JP2019028308A - 表示パネル及び表示装置 - Google Patents

表示パネル及び表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019028308A
JP2019028308A JP2017148445A JP2017148445A JP2019028308A JP 2019028308 A JP2019028308 A JP 2019028308A JP 2017148445 A JP2017148445 A JP 2017148445A JP 2017148445 A JP2017148445 A JP 2017148445A JP 2019028308 A JP2019028308 A JP 2019028308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display panel
light
layer
convex portion
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017148445A
Other languages
English (en)
Inventor
敦 子 千吉良
Atsuko Chigira
敦 子 千吉良
屋 誠 治 俵
Seiji Tawaraya
屋 誠 治 俵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2017148445A priority Critical patent/JP2019028308A/ja
Priority to PCT/JP2018/028508 priority patent/WO2019026858A1/ja
Priority to TW107126416A priority patent/TW201911267A/zh
Publication of JP2019028308A publication Critical patent/JP2019028308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【課題】表示される映像を明るく視認できる視野角を大きくすることができる表示パネル及びこの表示パネルを備えた表示装置を提供する。【解決手段】表示パネル20は、第1面25a及び第1面25aと反対側の面をなす第2面25bを有する基板本体25を含む配線基板24と、配線基板24上に配置された素子26と、を備え、配線基板24は、第1面25aから突出する凸部50を有し、素子26は、凸部50上に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、表示パネル、及び、表示パネルを備えた表示装置に関する。
従来、素子を実装した配線基板を備え、画素として機能する各素子により映像等を表示する表示装置が知られている。
特許文献1には、4×4の16個のパネルモジュールが配列(タイリング)されて小ユニットが構成され、3×3の9個の小ユニットがタイリングされて中ユニットが構成され、22×16の352個の中ユニットがタイリングされて、表示装置の表示パネルが構成されたものが開示されている。各パネルモジュールには、赤(R)、緑(G)及び青(B)の3色の素子がそれぞれ埋め込まれており、これらの素子の発光が、トランジスタにより制御される。
このような表示装置では、パネルモジュールをタイリングして表示パネルを構成するため、任意の大きさの表示パネルを容易に構成することができる、すなわち、小画面の表示パネルから大画面の表示パネルまで所望の大きさの表示パネルを容易に構成することができる利点がある。
特開2003−150075号公報
表示パネルの表面、とりわけ配線基板の表面で反射した外光が観察者から視認されると、表示パネルに表示される映像の品質が低下し得る。特に黒色を表現するために素子を消灯した領域において表示パネルの表面で反射した外光が観察者から視認されると、当該領域が完全な黒色として視認されず、白みを帯びた黒色として視認される。これにより、表示パネルに表示される映像のコントラストが低下する。
また、複数の単位基板をタイリングして構成された表示装置においては、当該表示装置を観察した際に、隣り合う単位基板間の境界部が観察者により視認され、表示装置の意匠性が損なわれる場合がある。この境界部は、とりわけ表示装置の黒表示の際(全素子消灯時)に顕著に視認され得る。これは、表示装置において、各単位基板を精密に位置合わせしてタイリングしたとても、各単位基板の表面形状には隣り合う単位基板間の境界部において不連続となる箇所がわずかながら生じており、この境界部を含む領域で反射した不連続な反射光が観察者から視認されることにより、境界部の存在が認識されるものと考えられる。
これらの問題を解決するために、本件発明者らは、図11に比較形態として示すように、表示パネル120の観察者側(図11では上側)に表示パネル120を保護する前面板140を設け、この前面板140の表示パネル120側に遮光層144を設けることについて検討している。ところが、この表示装置110では、表示パネル120の法線方向ndに対して大きく傾斜した方向から表示装置110を観察したときに、表示される映像の明るさが大きく低下する課題があることが、本件発明者らによって見出された。
この表示装置110について、本件発明者らがさらに検討を進めたところ、以下の知見が得られた。前面板140を、接着剤、粘着剤等の接合層160を介して配線基板124に対して固定すると、素子126の発光面126aと前面板140の光透過性基板142との間の法線方向ndに沿った距離が大きくなる。これに起因して、素子126の発光面126aから出射した光のうち法線方向ndに対して大きく傾斜した方向へ出射した光は遮光層144で遮られて観察者側へ出射しない。これにより、法線方向ndに対して大きく傾斜した方向から表示装置110を観察すると、素子126から出射した光が視認しづらくなり、表示パネル120に表示される映像の明るさが大きく低下する。換言すると、観察者が表示パネル120に表示される映像を明るく視認できる視野角θは小さくなる。
ここで、遮光層144に設けられる開口部145の平面視寸法を大きくし、これにより素子126から出射した光のうち法線方向ndに対して大きく傾斜した方向へ出射した光が遮光層144で遮られることを抑制することも考えられるが、この場合、大きな平面視寸法を有する開口部145を介して、素子126の周囲の配線基板の表面で反射した外光が観察者により視認され得るというさらなる課題が生じ得る。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、表示される映像を明るく視認できる視野角を大きくすることができる表示パネル及びこの表示パネルを備えた表示装置を提供することを目的とする。
本発明の表示パネルは、
