JP2019032059A - クリップ - Google Patents

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    • B60R13/0206Arrangements of fasteners and clips specially adapted for attaching inner vehicle liners or mouldings

Abstract

【課題】相手パネルの取付孔の幅方向における構成がコンパクトなものであっても、十分な斜め保持荷重を得ることができるクリップを提供すること。【解決手段】クリップ1のクリップ本体10は、湾曲して形成された頭部11と、頭部11から連続して形成されており弾性変形可能な一対の外脚12と、一対の外脚12に挟まれる格好を成しており、クリップ取付座のリブに装着可能な挟持爪19を有する内脚18とを備えている。一対の外脚12には、相手パネルの取付孔の縁に係合可能な係合斜面15が外側に向けて屈曲した第1屈曲点13と内側に向けて屈曲した第2屈曲点14との間に挟まれるように形成されている。一対の外脚12の内面12aのうち、第2屈曲点14における内面12aには、クリップ本体10に対して抜去荷重を作用させると、一対の外脚12の内面12aとリブとの間に生じている隙間を詰めることが可能な隙詰め部材16が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、クリップに関し、詳しくは、被取付部材に形成されているクリップ取付座のリブに装着したクリップ本体を相手パネルの取付孔に挿入することで、相手パネルに被取付部材を着脱可能に取り付けるクリップに関する。
この種のクリップとして、例えば、特許文献1に示される技術(第1従来技術)が既に知られている。この技術は、例えば、相手パネルである自動車のインストルメントパネル403にクリップ401を使用して被取付部材である内装部材402を取り付けるものである(図16参照)。このクリップ401のクリップ本体410は、湾曲して形成された頭部411と、この頭部411から連続して形成されており弾性変形可能な一対の外脚412と、この頭部411から連続して形成されており一対の外脚412に挟まれる格好を成しており、内装部材402のクリップ取付座421のリブ422に装着可能な挟持爪419を有する内脚418とから剛性を有する合成樹脂によって一体的に構成されている(図17〜19参照)。なお、これら一対の外脚412と内脚418とは、左右に対向するように形成されている。
そして、内装部材402のクリップ取付座421のリブ422に装着したクリップ本体410をインストルメントパネル403の取付孔430に挿入することで、このインストルメントパネル403に内装部材402を取り付けることができる(図20参照)。すなわち、内装部材402の取り付けに必要な保持荷重(垂直保持荷重)をクリップ401によって得ることができる。また、このインストルメントパネル403に内装部材402を取り付けたクリップ401のクリップ本体410を保持荷重に抗して取付孔430から引き抜く(クリップ本体410に抜去荷重を作用させる)ことで、このインストルメントパネル403から内装部材402を取り外すことができる。このようにクリップ401を使用して、インストルメントパネル403に対して内装部材402を着脱できる。
なお、図17〜19から明らかなように、このクリップ401は、一対の外脚412と内脚418とが分離した状態のものとなっている、すなわち、このクリップ401は、分離タイプのものとなっている。そのため、この分離タイプのクリップ401とは異なり、外脚と内脚とが一体となった係止脚512を有する一体タイプのクリップ501(図22参照、第2従来技術)と比較すると、そのインストルメントパネル403の取付孔430の幅方向(図16において、取付孔430の短手方向であり、一対の外脚412と内脚418とが左右に対向する方向(一対の外脚412の撓み方向))における構成をコンパクトなものにできる。
