JP2019030831A - 浄水器、浄水器消耗品自動発注システム及び発注方法 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、本発明の一実施形態による自動発注処理を図1〜図9を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態における浄水器消耗品自動発注システムの概略図である。
浄水器消耗品自動発注システム70は、浄水器10からカートリッジの発注を受け、浄水器10のユーザへ新品のカートリッジを納品するシステムである。浄水器消耗品自動発注システム70は、浄水器10と、携帯通信装置20と、EC(Electronic Commerce)サーバ装置30を含む。浄水器10および携帯通信装置20とECサーバ装置30とはインターネット等のネットワークを介して通信可能に接続されている。浄水器10と携帯通信装置20とは、所定の操作を行ったときにBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)によって通信可能に接続される。
図3は、本発明の第一実施形態における浄水器の分解斜視図である。
図4は、本発明の第一実施形態における浄水器を後方から見た平面図である。
図2に示すように、本実施形態の浄水器10には、左右水平方向に延びる浄水器本体2の左側に上方に向かって延びる略円柱状のカートリッジ3が取り付けられ、正面視略L字状を呈している。浄水器本体2には、その上部に原水を受け入れる流入口4が形成され、この流入口4がリング状の取り付け治具5を介して蛇口Jに固定されている。また浄水器本体2の下面には、上述した流入口4の略延長線上に原水をそのまま吐出する原水吐出口(不図示)が形成され、さらにこの原水吐出口の周囲に複数のシャワー孔を備えた円環状のシャワー吐出口(不図示)が形成されている。また、カートリッジ3の下部には、浄水を吐出する浄水吐出口3aが形成されている。
図6は、本発明の第一実施形態における電池収容部の蓋体の一例を示す第2の図である。
図5の上図に、蓋体17に指を差し込むことができる差し込み穴171を設けた例を示す。差し込み穴171は、蓋体17の表面に凹部を形成しており、その形状は、楕円形状、円形状、矩形状など任意であって良い。浄水器10のユーザは、差し込み穴171に指を差し込んで蓋体17を所定の方向に回転させることで蓋体17を開閉することができる。
図5の下図に、蓋体17に突出するつまみ172を設けた例を示す。浄水器10のユーザは、つまみ172を指でつまんで蓋体17を所定の方向に回転させ、蓋体17を開閉することができる。
図6の下図に、蓋体17にレバー174を設けた例を示す。浄水器10のユーザは、レバー174を指でつまんで蓋体17を所定の方向に回転させ、蓋体17を開閉することができる。
従来は、蓋体17に10円玉等のコイン類を差し込むことができる溝が設けられ、コインを用いて蓋体17を開閉する構成となっていることが多かった。そのため、身近にコインを用意しなければならず不便に感じることも多かった。これに対し、図5、図6で例示した蓋体17であれば、余計な道具を必要とすることなく、蓋体17を開閉することができ、ユーザの利便性が向上する。
図7に示すように浄水器10は、制御装置100と、電源部110と、流量検出部120と、無線LAN通信部130と、BLE通信部140と、表示部150とを備える。
電源部110は、制御装置100と、流量検出部120と、無線LAN通信部130と、BLE通信部140と、表示部150に電力を供給するボタン電池である。流量検出部120は、カートリッジ3へ流入する原水の流量(浄水流量)を検出する。無線LAN通信部130は、ECサーバ装置30との通信を行う。無線LAN通信部130は、いわゆるWifi(登録商標)認証を受けた無線LANチップである。BLE通信部140は、BLEチップであり、携帯通信装置20と通信を行う。なお、電源部110の消耗を防ぐため、無線LAN通信部130とBLE通信部140は、通信時のみ起動し、通信が終わると休止状態(スリープモード)に制御される。表示部150は、カートリッジ3や電源部110の利用状況を表示する液晶ディスプレイ、流量が適切かどうかを表示するLED(light emitting diode)等で構成される。
入出力部101は、電源部110、流量検出部120、無線LAN通信部130、BLE通信部140、表示部150との間で信号の入出力を行う。
