JP2019037308A - 電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池のエンクロージャ内の圧力が高まった場合には、その圧力をエンクロージャ外に逃がすことができるとともに、その際にエンクロージャから噴出された気流が直線的な経路で掃除機筐体の開口を通って外部に排出されることを抑制可能な電気掃除機を提供する。【解決手段】電気掃除機において、内部に二次電池113が収容された掃除機筐体100と、掃除機筐体100の内部に配置され、二次電池113の周囲を包囲して設けられるエンクロージャ10と、を備える。エンクロージャ10は、内部と外部と連通する孔が形成された多孔構造部11を備える。掃除機筐体100は、多孔構造部11に通じる掃除機筐体100の内部と掃除機筐体100の外部とを連通する第2の排気口142が形成された開口形成面150を備える。多孔構造部11は、開口形成面150と対向しないエンクロージャ10の面に配置される。【選択図】図1

Description

この発明は、電気掃除機に関するものである。
電気掃除機においては、複数の二次電池を束ねて電線を取り付けた電池パックを内部に収納した電池パック収納部と、内部に電池パック収納部を収容し、内部の空気を外部へ排気する排気口が形成されたハウジングと、を備え、電池パック収納部の排気口側の排気側壁部に、空気を電池パック収納部外へ流出させるための流出孔が形成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−291669号公報
特許文献1に示される電気掃除機においては、電池パックの異常等により、電池パック収納部内の圧力が急激に高まった場合に、電池パック収納部の流出孔から高速の気流が放出されることが考えられる。特許文献1に示される電気掃除機においては、電池パック収納部の流出孔が、電池パック収納部の排気側壁部に形成されている。すなわち、電池パック収納部の流出孔がハウジングの排気口側にある。このため、電池パック収納部の流出孔から放出された高速の気流がハウジングの排気口まで直線的な経路で到達し、そのままハウジングの排気口から排出されてしまう。また、電池パック収納部内で微細な破片等が生じた場合に、この破片等が、電池パック収納部の流出孔とハウジングの排気口とを直線的に通過して、ハウジング外に飛び出してしまう可能性がある。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、掃除機筐体の内部に収容された二次電池の周囲を包囲するエンクロージャ内の圧力が高まった場合には、エンクロージャ内の圧力をエンクロージャ外に逃がすことができるとともに、その際にエンクロージャから噴出された気流が直線的な経路で掃除機筐体の開口を通って外部に排出されることを抑制でき、エンクロージャ内で微細な破片等が生じた場合であっても、この破片等が掃除機筐体の外部に飛び出してしまうことを抑制可能な電気掃除機を得ることにある。
この発明に係る電気掃除機は、内部に二次電池が収容された掃除機筐体と、前記掃除機筐体の内部に配置され、前記二次電池の周囲を包囲して設けられるエンクロージャと、を備え、前記エンクロージャは、前記エンクロージャの内部と外部と連通する孔が形成された孔部を備え、前記掃除機筐体は、前記孔部に通じる前記掃除機筐体の内部と前記掃除機筐体の外部とを連通する開口が形成された開口形成面を備え、前記孔部は、前記開口形成面と対向しない前記エンクロージャの面に配置される。
この発明に係る電気掃除機によれば、掃除機筐体の内部に収容された二次電池の周囲を包囲するエンクロージャ内の圧力が高まった場合には、エンクロージャ内の圧力をエンクロージャ外に逃がすことができるとともに、その際にエンクロージャから噴出された気流が直線的な経路で掃除機筐体の開口を通って外部に排出されることを抑制でき、エンクロージャ内で微細な破片等が生じた場合であっても、この破片等が掃除機筐体の外部に飛び出してしまうことを抑制可能であるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の全体構成を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の動作中の空気の流れを説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の要部を拡大して模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機のエンクロージャから噴出した気流が掃除機筐体の外部に排出される経路を