JP2019032757A - 記憶制御装置、記憶装置および書き込み制御方法 - Google Patents

記憶制御装置、記憶装置および書き込み制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不揮発の記憶部の長寿命化を図りながら、緊急時におけるデータの消失を有効に抑制できる記憶制御装置、記憶装置および書き込み制御方法を提供する。【解決手段】実施形態の記憶制御装置は、収集部と、制御部と、を備える。収集部は、不揮発の記憶部に書き込むデータを収集する。制御部は、異常事態の発生を予測したことを示す緊急予測通知を受け取った場合に、前記データを収集してから前記記憶部に書き込むまでの時間が前記緊急予測通知を受け取る前よりも短くなるように制御する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、記憶制御装置、記憶装置および書き込み制御方法に関する。
例えば、自動車の事故発生時の状況などを解析するためには、車載ネットワーク上の情報、車外からと車外への情報、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)の処理に関する情報、センサが取得した自動車の周辺に関する情報などが有用なデータとなる。そこで、こうしたデータをSSD(Solid State Drive)やeMMC(embedded Multi Media Card)といった不揮発の記憶部にログとして書き込んで記憶させることが検討されている。ここで、ログを記憶する記憶部は、利用環境に応じた寿命が確保されることが望まれる。例えば、記憶部を自動車に搭載する場合、自動車のライフサイクルを考慮して15年程度は永続的に利用できることが求められる。
記憶媒体にNANDフラッシュメモリを用いるSSDやeMMCなどの記憶部は、データの書き込み頻度が寿命に影響を及ぼす。このため、記憶部に書き込むデータを一時的に揮発領域に一定量保持した後に記憶部に書き込むことで、記憶部の長寿命化を図ることができる。しかし、例えば自動車の事故発生時などの緊急時には電源が遮断されることも想定され、その場合は揮発領域に保持されたデータが記憶部に書き込まれる前に消失し、事故発生直前に収集されたデータなどの重要度の高いデータが記録できなくなる問題がある。そこで、不揮発の記憶部の長寿命化を図りながら、緊急時におけるデータの消失を有効に抑制できるようにすることが求められている。
特開2014−186466号公報
本発明が解決しようとする課題は、不揮発の記憶部の長寿命化を図りながら、緊急時におけるデータの消失を有効に抑制できる記憶制御装置、記憶装置および書き込み制御方法を提供することである。
実施形態の記憶制御装置は、収集部と、制御部と、を備える。収集部は、不揮発の記憶部に書き込むデータを収集する。制御部は、異常事態の発生を予測したことを示す緊急予測通知を受け取った場合に、前記データを収集してから前記記憶部に書き込むまでの時間が前記緊急予測通知を受け取る前よりも短くなるように制御する。
実施形態に係る記憶装置の適用例を説明するシステム構成図。 実施形態に係る記憶装置の機能的な構成例を示すブロック図。 実施形態に係る記憶装置のハードウェア構成例を示すブロック図。 領域管理テーブルの一例を示す図。 ログ管理テーブルの一例を示す図。 制御部による書き込み制御の処理手順の一例を示すフローチャート。 緊急書き込み方式によりデータを書き込む際の書き込み部の処理手順の一例を示すフローチャート。 通常書き込み方式によりデータを書き込む際の書き込み部の処理手順の一例を示すフローチャート。 制御部による転送制御の処理手順の一例を示すフローチャート。 転送部の処理手順の一例を示すフローチャート。 第1変形例における記憶装置の機能的な構成例を示すブロック図。 第1変形例における制御部の処理手順の一例を示すフローチャート。 第2変形例における記憶装置の機能的な構成例を示すブロック図。 第2変形例における制御部の処理手順の一例を示すフローチャート。 第2変形例における転送部の処理手順の一例を示すフローチャート。
以下、実施形態の記憶制御装置、記憶装置および書き込み制御方法について、図面を参照して詳細に説明する。以下では、自動車の事故発生時の状況などを解析するために有用なデータを記憶する用途での適用例を説明するが、適用可能な形態はこれに限らない。
図1は、本実施形態に係る記憶装置100の適用例を説明するシステム構成図である。図1に示すように、記憶装置100は、例えば自動車Vに搭載される。自動車Vには、各種のECU10が設けられており、少なくともこれらECU10がネットワークバス30や車載ゲートウェイ装置20を介して通信する車載ネットワークが自動車V内に構築されている。
ECU10は、自動車V内の様々な対象装置を制御する。対象装置は、例えば、エンジンなどの自動車Vの運動系の装置、燃料供給装置などのエネルギ系の装置、窓またはドアなどのボディ系の装置、オーディオ装置などのエンターテイメント系の装置である。ECU10は、対象装置を制御するために車載ネットワーク上の他のECU10と通信する場合もある。また、ECU10は、自身に接続されたセンサのデータを用いて対象装置を制御する場合もある。
