JP2019024485A - グネチンc高含有メリンジョエキス及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
抽剤として、水又は水及び有機溶媒に、環状デキストリン、若しくは水及び有機溶媒に酸を配合してなる混合溶剤を用いることによって、内乳中に含まれるグルコシダーゼが作用して主成分であるグネモノシドA(化学式2中、R1及びR2がグルコピラノシル基)からグルコースが1個外れてグネモノシドC(式2中、R1がグルコピラノシル基であってR2が水素)及びグネモノシドD(化学式2中、R1が水素であってR2がグルコピラノシル基)が生成し、次いでグルコースがもう1個外れてグネチンCに変化する過程において、加溶媒分解反応が促進し、グネチンC含量が格段に高いメリンジョエキスを製造することができる。
このような形態とすることで、よりグネチンCの含量が高いメリンジョエキスを製造することができる。
メリンジョ内乳を用いることで、よりグネチンCの含量が高いメリンジョエキスを製造することができる。
有機溶媒として上記のものを用いることによって、よりグネチンCの含量が高いメリンジョエキスを製造することができる。
酸として上記のものを用いることによって、よりグネチンCの含量が高いメリンジョエキスを製造することができる。
前記温度の範囲内で抽出を行うことで、よりグネチンCの含量が高いメリンジョエキスを製造することができる。
本発明のメリンジョエキスは、グネチンCの含量が格段に高く、摂取・服用量又は使用量が少なくとも、メタボリック症候群、糖尿病、高血圧症、痛風、癌、膠原病、歯周病などの疾患の予防及び/又は治療、さらには肌の美容及び/又は保護に有用である。
前記メリンジョ果実としては、未熟のもの及び完熟したもののいずれも利用できるが、熟したものが好ましい。また、前記メリンジョ果実としては、生(未乾燥)及び天日干し又は乾燥機(70℃以内)で乾燥させた乾燥物のいずれを用いてもよい。
ウンピン及びその製造時に加熱(70℃以上)したものも、非加熱メリンジョ果実、種子及び内乳の少なくとも1つと共に使用することができる。
メリンジョ果実は、スライス及び破砕・粉末状のいずれの形態でも使用できる。
環状デキストリン又は酸を混合することで、グルコシターゼによる加溶媒反応を促進することができ、グネチンCの含量が多いメリンジョエキスを製造することができる。
ここで、本明細書において、メリンジョエキスとは、メリンジョの抽出液又はその濃縮物のことをいう。
親水性溶媒としては、
アルコール類:メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセロールなど
エーテル類:ジエチルエーテル、セロソルブ、ジオキサン、テトラヒドロフランなど
エステル類:酢酸メチル、酢酸エチル、セロソルブアセテートなど
ケトン類:アセトン、メチルエチルケトンなど
アミン類:2−アミノエタノール、ピリジン、モノメタノールアミンなど
アミド類:ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミドなど
スルホキシド類:ジメチルスルホキシド
ニトリル類:アセトニトリル
等が挙げられる。
炭化水素類:ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレンなど
ハロゲン化炭化水素:塩化メチレン、クロロホルム、1、2−ジクロロエタン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレンなど
等が挙げられる。
上述した各有機溶剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
上記特定の有機溶剤を用いることで、より加溶媒反応を促進することができる。
上記範囲内とすることで、加溶媒反応をより促進し、グネチンCの含有量が多いメリンジョエキスを製造することができる。
有機酸類としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、乳酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、アジピン酸、トリフロロ酢酸、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、さらに酢酸の代わりの米酢、穀物酢、リンゴ酢など
無機酸としては、塩酸、硫酸、りん酸、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体など
等が挙げられ、必要に応じて上記酸の2種以上を混合した混合酸を使用することができ、弱酸性域のpH3〜6.5で抽出を行うのが好ましい。