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る電気掃除機の全体構成の別例を模式的に示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る電気掃除機の全体構成を模式的に示す断面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図5は、この発明の実施の形態1に係るもので、図1は電気掃除機の全体構成を模式的に示す断面図、図2は電気掃除機の動作中の空気の流れを説明する図、図3は電気掃除機の要部を拡大して模式的に示す断面図、図4はエンクロージャから噴出した気流が掃除機筐体の外部に排出される経路を説明する図、図5は電気掃除機の全体構成の別例を模式的に示す断面図である。
以下の説明では、塵埃及びその他のゴミを総称して単に「塵埃」と呼ぶ場合がある。また、塵埃が混じった空気を「含塵空気」と呼ぶ場合がある。そして、塵埃が取り除かれた空気を「清浄空気」と呼ぶ場合がある。
この発明の実施の形態1に係る電気掃除機1は、コードレスタイプの縦型電気掃除機である。電気掃除機1は、図1に示すように、掃除機筐体100及び集塵部200を備えている。掃除機筐体100は、胴体部110、管部120及び取っ手部130を備えている。胴体部110は、掃除機筐体100の中央部分である。胴体部110の一端側の面には、管部120が設けられている。胴体部110の他端側の面には、取っ手部130が設けられている。
管部120は、中空管状の部材である。管部120の一端は、胴体部110に取り付けられている。管部120の他端には、吸込口121が形成されている。吸込口121は、塵埃を吸い込むための開口である。管部120の内部には、吸込口121を通過した含塵空気の気流を集塵部200へ導く管路が形成されている。
なお、管部120の吸込口121の部分に、図示しない延長管、吸込具等を接続して使用することも可能である。また、管部120の吸込口121の部分に吸込具を接続した状態では、吸込具を床面等の上に置き、電気掃除機1をこの吸込具の上方に配置することで、電気掃除機1を直立させることができる。この電気掃除機1が直立した状態を、ここでは「直立状態」とも呼ぶ。
以下においては、この直立状態において、取っ手部130に対して管部120が位置する方向を電気掃除機1の「下」とし、その反対側を電気掃除機1の「上」として説明する。また、直立状態において、電気掃除機1の上と下とを結ぶ方向に垂直な方向に関し、管部120に対して集塵部200が位置する方を電気掃除機1の「前」とし、その反対側を電気掃除機1の「後ろ」として説明する。
取っ手部130は、電気掃除機1の使用中に使用者が手で握る部位である。使用者は、取っ手部130を握ることで電気掃除機1を所望の状態で支持することができる。具体的に例えば、吸込口121を被清掃面である床面に向け、取っ手部130が床面から上方に離れた使用者が持ちやすい位置にある状態で、電気掃除機1を支持することができる。この状態では、床面に対し電気掃除機1が傾斜している。この吸込口121を下に向けて電気掃除機1が傾斜した状態を、ここでは「使用状態」とも呼ぶ。取っ手部130は、使用者が手で持って掃除機筐体100を使用状態で支持するためのものであるともいえる。図1中に示す上下前後の矢印は、電気掃除機1が使用状態にある時の各方向である。
集塵部200は、掃除機筐体100に着脱可能に取り付けられている。図1に示す構成例では、集塵部200は、胴体部110の下方、かつ、管部120の前方に配置されている。集塵部200は、吸込口121から吸い込まれた含塵空気から塵埃を分離し、その塵埃を捕集する。この実施の形態における集塵部200は、サイクロン分離器を備える。なお、サイクロン分離器を有する集塵部200に代えて、例えば、集塵袋によって気流を濾過することで塵埃を捕集する集塵部を備えてもよい。
掃除機筐体100の内部には、電動送風機111、二次電池113及び基板114が収容されている。図1に示す構成例では、電動送風機111、二次電池113及び基板114は、掃除機筐体100の胴体部110の内部に収容されている。電動送風機111は、塵埃を吸い込むための気流を発生させる。
二次電池113は、電動送風機111を駆動するための電源となる。二次電池113は、具体的に例えばリチウムイオン・バッテリー(LIB)である。二次電池113は、充電可能である。掃除機筐体100の内部には、電池室112が形成されている。図1に示す構成例では、電池室112は、掃除機筐体100の胴体部110に設けられている。二次電池113は、電池室112の内側に収容される。