車載ゲートウェイ装置20は、ネットワークバス30を介して各ECU10と接続し、異なるネットワークバス30を跨ったECU10間での通信の中継などを行う。また、車載ゲートウェイ装置20は、インターネットなどの外部ネットワーク40を介して外部サーバ50と接続し、外部サーバ50から提供される情報をECU10に送ったり、ECU10が出力する情報を外部サーバ50に送信したりといった機能を持つ。
本実施形態に係る記憶装置100は、例えば、車載ゲートウェイ装置20に接続され、車載ゲートウェイ装置20に入力される各種のデータをログとして記憶する。ただし、記憶装置100は、車載ゲートウェイ装置20に接続するだけでなく、ECU10に接続してもよい。この場合、記憶装置100が記憶するデータは、ECU10に入力されるデータあるいはECU10の処理結果のデータなどである。また、記憶装置100は、車載ゲートウェイ装置20やECU10の内部に設ける構成であってもよい。
図2は、本実施形態に係る記憶装置100の機能的な構成例を示すブロック図であり、図3は、本実施形態に係る記憶装置100のハードウェア構成例を示すブロック図である。記憶装置100は、図2および図3に示すように、記憶部110と記憶制御装置120とを備える。
記憶部110は、電源が遮断されても記憶しているデータを消失しない不揮発の記憶部である。記憶部110としては、例えば、記憶媒体にNANDフラッシュメモリを用いるSSDやeMMCなどのストレージデバイスを用いることができる。
記憶制御装置120は、例えば図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ(プロセッサ回路)101と、RAM(Random Access Memory)などのメインメモリ102と、制御プログラムを格納するプログラムROM(Read Only Memory)103と、ストレージデバイス(記憶部)110に接続するストレージI/F(インタフェース)104と、車載ゲートウェイ装置20と通信するための通信I/F105とを備え、これらがバス106により接続されたハードウェア構成を有する。そして、例えば、プロセッサ101がメインメモリ102をワークエリアとして利用して、プログラムROM103に格納された制御プログラムを実行することにより、図2に示す記憶制御装置120内部の機能的な構成要素が実現される。
すなわち、記憶制御装置120は、図3に示すハードウェアとソフトウェア(制御プログラム)とにより実現される機能的な構成要素として、図2に示すように、通信部121と、収集部122と、書き込み部123と、制御部124と、転送部125と、読み出し部126とを備える。なお、記憶制御装置120は、これらの機能的な構成要素の一部または全部を、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの専用のハードウェアを用いて実現する構成であってもよい。
通信部121は、車載ゲートウェイ装置20との間でデータ交換を行う機能である。通信部121は、例えば、車載ゲートウェイ装置20に入力される各種のデータを、車載ゲートウェイ装置20から受信する。これらのデータは、例えば、車載ネットワーク上の情報、車外からと車外への情報、ECU10の処理に関する情報、センサが取得した自動車の周辺に関する情報などを含む。
また、通信部121は、例えば、車載ネットワーク上のいずれかのECU10などから緊急予測通知が出力されると、車載ゲートウェイ装置20を介してこの緊急予測通知を受信し、制御部124に送る。緊急予測通知は、例えば、自動車Vの事故発生、ECU10の異常や故障、ECU10が制御する対象装置の異常や故障など、自動車Vの異常事態の発生を予測したことを示す通知である。
収集部122は、車載ゲートウェイ装置20に入力される各種のデータを収集する機能である。収集部122によるデータの収集は、車載ゲートウェイ装置20に能動的に入力されるデータを収集する方法と、収集部122が取得要求を行い、ECU10などがこの要求に応答することによって収集する方法とがある。収集部122により収集されたデータは、揮発領域に保持される。収集部122は、揮発領域に保持するデータ量が一定量に達すると、制御部124に収集完了通知を送る。
書き込み部123は、収集部122が収集したデータをログとして記憶部110に書き込む機能である。書き込み部123によるデータの書き込み方式には、収集部122により収集されて揮発領域に保持されたデータ量が一定量に達したら記憶部110に書き込む通常書き込み方式(第1方式)と、データ量に関わらず(例えば、収集部122により収集されたデータを随時)書き込む緊急書き込み方式(第2方式)とがある。
制御部124は、記憶部110の状態を把握しながら、記憶装置100の全体の動作を制御する機能である。記憶部110の状態は、例えば、図4に示すような領域管理テーブル131と、図5に示すようなログ管理テーブル132とを用いて管理される。
領域管理テーブル131は、記憶部110の容量を管理するためのテーブルであり、例えば図4に示すように、記憶部110を構成するドライブごとに、ドライブ名と、全体容量と、ブロック数と、空き容量と、空きブロック数とが格納される。空き容量や空きブロック数は、例えば記憶部110内の管理機能により随時検知されて領域管理テーブル131の値が更新される。なお、図4に示す例では、記憶部110が複数のドライブを含む場合を想定しているが、記憶部110が単一のドライブのみを有する場合は、そのドライブの全体容量、ブロック数、空き容量、空きブロック数が領域管理テーブル131に格納される。