特開2013−44391号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、分離タイプのクリップ401であるため、その左右に対向する一対の外脚412は個々に撓み易いものとなっている。なお、図20から明らかなように、このクリップ401の使用状態(インストルメントパネル403に内装部材402を取り付けた状態)では、このクリップ401の左右に対向する一対の外脚412の内面412aと内装部材402のリブ422との間に隙間450が生じた状態となっている。そのため、このクリップ401の使用状態では、このクリップ401のクリップ本体410に斜め抜去荷重を作用させると、この左右に対向する一対の外脚412が個々に撓んで動いてしまうことがあった(図21参照)。したがって、このインストルメントパネル403の取付孔430からクリップ本体410が抜け落ちてしまうことがあった。結果として、このクリップ401には、斜め保持荷重が不足しているという問題が発生していた。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、相手パネルの取付孔の幅方向における構成がコンパクトなものであっても、十分な斜め保持荷重を得ることができるクリップを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、被取付部材に形成されているクリップ取付座のリブに装着したクリップ本体を相手パネルの取付孔に挿入することで、相手パネルに被取付部材を着脱可能に取り付けるクリップである。クリップ本体は、湾曲して形成された頭部と、頭部から連続して形成されており弾性変形可能な一対の外脚と、一対の外脚に挟まれる格好を成しており、リブに装着可能な挟持爪を有する内脚とを備えている。一対の外脚には、相手パネルの取付孔の縁に係合可能な係合斜面が外側に向けて屈曲した第1屈曲点と内側に向けて屈曲した第2屈曲点との間に挟まれるように形成されている。一対の外脚の内面のうち、第2屈曲点における内面には、クリップ本体に対して抜去荷重を作用させると、一対の外脚の内面とリブとの間に生じている隙間を詰めることが可能な隙詰め部材が形成されている。
請求項1の発明によれば、従来技術で説明したクリップと同様に、一対の外脚と内脚とが分離した状態となっている、すなわち、分離タイプのクリップとなっている。そのため、このクリップも、従来技術で説明したクリップと同様に、その相手パネルの取付孔の幅方向における構成をコンパクトなものにできる。また、このクリップのクリップ本体に斜め抜去荷重を作用させると、一対の外脚は、内側へ向けて弾性変形していくため、この一対の外脚の内面とリブとの間に生じている隙間が隙詰め部材によって詰められる。すなわち、この一対の外脚における内側へ向けた弾性変形がリブに対して隙詰め部材が干渉することによって規制されることとなる。そのため、この一対の外脚に生じる個々の撓みを抑制できる。したがって、クリップ本体を相手パネルの取付孔から引き抜き難くできるため、クリップによって得ることができる保持荷重を向上させることができる。結果として、クリップによって十分な斜め保持荷重を得ることができる。
第1実施形態に係るクリップを内装部材とインストルメントパネルと共に示した斜視図である。 図1のクリップの全体斜視図である。 図2の正面図である。 図2の右側面図である。 図2のクリップの使用状態における正面図である。 図5において、抜去荷重が作用した状態を示す図である。 第2実施形態に係るクリップの全体斜視図である。 図7の正面図である。 図7の右側面図である。 第1変形例に係るクリップの全体斜視図である。 図10の正面図である。 図10の右側面図である。 第2変形例に係るクリップの全体斜視図である。 図13の正面図である。 図13の右側面図である。 第1従来技術に係るクリップを内装部材とインストルメントパネルと共に示した斜視図である。 図16のクリップの全体斜視図である。 図17の正面図である。 図17の右側面図である。 図17のクリップの使用状態における正面図である。 図20において、抜去荷重が作用した状態を示す図である。 第2従来技術に係るクリップの全体斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜6を用いて説明する。なお、以下の説明にあたって、『被取付部材』、『相手パネル』の例として、『内装部材2』、『インストルメントパネル3』を説明することとする。これらのことは、後述する第2実施形態、第1変形例、第2変形例においても同様である。
はじめに、図1〜4を参照して、クリップ1と内装部材2とを個別に説明する。なお、インストルメントパネル3は、公知のものでよいため、その説明を省略することとする。
