JP2019037078A - 回転電機の回転子 - Google Patents

回転電機の回転子 Download PDF

Info

Publication number
JP2019037078A
JP2019037078A JP2017157834A JP2017157834A JP2019037078A JP 2019037078 A JP2019037078 A JP 2019037078A JP 2017157834 A JP2017157834 A JP 2017157834A JP 2017157834 A JP2017157834 A JP 2017157834A JP 2019037078 A JP2019037078 A JP 2019037078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
shaped magnetic
claw
permanent magnet
iron core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017157834A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6516804B2 (ja
Inventor
達生 川島
Tatsuo Kawashima
達生 川島
吉澤 敏行
Toshiyuki Yoshizawa
敏行 吉澤
将之 坂口
Masayuki Sakaguchi
将之 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2017157834A priority Critical patent/JP6516804B2/ja
Priority to FR1852991A priority patent/FR3070226B1/fr
Priority to DE102018205450.9A priority patent/DE102018205450A1/de
Publication of JP2019037078A publication Critical patent/JP2019037078A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6516804B2 publication Critical patent/JP6516804B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/02Details
    • H02K21/04Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation
    • H02K21/042Windings on magnets for additional excitation ; Windings and magnets for additional excitation with permanent magnets and field winding both rotating
    • H02K21/044Rotor of the claw pole type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/24Rotor cores with salient poles ; Variable reluctance rotors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/27Rotor cores with permanent magnets
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K1/00Details of the magnetic circuit
    • H02K1/06Details of the magnetic circuit characterised by the shape, form or construction
    • H02K1/22Rotating parts of the magnetic circuit
    • H02K1/28Means for mounting or fastening rotating magnetic parts on to, or to, the rotor structures
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K19/00Synchronous motors or generators
    • H02K19/16Synchronous generators
    • H02K19/22Synchronous generators having windings each turn of which co-operates alternately with poles of opposite polarity, e.g. heteropolar generators
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/04Windings characterised by the conductor shape, form or construction, e.g. with bar conductors
    • H02K3/18Windings for salient poles
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings
    • H02K3/32Windings characterised by the shape, form or construction of the insulation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

【課題】専用冶具を用いることなく、永久磁石を回転子鉄心に組み付けることができるとともに、永久磁石を固定する接着剤が硬化するまでの間、永久磁石の位置ずれを防止する。【解決手段】回転電機の回転子は、回転子鉄心と、回転子鉄心の周方向に配置されている複数の磁石と、複数の磁石よりも径方向内側に配置されている回転子巻線と、ボビンとを備え、回転子鉄心は、第1の鉄心部及び第2の鉄心部を有し、第1の鉄心部は、複数の第1の爪状磁極を有し、第2の鉄心部は、複数の第2の爪状磁極を有し、第1の爪状磁極と第2の爪状磁極とが周方向に交互に配置され、複数の磁石のそれぞれは、第1の爪状磁極と第2の爪状磁極との間に配置され、ボビンは、ボビン本体と、ボビン本体に設けられて複数の磁石のそれぞれを支持する支持部を有する。【選択図】図8