第1面及び前記第1面と反対側の面をなす第2面を有する基板本体を含む配線基板と、前記配線基板上に配置された素子と、を備え、
前記配線基板は、前記第1面から突出する凸部を有し、
前記素子は、前記凸部上に配置されている。
本発明の表示パネルにおいて、
各凸部上に、それぞれ1つの前記素子が配置され、
各凸部の、前記第1面からの最大高さの90%の高さにおける前記第1面と平行な断面の面積は、10000μm以下であってもよい。
本発明の表示パネルにおいて、
前記凸部は、前記第1面上に積層された1以上の層を有し、
前記層のうち前記第1面の法線方向に沿って前記第1面から最も離間した層における前記第1面と対面する面の面積は、10000μm以下であってもよい。
本発明の表示パネルにおいて、
前記凸部は、その表面が絶縁材料で形成されてもよい。
本発明の表示パネルにおいて、
前記凸部は、前記第1面から離間するにつれて、平面視において前記素子に近づくように、前記第1面及び前記第1面の法線方向に対して傾斜した傾斜面を含んでもよい。
本発明の表示装置は、
上述の表示パネルと、前記第1面と対向して配置された表示装置用前面板と、を備え、
前記表示装置用前面板は、光透過性基板と、前記光透過性基板に対して前記表示パネル側に設けられ複数の開口部を有する遮光層と、を有し、
前記素子は、平面視において前記遮光層の前記開口部内に位置する。
本発明によれば、表示される映像を明るく視認できる視野角を大きくすることができる表示パネル及びこの表示パネルを備えた表示装置を提供することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、表示装置を概略的に示す斜視図である。 図2は、表示装置を示す平面図である。 図3は、図2の表示装置の一部を拡大して示す図である。 図4は、表示装置の前面板を示す平面図である。 図5は、表示装置の表示パネルを示す平面図である。 図6は、表示装置の断面図であり、図2におけるVI−VI線に対応する断面を示す図である。 図7は、図6の表示装置の断面図の部分拡大図である。 図8は、表示パネルの一変形例を示す断面図である。 図9は、表示パネルの他の変形例を示す断面図である。 図10は、表示パネルのさらに他の変形例を示す断面図である。 図11は、比較形態の表示装置を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺及び縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「板」は「シート」や「フィルム」と呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、例えば、「支持板」は、「支持シート」や「支持フィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「板面(シート面、フィルム面)」とは、対象となる板状(シート状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となる板状部材(シート状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。なお、板状(シート状、フィルム状)の部材についての「法線方向」とは、当該部材の板面(シート面、フィルム面)への法線に沿った方向を指す。
さらに、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図10は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は表示装置10を概略的に示す図である。図2は、表示装置10を示す平面図であり、とりわけ表示装置10を観察者5側から見て示す平面図である。図3は、図2の表示装置10の一部を拡大して示す平面図である。なお、図2及び図3においては、理解の容易化のため、後述の光透過性基板42に隠れた部材である、遮光層44及び開口部45について、実線で示している。
表示装置10は、例えば動画、静止画、文字情報や、これらの組み合わせで構成された映像を表示する装置であり、室内、車両内又は屋外において、広告、プレゼンテーション、テレビジョン映像、各種情報の表示等、様々な用途に使用され得る。図1に示すように、表示装置10は、映像を表示する表示パネル20と、表示パネル20の観察者5側に配置された前面板(表示装置用前面板)40と、表示パネル20に接続された図示しない表示制御部と、を備えている。表示パネル20は、配線基板24と、配線基板24上に配置された素子26と、を備えている。これにより本実施の形態の表示装置10は、いわゆるフラットパネルディスプレイとして構成されている。表示制御部は、表示されるべき映像に関する情報を処理し、映像情報に基づいて表示パネル20の素子26を駆動する。これにより、表示パネル20は、表示制御部の制御信号に基づいて、所定の映像を表示面20aに表示する。
前面板40は、表示パネル20、とりわけ表示パネル20の表示面20aを保護する部材である。図1に示すように、前面板40は、表示パネル20に対して観察者5側に配置されている。すなわち、前面板40は、表示パネル20の表示面20aと対面するように配置されている。本実施の形態では、前面板40は、表示パネル20に対して、接合層60(図6及び図7を参照)を介して固定されている。接合層60としては、特に限られず種々の接着性又は粘着性を有した層を用いることができる。図示された例では、前面板40は、観察者5側の面をなす第1面40aと、第1面40aと反対側の面をなす第2面40b、すなわち表示パネル20側の面をなす第2面40bと、を有している。したがって、表示パネル20と前面板40とは、表示パネル20の表示面20aと前面板40の第2面40bとが対面するようにして、配置されている。また、表示パネル20の板面と前面板40の板面とは、互いに平行をなして配置されている。
図2〜図4及び図6を参照して、前面板40について詳述する。前面板40は、光透過性基板42と、光透過性基板42に対して前面板40の第2面40b側に設けられた遮光層44と、を備えている。
光透過性基板42は、第1面42a、及び、第1面42aと反対側の面をなす第2面42bを有している。図示された例では、光透過性基板42は、その第1面42aが観察者5側を向き、第2面42bが表示パネル20側を向くように配置されている。すなわち、光透過性基板42の第1面42aは、前面板40の第1面40a側の面をなし、第2面42bは、前面板40の第2面40b側の面をなしている。したがって、遮光層44は、光透過性基板42の第2面42b側に設けられている。とりわけ図4に示された例では、遮光層44は、光透過性基板42の第2面42b上に設けられている。
