3206とコネクタ3208との間のシールを確立する。
図49を再び参照して、オブチュレータアセンブリ3200の先に説明した構成要素によって提供された、分離された流体通路について論じる。流体通路「f」は、キャップ3206のキャップルーメン3262、コネクタ3208のコネクタルーメン3242、及びオブチュレータ部材3204のオブチュレータルーメン3218を包含する。流体通路「f」は、カニューレルーメン3116から完全に分離されている。特に、キャップ3206の注入ポート3254を通って導入される注入流体は、そのポートチャネル3264内を通って流体通路「f」を抜け、カニューレルーメン3116に進入することなく、貫通部材3224内の開口3232(幻影に示す)から出る。すなわち、注入流体は、カニューレルーメン3116から独立した流体通路「f」を通って直接流れ、カニューレ部材3104の遠位にある貫通部材3224の開口3232を通って放出される。従って、例えば、腹腔などの内在する腔にアクセスするために組織を通ってアクセスシステム3000を挿入する間、流路「f」内の注入流体が、組織層内または組織層の間に移行する可能性は、実質的に最小化され、これにより皮下気腫の発生のリスクを低減する。これは、オブチュレータのルーメン及び注入流体の通路のための道の一部としてのカニューレの両方を利用して、従来の注入トロカールに関連するリスクを除去する。
図57は、アクセスシステム3000内に位置する腹腔鏡などの視認装置4000を図示し、これが組織「s」を通って、内在する腔「c」にアクセスするために前進する。視認装置4000は、アクセスシステム3000が前進するとき、オブチュレータアセンブリ3200の貫通部材3224を通じて視覚化を可能にし、これにより内在する組織及び/または臓器を突き刺す可能性を最小化しながら、臨床医がアクセスシステム3000を位置取りし、配置するのを助ける。視認装置4000は、キャップ3206のキャップルーメン3262を通して導入され、オブチュレータ部材3204のオブチュレータルーメン3218内へ前進する。上記に論じたように、視認装置4000は、キャップ3206内に取り付けられた保持部材3274によってオブチュレータアセンブリ3200に対して固定され得る。
アクセスシステム3000の挿入の間、注入流体がオブチュレータアセンブリ3200を通って導入されてもよく、例えば腹腔「c」などの内在する体腔を膨らませる。キャップ3206の注入ポート3254を通って注入流体が導入され、例えば、視認装置4000の外面の間に画定された環状スペース内などの、オブチュレータアセンブリ3200内の流体通路「f」(矢印)に沿って通り、キャップ3206のキャップ壁3252、コネクタ3208のコネクタ壁3238、及びオブチュレータ部材3204のオブチュレータ壁3216を通って、オブチュレータアセンブリ3200の貫通部材3224から出て、腹腔「c」に注入される。注入流体は、カニューレ部材3104の遠位に方向づけられ、これによって、上記で論じた理由により腹部組織層に有害となり得る、流体がカニューレ部材3104とオブチュレータ部材3204との間にトラップされる可能性を最小にする。アクセスシステム3000が所望の位置に一旦配置されたら、視認装置4000及びオブチュレータアセンブリ3200は、腔「c」にアクセスしたカニューレアセンブリ3100を残して、カニューレアセンブリ300から取り除かれてもよい。1つ以上の外科タスクを行うために、器具または他の視認装置を、カニューレアセンブリ3100内に導入してもよい。
本開示の様々な実施形態が本明細書に示され説明されてきたが、これらの実施形態は単なる例示として提供されていることは、当業者には明らかであろう。本開示から逸脱することなく、当業者には数多くの変形、変更、及び置換を思いつくであろう。従って、本開示は、添付の請求項の趣旨及び範囲によってのみ限定されることを意図するものである。

Claims (16)