Description

本発明は、車両に搭載される交流発電機を構成する回転電機の回転子に関する。
従来、例えば車両に搭載される回転電機としての交流発電機では、回転子を構成するランデル型の爪状磁極と固定子との間で磁束を確実に受け渡すため、隣り合う爪状磁極の間に永久磁石を介在させて、爪状磁極の間から磁束が漏れることを防止している。このような交流発電機では、遠心力により、永久磁石が径方向外側に飛び出して破損するおそれがある。このため、回転子鉄心のディスク部に凹部を設けて永久磁石を保持するとともに、爪状磁極の外周部に設けた鍔部で永久磁石を拘束するものが知られている(例えば特許文献1参照)。また、回転子の側面に溝を設け、磁石の外周面と溝との隙間に、磁石よりも軟質な材料を配置して、遠心力による磁石の移動を抑止するものが知られている(例えば特許文献2参照)。
特許第4692428号公報 特許第4253087号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。車両用の回転電機の回転子においては、一般に、永久磁石を接着剤などで固定している。そして、接着剤が硬化するまでの間、永久磁石を仮固定することを目的として、爪状磁極に凹部、溝部などを形成している。しかし、例えば特許文献1のような凹部を形成した場合、一対の回転子鉄心の組付けと同時に永久磁石を組付ける必要がある。このため、製造作業が複雑になり、専用の治具を用いなければ永久磁石を組み付けることができない。
一方、特許文献2のような溝部を形成した場合、一対の回転子鉄心を組付けた後に永久磁石を挿入できるので、製造作業は容易である。しかしながら、永久磁石の挿入口は開放された状態であるので、接着剤が硬化するまでの間に、永久磁石が挿入口から抜け落ちてしまう可能性がある。
本発明は上記を鑑みてなされたものであり、専用冶具を用いることなく、永久磁石を回転子鉄心に組み付けることができるとともに、永久磁石を固定する接着剤が硬化するまでの間、永久磁石の位置ずれを防止することのできる回転電機の回転子を提供する。
この発明に係る回転電機の回転子は、回転子鉄心と、回転子鉄心に設けられ、周方向について互いに間隔を置いて配置されている複数の磁石と、回転子鉄心に設けられ、複数の磁石よりも径方向内側に配置されている回転子巻線と、回転子巻線と回転子鉄心との間に介在するボビンとを備え、回転子鉄心は、第1の鉄心部及び第2の鉄心部を有し、第1の鉄心部は、周方向について互いに間隔を置いて配置されている複数の第1の爪状磁極を有し、第2の鉄心部は、周方向について互いに間隔を置いて配置されている複数の第2の爪状磁極を有し、第1の鉄心部及び第2の鉄心部は、第1の爪状磁極と第2の爪状磁極とが周方向について交互に配置された状態で互いに組み合わされており、複数の磁石のそれぞれは、第1の爪状磁極と第2の爪状磁極との間に配置され、ボビンは、複数の磁石よりも回転子鉄心の径方向内側で回転子鉄心と回転子巻線との間に介在しているボビン本体と、ボビン本体に設けられ、複数の磁石のそれぞれを支持する支持部とを有している。
この発明によれば、回転子鉄心を構成する一対の爪状磁極の間で、回転子鉄心の軸方向、径方向及び周方向から永久磁石を支持する。これにより、専用冶具を用いることなく、永久磁石を回転子鉄心に組み付けることができるとともに、接着剤が硬化するまでの間、永久磁石が位置ずれすることを防止することのできる回転電機の回転子を得ることができる。
本発明の実施の形態1による回転子を備えた回転電機の正面図である。 図1のII−II線に沿う、回転電機の断面図である。 実施の形態1による回転子の、永久磁石を配置していない状態を示す側面図である。 実施の形態1による回転子の、永久磁石と爪状磁極の配置を示す図である。 図4のV−V線に沿う回転子の断面において、永久磁石を挿入する前の状態を示す図である。 図4のVI−VI線に沿う回転子の断面図である。 図5の回転子において、永久磁石の挿入途中を説明する図である。 図5の回転子において、永久磁石が挿入された状態を説明する図である。 図4の回転子において、永久磁石に、非磁性体の平板を付加した状態を示す図である。 実施の形態1による回転電機の回転子の第1変形例を示す図である。 実施の形態1による回転電機の回転子の第2変形例を示す図である。 実施の形態1による回転電機の回転子の第3変形例を示す図である。 実施の形態2による回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態3による回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態3による回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態3による回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態3による回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態4による回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態4による回転電機の回転子の断面図である。 実施の形態4による回転電機の回転子の断面図である。
以下、本発明の回転電機の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における回転電機の正面図であり、制御装置のカバーを取り外した状態で示している。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。
