JP2019027072A - 計測器 - Google Patents

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Abstract

【課題】配筋検査作業を効率化させることが可能な計測器を提供する。【解決手段】本発明に係る計測器1は、ある間隔で繰り返し配される計測対象物を計測する計測器1において、長手方向に沿って目盛りが設けられたスケール面を有する外殻部と、前記外殻部に内挿され、前記外殻部に対して前記長手方向に変位する内殻部と、前記内殻部を変位させる動力を供する駆動部(リニアモーター30)と、前記内殻部における前記外殻部と反対側の面に、前記長手方向に沿って等間隔で配される複数の距離センサー20a、20b、〜20jと、前記駆動部(リニアモーター30)を制御し、前記複数の距離センサー20a、20b、〜20jで取得される計測データのデータ処理を行う制御部100と、からなることを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、建設工事現場において、鉄筋などの計測対象物が設計通りに組まれたものであるかについての検査などに好適な計測器に関する。
鉄筋コンクリート構造物の構築工程においては、例えば、柱部材や梁部材の主筋、及び帯筋やあばら筋といった補強筋とからなる鉄筋が組まれた後に、設計通りに組まれたものであるか検査を行い、確認することは非常に重要である。
このような検査においては、例えば、特許文献1(特開平9−1983号公報)に開示されている測定目盛りが表示された標尺を、組まれた鉄筋に添えて写真を撮影するなどして記録をとり、確認を行っていた。
特開平9−1983号公報
配筋工程において、現場の作業員が配筋された主筋の径や本数、補強筋の径やピッチを計測・確認することが一般的であるが、近年、その作業量は膨大になっており、作業にあたる作業員の確保の問題や、作業時間の長時間化の問題があった。
また、検査データの改ざん防止や、検査の客観性の確保による検査の信頼性の向上が望まれている。本発明は、このような課題を解決するものであって、検査時間を短縮化し、検査作業人員の削減に資する計測器の提供を目的とするものである。
この発明は、上記課題を解決するものであって、本発明に係る計測器は、ある間隔で繰り返し配される計測対象物を計測する計測器において、長手方向に沿って目盛りが設けられたスケール面を有する外殻部と、前記外殻部に内挿され、前記外殻部に対して前記長手方向に変位する内殻部と、前記内殻部を変位させる動力を供する駆動部と、前記内殻部における前記外殻部と反対側の面に、前記長手方向に沿って等間隔で配される複数の距離センサーと、前記駆動部を制御し、前記複数の距離センサーで取得される計測データのデータ処理を行う制御部と、からなることを特徴とする。
また、本発明に係る計測器は、前記制御部は、前記駆動部を一定速度で変位させつつ、前記複数の距離センサーから計測データを取得することを特徴とする。
また、本発明に係る計測器は、前記制御部が、前記複数の距離センサーで取得される計測データをマージする処理を行うことを特徴とする。
また、本発明に係る計測器は、前記制御部によって、マージされた計測データを送信する通信部をさらに有する。
また、本発明に係る計測器は、計測時における姿勢を検出する姿勢検出部をさらに有し、前記姿勢検出部で検出される姿勢に応じて、前記通信部で送信するデータの種別を変更することを特徴とする。
本発明に係る計測器は、内殻部を駆動する駆動部を制御し、前記複数の距離センサーで取得される計測データのデータ処理を行う制御部を有するので、このような本発明に係る計測器によれば、客観的なデータを自動的に取得することが可能となり、ある間隔で繰り返して配される鉄筋などの計測対象物の検査作業が効率化し、作業にあたる作業員の確保の問題や、作業時間の長時間化の問題が解消する。
本発明の実施形態に係る計測器1を上面から見た図である。 本発明の実施形態に係る計測器1のX−X’断面図である。 本発明の実施形態に係る計測器1を側面から見た図である。 本発明の実施形態に係る計測器1を裏面から見た図である。 本発明の実施形態に係る計測器1のシステム構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る計測器1による計測の様子を示す図である。 本発明の実施形態に係る計測器1における計測時の動作を示す図である。 本発明の実施形態に係る計測器1における計測処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係る計測器1におけるデータマージ処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係る計測器1におけるデータマージ処理のイメージ図である。 本発明の実施形態に係る計測器1における画像解析処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施形態に係る計測器1における画像解析処理のイメージ図である。 