基板114には、少なくとも、二次電池113の充電及び放電を制御する回路が設けられている。また、同じ基板114に、電動送風機111の動作を含む電気掃除機1の清掃動作全般を制御する回路も設けるようにしてもよい。
掃除機筐体100には、第1の排気口141及び第2の排気口142が形成されている。第1の排気口141及び第2の排気口142は、掃除機筐体100の胴体部110に配置されている。掃除機筐体100の内部には、風路が形成されている。この風路は、掃除機筐体100の胴体部110の内部に形成されている。第1の排気口141及び第2の排気口142のそれぞれは、掃除機筐体100内部の風路と通じている。電動送風機111、二次電池113及び基板114は、掃除機筐体100内部の風路中に配置されている。
次に、図2を参照しながら、以上のように構成された電気掃除機1の清掃動作について説明する。電動送風機111を動作させて電気掃除機1の清掃動作を開始すると、図2に示す矢印A〜Cのような気流が生成される。以下の説明においては、矢印A〜Cで示す気流のそれぞれを「気流A」、「気流B」、「気流C」と呼ぶ。
まず、吸込口121が向けられた被清掃面上の塵埃が、周囲の空気とともに、吸込口121から管部120の内部に吸い込まれる(気流A)。管部120の内部に吸い込まれた含塵空気は、管部120から集塵部200の内部へと入る。集塵部200に入った含塵空気は、集塵部200の内部において旋回される(気流B)。旋回気流B中の塵埃等の異物には遠心力が働く。したがって、集塵部200の内部において旋回する気流B中から、塵埃等の異物が遠心分離される。
集塵部200で遠心分離により塵埃等の異物が取り除かれた清浄空気は、集塵部200から掃除機筐体100の胴体部110内の前述した風路に入る。すなわち、掃除機筐体100の内部に形成される前述の風路は、集塵部200を通過した気流の風路である。掃除機筐体100内の前述した風路中の気流Cは、まず、電動送風機111内を通過する。
電動送風機111内を通過した気流は、電池室112にぶつかり分かれる。分かれた気流の一方は、電池室112の後側に回って、第1の排気口141から掃除機筐体100の外部へと排出される(矢印C1)。分かれた気流の他方は、電池室112の前側に回って、第2の排気口142から掃除機筐体100の外部へと排出される(矢印C2)。このように、二次電池113及び基板114は、掃除機筐体100内部の風路中に配置することで、風路中の気流によって二次電池113及び基板114を冷却することができる。
次に、図3を参照しながら、二次電池113の収容部分に特に関係する構成について説明する。同図に示すように、掃除機筐体100の胴体部110の内部には、エンクロージャ10が設けられている。エンクロージャ10は、二次電池113の周囲を包囲して設けられている。エンクロージャ10は、金属等の不燃性の材質からなる中空箱状の部材である。
前述したように、二次電池113は、電池室112の内側に収容されている。そして、エンクロージャ10も、二次電池113の周囲を包囲しつつ、電池室112の内側に配置される。エンクロージャ10は、電池室112の形状に合わせた外形を有する。
エンクロージャ10は、孔部を備えている。孔部には、エンクロージャ10の内部と外部と連通する孔が形成されている。ここで説明する実施の形態1においては、この孔部の一例として、エンクロージャ10は多孔構造部11を備えている。すなわち、多孔構造部11は、複数の孔を有している。そして、多孔構造部11の各孔は、エンクロージャ10の内部と外部と連通している。多孔構造部11は、具体的に例えば、パンチングメタル、金属メッシュ等を備えている。なお、エンクロージャ10の孔部は、複数の孔を有する多孔構造部11でなく、少なくとも1つの貫通孔を有するものであればよい。
前述したように、掃除機筐体100には第2の排気口142が形成されている。この第2の排気口142は、掃除機筐体100の胴体部110における開口形成面150に配置されている。開口形成面150は、掃除機筐体100が直立した状態において、前側に配置される面である。
前述したように、第2の排気口142は、掃除機筐体100内の前述した風路と通じている。そして、エンクロージャ10は、掃除機筐体100内の前述した風路中に配置されている。したがって、第2の排気口142は、エンクロージャ10の孔部(多孔構造部11)に通じている掃除機筐体100の内部と、掃除機筐体100の外部とを連通する開口になっている。このように、掃除機筐体100は、孔部と通じた掃除機筐体100の内部と掃除機筐体100の外部とを連通する開口が形成された開口形成面150を備えている。なお、このような開口は、電気掃除機1の排気口でなくともよい。すなわち、エンクロージャ10は、集塵部を通過した気流の風路中に配置されていなくともよい。