回転電機1は、図2に示すように、回転電機本体2と制御装置3とが一体化された、制御装置一体型の回転電機である。回転電機1は、例えば内燃機関で駆動される車両に搭載される。実施の形態1の回転電機1は、ブラシ付の交流発電電動機(ACモータジェネレータ)である。図2に示す両矢印は、回転電機1のフロント側(F)と、リヤ側(R)を示している。
回転電機本体2は、筒状の固定子4と、固定子4の内側に配置された回転子5と、固定子4及び回転子5を支持するケース6とを有している。ケース6は、固定子4の軸方向の一端側を保持するフロントブラケット7と、他端側を保持するリヤブラケット8とを有している。フロントブラケット7とリヤブラケット8とは、複数のボルト9により固定されている。フロントブラケット7とリヤブラケット8は、金属製である。
固定子4は、筒状の固定子鉄心10と、固定子鉄心10に巻き掛けられ固定子巻線11とを有している。実施の形態1では、固定子巻線11は、回転電機1の電機子巻線を構成している。固定子巻線11は、スター結線またはデルタ結線からなる1つまたは複数の3相交流巻線により構成されている。
回転子5は、回転軸12と、回転軸12に固定された回転子鉄心13とを有している。回転子鉄心13は、第1の鉄心部13Aと、第2の鉄心部13Bと、界磁巻線としての回転子巻線14とを有している。回転子巻線14は、第1の鉄心部13Aと第2の鉄心部13Bとにより囲まれている。第1の鉄心部13A及び第2の鉄心部13Bは鉄製であり、所謂、クローポール型の磁極を構成している。
回転軸12は、フロントブラケット7とリヤブラケット8を貫通している。そして、回転軸12は、フロントブラケット7に取付けられた軸受け15と、リヤブラケット8に取付けられた軸受15とによって回転自在に支持されている。第1の鉄心部13A及び第2の鉄心部13Bの外周と固定子4の内周とは、あらかじめ定められた間隙を有している。また、第1の鉄心部13A及び第2の鉄心部13Bの軸方向の一端部と他端部には、それぞれ冷却ファン16が取付けられている。
回転軸12のフロントブラケット7側の軸方向端部には、プーリ17が固定されている。プーリ17には、内燃機関の駆動軸と連動する、図示しない伝達ベルトが巻き掛けられている。この伝達ベルトを介して、回転電機1と内燃機関との間で動力の伝達が行なわれる。
一方、回転軸12のリヤブラケット8側には、回転軸12の回転位置を検出するセンサ18と、回転子巻線14に電気的に接続されたスリップリング19が配置されている。スリップリング19は、導電性部材で形成され、回転軸12の外周を囲むように取付けられている。
導電性部材によって形成されたブラシ20は、リヤブラケット8に固定されたブラシホルダ21に保持されている。ブラシ20は、押圧バネ22によってスリップリング19に接触するように付勢されている。ブラシ20とスリップリング19は、回転子5の回転にともなって摺動し、ブラシ20とスリップリング19を介して固定子巻線11に界磁電流を供給する。
制御装置3は、一対のパワーモジュール構成体23と、界磁回路部24と、制御回路部25と、信号中継装置26とを有している。一対のパワーモジュール構成体23は、固定子巻線11に電気的に接続されている。一方、界磁回路部24は、図示しないバッテリからの直流電力を調整して界磁電流とし、回転子巻線14に供給する。一対のパワーモジュール構成体23と、界磁回路部24とは、信号中継装置26を介して、制御回路部25により制御される。制御装置3は、絶縁樹脂により形成されたカバー38によって覆われている。また、制御回路部25は、例えば内燃機関制御ユニットなどの外部機器との間で、信号の送受信を行うための外部接続用のコネクタ27を有している。
制御回路部25は、樹脂252により保護された制御基板251を有している。制御回路部25には、信号中継装置26を介して、センサ18から信号が入力される。また、制御回路部25には、コネクタ27を介して、内燃機関制御ユニットなどの外部機器から信号が入力される。制御回路部25は、入力されたこれらの信号に基づいて、界磁回路部24及び一対のパワーモジュール構成体23が有するスイッチング素子を制御し、回転子巻線14に出力する界磁電流を調整する。
界磁回路部24は、モールド樹脂によりモールドされたスイッチング素子などの電子部品により構成されている。界磁回路部24のスイッチング素子は、制御回路部25によりスイッチング制御され、回転子巻線14への界磁電流を調整する。界磁回路部24は、冷却フィン241を備えたヒートシンクを有している。界磁回路部24により調整された界磁電流は、回転子巻線14に供給されて回転子巻線14に直流磁界を発生させる。回転子巻線14に発生した直流磁界による磁束は、回転子5の周面において、第1の鉄心部13A及び第2の鉄心部13Bの一方から他方に至るように流れ、その間に固定子巻線11と鎖交する。
同一構成の、一対のパワーモジュール構成体23は、それぞれパワーモジュール30を有している。各パワーモジュール30は、6個のスイッチング素子を備えた電力変換回路として構成されている。電力変換回路は、バッテリからの直流電力を交流電力に変換して固定子巻線11に供給するインバータ回路として動作する。また、電力変換回路は、固定子巻線11からの交流電力を直流電力に変換して、バッテリを充電すると共に、車載機器に直流電力を供給するコンバータ回路として動作する。電力変換回路を構成するスイッチング素子36は、例えば、パワートランジスタ、MOSFET、IGBTなどの半導体スイッチング素子により構成される。一対のパワーモジュール構成体23は、2組の電機子巻線に1対1で対応する、3相電力変換回路として構成されている。
