JP2019029104A - 被覆電線の端末構造及び端末処理方法 - Google Patents

被覆電線の端末構造及び端末処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019029104A
JP2019029104A JP2017144760A JP2017144760A JP2019029104A JP 2019029104 A JP2019029104 A JP 2019029104A JP 2017144760 A JP2017144760 A JP 2017144760A JP 2017144760 A JP2017144760 A JP 2017144760A JP 2019029104 A JP2019029104 A JP 2019029104A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
electric wire
tip
wire
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017144760A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6928500B2 (ja
Inventor
洋平 一村
Yohei Ichimura
洋平 一村
秀樹 松本
Hideki Matsumoto
秀樹 松本
幸宏 鳥本
Yukihiro Torimoto
幸宏 鳥本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2017144760A priority Critical patent/JP6928500B2/ja
Publication of JP2019029104A publication Critical patent/JP2019029104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6928500B2 publication Critical patent/JP6928500B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】本発明は、被覆電線の先端に被せた熱収縮チューブが抜け落ちを防止できる被覆電線の端末構造及び、被覆電線の端末処理方法を提供すること。【解決手段】電線端末構造1が、撚線導体110を絶縁被覆120で被覆した複数本の被覆電線100と、撚線導体110における絶縁被覆120の先端より露出する導体露出部130を有する電線先端部11に被せられた絶縁カバー20とで構成され、複数本の導体露出部130が、溶接されて一体化された導体溶接部12を有するとともに、該導体溶接部12の先端側が広がっていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、例えば、配索される複数の被覆電線の先端より露出された露出導体が保護された被覆電線の端末構造、及び、前記被覆電線の端末処理方法に関する。
近年、車両の軽量化などを目的として、より細径な被覆電線が採用されている。このような細径の前記被覆電線は、車両などに複数本配索されており、前記被覆電線の先端において絶縁被覆を剥がして露出させた露出導体同士を接続し、絶縁キャップなどで覆うことで、互いに導通させるとともに、他の部材と接してショートすることなどを防止している。
このような前記被覆電線の露出導体を接続させた被覆電線の端末構造が多数提案されている、例えば、特許文献1には、複数の被覆電線の先端部分において露出させた露出導体同士を溶接するとともに、溶接された前記露出導体に熱収縮チューブを被せることで、前記露出導体同士を確実に導通できる被覆電線の端末構造が開示されている。
この特許文献1で開示された被覆電線の端末構造では、それぞれの前記被覆電線を構成する絶縁被覆(内側絶縁被覆)を一体として外側絶縁被覆で被覆して溶着することで、前記被覆電線に外力が作用した場合にであっても、前記外側絶縁被覆が前記外力を緩和し、前記露出導体同士の溶接が外れることを防止できるとされている。
しかしながら、複数の前記内側絶縁被覆を覆っている前記外側絶縁被覆の外径が前記導体露出部を溶接させた溶接部よりも大きくなるため、前記露出導体に被せた前記熱収縮チューブは抜け落ちやすく、前記露出導体が他の部材と接触してショートするおそれがあった。
特開2013−26018号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、被覆電線の先端に被せた熱収縮チューブの抜け落ちを防止できる被覆電線の端末構造及び、被覆電線の端末処理方法を提供することを目的とする。
この発明は、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線と、前記導体における前記絶縁被覆の先端より露出する露出導体を有する電線先端部に被せられた熱収縮チューブとで構成され、前記露出導体が、溶接されて一体化した導体溶接部を有するとともに、先端が広がっている被覆電線の端末構造であることを特徴とする。
またこの発明は、絶縁被覆で被覆した導体が前記絶縁被覆の先端より露出する露出導体を有する電線先端部を備えた複数の被覆電線における前記露出導体を溶接して一体化し、先端側が広がる導体溶接部を構成する溶接工程と、前記導体溶接部を有する前記電線先端部を所定箇所に配置する配置工程と、前記被覆電線及び熱収縮チューブのうちの他方に向かって相対移動させて、前記導体溶接部を有する前記電線先端部を前記熱収縮チューブ内部に挿入する挿入工程と、前記熱収縮チューブを所定長さで切断する切断工程と、加熱して前記熱収縮チューブを熱収縮させる熱収縮工程とを行う被覆電線の端末処理方法であることを特徴とする。
