JP2019028370A - 表示装置用前面板及び表示装置 - Google Patents

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敦 子 千吉良
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屋 誠 治 俵
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Abstract

【課題】タイリングされた複数の単位基板を備えた表示装置において、隣り合う単位基板間の境界部が観察者により視認されることを防止する。また、前面板に設けられた遮光層が他の部分から区別して視認されることを防止する。【解決手段】表示装置用前面板40は、観察者5側の面をなす第1面40a、及び、第1面40aと反対側の面をなす第2面40bを有し、光透過性基板42と、光透過性基板42に対して第2面40b側に設けられ、複数の第1開口部45を有する第1遮光層44と、を備え、第1遮光層44は、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置用前面板、及び、表示装置用前面板を備えた表示装置に関する。
従来、素子を実装した単位基板を所定の面内に配列(タイリング)し、画素として機能する各素子により映像等を表示する表示装置が知られている。
特許文献1には、4×4の16個のパネルモジュールがタイリングされて小ユニットが構成され、3×3の9個の小ユニットがタイリングされて中ユニットが構成され、22×16の352個の中ユニットがタイリングされて、表示装置の表示パネルが構成されたものが開示されている。各パネルモジュールには、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3色の素子がそれぞれ埋め込まれており、これらの素子の発光が、トランジスタにより制御される。
このような表示装置では、パネルモジュールをタイリングして表示パネルを構成するため、任意の大きさの表示パネルを容易に構成することができる、すなわち、小画面の表示パネルから大画面の表示パネルまで所望の大きさの表示パネルを容易に構成することができる利点がある。
特開2003−150075号公報
複数の単位基板をタイリングして構成された表示装置において、当該表示装置を観察した際に、隣り合う単位基板間の境界部が観察者により視認され、表示装置の意匠性が損なわれる場合がある。この境界部は、とりわけ表示装置の黒表示の際(全素子消灯時)に顕著に視認され得る。本件発明者らの検討により、この単位基板間の境界部が視認され得る原因について、次のような知見が得られた。表示装置において、各単位基板を精密に位置合わせしてタイリングしたとても、各単位基板の表面形状には、隣り合う単位基板間の境界部において不連続となる箇所がわずかながら生じ得る。各単位基板の表面には外光が入射し当該表面で反射される。この反射光は、とりわけ表示装置の黒表示の際に観察者から視認されやすい。この際、隣り合う単位基板間の境界部において、各単位基板の表面形状がわずかでも不連続となっていると、観察者は不連続な反射光を視認し、これにより隣り合う単位基板間の境界部の存在を認識し得る。
この問題を解決するために、本発明者らは、複数の単位基板の観察者側に前面板を設け、この前面板における、隣り合う単位基板間の境界部と重なる箇所に、カーボンブラックを含む黒色の加飾部(遮光層)を設けることについて検討した。そして、この加飾部により、隣り合う単位基板間の境界部が視認されることを防止可能であることを知見した。しかしながら、この検討の過程で、カーボンブラックを含む黒色の加飾部は、観察者により、他の部分、例えば当該加飾層に設けられた開口部、から区別して視認されやすいことが、さらに知見された。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、タイリングされた複数の単位基板を備えた表示装置において、隣り合う単位基板間の境界部が観察者により視認されることを防止することを目的とする。また、本発明は、前面板に設けられた遮光層が他の部分から区別して視認されることを防止することを目的とする。
本発明の表示装置用前面板は、
観察者側の面をなす第1面、及び、前記第1面と反対側の面をなす第2面を有し、
光透過性基板と、
前記光透過性基板に対して前記第2面側に設けられ、複数の第1開口部を有する第1遮光層と、を備え、
前記第1遮光層は、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む
本発明の表示装置用前面板において、
前記第1遮光層の前記光透過性基板と反対側の面を覆うように設けられた第2遮光層をさらに備え、
前記第2遮光層に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合は、前記第1遮光層に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合よりも大きくてもよい。
本発明の表示装置用前面板において、
前記第2遮光層には、前記第1遮光層の各第1開口部に対応する第2開口部が設けられ、
平面視において、前記第1開口部を画定する外縁は、対応する前記第2開口部を画定する外縁を取り囲んでもよい。
本発明の表示装置用前面板において、