信号中継装置26は、一対のパワーモジュール構成体23と界磁回路部24のそれぞれに電気的に接続された信号中継用部材28を有している。信号中継用部材28は、制御回路部25に接続される信号中継用接続部29を有している。
次に、本発明の実施の形態1における回転電機の回転子5について説明する。
図3は、永久磁石を配置していない回転子5の側面図である。回転子5は、回転軸12に取付けられた、第1の鉄心部13Aと第2の鉄心部13Bとを有している。第1の鉄心部13Aは、8つの爪状磁極131aを有している。8つの爪状磁極131aは、第1の鉄心部13Aの外周に等間隔に配置されている。一方、第2の鉄心部13Bは、8つの爪状磁極131bを有している。8つの爪状磁極131bは、第2の鉄心部13Bの外周に等間隔に配置されている。
第1の鉄心部13Aの各爪状磁極131aと、第2の鉄心部13Bの各爪状磁極131bとは、回転軸12の軸方向に突出している。また、第1の鉄心部13Aの各爪状磁極131aと、第2の鉄心部13Bの各爪状磁極131bとは、互いに向かい合う方向で、回転軸12に組み付けられている。そして、第1の鉄心部13Aの各爪状磁極131aと、第2の鉄心部13Bの各爪状磁極131bとは、互いに離間した関係で、交互に配置されている。なお、図3に示す両矢印は、回転子5のフロント側(F)とリヤ側(R)の方向を示している。図4以降に示す両矢印も同様である。
互いに隣り合う、第1の鉄心部13Aの各爪状磁極131aと、第2の鉄心部13Bの各爪状磁極131bとの間には、空隙が形成される。この空隙に永久磁石40aを配置することにより、各爪状磁極131a及び各爪状磁極131bと、固定子4との間で、確実に磁束を受け渡すことが可能になる。
図4は、隣り合う爪状磁極131a及び爪状磁極131bと、永久磁石40の配置を示した図である。互いに隣り合う各爪状磁極131aと各爪状磁極131bと、固定子4との間に、永久磁石40aが配置される。
図5は、図4のV−V線に沿う断面を示している。図5は、永久磁石40aを挿入する前の状態を示している。図5に示すように、第1の鉄心部13A及び第2の鉄心部13Bで囲まれた空間には、ボビン45が配置されている。ボビン45には、回転子巻線14が巻き付けられている。
ボビン45は、ボビン本体45aと、羽部451fと、支持部としての突起部452fとを有している。羽部451fは、ボビン本体45aのフロント側から、各爪状磁極131a及び131bに向けて延出している。羽部451fは、図4に示す各爪状磁極131a及び131bと、回転子巻線14とを絶縁する。突起部452fは、ボビン本体45aのフロント側から、爪状磁極131aのフロント側に延出している。突起部452fは、弾性変形可能に形成されている。
図5に示すように、各爪状磁極131aにおける、第1の鉄心部13Aの径方向外側には、径方向外側から永久磁石40aを支持する鍔部132aが形成されている。また、各爪状磁極131aにおける、第1の鉄心部13Aの径方向内側には、径方向内側から永久磁石40aを支持する段差部133aが形成されている。さらに、爪状磁極131aのリヤ側には、永久磁石40aがリヤ側に移動することを防止する凸部134aが形成されている。
図6は、図4のVI−VI線に沿う断面を示している。図6に示すように、爪状磁極131aと隣り合う爪状磁極131bには、爪状磁極131aと同様に、鍔部132bと段差部133bとが形成されている。永久磁石40aは、爪状磁極131aの鍔部132a及び段差部133aと、爪状磁極131bの鍔部132b及び段差部133bとによって囲まれた空間に挿入される。
図7は、図5の状態から、永久磁石40aが途中まで挿入された状態を示している。永久磁石40aは、爪状磁極131aと爪状磁極131bの間に挿入される。突起部452fは、永久磁石40aに接触すると、弾性変形して折り曲げられる。
図8は、永久磁石40aが、突起部452fを通過し、爪状磁極131aの凸部134aに突き当たって停止した状態を示している。このとき、突起部452fは、折り曲げられた状態から復元して、永久磁石40aのリヤ側に接触する。永久磁石40aは、突起部452fの弾性力によって、凸部134aに押し付けられる。
このように実施の形態1の回転子5を構成することにより、隣り合う爪状磁極131aと爪状磁極131bの間に、専用冶具を用いることなく、永久磁石40aを組み付けることができる。そして、永久磁石40aの、回転子5の径方向外側、径方向内側、フロント側、リヤ側および周方向両側への移動を規制することができる。これにより、永久磁石40aを爪状磁極131aと131bとの間に固定する接着剤が硬化するまでの間に、永久磁石40aの取付け位置がずれることを防止できる。
なお、実施の形態1では、隣り合う爪状磁極131aと爪状磁極131bとの間に、永久磁石40aのみを挿入していた。これに対して、図9に示すように、鍔部132a及び132bと、永久磁石40aとの間に、非磁性体で構成された平板41aをさらに挿入してもよい。これにより、永久磁石40aにかかる応力が緩和される。
図10は、実施の形態1の第1変形例を示す図である。第1変形例における回転子5の爪状磁極131aは、段差部133a及び凸部134aを有していない。第1変形例の回転子5は、ボビン45の羽部451fが、リヤ側まで延長されて形成されている。そして、延長して形成された羽部451fは、永久磁石40aの径方向内側及びリヤ側を支持している。これにより、爪状磁極131aが段差部133a及び凸部134aを有していない回転子5においても、永久磁石40aのリヤ側及び径方向内側を支持することができる。