ログ管理テーブル132は、記憶部110に書き込まれたログを管理するためのテーブルであり、例えば図5に示すように、記憶部110に書き込まれたログごとに、ログを識別するログ識別子と、書き込み時刻と、上書き禁止フラグの値と、転送済みフラグの値とを格納する。上書き禁止フラグは、ログの上書きを禁止して記憶部110内に永続的に保持することを示すフラグであり、図5の例では、上書き禁止フラグが未設定の場合(デフォルト)は値“0”が格納され、上書き禁止フラグが設定されると値が“0”から“1”に変更される。また、転送済みフラグは、ログが外部(例えば図1に示した外部サーバ50)に転送されたことを示すフラグであり、図5の例では、未転送の場合(デフォルト)は値“0”が格納され、外部に転送されると値が“0”から“1”に変更される。
このログ管理テーブル132には、収集部122により収集されたデータが書き込み部123によってログとして記憶部110に書き込まれるたびに、そのログに関するエントリが随時追加されていく。また、記憶部110に書き込まれたログが記憶部110から削除されると、そのログに関するエントリがログ管理テーブル132から削除される。
制御部124は、例えば、上述のような領域管理テーブル131やログ管理テーブル132を参照して記憶部110の空き容量や記録されているログを把握する。そして、記憶部110の空き容量が少なくなってくると、転送部125にログ転送要求通知を送ることで記憶部110に記録されているログを外部に転送させたり、記憶部110から不要なログを削除したりといった制御を行う。
なお、記憶部110の空き容量が切迫した場合(記憶部110の空き容量が閾値以下となった場合)、制御部124は、記憶装置100がデータを記録できない状態にあることを示す記録不可通知を、通信部121から車載ゲートウェイ装置20に対して送信するようにしてもよい。この記録不可通知は、例えば、車載ゲートウェイ装置20からネットワークバス30を介して各ECU10にブロードキャストされる。記録不可通知を受け取った各ECU10は、記憶装置100がデータを記録できない状態にあることを認識し、ネットワークバス30上に送出するデータを、記憶装置100の記憶部110の代わりにECU10内部の記憶部に保持するといった処理を行うことが可能となる。
また、制御部124は、書き込み部123によるデータの書き込みを制御する。特に、制御部124は、通信部121から上述の緊急書き込み通知(所定の通知の一例)を受け取ると、収集部122がデータを収集してから記憶部110に書き込むまでの時間が、緊急書き込み通知を受け取る前よりも短くなるように、書き込み部123によるデータの書き込みを制御する。
具体的には、制御部124は、収集部122から揮発領域に保持したデータ量が一定量に達したことを示す収集完了通知を受け取ると、書き込み部123に対して書き込み通知を送ることにより、書き込み部123が上述の通常書き込み方式で記憶部110にデータを書き込むように制御する。また、制御部124は、通信部121を介して上述の緊急予測通知を受け取ると、書き込み部123に対して緊急書き込み通知を送り、書き込み部123が上述の緊急書き込み方式で記憶部110にデータを書き込むように制御する。すなわち制御部124は、緊急予測通知を受け取ると、書き込み部123の書き込み方式を通常書き込み方式から緊急書き込み方式に切り替える。
上述の上書き禁止フラグは、例えば、緊急書き込み方式で記憶部110に書き込まれたログに対して設定される。あるいは、緊急書き込み方式で記憶部110に書き込まれたログに加え、書き込み部123の書き込み方式を通常書き込み方式から緊急書き込み方式に切り替えた時点から所定時間前までに通常書き込み方式により記憶部110に書き込まれたログに対しても、上書き禁止フラグを設定するようにしてもよい。上書き禁止フラグの設定は、書き込み部123が記憶部110にデータを書き込み、ログ管理テーブル132に新たなエントリが追加されるたびに制御部124が行ってもよいし、書き込み部123が行ってもよい。
転送部125は、記憶部110に記録されたログを外部(例えば外部サーバ50)に転送する機能である。転送部125は、制御部124からログ転送要求通知を受け取ると、未転送のログの読み出しを読み出し部126に要求し、この要求に応じて読み出し部126が記憶部110から読み出したログを、通信部121を介して外部に転送する。
読み出し部126は、記憶部110からログを読み出す機能である。読み出し部126は、例えば、転送部125からの要求に応じて、記憶部110が記憶するログのうち、外部に転送されていない未転送のログを記憶部110から読み出して、転送部125に渡す。
次に、本実施形態に係る記憶装置100の動作について、フローチャートを参照しながら説明する。図6は、制御部124による書き込み制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図6のフローチャートで示す一連の処理は、制御部124が割り込み通知を受けるたびに実施される。