上記pH範囲内で抽出を行うことで、グルコシターゼによる加溶媒反応をより促進し、グネチンCの含有量が多いメリンジョエキスを製造することができる。
合成系としては
グリセリン脂肪酸エステル:グリセリンモノカプリレート、グリセリンモノオレート、グリセリンモノステアレート、グリセリンジオレート、グリセリンジステアレ−トなど
ポリグリセリン脂肪酸エステル:ジグリセリンオレイン酸エステル、ジグリセリンステアリン酸エステル、テトラグリセリンステアリン酸エステル、デカグリセリンカプリル酸エステル、デカグリセリンラウリン酸エステル、デカグリセリンミリスチン酸エステル、デカグリセリンステアリン酸エステル、デカグリセリンオレイン酸エステル、デカグリセリンベヘニン酸エステルなど
ショ糖脂肪酸エステル:ショ糖ラウリン酸エステル、ショ糖ミリスチン酸エステル、ショ糖オレイン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル、ショ糖エルカ酸エステル、ショ糖オレイン酸パルミチン酸ステアリン酸エステルなど
ソルビタン脂肪酸エステル:ソルビタンカプリレート、ソルビタンラウレート、ソルビタンステアレート、ソルビタンオレート、ソルビタントリオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート、ポリオキシエチレンソルビタントリオレートなど
プロピレングリコール脂肪酸エステル:プロピレングリコールモノラウレート、プロピレングリコールモノパルミテート、プロピレングリコールモノステアレート、プロピレングリコールモノオレート、プロピレングリコールモノベヘネートなど
脂肪酸ナトリウム:ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウムなど
その他:オキシエチレン脂肪酸アルコール、モルホリン脂肪酸塩など
等が挙げられる。
本発明における乳化剤として、抽剤中でミセルを形成する乳化剤を含むことが好ましい。
本発明における乳化剤として、グリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、大豆レシチン、ステアリン酸ナトリウムから選ばれる1種又は2種以上を用いることがより好ましい。
これらの乳化剤を用いることで、よりグネチンCの含有量が多いメリンジョエキスを製造することができる。
上記範囲内とすることで、加溶媒反応をより促進し、グネチンCの含有量が多いメリンジョエキスを製造することができる。
上述した、環状デキストリン及び/又は酸を配合してなる混合溶剤を抽剤として、メリンジョ果実からエキスを抽出する。前記メリンジョ果実は、前記抽剤に浸漬させることが好ましい。メリンジョ果実を抽剤に浸漬させる場合には、必要に応じてかき混ぜながら、必要に応じて加温(70℃前後まで)して内乳中のグルコシダーゼによる加溶媒分解反応を促進させてグネチンCを生成させる。加温は望む温度に調節できるセンサー付き加熱装置を使用して行われ、電気、ガス、スチームなどの熱源が利用できる。
抽出温度は、好ましくは10〜70℃であり、より好ましくは、30〜60℃である。
抽出温度を30〜60℃とすることで、グルコシターゼの働きをより活性化することができる。
また、グルコシターゼは、メリンジョに含まれるグルコシターゼと同様の働きをするグルコシターゼ及びそれを含有する微生物及び動植物組織を添加してもよいが、メリンジョ果実に元来含まれるグルコシターゼを用いることが好ましい。
メリンジョ果実に元来含まれるグルコシターゼを用いることで、メリンジョエキス製造の手間及びコストを削減することができる。
HPLCの分析条件は、以下に示す通りであり、グネモノシドA、グネモノシドD、グネモノシドC、グネチンC及びグネチンLの保持時間はそれぞれ8.5分、22.5分、24分、32.5分及び33.8分付近である。
カラム:オクタデシルシリル(ODS)
移動相:1%酢酸水溶液(A液)、1%酢酸含有アセトニトリル(B液)
B液を20から22%に1次勾配で10分間、22から30%に1次勾配で10分間、37%で15分間
流量:0.8mL/分
分析時間:45分
検出波長:320nm
また、本発明のメリンジョエキスは、好ましくはGLA/GCAが0.13以下であり、より好ましくは0.12以下であり、さらに好ましくは0.11以下である。
なお、本明細書において、GCA、GGA、TGA、GLA等の語は、以下のように定義する。
GCA=グネチンCのピーク面積
GGA=グネモノシドAのピーク面積+グネモノシドCのピーク面積+グネモノシドDのピーク面積
TGA=GCA+GGA