前記光透過性基板の前記第1面側に設けられた低反射層をさらに備えてもよい。
本発明の表示装置用前面板において、
前記低反射層は、前記光透過性基板の前記第1面側に設けられた第1層と、前記第1層の前記光透過性基板と反対側に設けられた第2層と、を有し、
前記第1層を構成する材料の光屈折率は、前記第2層を構成する材料の光屈折率よりも高くてもよい。
本発明の表示装置は、
上述の表示装置用前面板と、前記表示装置用前面板の板面と平行な面内に配列された複数の単位基板とを備え、
各単位基板は、前記表示装置用前面板と対面して設けられた素子を有し、
前記素子は、平面視において前記第1遮光層の前記第1開口部内に位置し、
前記第1遮光層は、平面視において、隣り合う前記単位基板間の境界部と重なる。
本発明の表示装置において、
各単位基板は複数の前記素子を有し、
前記第1遮光層は、平面視において、隣り合う前記素子間の領域と重なってもよい。
本発明の表示装置において、
前記表示装置用前面板の、平面視において前記第1遮光層の前記第1開口部内に位置する前記第2面と、前記素子の発光面との間の、前記表示装置用前面板の法線方向に沿った距離は、10μm以下であってもよい。
本発明によれば、タイリングされた複数の単位基板を備えた表示装置において、隣り合う単位基板間の境界部が観察者により視認されることを防止することができる。また、本発明によれば、前面板に設けられた遮光層が他の部分から区別して視認されることを防止することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、表示装置を概略的に示す斜視図である。 図2は、表示装置を示す平面図である。 図3は、図2の表示装置の一部を拡大して示す図である。 図4は、表示装置の断面図であり、図2におけるIV−IV線に対応する断面を示す図である。 図5は、表示装置の一変形例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「板」は「シート」や「フィルム」と呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、例えば、「支持板」は、「支持シート」や「支持フィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「板面(シート面、フィルム面)」とは、対象となる板状(シート状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となる板状部材(シート状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。なお、板状(シート状、フィルム状)の部材についての「法線方向」とは、当該部材の板面(シート面、フィルム面)への法線に沿った方向を指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図5は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は表示装置10を概略的に示す図である。図2は、表示装置10を示す平面図であり、とりわけ表示装置10を観察者5側から見て示す平面図である。図3は、図2の表示装置10の一部を拡大して示す平面図である。また、図4は、表示装置10の断面図であり、図2におけるIV−IV線に対応する断面を示す図である。なお、図2及び図3においては、理解の容易化のため、後述の第1低反射層52及び光透過性基板42に隠れた部材である、第1遮光層44及び第1開口部45について、実線で示している。
表示装置10は、例えば動画、静止画、文字情報や、これらの組み合わせで構成された映像を表示する装置であり、室内、車両内又は屋外において、広告、プレゼンテーション、テレビジョン映像、各種情報の表示等、様々な用途に使用され得る。図1に示すように、表示装置10は、映像を表示する表示パネル20と、表示パネル20の観察者5側に配置された前面板(表示装置用前面板)40と、表示パネル20に接続された図示しない表示制御部と、を備えている。図示された例では、表示装置10は、いわゆるフラットパネルディスプレイとして構成されている。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル20を駆動する。表示パネル20は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面20aに表示する。
前面板40は、表示パネル20、とりわけ表示パネル20の表示面20aを保護する部材である。図1に示すように、前面板40は、表示パネル20に対して観察者5側に配置されている。すなわち、前面板40は、表示パネル20の表示面20aと対面するように配置されている。前面板40は、例えば接着層(図示せず)を介して表示パネル20の表示面20a上に接着されていてもよい。図示された例では、前面板40は、観察者5側の面をなす第1面40aと、第1面40aと反対側の面をなす第2面40b、すなわち表示パネル20側の面をなす第2面40bと、を有している。したがって、表示パネル20と前面板40とは、表示パネル20の表示面20aと前面板40の第2面40bとが対面するようにして、配置されている。また、表示パネル20の板面と前面板40の板面とは、互いに平行をなして配置されている。