制御部124は、割り込み通知を受け取ると、受け取った割り込み通知が緊急予測通知であるか、収集完了通知であるかを判断する(ステップS101、ステップS104)。そして、受け取った割り込み通知が緊急予測通知の場合(ステップS101:Yes)、制御部124は、書き込み部123に対して緊急書き込み通知を送り(ステップS102)、緊急予測フラグを設定して(ステップS103)、処理を終了する。緊急予測フラグは、制御部124が緊急予測通知を受け取ったことを示すフラグである。この緊急予測フラグが設定されると、緊急予測通知を受け取ってからの経過時間のカウントが開始される。
一方、受け取った割り込み通知が収集部122からの収集完了通知の場合(ステップS101:No、ステップS104:Yes)、制御部124は、まず緊急予測フラグが設定されているか否かを確認する(ステップS105)。そして、緊急予測フラグが設定されていれば(ステップS105:Yes)、緊急予測フラグを設定してから予め定めた一定時間が経過しているか否かを判断する(ステップS106)。ここで、緊急予測フラグを設定してから一定時間が経過していなければ(ステップS106:No)、処理を終了する。なお、受け取った割り込み通知が緊急予測通知でも収集完了通知でもない場合(ステップS104:No)、制御部124は書き込み制御を行うことなく処理を終了する。
一方、緊急予測フラグを設定してから一定時間が経過していれば(ステップS106:Yes)、制御部124は緊急予測フラグを解除し(ステップS107)、書き込み部123に対して書き込み通知を送って(ステップS108)、処理を終了する。また、ステップS105で緊急予測フラグが設定されていない場合も(ステップS105:No)、制御部124は書き込み部123に対して書き込み通知を送り(ステップS108)、処理を終了する。
図7は、緊急書き込み方式により記憶部110にデータを書き込む際の書き込み部123の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図7のフローチャートで示す一連の処理は、書き込み部123が制御部124から緊急書き込み通知を受け取ると開始される。
書き込み部123は、制御部124から緊急書き込み通知を受け取ると、まず、緊急書き込みフラグを設定する(ステップS201)。緊急書き込みフラグは、緊急書き込み方式によりデータの書き込みを行うことを示すフラグである。
次に、書き込み部123は、収集部122により収集されたデータがあるか否かを判定する(ステップS202)。そして、収集部122により収集されたデータがあれば(ステップS202:Yes)、書き込み部123は、収集部122により収集されたデータをログとして記憶部110に書き込み(ステップS203)、書き込んだログに関するエントリをログ管理テーブル132に追加して、ログ管理テーブル132を更新する(ステップS204)。このとき、書き込んだログに対して上書き禁止フラグが設定される。
一方、収集部122により収集されたデータがなければ(ステップS202:No)、ステップS203およびステップS204の処理は行われず、ステップS205に進む。ステップS205では、緊急書き込みフラグが解除されたか否かが判断される。緊急書き込みフラグは、後述のように、書き込み部123が制御部124から書き込み通知を受け取ると解除される。ここで、緊急書き込みフラグが解除されていなければ(ステップS205:No)、ステップS202に戻って以降の処理が繰り返される。そして、緊急書き込みフラグが解除されると(ステップS205:Yes)、処理を終了する。
図8は、通常書き込み方式により記憶部110にデータを書き込む際の書き込み部123の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図8のフローチャートで示す一連の処理は、書き込み部123が制御部124から書き込み通知を受け取ると開始される。
書き込み部123は、制御部124から書き込み通知を受け取ると、まず、緊急書き込みフラグが設定されているか否かを確認する(ステップS301)。そして、緊急書き込みフラグが設定されていれば(ステップS301:Yes)、緊急書き込みフラグを解除する(ステップS302)。
次に、書き込み部123は、収集部122により収集されて揮発領域に保持されたデータを記憶部110にログとして書き込み(ステップS303)、書き込んだログに関するエントリをログ管理テーブル132に追加して、ログ管理テーブル132を更新する(ステップS304)。このとき、書き込んだログに対して上書き禁止フラグは設定されない。
収集部122により収集されて揮発領域に保持されるデータ量は、書き込み部123が記憶部110に一度に書き込めるデータ量(書き込みサイズ)と比べて大きい。そのため、書き込み部123は、通常書き込み方式でデータを記憶部110に書き込む場合、書き込みサイズ分のデータを記憶部110に書き込む処理を繰り返す。すなわち、書き込み部123は、書き込みサイズ以上のデータが揮発領域に残っているかを判定し(ステップS305)、残っていれば(ステップS305:Yes)、ステップS303に戻って処理を繰り返す。そして、揮発領域に残っているデータ量が書き込みサイズ未満になると(ステップS305:No)、処理を終了する。