制御部102は、電源部110の残量を検出する電圧検出機能、流量検出部120が検出する浄水流量を積算する機能、無線LAN通信部130およびBLE通信部140を起動、停止させ、必要な情報の送受信を行う機能、表示部150の表示内容を制御する機能を有している。また、制御部102は、カートリッジ3の自動発注機能、自動発注に関する様々な機能を有する。
記憶部103は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などで構成され、例えば、浄水流量の積算値や、自動発注に関する設定情報を記憶する。
表示部201は、例えばタッチパネル等による入力機能を備えるディスプレイである。
アプリケーション202は、携帯通信装置20で稼働する浄水器10の自動発注機能用のアプリケーションである。アプリケーション202は、カートリッジ3の自動発注に必要な設定情報、例えば、発注するカートリッジの品名、個数、自動発注を行うときのカートリッジ残量(あと何リットルの原水をろ過し、浄水とすることができるか)、カートリッジ3の購入先となるECサイトのURL情報、アカウント情報(IDやパスワード)、無線LANを利用するために必要な情報(利用するアクセスポイント、暗号化キーなど)を設定するインタフェース(設定画面)を表示部201に表示する。また、例えば、アプリケーション202は、浄水器10が自動発注を行ったときに、その発注内容の確認を要求する情報を表示部201へ表示する。ユーザは、浄水器10を購入すると、アプリケーション202を携帯通信装置20へインストールする。
無線LAN通信部203は、無線LAN通信により、ECサーバ装置30から発注内容の確認を要求する情報を受信する。また、無線LAN通信部203は、発注内容の確認を要求する情報に対して、その発注内容を承認する、又は、承認しない旨の情報をECサーバ装置30へ送信する。
BLE通信部204は、アプリケーション202を介して設定された自動発注に必要な設定情報をBLE通信により浄水器10へ送信する。
発注情報取得部301は、浄水器10が送信した発注情報を取得する。発注情報取得部301は、取得した発注情報を受注処理部302へ出力する。
受注処理部302は、発注情報に含まれるカートリッジの商品名、個数等の情報を用いて、例えば、自社の在庫の中から購入対象のカートリッジ3を出荷したり、カートリッジ3のメーカへ購入対象のカートリッジを発注したりする。
価格情報管理部303は、所定のカートリッジ3の価格情報を、通信部305を介して携帯通信装置20へ通知したり、所定のカートリッジ3が所定の価格以下となったときに希望価格以下となったことを携帯通信装置20へ通知したりする。
記憶部304は、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置である。記憶部304は、浄水器10から取得した発注情報、カートリッジ3の価格情報、EC用プログラム等を記憶する。
通信部305は、ネットワークを介して携帯通信装置20、他の物流システム、決済システム、カートリッジメーカの受注システムと通信を行う。
なお、図7に示す浄水器10、携帯通信装置20、ECサーバ装置30の機能は、本実施形態に関係する機能を示したものであって、他の機能を有していても良い。例えば、浄水器10は、原水、シャワー状原水、浄水を吐出する機能を有している。
図8は、本発明の第一実施形態における制御装置等の実装例を示すブロック図である。
制御装置100は、マイコン(MCU)100Aで構成される。マイコン100Aには、電池ボックス110A、流量センサ120A、無線LANチップ130A、BLEチップ140A、LED151A、液晶ディスプレイ152A、LED153Aが接続される。また、無線LANチップ130AとBLEチップ140Aには、アンテナ160Aが接続される。マイコン100Aは制御装置100に相当し、電池ボックス110Aは電池収容部19に相当する。流量センサ120Aは流量検出部120に、無線LANチップ130Aは無線LAN通信部130に、BLEチップ140AはBLE通信部140にそれぞれ相当する。LED151Aと、液晶ディスプレイ152Aと、LED153Aは表示部150に相当する。また、流量センサ120Aは、磁石121A(磁石を備えた羽根車)、リードスイッチ122Aを備える。切換操作部6が浄水位置にあると、流量センサ120Aが備える磁石121Aが回転し、流量センサ120Aが備えるリードスイッチ122Aがオン・オフする。