JP2019030492A - X線画像処理装置及びx線画像処理方法 - Google Patents

X線画像処理装置及びx線画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体をX線撮影することによりそれぞれ生成される第1のX線画像及び第2のX線画像から構造物の3次元的な動きを容易に理解できるようにする。【解決手段】X線画像の処理において、第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報から、被写体における共通の方向を示す第1のX線画像における被写体共通方向及び第2のX線画像における被写体共通方向が取得される。第1のX線画像における被写体共通方向及び第2のX線画像における被写体共通方向が同じ表示方向になり、第2のX線画像に含まれる構造物の像の当該同じ表示方向についての位置が第1のX線画像に含まれる当該構造物の像の当該同じ表示方向についての位置に合うように、第1のX線画像及び第2のX線画像が表示装置に対比可能に表示される。【選択図】図17

Description

本発明は、X線画像処理装置及びX線画像処理方法に関する。
胸部の3次元的な動きを把握する方法としては、CTやMRの動画を用いる方法があるが、撮影装置が大掛かりになり、またCTでは被ばくが大きいという問題がある。一方、X線動画像を用いる方法は、撮影装置が大掛かりでなくコストが安いが、半面、3次元ボリュームデータが得られないため、3次元の構造を理解することが困難な場合がある。
胸部の3次元的な動きを把握する簡易な方法としては、胸部を正面方向及び側面方向からX線撮影することによりそれぞれ得られる正面X線動画像及び側面X線動画像を対比可能に表示する方法がある。
例えば、特許文献1に記載された技術においては、表示手段上に表示された動画像画面の左側に正面画像の動画表示用のウィンドウが用意され、当該動画像画面の右側に側面画像の動画表示用のウィンドウが用意される。また、動画表示の開始が指示された場合に、正面及び側面の動画を形成する各フレームが順次位相を合わせて切り替え表示される(段落0043)。
特許文献2に記載された技術においては、胸部の3次元的な動きを把握することは目的とされていないが、基準動画像及び参照動画像を比較表示するための表示用画像が生成される。基準動画像及び参照動画像の肺野領域の周期的な変化は、特定の位相において同期させられる(段落0107及び0121)。
特許第3639825号公報 国際公開第2014/054379号
しかし、側面X線動画像に含まれる構造物の像のサイズ、位置及び向きは、それぞれ正面X線動画像に含まれる構造物の像のサイズ、位置及び向きと異なる場合がある。このため、正面X線動画像及び側面X線動画像から構造物の3次元的な状態を理解することが困難である場合がある。
この問題は、胸部以外の被写体がX線撮影された場合、正面方向及び側面方向以外からX線撮影が行われた場合、X線静止画像がX線撮影された場合等にも生じる。
本発明は、この問題を解決するためになされる。本発明が解決しようとする課題は、互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体をX線撮影することによりそれぞれ生成される第1のX線画像及び第2のX線画像から構造物の3次元的な状態を容易に理解できるようにすることである。
X線画像の処理において、互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体をX線撮影することによりそれぞれ生成される第1のX線画像及び第2のX線画像について、第1の撮影方向及び第2の撮影方向をそれぞれ示す第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報から、被写体における共通の方向を示す第1のX線画像における被写体共通方向及び第2のX線画像における被写体共通方向が取得される。第1のX線画像における被写体共通方向及び第2のX線画像における被写体共通方向が同じ表示方向になり、第2のX線画像に含まれる構造物の像の当該同じ表示方向についての位置が第1のX線画像に含まれる当該構造物の像の当該同じ表示方向についての位置に合うように、第1のX線画像及び第2のX線画像が表示装置に対比可能に表示させられる。
互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体をX線撮影することによりそれぞれ生成される第1のX線画像及び第2のX線画像から構造物の3次元的な状態を容易に理解できるようになる。
この発明の目的、特徴、局面、及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムを図示するブロック図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける空間位置合わせのための処理の流れを図示するフローチャートである。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて正面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて側面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおけるランドマークの奥行き位置の推定を説明する図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおけるランドマークの奥行き位置の推定を説明する図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおけるランドマークの奥行き位置の推定を説明する図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像において脊椎の像の存在エリアが特定されプロフィール取得エリアが設定された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像において脊椎の像の存在エリアが特定されプロフィール取得エリアが設定された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて空間位置合わせが行われる前の正面X線動画像及び側面X線動画像の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて空間位置合わせが行われた後の正面X線動画像及び側面X線動画像の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第1の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第2の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第3の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第4の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおけるX線の光路の算出を説明する図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示において正面X線動画像に計測情報が重ねて表示された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示において正面X線動画像及び側面X線動画像に換気解析結果が重ねて表示された状態の例を図示する模式図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて正面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて側面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。 第1実施形態のX線動画像処理システムにおいて生成される正面X線動画像及び側面X線動画像から取得されたランドマークの位置の時刻による変化の例を示すグラフである。 第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける位相合わせのための処理の流れを図示するフローチャートである。
1 第1実施形態
1.1 X線動画像撮影/処理システム
図1は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムを図示するブロック図である。
図1に図示されるX線動画像撮影/処理システム1000は、X線動画像撮影装置1020、X線動画像処理装置1021及び表示装置1022を備える。X線動画像撮影/処理システム1000がこれらの構成物以外の構成物を備えてもよい。
X線動画像撮影/処理システム1000においては、X線動画像撮影装置1020が、被写体をX線撮影し、X線動画像を生成する。また、X線動画像処理装置1021が、生成されたX線動画像を処理し、処理したX線動画像を表示装置1022に表示させる。
被写体は、胸部であり、X線動画像は、胸部X線動画像である。被写体が胸部でなくX線動画像が胸部X線動画像でないことも許される。
1.2 X線動画像撮影装置
X線動画像撮影装置1020は、図1に図示されるように、X線源1040及び平面X線検出器(FPD)1041を備える。X線動画像撮影装置1020がこれらの構成物外の構成物を備えてもよい。
X線動画像撮影装置1020は、X線動画像を生成する場合に、複数回のX線撮影を行う。複数回のX線撮影の各々においては、X線源1040によりX線が発生させられ、X線源1040により発生させられたX線が被写体を透過し、被写体を透過したX線がFPD1041により検出される。これにより、X線動画像撮影装置1020は、ひとつのフレーム画像を生成する。X線動画像撮影装置1020は、複数回のX線撮影の各々においてひとつのフレーム画像を生成することにより、複数のフレーム画像を含むX線動画像を生成する。
