JP2019031465A - 医薬組成物 - Google Patents
医薬組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019031465A JP2019031465A JP2017153834A JP2017153834A JP2019031465A JP 2019031465 A JP2019031465 A JP 2019031465A JP 2017153834 A JP2017153834 A JP 2017153834A JP 2017153834 A JP2017153834 A JP 2017153834A JP 2019031465 A JP2019031465 A JP 2019031465A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pharmaceutical composition
- acid
- buffer
- palonosetron
- preparation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
Description
該緩衝剤が、リン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤、および酒石酸緩衝剤からなる群から選択される少なくとも1種であり、そして
EDTAを含有しない、医薬組成物である。
0.84mgのパロノセトロン塩酸塩(パロノセトロン含量0.75mg)、188.0mgのキシリトール、および酢酸緩衝剤(2.0mgの酢酸および9.5mgの酢酸ナトリウム水和物)を混合して純水で5mLに調製し、これを5mLのガラス製バイアルに充填して、注射用製剤E1を作製した。この注射用製剤E1のpHは5.0であった。
上記バイアルの外から、白色蛍光ランプを4.0klx/時間の強度で12.5日間照射した。その後、バイアル内の注射用製剤について下記表1に記載の分析条件にて高速液体クロマトグラフィー(日本ウォーターズ株式会社製e2695 Separations Module)により測定し、パロノセトロンに由来する生成した類縁物質の量を、パロノセトロンに対する類縁物質の百分率で算出した。得られた結果を表2に示す。
上記バイアルを、暗所で80℃にて3日間保存した。その後、バイアル内の注射用製剤について下記表1に記載の分析条件にて高速液体クロマトグラフィー(日本ウォーターズ株式会社製e2695 Separations Module)により測定し、パロノセトロンに由来する生成した類縁物質の量を、パロノセトロンに対する類縁物質の百分率で算出した。得られた結果を表2に示す。
キシリトールの代わりに225.0mgのD−ソルビトールを用いたこと以外は実施例1と同様にして、注射用製剤E2を作製した。この注射用製剤E2のpHは5.0であった。この注射用製剤E2について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
キシリトールの代わりに225.0mgのD−ソルビトールを用い、そして酢酸緩衝剤の代わりにリン酸緩衝剤(15.0mgのリン酸二水素ナトリウム二水和物および0.05mgのリン酸水素二ナトリウム)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、注射用製剤E3を作製した。この注射用製剤E3のpHは5.0であった。この注射用製剤E3について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
キシリトールの代わりに225.0mgのD−ソルビトールを用い、そして酢酸緩衝剤の代わりに酒石酸緩衝剤(0.46mgの酒石酸および11.5mgの酒石酸ナトリウム二水和物)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、注射用製剤E4を作製した。この注射用製剤E4のpHは5.0であった。この注射用製剤E5について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
パロノセトロン塩酸塩を用いた市販製剤(大鵬薬品工業株式会社製「アロキシ静注0.75mg」)に相当する注射用製剤を以下のようにして作製した。
D−マンニトールを含有させなかったこと以外は比較例1と同様にして、注射用製剤C2を作製した。この注射用製剤C2のpHは5.0であった。この注射用製剤C2について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
EDTAを含有させなかったこと以外は比較例1と同様にして、注射用製剤C3を作製した。この注射用製剤C3のpHは5.0であった。この注射用製剤C3について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
D−マンニトールおよびEDTAを含有させなかったこと以外は比較例1と同様にして、注射用製剤C4を作製した。この注射用製剤C4のpHは5.0であった。この注射用製剤C4について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
D−マンニトールの代わりに225.0mgのD−ソルビトールを用い、かつEDTAを含有させなかったこと以外は比較例1と同様にして、注射用製剤C5を作製した。この注射用製剤C5のpHは5.0であった。この注射用製剤C5について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
D−マンニトールの代わりに188.0mgのキシリトールを用い、かつEDTAを含有させなかったこと以外は比較例1と同様にして、注射用製剤C6を作製した。この注射用製剤C6のpHは5.0であった。この注射用製剤C6について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
D−マンニトールの代わりに222.5mgのグルコースを用い、かつEDTAを含有させなかったこと以外は比較例1と同様にして、注射用製剤C7を作製した。この注射用製剤C7のpHは5.0であった。この注射用製剤C7について上記試験例AおよびBに記載の試験を行った。得られた結果を表2に示す。
Claims (9)
- パロノセトロンまたはその薬学的に許容し得る塩、および緩衝剤を含有し、
該緩衝剤が、リン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤、および酒石酸緩衝剤からなる群から選択される少なくとも1種であり、そして
エチレンジアミン四酢酸を含有しない、医薬組成物。 - 前記緩衝剤が酢酸緩衝剤およびリン酸緩衝剤からなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記緩衝剤が酢酸緩衝剤である、請求項1に記載の医薬組成物。
- さらに等張化剤を含有する、請求項1から3のいずれかに記載の医薬組成物。
- 前記等張化剤が、キシリトールおよびD−ソルビトールからなる群から選択される少なくとも1種の糖成分を含有する、請求項4に記載の医薬組成物。
- 前記等張化剤がキシリトールを含有する、請求項4に記載の医薬組成物。
- 液剤の剤形を有する、請求項1から6のいずれかに記載の医薬組成物。
- pHが4から6である、請求項7に記載の医薬組成物。
- 前記パロノセトロンまたはその薬学的に許容し得る塩がパロノセトロン塩酸塩である、請求項1から8のいずれかに記載の医薬組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017153834A JP2019031465A (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 医薬組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017153834A JP2019031465A (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 医薬組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019031465A true JP2019031465A (ja) | 2019-02-28 |
Family
ID=65524013
