JP2019027376A - 車両用内燃機関 - Google Patents

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【課題】車両用内燃機関において、スタータモータの取付けが容易に行える構造を提供する。【解決手段】スタータモータ7はクランク軸線と平行に配置されており、ヘッド部16がブラケット9に手前から挿入されている。シリンダブロック1のうちスタータモータ7の前部の近くに、機関を車体フレームに支持するエンジンマウント10が配置されている。エンジンマウント10に、スタータモータ7の取り付け工程においてこれを支持するモータ支持部31(リブ)が形成されている。スタータモータ7の手前に油圧センサ32が配置されているが、スタータモータ7は重くてもモータ支持部31で支持されていて作業員は持ち上げ続けている必要はないため、油圧センサ32に当たらないように注意を払いつつ、スタータモータ7を容易に組み付けることができる。【選択図】図4

Description

本願発明は、スタータモータで始動される車両用内燃機関に関するものである。
スタータモータで始動される車両用(自動車用)の内燃機関において、スタータモータは、主軸を変速機の側に向けた後ろ向きの姿勢でシリンダブロックの一側部に配置されており、一般に、ヘッド部にフランジ部を設けて、シリンダブロックに設けたブラケットにヘッド部を挿入してから、フランジをブラケットにボルトで固定している(例えば特許文献1)。当然ながら、スタータモータは、クランク軸と平行な姿勢(水平姿勢)に固定されている。
特開2001−10351号公報
スタータモータは、ロータやコイル、磁石などで構成されており、また、ハウジングも剛体構造になっている。このため、かなりの重量がある。そして、内燃機関の組み立てに際しては、スタータモータを作業員が手で持ち上げてシリンダブロックにセットしてからボルト(或いはナット)を締め付けているが、スタータモータは重いため、ヘッド部をブラケットに嵌め込むに際してスタータモータが不安定になって、組み付けに手間が掛かったり、スタータモータの取付け部の近傍に配置されている他の部材に当ててしまったりすることがあった。
つまり、他の部材に当たらないように気配りはしても、スタータモータが重いことから、スタータモータを落さないようにしっかりと持つことに注意を取られてしまって、他の部材に対する注意がおろそかになってしまい、スタータモータを他の部材に当ててしまうのであった。
この場合、スタータモータが当たった他の部材が頑丈な構造の場合は特段の問題はないが、他の部材が例えば油圧センサのコネクタのように弱い部材であると、スタータモータが当たると損傷してしまうおそれがある。さりとて、油圧センサ等の部材をカバーで覆うと、コストや重量が嵩むという別の問題が発生してしまう。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は、機関本体がエンジンマウントによって車両のフレームに支持されている点に着目し、エンジンマウントにスタータモータの支持機能・取付けガイド機能を持たせることにより、従来の問題を改善しようとするものであり、その構成は各請求項で特定している。
このうち請求項1の発明では、シリンダブロックの一側面に、スタータモータとエンジンマウントとを、前記エンジンマウントのうち少なくとも一部が前記スタータモータの下方かその近傍に位置するようにして配置している車両用内燃機関において、前記エンジンマウントに、前記スタータモータに下方から当接又は近接するモータ支持部が形成されている。
請求項2の発明は請求項1を具体化したものであり、この発明では、前記スタータモータは、軸線方向にずらし移動することによってブラケットに装着可能になっている一方、前記エンジンマウントのモータ支持部は、前記スタータモータの軸心方向に長い形状であって、全体として前記スタータモータのずらし移動方向に傾斜している。
ここに、「全体として前記スタータモータのずらし移動方向に傾斜している」とは、全長に亙って傾斜している場合と、水平部と起立部とを有する略L形で、スタータモータが傾斜姿勢で水平部と起立部とに2点支持の状態で載る場合とを含んでいる。