1.3 X線動画像処理装置
図2は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける空間位置合わせのための処理の流れを図示するフローチャートである。
X線動画像処理装置1021は、インストールされたプログラムを実行するコンピューターであり、図1に図示されるように、被写体共通方向取得部1060、ランドマーク取得部1061及び表示位置合わせ部1062を備える。X線動画像処理装置1021により行われる処理の全部又は一部が、プログラムを実行しないハードウェアにより行われてもよく、人手で行われてもよい。X線動画像処理装置1021は、第1のX線動画像及び第2のX線動画像から画像処理により得られる画像情報を用いて、第1のX線動画像を構成する全部のフレーム画像及び第2のX線動画像を構成する全部のフレーム画像について統一的な空間位置合わせを行う。
X線動画像処理装置1021は、図2に図示されるステップS101において、第1のX線動画像及び第2のX線動画像を取得し、第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報を取得する。第1のX線動画像及び第2のX線動画像は、それぞれ互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体をX線撮影することにより生成される。第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報は、それぞれ第1の撮影方向及び第2の撮影方向を示す。
被写体共通方向取得部1060は、図2に図示されるステップS102において、第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報から、第1のX線動画像における被写体共通方向及び第2のX線動画像における被写体共通方向を取得する。第1のX線動画像における被写体共通方向及び第2のX線動画像における被写体共通方向は、被写体における共通の方向を示す。
ランドマーク取得部1061は、図2に図示されるステップS103において、第1のX線動画像から少なくともひとつのランドマークを取得し、第2のX線動画像から少なくともひとつのランドマークを取得する。第1のX線動画像から取得される少なくともひとつのランドマークは、構造物の像の代表点である。第2のX線動画像から取得される少なくともひとつのランドマークは、構造物の像の代表点である。
表示位置合わせ部1062は、図2に図示されるステップS104において、空間位置合わせに用いられる表示位置合わせパラメーターを算出する。
表示位置合わせ部1062は、図2に図示されるステップS105において、算出した表示位置合わせパラメーターを用いて空間位置合わせを行った後に、第1のX線動画像及び第2のX線動画像を表示装置1022に対比可能に表示させる。空間位置合わせにより、第1のX線動画像における被写体共通方向及び第2のX線動画像における被写体共通方向が同じ表示方向になり、第2のX線動画像から取得された少なくともひとつのランドマークの当該同じ表示方向についての位置がそれぞれ第1のX線動画像から取得された少なくともひとつのランドマークの当該同じ表示方向についての位置と合うように、第1のX線動画像及び第2のX線動画像が表示される。その結果として、第2のX線動画像に含まれる構造物の像の当該同じ表示方向についての位置が第1のX線動画像に含まれる構造物の像の当該同じ表示方向についての位置に合うように、第1のX線動画像及び第2のX線動画像が表示される。このことは、第1のX線動画像及び第2のX線動画像から構造物の3次元的な動きを理解することを容易にする。
1.4 撮影方向
第1の撮影方向は、身体の正面方向であり、第1のX線動画像は、正面X線動画像である。第2の撮影方向は、身体の側面方向であり、第2のX線動画像は、側面X線動画像である。
第1の撮影方向が身体の正面方向であり第1のX線動画像が正面X線動画像であるのは、正面X線動画像を読影に用いることが望まれるからである。正面X線動画像を読影に用いることが望まれるのは、単純X線撮影は歴史的に身体の正面方向から行われることが多かったため、医師は正面X線動画像を見慣れているためである。
第2の撮影方向が身体の側面方向であり第2のX線動画像が側面X線動画像であるのは、身体の頭足方向と垂直をなす平面上において第2の撮影方向が第1の撮影方向と90°をなすことが望まれるからである。身体の頭足方向と垂直をなす平面上において第2の撮影方向が第1の撮影方向と90°をなすことが望まれるのは、X線動画像は投影動画像であり、X線動画像においては奥行き方向の位置の違いを判別することができないためである。身体の頭足方向と垂直をなす平面上において第2の撮影方向が第1の撮影方向と90°をなすことにより、被写体にある構造物の3次元構造を理解できるようになる。例えば、ドーム状の3次元形状を有する横隔膜について腹側から背中側へ向かった場合のカーブの程度を側面X線動画像から理解できるようになる。
撮影方向が身体の側面方向である場合は、身体の右側からばく射が行われ身体の左側から撮影が行われるRL撮影が行われてもよいし、身体の左側からばく射が行われ身体の右側から撮影が行われるLR撮影が行われてもよい。一般的には、身体の左側にある心臓の像が大きくなり心臓以外の構造物の像の視認性が低下することを防止するために、RL撮影が行われる。ただし、FPD1041に近い構造物の像はFPD1041から遠い構造物の像より鮮明であるため、病変を有する又は観察することを望む構造物が身体の右側にある場合はLR撮影が行われる。
また、FPD1041に近い構造物の像はFPD1041から遠い構造物の像より鮮明であるため、RL撮影が行われる場合は、望ましくはFPD1041に近い身体の左側にある構造物の像の代表点がランドマークとされ、LR撮影が行われる場合は、望ましくはFPD1041に近い身体の右側にある構造物の像の代表点がランドマークとされる。又は、ランドマークとされる代表点を有する像を形成する構造物が身体の左側にある場合は、望ましくはRL撮影が行われ、ランドマークとされる代表点を有する像を形成する構造物が身体の右側にある場合は、望ましくはLR撮影が行われる。これにより、空間位置合わせの精度が向上する。
第1の撮影方向が身体の正面方向以外であり、第1のX線動画像が正面X線動画像以外であることも許される。第2の撮影方向が身体の側面方向以外であり、第2のX線動画像が側面X線動画像以外であることも許される。例えば、心壁の裏側が身体の側面方向から傾斜した方向に広がる場合には、第2の撮影方向が身体の側面方向ではなく心壁の裏側が広がる方向であってもよい。これは、正面X線動画像においては心臓の像がある領域に属する画素が低い画素値を有するために正面X線動画像からは心臓の裏側にある構造物の状態を把握することが難しいが、第2の撮影方向が心壁の裏側が広がる方向である場合は心臓の裏側にある構造物を観察できる領域が広がるためである。
1.5 被写体共通方向の取得
図3の模式図は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて正面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。図4の模式図は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて側面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。
図5は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像の例を図示する模式図である。図9は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像の例を図示する模式図である。
X線動画像撮影装置1020により正面撮影が行われる場合は、図3に図示されるように、矢印1100により示されるFPD1041の上下方向が矢印1120により示される身体1140の頭足方向と同じになり、X線源1040が矢印1121により示される身体1140の背面方向からX線を被写体1160にばく射し、FPD1041が矢印1122に示される身体1140の正面方向から被写体1160をX線撮影するように、X線動画像撮影装置1020及び身体1140が配置される。この場合は、X線動画像撮影装置1020が図5に図示される正面X線動画像1180を生成する。
X線動画像撮影装置1020により側面撮影が行われる場合は、図4に図示されるように、矢印1100により示されるFPD1041の上下方向が矢印1120により示される身体1140の頭足方向と同じになり、X線源1040が矢印1123により示される身体1140の側面方向からX線を被写体1160にばく射し、FPD1041が矢印1124により示される身体1140の側面方向から被写体1160をX線撮影するように、X線動画像撮影装置1020及び身体1140が配置される。この場合は、X線動画像撮影装置1020が図9に図示される側面X線動画像1200を生成する。
被写体共通方向取得部1060は、矢印1220により示される正面X線動画像1180における上下方向及び矢印1240により示される側面X線動画像1200における上下方向が矢印1120により示される被写体1160における頭足方向を示すことを特定し、矢印1220により示される正面X線動画像1180における上下方向を正面X線動画像1180における被写体共通方向とし、矢印1240により示される側面X線動画像1200における上下方向を側面X線動画像1200における被写体共通方向とする。