前記導体は、素線を撚った撚線あるいは単線を束ねて構成された束線や、単線で構成された導体を含み、また、前記導体は導電性を有すればどのような導体で構成されていてもよく、銅や銅合金で構成された銅系導体や、アルミニウムやアルミニウム合金などで構成されたアルミニウム系導体で構成されるものを含む。
上述の先端が広がっているとは、前記導体溶接部の先端が広がっている場合や、前記導体溶接部より先端側の溶接されていない導体が広がっている場合を含む。
また、上述の先端が広がっているとは、前記露出導体における基端部と比べて先端部が広がっている場合や、基端部と先端部との間において前記露出導体の径内側に窪んだ凹部が設けてあり、前記先端側が前記凹部又は前記基端部よりも広がっている場合を含み、また、先端が徐々に広がっている場合や、段差を有して広がっている場合を含む。
さらにまた、上述の先端が広がっているとは、前記被覆電線の先端側に向けてどの方向に広がっていてもよく、例えば、前記被覆電線の幅方向や上下方向、斜め方向に広がっていてもよい。
この発明により、前記被覆電線の先端に被せた前記熱収縮チューブの抜け落ちを防止できる。
詳述すると、前記熱収縮チューブは基端側よりも先端側の広がっている前記導体に沿って密着して形成されるため、前記熱収縮チューブが抜ける方向に外力が作用したとしても、前記導体溶接部の周囲を囲繞する前記熱収縮チューブが広がっている前記導体の先端と干渉して、前記熱収縮チューブが前記被覆電線から抜けて外れることを防止できる。
この発明の態様として、前記導体は撚線導体で構成され、前記露出導体の先端は、撚線がほぐれた状態で広がっていてもよい。
この発明により、撚線導体をほぐして溶接するだけで前記露出導体の先端を広げた状態とすることができるため、容易に前記先端が広がるように加工でき、容易且つ確実に前記熱収縮チューブの抜け落ちを防止できる。
またこの発明の態様として、前記導体溶接部は、前記長さ方向に交差する交差方向の幅が狭い幅狭部で構成されてもよい。
前記幅狭部は、前記導体の先端の広がり部分より狭い場合や、前記導体の先端の広がり部分より狭く、かつ、前記導体の基端側より狭い場合を含む。
この発明によると、前記導体に被せられて収縮された前記熱収縮チューブは前記幅狭部の形状に沿って密着するため、前記熱収縮チューブに対して先端側に向けて外力が作用したとしても、前記幅狭部の周囲と密着する前記熱収縮チューブが広がっている前記導体の先端と干渉することとなり、より確実に前記熱収縮チューブの抜け落ちを防止できる。
またこの発明の態様として、前記熱収縮チューブは、透明であってもよい。
この発明により、前記露出導体が前記熱収縮チューブのどの位置まで挿入されているかを認識できるため、前記端末構造の品質を容易かつ確実に確認することができる。
また、この発明の態様として、前記熱収縮チューブの先端が、封止されてもよい。
この発明により、前記熱収縮チューブの先端からの浸水を防止できるため、前記導体の防水性能を向上させることができる。
また、この発明の態様として、前記熱収縮チューブは、前記露出導体と前記絶縁被覆の先端とを跨いで一体に被せられてもよい。
この発明により、前記熱収縮チューブが前記絶縁被覆から外れることを防止できる。また、前記絶縁被覆と前記導体露出部との間からの浸水を防止できるため、より防水機能を向上させることができる。
この発明により、被覆電線の先端に被せた熱収縮チューブの抜け落ちを防止できる被覆電線の端末構造及び、被覆電線の端末処理方法を提供することができる。
電線端末構造の概略斜視図。 電線端末構造の概略平面図。 端末構造形成器具の概略図 挿入器具の概略斜視図。 端末構造処理のフローチャート。 電線製造工程のフローチャート。 溶接工程の説明図。 電線端末構造処理の説明図。 電線端末構造処理の説明図。 電線の端末構造の他の実施形態の説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は、電線端末構造1の概略斜視図を示し、図2は電線端末構造1の概略平面図を示す。ここで、電線10の長手方向を長手方向Xとし、電線10の横幅方向であって長手方向Xと直交する方向を幅方向Yとし、図1中の長手方向Xに沿って左側を、すなわち電線10の先端側を+X方向とし、右側をすなわち電線10の基端側を−X方向とするとともに、幅方向Yに沿って左側を−Y方向とし、右側を+Y方向とする。
電線端末構造1は、図1及び図2に示すように、3本の被覆電線100の先端の一部を溶接して一体化された電線10と、電線10の先端部分である電線先端部11を囲繞する絶縁カバー20とで構成されている。
電線10は、図1及び図2に示すように、3本の束ねた被覆電線100の先端側を溶接して一体に構成されており、溶接された被覆電線100の先端側には、導体溶接部12と、電線10の最先端部分に設けられた先端幅広部13とが長手方向Xに沿ってこの順で配置されている。
電線10を構成する被覆電線100は、アルミニウム合金の素線を撚り合わせて形成された撚線導体110を絶縁樹脂製の絶縁被覆120で被覆して構成されており、被覆電線100の先端側において絶縁被覆120を所定の長さ分剥いで露出させた撚線導体110で構成される導体露出部130が設けられている。
ここで、絶縁被覆120の先端から導体露出部130の長さと略同じ長さの部分を被覆先端部位121とする。
なお、撚線導体110は導電性を有していれば、どのような素材であってもよく、例えば、アルミニウムや銅、銅合金などの素線を撚り合わせてもよい。また、撚線導体110は必ずしも撚線である必要はなく導電性を有する素線を束ねて構成されていてもよい。また、本実施形態では、被覆電線100の本数を3本としているが、この本数は3本に限られず、適宜調整できる。