まず、クリップ1から説明する(図2〜4参照)。このクリップ1のクリップ本体10は、主として、湾曲して形成された頭部11と、この頭部11から連続して形成されており弾性変形可能な一対の外脚12と、この頭部11から連続して形成されており一対の外脚12に挟まれる格好を成しており、後述する内装部材2のクリップ取付座21のリブ22に装着可能な挟持爪19を有する内脚18とから形成されている。これら一対の外脚12と内脚18とは、左右に対向するように形成されている。なお、これら頭部11と一対の外脚12と内脚18とは、剛性を有する合成樹脂(例えば、PP等)によって一体的に構成されている。
この頭部11は、インストルメントパネル3に形成されている取付孔30に対してクリップ本体10を挿入するときの先行案内部となっている。そのため、この頭部11は、図2からも明らかなように、その外周面に丸みを帯びた湾曲形状を成している。
この一対の外脚12は、既に説明したように、頭部11から連続して形成されており弾性変形可能なものとなっている。この弾性変形は、クリップ本体10をインストルメントパネル3の取付孔30に挿入することで左右に対向する外脚12の間隔が狭まるように設定されている(図3参照)。この一対の外脚12における長手方向の途中部位には、インストルメントパネル3の取付孔30の縁に係合可能な係合斜面15が形成されている。この係合斜面15は、外側に向けて屈曲した第1屈曲点13と内側に向けて屈曲した第2屈曲点14との間に挟まれるように形成されている。
この一対の外脚12の内面12aのうち、第2屈曲点14における内面12aには、クリップ本体10に対して抜去荷重が作用すると、この一対の外脚12の内面12aと後述する内装部材2のリブ22との間に生じている隙間50を詰めることが可能な隙詰め部材16が形成されている。この隙詰め部材16は、クリップ1の正面視において、ドーム状(湾曲状)に盛り上がる形状を成している(図3参照)。
なお、この隙詰め部材16は、後述するクリップ1の使用状態において、インストルメントパネル3の取付孔30の内部に位置するように形成されている。また、この一対の外脚12は、その先端側(頭部11に対して反対側)が橋渡される格好で繋がっている。すなわち、この一対の外脚12の先端側は、第1橋渡し部材17によって繋がった状態になっている。
この内脚18は、既に説明したように、頭部11から連続して形成されており一対の外脚12に挟まれる格好を成したものとなっている。また、この内脚18は、既に説明したように、左右に対向するように形成されており、詳しくは、この左右に対向する内脚18は、後述する内装部材2のリブ22の板厚と同等若しくは僅かに狭い間隔をもって対向するように構成されている(図3参照)。
また、この内脚18は、左右に対向する内脚18自身の間に後述する内装部材2のリブ22を挿入することで、このリブ22に対して装着可能となっている。この内脚18における長手方向の途中部位には、内側に向けて屈曲した屈曲点18aが形成されている。また、この内脚18における内面18bのうち、屈曲点18aにおける内面18bには、このリブ22の係合孔22aの上縁に係合可能な挟持爪19が形成されている。これにより、内装部材2のリブ22に対する左右に対向する内脚18の装着を強固にできる。
また、この内脚18の先端側は、一対の外脚12の第1橋渡し部材17に対して繋がった状態になっている。そのため、これら一対の外脚12と内脚18とは、クリップ1の正面視において、パンタグラフ状に形成されている(図3参照)。なお、図2〜4から明らかなように、このクリップ1も、従来技術で説明したクリップ401と同様に、一対の外脚12と内脚18とが分離した状態となっている、すなわち、分離タイプのクリップ1となっている。そのため、このクリップ1も、従来技術で説明したクリップ401と同様に、そのインストルメントパネル3の取付孔30の幅方向(図1において、取付孔30の短手方向であり、一対の外脚12と内脚18とが左右に対向する方向(一対の外脚12の撓み方向))における構成をコンパクトなものにできる。クリップ1は、このように構成されている。
次に、図1に戻って、内装部材2を説明する。内装部材2は、その意匠面を有する内装部材本体20と、この内装部材本体20の内面(反意匠面)の適宜の箇所に単数もしくは複数形成されたクリップ取付座21とから剛性を有する合成樹脂(例えば、PP等)によって一体的に構成されている。
このクリップ取付座21は、係合孔22aを有するリブ22と、このリブ22へのクリップ本体10の左右に対向する内脚18の装着を案内する一対のガイド23とから構成されている。このリブ22の係合孔22aは、既に説明したように、その上縁(頭部11側の縁)に左右に対向する内脚18の挟持爪19を挟持可能に形成されている。また、リブ22の先端面は、このリブ22を左右に対向する内脚18の間に円滑に挿入できるように、傾斜面22bとなっている。一方、このガイド23は、張出縁23aを有する略凸字を成すように形成されている。内装部材2は、このように構成されている。