ここまでは被写体共通方向が正面撮影や側面撮影という条件下で一意に決まる例を記載した。このように、パネルの方向により、被写体共通方向を決定することを基本とするが、画像認識により例えば脊椎などを正面X線動画像と側面X線動画像それぞれから認識することで、被写体の頭足方向を特定し、被写体共通方向として決定してもよい。以下、画像認識対象を脊椎に限定して記載するが、認識対象を限定するものではない。
被写体の頭足方向の特定にあたっては、所定フレームでの脊椎方向の認識結果を用いる。安静呼気位などの標準的な状態の脊椎方向を使ってもよく、時間的に安定した脊椎方向を特定するため、脊椎方向の角度を時間方向に平均値や中央値など何らかの統計値を用いてもよい。
病棟回診時のベッド上の患者撮影ケースでは、患者が姿勢を自由に動かせず、また、患者が被服していて撮影時に患者の胴体方向が正確にわからないことがあるため、パネルの方向と患者の脊椎方向の角度が大きく異なってしまうことがある。画像認識により被写体共通方向を認識することで、こういった撮影の場合にも適用が可能となる。
また、別のケースとして、動画の各フレームにおいて被写体共通方向を別々に認識させ、フレームごとに変化させてもよい。このとき、動画像の表示画面においては、被写体共通方向を表示画面の上下方向となるように、表示対象である正面X線動画像や側面X線動画像を回転させて、表示する。これにより、動画撮影中に、患者の姿勢が時間的に大きく変動してしまう場合にも適用が可能となる。例えば、深呼吸のX線動画撮影においては、患者が呼吸に集中するあまり姿勢が大きく変動してしまうことがあるため、その場合には各フレームで被写体共通方向を変化可能とすることが望ましい。
1.6 撮影プロトコル
矢印1124により示される側面方向からのX線撮影は、望ましくは矢印1122により示される正面方向からのX線撮影と同時に行われる。これにより、確実に同じ状態が正面方向及び側面方向からX線撮影され、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200を用いて診断が行われる場合に診断が正確に行われる。
矢印1124により示される側面方向からのX線撮影が、矢印1122により示される正面方向からのX線撮影が行われた時刻と異なる時刻に行われてもよい。例えば、撮影室において患者に撮影方法の説明が行われた後に、正面方向からのX線撮影が10秒間に渡って行われ、正面方向からのX線撮影の完了に続いて、患者の向きが変更され、患者の向きの変更に続いて、側面方向からのX線撮影が10秒間に渡って行われことも許される。側面方向からのX線撮影が正面方向からのX線撮影が行われた時刻と異なる時刻に行われる場合であっても、側面方向からのX線撮影が正面方向からのX線撮影が行われた時刻の直後の時刻に行われるときには、概ね同じ状態が正面方向及び側面方向からX線撮影され、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200を用いて診断が行われる場合に診断が正確に行われる。また、1台のX線動画像撮影装置1020だけで正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が生成される。
正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200は、典型的には換気に関する診断又は血流に関する診断に用いられる。正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が換気に関する診断及び血流に関する診断以外の診断に用いられてもよい。
換気に関する診断が行われる場合は、X線撮影が行われている間に、安静呼吸、深呼吸、息止め等が行われる。これにより、呼吸中の被写体1160の状態が観察される。X線撮影が行われる撮影時間は、診断に必要な呼吸数に応じて設定される。当該撮影時間は、患者の被ばくを少なくするために、可能な限り短く設定される。矢印1124により示される側面方向からのX線撮影が行われている間の呼吸数が、矢印1122により示される正面方向からのX線撮影が行われている間の呼吸数と異なってもよい。正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200を用いることができる診断が制限されるが、側面方向からのX線撮影が行われている間に行われる呼吸に含まれる呼吸状態が、正面方向からのX線撮影が行われている間に行われる呼吸に含まれる呼吸状態と異なってもよい。
血流に関する診断が行われる場合は、X線撮影が行われている間に、例えば最大呼吸位における息止めが維持され、数心拍分の期間に渡ってX線撮影が行われる。これにより、心拍状態の計測が可能になる。
矢印1124により示される側面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢は、望ましくは矢印1122により示される正面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢と同じである。例えば、正面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢が立位である場合は、側面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢も望ましくは立位である。これにより、側面X線動画像1200に対する重力の影響が正面X線動画像1180に対する重力の影響と同じになり、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200を用いて診断が行われる場合に診断が正確に行われる。
矢印1124により示される側面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢が矢印1122により示される正面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢と異なる場合であっても、正面X線動画像1180における被写体共通方向及び側面X線動画像1200における被写体共通方向が被写体1160における共通の方向を示すように正面X線動画像1180における被写体共通方向及び側面X線動画像1200における被写体共通方向が取得される。例えば、正面方向からX線撮影が行われている間の姿勢が座位であり、側面方向からX線撮影が行われている間の姿勢が立位である場合は、身体1140における頭と臀部とを結ぶ方向を示す方向が正面X線動画像1180における被写体共通方向とされ、身体1140における頭足方向を示す方向が側面X線動画像1200における被写体共通方向とされる。正面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢及び側面方向からのX線撮影が行われている間の姿勢の少なくとも一方が臥位であってもよい。
1.7 ランドマークの取得
正面X線動画像1180から少なくともひとつのランドマークが取得され、側面X線動画像1200から少なくともひとつのランドマークが取得される場合は、正面X線動画像1180に含まれる正面フレーム画像1260に対応する対応側面フレーム画像1280が側面X線動画像1200に含まれる複数の側面フレーム画像から抽出される。
続いて、正面フレーム画像1260から少なくともひとつのランドマークが取得される。また、対応側面フレーム画像1280から少なくともひとつのランドマークが取得される。正面フレーム画像1260から取得される少なくともひとつのランドマークの各々は、正面フレーム画像1260に含まれる構造物の像の代表点である。対応側面フレーム画像1280から取得される少なくともひとつのランドマークの各々は、対応側面フレーム画像1280に含まれる構造物の像の代表点である。代表点は、例えば座標により表現される。ランドマークは、望ましくは呼吸位相、心拍位相等の位相により変化しない位置を有する構造物の像の代表点であり、例えば脊椎の像の代表点である。ランドマークが呼吸位相、心拍位相等の位相により変化する位置を有する構造物の像の代表点であってもよい。位相により変化する位置を有する構造物の像の代表点であるランドマークは、後述する位相合わせに用いられる。
対応側面フレーム画像1280から取得された少なくともひとつのランドマークは、それぞれ正面フレーム画像1260から取得された少なくともひとつのランドマークに対応する。正面フレーム画像1260から取得されたランドマーク及び正面フレーム画像1260から取得されたランドマークに対応する、対応側面フレーム画像1280から取得されたランドマークは、それぞれ正面フレーム画像1260及び対応側面フレーム画像1280に含まれる同じ構造物の像の代表点である。
少なくともひとつのランドマークが1個のランドマークである場合は、対応側面フレーム画像1280における位置を正面フレーム画像1260における位置に合わせる位置合わせが可能になる。
少なくともひとつのランドマークが2個のランドマークである場合は、上記の位置合わせに加えて、対応側面フレーム画像1280におけるサイズを正面フレーム画像1260におけるサイズに合わせるサイズ合わせが可能になる。この場合は、2個のランドマークの矢印1220により示される被写体共通方向についての位置が一致しないように2個のランドマークが正面フレーム画像1260から取得され、望ましくは2個のランドマークの間の矢印1220により示される被写体共通方向についての距離が大きくなるように2個のランドマークが正面フレーム画像1260から取得される。また、2個のランドマークの矢印1240により示される被写体共通方向についての位置が一致しないように2個のランドマークが対応側面フレーム画像1280から取得され、望ましくは2個のランドマークの間の矢印1240により示される被写体共通方向についての距離が大きくなるように2個のランドマークが対応側面フレーム画像1280から取得される。