導体溶接部12は、上述のように被覆電線100の先端側に設けられた3本の導体露出部130をほぐして広げて溶接することで形成されている。
この導体溶接部12は、図2に示すように、基端側が幅狭となるように溶接された幅狭部14で構成されている。なお、幅狭部14は先端幅広部13に比べて幅が狭くなるように溶接されているが、先端幅広部13よりも幅が狭ければよく、溶接されることで幅が狭くなることに限定されるわけではない。
導体溶接部12の先端側(+X方向側)には、幅方向Yの幅が導体溶接部12よりも広く形成された先端幅広部13が設けられている。この先端幅広部13は、導体溶接部12と異なり、溶接されておらず、導体露出部130をほぐした素線が+X方向に向かうにつれて幅方向Yに沿って広がって開いた形状となっている。
なお、本実施形態において、先端幅広部13は溶接されておらず、撚線導体110をほぐして成形したものであるが、例えば、先端幅広部13を溶接した構成としても構わない。
このように構成された電線10における先端部分である電線先端部11は、図1及び図2に示すように、絶縁被覆120の先端部分である被覆先端部位121から導体露出部130の先端である先端幅広部13までの範囲である。なお、被覆先端部位121の長手方向Xに沿った長さは導体露出部130の長さと略同一の長さであるが、必ずしも略同一である必要はなく、例えば、被覆先端部位121が導体露出部130よりも短く構成するなど、導体露出部130に対する被覆先端部位121の長さを適宜調整できる。
絶縁カバー20は、円筒状の熱収縮チューブ20aを加熱することにより収縮された透明でかつ絶縁性を有する部材であり、図1及び図2に示すように、絶縁被覆120の先端部分である被覆先端部位121と導体露出部130とを跨いで電線10に沿って密着している。
なお、絶縁カバー20の先端部分は幅方向Yに沿って封止された封止部21が設けられている。
このように構成された電線端末構造1は、電線10の先端である電線先端部11が絶縁カバー20で覆われているため、電線10の先端側を保護できるとともに、導体露出部130を絶縁できる。これにより、電線10を構成する先端幅広部13などが他の部材と当接してショートすることなどを防止できる。また、絶縁カバー20の先端には封止部21が設けられているとともに、絶縁カバー20が絶縁被覆120と導体露出部130とを跨いでいるため、絶縁被覆120と導体露出部130との間及び先端側からの浸水を防止できる。
次に、このように構成された電線端末構造1の製造する端末構造形成器具3及び端末構造形成器具3を用いた電線端末構造1の製造方法について、図3乃至図9に基づいて簡単に説明する。
ここで、図3は電線端末構造1の製造に用いる端末構造形成器具3を上方から視た概略図を示し、図4は電線端末構造1を熱収縮チューブ20aに挿入するために用いる挿入切断器具30の概略斜視図を示す。
なお、図3及び図4において、熱収縮チューブ20a及び電線10(被覆電線100)の直線部分が延びる方向を図1に対応させて長手方向Xとし、長手方向Xと直交する方向を幅方向Yとする。すなわち、図3中の上方が+X方向となり、下方が−X方向となる。同様に、図3中の左方が+Y方向となり、右方が−Y方向となる。
図5は電線端末構造1の製造における端末構造処理のフローチャートを示し、図6は複数の電線10の製造する電線製造工程s1のフローチャートを示す。
図7は、電線10の製造方法である電線製造工程s1の説明図を示し、詳しくは、図7(a)は3本の被覆電線100の先端をほぐして広げた状態における電線10の概略平面図を示し、図7(b)は先端を成形した電線10の概略平面図を示し、図7(c)は溶接する状態の電線10の概略平面図を示す。
図8及び図9は電線端末構造1の端末構造処理の説明する説明図であり、詳しくは図8(a)乃至(c)及び図9(a)乃至(b)はそれぞれ挿入切断器具30の概略平面図を示す。より具体的には、図8(a)は初期位置において電線10を保持して配置した電線配置工程s2における挿入切断器具30の概略平面図を示し、図8(b)は電線10の位置を調整した先端位置調整工程s3における挿入切断器具30の概略平面図を示し、図8(c)は熱収縮チューブ20aを電線10の方向に移動させた電線挿入工程s4における挿入切断器具30の概略平面図を示す。
図9(a)は電線10が熱収縮チューブ20aに挿入された状態において熱収縮チューブ20aを切断するチューブ切断工程s6における挿入切断器具30の概略平面図を示し、図9(b)は切断された熱収縮チューブ20a及び電線10を移動させる状態における挿入切断器具30の概略平面図を示す。
なお、図8及び図9においては下方圧着部532及び上方圧着部533の図示を省略する。
電線端末構造1を製造するための端末構造形成器具3は、図3に示すように、電線10を熱収縮チューブ20aに挿入するための挿入切断器具30と、電線10が挿入された熱収縮チューブ20aを加熱して収縮させる加熱ヒータ40とで構成される。
挿入切断器具30は、図3及び図4に示すように、熱収縮チューブ20aを保持するチューブ保持器具50と、電線10を保持する電線保持器具60とで構成されている。
なお、チューブ保持器具50で保持される熱収縮チューブ20aは、加熱することにより収縮する透明で絶縁性の樹脂で構成された中空状のチューブであり、その内径は電線10の先端側の幅及び3本の被覆電線100で形成される外径と比べて十分な長さを有している。
チューブ保持器具50は、熱収縮チューブ20aを保持するチューブ保持部51と、熱収縮チューブ20aを長手方向Xに沿って送り出すローラ52と、熱収縮チューブ20aを切断するチューブカッタ53と、電線10の位置決めを行う位置決めセンサ54とで構成されている。
チューブ保持部51は、図4に示すように、幅方向Yに沿って熱収縮チューブ20aの外径と略同一の長さの間隔を隔てて配置された自転可能な一対の円柱体であり、熱収縮チューブ20aの先端部分を挟持している。