請求項3の発明は、シリンダブロックの一側面に、スタータモータとエンジンマウントとを、前記エンジンマウントのうち少なくとも一部が前記スタータモータの下方かその近傍に位置するようにして配置している車両用内燃機関において、前記スタータモータとエンジンマウントとに、前記スタータモータを軸線方向にずらし移動することをガイドする案内支持手段(ガイド手段)が形成されている。
案内支持手段としては、典型的な例として、スライド自在に嵌まり合う突条と溝条との組み合わせ(レール構造)が挙げられる。溝条を採用する場合、例えばスタータモータを構成するハウジングに凹み形成することが可能であるが、スタータモータを削り込むことが困難な場合は、2本のリブを突設して溝条を形成することが可能である。他にも、様々な態様(組み合わせ)を採用できる。
請求項1の発明では、重いスタータモータをシリンダブロックにセットするにおいて、スタータモータをモータ支持部に仮り載せすることができるため、作業員は、スタータモータが重くても、他の部材に衝突しないように注意を払いながら、安定よく持った状態で所定位置にセットすることができる。すなわち、スタータモータを落さないように持つことに過剰な注意を払う必要がないため、他の部材を確認しながら、スタータモータを所定位置に容易にセットできる。
このため、組み付け作業を素早く行って作業能率を向上できると共に、シリンダブロックに設けている他の部材にスタータモータが当たって当該他の部材が損傷してしまうといった不具合を防止できる。また、作業員の負担も軽減できる。しかも、内燃機関の支持に必要なエンジンマウントを支持部材に利用するものであるため、コストを抑制することができる。
スタータモータをシリンダブロックに固定した状態で、モータ支持部がスタータモータの下面に当接していると、スタータモータの支持安定性を向上して振動抑制に貢献できる利点がある。この場合、ゴム等の弾性体を介してスタータモータを支持すると、スタータモータの支持機能は確保しつつ、スタータモータを所定の姿勢で確実に固定することができて好適である。
請求項2の構成を採用すると、スタータモータの組み付けに際して、スタータモータのずらし移動がエンジンマウントのモータ支持部で支持されるため、作業員の負担を軽減して、組み付けの容易性を一層向上できる。
請求項3の構成においても、作業員は、スタータモータを持ち上げた移動させる必要はなくて、いわば、スタータモータに手を添えた状態でスライドさせて所定位置にセットできるため、作業員の負担を軽減と作業能率向上とに大きく貢献できると共に、他の部材への衝突も回避できる。
第1実施形態に係る内燃機関の部分的な側面図である。 図1の要部拡大図である。 スタータモータとエンジンマウントとの分離側面図である。 スタータモータの取付け手順を示す側面図である。 要部の分離斜視図である。 図2のVI-VI 視断面図である(スタータモータの断面表示は省略している。)。 案内支持手段の例を示す図である。
(1).第1実施形態の概要
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、図1〜6に示す第1実施形態を説明する。本願では、方向を特定するため前後・左右の文言を使用するが、前後方向はクランク軸線方向であり、左右方向は、クランク軸線及び気筒軸線と直交した方向である。前と後ろについては、クランクプーリが配置されている側を前として、変速機を取付けている側を後ろとしている。念のため、図1等に前後の表示をしている。
内燃機関は吸気側と排気側とを有するが、本実施形態の内燃機関は、前から後ろを見た状態で、右が排気側で左が吸気側になっている。従って、左側面図に吸気系の部材が現れる。また、本願実施形態の内燃機関は、クランク軸線を車両の前後方向と平行にした縦置きでエンジンルームに配置されている。
図1は内燃機関の左側面図であり、機関本体を構成する主要部材として、シリンダブロック1とオイルパン2、及び、タイミンクチェーン(図示ぜず)を覆うフロントカバー3が表示されている。フロントカバー3の外側には、補機駆動ベルト4が配置されている。
他方、シリンダブロック1の後面部には、クランク軸に固定されたフライホイール5が配置されており、フライホイール5にはスタータギア6が固定されている。スタータギア6は、図示しないギア群を介してスタータモータ7で駆動される。図では、スタータモータ7の主軸8を表示しており、主動ギアは表示していない。スタータモータ7は、その機能からしてクランク軸と平行に配置されており、シリンダブロック1に設けたブラケット9に固定されている。