表示パネル20は、前面板40の板面と平行な面内に配列された複数の単位基板22を備えている。図1及び図2に示された例では、各単位基板22の板面は、表示パネル20の板面及び前面板40の板面と平行をなしている。各単位基板22は、表示パネル20の法線方向(前面板40の法線方向)ndに沿った観察において、すなわち平面視において、少なくとも1方向に沿って配列されている。図示された例では、各単位基板22は、平面視において略矩形形状を有しており、第1方向d1に沿って配列され、且つ、第1方向d1と交差する第2方向d2に沿って配列されている。すなわち、各単位基板22は、第1方向d1及び第2方向d2に沿って二次元的に配列されている。とりわけ図示された例では、第1方向d1と第2方向d2とは、直交している。図示された例では、隣り合う2つの単位基板22は、平面視において、互いに1つの辺どうしが対面するようにして配置されている。なお、上述の例に限られず、各単位基板22は、平面視において、例えば三角形、五角形、六角形等の他の多角形や、円形、楕円形等の、矩形状以外の形状を有していてもよい。また、各単位基板22は、直交しない2方向や、3方向以上の方向に沿って配列されてもよい。
単位基板22は、配線基板24と、配線基板24上に実装された素子26と、を有している。配線基板24は、素子26を支持し、表示制御部と素子26とを電気的に接続する。素子26は、配線基板24の図示しない電極に、例えば、はんだ材、導電性接着剤、異方導電膜(ACF)等を介して接続されている。とりわけ表示パネル20には、赤色として視認される光を発する素子(以下、赤色の素子ともいう)26、緑色として視認される光を発する素子(以下、緑色の素子ともいう)26、及び、青色として視認される光を発する素子(以下、青色の素子ともいう)26が含まれる。図示された例では、単位基板22は、赤色の素子26、緑色の素子26、及び、青色の素子26を有している。換言すると、各単位基板22の配線基板24上には、赤色の素子26、緑色の素子26、及び、青色の素子26が実装されている。
素子26は、光を発する発光面26aを有している。図4に示された例では、発光面26aは、前面板40と対面するように位置している。換言すると、発光面26aは、配線基板24と反対側を向くように位置している。したがって、図示された例では、素子26の発光面26aと、配線基板24の前面板40と対面する面のうち素子26から露出した領域と、により、表示パネル20の表示面20aが形成される。
各素子26は、配線基板24を介して表示制御部によりその発光が制御される。表示制御部は、各素子26の発光を制御することにより、表示パネル20の表示面20aに、所定の映像を表示する。一例として、1つの赤色の素子26、1つの緑色の素子26、及び、1つの青色の素子26で1つの画素を構成し、所定の映像を多数の画素の集合として表示面20aに表示する。
単位基板22は、平面視において単位基板22よりも大きな寸法を有する他の基板上に固定されてもよい。例えば、第1方向d1及び第2方向d2に沿って配列された複数の単位基板22が、他の1つの基板上に固定されてもよい。さらに、単位基板22の配線基板24に設けられた電極と、他の基板に設けられた電極とが、はんだ材、導電性接着剤、異方導電膜(ACF)等を介して電気的に接続されてもよい。この場合、各素子26が、配線基板24及び他の基板を介して表示制御部に接続されてもよい。
図1〜図4に示された例では、隣り合う2つの単位基板22(配線基板24)の間には、間隙が形成されている。この場合、隣り合う2つの単位基板22の間の境界部32は、隣り合う2つの単位基板22の間に形成された間隙を有して構成される。また、これに限られず、隣り合う2つの単位基板22の間には、間隙が形成されていなくてもよい。換言すると、隣り合う2つの単位基板22は、縁部において互いに接していてもよい。この場合、隣り合う2つの単位基板22の間の境界部32は、当該2つの単位基板22の、互いに接した縁部で構成される。
次に、特に図2〜図4を参照して、前面板40について説明する。前面板40は、光透過性基板42と、光透過性基板42に対して前面板40の第2面40b側に設けられた第1遮光層44と、を備えている。とりわけ図示された例では、前面板40は、第1遮光層44の光透過性基板42と反対側の面を覆うように設けられた第2遮光層47と、光透過性基板42に対して前面板40の第1面40a側に設けられた第1低反射層52と、光透過性基板42に対して前面板40の第2面40b側に設けられた第2低反射層58と、をさらに有している。
光透過性基板42は、第1面42a、及び、第1面42aと反対側の面をなす第2面42bを有している。図示された例では、光透過性基板42は、その第1面42aが観察者5側を向き、第2面42bが表示パネル20側を向くように配置されている。すなわち、光透過性基板42の第1面42aは、前面板40の第1面40a側の面をなし、第2面42bは、前面板40の第2面40b側の面をなしている。したがって、第1遮光層44は、光透過性基板42の第2面42b側に設けられている。とりわけ図4に示された例では、第1遮光層44は、光透過性基板42の第2面42b上に設けられている。