なお円柱体であるチューブ保持部51の高さは、熱収縮チューブ20aの外径よりも十分高く構成されており、チューブ保持部51の中央部分に熱収縮チューブ20aの中心軸が来るように熱収縮チューブ20aを挟持している。
ローラ52は、チューブ保持部51と同様に、幅方向Yに沿って熱収縮チューブ20aの外径と略同一の長さの間隔を隔てて配置された一対の円柱体であり、チューブ保持部51の+X方向側に設けられている。それぞれのローラ52は図示しないモータによって同一速度で自転可能に構成され、間には挟まれた熱収縮チューブ20aを−X方向側に送り出すことができる。なお、ローラ52同士は互いに逆方向に自転する。
チューブカッタ53は、チューブ保持部51の−X方向側に設けられた、熱収縮チューブ20aを切断するとともに、熱収縮チューブ20aの切断面を封止する切断器具であり、互いに対向配置されたチューブカッタ53Lとチューブカッタ53Rとで構成されている。
チューブカッタ53Lは、図4に示すように、熱収縮チューブ20aの長手方向Xに沿った中心軸に対して+Y方向側に設けられた平面視略台形状の角柱体であり、−Y方向側の端部には上下方向に沿って設けられた切断刃531が備えられている。また、−X方向側の面には角形状の下方圧着部532が固定されている。
この下方圧着部532は、チューブ保持部51に把持された熱収縮チューブ20aの下端側の高さと略同一の高さを有するとともに、チューブカッタ53Lの−X方向側の面から−Y方向に十分な長さを有する角柱体であり、−Y方向側の先端側上面には−Y方向に向かうにつれて先細りするテーパ面が形成されている。
チューブカッタ53Rは、図4に示すように、熱収縮チューブ20aの長手方向Xに沿った中心軸に対して−Y方向側に設けられた、チューブカッタ53Lと幅方向Yに沿って対向配置された平面視略台形状の角柱体であり、+Y方向側の端部には上下方向に沿って設けられた切断刃531が備えられるとともに、−X方向側の面には角形状の上方圧着部533が設けられている。
この上方圧着部533は、チューブカッタ53Rにおける−X方向側の面において上方向に立設する角柱体であり、長手方向Xを回転軸として回転可能に設けられ、また立設状態における上方圧着部533の+Y方向側の側面(上方圧着面535)には図示しないヒータが取付けられている。
このように構成されたチューブカッタ53Rとチューブカッタ53Lとは、幅方向Yに沿って移動可能に構成されているため、互いに接近又は離間するように移動させることができ、接近させることで対向する切断刃531同士を当接させて熱収縮チューブ20aを切断できる。また、互いに接近した状態で上方圧着部533を下方圧着部532側に回転させることにより下方圧着部532の上面である下方圧着面534と上方圧着面535とが当接できる。
位置決めセンサ54は、チューブカッタ53の−X方向側に配置された、電線10の先端部位の位置を決めるための位置検出センサであり、熱収縮チューブ20aの中心軸が位置決めセンサ54の中央部分となる初期位置から−Y方向へ移動可能に設けられている。
チューブ保持器具50の−X方向側に配置された電線保持器具60は、電線10を挟持する電線把持部61と、電線10を電線把持部61に挟持可能な位置に誘導する誘い込み治具62とで構成されている。
電線把持部61は、幅方向Yに沿って移動可能に形成された電線把持部61Lと電線把持部61Rとで構成されており、電線把持部61L及び電線把持部61Rが互いに対向するように幅方向Yに沿って配置されている。
電線把持部61Lは及び電線保持器具60Rは、対向する面側において、すなわち、電線把持部61Lにおける−Y方向側及び電線把持部61Rにおける+Y方向側において、上面が開口するとともに、電線10を構成する3本の被覆電線100が形成する外径と略同一の内径を有する半円形状の貫通孔が長手方向Xに沿って設けられている。
このように構成された電線把持部61Lと電線把持部61Rとは対向する面が当接した状態において、中央部分に電線10を左右から挟み込んで挟持できる貫通孔が形成される。
なお、電線把持部61は電線10を保持した状態で+Y方向に移動して、加熱ヒータ40に移動できるように構成されている。
誘い込み治具62は、電線把持部61の−X方向側に立設された角柱体であり、中央には3本の被覆電線100が形成する外径と略同一の内径を有する、長手方向Xに沿って貫通する案内孔621が長手方向Xに沿って形成されており、電線10を挿通させることができる。なお、この案内孔621の−X方向側は、−X方向に向かうにつれて拡径するテーパ面で構成されている。
このように構成される誘い込み治具62は、上方側を構成する上方側誘い込み部62uと下方側を構成する下方側誘い込み部62dとに2分割できる。なお、下方側誘い込み部62dは、上面が電線保持器具60の土台を形成する土台上面60aと面一になるまで下げることができ、上方側誘い込み部62uは上方に移動することができる。
加熱ヒータ40は、上下方向に所定の間隔を隔てた主面にヒータを設けられるとともに、下方側の主面が土台上面60aと面一となるように構成されている。このように構成された加熱ヒータ40の間には、熱収縮チューブ20aを被せた電線10を通して、上下方向から熱収縮チューブ20aを加熱できる。
なお、電線10の幅方向Yに沿った移動速度を調整することで、熱収縮チューブ20aの径や材質に応じて加熱時間を調整できる。
続いて、電線端末構造1の製造方法を図5のフローチャートに基づいて簡単に説明する。