  1. 外科用アクセスシステムであって、
    長手軸を画定し、近位端及び遠位端を有するカニューレ部材を含むカニューレアセンブリであって、前記カニューレ部材はカニューレルーメンを画定するカニューレ壁を含む、カニューレアセンブリと、
    オブチュレータアセンブリであって、
    オブチュレータハウジングと、
    前記オブチュレータハウジングから延び、前記カニューレルーメン内に少なくとも部分的に配置可能なオブチュレータ部材であって、前記オブチュレータ部材は、組織を貫通するために構成された貫通部材を有するオブチュレータ壁を含み、前記オブチュレータ壁はそこを通る少なくとも1つの流体開口部を有する、オブチュレータ部材と、
    前記オブチュレータハウジングに取り付けられたキャップであって、前記キャップ及び前記オブチュレータ部材は、前記長手軸に沿って、前記貫通部材に延びる流体通路を画定し、前記流体通路は前記カニューレルーメンから分離される、キャップと、
    前記キャップに取り付けられ、前記ポートチャネル内に導入された注入流体が、前記流体通路を通って運ばれ、前記カニューレルーメンから独立した前記少なくとも1つの流体開口部から出るように、前記流体通路と流体連通するポートチャネルを画定する、注入ポートと、を含む、オブチュレータアセンブリと、を備える外科用アクセスシステム。
  2. 前記貫通部材が、前記少なくとも1つの流体開口部を含む、請求項1に記載の外科用アクセスシステム。
  3. 前記貫通部材の前記少なくとも1つの流体開口部が、前記オブチュレータ部材が前記カニューレルーメン内に配置されるとき、前記カニューレ部材の前記遠位端を超えて配設される、請求項2に記載の外科用アクセスシステム。
  4. 前記オブチュレータ壁の少なくとも前記貫通部材が、透明な材料を含む、請求項3に記載の外科用アクセスシステム。
  5. 前記キャップはキャップルーメンを画定するキャップ壁を含み、前記流体通路は前記キャップルーメンを含む、請求項4に記載の外科用アクセスシステム。
  6. 前記オブチュレータ壁はオブチュレータルーメンを画定し、前記流体通路は前記オブチュレータルーメンを含む、請求項5に記載の外科用アクセスシステム。
  7. 前記キャップルーメン及び前記オブチュレータルーメンは、外科器具を受け入れるよう構成される、請求項6に記載の外科用アクセスシステム。
  8. 前記キャップは前記外科器具と係合するよう構成された器具保持部材を含み、前記オブチュレータ部材内であらかじめ決められた位置に前記器具の保持を容易にする、請求項7に記載の外科用アクセスシステム。
  9. 前記器具保持部材が、前記外科器具と摩擦的に係合するよう構成された摩擦ワッシャーを含む、請求項8に記載の外科用アクセスシステム。
  10. 前記器具保持部材が腹腔鏡と係合するよう構成される、請求項9に記載の外科用アクセスシステム。
  11. 前記注入ポートは前記長手軸に対して斜位のポート軸を中心に配置され、前記流体通路への前記注入流体の方向づけを容易にする、請求項1に記載の外科用アクセスシステム。
  12. 前記少なくとも1つの流体開口部が、前記貫通部材の近位面及び遠位面によって少なくとも部分的に画定され、前記近位面及び遠位面は前記長手軸に対して斜位に配置され、組織を通る間、前記少なくとも1つの流体開口部によって組織のコアリングの可能性を最小にするよう構成される、請求項2に記載の外科用アクセスシステム。
  13. 外科用オブチュレータアセンブリであって、
    オブチュレータハウジングと、
    長手オブチュレータ軸ならびに近位端及び遠位端を画定する細長いオブチュレータ部材であって、前記オブチュレータ部材は前記オブチュレータハウジングから遠位に延び、カニューレ内に少なくとも部分的に導入するために構成され、前記オブチュレータ部材がオブチュレータルーメンを画定するオブチュレータ壁を含み、組織を貫通するために構成された貫通部材を有し、前記貫通部材はそこを通る少なくとも1つの流体開口部を有する、細長いオブチュレータ部材と、
    前記オブチュレータハウジングに取り付けられたキャップであって、前記キャップは前記オブチュレータルーメンと長手方向に一直線に並ぶキャップルーメンを含み、前記キャップルーメン及び前記オブチュレータルーメンは、腹腔鏡を受け入れるために構成され、前記長手軸に沿って前記貫通部材に延びる分離された流体通路を画定する、キャップと、
    前記オブチュレータハウジングの近位の前記キャップに取り付けられ、ポートチャネル内に導入された注入流体が、前記流体通路を通って運ばれ、前記貫通部材の前記少なくとも1つの流体開口部から出るように、前記流体通路と流体連通して前記ポートチャネルを画定する、注入ポートと、を備える、外科用オブチュレータアセンブリ。
  14. 前記オブチュレータ壁の少なくとも前記貫通部材が、透明な材料を含む、請求項13に記載の外科用オブチュレータアセンブリ。
  15. 前記キャップは、前記腹腔鏡を係合するために構成されたスコープ保持部材を含み、前記オブチュレータ部材内のあらかじめ決められた位置での前記腹腔鏡の保持を容易にする、請求項13に記載の外科用オブチュレータアセンブリ。
  16. 前記スコープ保持部材が、前記腹腔鏡とシーリング関係を確立するよう構成される、請求項15に記載の外科用オブチュレータアセンブリ。

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