本発明の実施形態に係る計測器1における出力処理のフローチャートを示す図である。 計測器1の計測時の姿勢のパターンを示す図である。 本発明の実施形態に係る計測器1に用いられるタブレット型端末180による表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本発明の実施形態に係る計測器1を上面から見た図である。また、図2は本発明の実施形態に係る計測器1のX−X’断面図である。また、図3は本発明の実施形態に係る計測器1を側面から見た図である。また、図4は本発明の実施形態に係る計測器1を裏面から見た図である。また、図5は本発明の実施形態に係る計測器1のシステム構成を示すブロック図である。
本発明に係る計測器1は、建設現場において、鉄筋コンクリート構造物の構築の際、ある間隔で繰り返して配筋された鉄筋などの特徴点を計測するのに好適に用いることができる。以下、本実施形態では、鉄筋を例に説明を行うが、本発明に係る計測器1が計測し得るものとしては、鉄筋に限らない。例えば、本発明に係る計測器1は、プレストレスト コンクリートに設けられた穿孔などの位置の計測にも好適である。
建設工事現場などにおける検査・確認作業においては、画像データを取得し、保存しておくことが常套手段であり、これに対応するために、本発明に係る計測器1は、外殻部50には、長手方向に沿って目盛りが設けられたスケール面55が設けられている。本実施形態では、50cmの目盛りが設けられたスケール面55が用いられているが、スケール面55に設ける目盛りが特にこれに限定されるわけではない。
本発明に係る計測器1は、特に、撮影機能を有するタブレット型端末180などと併用すると、効率的に検査記録を残すことが可能となる。より詳しくは、本発明に係る計測器1により、検査対象である鉄筋に係る計測データを取得すると共に、それと同時に、前記タブレット型端末180で画像データを取得し、当該計測データと当該画像データとを関連付けて記録しておくことで、効率的に検査記録を残すことができる。
外殻部50のスケール面55と表裏の関係にある面には、スリット状の開口部52が設けられており、この開口部52の当接部57に鉄筋などの計測対象を当接させて、計測データを取得する。
外殻部50内には、外殻部50に対して長手方向に変位する内殻部10が内挿されている。外殻部50と内殻部10との間には、ボールベアリング或いはタイヤなどの部材を配し、内殻部10の移動をよりスムーズにする構成とすることもできる。
内殻部10には、基板15が取り付けられており、当該基板15には長手方向に沿って等間隔で距離センサー20a、20b、〜20jが設けられている。また、基板15には、リニアモーター30の本体部33が固着されている。制御部100からの制御指令に基づいて、リニアモーター30の本体部33が、シャフト部35の長手方向に移動する。従って、リニアモーター30の駆動により、内殻部10が外殻部50に対して変位するようになっている。
制御部110は、CPUとCPU上で動作するプログラムを保持するROMとCPUのワークエリアであるRAMや、EPROM等のメモリなどからなる汎用のマイクロコンピューターである。
なお、本実施形態では、外殻部50に対して内殻部10を変位させる駆動源として、リニアモーター30が用いられているが、通常の回転モーターを駆動源として、ラックアンドピニオンを組み合わせる構成を用いてもよい。また、基板15には、図示していないがバッテリーなどの電源や、距離センサー以外のセンサー類や、制御回路を構成する電子部品なども実装されている。
基板15に設けられている距離センサー20a、20b、〜20jが照射する光は、内殻部10の開口部12、外殻部50の開口部52を通り、計測対象物にあたり、反射された光を距離センサー20a、20b、〜20jが受光するようになっている。これにより、各距離センサーと計測対象物との間の距離を計測することができるようになっている。距離センサー20a、20b、〜20jで計測されたデータは、制御部100に送信され、制御部100において各種データ処理に供される。
距離センサー20a、20b、〜20jは、所定のサンプリング周波数で距離の計測を行い、これを制御部100に送信する。一方、距離センサー20a、20b、〜20jによって、計測中には、リニアモーター30を駆動し、図1(A)、図3(A)、図4(A)の状態から、図1(B)、図3(B)、図4(B)の状態に、一定の速さで内殻部10を変位させる。
これにより、例えば、距離センサー20aは、スケール面55における目盛りで0cmから5cmまでの計測対象物までの距離データを取得することが可能となる。同様に、距離センサー20bは、スケール面55における目盛りで5cmから10cmまでの計測対象物までの距離データを取得する。以上のように、本発明に係る計測器1では、複数の距離センサー20a、20b、〜20jとリニアモーター30の駆動によって、スケール面55における目盛りで0cmから50cmまでの計測対象物までの距離データを短時間で取得することができるようになっている。