また、図11は、実施の形態1の第2変形例を示す図である。第2変形例の回転子5の爪状磁極131aは、段差部133aを有していない。第2変形例の回転子5は、ボビン45の羽部451fによって永久磁石40aの径方向内側を支持している。そして、爪状磁極131aの凸部134aによって、永久磁石40aのリヤ側を支持している。これにより、爪状磁極131aが段差部133aを有していない回転子5においても、永久磁石40aの径方向内側を支持することができる。
さらに、図12は、実施の形態1の第3変形例を示す図である。第3変形例の回転子5の爪状磁極131aは、段差部133aを有していない。第3変形例の回転子5は、ボビン本体45aのリヤ側を延長して段付き支持部453rを形成し、永久磁石40aの径方向内側及びリヤ側を支持している。これにより、爪状磁極131aが段差部133aを有していない回転子5においても、永久磁石40aのリヤ側及び径方向内側を支持することができる。
実施の形態2.
図13は、実施の形態2における回転子5を示す図である。実施の形態2の回転子5は、ボビン45に形成された支持部の形状が、実施の形態1の回転子5とは異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図13に示すように、実施の形態2の回転子5は、ボビン本体45aのリヤ側から、爪状磁極131aのフロント側に向けて、支持部としての突起部451rが延出している。突起部451rの先端部は、永久磁石40aのフロント側に接触している。
このように、実施の形態2の回転子5では、突起部451rのボビン本体45aからの長さを、実施の形態1の突起部452fよりも長くしている。これにより、実施の形態1よりも小さい力で突起部451rを弾性変形させることができる。よって、永久磁石40aの挿入性を向上させることができる。なお、永久磁石40aの径方向内側及びリヤ側の支持は、実施の形態1の第1変形例から第3変形例と同様の形態であっても良い。
実施の形態3.
図14〜図17は、本発明の実施の形態3の回転子5を示す図である。実施の形態3の回転子5は、第1の支持部としての段付き支持部453fと、第2の支持部としての段付き支持部453rとを有する点が、実施の形態1の回転子5とは異なる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
図14に示すように、実施の形態3の回転子5は、ボビン本体45aのフロント側から爪状磁極131aに向けて延出する段付き支持部453fと、ボビン本体45aのリヤ側から爪状磁極131aに向けて延出する段付き支持部453rとを有している。
図15は、永久磁石40aの先端が、爪状磁極131a及び131bの間に挿入された状態を示している。永久磁石40aの先端部が段付き支持部453fに接触すると、段付き支持部453fが弾性変形してたわむ。
図16は、永久磁石40aの先端が、爪状磁極131a及び131bの間にさらに挿入された状態を示している。永久磁石40aの先端が段付き支持部453rに突き当たると、段付き支持部453rが弾性変形してたわむ。さらに永久磁石40aが挿入されると、永久磁石40aのフロント側が、段付き支持部453fを通過する。すると、図17に示すように、段付き支持部453fが弾性力によって復元し、永久磁石40aのフロント側を支持する。この結果、永久磁石40aは、段付き支持部453rによってリヤ側及び径方向内側が支持され、段付き支持部453fによって、フロント側及び径方向内側が支持される。
このように構成された実施の形態3の回転子5によれば、爪状磁極131aが段差部133a及び凸部134aを有していない回転子5においても、永久磁石40aのリヤ側及び径方向内側を支持することができる。
実施の形態4.
図18から図20は、実施の形態4の回転子5を示す図である。実施の形態4の回転子5は、第1の支持部として、段付き支持部453fをL字部454fとした点が、実施の形態3とは異なる。他の構成は、実施の形態3と同様である。
図18に示すように、実施の形態4の回転子5は、ボビン本体45aのフロント側から、爪状磁極131aに向けて延出する、支持部としてのL字部454fを有している。
図19は、永久磁石40aの先端が、爪状磁極131a及び131bの間に挿入された状態を示している。永久磁石40aの先端部がL字部454fに接触すると、L字部454fが広げられるように変形する。
図20は、永久磁石40aの先端が、爪状磁極131a及び131bの間にさらに挿入された状態を示している。永久磁石40aの先端が段付き支持部453rに突き当たると、永久磁石40aのフロント側の端部は、L字部454fの先端に形成されたL字形状の、二股に分岐している根元付近に位置する。これにより、永久磁石40aは、段付き支持部453rによってリヤ側及び径方向内側が支持され、L字部454fによって、フロント側及び径方向内側が支持される。
このように構成された実施の形態4の回転子5によれば、爪状磁極131aが段差部133a及び凸部134aを有していない回転子5においても、永久磁石40aのリヤ側及び径方向内側を支持することができる。
1 回転電機、2 回転電機本体、3 制御装置、4 固定子、5 回転子、6 ケース、7 フロントブラケット、8 リヤブラケット、10 固定子鉄心、11 固定子巻線、12 回転軸、13 回転子鉄心、13A 第1の鉄心部、13B 第2の鉄心部、131a,131b 爪状磁極、132a,132b 鍔部、133a,133b 段差部、134a 凸部、14 回転子巻線、40a 永久磁石(磁石)、41a 平板、45 ボビン、45a ボビン本体、451f 羽部(支持部)、451r 突起部(支持部)、452f 突起部(支持部)、453f 段付き支持部(第1の支持部)、453r 段付き支持部(第2の支持部)、454f L字部(第1の支持部)。