孔部である多孔構造部11は、箱状のエンクロージャ10の複数の面のうち、開口形成面150と対向しない面に配置されている。エンクロージャ10の多孔構造部11が形成された面には、第1の誘導部材12が設けられている。この実施の形態1では、第1の誘導部材12は、板状の部材である。第1の誘導部材12の一端は、多孔構造部11が形成された面に固定されている。この第1の誘導部材12の一端は、多孔構造部11よりも開口形成面150から離れた位置にある。そして、第1の誘導部材12の他端側は、開口形成面150の側へと向けて傾斜して延びるように配置されている。
また、掃除機筐体100の胴体部110の内部には、第2の誘導部材116が設けられている。この実施の形態1では、第2の誘導部材116は、板状の部材である。第2の誘導部材116の一端は、外側が開口形成面150である胴体部110の部分の内壁面に固定されている。そして、第2の誘導部材116の他端側は、第1の誘導部材12の先端に合わせた位置になるように、傾斜して延びて配置されている。
以上のように構成された第1の誘導部材12及び第2の誘導部材116は、この実施の形態1において、掃除機筐体100の内部に設けられ、エンクロージャ10の孔部(多孔構造部11)から排出された気流を前述の開口、すなわち第2の排気口142へと誘導する誘導部材の一例である。
掃除機筐体100の内部には、フィルタ115が設けられている。フィルタ115は、エンクロージャ10の孔部(多孔構造部11)から、前述した開口、すなわち第2の排気口142へと通じる途中の箇所に配置されている。ここでは、フィルタ115は、掃除機筐体100の内部における第2の排気口142のすぐ裏側に配置されている。フィルタ115は、不燃性材料からなる。また、フィルタ115の目開きは、エンクロージャ10の孔部(多孔構造部11)の各孔の大きさより小さい。
以上のように構成された電気掃除機1においては、二次電池113に異常が発生した場合であっても、この異常によって掃除機筐体100内に収容された二次電池113の周囲の機器等に損傷が生じることを、二次電池113を囲うエンクロージャ10によって抑制できる。
また、二次電池113の異常発生によって、エンクロージャ10の内部の圧力が瞬間的に大きく上昇した場合であっても、エンクロージャ10に形成された孔部である多孔構造部11を通して、エンクロージャ10内の圧力をエンクロージャ10外に逃がすことができる。したがって、エンクロージャ10の破壊を伴うことなく、速やかにエンクロージャ10内の圧力を低下させることができる。
この際、エンクロージャ10の多孔構造部11からは、高速の気流が噴出される。前述したように、エンクロージャ10の多孔構造部11は、掃除機筐体100の内部と通じている。そして、多孔構造部11に通じている掃除機筐体100の内部空間は、第2の排気口142を介して掃除機筐体100の外部と通じている。したがって、エンクロージャ10の多孔構造部11から噴出された気流を、図4中の矢印Dに示すように、掃除機筐体100の内部を通して、第2の排気口142から掃除機筐体100の外部へと排出させることができる。
ここで、前述したように、第2の排気口142が配置される掃除機筐体100の開口形成面150と、多孔構造部11が配置されるエンクロージャ10の面とは、対向していない。したがって、多孔構造部11から噴出した高速の気流が、直線的な経路で第2の排気口142から噴出してしまうことがない。多孔構造部11から噴出した気流は、図4中の矢印Dに示すように曲がった経路を通って、第2の排気口142から掃除機筐体100の外部へと排出される。
このように、第2の排気口142が配置される開口形成面150と、多孔構造部11が配置されるエンクロージャ10の面とが対向しないようにすることで、多孔構造部11から第2の排気口142に至る経路を、直線状でなく曲がったものにすることができる。そして、このため、仮にエンクロージャ10の内部で微細な破片が生じた場合であっても、多孔構造部11を通過した破片が、第2の排気口142から掃除機筐体100の外に飛び出ることを抑制できる。
また、仮にエンクロージャ10の内部で発光現象が生じた場合であっても、エンクロージャ10の内部の光が、多孔構造部11から直接に第2の排気口142を通って掃除機筐体100の外部に出ることがないようにすることができる。したがって、エンクロージャ10の内部の光を掃除機筐体100の外部から第2の排気口142を通して直接的に視認されることを抑制できる。