シリンダブロック1の左側面には、内燃機関を車両のフレーム(図示せず)にて支持するためのエンジンマウント10が固定されている。エンジンマウント10の略下半部はシリンダブロック1よりも下方に突出している。また、エンジンマウント10のうち大部分はスタータモータ7の下方に位置しており、詳細は後述するが、スタータモータ7の組み付け時には、スタータモータ7はエンジンマウント10によって仮保持される。
スタータモータ7の上方には、吸気系のサージタンク11が配置されており、サージタンク11には、上向きに延びる4本の吸気枝管12が一体に形成されている。従って、本願実施形態の内燃機関は4気筒である。各吸気枝管12は間隔を広げながら上向きに延びており、終端は、それぞれシリンダヘッドの吸気ポートに接続されている。図では、シリンダヘッドは表示していない。
図1,2,6において符号13で示すのはオイルレベル検知用チューブであり、このオイルレベル検知用チューブ13は、スタータモータ7を取り付ける前に接続されている。従って、スタータモータ7は、オイルレベル検知用チューブ13に強く当たらないように注意しながら取り付ける必要がある。
(2).スタータモータとエンジンマウント
次に、主として図2以下の図面を参照して、スタータモータ7とエンジンマウント10とを説明する。例えば図3に示すように、スタータモータ7は、コイルやロータが内蔵された円筒形のハウジング15と、その前端部に固定されたヘッド部16と、ハウジング15の側部に配置されたマグネットスイッチ部17とを有しており、下部には、軸方向に長く延びる締結ボルト18が配置されている。
ヘッド部16の基端部には、上下長手のフランジ19が外側から嵌まって固定されている。フランジ19の上端部と下端部とには、それぞれボルト21,22が貫通している。上のボルト21は前向きで、下のボルト22は後ろ向きになっている。
図2から理解できるように、スタータモータ7のヘッド部16は、シリンダブロック1に設けたブラケット9の取付け穴23に後ろから嵌まっており、上部のボルト21は、ブラケット9及びフランジ19に後ろから貫通して、シリンダブロック1に設けたねじ穴(図示せず)にねじ込まれている。図2に示すように、下のボルト22には手前からナット24を螺合している。図3,4ではフランジ19に上下のボルト21,22を挿通した状態に表示しているが、実際には、スタータモータ7を所定位置にセットしてから挿通される。
図2,3から容易に理解できるように、エンジンマウント10は、略下方に向けて開口した中空構造であり、概ね側面視で四角形の下部25と、側面視略三角形の上部26とを一体に繋いだ形態になっている。下部25が後ろで上部が前に位置しており、両者はくびれ部27を介して一体に繋がっている。下部25の内部には弾性体28が配置されており、下部25の側面25aが車両のフレーム材に連結される。なお、エンジンマウント10は鋳造品である。
エンジンマウント10は、下部25の1か所と上部26の2か所とがボルト29でシリンダブロック1に固定されている。図5に部分的に示すように、シリンダブロック1には、エンジンマウント10の締結部が重なるボス部30を形成しており、ボルト29はボス部30にねじ込まれている。
スタータモータ7とエンジンマウント10との位置関係を見ると、スタータモータ7のハウジング15のうち略前半部がエンジンマウント10における下部25の上に位置している。そこで、エンジンマウント10の下部25に、スタータモータ7の取付け作業を補助するモータ支持部31を形成している。
モータ支持部31はリブ形状であり、エンジンマウント10の下部25から上向きに突出した第1リブ31aと、エンジンマウント10の上部26から前向きに突出した第2リブ31bとから成っており、両者は1枚板の状態に一連に繋がっている。従って、大まかにはモータ支持部31は側面視でL形の形態を成しているが、第1リブ31aの上面が水平になっているのに対して、第2リブ31bの前面は、上に行くほど前に倒れるように前傾している(この傾斜は、エンジンマウント10の上部26の傾斜でもある。)。
第2リブ31bは第1リブ31aの前端から上向きに立ち上がっているため、モータ支持部31の上端は、全体として、前から後ろに向けて低くなるように傾斜している。
スタータモータ7が固定された状態で、ハウジング15と第1リブ31aとの間には僅かの隙間が空いている。すなわち、第1リブ31aはハウジング15に近接している。また、ハウジング15の前端は第2リブ31bに当たっておらず、第2リブ31bの下端に近接している。