電線端末構造1は、電線10を製造する電線製造工程s1と、製造された電線10を挿入切断器具30の所定の位置に配置する電線配置工程s2と、電線10の先端位置を調整する先端位置調整工程s3と、熱収縮チューブ20aに電線10を挿入する電線挿入工程s4と、熱収縮チューブ20aに挿入された電線10の位置を検出する先端位置検出工程s5と、熱収縮チューブ20aを切断するチューブ切断工程s6と、加熱ヒータ40において電線10が挿入された熱収縮チューブ20aを加熱して収縮させる熱収縮工程s7とをこの順で行って製造される。
熱収縮チューブ20aに挿入する電線10を製造する電線製造工程s1は、図6に示すように、電線10の先端部分に溶接部位12aを形成する溶接部位形成工程t1と、電線10の先端を成形する成形工程t2と、形成された溶接部位12aを溶接する電線溶接工程t3とをこの順で行う。
詳述すると、複数本(本実施形態では3本)の被覆電線100を用意して、被覆電線100の一端側(先端側)の撚線導体110の外周を被覆する絶縁被覆120を所定の長さ分だけ切り剥ぎ、撚線導体110を露出させて導体露出部130を形成する。そして、図7(a)に示すように、素線を撚り合わせて構成された導体露出部130の素線をほぐして、基端側に溶接する溶接部位12aを成形するとともに、溶接部位12aの先端側を広げる(溶接部位形成工程t1)。
次に、各被覆電線100の先端が、図7(b)及び図7(c)に示すように、溶接部位12aの横幅よりも広くなるように先端幅広部13を成形し(成形工程t2)、溶接部位12aを溶接して導体溶接部12を設けて3本の被覆電線100を一体に構成させる(電線溶接工程t3)。このとき、溶接部位12aが溶接されることにより、溶接部位12aの幅が幅方向Yに沿って狭くなり導体溶接部12に幅狭部14が構成されることとなる。
なお、本実施形態において溶接部位形成工程t1乃至電線溶接工程t3は、この順で行われているが、必ずしもこの順番である必要はなく、例えば先に溶接部位12aを溶接してから(電線溶接工程t3)、先端幅広部13を成形してもよい。すなわち、電線10の製造方法において成形工程t2乃至電線溶接工程t3は順不同で行うことができる。
次に、端末構造形成器具3を用いてこのように製造された電線10を熱収縮チューブ20aに挿通させて、熱収縮チューブ20aを熱収縮する方法について説明する。
はじめに、上述の方法で製造した電線10を図示しない移送装置に配置して長手方向Xに沿って送り出し、誘い込み治具62に設けた案内孔621に挿通させることで、電線10を所定の位置に配置させる(電線配置工程s2)。このとき、案内孔621の−X方向側はテーパ形状となっているため、電線10を+X方向に移動させることにより、容易に案内孔621に案内される(図8(a)参照)。
そして、電線10を+X方向に移動させて電線10の先端が位置決めセンサ54に当接することで、位置決めセンサ54が電線10の先端が所望の位置に配置されたことを検知して、電線10の幅方向Yに沿って両側に配置された電線把持部61を電線10側に向けて移動させるとともに、電線10を長手方向Xに沿った移動させる移送装置を停止する(図8(b)参照)。これにより、電線把持部61が電線10を挟持するとともに、電線10の先端部分の位置決めを行うことができる(先端位置調整工程s3)。
このように電線10の先端が所定の位置に配置された状態において、図8(c)に示すように、位置決めセンサ54が+Y方向に移動するとともに、図示しないモータによりローラ52が自転し、熱収縮チューブ20aの一端(−X方向側端部)が電線把持部61と接する位置まで熱収縮チューブ20aを−X方向に送り出し、電線10を熱収縮チューブ20aに挿入できる(電線挿入工程s4)。
次に、熱収縮チューブ20aの内部に挿入された電線10の先端幅広部13の位置を検出する先端位置検出工程s5を行う。具体的には、熱収縮チューブ20aの内部にレーザ光を照射し、電線10の先端から反射された反射光を検出することで、熱収縮チューブ20aの内部における電線10の先端位置を検出する。
これにより、後述するチューブ切断工程s6において、電線10を切断することを防止できる。
そして、チューブカッタ53L及びチューブカッタ53Rが互いに接近するように幅方向Yに沿って移動し、切断刃531により熱収縮チューブ20aを切断する(チューブ切断工程s6)。また、チューブカッタ53L及びチューブカッタ53Rに設けられた切断刃531同士が当接している状態で、上方圧着部533が下方圧着部532側に回転して上方圧着部533aと下方圧着部532aとが熱収縮チューブ20aを挟み込んで当接し、上方圧着部533aに設けてあるヒータが加熱して熱収縮チューブ20aの+X方向側の端部に収縮前の封止部21aを形成する。
次に、熱収縮チューブ20aに挿入された電線10を挟持する電線把持部61を、+Y方向に配置される加熱ヒータ40まで移動させ、熱収縮チューブ20aを加熱処理することで、熱収縮チューブ20aを熱収縮させ、電線10に沿って絶縁カバー20が覆われるようにすることができる(熱収縮工程s7)。
このように端末構造形成器具3を用いることにより、作業者は端末構造形成器具3に電線10をセットするだけで、自動的に電線端末構造1を製造することができ、工数をかける必要がなく作業者の負担を軽減できるとともに、製品のバラツキを抑えることができ、安定した品質の電線端末構造1を提供できる。
このように構成された電線端末構造1は、撚線導体110を絶縁被覆120で被覆した複数本の被覆電線100と、撚線導体110における絶縁被覆120の先端より露出する導体露出部130を有する電線先端部11に被せられた絶縁カバー20とで構成され、複数本の導体露出部130が、溶接されて一体化された導体溶接部12を有するとともに、先端が広がっていることにより、被覆電線100の先端に被せた絶縁カバー20が抜け落ちを防止できる。