光透過性基板42は、表示パネル20、とりわけ表示パネル20の表示面20aを保護するとともに、第1遮光層44を支持する基材として機能する。図示された例では、光透過性基板42は、平面視において略矩形形状を有している。光透過性基板42は、高い光透過性を有する材料で形成されている。光透過性基板42は、可視光領域における光透過率が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。なお、本明細書において、可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。このような光透過性基板42は、例えばガラスや樹脂の板から構成され得る。
第1遮光層44は、表示パネル20の単位基板22間の境界部32を、観察者5から視認されづらくする機能を有する。第1遮光層44は、外光が単位基板22間の境界部32近傍に入射することを抑制し、及び/又は、単位基板22間の境界部32近傍、とりわけ表示パネル20の表示面20aにおける境界部32近傍、で反射した光が、観察者5側へ透過することを抑制する。そのため、第1遮光層44は、遮光性を有した層として形成されており、且つ、平面視において境界部32と重なっている。ここで、遮光性を有した層とは、光を完全に透過させない層だけでなく、光の透過率を低下させる層をも含む。このような第1遮光層44の可視光に対する透過率は、光学濃度(OD)で表して3以上であることが好ましく、光学濃度(OD)で4以上であることがより好ましい。これにより、第1遮光層44に十分な遮光性を付与することができる。なお、本明細書における光学濃度にて表される透過率の値(OD)は、垂直入射した入射光の強度Iinと垂直に透過した透過光の強度Ioutとを用いた「log10(Iin/Iout)」によって特定される。
図2〜図4に示されているように、第1遮光層44は、複数の第1開口部45を有している。各第1開口部45は、平面視において、表示パネル20の各素子26に対応して設けられている。図示された例では、表示パネル20の1つの素子26に対応して、1つの第1開口部45が設けられている。第1開口部45は、対応する素子26から出射した光を観察者5側へ向けて透過させる窓として機能し得る。第1開口部45は、前面板40の法線方向ndに沿って、対応する素子26の発光面26aと対面している。図示された例では、平面視において、第1開口部45を画定する外縁46は、対応する素子26の発光面26aの外縁を取り囲むように形成されている。換言すると、素子26の発光面26aは、平面視において、対応する第1開口部45内に位置する。図2〜図4には、各第1開口部45の平面視形状が円形であるものが示されているが、これに限られず、各第1開口部45の平面視形状は、例えば、四角形、六角形等の多角形形状や、楕円形等の閉曲線形状を有していてもよい。
図示された例では、第1遮光層44は、平面視において、境界部32と重なるだけでなく、表示パネル20の表示面20aにおける、隣り合う2つの素子26間に位置する領域34とも重なっている。とりわけ、第1遮光層44は、平面視において、各単位基板22における隣り合う2つの素子26間に位置する領域34と重なっている。これにより、表示パネル20の表示面20aにおける隣り合う2つの素子26間に位置する領域34に外光が入射すること、及び/又は、当該領域34で反射した光が観察者5側へ透過することを抑制することができる。したがって、第1遮光層44と異なる色を呈し得る、表示面20aにおける隣り合う2つの素子26間に位置する領域34が、観察者5により、第1遮光層44から区別して視認されやすくなることを、効果的に抑制することができる。
ところで、従来、表示装置用前面板に設けられる黒色の加飾層としては、カーボンブラックを主な顔料として含む層を用いていた。一例として、加飾層に含まれる顔料に対するカーボンブラックの含有量は、80重量%を超えていた。しかしながら、カーボンブラックを主な顔料として含む層は、観察者により、他の部分、例えば当該加飾層に設けられた開口部、から区別して視認されやすい。このことについて本件発明者らが鋭意検討を行ったところ、以下の知見が得られた。カーボンブラックは、その屈折率が高く、すなわちカーボンブラックを主な顔料として含む層の表面における光の反射率は高い。したがって、カーボンブラックを主な顔料として含む加飾層の表面で反射した外光が観察者により視認されることで、当該加飾層が、当該加飾層に設けられた開口部等の他の部分から区別して視認されやすい。
また、素子に対応する部分にのみ開口を有した加飾層のように、加飾層の面積が比較的大きい場合には、カーボンブラックを主な顔料として含む加飾層は、観察者から、完全な黒色として視認されず、白みを帯びた黒色として視認され得る。本件発明者らの検討によれば、このことも、カーボンブラックの屈折率の高さに起因していることが知見された。すなわち、加飾層としてカーボンブラックを主な顔料として含む層を用いた場合、当該加飾層の表面における光の反射率が高くなるため、当該加飾層の表面で反射した外光が観察者により視認されることで、当該加飾層が、白みを帯びた黒色として視認され得る。