少なくともひとつのランドマークが3個以上のランドマークであってもよい。
X線画像は、投影線に傾きがあるため、パネルに近い対象物ほど大きく撮像される。そのため、側面撮影でいえば、右横隔膜と左横隔膜のどちらに注目するかにより、合わせるべき倍率が変わる。
そのため、サイズ合わせを行う場合、パネルから等距離にあると想定される構造物におけるランドマークを、2つ以上用いてサイズ合わせを行うことが望ましい。これにより、サイズ合わせを精度よく行うことができる。
正面画像や側面画像においては、撮影時の姿勢から想定して、脊椎上の点はパネルから等距離にあることが想定される。そのため、脊椎をランドマークとしてサイズ合わせをすることが望ましい。パネルと体が密着している撮影であるため、例えば、標準体格であれば、正面では体厚の半分である10cm程度、側面では肩幅の半分である20cm程度の距離に、脊椎がある、と算出することもできる。
一方で、見たい対象物に対して、サイズ合わせを行うことが望ましい。このとき、例えば右横隔膜に注目する場合、側面画像において右横隔膜の頂点部以外にパネルから等距離のランドマークが検出できない場合がある。この場合、脊椎上の2点をランドマークに、サイズ合わせの倍率Aを計算し、一方、正面画像の脊椎と右横隔膜頂点の距離を求め(例えば10cm)、奥行を示す線源からパネルまでの距離200cmに対する比を補正倍率Bとして求め(10/200なので5%)、倍率AとBの積算で、サイズ合わせを行う。
また、別のやり方としては、正面・側面ともに同じ安静呼吸を撮影したのであれば、動画中の右横隔膜の上端位置(安静呼気位の状態)と下端位置(安静吸気位の状態)それぞれをランドマークとすればよい。
倍率は基本的に動画中で1つに固定する。倍率が時間的に変動すると、非常に見にくいためである。
図6、図7及び図8は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおけるランドマークの奥行き位置の推定を説明する図である。
図6に示されるように、入力に関して、(1)正面・側面で、複数のランドマーク(脊椎)を検出する場合は、画像間のサイズ・位置合わせに関して、脊椎のランドマークを用い、位置合わせできる。ただし、上記ランドマークは、奥行きが位置が同じという前提(仮定)で計算する。この場合は、ランドマークの奥行き位置については、求まらない。
図6に示されるように、入力に関して、(2)(1)に追加して、正面のランドマーク(脊椎)の奥行き位置推定値を入力する場合は(図7)、画像間のサイズ・位置合わせに関して、脊椎のランドマークを用い、位置合わせできる。ただし、上記ランドマークは、奥行きが位置が同じという前提(仮定)で計算する。この場合は、ランドマークの奥行き位置については、側面も、求まる。(正面は推定値を入力済み)。
(2)におけるB(パネル〜脊椎の距離)の計算方法は、以下のように行われる。図7に示されるように、正面撮影においては、B(パネル〜脊椎の距離)=10cm程度と推定される。また、側面撮影においては、B(パネル〜脊椎の距離)は不明である。このため、正面では脊椎は200/190倍に拡大投影される。また、複数の脊椎上のランドマークについて、pix距離から実寸距離が求まる(pix距離1000pix、パネル画素サイズ1pix=0.5mmなら、1000*0.5/(200/190)≒526.3mmが実寸距離である)。また、側面の脊椎上のランドマークについて、実寸距離が求まっているので、拡大率がわかる(pix距離1100pix、パネル画素サイズ1pix=0.5mmなら、(1100*0.5)/526.3≒1.045が拡大率である)。また、側面の脊椎の、奥行き位置がわかる(200/1.045≒191.4cmが線源からの距離。200-191.4=8.6cmが奥行き位置)。
図6に示されるように、入力に関して、(3)(2)に追加して、正面・側面の、右横隔膜のランドマークを検出する場合は(図8)、画像間のサイズ・位置合わせに関して、右横隔膜のランドマークに対しても、サイズ合わせ・位置合わせができる。この場合は、ランドマークの奥行き位置については、右横隔膜のランドマークに対しても、求まる。
(3)においては、以下の処理が行われる。図8に示されるように、正面画像にて、右横隔膜〜脊椎の距離=10cmと算出される。また、側面での右横隔膜の奥行き位置を算出する。B(パネル〜脊椎の距離)=20cm、(パネル〜横隔膜の距離)=20+10=30cmである。したがって、側面での右横隔膜と同一奥行きのランドマークが他になくても、サイズ合わせができる。そして、(2)の要領で、正面・側面で、脊椎の奥行き位置を求める。また、正面画像にて、脊椎から右横隔膜頂点のpix距離を算出する。また、正面画像における、脊椎から右横隔膜頂点の実寸距離を算出する(同じ奥行き位置と仮定して、脊椎と同じ拡大率を適用すればよい。例えば10cmとわかったとする)。また、側面画像における、右横隔膜頂点の奥行き位置・拡大率がわかる(パネル〜脊椎の距離が20cmなら、20+10=30cmの奥行き位置、拡大率は200/170である)。また、側面画像において、右横隔膜頂点にサイズ合わせができる(脊椎でサイズ合わせを行ったのち、側面画像にさらに180/170の補正倍率をかければよい)。
1.8 ランドマークが右横隔膜の像の代表点である場合
図10は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。図11は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。
図10及び図11には、ランドマークが右横隔膜の像の代表点である場合の例が図示される。
図10に図示されるように正面X線動画像1180からランドマーク1300が取得される場合は、正面フレーム画像1260から右横隔膜の像1320が抽出される。また、図11に図示されるように側面X線動画像1200からランドマーク1340が取得される場合は、対応側面フレーム画像1280から右横隔膜の像1360が抽出される。右横隔膜は比較的大きな構造物であるため、正面フレーム画像1260において右横隔膜の像1320を判別すること、及び対応側面フレーム画像1280において右横隔膜の像1360を判別することは容易である。抽出において右横隔膜とそれ以外との境界の上端及び下端を3次元的に特定することにより、対応側面フレーム画像1280から取得されたランドマーク1340が正面フレーム画像1260から取得されたランドマーク1300の位置に対応する位置に正確に配置される。
正面フレーム画像1260から右横隔膜の像1320が抽出される場合は、典型的には、右横隔膜の像のテンプレートと正面フレーム画像1260におけるテンプレートと重なる領域との類似度が高くなるようにテンプレートが配置されるテンプレートマッチングが行われ、配置されたテンプレートの代表点の位置が右横隔膜の像1320の代表点の位置とされる。また、対応側面フレーム画像1280から右横隔膜の像1360が抽出される場合は、典型的には、右横隔膜の像のテンプレートと対応側面フレーム画像1280におけるテンプレートと重なる領域との類似度が高くなるようにテンプレートが配置されるテンプレートマッチングが行われ、配置されたテンプレートの代表点の位置が右横隔膜の像1360の代表点の位置とされる。テンプレートが配置された位置の周辺においてグラフカット等のセグメンテーション手法、エッジ検出等を用いて、右横隔膜の像1320とそれ以外との境界が抽出され境界の上端又は下端の位置が右横隔膜の像1320の代表点とされてもよく、右横隔膜の像1360とそれ以外との境界が抽出され境界の上端又は下端の位置が右横隔膜の像1360の代表点とされてもよい。これにより、対応側面フレーム画像1280から取得されたランドマーク1340が正面フレーム画像1260から取得されたランドマーク1300の位置に対応する位置により正確に配置される。
対応側面フレーム画像1280から右横隔膜の像1360が抽出される場合は、右横隔膜の像1360が左横隔膜の像1361と重なるため、右横隔膜の像1360と左横隔膜の像1361とを判別する必要がある。図11に図示される対応側面フレーム画像1280においては、左横隔膜の像1361の下方にある腸内ガスの像1362により右横隔膜の像1360と左横隔膜の像1361とが判別される。腸内ガスの像1362の有無は、テンプレートが配置された位置の上下方向における濃度分布により判別される。濃度分布に限らず、周波数成分など他の画像特徴のマッチ度から判別してもよい。
右横隔膜以外の構造物の像の代表点がランドマークとされてもよい。例えば、左横隔膜、肺尖、大動脈弓等の像の代表点がランドマークとされてもよい。
1.9 ランドマークが椎骨の像の代表点である場合
図12は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。図13は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像からランドマークが取得された状態の例を図示する模式図である。
図14は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される正面X線動画像において脊椎の像の存在エリアが特定されプロフィール取得エリアが設定された状態の例を図示する模式図である。図15は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて生成される側面X線動画像において脊椎の像の存在エリアが特定されプロフィール取得エリアが設定された状態の例を図示する模式図である。