なお、多孔構造部11が設けられるエンクロージャ10の面は、前述した風路の上流側の面とするとよい。このようにすることで、風路中の気流を多孔構造部11からエンクロージャ10の内側に導入することができる。したがって、エンクロージャ10内の二次電池113に直接的に気流を当てて、二次電池113をより効果的に冷却できる。また、エンクロージャ10に多孔構造部11を設けることで、エンクロージャ10の軽量化を図ることも可能である。
第2の排気口142が形成される開口形成面150は、前述したように、電気掃除機1が前述の使用状態にあるときに前側を向く面である。立っている使用者が取っ手部130を手に持ち、電気掃除機1を前述の使用状態にすると、図1に示すように、第2の排気口142がある開口形成面150は斜め前上方を向く。ここで、取っ手部130は、掃除機筐体100の開口形成面150とは異なる面に設けられている。そして、取っ手部130を手に持った使用者は、当該使用者の側方から前方に掃除機筐体100がくるように掃除機筐体100を操作する。このため、開口形成面150は、掃除機筐体100を使用状態で支持する使用者の方とは異なる方を向く。したがって、開口形成面150に形成された第2の排気口142から排出される気流も、使用者の方とは異なる方向となる。すなわち、第2の排気口142から排出される気流が使用者に当たることを抑制できる。
掃除機筐体100の内部には、エンクロージャ10の多孔構造部11から排出された気流を第2の排気口142へと誘導する誘導部材として、第1の誘導部材12及び第2の誘導部材116が設けられている。したがって、多孔構造部11から噴出した気流を、誘導部材によって第2の排気口142へと導いて、円滑に掃除機筐体100の外部に排出させることができる。
この実施の形態1で説明した構成例では、掃除機筐体100には第2の排気口142だけでなく第1の排気口141も形成されている。第1の排気口141及び第2の排気口142の両方ともが掃除機筐体100内部の風路に通じているため、第1の排気口141もこの風路を介してエンクロージャ10の多孔構造部11にまで通じている。前述したような誘導部材を備えることで、多孔構造部11から噴出した気流を第2の排気口142の方だけに導いて、第1の排気口141からは多孔構造部11から噴出した気流が排出されないようにすることができる。前述したように、開口形成面150に配置された第2の排気口142からの排気は、使用者に当たりにくい。したがって、前述の誘導部材によって、多孔構造部11から噴出した気流を第1の排気口141でなく第2の排気口142に誘導することで、多孔構造部11から噴出した気流が使用者に当たることを抑制しつつ、この気流を掃除機筐体100の外部に排出できる。
前述したように、エンクロージャ10の多孔構造部11から第2の排気口142へと通じる途中の箇所には、フィルタ115が設けられている。このフィルタ115の目開きは、多孔構造部11の各孔の大きさより小さい。このため、多孔構造部11を通過できるほどの微細な破片であっても、フィルタ115で捕捉して、破片が第2の排気口142から外部に排出されることを防止できる。また、フィルタ115は、不燃性材料からなる。このため、高温に熱せられた状態の破片がフィルタ115に接触しても、フィルタ115が燃えることがない。
なお、エンクロージャ10の孔部(多孔構造部11)の各孔の大きさは、消炎距離以下とするのがよい。具体的に例えば、多孔構造部11の各孔をφ3mm以下とする。このようにすることで、仮にエンクロージャ10の内部で発火現象が生じた場合であっても、炎が多孔構造部11からエンクロージャ10の外に出ることを阻止できる。
前述したように、エンクロージャ10は、電池室112の形状に合わせた外形を有する。これまでに説明した構成例では、電池室112の断面形状が単純な矩形であった。これに対し、図5に示す別例では、電池室112の断面形状が、掃除機筐体100の形状に合わせて一部が凹んだ六角形(凹六角形)になっている。そして、エンクロージャ10の外形も、電池室112の形状に合わせた凹六角形になっている。このように、エンクロージャ10の外形を電池室112の形状に合わせたものとすることで、掃除機筐体100の内部のスペースを有効に活用したり、掃除機筐体100の小型化を図ったりすることが可能である。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2に係るもので、電気掃除機の全体構成を模式的に示す断面図である。