本実施の形態の第1遮光層44は、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含んでいる。とりわけ、第1遮光層44は、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を主な顔料として含んでいる。銅フタロシアニン構造を有する青色顔料は、カーボンブラックと比較して、その屈折率が低い。すなわち、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む第1遮光層44の表面における光の反射率は、カーボンブラックを主な顔料として含む加飾層の表面における光の反射率よりも低くなる。したがって、第1遮光層44の表面で反射する外光の量を低減させ、これにより、観察者5により、第1遮光層44が、第1開口部45等の他の部分から区別して視認されることを、効果的に抑制することができる。
また、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む第1遮光層44により、当該第1遮光層44の表面で反射した外光が観察者5により視認されることを抑制することができる。したがって、第1遮光層44が、白みを帯びた黒色として視認されることを効果的に抑制することができる。すなわち、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む第1遮光層44は、観察者5により、カーボンブラックを主な顔料として含む加飾層よりも、黒く視認され得る。
銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を主な顔料として含むとは、第1遮光層44に含まれる全顔料における当該青色顔料の割合が50重量%以上であることを意味する。第1遮光層44には、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料以外の顔料として、カーボンブラック等の他の顔料を含んでいてもよい。第1遮光層44にカーボンブラックが含まれていても、すなわち第1遮光層44に銅フタロシアニン構造を有する青色顔料及びカーボンブラックが含まれていても、カーボンブラックを主な顔料として含む加飾層との比較において、第1遮光層44の屈折率を低減させることができ、第1遮光層44の表面における光の反射率を低減させることができる。
第1遮光層44に含まれる銅フタロシアニン構造を有する青色顔料としては、例えばPB(Pigment Blue)15:6、PB15:3、PB15:4として知られる青色顔料を、単独で又は適宜混合して用いることができる。このような青色顔料の第1遮光層44における含有量は、一例として20重量%以上とすることができる。好ましくは、青色顔料の第1遮光層44における含有量は30重量%以上とすることができる。
このような第1遮光層44は、一例として、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含有する液状の材料を、スピンコート法、ダイコート法等により光透過性基板42上に塗布し、その後、当該材料層に、フォトリソグラフィー技術を用いたパターニングにより第1開口部45を形成することにより、作製することができる。
第2遮光層47は、第1遮光層44の光透過性基板42と反対側の面を覆うように設けられている。図4に示された例では、第2遮光層47は、第1遮光層44上に直接積層されている。図示された例では、第2遮光層47はカーボンブラックを含んでいる。とりわけ、第2遮光層47は、カーボンブラックを主な顔料として含んでいる。これにより、第2遮光層47は、遮光性を有した層として形成されている。このような第2遮光層47の可視光に対する透過率は、光学濃度(OD)で表して3以上であることが好ましく、光学濃度(OD)で4以上であることがより好ましい。これにより、第2遮光層47に十分な遮光性を付与することができる。
カーボンブラックは、上述のようにその表面における光の反射率は比較的高い。その一方、カーボンブラックにおける光の遮光性は、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む層よりも高い。とりわけ図示された例では、第2遮光層47に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合(重量割合)は、第1遮光層44に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合(重量割合)よりも大きい。したがって、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む第1遮光層44の、光透過性基板42と反対側にすなわち観察者5と反対側に、このような第2遮光層47を積層することにより、遮光層44,47の観察者5側における外光の反射率を低減させながら、遮光層44,47の全体の遮光性を効果的に向上させることができる。
カーボンブラックを主な顔料として含むとは、第2遮光層47に含まれる全顔料における当該カーボンブラックの割合が50重量%以上であることを意味する。第2遮光層47には、カーボンブラック以外の顔料を含んでいてもよい。このようなカーボンブラックの第2遮光層47における含有量は、好ましくは50重量%以上であり、さらに好ましくは80重量%以上である。
図2〜図4に示されているように、第2遮光層47には、複数の第2開口部48が設けられている。各第2開口部48は、平面視において、第1遮光層44の各第1開口部45に対応して設けられている。図示された例では、第1遮光層44の1つの第1開口部45に対応して、1つの第2開口部48が設けられている。図示された例では、第2開口部48は、対応する素子26から出射した光を観察者5側へ向けて透過させる窓として機能する。