光透過性基板42は、表示パネル20、とりわけ表示パネル20の表示面20aを保護するとともに、遮光層44を支持する基材として機能する。図示された例では、光透過性基板42は、平面視において略矩形形状を有している。光透過性基板42は、高い光透過性を有する材料で形成されている。光透過性基板42は、可視光領域における光透過率が80%以上であることが好ましく、90%以上であることがより好ましい。なお、本明細書において、可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。このような光透過性基板42は、例えばガラスや樹脂の板から構成され得る。
遮光層44は、配線基板24の表面(観察者5側の面)で反射した外光が観察者5から視認されることを抑制する機能を有する。そのため、遮光層44は、遮光性を有した層として形成されている。ここで、遮光性を有した層とは、光を完全に透過させない層だけでなく、光の透過率を低下させる層をも含む。このような遮光層44の可視光に対する透過率は、光学濃度(OD)で表して3以上であることが好ましく、光学濃度(OD)で4以上であることがより好ましい。これにより、遮光層44に十分な遮光性を付与することができる。なお、光学濃度にて表される透過率の値(OD)は、垂直入射した入射光の強度Iinと垂直に透過した透過光の強度Ioutとを用いた「log10(Iin/Iout)」によって特定される。
図2〜図4及び図6に示されているように、遮光層44は、複数の開口部45を有している。各開口部45は、平面視において、表示パネル20の各素子26に対応して設けられている。図示された例では、表示パネル20の1つの素子26に対応して、1つの開口部45が設けられている。開口部45は、対応する素子26から出射した光を観察者5側へ向けて透過させる窓として機能する。開口部45は、前面板40の法線方向ndに沿って、対応する素子26の発光面26aと対面している。図2〜図4には、各開口部45の平面視形状が円形であるものが示されているが、これに限られず、各開口部45の平面視形状は、例えば、四角形、六角形等の多角形形状や、楕円形等の閉曲線形状を有していてもよい。
遮光層44としては、暗色を呈する顔料を含んだ層を用いることができる。暗色を呈する顔料としては、例えば黒色、青色として視認され得る色を呈する顔料を挙げることができる。黒色の顔料としては、例えばカーボンブラックを用いることができる。また、青色の顔料としては、例えば銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を用いることができる。銅フタロシアニン構造を有する青色顔料としては、例えばPB(Pigment Blue)15:6、PB15:3、PB15:4として知られる青色顔料を、単独で又は適宜混合して用いることができる。このような暗色顔料の遮光層44における含有量は、一例として20重量%以上とすることができる。好ましくは、暗色顔料の遮光層44における含有量は25重量%以上であり、さらに好ましくは30重量%以上である。
このような遮光層44は、一例として、暗色顔料を含有する液状の材料を、スピンコート法、ダイコート法等により光透過性基板42上に塗布し、その後、当該材料層に、フォトリソグラフィー技術を用いたパターニングにより開口部45を形成することにより、作製することができる。
なお、遮光層44は、複数の層を有して構成されてもよい。例えば、遮光層44は、光透過性基板42の第2面42b上に設けられた第1遮光層と、第1遮光層上に設けられた第2遮光層とを有していてもよい。この場合、第1遮光層に含まれる顔料の組成と、第2遮光層に含まれる顔料の組成とは、互いに異なっていてもよい。例えば、第1遮光層には、銅フタロシアニン構造を有する青色顔料を主な顔料として含み、第2遮光層には、カーボンブラックを主な顔料として含むようにしてもよい。
光透過性基板42の第1面42a及び/又は第2面42b上には、低反射層が設けられてもよい。低反射層はいわゆる反射防止層(AR層)であり、前面板40の観察者5側及び/又は表示パネル20側における光の反射を抑制する層である。低反射層としては、例えば光透過性基板42の光屈折率よりも低い光屈折率を有する層を用いることができる。光透過性基板42の第1面42a上に低反射層が設けられた場合、光透過性基板42の第1面42aに入射する外光の観察者5側への反射を抑制することができる。したがって、観察者5により光透過性基板42の第1面42aで反射した外光が視認され、これにより表示パネル20に表示された映像のコントラストが低下することを防止することができる。また、光透過性基板42の第2面42b上に低反射層が設けられた場合、光透過性基板42の第2面42bにおける遮光層44の開口部45内に露出した部分における光の反射、とりわけ素子26から出射した光の反射を抑制することができる。すなわち、素子26から出射した光が、光透過性基板42の第2面42bにおける遮光層44の開口部45内に露出した部分で反射し、配線基板24の表示パネル20と対面する面や前面板40の第2面40bで繰り返し反射し、他の開口部45を介して出射することを抑制することができる。したがって、隣接した異なる色の素子26間における混色を防止することができる。低反射層は、例えば、スパッタリング等の物理的堆積法を用いて形成してもよいし、低反射層が形成されたフィルムの貼着により形成してもよい。
なお、前面板40の第1面40a上には、他の機能層が積層されていてもよい。機能層としては、例えば、防眩機能を有した防眩層(AG層)、耐擦傷性を有したハードコート層(HC層)、帯電防止機能を有した帯電防止層(AS層)等の一以上を含むように構成されてもよい。
次に、図1〜図3、図5及び図6を参照して、表示パネル20について説明する。表示パネル20は、配線基板24と、配線基板24上に配置された素子26と、を備えている。とりわけ図示された例では、表示パネル20は、前面板40の板面と平行な面内に配列された複数の単位基板22を有しており、各単位基板22が、配線基板24と、配線基板24上に実装された素子26と、を有している。すなわち、図示された例では、表示パネル20は、前面板40の板面と平行な面内に配列された複数の配線基板24と、各配線基板24上に配置された素子26と、を有している。なお、これに限られず、表示パネル20は、例えば、1つの配線基板24と、この配線基板24上に配列された複数の素子26と、を有するものであってもよい。
図1及び図6によく示されているように、各単位基板22(配線基板24)の板面は、表示パネル20の板面及び前面板40の板面と平行をなしている。各単位基板22は、表示パネル20の法線方向(前面板40の法線方向)ndに沿った観察において、すなわち平面視において、少なくとも1方向に沿って配列されている。図示された例では、各単位基板22は、平面視において略矩形形状を有しており、第1方向d1に沿って配列され、且つ、第1方向d1と交差する第2方向d2に沿って配列されている。すなわち、各単位基板22は、第1方向d1及び第2方向d2に沿って二次元的に配列されている。とりわけ図示された例では、第1方向d1と第2方向d2とは、直交している。図示された例では、隣り合う2つの単位基板22は、平面視において、互いに1つの辺どうしが対面するようにして配置されている。なお、上述の例に限られず、各単位基板22は、平面視において、例えば三角形、五角形、六角形等の他の多角形や、円形、楕円形等の、矩形状以外の形状を有していてもよい。また、各単位基板22は、直交しない2方向や、3方向以上の方向に沿って配列されてもよい。