続いて、上述したクリップ1を使用して、インストルメントパネル3に内装部材2を取り付ける手順を説明する。まず、クリップ本体10の左右に対向する内脚18の間に内装部材2のクリップ取付座21のリブ22を相対的に挟み込む。すると、この左右に対向する内脚18によってリブ22が両側から挟み込まれた状態となり、これと同時に、両挟持爪19がリブ22の係合孔22aの上縁を挟持する。これにより、クリップ本体10がリブ22に装着される。
次に、リブ22に装着されたクリップ本体10を、その頭部11の側からインストルメントパネル3の取付孔30に挿入していく。すると、左右に対向する一対の外脚12は、互い12が弾性によって近づく方向に撓みながら取付孔30を通過していく。やがて、クリップ取付座21の張出縁23aがインストルメントパネル3の表面3aに接触すると、この左右に対向する一対の外脚12の係合斜面15はインストルメントパネル3の裏面(内面)3bに位置することとなる(図5参照)。
このとき、左右に対向する一対の外脚12は、互い12が内側へ向けて弾性変形しているため、この撓みの反力によって一対の外脚12の係合斜面15はインストルメントパネル3の取付孔30の縁に押し付けられている。これにより、クリップ本体10はインストルメントパネル3に取り付けられた状態で保持され、結果として、内装部材2がインストルメントパネル3に取り付けられる。すなわち、この内装部材2の取り付けに必要な保持荷重(垂直保持荷重)をクリップ1によって得ることができる。
また、このクリップ1でも、従来技術のクリップ401と同様に、分離タイプのものであるため、その左右に対向する一対の外脚12は個々に撓み易いものとなっている。なお、このクリップ1の使用状態(インストルメントパネル3に内装部材2を取り付けた状態)でも、従来技術のクリップ401の使用状態と同様に、このクリップ1における左右に対向する一対の外脚12の内面12a(隙詰め部材16の先端16a)と内装部材2のリブ22との間に隙間50が生じた状態となっている(図5参照)。
また、このインストルメントパネル3に内装部材2を取り付けたクリップ1のクリップ本体10を保持荷重に抗して取付孔30から引き抜く(クリップ本体10に抜去荷重を作用させる)ことで、このインストルメントパネル3から内装部材2を取り外すことができる。このようにクリップ1を使用して、インストルメントパネル3に対して内装部材2を着脱できる。
なお、クリップ本体10に斜め抜去荷重を作用させると、左右に対向する一対の外脚12は、互い12が内側へ向けて弾性変形していくため、この左右に対向する一対の外脚12の内面12aとリブ22との間に生じていた隙間50が隙詰め部材16によって詰められる(図6参照)。すなわち、この左右に対向する一対の外脚12における内側へ向けた弾性変形がリブ22に対して隙詰め部材16が干渉することによって規制されることとなる。そのため、この左右に対向する一対の外脚12に生じる個々の撓みを抑制できる。したがって、クリップ本体10をインストルメントパネル3の取付孔30から引き抜き難くできるため、クリップ1によって得ることができる保持荷重を向上させることができる。結果として、クリップ1によって十分な斜め保持荷重を得ることができる。
このとき、既に説明したように、隙詰め部材16は、クリップ1の使用状態において、インストルメントパネル3の取付孔30の内部に位置するように形成されている。このように形成されていると、リブ22に対する隙詰め部材16の干渉がインストルメントパネル3の取付孔30の内部で行われることとなる。そのため、この左右に対向する一対の外脚12に生じる個々の撓みをより抑制できる。したがって、クリップ本体10をインストルメントパネル3の取付孔30からより引き抜き難くできるため、クリップ1によって得ることができる保持荷重をより向上させることができる。結果として、クリップ1によって十分な斜め保持荷重をより得ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図7〜9を用いて説明する。この第2実施形態のクリップ101は、既に説明した第1実施形態のクリップ1と比較すると、一対の外脚12に生じる撓みを抑えた形態である。なお、以下の説明にあたって、第1実施形態と同一または均等な構成の部材には、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略することとする。これらのことは、後述する第1変形例、第2変形例においても同様である。