本実施の形態では、第2遮光層47は、第1遮光層44の光透過性基板42と反対側の面だけでなく、第1開口部45の外縁46を形成する第1開口部45の内壁をも覆うように設けられている。したがって、平面視において、第1開口部45を画定する外縁46は、対応する第2開口部48を画定する外縁49を取り囲むように形成されている。換言すると、第2開口部48は、平面視において、対応する第1開口部45内に位置する。
素子26から出射した光が、第1遮光層44の第1開口部45の近傍に入射した場合、当該光の一部は、第1遮光層44を透過して観察者5側に出射する。このとき、第1遮光層44を透過する光のうちの特定の波長を有する光、例えば赤色に対応する波長を有する光、が第1遮光層44で吸収され得る。すなわち、素子26から出射して第1遮光層44を透過した光は、素子26から出射した光の色とは異なる色を呈する。この現象は、素子26から、前面板40の法線方向ndに対して大きく傾斜した方向に出射して第1遮光層44を透過した光においてより顕著に起こる。したがって、この場合、表示装置10を観察する角度、とりわけ前面板40の法線方向ndに対する角度、に応じて、観察者5から視認される映像の色が変化し得る。換言すると、観察者5から視認される映像の色に角度依存性(視野角依存性)が生じ得る。
本実施の形態の前面板40では、上述のように、第2遮光層47は、第1遮光層44の光透過性基板42と反対側の面だけでなく、第1開口部45の外縁46を形成する第1開口部45の内壁をも覆うように設けられている。すなわち、平面視において、第1開口部45を画定する外縁46は、対応する第2開口部48を画定する外縁49を取り囲んでいる。これにより、素子26から出射した光が第1遮光層44に入射することが防止される。したがって、表示装置10で表示される映像において、観察者5から視認される色に角度依存性が生じることを効果的に防止することができる。
このような第2遮光層47は、一例として、カーボンブラックを含有する液状の材料を、スピンコート法、ダイコート法等により第1遮光層44及び第1開口部45上に塗布し、その後、当該材料層に、フォトリソグラフィー技術を用いたパターニングにより第2開口部48を形成することにより、作製することができる。
第1低反射層52は、光透過性基板42に対して前面板40の第1面40a側に設けられている。すなわち、第1低反射層52は、光透過性基板42の第1面42a側に設けられている。とりわけ図4に示された例では、第1低反射層52は、光透過性基板42の第1面42a上に直接積層されている。したがって、図示された例では、第1低反射層52の光透過性基板42と反対側の面が前面板40の第1面40aをなすようになる。第1低反射層52は、いわゆる反射防止層(AR層)であり、前面板40の観察者5側における外光の反射を抑制する層である。
図4に示された例では、第1低反射層52は、光透過性基板42に対して前面板40の第1面40a側に設けられた第1層54と、第1層54の光透過性基板42と反対側に設けられた第2層56と、を有している。とりわけ図4に示された例では、第1層54は、光透過性基板42の第1面42a上に直接積層され、第2層56は、第1層54上に直接積層されている。この場合、第1層54を構成する材料の光屈折率は、第2層56を構成する材料の光屈折率よりも高くなっている。このように、観察者5側に、相対的に低屈折率の第2層56を設け、第2層56の観察者5と反対側に、相対的に高屈折率の第1層54を設けることにより、第1低反射層52に入射した外光の観察者5側への反射を効果的に抑制することができる。
なお、これに限られず、第1低反射層52としては、例えば光透過性基板42の光屈折率よりも低い光屈折率を有する単一の層を設けるようにしてもよい。
光透過性基板42の第2面42bにおける第1遮光層44の第1開口部45(第2遮光層47の第2開口部48)内に露出した部分には、第2低反射層58が設けられている。図4に示された例では、第2低反射層58は、光透過性基板42の第2面42bにおける第1遮光層44の第1開口部45(第2遮光層47の第2開口部48)内に露出した部分、第2開口部48の内壁、及び、第2遮光層47の第1遮光層44と反対側の面上にわたって設けられている。したがって、図示された例では、第2低反射層58の光透過性基板42と反対側の面が前面板40の第2面40bをなすようになる。図4に示された例では、第2低反射層58は、光透過性基板42の光屈折率よりも低い光屈折率を有する単一の層として構成されている。なお、これに限られず、第2低反射層58は、互いに光屈折率の異なる複数の層を有して構成されてもよい。
このような第2低反射層58によれば、光透過性基板42の第2面42bにおける第1遮光層44の第1開口部45(第2遮光層47の第2開口部48)内に露出した部分における光の反射、とりわけ素子26から出射した光の反射を抑制することができる。すなわち、素子26から出射した光が、光透過性基板42の第2面42bにおける第1遮光層44の第1開口部45(第2遮光層47の第2開口部48)内に露出した部分で反射し、単位基板22の表示パネル20と対面する面や前面板40の第2面40bで繰り返し反射し、他の第1開口部45(第2開口部48)を介して出射することを抑制することができる。したがって、隣接した異なる色の素子26間における混色を防止することができる。