配線基板24は、素子26を支持し、表示制御部と素子26とを電気的に接続する。配線基板24は基板本体25と、基板本体25から突出した凸部50と、を有している。基板本体25は、第1面25a及び第1面25aと反対側の面をなす第2面25bを有しており、全体として板状に形成されている。図6によく示されているように、基板本体25の第1面25aは、観察者5及び前面板40側を向く面であり、第2面25bは、観察者5側及び前面板40と反対側を向く面である。換言すると、基板本体25の第1面25aは、前面板40と対面する面である。凸部50は、基板本体25の第1面25aから、基板本体25と反対側に突出するように形成されている。すなわち、凸部50は、基板本体25の第1面25aから前面板40側へ向けて突出している。なお、凸部50の具体的形状については後述する。
素子26は、凸部50上、とりわけ凸部50の上面50a上、に設けられた図示しない電極に、例えば、はんだ材、導電性接着剤、異方導電膜(ACF)等を介して接続されている。とりわけ表示パネル20には、赤色として視認される光を発する素子(以下、赤色の素子ともいう)26、緑色として視認される光を発する素子(以下、緑色の素子ともいう)26、及び、青色として視認される光を発する素子(以下、青色の素子ともいう)26が含まれる。図示された例では、単位基板22は、赤色の素子26、緑色の素子26、及び、青色の素子26を有している。換言すると、各単位基板22の配線基板24上には、赤色の素子26、緑色の素子26、及び、青色の素子26が実装されている。
素子26は、光を発する発光面26aを有している。図4に示された例では、発光面26aは、前面板40と対面するように位置している。換言すると、発光面26aは、配線基板24(凸部50)と反対側を向くように位置している。したがって、図示された例では、素子26の発光面26aと、配線基板24の前面板40と対面する面のうち素子26から露出した領域と、により、表示パネル20の表示面20aが形成される。
各素子26は、配線基板24を介して表示制御部によりその発光が制御される。表示制御部は、各素子26の発光を制御することにより、表示パネル20の表示面20aに、所定の映像を表示する。一例として、1つの赤色の素子26、1つの緑色の素子26、及び、1つの青色の素子26で1つの画素を構成し、所定の映像を多数の画素の集合として表示面20aに表示する。
単位基板22は、平面視において単位基板22よりも大きな寸法を有する他の基板上に固定されてもよい。例えば、第1方向d1及び第2方向d2に沿って配列された複数の単位基板22が、他の1つの基板上に固定されてもよい。さらに、単位基板22の配線基板24に設けられた電極と、他の基板に設けられた電極とが、はんだ材、導電性接着剤、異方導電膜(ACF)等を介して電気的に接続されてもよい。この場合、各素子26が、配線基板24及び他の基板を介して表示制御部に接続されてもよい。
本実施の形態では、隣り合う2つの単位基板22(配線基板24)の間には、間隙が形成されている。この場合、隣り合う2つの単位基板22の間の境界部32は、隣り合う2つの単位基板22の間に形成された間隙を有して構成される。また、これに限られず、隣り合う2つの単位基板22の間には、間隙が形成されていなくてもよい。換言すると、隣り合う2つの単位基板22は、縁部において互いに接していてもよい。この場合、隣り合う2つの単位基板22の間の境界部32は、当該2つの単位基板22の、互いに接した縁部で構成される。
図示された例では、前面板40の遮光層44は、平面視において、表示パネル20の表示面20aにおける、隣り合う2つの素子26間に位置する領域34と重なっている。ここで、隣り合う2つの素子26間に位置する領域34には、表示パネル20の単位基板22間の境界部32をも含む。これにより、表示パネル20の表示面20aにおける隣り合う2つの素子26間に位置する領域34に外光が入射すること、及び/又は、当該領域34で反射した光が観察者5側へ透過することを抑制することができる。したがって、遮光層44と異なる色を呈し得る、表示面20aにおける隣り合う2つの素子26間に位置する領域34が、観察者5により、遮光層44から区別して視認されやすくなることを、効果的に抑制することができる。
また、遮光層44が、平面視において、表示パネル20の単位基板22間の境界部32と重なっていることにより、外光が表示パネル20の境界部32近傍に入射することを抑制することができる。また、表示パネル20の境界部32近傍で反射した光が、観察者5側へ透過することを抑制することもできる。したがって、表示パネル20の単位基板22間の境界部32を、観察者5から視認されにくくすることができる。
次に、凸部50について説明する。図2、図3、図5及び図6に示された例では、凸部50は、基板本体25と反対側の面をなす上面50aと、基板本体25側の面をなす下面50bと、上面50aと下面50bとを接続する第1側面50c、第2側面50d、第3側面50e及び第4側面50fと、を有しており、全体として略四角錐台形状を有している。図示された例では、凸部50は、単層で構成されている。上面50a及び下面50bは、平面視においてそれぞれ矩形形状を有しており、いずれも基板本体25の板面と平行をなしている。下面50bは、基板本体25の第1面25aと接触している。素子26は、凸部50の上面50a上に配置されている。とりわけ図示された例では、素子26は、平面視において上面50aの中央に配置されている。
図7は、図6に示した表示装置10の断面図の部分拡大図である。素子26が凸部50上に配置されていることにより、素子26の発光面26aと前面板40との間の、法線方向ndに沿った距離を小さくすることができる。とりわけ、発光面26aと、前面板40の光透過性基板42の第2面42bと、の間の距離を小さくすることができる。これにより、図7に示すように、素子26の発光面26aから出射した光のうち法線方向ndに対して大きく傾斜した方向へ出射した光が、遮光層44で遮られることを抑制することができる。したがって、法線方向ndに対して大きく傾斜した方向から表示装置10を観察したときに、素子26から出射した光が視認しづらくなり、表示パネル20に表示される映像の明るさが大きく低下することを抑制することができる。換言すると、観察者5が表示パネル20に表示される映像を明るく視認できる視野角θが大きくなる。