図12、図13、図14及び図15には、ランドマークが椎骨の像の代表点である場合の例が図示される。
図12に図示されるように正面X線動画像1180からランドマーク1380及び1381が取得される場合は、正面フレーム画像1260から第i番目の椎骨の像1400及び第j番目の椎骨の像1401が抽出される。また、図13に図示されるように側面X線動画像1200からランドマーク1420及び1421が取得される場合は、対応側面フレーム画像1280から第i番目の椎骨の像1440及び第j番目の椎骨の像1441が抽出される。
正面フレーム画像1260から第i番目の椎骨の像1400及び第j番目の椎骨の像1401が抽出される場合は、典型的には、大動脈弓の像のテンプレートと正面フレーム画像1260におけるテンプレートと重なる領域との類似度が高くなるようにテンプレートが配置されるテンプレートマッチングが行われ、配置されたテンプレートの位置が大動脈弓の像の位置として特定される。また、対応側面フレーム画像1280から第i番目の椎骨の像1440及び第j番目の椎骨の像1441が抽出される場合は、典型的には、大動脈弓の像のテンプレートと対応側面フレーム画像1280におけるテンプレートと重なる領域との類似度が高くなるようにテンプレートが配置されるテンプレートマッチングが行われ、配置されたテンプレートの位置が大動脈弓の像の位置として特定される。
続いて、図14に図示されるように正面フレーム画像1260において脊椎の像1402の存在エリア1460が特定される。脊椎の像1402の存在エリア1460の左右方向の範囲は、例えば大動脈弓の像の上下方向の位置と同じ上下方向の位置に設定されるプロフィール取得エリア1480における左右方向のプロフィールから特定される。また、図15に図示されるように対応側面フレーム画像1280において脊椎の像1442の存在エリア1500が特定される。脊椎の像1442の存在エリア1500は、例えば大動脈弓の上下方向の位置と同じ上下方向の位置に設定されるプロフィール取得エリア1520における左右方向のプロフィールから肺野の像の右端を抽出し、抽出した右端からの左右方向範囲が一定であるエリアを脊椎の像1442の存在エリア1500とすることにより特定される。
続いて、脊椎の像1402の存在エリア1460についてプロフィールがとられ、脊椎の像1402の存在エリア1460において隣接する2個の椎骨の像の間のエッジが抽出され、脊椎の像1402の存在エリア1460において隣接する2個の椎骨の間の節目の像が特定される。また、脊椎の像1442の存在エリア1500についてプロフィールがとられ、脊椎の像1442の存在エリア1500において隣接する2個の椎骨の像の間のエッジが抽出され、脊椎の像1442の存在エリア1500において隣接する2個の椎骨の間の節目の像が特定される。節目の像は線状であるため、節目の像の代表点は、節目の像の上下方向の位置の平均値の位置を有する位置とされる。
続いて、脊椎の像1402の存在エリア1460において、大動脈弓の像の位置を基準として椎骨の像がナンバリングされ、第i番目の椎骨の像1400及び第j番目の椎骨の像1401が抽出される。また、脊椎の像1442の存在エリア1500において、大動脈弓の像の位置を基準として椎骨の像がナンバリングされ、第i番目の椎骨の像1440及び第j番目の椎骨の像1441が抽出される。これにより、正面フレーム画像1260から上下方向に大きく離れたランドマーク1380及び1381が取得され、対応側面フレーム画像1280から上下方向に大きく離れたランドマーク1420及び1421が取得される。
1.10 表示位置合わせパラメーターの算出
図16は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて空間位置合わせが行われる前の正面X線動画像及び側面X線動画像の例を図示する模式図である。図17は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて空間位置合わせが行われた後の正面X線動画像及び側面X線動画像の例を図示する模式図である。
図16及び図17には、ランドマークが椎骨の像の代表点である場合の例が図示される。
正面X線動画像1180から取得された少なくともひとつのランドマークが図16及び図17に図示されるように2個のランドマーク1380及び1381であり、側面X線動画像1200から取得された少なくともひとつのランドマークが図16及び図17に図示されるように2個のランドマーク1420及び1421である場合は、表示位置合わせパラメーターが側面X線動画像1200の並進量及び拡大縮小率からなる。並進量は、位置合わせに用いられる。拡大縮小率は、サイズ合わせに用いられる。また、矢印1220及び1240により示される被写体共通方向に側面X線動画像1200を当該並進量だけ併進させること、及び側面X線動画像1200を当該拡大縮小率だけ拡大又は縮小することにより、側面X線動画像1200から取得された2個のランドマーク1420及び1421の矢印1220及び1240により示される被写体共通方向についての位置がそれぞれ正面X線動画像1180から取得された2個のランドマーク1380及び1381の矢印1220及び1240により示される被写体共通方向についての位置に合うようにされる。図16及び図17に図示される例においては、拡大縮小率が1.1倍程度となっている。
正面X線動画像1180から取得された少なくともひとつのランドマークが1個のランドマークであり側面X線動画像1200から取得された少なくともひとつのランドマークが1個のランドマークである場合は、表示位置合わせパラメーターが側面X線動画像1200の並進量からなる。また、矢印1220及び1240により示される被写体共通方向に側面X線動画像1200を当該並進量だけ併進させることにより、側面X線動画像1200から取得された1個のランドマークの矢印1220及び1240により示される被写体共通方向についての位置が正面X線動画像1180から取得された1個のランドマークの矢印1220及び1240により示される被写体共通方向についての位置に合うようにされる。
側面X線動画像1200を併進させることに加えて、又は側面X線動画像1200を併進させることに代えて、正面X線動画像1180を併進させることが行われてもよい。側面X線動画像1200を拡大又は縮小することに加えて、又は側面X線動画像1200を拡大又は縮小することに代えて、正面X線動画像1180を拡大又は縮小させることが行われてもよい。
1.11 正面動画像及び側面動画像の表示の第1の例
図18は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第1の例を図示する模式図である。
図18に図示される表示においては、側面X線動画像1200が正面X線動画像1180に重ならず、正面X線動画像1180が左方に表示され、側面X線動画像1200が右方に表示されるように、空間位置合わせが行われた正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が単純に並べて表示される。これにより、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が対比可能に表示される。正面X線動画像1180が右方に配置され、側面X線動画像1200が左方に配置されることも許される。左右方向が被写体共通方向である場合は、正面X線動画像1180が上方又は下方の一方に表示され、側面X線動画像1200が上方及び下方の他方に表示されることも許される。
1.12 正面動画像及び側面動画像の表示の第2の例
図19は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第2の例を図示する模式図である。
図19に図示される表示においては、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が半透明化され、側面X線動画像1200が正面X線動画像1180に重なるように、空間位置合わせが行われた正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が表示される。これにより、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が対比可能に表示される。側面X線動画像1200及び正面X線動画像1180は、望ましくは互いに色分けされる。
側面X線動画像1200が正面X線動画像1180に重ねられる表示と側面X線動画像1200が正面X線動画像1180に重ねられない表示とを切り替えることができるようにされてもよい。重ねた状態で、半透明をON/OFFさせてもよい。これにより、比較することを望む点を互いに近接させて比較を行うことができる。切り替えは、自動で行われてもよいし、手動で行われてもよい。切り替えが自動で行われる場合は、例えば1回の呼吸が再生されるごとに切り替えが行われる。切り替えが手動で行われる場合は、例えばマウスクリック等の操作に応答して切り替えが行われる。さらに、画像の領域ごとに半透明にする領域を設定可能にしてもよい。
1.13 正面動画像及び側面動画像の表示の第3の例
図20は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第3の例を図示する模式図である。