詳述すると、絶縁カバー20は導体溶接部12よりも先端側の広がっている先端幅広部13が設けられた撚線導体110に沿って密着して形成されるため、絶縁カバー20が抜ける方向に外力が作用したとしても、導体溶接部12の周囲を囲繞する絶縁カバー20が広がっている先端幅広部13と干渉して、絶縁カバー20が被覆電線100から抜けて外れることを防止できる。
また、撚線導体110は素線を撚り合わせた構成であり、導体露出部130の先端である先端幅広部13は、撚線がほぐれた状態で広がっていることにより、撚線導体110をほぐして溶接するだけで導体露出部130の先端を広げた状態とすることができるため、容易に先端が広がるように加工でき、容易且つ確実に絶縁カバー20の抜け落ちを防止できる。
さらにまた、導体溶接部12は、導体露出部130における長さ方向の一部に、長さ方向に交差する交差方向の幅が狭い幅狭部14で構成されていることにより、撚線導体110に被せられて収縮された絶縁カバー20は幅狭部14の形状に沿って密着するため、絶縁カバー20に対して先端側に向けて外力が作用したとしても、幅狭部14の周囲と密着する絶縁カバー20が広がっている先端幅広部13と干渉することとなり、より確実に絶縁カバー20の抜け落ちを防止できる。
また、絶縁カバー20は、透明であることにより、導体露出部130が絶縁カバー20のどの位置まで挿入されているかを認識できる。したがって、製造時に挿入位置を確実に確認できるとともに、製造された電線端末構造1の品質を容易かつ確実に確認することができる。
また、絶縁カバー20の先端が、封止されていることにより、絶縁カバー20の先端からの浸水を防止できるため、撚線導体110の防水性能を向上させることができる。
また、絶縁カバー20は、導体露出部130と絶縁被覆120の先端とを跨いで一体に被せられていることにより、絶縁被覆120と撚線導体110露出部との間からの浸水を防止できるため、より防水機能を向上させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
導体は、撚線導体110に対応し、
露出導体は、導体露出部130に対応し、
熱収縮チューブは、絶縁カバー20及び熱収縮チューブ20aに対応し、
端末構造は、電線端末構造1に対応し、
溶接工程は、電線製造工程s1に対応し、
配置工程は、電線配置工程s2に対応し、
挿入工程は、電線挿入工程s4に対応し、
幅狭形成工程は電線溶接工程t3に対応し、
切断工程は、チューブ切断工程s6に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、本実施形態において、熱収縮チューブ20aに電線10の先端を挿入した後に、熱収縮チューブ20aを所望の長さで切断する方法により、電線端末構造1を製造しているが、必ずしもこの順番で熱収縮チューブ20aを切断する必要はなく、例えば、事前に熱収縮チューブ20aを所望の長さに切断する方法で電線端末構造1を製造していてもよい。
具体的には、端末構造形成器具3は、予め所望の長さで切断した熱収縮チューブ20aの断片を、幅方向Yに沿って所定の間隔で配列し、順次若しくは同時に電線10の先端部分を熱収縮チューブ20aに挿入して、電線端末構造1を製造する装置としてもよい。
また、本実施形態においては、電線挿入工程s4において熱収縮チューブ20aを電線10に移動させることにより電線10を熱収縮チューブ20aに挿入させているが、例えば電線10を絶縁カバー20側に移動させて挿入する構成としてもよい。
この場合、事前に熱収縮チューブ20aの+X方向側を封止していてもよい。これにより、熱収縮チューブ20aに電線10を挿入する際に封止部分が電線10の位置決め部位とすることができるため、位置決めセンサ54などを設けることなく先端位置調整工程s3を行うことができる。すなわち、先端位置調整工程s3と電線挿入工程s4との順番を入れ替えることができる。
また、電線端末構造1の製造過程において、事前に前記熱収縮チューブ20aの先端を封止しているが、封止せずに開口した状態で熱収縮工程s7を行ってもよい。これにより、熱収縮チューブ20aを電線先端部11に沿った形状とすることができ、製造された電線端末構造1において絶縁カバー20が抜け落ちることをより確実に防止できる。
詳述すると、先端が開口した熱収縮チューブ20aを電線先端部11に被せて収縮させるため、例えば熱収縮チューブ20aの先端が封止されている場合と異なり、熱収縮チューブ20aが封止部分によってシワになることがなく、熱収縮チューブ20aを均一に収縮させることができる。これにより、絶縁カバー20の形状が不均一となることを防止できる。
また、熱収縮チューブ20aの先端を封止する工程を省くことができるので作業工程を簡略化することができる。
また、本実施形態では、幅方向Yに沿って先端幅広部13における先端部が外側に広がった形状としているが、必ずしもこの形状である必要はなく、例えば図10(a)に示すように、先端側が+X方向に向けてテーパ状に形成されていてもよい。このようにテーパ状とすることで、熱収縮チューブ20aへの挿入を容易にすることができる。
また、先端幅広部13は幅方向Yにのみ広がった形状である必要はなく、例えば図10(b)に示すように、上下方向に広がっていてもよく、3次元的に広がっていてもよい。なお、この状態において+X方向側をテーパ状に形成しても構わない。
さらにまた、図10(c)に示すように、必ずしも導体溶接部12は幅狭部14で構成されている必要はなく、例えば、電線先端部11は導体溶接部12の先端側において電線10の径内側に向けて窪ませた幅狭部14を形成するとともに、幅狭部14の先端側に先端幅広部13が広がる構成であっても構わない。なお、幅狭部14は溶接していてもしていなくてもよい。
1 電線端末構造
11 電線先端部
12 導体溶接部
14 幅狭部
20 絶縁カバー
20a 熱収縮チューブ
100 被覆電線
110 撚線導体
120 絶縁被覆
130 導体露出部