外殻部50のスケール面55には、ユーザー押下することによって入力操作がなされる入力部60a、60b、60cが設けられている。入力部60a、60b、60cの操作情報は、制御部100に送信されるようになっている。例えば、入力部60aは「計測開始」の操作部、入力部60bはタブレット型端末180への「データ送信」の操作部、入力部60cは「電源ON/OFF」の操作部などとして利用することができるようになっている。
姿勢検出部110は、計測器1本体の姿勢を検出可能なセンサーであり、例えば、ジャイロセンサーなどを用いることができる。姿勢検出部110で検出された姿勢情報は、制御部100に送信され、制御部100におけるデータ処理に利用される。
また、方位検出部120は、方位情報を検出する電子コンパスなどである。方位検出部120で検出された方位情報は、制御部100に送信され、制御部100におけるデータ処理に利用される。
また、位置情報検出部130は、計測器1本体の位置を検出するセンサーであり、例えば、汎用のGPSセンサーを利用することができる。
設計データ記憶部140には、計測器1で計測する鉄筋コンクリート構造物の配筋に関する設計データ一切が記憶されており、制御部100は設計データ記憶部140から必要とする設計データを適時参照することができるようになっている。
通信部150は、計測器1で計測したデータを、外部機器であるタブレット型端末180などに送信する無線通信モジュールであり、制御部100から制御されることで、適切なデータが適宜外部へと送信される。
次に、以上のように構成される本発明に係る計測器1の使用態様やデータ処理について説明していく。図6は本発明の実施形態に係る計測器1による計測の様子を示す図である。
図6に示すように計測においては、本発明に係る計測器1を、計測対象物(本例では、鉄筋)が並ぶ方向と、外殻部50の開口部52の長手方向とが平行となるように配して、計測開始を実行する。
図7は本発明の実施形態に係る計測器1における計測時の動作を示す図であり、計測器1の側面から見た図である。図7においては、(A)から(B)へと、内殻部10が変位しつつ、距離センサー20が距離計測データを取得している様子を示している。
ところで、距離センサー20の計測の有効距離Tは、距離センサー20の光の照射面・受光面から、当接部57までの距離Aと、計測対象である鉄筋の直径Dとすると、T≒A+D/2であればよい。これは、情報として、鉄筋の特徴点のみが抽出できれば良いからであり、距離センサー20の計測有効距離Tが必要以上に長くある必要はない。
図6に示すように、本発明に係る計測器1をセットしたら、引き続き計測処理を開始する。図8は本発明の実施形態に係る計測器1における計測処理のフローチャートを示す図である。このようなフローチャートは、例えば、入力部60aにより「計測開始」の操作がなされたことを契機に実行される。
図8において、ステップS100で、計測処理が開始されると、続いて、ステップS101において、リニアモーター30の駆動を開始し、一定の規定の速さで内殻部10を変位させ始める。引き続き、ステップS102では、全ての距離センサー20a、20b、〜20jにおいて所定のサンプリング周波数で計測対象物までの距離の計測を開始する。ステップS102において、全ての距離センサー20a、20b、〜20jにより計測された全ての計測データは、続く、ステップS103で記憶される。
ステップS104では、内殻部10を規定の距離変位させたか否かが判定される。ステップS104の判定結果がNOであれば、ステップS102に戻りループし、ステップS104の判定結果がYESであれば、ステップS105へと進む。
ステップS105で、全ての距離センサー20a、20b、〜20jにおいて計測を終了し、ステップS106で、リニアモーター30の駆動を終了し、次のステップS107で、計測処理を終了する。
以上のような本発明に係る計測器1の計測処理によって、複数の距離センサー20a、20b、〜20jとリニアモーター30の駆動で、スケール面55における目盛りで0cmから50cmまでの計測対象物までの距離データを取得する。
引き続き、本発明に係る計測器1においては、複数の距離センサー20a、20b、〜20jで取得された計測データを連結する処理が実行される。図9は本発明の実施形態に係る計測器1におけるデータマージ処理のフローチャートを示す図である。
図9において、ステップS200でデータマージ処理が開始されると、引き続き、ステップS201では、先の計測処理で計測された全距離センサー20a、20b、〜20jの計測データが取得される。
ステップS202では、取得された全距離センサー20a、20b、〜20jの計測データのマージ(結合)が行われる。このようなデータマージ処理の概要を図10を参照して説明する。図10は本発明の実施形態に係る計測器1におけるデータマージ処理のイメージ図である。