低反射層52,58は、例えば、スパッタリング等の物理的堆積法を用いて形成してもよいし、低反射層52,58が形成されたフィルムの貼着により形成してもよい。
なお、前面板40の第1面40a上には、他の機能層が積層されていてもよい。機能層としては、例えば、第1低反射層52に代えて又は第1低反射層52に加えて、防眩機能を有した防眩層(AG層)、耐擦傷性を有したハードコート層(HC層)、帯電防止機能を有した帯電防止層(AS層)等の一以上を含むように構成されてもよい。
図4に示された例では、表示装置用前面板40の第2面40と素子26の発光面26aとの間の、法線方向ndに沿った距離Dは、10μm以下となっている。とりわけ、表示装置用前面板40の、平面視において第1遮光層44の第1開口部45内に位置する第2面40と、素子26の発光面26aとの間の、法線方向ndに沿った距離Dは、10μm以下となっている。この場合、表示装置用前面板40の法線方向(表示パネル20の法線方向)ndに対して傾斜した方向から表示装置10を観察した際に、素子26の発光面26aから出射した光の進行が、第1遮光層44により妨げられることを抑制することができる。したがって、表示装置用前面板40の法線方向ndに対して傾斜した方向から表示装置10を観察した際に、観察者5により視認される映像の品質を効果的に向上させることができる。換言すると、表示装置10に表示された映像が高品質で視認される角度範囲(視野角)を広くすることができる。
本発明の表示装置用前面板40は、観察者5側の面をなす第1面40a、及び、第1面40aと反対側の面をなす第2面40bを有し、光透過性基板42と、光透過性基板42に対して第2面40b側に設けられ、複数の第1開口部45を有する第1遮光層44と、を備え、第1遮光層44は、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む。
このような表示装置用前面板40によれば、第1遮光層44の表面で反射する外光の量を低減させ、これにより、観察者5により、第1遮光層44が、第1開口部45等の他の部分から区別して区別して視認されることを、効果的に抑制することができる。
本発明の表示装置用前面板40は、第1遮光層44の光透過性基板42と反対側の面を覆うように設けられた第2遮光層47をさらに備え、第2遮光層47に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合は、第1遮光層44に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合よりも大きい。
このような表示装置用前面板40によれば、遮光層44,47の観察者5側における外光の反射率を低減させながら、遮光層44,47の全体の遮光性を効果的に向上させることができる。また、第1遮光層44を厚く形成することなく、第2遮光層47により所望の遮光性を確保することができるので、遮光層44,47の全体の厚さを小さくすることも可能になる。
本発明の表示装置用前面板40では、第2遮光層47には、第1遮光層44の各第1開口部45に対応する第2開口部48が設けられ、平面視において、第1開口部45を画定する外縁46は、対応する第2開口部48を画定する外縁49を取り囲む。
このような表示装置用前面板40によれば、素子26から出射した光が第1遮光層44に入射することが防止される。したがって、表示装置10で表示される映像において、観察者5から視認される色に角度依存性が生じることを効果的に防止することができる。
本発明の表示装置用前面板40は、光透過性基板42の第1面40a側に設けられた低反射層52をさらに備える。
このような表示装置用前面板40によれば、表示装置用前面板40の第1面40aに入射した外光の観察者5側への反射を効果的に抑制することができる。
本発明の表示装置用前面板40では、低反射層52は、光透過性基板42の第1面40a側に設けられた第1層54と、第1層54の光透過性基板42と反対側に設けられた第2層56と、を有し、第1層54を構成する材料の光屈折率は、第2層56を構成する材料の光屈折率よりも高い。
このような表示装置用前面板40によれば、表示装置用前面板40の第1面40aに入射した外光の観察者5側への反射をさらに効果的に抑制することができる。
本発明の表示装置10は、上述の表示装置用前面板40と、表示装置用前面板40の板面と平行な面内に配列された複数の単位基板22とを備え、各単位基板22は、表示装置用前面板40と対面して設けられた素子26を有し、素子26は、平面視において第1遮光層44の第1開口部45内に位置し、第1遮光層44は、平面視において、隣り合う単位基板22間の境界部32と重なる。
このような表示装置10によれば、外光が単位基板22間の境界部32近傍に入射することを抑制し、表示パネル20の表示面20aにおける境界部32近傍で反射した光が、観察者5側へ透過することを抑制することができる。したがって、単位基板22間の境界部32が、観察者5から視認されることを、効果的に抑制することができる。
本発明の表示装置10では、各単位基板22は複数の素子26を有し、第1遮光層44は、平面視において、隣り合う素子26間の領域34と重なる。