s1 電線製造工程
s2 電線配置工程
s3 先端位置調整工程
s5 先端位置検出工程
s6 チューブ切断工程
s7 熱収縮工程
t1 溶接部位形成工程
t2 成型工程
t3 電線溶接工程

Claims (14)

  1. 導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線と、
    前記導体における前記絶縁被覆の先端より露出する露出導体を有する電線先端部に被せられた熱収縮チューブとで構成され、
    前記露出導体が、溶接されて一体化した導体溶接部を有するとともに、先端が広がっている
    被覆電線の端末構造。
  2. 前記導体は撚線導体で構成され、
    前記露出導体の先端は、撚線がほぐれた状態で広がっている
    請求項1に記載の被覆電線の端末構造。
  3. 前記導体溶接部は、
    前記長さ方向に交差する交差方向の幅が狭い幅狭部で構成されている
    請求項1又は請求項2に記載の被覆電線の端末構造。
  4. 前記熱収縮チューブは、透明である
    請求項1乃至請求項3のうちいずれかに記載の被覆電線の端末構造。
  5. 前記熱収縮チューブの先端が、封止されている
    請求項1乃至請求項4のうちいずれかに記載の被覆電線の端末構造。
  6. 前記熱収縮チューブは、
    前記露出導体と前記絶縁被覆の先端とを跨いで一体に被せられた
    請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の被覆電線の端末構造。
  7. 絶縁被覆で被覆した導体が前記絶縁被覆の先端より露出する露出導体を有する電線先端部を備えた複数の被覆電線における前記露出導体を溶接して一体化し、先端が広がる導体溶接部を構成する溶接工程と、
    前記導体溶接部を有する前記電線先端部を所定箇所に配置する配置工程と、
    前記被覆電線及び熱収縮チューブのうちの一方を他方に向かって相対移動させて、前記導体溶接部を有する前記電線先端部を前記熱収縮チューブ内部に挿入する挿入工程と、
    前記熱収縮チューブを所定長さで切断する切断工程と、
    加熱して前記熱収縮チューブを熱収縮させる熱収縮工程とを行う
    被覆電線の端末処理方法。
  8. 前記露出導体における長さ方向の一部に、前記長さ方向に交差する交差方向の幅が狭い幅狭部を形成する幅狭形成工程を行う
    請求項7に記載の被覆電線の端末処理方法。
  9. 前記導体溶接部の先端側の形状を成形する成形工程を行う
    請求項7又は請求項8に記載の被覆電線の端末処理方法。
  10. 前記切断工程において、
    前記熱収縮チューブの切断に伴って端部を封止する
    請求項7乃至請求項9のうちいずれかに記載の被覆電線の端末処理方法。
  11. 前記挿入工程において、前記電線先端部に対して前記熱収縮チューブを移動させる
    請求項7乃至請求項10のうちいずれかに記載の被覆電線の端末処理方法。
  12. 前記挿入工程において、前記熱収縮チューブに対して前記電線先端部を移動させる
    請求項7乃至請求項10のうちいずれかに記載の被覆電線の端末処理方法。
  13. 前記熱収縮チューブの内部に挿入された前記電線先端部の位置を検出する先端位置検出工程を行う
    請求項7乃至請求項12のうちいずれかに記載の被覆電線の端末処理方法。
  14. 前記熱収縮チューブは、透明である
    請求項7乃至請求項13のうちいずれかに記載の被覆電線の端末処理方法。
JP2017144760A 2017-07-26 2017-07-26 被覆電線の端末構造及び端末処理方法 Active JP6928500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017144760A JP6928500B2 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 被覆電線の端末構造及び端末処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017144760A JP6928500B2 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 被覆電線の端末構造及び端末処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019029104A true JP2019029104A (ja) 2019-02-21
JP6928500B2 JP6928500B2 (ja) 2021-09-01

Family

ID=65476439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017144760A Active JP6928500B2 (ja) 2017-07-26 2017-07-26 被覆電線の端末構造及び端末処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6928500B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021151079A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 古河電気工業株式会社 端末キャップ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129477A1 (ja) * 2005-06-02 2006-12-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. 電線端末接合部の防水方法および防水構造