第1側面50cと第3側面50eとは、基板本体25の板面と平行な方向、とりわけ図示された例では第1方向d1、に沿って対向して配置されている。第1側面50cは、基板本体25の第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面として構成されており、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づく。また、第3側面50eは、基板本体25の第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面として構成されており、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づく。したがって、第1側面50c及び第3側面50eは、第1面25aから離間するにつれて互いに近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面として構成されている。
また、第2側面50dと第4側面50fとは、基板本体25の板面と平行な方向、とりわけ図示された例では第2方向d2、に沿って対向して配置されている。第2側面50dは、基板本体25の第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面として構成されており、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づく。また、第4側面50fは、基板本体25の第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面として構成されており、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づく。したがって、第2側面50d及び第4側面50fは、第1面25aから離間するにつれて互いに近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面として構成されている。
したがって、凸部50の上面50aの面積は、下面50bの面積よりも小さい。とりわけ図示された例では、平面視において、凸部50の下面50bの輪郭は、上面50aの輪郭を取り囲んでいる。換言すると、平面視において、凸部50の上面50aは、下面50bの輪郭内に位置している。
図示された例では、1つの凸部50に1つの素子26が配置される。すなわち、配線基板24は、配置される素子と同数の凸部50を有している。なお、これに限られず、1つの凸部50に複数の素子26が配置されてもよい。例えば、基板本体25上に第1方向d1又は第2方向d2に延びる線状の凸部50を設け、この凸部50の延びる方向に沿って複数の素子26を配列してもよい。
素子26は、凸部50の上面50a上に設けられた図示しない電極に、例えば、はんだ材、導電性接着剤、異方導電膜(ACF)等を介して接続されている。素子26は、配線を介して表示制御部と接続される。素子26と表示制御部とを接続する配線は、凸部50の上面50aと、側面50c〜50fの少なくとも1つと、に沿って延びる。このため、凸部50の表面は絶縁材料で形成されることが好ましい。具体的には、凸部50の上面50aと、側面50c〜50fの少なくとも1つと、の表面が絶縁材料で形成されることが好ましい。より好ましくは、凸部50の上面50a及び側面50c〜50fの表面が、いずれも絶縁材料で形成される。
また、素子26が接続された電極から延びる配線は、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面(側面50c〜50f)上を延びることが好ましい。配線は、一例として、基板本体25の第1面25a上と凸部50上とにわたって、スパッタリング法やめっき法により、銅等からなる金属層を形成し、フォトリソグラフィー技術を用いてパターニングすることにより、形成される。このとき、実質的に法線方向ndに沿って延びる面、すなわち基板本体25の第1面25aと垂直に延びる面には、スパッタリング法やめっき法により安定して金属層を形成できないことがある。これに対して、凸部50が、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面(側面50c〜50f)を有していると、この傾斜面上に、スパッタリング法やめっき法により安定して金属層を形成することができる。
図2及び図3に示されているように、平面視において、前面板40の遮光層44の開口部45を画定する外縁46は、対応する素子26の発光面26aの外縁を取り囲むように形成されている。換言すると、素子26の発光面26aは、平面視において、対応する開口部45内に位置する。さらに、図示された例では、平面視において、前面板40の遮光層44の開口部45を画定する外縁46は、対応する素子26が配置された凸部50の上面50aの外縁を取り囲んでいる。換言すると、凸部50の上面50aは、平面視において、対応する開口部45内に位置する。これにより、図7に示すように、凸部50の上面50aは、遮光層44の開口部45における遮光層44の厚さ内に位置することが可能になる。したがって、素子26の発光面26aと、前面板40の光透過性基板42の第2面42bと、の法線方向ndに沿った距離をさらに小さくすることができる。これにより、素子26の発光面26aから出射した光のうち法線方向ndに対して大きく傾斜した方向へ出射した光が遮光層44で遮られることをさらに抑制することができる。したがって、法線方向ndに対して大きく傾斜した方向から表示装置10を観察したときに、素子26から出射した光が視認しづらくなり、表示パネル20に表示される映像の明るさが大きく低下することをさらに抑制することができる。換言すると、観察者5が表示パネル20に表示される映像を明るく視認できる視野角θがさらに大きくなる。
このような凸部50は、例えば、基板本体25の第1面25a上に、流動性を有する光硬化性樹脂を塗布し、フォトリソグラフィー技術を用いてパターニングすることにより、形成することができる。とりわけ、光硬化性樹脂としてネガ型の光硬化性樹脂を用いることにより、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面(側面50c〜50f)を有する凸部50を形成することができる。