流量センサ120Aは、カートリッジ3へ流入する浄水流量に応じたデューティ比や周波数を有するセンサ信号を出力し、マイコン100Aは、このセンサ信号を取得してセンサ信号の周波数等から浄水の流量を算出し、流量が適切かどうかを判定する。流量が適切であれば、マイコン100AはLED153Aを点灯させる。また、マイコン100Aは、算出した流量を積算して、この積算値に基づくカートリッジ残量を液晶ディスプレイ152Aに表示する。マイコン100Aは、積算値が所定の閾値を超えると、LED151Aを点灯させてカートリッジ残量が残り少なくなっていることを通知する。また、マイコン100Aは、電池ボックス110Aに格納されたボタン電池の電圧を検出し、電池の残量を液晶ディスプレイ152Aに表示する。
図9は、本発明の一実施形態における自動発注処理の一例を示すフローチャートである。
前提として、無線LAN通信部130、BLE通信部140は、休止状態にあるとする。また、記憶部103には、制御部102により算出された浄水流量の積算値が記録されている。
まず、ユーザが、浄水器10の蓋体17を開閉する。すると制御部102が、蓋体17の開閉を検出する(ステップS11)。例えば、蓋体17が閉まった状態で押圧される部材とその部材の押圧を検出するセンサが、電池収容部19の内側に設けられていて、制御部102は、そのセンサが検出する押圧の程度の変化に基づいて、蓋体17の開閉を検出する。あるいは、制御部102は、蓋体17を開閉に伴う電圧のON、OFF等を検出することにより、開閉を検出する。蓋体17の開閉を検出すると、制御部102は、記憶部103に記録された浄水流量の積算値を「0」にリセットする(ステップS12)。また、制御部102は、BLE通信部140を起動する(ステップS13)。これと並行して、ユーザは、アプリケーション202を起動する(ステップS14)。すると、浄水器10のBLE通信部140と、携帯通信装置20のBLE通信部204がペアリングの実行を開始し(ステップS15)、コネクションを確立する。
また、制御部102は、入出力部101が取得したボタン電池の電圧値に基づいて、ボタン電池の残量を表示部150に表示する。例えば、制御部102は、残量が所定の閾値を下回った場合、液晶ディスプレイ152Aに電池マークを表示し、ボタン電池の交換を促す。
なお、ステップS19の判定に関して、積算値の代わりに使用日数に基づく判定を行っても良い。例えば、記憶部103にメーカが推奨する交換目安の日数(使用開始から90日等)を記憶させておき、カートリッジ3の使用を開始してからの使用日数が、交換目安の日数を経過したら、あるいは、発注から新品のカートリッジ3が届くまでの期間を考慮し、使用日数に配達に要する日数を加算した日数が交換目安の日数に達したら、制御部102は、自動発注処理を実行する。
あるいは、浄水器10からECサーバ装置30へ問い合わせることなく、カートリッジ3の価格が購入希望価格以下となると、ECサーバ装置30(価格情報管理部303)から携帯通信装置20へ購入対象のカートリッジ3が希望価格になったことを通知し、携帯通信装置20に対する簡単な操作(例えば「購入する」ボタンを押下する等)で、カートリッジ3を発注できるようにしてもよい。このような構成により、より安価にカートリッジ3を購入しておくことができる。
以下、本発明の第二実施形態による自動発注処理について図10を参照して説明する。
本実施形態の制御部102は、ボタン電池(電源部110)の自動発注機能を有している。また、アプリケーション202は、ボタン電池の自動発注に必要な設定情報、例えば、発注するボタン電池の商品名、個数、ボタン電池の購入先となるECサイトのURL情報、アカウント情報(IDやパスワード)、無線LANを利用するために必要な情報(アクセスポイント等)を設定するインタフェース(設定画面)を表示部201に表示する。他の構成は、第一実施形態と同様である。
まず、ユーザが、浄水器10の蓋体17を開閉する。すると制御部102が、蓋体17の開閉を検出(ステップS31)し、浄水流量の積算値を「0」にリセットする(ステップS32)。次に制御部102は、BLE通信部140を起動する(ステップS33)。これと並行して、ユーザは、アプリケーション202を起動する(ステップS34)。すると、浄水器10のBLE通信部140と、携帯通信装置20のBLE通信部204がペアリングを実行し(ステップS35)、コネクションを確立する。