ここで説明する実施の形態2は、前述した実施の形態1の構成において、二次電池113だけでなく基板114もエンクロージャ10の内側に入れるようにしたものである。以下、この実施の形態2に係る電気掃除機について、実施の形態1の構成を元にした場合を例に挙げ、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
この発明の実施の形態2に係る電気掃除機は、図6に示すように、基板114は、エンクロージャ10の内側に配置されている。したがって、エンクロージャ10の内側には、二次電池113と基板114の両方が配置されている。基板114には、実施の形態1で説明したように、二次電池113の充電及び放電を制御する回路が搭載されている。他の構成については実施の形態1と同様であり、ここでは、その説明を省略する。
以上のように構成された電気掃除機1においても、実施の形態1と同様の効果を奏することができる。さらに、基板114に異常が発生した場合に、この異常によって掃除機筐体100内に収容された基板114の周囲の機器等に損傷が生じることを、エンクロージャ10によって抑制できる。また、1つのエンクロージャ10で二次電池113及び基板114の両方の異常について対応できるため、製造費用を低く抑えることが可能である。
1 電気掃除機
10 エンクロージャ
11 多孔構造部
12 第1の誘導部材
100 掃除機筐体
110 胴体部
111 電動送風機
112 電池室
113 二次電池
114 基板
115 フィルタ
116 第2の誘導部材
120 管部
121 吸込口
130 取っ手部
141 第1の排気口
142 第2の排気口
150 開口形成面
200 集塵部

Claims (10)

  1. 内部に二次電池が収容された掃除機筐体と、
    前記掃除機筐体の内部に配置され、前記二次電池の周囲を包囲して設けられるエンクロージャと、を備え、
    前記エンクロージャは、前記エンクロージャの内部と外部と連通する孔が形成された孔部を備え、
    前記掃除機筐体は、前記孔部に通じる前記掃除機筐体の内部と前記掃除機筐体の外部とを連通する開口が形成された開口形成面を備え、
    前記孔部は、前記開口形成面と対向しない前記エンクロージャの面に配置される電気掃除機。
  2. 前記掃除機筐体の内部には、集塵部を通過した気流の風路が形成され、
    前記二次電池及び前記エンクロージャは、前記風路中に配置され、
    前記開口は、前記風路の排気口である請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 前記掃除機筐体の内部に設けられ、前記孔部から排出された気流を前記開口へと誘導する誘導部材をさらに備えた請求項1又は請求項2に記載の電気掃除機。
  4. 前記掃除機筐体には、使用者が手で持って前記掃除機筐体を使用状態で支持するための取っ手部が設けられ、
    前記開口形成面は、前記使用状態において斜め前上方を向く面であり、
    前記取っ手部は、前記掃除機筐体の前記開口形成面とは異なる面に設けられる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電気掃除機。
  5. 前記掃除機筐体の内部における前記孔部から前記開口へと通じる途中の箇所に設けられたフィルタをさらに備え、
    前記フィルタの目開きは、前記孔部の孔の大きさより小さい請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電気掃除機。
  6. 前記フィルタは、不燃性材料からなる請求項5に記載の電気掃除機。
  7. 前記孔部は、複数の孔が形成された多孔構造部である請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電気掃除機。
  8. 前記二次電池の充電及び放電を制御する回路が設けられた基板をさらに備え、
    前記基板は、前記エンクロージャの内側に配置される請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電気掃除機。
  9. 前記掃除機筐体の内部には、前記二次電池を収容するための電池室が形成され、
    前記エンクロージャは、前記電池室の形状に合わせた外形を有する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の電気掃除機。
  10. 前記孔部の孔の大きさは、消炎距離以下である請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の電気掃除機。
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