例えば図2,4,5に示すように、シリンダブロック1のうち、スタータモータ7の後ろには、潤滑油の圧力を検知する油圧センサ32が配置されている。図5に示すように、油圧センサ32は、シリンダブロック1に形成したボス部33に挿入されており、露出端部には、ケーブルを接続するコネクタを設けている。油圧センサ32は、スタータモータ7の前面と僅かの距離しか離れておらず、また、エンジンマウント10における第2リブ31bの上方に位置している。
(3).スタータモータの取付け手順
図4では、スタータモータ7の取付け手順の1つの状態を示している。すなわち、スタータモータ7の取付けは、ヘッド部16をブラケット9の取付け穴23に手前から挿入し、次いで、ボルト21,22(及びナット24)で固定するという手順が採られる。
そして、作業員がスタータモータ7のヘッド部16をブラケット9の取付け穴23に挿入する手順は、おおまかには、a)スタータモータ7を手で持って、図4のようにスタータモータ7を、側面視では後ろが低くて前が高い傾斜姿勢にする第1工程、b)平面視で、後ろがシリンダブロック1に近くて前がシリンダブロック1から遠い傾斜姿勢にして、ヘッド部16の先端部をブラケット9の取付け穴23に挿入する第2工程、c)側面視での傾斜姿勢はそのままにして、平面視で軸心がクランク軸と平行になるように変更する第3工程、d)スタータモータ7を後ろ向きに移動させてフランジ19をブラケット9に重ねて水平姿勢にする第4工程、という手順が採られる。
このスタータモータ7の取付け手順において、スタータモータ7の平面視姿勢を変える第3工程において、スタータモータ7の前端が油圧センサ32に最も近づくが、スタータモータ7は重いため、スタータモータ7をしっかりと保持して姿勢変更することに注意が採られて油圧センサ32への注意がおろそかになり、その結果、スタータモータ7の前端が油圧センサ32の先端のコネクタに衝突してコネクタを破損することがあった。
これに対して本実施形態では、第3工程において、スタータモータ7を、その後端をエンジンマウント10の第2リブ31bに載せて、前後中途部を第1リブ31aの前端に載せることにより、スタータモータ7を傾斜姿勢に保持できるため、スタータモータ7をしっかりと持ち上げておく必要はない。このため、油圧センサ32に注意を払いながら第3工程から第4工程にスムースに移行できる。その結果、油圧センサ32のコネクタを破損する事故を防止又は著しく低減できる。
そして、モータ支持部31はスタータモータ7が乗っているレールの状態になるため、第4工程では、いわば、手をスタータモータ7に添えたような状態で、スタータモータ7の重量を利用して後ろにスライドさせることにより、ヘッド部16をブラケット9の取付け穴23に嵌め込んで、所定の姿勢にすることができる。従って、第4工程は、スタータモータ7のふらつきを防止してスムースに実行することができる。
図6に一点鎖線で示すように、エンジンマウント10に、スタータモータ7がシリンダブロック1に近づき過ぎないように規制するストッパー34を形成することも可能である。このようにストッパー34を設けると、スタータモータ7の平面視姿勢(左右位置)を正確に規定できるため、ブラケット9への取付けは一層容易になる。
(4).他の実施形態
次に、図7に示す他の実施形態を説明する。図7に示す実施形態は、請求項3の案内支持手段を具体化したものである。このうち(A)に示す第2実施形態では、案内支持手段を、スタータモータ7のハウジング15の下面に形成した溝条36と、エンジンマウント10に形成した突条37とで構成している。突条37は、第1実施形態のモータ支持部31と同じである。従って、この実施形態では、第1実施形態に加えて、エンジンマウント10のハウジング15に溝条36を形成したことになる。
(B)に示す第3実施形態は第2実施形態の変形例(利用例)であり、溝条36にゴム板等の弾性体38を配置している。この実施形態では、スタータモータ7をブラケット9に固定した状態で、圧縮変形した弾性体38を介してスタータモータ7が突条37で支持されるため、スタータモータ7の固定の確実性を損なうことなく、スタータモータ7の振動を抑制することができる(他の実施形態に適用した場合も同様である。)。弾性体は突条37に設けてもよい。