このクリップ101のクリップ本体10は、既に説明したクリップ1のクリップ本体10と同様に、主として、湾曲して形成された頭部11と、この頭部11から連続して形成されており弾性変形可能な一対の外脚12と、この頭部11から連続して形成されており一対の外脚12に挟まれる格好を成しており、内装部材2のクリップ取付座21のリブ22に装着可能な挟持爪19を有する内脚18とから形成されている。この一対の外脚12は、その第1屈曲点13が橋渡される格好で繋がっている。すなわち、この一対の外脚12の第1屈曲点13は、第2橋渡し部材17aによって繋がった状態になっている。クリップ101は、このように構成されている。
このクリップ101でも、クリップ1と同様の作用効果を得ることができる。また、このクリップ101では、第2橋渡し部材17aを備えているため、一対の外脚12が撓み難いものとなっている。そのため、この一対の外脚12に生じる撓みを抑えることができる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
各実施形態では、『被取付部材』、『相手パネル』の例として、『内装部材2』、『インストルメントパネル3』を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、『被取付部材』が『外装部材等』であっても構わない。また、『相手パネル』が『車両ボデー、または、その薄板等』であっても構わない。
また、各実施形態では、一対の外脚12と内脚18とは、クリップ1、101の正面視において、パンタグラフ状に形成されている例を説明した。すなわち、内脚18は、その頭部11側が固定端(頭部11に繋がった状態)であり、且つ、その頭部11の反対側が固定端(第1橋渡し部材17に繋がった状態)である例を説明した。しかし、これに限定されるものでなく、内脚18は、その頭部11側が自由端(頭部11に繋がることなくフリーな状態)であっても構わない。また、これと逆に、内脚18は、その頭部11の反対側が自由端(第1橋渡し部材17に繋がることなくフリーな状態)であっても構わない。
また、第1実施形態では、隙詰め部材16は、クリップ1の正面視において、ドーム状(湾曲状)に盛り上がる形状を説明した(図3参照)。しかし、これに限定されるものでなく、隙詰め部材16は、クリップ201の正面視において、四角形状(矩形状)に盛り上がる形状であっても構わない(図10〜12参照、第1変形例)。その場合、このクリップ201でも、クリップ1と同様の作用効果を得ることができる。
また、第1実施形態では、隙詰め部材16は、クリップ1の正面視において、ドーム状(湾曲状)に盛り上がる形状を説明した(図3参照)。しかし、これに限定されるものでなく、隙詰め部材16は、クリップ301の正面視において、突起状に盛り上がる形状であっても構わない(図13〜15参照、第2変形例)。その場合、このクリップ301でも、クリップ1と同様の作用効果を得ることができる。
1 クリップ
2 内装部材(被取付部材)
3 インストルメントパネル(相手パネル)
10 クリップ本体
11 頭部
12 外脚
12a 内面
13 第1屈曲点
14 第2屈曲点
15 係合斜面
16 隙詰め部材
18 内脚
19 挟持爪
21 クリップ取付座
22 リブ
30 取付孔
50 隙間

Claims (1)

  1. 被取付部材に形成されているクリップ取付座のリブに装着したクリップ本体を相手パネルの取付孔に挿入することで、前記相手パネルに前記被取付部材を着脱可能に取り付けるクリップであって、
    クリップ本体は、
    湾曲して形成された頭部と、
    前記頭部から連続して形成されており弾性変形可能な一対の外脚と、
    前記一対の外脚に挟まれる格好を成しており、前記リブに装着可能な挟持爪を有する内脚と、を備えており、
    前記一対の外脚には、前記相手パネルの前記取付孔の縁に係合可能な係合斜面が外側に向けて屈曲した第1屈曲点と内側に向けて屈曲した第2屈曲点との間に挟まれるように形成されており、
    前記一対の外脚の内面のうち、前記第2屈曲点における内面には、前記クリップ本体に対して抜去荷重を作用させると、前記一対の外脚の内面と前記リブとの間に生じている隙間を詰めることが可能な隙詰め部材が形成されているクリップ。



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