図9は、制御部124による転送制御の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図9のフローチャートで示す一連の処理は、記憶部110の空き容量が第1閾値以下になると開始される。記憶部110の空き容量は、例えば、上述の領域管理テーブル131を参照することにより検知される。
記憶部110の空き容量が第1閾値以下になると、制御部124は、転送部125に対してログ転送要求通知を送る(ステップS401)。その後、制御部124は、転送部125からログ転送完了通知を受信するまで待機し(ステップS402:No)、ログ転送完了通知を受信すると(ステップS402:Yes)、外部に転送されたログに対して転送済みフラグを設定する(ステップS403)。
なお、本実施形態ではログの転送先として、外部ネットワーク40に接続された外部サーバ50を想定する。このため、車載ゲートウェイ装置20が外部ネットワーク40に接続可能な環境にない場合、制御部124から転送部125にログ転送要求通知が送られてもログの転送はすぐには実施されず、その間に記憶部110に対するデータの書き込みが行われることもある。また、ログを外部サーバ50に転送している間にも記憶部110に対するデータの書き込みが行われることもある。この場合、ログの転送が完了したときの記憶部110の空き容量が、ログの転送を行う前よりもさらに低下することになる。
ログの転送が完了すると、制御部124は、記憶部110の空き容量が上述の第1閾値よりも小さい第2閾値以下であるか否かを判断する(ステップS404)。そして、記憶部110の空き容量が第2閾値以下でなければ(ステップS404:No)、制御部124は、記憶部110が記憶するログのうち、転送済みフラグが設定され、かつ、上書き禁止フラグが設定されていないログを記憶部110から削除する(ステップS406)。
一方、記憶部110の空き容量が第2閾値以下にまで低下していれば(ステップS404:Yes)、制御部124は、上書き禁止フラグが設定されているか否かに関わらず、転送済みフラグが設定されているログを全て記憶部110から削除する(ステップS405)。そして、制御部124は、記憶部110から削除したログに関するエントリをログ管理テーブル132から削除し(ステップS407)、処理を終了する。
図10は、転送部125の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図10のフローチャートで示す一連の処理は、転送部125が制御部124からログ転送要求通知を受け取ると開始される。
転送部125は、制御部124からログ転送要求通知を受け取ると、まず、ログ管理テーブル132を参照して、転送済みフラグが設定されていない未転送のログのログ識別子のリストを取得する(ステップS501)。そして、転送部125は、取得したログ識別子のリストに含まれるログ識別子を用い、読み出し部126に対してこれらログ識別子で識別されるログの読み出しを要求する(ステップS502)。
その後、転送部125は、読み出し部126が記憶部110から読み出したログを取得し(ステップS503)、通信部121を介して外部にログを転送する(ステップS504)。例えば、通信部121から車載ゲートウェイ装置20にログを送信し、このログを車載ゲートウェイ装置20から外部ネットワーク40を介して外部サーバ50に送信させる。そして、ログの転送が完了すると、転送部125は、制御部124に対してログ転送完了通知を送り(ステップS505)、処理を終了する。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態によれば、制御部124が緊急予測通知を受け取るまでは、書き込み部123が、収集部122により収集されたデータを揮発領域に一定量保持してから記憶部110に書き込む通常書き込み方式によりデータの書き込みを行う。そして、制御部124が緊急予測通知を受け取ると、書き込み部123は、収集部122により収集されたデータをすぐに記憶部110に書き込む緊急書き込み方式によりデータの書き込みを行う。したがって、不揮発の記憶部110の長寿命化を図りながら、緊急時におけるデータの消失を有効に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、緊急書き込み方式により記憶部110に書き込まれたデータ(ログ)、あるいは、これに加えて、緊急書き込み方式に切り替えた時点から所定時間前までに通常書き込み方式により記憶部110に書き込まれたデータ(ログ)の上書きを禁止するようにしているので、自動車Vの事故発生時の状況などを解析する上で特に有用になると想定されるこれらのログを永続的に保持することができる。
また、本実施形態によれば、記憶部110の空き容量が少なくなると記憶部110が記憶するログを外部に転送するようにしているので、記憶部110が記憶するログが上書きによって消失することを有効に抑制することができる。
また、本実施形態によれば、記憶部110の空き容量が少なくなると外部に転送したログのうち、上書きが禁止されていないログを記憶部110から削除し、記憶部110の空き容量がさらに少なくなると、外部に転送した全てのログを記憶部110から削除するようにしているので、記憶部110の空き容量を確保しながら、重要なログを長期的に保持することができる。