図20に図示される表示においては、側面X線動画像1200を左右方向に分割することにより生成される左側の部分X線動画像1540が左方に表示され、側面X線動画像1200を左右方向に分割することにより生成される右側の部分X線動画像1541が左側の部分X線動画像1540から離して右方に表示され、正面X線動画像1180が左側の部分X線動画像1540と右側の部分X線動画像1541との間に表示されるように、空間位置合わせが行われた正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が表示される。これにより、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が対比可能に表示される。左側の部分X線動画像1540及び右側の部分X線動画像1541からなる2個の部分X線動画像は、矢印1240により示される被写体共通方向と同じ上下方向に延在する切断面において側面X線動画像1200を切断し、矢印1240により示される被写体共通方向と垂直をなす左右方向に側面X線動画像1200を分割することにより生成される。側面X線動画像1200に代えて正面X線動画像1180が切断されてもよい。左側の部分X線動画像1540及び右側の部分X線動画像1541の一方が非表示にされてもよい。左右方向が被写体共通方向である場合は、左側の部分X線動画像1540及び右側の部分X線動画像1541からなる2個の部分X線動画像に代えて、上側の部分X線動画像及び下側の部分X線動画像からなる2個の部分X線動画像が用いられる。
比較することを望む点を指定する操作が受け付けられ、受け付けられた操作に応答して図20に図示される表示が行われてもよい。比較することを望む点を指定する操作に応答して図20に図示される表示が行われる場合は、指定された点を含む切断面において側面X線動画像1200が切断される。
指定された点がランドマークではない場合は、指定された点を含む構造物の像又は指定された点に最も近い構造物の像の代表点が新たなランドマークにされ、正面フレーム画像1260及び対応側面フレーム画像1280の少なくとも一方の併進を伴う空間位置合わせが再び行われる。
1.14 正面動画像及び側面動画像の表示の第4の例
図21は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示の第4の例を図示する模式図である。
図21に図示される表示においては、正面X線動画像1180が3Dオブジェクト1560の正面1580に表示され、側面X線動画像1200が3Dオブジェクトの側面1581に表示されるように、空間位置合わせが行われた正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が3次元的に表示される。これにより、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が対比可能に表示される。また、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が同じ被写体1160をX線撮影することにより生成されたものであることを認識しやすくなる。
図21に図示される表示においては、正面X線動画像1180中に指定された点1600及び1601にそれぞれ対応する投影線1620及び1621が側面X線動画像1200に重ねて表示され、脊椎の像1442の傾きを示す線1640が側面X線動画像1200に重ねて表示される。同様の投影線及び脊椎の像の傾きを示す線が表示の第1の例、第2の例及び第3の例において採用されてもよい。
正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200は、空間位置合わせが行われた状態で表示されるので、投影線1620及び1621は、基本的には、それぞれ指定された点1600及び1601の上下方向についての位置に対応する上下方向の位置を通る。X線源1040からFPD1041に投影されるX線の光路の傾きαが投影線1620及び1621の傾きに反映されてもよい。これにより、指定された点1600及び1601に対応する部分をより正確に把握できるようになる。脊椎の像1442の傾きβに基づいて姿勢の前後方向への傾斜量が求められ、求められた傾斜量に基づいて投影線1620及び1621の傾きが補正されてもよい。例えば、矢印1122により示される正面方向からX線撮影が行われている間には姿勢の前後方向への傾斜がなかったと仮定され、投影線1620及び1621の傾きに傾きβを加算する補正が行われてもよい。これにより、矢印1124により示される側面方向からX線撮影が行われている間に呼吸により姿勢が変化しやすいことの影響が抑制される。
図22は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおけるX線の光路の算出を説明する図である。
図22に示されるように、X線撮影に用いられるX線の光路の求め方としては、正面画像における、パネル〜線源の距離をもちいると、パネルY座標(被写体共通方向への位置)ごとにパネルへのX線入射角度がわかる。パネル中心では0度である。パネルYサイズ40cm,パネル〜線源が200cmなら、パネル端はatan(40/200)の角度となる。これにより正面の各ランドマークとX線入射角度が1:1に求まる。
側面画像に表示すべき光路としては、側面画像の所定のランドマークに対し、側面画像の所定のランドマークを通る直線であって、正面画像から求められた傾きを持つ直線である。すなわち、対応する正面画像のランドマークの位置と1:1に対応するX線入射角度を、傾きとする直線である。
2点のランドマークの光路が求まれば、その交点(画像外)を中心にした放射状の直線を引くことで、全領域の光路が求まる。
被写体共通方向がパネルと一致している場合は、上記でよく、脊椎が傾いている場合などは、脊椎方向の法線に対する傾き、とすればよい。
図22では、正面画像における光路を側面画像に表示する例を記載したが、側面画像における光路を正面画像に表示してもよい。
側面X線動画像1200中に指定された点に対応する投影線が正面X線動画像1180に重ねて表示されてもよい。
図21に図示される表示においては、正面X線動画像1180中に指定された点の付近にあるランドマーク1660が検出され、検出されたランドマーク1660に対応する投影線1680が側面X線動画像1200に重ねて表示される。これにより、局所における正確な投影線を観察できるようになり、3次元形状がより容易に理解される。
図21に図示される3Dオブジェクト1560は、直方体の3Dオブジェクトであるため、画像を表示可能な6個の面を有する。このため、互いに異なる3個の撮影方向から被写体1160をX線撮影することにより3個のX線動画像が生成され、生成された3個のX線動画像が3Dオブジェクトの3個の面にそれぞれ表示されてもよい。例えば、正面X線動画像1180が3Dオブジェクト1560の正面1580に正面表示され、RL撮影により生成された側面X線動画像1200が3Dオブジェクトの一方の側面1581にLR表示され、LR撮影により生成された側面X線動画像が3Dオブジェクトの他方の側面にRL表示されることも許される。6個の面のいずれかに他の種類のモダリティにより生成された断層画像が表示されてもよい。6個の面のいずれかに換気、血流等についての解析の結果を示す解析画像が表示されてもよい。直方体の3Dオブジェクトである3Dオブジェクトが直方体の3Dオブジェクトでない3Dオブジェクトに置き換えられてもよい。
3Dオブジェクトの各面を、3Dオブジェクト内側に並行に移動(スライド)できるようにしてもよい。これにより、奥行き方向に最もマッチした見やすい位置で、各面の画像を比較表示できる。
3Dオブジェクト上の2面を比較表示したいとき、2面をスライドさせて重ねて表示してもよい。その場合、非注目の面側は半透明とすることが望ましい。もちろん面ごとに色を異ならせてもよい。
手動でスライドさせるだけでなく、自動で、たとえばランドマークの点が2面の交線の位置にくるように、自動スライドさせてもよい。
3Dオブジェクト1560を回転させる操作を受け付ける操作グラフィカルユーザーインターフェースが表示に付加されてもよい。
1.15 計測情報の表示
図23は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示において正面X線動画像に計測情報が重ねて表示された状態の例を図示する模式図である。
図23には、ランドマークが右横隔膜の像の代表点である場合の例が図示される。
図23に図示される正面X線動画像1180には、右横隔膜の像1320の形状を示す形状線1700が重ねて表示される。また、図23に図示される側面X線動画像1200には、右横隔膜の像1360の形状を示す形状線1720が重ねて表示される。
また、正面X線動画像1180には、側面X線動画像1200に重ねて表示される形状線1720上の計測点1740及び計測点1741にそれぞれ対応する形状線1760及び形状線1761が重ねて表示される。形状線1760及び形状線1761は、形状線1700を平行移動することにより得られる。平行移動する位置は、側面の横隔膜上の点1720、1740,1741について、光路を求めれば、求まる。別でコメントしたように、正面のY座標位置と光路の傾きは1:1で計算できるためである。
一般的には、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200の一方を用いて計測を行うことにより得られる計測情報が正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200の他方に重ねて表示される。
1.16 解析結果の表示
図24は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける正面X線動画像及び側面X線動画像の表示において正面X線動画像及び側面X線動画像に換気解析結果が重ねて表示された状態の例を図示する模式図である。
図24には、ランドマークが右横隔膜の像の代表点である場合の例が図示される。