このような表示装置10によれば、表示パネル20の表示面20aにおける隣り合う2つの素子26間に位置する領域34に外光が入射し、当該領域34で反射した光が観察者5側へ透過することを抑制することができる。したがって、第1遮光層44と異なる色を呈し得る、表示面20aにおける隣り合う2つの素子26間に位置する領域34が、観察者5により、第1遮光層44から区別して視認されやすくなることを、効果的に抑制することができる。
本発明の表示装置10では、表示装置用前面板40の、平面視において第1遮光層44の第1開口部45内に位置する第2面40bと、素子26の発光面26aとの間の、表示装置用前面板40の法線方向ndに沿った距離Dは、10μm以下である。
このような表示装置10によれば、表示装置用前面板40の法線方向ndに対して傾斜した方向から表示装置10を観察した際に、素子26の発光面26aから出射した光の進行が、第1遮光層44により妨げられることを抑制することができる。したがって、表示装置用前面板40の法線方向ndに対して傾斜した方向から表示装置10を観察した際に、観察者5により視認される映像の品質を効果的に向上させることができる。すなわち、表示装置10に表示された映像が高品質で視認される角度範囲(視野角)を広くすることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明及び以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
図5は、本発明の一変形例を説明するための図であって、表示装置10を示す断面図である。図示された例では、光透過性基板42の第2面42の全面に第2低反射層58が形成され、第2低反射層58の光透過性基板42と反対側に第1遮光層44及び第2遮光層47がこの順に積層されている。
このような前面板40においても、光透過性基板42の第2面42bにおける第1遮光層44の第1開口部45内に露出した部分における光の反射、とりわけ素子26から出射した光の反射を抑制することができる。すなわち、素子26から出射した光が、光透過性基板42の第2面42bにおける第1遮光層44の第1開口部45内に露出した部分で反射し、単位基板22の表示パネルと対面する面や前面板の第2面で繰り返し反射し、他の第1開口部45を介して出射することを抑制することができる。したがって、隣接した異なる色の素子26間における混色を防止することができる。
5 観察者
10 表示装置
20 表示パネル
20a 表示面
22 単位基板
24 配線基板
26 素子
26a 発光面
32 境界部
34 隣り合う素子間の領域
40 表示装置用前面板
40a 第1面
40b 第2面
42 光透過性基板
44 第1遮光層
45 第1開口部
46 外縁
47 第2遮光層
48 第2開口部
49 外縁
52 第1低反射層
54 第1層
56 第2層
58 第2低反射層
nd 法線方向

Claims (8)

  1. 観察者側の面をなす第1面、及び、前記第1面と反対側の面をなす第2面を有する表示装置用前面板であって、
    光透過性基板と、
    前記光透過性基板に対して前記第2面側に設けられ、複数の第1開口部を有する第1遮光層と、を備え、
    前記第1遮光層は、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を含む、表示装置用前面板。
  2. 前記第1遮光層の前記光透過性基板と反対側の面を覆うように設けられた第2遮光層をさらに備え、
    前記第2遮光層に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合は、前記第1遮光層に含まれる顔料におけるカーボンブラックの割合よりも大きい、請求項1に記載の表示装置用前面板。
  3. 前記第2遮光層には、前記第1遮光層の各第1開口部に対応する第2開口部が設けられ、
    平面視において、前記第1開口部を画定する外縁は、対応する前記第2開口部を画定する外縁を取り囲む、請求項2に記載の表示装置用前面板。
  4. 前記光透過性基板の前記第1面側に設けられた低反射層をさらに備える、請求項1〜3のいずれかに記載の表示装置用前面板。
  5. 前記低反射層は、前記光透過性基板の前記第1面側に設けられた第1層と、前記第1層の前記光透過性基板と反対側に設けられた第2層と、を有し、
    前記第1層を構成する材料の光屈折率は、前記第2層を構成する材料の光屈折率よりも高い、請求項4に記載の表示装置用前面板。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の表示装置用前面板と、前記表示装置用前面板の板面と平行な面内に配列された複数の単位基板とを備え、
    各単位基板は、前記表示装置用前面板と対面して設けられた素子を有し、
    前記素子は、平面視において前記第1遮光層の前記第1開口部内に位置し、
    前記第1遮光層は、平面視において、隣り合う前記単位基板間の境界部と重なる、表示装置。
  7. 各単位基板は複数の前記素子を有し、
    前記第1遮光層は、平面視において、隣り合う前記素子間の領域と重なる、請求項7に記載の表示装置。
  8. 前記表示装置用前面板の、平面視において前記第1遮光層の前記第1開口部内に位置する前記第2面と、前記素子の発光面との間の、前記表示装置用前面板の法線方向に沿った距離は、10μm以下である、請求項6又は7に記載の表示装置。
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