なお、以上説明した実施形態はあくまで一例であり、様々な変形が可能である。以下では、いくつかの変形例を説明する。なお、以下の説明において、上述した実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して、重複した説明を適宜省略する。
<第1変形例>
上述の実施形態では、緊急書き込み方式により記憶部110に書き込まれたデータ(ログ)の上書きを禁止するようにしているので、例えば、自損事故により緊急予測通知が制御部124に送られた場合や、走行中の路面状況などの偶発的要因によって故障と判断されて緊急予測通知が制御部124に送られた場合であっても、そのときに書き込まれたログの上書きが禁止される。しかし、これらのログは自動車Vの事故原因を解明して責任の所在を明らかにするといった用途での有用性が低く、永続的に保持する必要性が低いと考えられる。また、これらのログの上書きが禁止されたままであると、上書きできないログが記憶部110に溜まり、記憶部110の容量を占有してしまう。
そこで、本変形例では、書き込み部123の書き込み方式が緊急書き込み方式から通常書き込み方式に復帰したときに、ユーザ(例えば自動車Vのドライバ)の指示に応じて、それまでの緊急書き込み方式で記憶部110に書き込んだデータ(ログ)に設定した上書き禁止フラグを解除する。例えば、ログを保持し続けるか否かをユーザに問い合わせ、保持し続ける旨の応答がなければ、それらのログの上書き禁止フラグを解除する。
図11は、本変形例における記憶装置100の機能的な構成例を示すブロック図である。記憶装置100の構成は上述の実施形態の構成(図2参照)と同様であるが、記憶制御装置120の制御部124が、自動車V内に設けられたユーザインタフェースである表示部140に接続されている。そして本変形例では、書き込み部123の書き込み方式が緊急書き込み方式から通常書き込み方式に復帰したときに、制御部124が、今回の緊急時において記録されたログを保持し続けるか否かを問い合わせるメッセージを表示部140に表示させる。そして、ログを保持し続ける旨の応答がなければ、通常書き込み方式に復帰する前の緊急書き込み方式により記憶部110に書き込まれたデータ(ログ)の上書き禁止フラグを解除する。
図12は、本変形例における制御部124の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図12のフローチャートで示す一連の処理は、書き込み部123の書き込み方式が緊急書き込み方式から通常書き込み方式に復帰したときに開始される。
書き込み部123の書き込み方式が緊急書き込み方式から通常書き込み方式に復帰すると、制御部124は、ログを保持し続けるか否かをユーザに問い合わせるメッセージを表示部140に表示させる(ステップS601)。そして、ユーザからログを保持し続ける旨の応答があれば(ステップS602:Yes)、制御部124は、上書き禁止フラグの解除は行わずにそのまま処理を終了する。一方、ユーザからログを保持し続ける旨の応答がなければ(ステップS602:No)、制御部124は、通常書き込み方式に復帰する前の緊急書き込み方式により記憶部110に書き込まれたデータ(ログ)の上書き禁止フラグを解除して(ステップS603)、処理を終了する。
本変形例によれば、ユーザが永続的に保持し続ける必要があると判断したログ以外は、上書き禁止フラグを解除して上書きできるようにしているので、上書きできないログが記憶部110に溜まって容量が逼迫する不都合を有効に回避することができる。
<第2変形例>
自動車Vの緊急時には、一般に、車内のデータが車外からのデータよりも重要性が高いと想定される。しかし、上述の実施形態では、車内のデータと車外からのデータを特に区別しないため、緊急予測通知が発生したときに、車外からのデータによって重要性の高い車内のデータの書き込みが正常に行えない可能性がある。そこで、本変形例では、制御部124が緊急予測通知を受け取ると、車外からのデータを遮断することにより、車内のデータの書き込みを正常に行えるようにする。また、本変形例では、制御部124が緊急予測通知を受け取ると、車内のデータを記憶部110に書き込むのと同時に車外へ転送することにより、重要性の高い車内のデータの消失をより効果的に防止する。
図13は、本変形例における記憶装置100の機能的な構成例を示すブロック図である。本変形例における記憶装置100は、上述の実施形態の構成(図2参照)に対し、フィルタリング部150を記憶制御装置120に追加した構成である。フィルタリング部150は、制御部124により起動/停止が制御され、制御部124により起動されると、停止するまでの間、通信部121によって受信されたデータのうち、車外からのデータを遮断する。
本変形例における制御部124は、緊急予測通知を受け取ると、書き込み部123に対して緊急書き込み通知を送るとともに、フィルタリング部150を起動する。また、本変形例における制御部124は、緊急予測通知を受け取ってから一定時間が経過すると(緊急予測フラグを設定してから一定時間が経過すると)、フィルタリング部150を停止する。