US20120324727A1 (en) * 2011-06-24 2012-12-27 Delphi Technologies, Inc. Crimp connection to aluminum cable
JP2013017286A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線端末スプライス部の防水方法および防水構造
JP2013026018A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電線束
JP2017054770A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 矢崎総業株式会社 電線束

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006129477A1 (ja) * 2005-06-02 2006-12-07 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. 電線端末接合部の防水方法および防水構造
US20120324727A1 (en) * 2011-06-24 2012-12-27 Delphi Technologies, Inc. Crimp connection to aluminum cable
JP2013017286A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電線端末スプライス部の防水方法および防水構造
JP2013026018A (ja) * 2011-07-21 2013-02-04 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電線束
JP2017054770A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 矢崎総業株式会社 電線束

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021151079A (ja) * 2020-03-19 2021-09-27 古河電気工業株式会社 端末キャップ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6928500B2 (ja) 2021-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9240662B2 (en) Terminal treatment method and terminal treatment apparatus for coaxial cable
JP6549872B2 (ja) クランプ治具及び固定子の製造方法
US20150128414A1 (en) Device and method for stripping a cable
JPH0215516A (ja) 電気ハーネスの製造装置
CN108075240B (zh) 电线的接合方法
JP5463849B2 (ja) 多心同軸ケーブル及びその製造方法
JPS6410717B2 (ja)
JP2019029104A (ja) 被覆電線の端末構造及び端末処理方法
JP6715819B2 (ja) 多芯ケーブル製造装置、及び、多芯ケーブル製造方法
JP2016105378A (ja) ワイヤーハーネスおよびその製造方法
EP0626101B1 (en) Wire connector
KR102295139B1 (ko) 케이블 탈피기
JP2017084600A (ja) 端子付電線及び端子付電線の製造方法
CN110504608B (zh) 一种汽车搭铁线线束总成的制造方法
JP6561931B2 (ja) 温度センサのエレメント線と延長用のリード線との接続方法
JP2002142325A (ja) シールド電線の加工方法と加工装置
JP7419996B2 (ja) 絶縁電線及び多心ケーブル
JP7181243B2 (ja) 編組折返し装置及び編組折返し方法
US10720744B2 (en) Heat-shrinkable tube fitting jig and method for manufacturing electric wire with heat-shrinkable tube
JP2001119829A (ja) 被覆電線の中間部皮剥き方法および装置
JP2016046914A (ja) 熱収縮コルゲートチューブ、熱収縮コルゲートチューブの製造方法及び保護部材付配線モジュールの製造方法
JPH04179007A (ja) シールドケーブルの製造方法
JP2017174685A (ja) ワイヤハーネスの製造方法、及び、ワイヤハーネス
JP2016063584A (ja) 熱収縮スパイラルチューブ、結束部材付配線モジュール、熱収縮スパイラルチューブの製造方法、および結束部材付配線モジュールの製造方法
JPS5852406B2 (ja) リ−ド線被覆中間ストリツプ工法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210209

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20210409

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210806

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6928500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151