図示された例では、各凸部50の、基板本体25の第1面25aからの最大高さHmaxの90%の高さH90における第1面25aと平行な断面Aの面積は、10000μm以下とすることができる。とりわけ断面Aの面積は、100μm以上10000μm以下とすることができる。断面Aの面積が10000μm以下であると、対応する遮光層44の開口部45の平面視寸法を小さくしながらも、凸部50の上面50aを、開口部45における遮光層44の厚さ内に位置させることができる。また、断面Aの面積が100μm以上であると、素子26を配置するための上面50aの面積を十分に確保することができる。なお、このような効果を奏する凸部50を特定するためには、凸部50の上面50aの面積を用いて特定することも考えられる。しかしながら、本件発明者らの検討によれば、凸部50の製造方法等に起因して、凸部50の上面50aの外縁が明確に特定しづらい場合があることが知見された。したがって、上述のように高さH90における断面Aの面積を用いて凸部50を特定することが、きわめて有効である。
また、凸部50を構成する1以上の層のうち、基板本体25の第1面25aの法線方向ndに沿って第1面25aから最も離間した層における第1面25aと対面する面B、図7に示された例では下面50b、の面積は、10000μm以下とすることができる。とりわけ面Bの面積は、100μm以上10000μm以下とすることができる。面Bの面積が10000μm以下であると、対応する遮光層44の開口部45の平面視寸法を小さくしながらも、凸部50の上面50aを、開口部45における遮光層44の厚さ内に位置させることができる。また、面Bの面積が100μm以上であると、素子26を配置するための上面50aの面積を十分に確保することができる。
素子26の発光面26aと、前面板40の光透過性基板42の第2面42bと、の間の法線方向ndに沿った距離は、0.1μm以上10μm以下であることが好ましい。当該距離が0.1μm以上であると、素子26の発光面26aと、前面板40の光透過性基板42の第2面42bと、の接触を適切に回避することができる。また、当該距離が10μm以下であると、観察者5が表示パネル20に表示される映像を明るく視認できる視野角θを十分に大きくすることができる。
本実施の形態の表示パネル20は、第1面25a及び第1面25aと反対側の面をなす第2面25bを有する基板本体25を含む配線基板24と、配線基板24上に配置された素子26と、を備え、配線基板24は、第1面25aから突出する凸部50を有し、素子26は、凸部50上に配置されている。
また、本実施の形態の表示装置10は、上述の表示パネル20と、第1面25aと対向して配置された表示装置用前面板40と、を備え、表示装置用前面板40は、光透過性基板42と、光透過性基板42に対して表示パネル20側に設けられ複数の開口部45を有する遮光層44と、を有し、素子26は、平面視において遮光層44の開口部45内に位置する。
このような表示パネル20及び表示装置10によれば、素子26の発光面26aと前面板40との、法線方向ndに沿った距離を小さくすることができる。とりわけ、発光面26aと、前面板40の光透過性基板42の第2面42bと、の距離を小さくすることができる。これにより、図7に示すように、素子26の発光面26aから出射した光のうち法線方向ndに対して大きく傾斜した方向へ出射した光が遮光層44で遮られることを抑制することができる。したがって、法線方向ndに対して大きく傾斜した方向から表示装置10を観察したときに、素子26から出射した光が視認しづらくなり、表示パネル20に表示される映像の明るさが大きく低下することを抑制することができる。換言すると、観察者5が表示パネル20に表示される映像を明るく視認できる視野角θが大きくなる。
本実施の形態の表示パネル20は、各凸部50上に、それぞれ1つの素子26が配置され、各凸部50の、第1面25aからの最大高さHmaxの90%の高さH90における第1面25aと平行な断面Aの面積は、10000μm以下である。
また、本実施の形態の表示パネル20では、凸部50は、第1面25a上に積層された1以上の層を有し、この層のうち第1面25aの法線方向ndに沿って第1面25aから最も離間した層における第1面25aと対面する面50bの面積は、10000μm以下である。
このような表示パネル20によれば、対応する遮光層44の開口部45の平面視寸法を小さくしながらも、凸部50の上面50aを、開口部45における遮光層44の厚さ内に位置させることができる。
本実施の形態の表示パネル20では、凸部50は、その表面が絶縁材料で形成される。
このような表示パネル20によれば、凸部50の表面に沿って形成される配線を適切に絶縁することができる。
本実施の形態の表示パネル20では、凸部50は、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面50c〜50fを含む。
このような表示パネル20によれば、この傾斜面50c〜50f上に、後に素子26と表示制御部とを接続する配線の一部となる金属層を、スパッタリング法やめっき法等により安定して形成することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明及び以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
図8は、本発明の一変形例を説明するための図であって、表示パネル20を示す断面図である。図示された例では、配線基板24の凸部50は、基板本体25の第1面25a上に設けられた第1層51と、第1層51の基板本体25と反対側に設けられた第2層52と、を有している。第1層51及び第2層52は、平面視においてそれぞれ矩形形状を有している。また、第1層51及び第2層52は、例えばいずれも樹脂層により形成されている。
図9は、本発明の他の変形例を説明するための図であって、表示パネル20を示す断面図である。図示された例では、配線基板24の凸部50は、基板本体25の第1面25a上に設けられた第1層51と、第1層51の基板本体25と反対側に設けられた第2層52と、を有している。第1層51及び第2層52は、平面視においてそれぞれ矩形形状を有している。また、第1層51及び第2層52は、例えばいずれも樹脂層により形成されている。
図示された例では、第1層51、第2層52は、いずれも、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面51g,52gを含んでいる。
ここで、図8及び図9を参照して説明した例では、平面視において、第2層52の輪郭は、第1層51の輪郭を取り囲んでいることが好ましい。換言すると、平面視において、第1層51は、第2層52の輪郭内に位置していることが好ましい。
図8及び図9を参照して説明した例では、凸部50が2つの層で形成されるので、凸部50が1つの層で形成される場合と比較して、凸部50の最大高さHmaxを大きくすることができる。なお、凸部50は、2つの層で形成されるものに限られず、3以上の層を積層することにより形成されてもよい。
このような第1層51及び第2層52は、例えば、基板本体25の第1面25a上に、流動性を有する光硬化性樹脂を塗布し、フォトリソグラフィー技術を用いてパターニングすることにより、形成することができる。とりわけ、光硬化性樹脂としてネガ型の光硬化性樹脂を用いることにより、図9に示すように、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面51g,52gを有する凸部50を形成することができる。