図14は、本変形例における制御部124の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図14のフローチャートで示す一連の処理は、図6のステップS103の処理の後にステップS701の処理とステップS702の処理とが追加され、図6のステップS107の処理とステップS108の処理との間にステップS703の処理が追加されたものである。以下では、追加の処理についてのみ説明する。
本変形例における制御部124は、ステップS103において緊急予測フラグを設定した後、フィルタリング部150を起動して(ステップS701)、車外からのデータを遮断させる。そして、制御部124は、データ転送要求通知を転送部125に送り(ステップS702)、収集部122により収集されたデータを外部に転送させる。
また、本変形例における制御部124は、ステップS107において緊急予測フラグを解除した後、フィルタリング部150を停止して(ステップS703)、車外からのデータも収集部122によって収集されるようにする。
図15は、本変形例における転送部125の処理手順の一例を示すフローチャートである。この図15のフローチャートで示す一連の処理は、転送部125が制御部124からデータ転送要求通知を受け取ると開始される。
本変形例における転送部125は、制御部124からデータ転送要求通知を受け取ると、収集部122により収集されたデータがあるか否かを判定する(ステップS801)。そして、収集部122により収集されたデータがあれば(ステップS801:Yes)、収集部122により収集されたデータを、通信部121を介して外部に転送する(ステップS802)。例えば、収集部122により収集されたデータを通信部121から車載ゲートウェイ装置20に送信し、このデータを車載ゲートウェイ装置20から外部ネットワーク40を介して外部サーバ50に送信させる。
その後、転送部125は、緊急予測フラグが解除されたか否かを確認し(ステップS803)、緊急予測フラグが解除されていなければ(ステップS803:No)、ステップS801に戻って以降の処理を繰り返す。そして、緊急予測フラグが解除されると(ステップS803:Yes)、処理を終了する。
本変形例によれば、緊急書き込み方式により記憶部110にデータの書き込みを行っている間は車外からのデータを遮断するので、重要性の高い車内のデータの書き込みを正常に行うことができる。また、車内のデータを記憶部110に書き込むのと同時に車外へ転送するようにしているので、重要性の高い車内のデータの消失をより効果的に防止することができる。
<第3変形例>
上述の実施形態では、緊急書き込み方式により記憶部110に書き込まれたデータ(ログ)に対して上書き禁止フラグを設定することで、そのログの上書きを禁止するようにしている。しかし、データの書き込みと上書き禁止フラグの設定を併せて行うと処理負荷が増加するため、緊急予測通知の発生時にデータの正常な書き込みに支障を来すことも想定される。
そこで、記憶部110に書き込まれたデータ(ログ)をデフォルトで上書き禁止の状態とし、処理負荷が低いことが想定される所定のタイミングで、記憶部110が記憶するログのうち、予め定めた条件を満たすデータの上書きを許可するようにしてもよい。例えば、図5に例示したログ管理テーブル132の「上書き禁止フラグ」を「上書き許可フラグ」に変更し、デフォルトでは上書き許可フラグが設定されていない状態、つまり、上書きが禁止されている状態とする。そして、自動車Vが停止したときなど、収集部122が収集するデータ量が少なくなることが想定されるタイミングで、例えば、過去に通常書き込み方式で記憶部110に書き込まれたデータなど、所定の条件を満たすデータ(ログ)に対して上書き許可フラグを設定する。また、上述の第1変形例のように、表示部140にログを保持し続けるか否かを問い合わせるメッセージを表示し、ユーザからの応答に応じて指定されたログに上書き許可フラグを設定するようにしてもよい。
<第4変形例>
上述の実施形態では、SSDやeMMCなどのストレージデバイスを記憶部110として用いることを想定した。しかし、記憶部110と記憶制御装置120とを備える記憶装置100をストレージデバイスとして実現してもよい。この場合、ストレージデバイス内のNANDフラッシュなどの不揮発メモリが記憶部110となり、記憶制御装置120は、ストレージデバイス内のコントローラとして実現される。
<第5変形例>
上述の実施形態は、記憶装置100を自動車Vに搭載する例を説明した。しかし、記憶装置100は、自動車Vに限らず、電車、飛行機、船舶、ロボットなどの他の移動体に搭載されてもよい。また、移動体に搭載する例に限らず、例えば、通信機能を持った家電機器が接続されたホームネットワークシステムに記憶装置100を組み込んでもよい。このような他の適用例においても、記憶装置100は、障害を事後的に解析するために有用なデータをログとして記憶部110に書き込む。そして、上述の実施形態と同様に書き込み方式の切り替えを行うことにより、記憶部110の長寿命化を図りながら、緊急時におけるデータの消失を有効に抑制できる。