図24に図示される正面X線動画像1180に含まれる右肺の像1780及び図24に図示される側面X線動画像1200に含まれる右肺の像1800には、それぞれ正面X線動画像1180を用いて右肺の換気解析を行うことにより得られる換気解析結果1820及び1840が重ねて表示される。これにより、換気解析結果1820及び1840が構造物のどのような動きを反映しているのかを、正面X線動画像1180と側面X線動画像1200とを対比しながら把握することができる。
左肺の換気解析を行うことにより得られる換気解析結果が、正面X線動画像1180に含まれる左肺の像1781及び側面X線動画像1200に含まれる左肺の像1801に重ねて表示されてもよい。換気解析結果1820及び1840以外の解析結果が正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200に重ねて表示されてもよい。例えば、血流解析結果が正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200に重ねて表示されてもよい。
一般的には、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200の一方を用いて解析を行うことにより得られる解析結果が正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200の他方に重ねて表示される。
正面X線動画像1180には、右横隔膜の像1320の形状を示す形状線1860が重ねて表示される。また、側面X線動画像1200には、右横隔膜の像1360の形状を示す形状線1880、脊椎の像1442の傾きを示す線1900及び投影線1920が重ねて表示される。
1.17 X線静止画像又は新たな動画像の表示
正面X線動画像1180に代えて正面X線静止画像が表示されてもよく、側面X線動画像1200に代えて側面X線静止画像が表示されてもよい。
正面X線動画像1180及び側面X線静止画像が対比可能に表示され、側面X線静止画像から想定される横隔膜の像の形状が求められ、求められた横隔膜の像の形状を示す形状線が正面X線動画像1180に重ねて表示されてもよい。これにより、被爆を抑制しながら横隔膜の3次元形状の理解を容易ならしめることができる。
X線撮影によりX線動画像が生成され、生成されたX線動画像からX線静止画像又は新たな動画像が作成され、作成されたX線静止画像又は新たな動画像が表示されてもよい。
X線静止画像は、例えば所定の回数の呼吸の間にX線撮影を行うことにより得られたフレーム画像の振幅値から作成される。
作成される新たな動画像は、例えば換気解析の動画像である。換気解析の動画像は、例えば基準フレーム差分値から作成される。
1.18 撮影条件を使用する位置合わせ及びサイズ合わせ
先述の空間位置合わせが、画像処理により得られる画像情報を用いずに、撮影条件を示す撮影パラメーター、例えば撮影方向、X線源1040、被写体1160及びFPD1041の位置等を用いて行われてもよい。例えば、撮影距離、患者の体厚情報等を用いてサイズ合わせが行われてもよい。X線撮影が行われるときに肩位置がカメラ撮影され、カメラ撮影により得られる画像を用いて位置合わせが行われてもよい。その一例を以下で説明する。
図25は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて正面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。図26は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおいて側面撮影が行われる場合のX線動画像撮影装置及び身体の配置を図示する斜視図である。
図25に図示されるように、X線源1040からFPD1041までの距離Aが2mであり、正面撮影が行われるときに胸部1160がFPD1041に密着し胸部1160にある構造物からFPD1041までの距離Bが約0cmである場合は、胸部1160にある構造物が概ね1倍でFPD1041に投影される。
また、図26に図示されるように、X線源1040からFPD1041までの距離Aが2mであり、側面撮影が行われるときに肩部がFPD1041に密着し胸部1160にある構造物からFPD1041までの距離Bが肩幅の半分に相当する約20cmである場合は、胸部1160にある構造物が(A−B)/A=約0.9倍でFPD1041に投影される。このような場合は、表示位置合わせパラメーターに含まれる側面X線動画像1200の拡大縮小率が約0.9倍の逆数である約1.11倍にされる。
1.19 位相合わせ
図27は、第1実施形態のX線動画像処理システムにおいて生成される正面X線動画像及び側面X線動画像から取得されたランドマークの位置の時刻による変化の例を示すグラフである。
正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200が対比可能に表示される場合は、正面X線動画像1180に含まれる正面フレーム画像1260に対応する対応側面フレーム画像1280を側面X線動画像1200に含まれる複数のフレーム画像から抽出し、正面フレーム画像1260及び正面フレーム画像1260に対応する対応側面フレーム画像1280が対比可能に表示されるようにする位相合わせが行われる。
以下では、呼吸位相、心拍位相等の位相に依存しない位置を有するランドマークを動かないランドマークといい、呼吸位相、心拍位相等の位相に依存する位置を有するランドマークを動くランドマークという。動かないランドマークは、例えば脊椎又は肺尖の像の代表点である。動くランドマークは、例えば横隔膜の像の代表点である。横隔膜の像の代表点は、例えば横隔膜の像の上端点である。
位相合わせにおいては、ランドマーク取得部1061が、正面X線動画像1180に含まれる正面フレーム画像1260から動くランドマークを取得し、側面X線動画像1200に含まれる複数の側面フレーム画像の各々から動くランドマークを取得する。
また、表示位置合わせ部1062が、図27に図示されるように、対応側面フレーム画像1280から取得された動くランドマークの側面X線動画像1200における被写体共通方向についての位置yが、正面フレーム画像1260から取得された動くランドマークの正面X線動画像1180における被写体共通方向についての位置yに合うように、複数の側面フレーム画像から対応側面フレーム画像1280を抽出し、正面フレーム画像1260及び対応側面フレーム画像1280を表示装置1022に対比可能に表示させる。これにより、対応側面フレーム画像1280を生成するためのX線撮影が行われた時の位相が正面フレーム画像1260を生成するためのX線撮影が行われた時の位相に合うように対応側面フレーム画像1280が抽出され、位相が同じ正面フレーム画像1260及び対応側面フレーム画像1280が対比可能に表示されるため、正面X線動画像1180及び側面X線動画像1200を用いて診断が行われる場合に診断が正確に行われる。
対応側面フレーム画像1280から取得された動くランドマークの位置が正面フレーム画像1260から取得された動くランドマークの位置に合うように対応側面フレーム画像1280を選択する処理に先立って、動かないランドマークを取得し空間位置合わせを行う前処理が行われてもよく、撮影パラメーターを用いて空間位置合わせを行う前処理が行われてもよい。
呼気と吸気でランドマークが同じ位置にあるフレーム画像が2つ選定されうる。複数回呼吸が撮影されていれば、さらに多数となる。これの選定方法について、示す。
呼気or吸気が、一致するフレームを選定するようにすることが望ましく、複数回の呼吸が撮影されているなら、呼吸の仕方(振幅や速度など)が類似する呼吸に属する、フレームを選定してもよく、フレーム時間順に、1回目の呼気⇒1回目の吸気⇒2回目の呼気⇒2回目の吸気、を合わせていくことで、複数呼吸を自然に表示できるようにしてもよい。
1.20 位相合わせのアルゴリズムの例
図28は、第1実施形態のX線動画像撮影/処理システムにおける位相合わせのための処理の流れを図示するフローチャートである。
X線動画像処理装置1021は、図28に図示されるステップS111において、第1のX線動画像及び第2のX線動画像を取得し、第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報を取得する。第1のX線動画像及び第2のX線動画像は、それぞれ互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体1160をX線撮影することにより生成される。第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報は、それぞれ第1の撮影方向及び第2の撮影方向を示す。
被写体共通方向取得部1060は、図28に図示されるステップS112において、第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報から、第1のX線動画像における被写体共通方向及び第2のX線動画像における被写体共通方向を取得する。第1のX線動画像における被写体共通方向及び第2のX線動画像における被写体共通方向は、被写体1160における共通の方向を示す。
ランドマーク取得部1061は、図28に図示されるステップS113において、第1のX線動画像に含まれる複数のフレーム画像の各々から動かないランドマークを取得し、第2のX線動画像に含まれる複数のフレーム画像の各々から動かないランドマークを取得する。
表示位置合わせ部1062は、図28に図示されるステップS114において、第2のX線動画像に含まれるフレーム画像から取得された動かないランドマークの被写体共通方向についての位置が、第1のX線動画像に含まれるフレーム画像から取得された動かないランドマークの被写体共通方向についての位置に合うようにする位置合わせのための表示位置合わせパラメーターを算出する。