Claims (4)

  1. 回転子鉄心、
    前記回転子鉄心に設けられ、周方向について互いに間隔を置いて配置されている複数の磁石、
    前記回転子鉄心に設けられ、前記複数の磁石よりも径方向内側に配置されている回転子巻線、及び
    前記回転子巻線と前記回転子鉄心との間に介在するボビンを備え、
    前記回転子鉄心は、第1の鉄心部及び第2の鉄心部を有し、
    前記第1の鉄心部は、周方向について互いに間隔を置いて配置されている複数の第1の爪状磁極を有し、
    前記第2の鉄心部は、周方向について互いに間隔を置いて配置されている複数の第2の爪状磁極を有し、
    前記第1の鉄心部及び前記第2の鉄心部は、前記第1の爪状磁極と前記第2の爪状磁極とが周方向について交互に配置された状態で互いに組み合わされており、
    前記複数の磁石のそれぞれは、前記第1の爪状磁極と前記第2の爪状磁極との間に配置され、
    前記ボビンは、前記複数の磁石よりも前記回転子鉄心の径方向内側で前記回転子鉄心と前記回転子巻線との間に介在しているボビン本体と、前記ボビン本体に設けられ、前記複数の磁石のそれぞれを支持する支持部とを有している回転電機の回転子。
  2. 前記支持部は、弾性部材で形成され、
    前記支持部は、前記磁石における、前記回転子鉄心の軸方向の部位を支持する、
    請求項1に記載の回転電機の回転子。
  3. 前記支持部は、弾性部材で形成され、
    前記支持部は、前記磁石における、前記回転子鉄心の軸方向の部位と、前記回転子鉄心の径方向内側の部位とを支持する、
    請求項1に記載の回転電機の回転子。
  4. 前記支持部は、弾性部材で形成された第1の支持部と、弾性部材で形成された第2の支持部とを有し、
    前記第1の支持部は、前記磁石における、前記回転子鉄心の軸方向の一方の部位と径方向内側の部位とを支持し、
    前記第2の支持部は、前記磁石における、前記回転子鉄心の軸方向の他方の部位と径方向内側の部位とを支持する、
    請求項1に記載の回転電機の回転子。
JP2017157834A 2017-08-18 2017-08-18 回転電機の回転子 Active JP6516804B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017157834A JP6516804B2 (ja) 2017-08-18 2017-08-18 回転電機の回転子
FR1852991A FR3070226B1 (fr) 2017-08-18 2018-04-06 Rotor pour machine electrique rotative
DE102018205450.9A DE102018205450A1 (de) 2017-08-18 2018-04-11 Rotor für rotierende elektrische Maschine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017157834A JP6516804B2 (ja) 2017-08-18 2017-08-18 回転電機の回転子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019037078A true JP2019037078A (ja) 2019-03-07
JP6516804B2 JP6516804B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=65234874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017157834A Active JP6516804B2 (ja) 2017-08-18 2017-08-18 回転電機の回転子