図10は、本発明のさらに他の変形例を説明するための図であって、表示パネル20を示す断面図である。図示された例では、配線基板24の凸部50は、基板本体25の第1面25a上に設けられた第1内部層53と、第1内部層53の基板本体25と反対側に設けられた第2内部層54と、第1内部層53及び第2内部層54を覆って設けられた表面層55と、を有している。表面層55は、第1面25aから離間するにつれて、平面視において素子26に近づくように、第1面25a及び第1面25aの法線方向ndに対して傾斜した傾斜面55gを含んでいる。
図示された例では、第1内部層53、第2内部層54として、樹脂からなる層に限られず、金属からなる層等の導電性を有する層を用いることもできる。これにより、フォトリソグラフィー技術を用いることなく、簡単な工程により凸部50の最大高さHmaxを大きくすることができる。なお、表面層55は、樹脂材料等の絶縁材料で形成されることが好ましい。
5 観察者
10 表示装置
20 表示パネル
20a 表示面
22 単位基板
24 配線基板
25 基板本体
25a 第1面
25b 第2面
26 素子
26a 発光面
40 表示装置用前面板
40a 第1面
40b 第2面
42 光透過性基板
44 遮光層
45 開口部
46 外縁
50 凸部
50a 上面
50b 下面
50c 第1側面(傾斜面)
50d 第2側面(傾斜面)
50e 第3側面(傾斜面)
50f 第4側面(傾斜面)
60 接合層
nd 法線方向

Claims (6)

  1. 第1面及び前記第1面と反対側の面をなす第2面を有する基板本体を含む配線基板と、前記配線基板上に配置された素子と、を備え、
    前記配線基板は、前記第1面から突出する凸部を有し、
    前記素子は、前記凸部上に配置されている、表示パネル。
  2. 各凸部上に、それぞれ1つの前記素子が配置され、
    各凸部の、前記第1面からの最大高さの90%の高さにおける前記第1面と平行な断面の面積は、10000μm以下である、請求項1に記載の表示パネル。
  3. 前記凸部は、前記第1面上に積層された1以上の層を有し、
    前記層のうち前記第1面の法線方向に沿って前記第1面から最も離間した層における前記第1面と対面する面の面積は、10000μm以下である、請求項1又は2に記載の表示パネル。
  4. 前記凸部は、その表面が絶縁材料で形成される、請求項1〜3のいずれかに記載の表示パネル。
  5. 前記凸部は、前記第1面から離間するにつれて、平面視において前記素子に近づくように、前記第1面及び前記第1面の法線方向に対して傾斜した傾斜面を含む、請求項1〜4のいずれかに記載の表示パネル。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の表示パネルと、前記第1面と対向して配置された表示装置用前面板と、を備え、
    前記表示装置用前面板は、光透過性基板と、前記光透過性基板に対して前記表示パネル側に設けられ複数の開口部を有する遮光層と、を有し、
    前記素子は、平面視において前記遮光層の前記開口部内に位置する、表示装置。
JP2017148445A 2017-07-31 2017-07-31 表示パネル及び表示装置 Pending JP2019028308A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017148445A JP2019028308A (ja) 2017-07-31 2017-07-31 表示パネル及び表示装置
PCT/JP2018/028508 WO2019026858A1 (ja) 2017-07-31 2018-07-30 表示パネルおよび表示装置
TW107126416A TW201911267A (zh) 2017-07-31 2018-07-31 顯示面板及顯示裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017148445A JP2019028308A (ja) 2017-07-31 2017-07-31 表示パネル及び表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019028308A true JP2019028308A (ja) 2019-02-21

Family

ID=65478327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017148445A Pending JP2019028308A (ja) 2017-07-31 2017-07-31 表示パネル及び表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019028308A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022015705A (ja) * 2020-07-09 2022-01-21 シチズン電子株式会社 発光装置
US11545607B2 (en) 2017-12-04 2023-01-03 Tunghsu Group Co., Ltd. Upper substrate for miniature LED component, miniature LED component, and miniature LED display device
JP7476002B2 (ja) 2020-07-09 2024-04-30 シチズン電子株式会社 発光装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166709A (ja) * 1999-12-03 2001-06-22 Sony Corp 表示装置
JP2008085282A (ja) * 2006-01-27 2008-04-10 Kyocera Corp 発光素子用配線基板ならびに発光装置
JP2012044034A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Stanley Electric Co Ltd 半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法
WO2014129320A1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-28 東レ株式会社 樹脂ブラックマトリクス基板およびタッチパネル
WO2014203794A1 (ja) * 2013-06-17 2014-12-24 東レ株式会社 積層樹脂ブラックマトリクス基板の製造方法