ランドマーク取得部1061は、図28に図示されるステップS115において、第1のX線動画像に含まれる各フレーム画像から動くランドマークを取得し、第2のX線動画像に含まれる対応する所定フレーム範囲から動くランドマークを取得する。
表示位置合わせ部1062は、図28に図示されるステップS116において、第1のX線動画像に含まれる各フレーム画像に対応する所定のフレーム範囲に属する、第2のX線動画像に含まれるフレーム画像から対応フレーム画像を抽出する。対応フレーム画像の抽出は、対応フレーム画像から取得された動かないランドマークの被写体共通方向についての位置が各フレーム画像から取得された動かないランドマークの被写体共通方向についての位置に合うとともに、対応フレーム画像から取得された動くランドマークの第2のX線動画像における被写体共通方向についての位置が各フレーム画像から取得された動くランドマークの第1のX線動画像における被写体共通方向についての位置に合うように行われる。
表示位置合わせ部1062は、図28に図示されるステップS117において、各フレーム画像及び対応フレーム画像を動かないランドマークで空間位置合わせを行った上で表示装置1022に対比可能に表示させる。動くランドマークは、フレーム抽出に用いるだけである。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1000 X線動画像撮影/処理システム
1020 X線動画像撮影装置
1021 X線動画像処理装置
1022 表示装置
1040 X線源
1041 平面X線検出器(FPD)
1060 被写体共通方向取得部
1061 ランドマーク取得部
1062 表示位置合わせ部
1180 正面X線動画像
1200 側面X線動画像
1260 正面フレーム画像
1280 対応側面フレーム画像
1300,1340,1380,1381,1420,1421,1660 ランドマーク

Claims (12)

  1. 互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体をX線撮影することによりそれぞれ生成される第1のX線画像及び第2のX線画像について、前記第1の撮影方向及び前記第2の撮影方向をそれぞれ示す第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報から、前記被写体における共通の方向を示す前記第1のX線画像における被写体共通方向及び前記第1のX線画像における同一方向である前記第2のX線画像における被写体共通方向を取得する被写体共通方向取得部と、
    前記第1のX線画像における被写体共通方向及び前記第2のX線画像における被写体共通方向が同じ表示方向になり、前記第2のX線画像に含まれる構造物の像の前記同じ表示方向についての位置が前記第1のX線画像に含まれる前記構造物の像の前記同じ表示方向についての位置に合うように、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を表示装置に対比可能に表示させる表示位置合わせ部と、
    を備えるX線画像処理装置。
  2. 前記第1のX線画像から少なくともひとつのランドマークを取得し、前記第2のX線画像から少なくともひとつのランドマークを取得するランドマーク取得部をさらに備え、
    前記表示位置合わせ部は、前記第2のX線画像から取得された少なくともひとつのランドマークの前記同じ表示方向についての位置がそれぞれ前記第1のX線画像から取得された少なくともひとつのランドマークの前記同じ表示方向についての位置に合うように、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を前記表示装置に対比可能に表示させる
    請求項1のX線画像処理装置。
  3. 前記第1のX線画像から取得された少なくともひとつのランドマークが、前記第1のX線画像から取得された1個のランドマークであり、
    前記第2のX線画像から取得された少なくともひとつのランドマークが、前記第2のX線画像から取得された1個のランドマークであり、
    前記表示位置合わせ部は
    前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像の少なくとも一方を前記同じ表示方向に並進させることにより、前記第2のX線画像から取得された1個のランドマークの前記同じ表示方向についての位置が前記第1のX線画像から取得された1個のランドマークの前記同じ表示方向についての位置に合うようにする
    請求項2のX線画像処理装置。
  4. 前記第1のX線画像から取得された少なくともひとつのランドマークが、前記第1のX線画像から取得された2個のランドマークであり、
    前記第2のX線画像から取得された少なくともひとつのランドマークが、前記第2のX線画像から取得された2個のランドマークであり、
    前記表示位置合わせ部は、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像の少なくとも一方を前記同じ表示方向に並進させること、並びに前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像の少なくとも一方を拡大又は縮小することにより、前記第2のX線画像から取得された2個のランドマークの前記同じ表示方向についての位置がそれぞれ前記第1のX線画像から取得された2個のランドマークの前記同じ表示方向についての位置に合うようにする
    請求項2のX線画像処理装置。
  5. 前記表示位置合わせ部は、前記第2のX線画像が前記第1のX線画像に重ならないように前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を前記表示装置に並べて表示させる
    請求項1から4までのいずれかのX線画像処理装置。
  6. 前記表示位置合わせ部は、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を半透明化し、前記第2のX線画像が前記第1のX線画像に重なるように前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を前記表示装置に表示させる
    請求項1から4までのいずれかのX線画像処理装置。
  7. 前記表示位置合わせ部は、前記第2のX線画像を分割することにより2個の部分X線画像を生成し、前記第1のX線画像が前記2個の部分X線画像の間に表示されるように前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を前記表示装置に表示させる
    請求項1から4までのいずれかのX線画像処理装置。
  8. 前記表示位置合わせ部は、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像が3Dオブジェクトの第1の面及び第2の面にそれぞれ表示されるように前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を前記表示装置に表示させる
    請求項1から4までのいずれかのX線画像処理装置。
  9. 前記第1のX線画像は、第1のフレーム画像を含む第1のX線動画像であり、
    前記第2のX線画像は、複数のフレーム画像を含む第2のX線動画像であり、
    前記第1のフレーム画像から位相に依存する位置を有するランドマークを取得し、前記複数のフレーム画像の各々から位相に依存する位置を有するランドマークを取得するランドマーク取得部をさらに備え、
    前記表示位置合わせ部は、第2のフレーム画像から取得された位相に依存する位置を有するランドマークの前記同じ表示方向についての位置が、前記第1のフレーム画像から取得された位相に依存する位置を有するランドマークの前記同じ表示方向についての位置に合うように、前記複数のフレーム画像から第2のフレーム画像を抽出し、前記第1のフレーム画像及び前記第2のフレーム画像を前記表示装置に対比可能に表示させる
    請求項1から8までのいずれかのX線画像処理装置。
  10. 前記表示位置合わせ部は、X線撮影に用いられるX線の光路を求め、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像の少なくとも一方に前記光路の直線を描く
    請求項1から9までのいずれかのX線画像処理装置。
  11. 前記表示位置合わせ部は、奥行が同じである対象物をランドマークとして前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像の少なくとも一方の拡大率を変化させる
    請求項1から10までのいずれかのX線画像処理装置。
  12. a)互いに異なる第1の撮影方向及び第2の撮影方向から被写体をX線撮影することによりそれぞれ得られる第1のX線画像及び第2のX線画像について、前記第1の撮影方向及び前記第2の撮影方向をそれぞれ示す第1の撮影方向情報及び第2の撮影方向情報から、前記被写体における共通の方向を示す前記第1のX線画像における被写体共通方向及び前記第2のX線画像における被写体共通方向を取得する工程と、
    b)前記第1のX線画像における被写体共通方向及び前記第2のX線画像における被写体共通方向が同じ表示方向になり、前記第2のX線画像に含まれる構造物の像の前記同じ表示方向についての位置が前記第1のX線画像に含まれる前記構造物の像の前記同じ表示方向についての位置に合うように、前記第1のX線画像及び前記第2のX線画像を表示装置に対比可能に表示させる工程と、
    を備えるX線画像処理方法。
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