以上、本発明の実施形態およびその変形例を説明したが、ここで説明した実施形態および変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。ここで説明した新規な実施形態および変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。ここで説明した実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
100 記憶装置
110 記憶部
120 記憶制御装置
121 通信部
122 収集部
123 書き込み部
124 制御部
125 転送部
126 読み出し部
140 表示部
150 フィルタリング部

Claims (16)

  1. 不揮発の記憶部に書き込むデータを収集する収集部と、
    異常事態の発生を予測したことを示す緊急予測通知を受け取った場合に、前記データを収集してから前記記憶部に書き込むまでの時間が前記緊急予測通知を受け取る前よりも短くなるように制御する制御部と、
    を備える記憶制御装置。
  2. 前記データの書き込み方式として、収集した前記データを揮発領域に保持し、保持するデータ量が一定量に達してから前記記憶部に書き込む第1方式と、収集した前記データを前記データ量に関わらず前記記憶部に書き込む第2方式とを有し、
    前記制御部は、前記緊急予測通知を受け取った場合に、前記データの書き込み方式を前記第1方式から前記第2方式に切り替える
    請求項1に記載の記憶制御装置。
  3. 前記書き込み方式は、前記制御部が前記緊急予測通知を受け取ってから所定時間経過後に前記第2方式から前記第1方式に復帰する
    請求項2に記載の記憶制御装置。
  4. 前記第2方式に従って前記記憶部に書き込まれた前記データに上書き禁止フラグが設定される
    請求項2または3に記載の記憶制御装置。
  5. 前記書き込み方式を前記第1方式から前記第2方式に切り替えた時点から所定時間前までに前記記憶部に書き込まれた前記データに上書き禁止フラグがさらに設定される
    請求項4に記載の記憶制御装置。
  6. 前記制御部は、前記書き込み方式が前記第2方式から前記第1方式に復帰したときに、ユーザの指示に応じて前記記憶部に書き込まれた前記データの上書き禁止フラグを解除する
    請求項4または5に記載の記憶制御装置。
  7. 前記データは、上書き禁止の状態で前記記憶部に書き込まれ、
    所定のタイミングで、前記記憶部に書き込まれた前記データのうち、予め定めた条件を満たす前記データに上書き許可フラグが設定される
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記憶制御装置。
  8. 前記記憶部に書き込まれた前記データを外部に転送する転送部をさらに備える
    請求項1乃至7のいずれか一項に記載の記憶制御装置。
  9. 前記転送部は、前記記憶部の空き容量が第1閾値以下になると、前記記憶部に書き込まれた前記データを外部に転送する
    請求項8に記載の記憶制御装置。
  10. 前記転送部は、前記制御部が前記緊急予測通知を受け取った場合に、前記記憶部に書き込まれた前記データを外部に転送する
    請求項8または9に記載の記憶制御装置。
  11. 前記制御部は、外部に転送された前記データを前記記憶部から削除する
    請求項8乃至10のいずれか一項に記載の記憶制御装置。
  12. 前記制御部は、前記記憶部の空き容量が第1閾値以下になると、前記記憶部に書き込まれた前記データのうち、外部に転送した前記データであって上書きが禁止されていない前記データを前記記憶部から削除し、前記記憶部の空き容量が前記第1閾値よりも小さい第2閾値以下になると、前記記憶部に書き込まれた前記データのうち、外部に転送した前記データをすべて削除する
    請求項11に記載の記憶制御装置。
  13. 前記記憶制御装置は移動体の内部に設けられ、
    前記制御部が前記緊急予測通知を受け取った場合に、前記移動体の外部から収集される前記データを遮断するフィルタリング部をさらに備える
    請求項1乃至12のいずれか一項に記載の記憶制御装置。
  14. 前記制御部は、前記記憶部の空き容量が第3閾値以下になると、データを記録できない状態にあることを示す記録不可通知を、前記データの送信元となる機器が受信できるように送信し、
    前記機器は、前記記録不可通知を受信すると、前記データを内部の記憶部に保持する
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の記憶制御装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載の記憶制御装置と、
    前記記憶部と、
    を備える記憶装置。
  16. 不揮発の記憶部に書き込むデータを収集するステップと、
    収集した前記データを前記記憶部に書き込むステップと、を有し、
    異常事態の発生を予測したことを示す緊急予測通知を受け取った場合に、前記データを収集してから前記記憶部に書き込むまでの時間が前記緊急予測通知を受け取る前よりも短くなるように制御する
    書き込み制御方法。
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