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6516804B2 (ja)
DE (1) DE102018205450A1 (ja)
FR (1) FR3070226B1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10201149A (ja) * 1997-01-14 1998-07-31 Denso Corp ランデルコア型回転電機
JP2007282301A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Denso Corp 回転電機の回転子の製造方法
JP2010136549A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Denso Corp 回転電機の回転子

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2784248B1 (fr) 1998-10-02 2000-12-22 Valeo Equip Electr Moteur Alternateur pour vehicule avec rattrapage de jeu sur les aimants interpolaires
JP4692428B2 (ja) 2006-07-21 2011-06-01 株式会社デンソー 車両用回転電機の回転子とその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10201149A (ja) * 1997-01-14 1998-07-31 Denso Corp ランデルコア型回転電機
JP2007282301A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Denso Corp 回転電機の回転子の製造方法
JP2010136549A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Denso Corp 回転電機の回転子

Also Published As

Publication number Publication date
JP6516804B2 (ja) 2019-05-22
FR3070226A1 (fr) 2019-02-22
FR3070226B1 (fr) 2022-10-28
DE102018205450A1 (de) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5519808B2 (ja) ステータおよびこのステータを備える回転電機
US7211922B2 (en) Rotor for rotating electric machine
JP5769828B2 (ja) 回転電機のスリップリング装置
JP2010104124A (ja) 回転電機、及びその製造方法
JPWO2015097753A1 (ja) 回転電機
JP2008160973A (ja) ロータ及び回転電機
JP2013062901A (ja) ステータおよびこのステータを備える回転電機
JP4697292B2 (ja) 回転電機の回転子
WO2017122606A1 (ja) ステータ、モータ及びステータの製造方法
CN113273064A (zh) 旋转电机的转子
CN210053260U (zh) 马达
JP6656338B1 (ja) 回転電機の回転子の製造方法
US20190280554A1 (en) Rotating electric machine
JP2019037078A (ja) 回転電機の回転子
JP2018137990A (ja) モータ
JP6330333B2 (ja) モータ
JP2865091B2 (ja) 交流発電機およびその製造方法
JP6381717B1 (ja) 車両用回転電機の回転子
JP6381700B2 (ja) 回転電機の回転子の製造方法
JP6336178B1 (ja) 車両用回転電機の回転子
CN107306514B (zh) 旋转电机
CN110661350B (zh) 马达
JP6671521B1 (ja) 車両用回転電機
KR20170099711A (ko) 차량용 교류발전기의 회전자 어셈블리
WO2023166818A1 (ja) 電機子及び回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6516804

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250