(C)に示す第4実施形態では、エンジンマウント10のハウジング15に、内外2本の下向きリブ39,40を形成することによって溝条36を形成している。ハウジング15の厚さに余裕がない場合には、この形態が有益である。
(D)に示す第5実施形態では、エンジンマウント10におけるハウジング15の下面に、突条37の外面に当接又は近接する外側のみの下向きリブ40を形成している。この実施形態では、上記した第3工程において、下向きリブ40が突条37(モータ支持部31)に当たることにより、スタータモータ7の水平姿勢を正確に規定して、第4工程では、下向きリブ40にガイドされた状態でスタータモータ7をスライドさせることができる。
この場合、一点鎖線で示すように、高さが低い内側の下向きリブ39も形成して、高さが相違する内外の下向きリブ39,40によって溝条36を形成してもよい。このように形成すると、水平姿勢への変更を容易化しつつ、スタータモータ7の左右ずれを防止できるため、スタータモータ7をスライドさせる工程をスムースに行える。内側の下向きリブ39は、突条37に外側から当たったときに嵌まり込みがガイドされるように、側面を傾斜させておくのが好ましい。
(E)に示す第6実施形態では、エンジンマウント10のハウジング15に下向きの突条37を形成する一方、モータ支持部31に平坦部41に形成して、平坦部41に、突条37が嵌まる長穴42を形成している。長穴42に代えて、上向きに開口して溝条を採用することも可能である。
以上、本願発明の実施形態を説明したが、本願発明は他にも様々に具体化できる。例えば、エンジンマウントは図示の形態である必要はないのであり、様々な形態のエンジンマウントに適用することができる。モータ支持部や突条(案内支持手段)は、エンジンマウントに後付けで取り付けることも可能である。モータ支持部は、上面の全体をスタータモータの移動方向に傾斜させることも可能であるし、全体を水平姿勢に形成することも可能である。
エンジンマウントは、その全体がスタータモータの下方に位置していてもよい。或いは、エンジンマウントの全体がスタータモータの手前(又は後ろ)に配置されていてもよい。エンジンマウントの全体がスタータモータの手前又は後ろに配置されている場合は、エンジンマウントからモータ支持部(或いは突条)を後ろ向き又は前向きに突設したらよい。請求項に記載した「又はその近傍」とは、このような状態を意味している。つまり、エンジンマウントは、モータ支持部を形成できる状態で配置されていたらよい。
本願発明は、実際に内燃機関に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 シリンダブロック
5 フライホイール
6 ギア
7 スタータモータ
9 ブラケット
10 エンジンマウント
15 ハウジング
16 ヘッド部
19 フランジ
21,22 固定用ボルト
23 ブラケットに設けた取付け穴
25 エンジンマウントの下部
26 エンジンマウントの上部
31 モータ支持部
31a 第1リブ
31b 第2リブ
32 他の部材としての油圧センサ
36 案内支持手段を構成する突条
37 案内支持手段を構成する溝条
39,40 案内支持手段を構成するリブ

Claims (3)

  1. シリンダブロックの一側面に、スタータモータとエンジンマウントとを、前記エンジンマウントのうち少なくとも一部が前記スタータモータの下方かその近傍に位置するようにして配置している構成であって、
    前記エンジンマウントに、前記スタータモータに下方から当接又は近接するモータ支持部が形成されている、
    車両用内燃機関。
  2. 前記スタータモータは、軸線方向にずらし移動することによってブラケットに装着可能になっている一方、
    前記エンジンマウントのモータ支持部は、前記スタータモータの軸心方向に長い形状であって、全体として前記スタータモータのずらし移動方向に傾斜している、
    請求項1に記載した車両用内燃機関。
  3. シリンダブロックの一側面に、スタータモータとエンジンマウントとを、前記エンジンマウントのうち少なくとも一部が前記スタータモータの下方かその近傍に位置するようにして配置している構成であって、
    前記スタータモータとエンジンマウントとに、前記スタータモータを軸線方向にずらし移動することをガイドする案内支持手段が形成されている、
    車両用内燃機関。
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