無線LAN通信部130は第1通信部の一例であり、BLE通信部140は第2通信部の一例である。携帯通信装置20は設定用装置の一例である。カートリッジ3、ボタン電池は消耗品の一例である。
1・・・外部ケース
2・・・浄水器本体
3・・・カートリッジ
3a・・・浄水吐出口
4・・・流入口
6 ・・・切換操作部
8・・・支持部
9・・・内部ケース
11・・・防水ケース部
12,13・・・外装ケース
15・・・開口部
17・・・蓋体
171・・・差し込み穴
172・・・つまみ
173・・・差し込み溝
174・・・レバー
18・・・表示パネル
19・・・電池収容部
Y・・・表示ユニット
100・・・制御装置
101・・・入出力部
102・・・制御部
103・・・記憶部
110・・・電源部
120・・・流量検出部
130・・・無線LAN通信部
140・・・BLE通信部
150・・・表示部
20・・・携帯通信装置
201・・・表示部
202・・・アプリケーション
203・・・無線LAN通信部
204・・・BLE通信部
30・・・ECサーバ装置
301・・・発注情報取得部
302・・・受注処理部
303・・・価格情報管理部
304・・・記憶部
305・・・通信部
100A・・・マイコン
110A・・・電池ボックス
120A・・・流量センサ
121A・・・磁石
122A・・・リードスイッチ
130A・・・無線LANチップ
140A・・・BLEチップ
151A、153A・・・LED
152A・・・液晶ディスプレイ
160A・・・アンテナ
70・・・浄水器消耗品自動発注システム
Claims (14)
- カートリッジの使用量を検出するセンサと、
前記センサが検出したカートリッジの使用量の積算値が所定の閾値に達すると、前記カートリッジの発注処理を行う制御部と、
を備える浄水器。 - 他装置との通信を行う第1通信部、をさらに備え、
前記制御部は、前記カートリッジの発注処理において、前記第1通信部を起動し、前記第1通信部を介して所定の信号を送信する、
請求項1に記載の浄水器。 - 前記発注処理に必要な情報の設定を行う設定用装置との通信を行う第2通信部、をさらに備え、
前記制御部は、前記設定用装置で設定された情報に基づいて、前記発注処理を行う、
請求項2に記載の浄水器。 - 前記第1通信部および前記第2通信部に電力を供給するボタン電池、をさらに備える、請求項3に記載の浄水器。
- 前記制御部は、前記ボタン電池を収容する電池収容部の蓋の開閉を検出すると、前記第2通信部を起動する、
請求項4に記載の浄水器。 - 前記制御部は、前記ボタン電池を収容する電池収容部の蓋の開閉を検出すると、前記カートリッジの使用量の積算値をリセットする、
請求項4または請求項5に記載の浄水器。 - 前記電池収容部の蓋に、前記ボタン電池の縁が挿入しうる溝を設けた、
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の浄水器。 - 前記第1通信部は、無線LANにより通信を行う、
請求項2から請求項7の何れか1項に記載の浄水器。 - 前記第2通信部は、BLEにより通信を行う、
請求項3から請求項8の何れか1項に記載の浄水器。 - 前記制御部は、前記浄水器に電力を供給するボタン電池の残量が所定の閾値に達すると、前記ボタン電池の発注処理を行う、
請求項1から請求項9の何れか1項に記載の浄水器。 - 自装置に電力を供給するボタン電池を装着する電池収容部の蓋に、前記ボタン電池の縁を挿入する溝を設けた、浄水器。
- 請求項1から請求項10の何れか1項に記載の浄水器と、
前記浄水器から消耗品の発注情報を取得するECサーバ装置と、
を備える浄水器消耗品自動発注システム。 - 請求項9に記載の浄水器と、
BLEにより通信可能な携帯通信装置と、
前記浄水器から消耗品の発注情報を取得するECサーバ装置と、
を備え、
前記浄水器と前記携帯通信装置は前記BLEにより、前記浄水器と前記ECサーバ装置との間の無線LANによる通信に必要な設定を行う、
浄水器消耗品自動発注システム。 - 浄水器が備えるセンサが、カートリッジの使用量を検出し、
制御部が、前記センサが検出したカートリッジの使用量の積算値を算出し、前記制御部が、前記積算値が所定の閾値に達すると、前記カートリッジの発注処理を行う、
発注方法。
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