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017153834A Pending JP2019031465A (ja) | 2017-08-09 | 2017-08-09 | 医薬組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019031465A (ja) |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0867638A (ja) * | 1994-08-31 | 1996-03-12 | Nikken Chem Co Ltd | エリスリトール含有注射剤 |
JP2000128786A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-09 | Kobayashi Seiyaku Kogyo Kk | ミコナゾール含有水性注射剤およびその製造方法 |
CN1823775A (zh) * | 2005-12-19 | 2006-08-30 | 重庆医药工业研究院有限责任公司 | 一种稳定的帕洛诺司琼注射液及其制备方法 |
US20120238596A1 (en) * | 2008-08-25 | 2012-09-20 | Dr. Reddy's Laboratories, Inc. | Formulations comprising palonosetron |
CN102688185A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-09-26 | 齐鲁制药(海南)有限公司 | 一种稳定的帕洛诺司琼注射液及其制备方法 |
CN103845295A (zh) * | 2012-12-07 | 2014-06-11 | 天津市汉康医药生物技术有限公司 | 一种注射用帕洛诺司琼制剂及其制备方法 |
JP2018048096A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | ニプロ株式会社 | 液体製剤、及び、パロノセトロンの安定性を向上する方法 |
JP2018080154A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 光製薬株式会社 | パロノセトロンを含有する安定な注射用液剤の製造方法 |
-
2017
- 2017-08-09 JP JP2017153834A patent/JP2019031465A/ja active Pending
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0867638A (ja) * | 1994-08-31 | 1996-03-12 | Nikken Chem Co Ltd | エリスリトール含有注射剤 |
JP2000128786A (ja) * | 1998-10-28 | 2000-05-09 | Kobayashi Seiyaku Kogyo Kk | ミコナゾール含有水性注射剤およびその製造方法 |
CN1823775A (zh) * | 2005-12-19 | 2006-08-30 | 重庆医药工业研究院有限责任公司 | 一种稳定的帕洛诺司琼注射液及其制备方法 |
US20120238596A1 (en) * | 2008-08-25 | 2012-09-20 | Dr. Reddy's Laboratories, Inc. | Formulations comprising palonosetron |
CN102688185A (zh) * | 2012-06-01 | 2012-09-26 | 齐鲁制药(海南)有限公司 | 一种稳定的帕洛诺司琼注射液及其制备方法 |
CN103845295A (zh) * | 2012-12-07 | 2014-06-11 | 天津市汉康医药生物技术有限公司 | 一种注射用帕洛诺司琼制剂及其制备方法 |
JP2018048096A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | ニプロ株式会社 | 液体製剤、及び、パロノセトロンの安定性を向上する方法 |
JP2018080154A (ja) * | 2016-11-16 | 2018-05-24 | 光製薬株式会社 | パロノセトロンを含有する安定な注射用液剤の製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1133426C (zh) | 新的稳定的以扑热息痛为基础的制剂及其制备方法 | |
JP6159879B2 (ja) | 安定化したペメトレキセド製剤 | |
TWI498128B (zh) | 經安定化培美曲塞調配劑 | |
JP2018109005A (ja) | ベンダムスチン製剤 | |
CA3162883A1 (en) | (3r)-and (3s)-n-[2-cyano-4-fluoro-3-(3-methyl-4-oxo-quinazolin-6-yl)oxy-phenyl]-3-fluoro-pyrrolidine-1-sulfonamide compounds and their use as braf inhibitors | |
KR20050104363A (ko) | 파론노세트론의 액체 약제학적 제제 | |
JP2019073531A (ja) | パロノセトロンを含有する薬学組成物 | |
BR112021001148A2 (pt) | soluções estáveis de complexo de radionuclídeo concentrado | |
RU2011152514A (ru) | Композиция для лечения доброкачественной гиперплазии простаты | |
UA74788C2 (en) | Ophthalmic composition comprising ketotifen for treating allergic conjunctivitis | |
JP2006111614A (ja) | 安定化された注射用水溶液製剤 | |
JP6170946B2 (ja) | ロミデプシン製剤及びその使用 | |
JP2019031465A (ja) | 医薬組成物 | |
JPWO2018221487A1 (ja) | エリブリンまたはその薬剤学的に許容される塩を含む注射剤 | |
JP2019502751A5 (ja) | ||
JP2023522323A (ja) | そのまま安定に希釈するためのカルフィルゾミブ製剤 | |
BRPI0609794A2 (pt) | composição farmacêutica, produto de fármaco, método de fabricação de uma composição farmacêutica, método de diminuição dos nìveis de bilirrubina em um mamìfero e método para aumento da biodisponibilidade de estanosporfina após administração intramuscular em um paciente humano | |
JP5624766B2 (ja) | アルコールを含まないアルガトロバン製剤 | |
US20190336463A1 (en) | Levothyroxine liquid formulations | |
JP2010504971A5 (ja) | ||
JPWO2018056336A1 (ja) | ペメトレキセド製剤 | |
JP2018048096A (ja) | 液体製剤、及び、パロノセトロンの安定性を向上する方法 | |
JP2001316265A (ja) | オザグレルナトリウム含有注射液およびその安定化方法 | |
JP2018168088A (ja) | ボルテゾミブ液状製剤 | |
JP4130700B2 (ja) | 抗腫瘍剤含有組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180423 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200407 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210316 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210506 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210608 |