図10において、水平方向の点線は、距離センサー20a、20b、〜20jの照射面と受光面が配されている基準面(垂直方向における0位置)を示している。一方、図10におけるドットは、距離センサー20で計測された基準面からの距離のデータを示している。両矢印で示される範囲は各距離センサー20a、20b、〜20jで計測された距離データを示している。本発明に係る計測器1においては、このような各距離センサー20a、20b、〜20jで計測された距離データを、図10に示すように結合して、スケール面55における目盛りで0cmから50cmまでに対応する計測対象物までの距離データとなす。
さて、ステップS203では、上記のようなデータマージ処理を終了する。
次に、上記のようにして得られた計測距離データのマージデータから、計測対象物の特徴点を抽出する画像解析処理が実行される。図11は本発明の実施形態に係る計測器1における画像解析処理のフローチャートを示す図である。また、図12は本発明の実施形態に係る計測器1における画像解析処理のイメージ図である。適宜図12を参照しつつ、各ステップで行われる処理の概要について説明する。なお、図12におけるドットは、全距離センサー20で計測された基準面からの距離のマージデータを示している。
図11において、ステップS300で、画像解析処理が開始されると、続いて、ステップS301に進み、先のデータマージ処理で作成されたマージデータを取得する。(図12中のドット。)
続いて、ステップS302では、マージデータから連続した計測データを抽出する。連続した計測データとは、図12に示すように、連続して得られた距離データの塊である。計測対象物においては、一の連続した計測データと、他の連続した計測データとの間には、距離データが存在しないことが想定される。ステップS302では、このような連続した計測データを抽出し、その数を計数する。この計数値をNとして定義する。図12の例では、計数値N=5である。この例では、5本の鉄筋が計測されたこととなる。これによって、計測データから、繰り返して並ぶ鉄筋の本数に係る特徴点を抽出することができる。
続く、ステップS303では、連続した計測データのそれぞれの長さ(d)を算出していく。図12に示す例では、連続した計測データのそれぞれの長さ(d)として、d1、d2、d3、d4、d5として算出されたことを示している。これらは、各鉄筋の直径に対応する値である。
続く、ステップS304では、連続した計測データのそれぞれの長さ(d)の平均値であるdavgを算出する。図12に示す例では、
avg=(d1+d2+d3+d4+d5)/5
によって算出することできる。これによって、計測データから鉄筋の直径に係る特徴点を抽出することができる。
ステップS305では、連続した計測データ間の距離(p)を算出する。図12に示す例では、連続した計測データ間の距離(p)として、p1、p2、p3、p4、p5として算出されたことを示している。例えば、p1を算出する際には、d1を形成する連続した計測データ中の1つのドットと、d2を形成する連続した計測データ中の1つのドットと、の間の距離によって求めるようにする。連続した計測データ中の1つの基準となるドットを決める際には、距離センサー20a、20b、〜20jの照射面と受光面が配されている基準面(垂直方向における0位置)から一番近いドットを選択する方法、或いは、例えば、d1を形成する連続した計測データの長手方向で見て略中央のドットを選択する方法などを挙げることができる。
1、p2、p3、p4、p5として算出された値は、隣接する鉄筋の間のピッチに対応する値である。
続く、ステップS306では、連続した計測データ間の距離(p)平均値であるpavgを算出する。図12に示す例では、
avg=(p1+p2+p3+p4+p5)/5
によって算出することできる。これによって、計測データから鉄筋のピッチに係る特徴点を抽出することができる。
次のステップS307で、画像解析処理を終了する。
計測処理によって得られた計測データに基づいて、データマージ処理によって得られたデータ、画像解析処理によって得られた各種のデータは、続いて、例えば、タブレット型端末180に出力されることで、ユーザーが参照することができるようになる。なお、本実施形態では、計測器1からデータ出力する情報処理装置として、タブレット型端末180を例に説明を行うが、パーソナルコンピューターやスマートフォンなどのその他の情報処理装置も用いることができる。
図13は本発明の実施形態に係る計測器1における出力処理のフローチャートを示す図である。このようなフローチャートは、例えば、入力部60bにより「データ送信」の操作がなされたことを契機に実行される。
図13において、ステップS400で出力処理が開始されると、続いて、ステップS401では、姿勢検出部110による姿勢データ、方位検出部120による方位データ、位置情報検出部130による位置データ基づいて、計測器1が建設中の建物内のどの位置を計測したのか、そして、計測器1自体がどのような姿勢であったのかが特定される。