JP2015184542A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 ソニー株式会社 表示パネルおよび表示パネルの製造方法
JP2016004892A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 ソニー株式会社 半導体素子、パッケージ素子、発光パネル装置、ウェーハ、および半導体素子の製造方法
JP2016045230A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 大日本印刷株式会社 表示装置用前面板およびその製造方法
JP2016533030A (ja) * 2013-07-24 2016-10-20 クーレッジ ライティング インコーポレイテッド 波長変換材料を組み込む発光ダイおよび関連方法
JP2017500757A (ja) * 2013-12-27 2017-01-05 アップル インコーポレイテッド 内部閉じ込め電流注入区域を有するled
JP2017003751A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 大日本印刷株式会社 Led実装モジュール及びそれを用いたled表示装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166709A (ja) * 1999-12-03 2001-06-22 Sony Corp 表示装置
JP2008085282A (ja) * 2006-01-27 2008-04-10 Kyocera Corp 発光素子用配線基板ならびに発光装置
JP2012044034A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Stanley Electric Co Ltd 半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法
WO2014129320A1 (ja) * 2013-02-19 2014-08-28 東レ株式会社 樹脂ブラックマトリクス基板およびタッチパネル
WO2014203794A1 (ja) * 2013-06-17 2014-12-24 東レ株式会社 積層樹脂ブラックマトリクス基板の製造方法
JP2016533030A (ja) * 2013-07-24 2016-10-20 クーレッジ ライティング インコーポレイテッド 波長変換材料を組み込む発光ダイおよび関連方法
JP2017500757A (ja) * 2013-12-27 2017-01-05 アップル インコーポレイテッド 内部閉じ込め電流注入区域を有するled
JP2015184542A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 ソニー株式会社 表示パネルおよび表示パネルの製造方法
JP2016004892A (ja) * 2014-06-17 2016-01-12 ソニー株式会社 半導体素子、パッケージ素子、発光パネル装置、ウェーハ、および半導体素子の製造方法
JP2016045230A (ja) * 2014-08-20 2016-04-04 大日本印刷株式会社 表示装置用前面板およびその製造方法
JP2017003751A (ja) * 2015-06-09 2017-01-05 大日本印刷株式会社 Led実装モジュール及びそれを用いたled表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11545607B2 (en) 2017-12-04 2023-01-03 Tunghsu Group Co., Ltd. Upper substrate for miniature LED component, miniature LED component, and miniature LED display device
JP2022015705A (ja) * 2020-07-09 2022-01-21 シチズン電子株式会社 発光装置
JP7444718B2 (ja) 2020-07-09 2024-03-06 シチズン電子株式会社 発光装置
JP7476002B2 (ja) 2020-07-09 2024-04-30 シチズン電子株式会社 発光装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10782466B2 (en) Backlight module and display apparatus
US8952929B2 (en) Touch display, liquid crystal display with a built-in touch
US10401672B2 (en) Display device
WO2019026858A1 (ja) 表示パネルおよび表示装置
US10338432B2 (en) Display device
KR20060045551A (ko) 스크린 및 이것을 이용한 화상 투영 시스템
CN214098031U (zh) 一种显示装置
CN106652960B (zh) 显示面板、显示装置及其控制方法
TWI753762B (zh) 顯示裝置
JP2019028308A (ja) 表示パネル及び表示装置
US20190187356A1 (en) Display device
US9817260B2 (en) Display device and method of fabricating the same
JP7109956B2 (ja) 表示装置
US10295146B2 (en) Display device and method of manufacturing the same
US20160054606A1 (en) Flat panel display device
EP3703132A1 (en) Led display device
JP2019028370A (ja) 表示装置用前面板及び表示装置
JP2008145655A (ja) 液晶表示装置
WO2020194720A1 (ja) 光散乱膜および液晶表示装置
US20170153377A1 (en) Display device
US20240268196A1 (en) Display panel and display device
US11934065B1 (en) Display device
JP2014016408A (ja) 色変換基板およびこれを備える表示装置
WO2022082448A1 (zh) 显示面板及其制造方法、显示装置
KR102579469B1 (ko) 다층 투명 디스플레이

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210514