続く、ステップS402では、特定された計測位置と対応する設計データを設計データ記憶部140から取得し、柱であるのか梁であるのかなどの計測対象を特定する。
次のステップS403では、ステップS402で特定された計測対象と、計測器1の姿勢データとから、計測器1による計測対象は主筋であるか否かが判定される。
このステップS403で行われる判定について例に基づいて説明する。以下、ステップS402で特定された計測対象が、柱である場合を例に取る。図14は計測器1の計測時の姿勢のパターンを示す図である。
図14において、柱を構成する鉄筋200においては、鉛直方向に長手方向が配された鉄筋が主筋210であり、水平方向に長手方向が配された鉄筋が補強筋220である。従って、計測器1の姿勢データとして、計測器1が図14(A)の状態にあるというデータが得られた場合は、計測対象が主筋210であるものと判定することができる。逆に、計測器1の姿勢データとして、計測器1が図14(B)の状態にあるというデータが得られた場合は、計測対象が補強筋220であるものと判定することができる。
ステップS403における判定がYESであるとき、すなわち、主筋210を計測器1で計測しているものと判定された場合には、通信部150からタブレット型端末180に対して、計測対象データと、マージデータと、鉄筋の径の平均値データdavgと、鉄筋の本数のデータNとを通信部150から送信する。タブレット型端末180がこれらのデータを受信した際の、タッチパネル部185における表示例を図15(A)に示す。
一方、ステップS403における判定がNOであるとき、すなわち、補強筋220を計測器1で計測しているものと判定された場合には、通信部150からタブレット型端末180に対して、計測対象データと、マージデータと、鉄筋の径の平均値データdavgと、鉄筋間のピッチの平均値データpavgを通信部150から送信する。タブレット型端末180がこれらのデータを受信した際の、タッチパネル部185における表示例を図15(B)に示す。
このように、本発明に係る計測器1においては、姿勢検出部110で検出される姿勢データに応じて、通信部150で送信するデータの種別を変更し、ユーザーが知りたい情報を的確に送信するようにしている。
ステップS406では、本発明に係る計測器1による出力処理を終了する。
以上、本発明に係る計測器1は、内殻部10を駆動する駆動部を制御し、前記複数の距離センサー20a、20b、〜20jで取得される計測データのデータ処理を行う制御部100を有するので、このような本発明に係る計測器1によれば、客観的なデータを自動的に取得することが可能となり、ある間隔で繰り返して配される鉄筋などの計測対象物の検査作業が効率化し、作業にあたる作業員の確保の問題や、作業時間の長時間化の問題が解消する。
1・・・計測器
10・・・内殻部
12・・・開口部
15・・・基板
20a、20b、〜20j・・・距離センサー
30・・・リニアモーター
33・・・本体部
35・・・シャフト部
50・・・外殻部
52・・・開口部
55・・・スケール面
57・・・当接部
60a、60b、60c・・・入力部
100・・・制御部
110・・・姿勢検出部
120・・・方位検出部
130・・・位置情報検出部
140・・・設計データ記憶部
150・・・通信部
180・・・タブレット型端末
185・・・タッチパネル部
200・・・鉄筋
210・・・主筋
220・・・補強筋

Claims (5)

  1. ある間隔で繰り返し配される計測対象物を計測する計測器において、
    長手方向に沿って目盛りが設けられたスケール面を有する外殻部と、
    前記外殻部に内挿され、前記外殻部に対して前記長手方向に変位する内殻部と、
    前記内殻部を変位させる動力を供する駆動部と、
    前記内殻部における前記外殻部と反対側の面に、前記長手方向に沿って等間隔で配される複数の距離センサーと、
    前記駆動部を制御し、前記複数の距離センサーで取得される計測データのデータ処理を行う制御部と、からなることを特徴とする計測器。
  2. 前記制御部は、前記駆動部を一定速度で変位させつつ、前記複数の距離センサーから計測データを取得することを特徴とする請求項1に記載の計測器。
  3. 前記制御部が、前記複数の距離センサーで取得される計測データをマージする処理を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の計測器。
  4. 前記制御部によって、マージされた計測データを送信する通信部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の計測器。
  5. 計測時における姿勢を検出する姿勢検出部をさらに有し、
    前記姿勢検出部で検出される姿勢に応じて、前記通信部で送信するデータの種別を変更することを特徴とする請求項4に記載の計測器。
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