GLA=グネチンLのピーク面積
TGAに対するGCAの割合(%)=100GCA/TGA
GCAに対するGLAの面積比=GLA/GCA
例えば、メリンジョエキスに炭水化物を添加し、粉状のメリンジョエキス含有組成物とすることができる。
添加可能な炭水化物としては、ブドウ糖及びソルビトール等の単糖類、乳糖及びラクチトール、トレハロース等の二糖類、デキストリン及びポリデキストロース等のオリゴ糖、α‐、β‐及びγ‐シクロデキストリン、分岐シクロデキストリン及びシクロアミロース等の環状糖、澱粉類、微結晶セルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、カルボキシメチルセルロース等の置換セルロース等が挙げられる。
添加可能な油脂としては、オリーブ油、ココナッツオイル、大豆油、亜麻仁油、荏胡麻油等の植物油、魚油、動物油、ロウ類及びセタノール並びにオレイルアルコール等の高級アルコール等が挙げられる。
このようにグネチンCの含有量が高いメリンジョエキス又はメリンジョエキス含有組成物は、使用量を減らすことができるので、前記の如く種々の疾患の予防及び/又は治療のための飲食品、健康食品、予防剤及び治療剤としての用途が広がる。
前記飲食物は、健康食品、更には特定保健用食品とすることもでき、必要に応じて従来食品に使用されている各種成分と共に配合することにより製造される。
また、エリスリトール、ソルビトール、マルチトール、キシリトールなどの糖アルコール、ブドウ糖、果糖、ショ糖、乳糖及びデキストリン等を混合して調製してもよい。
(1)ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、グリチルリチン、アスパルテーム、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖
(2)クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸
(3)L−アスコルビン酸、DL−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム
(4)グリセリン、プロピレングリコール
(5)アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、コンニャク粉、グルコマンナン、澱粉
(6)ビタミン類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)
(7)アミノ酸類、イノシン酸類
メリンジョエキス含有組成物は経口剤だけでなく皮膚用剤としても使用可能である。
乾燥メリンジョ種子の内乳1kgを粉砕機で破砕したメリンジョ粉末1部を表1に示す通り、環状デキストリン、酸及び/又は乳化剤を溶解した抽剤に浸漬し、規定の温度で規定日数撹拌後、遠心分離により固形分を除去して浸漬液を得た。これらの浸漬液を減圧濃縮して黄褐色の樹脂状物のメリンジョエキス(比較例1〜3、実施例1〜17)を得た。これらのメリンジョエキスを、50v/v%エタノールに溶かしてHPLC分析を行い、クロマトグラムを得た。当該クロマトグラムから算出したGCA、GGA、TGA及びGLAを基に、100GCA/TGA及びGLA/GCAを求めた。結果を表2に示す。また、比較例1〜3、実施例1、2、4、5、7、9、11、14、15、16及び17のHPLCクロマトグラムを、図1〜14に示す。
なお、室温とは成り行き温度であり、13〜25℃であった。
*2:デカグリセリンモノラウレート(HLB15.5、ポエムJ−0021、理研ビタミン製)及びグリセリンモノオレート(HLB4.3、エマルジーOL−100H、理研ビタミン製)混合物
*3:デカグリセリンモノステアレート(HLB12、ポエムJ−0081HV、理研ビタミン製)
*4:デカグリセリンモノラウレート
*5:ポリオキシエチレンソルビタンオレート(HLB15、エマゾールO−120V、花王製)
*6:グリセリンモノオレート
*7:イソエリートP(塩水港製)
*8:ショ糖ステアリン酸エステル(HLB15、リョートーシュガーエステルL−1570、三菱化学フーズ製)
一方で、実施例1〜16のメリンジョエキスは、GCA/TGAが37%以上であり、かつGLA/GCAが0.105以下であった。
このことから、本発明の製造方法によれば、グネモノシドAの含有量が低下し、グネチンCの含有量が増大することで、従来の抽出方法と比してグネチンCの含有量が多いメリンジョエキスを製造できることがわかった。
また、実施例1〜3の結果は、グルコシターゼによるグネモノシドC及びDの加溶媒反応は律速であるが、酸を添加することで増加した水素イオンによるグネモノシドC及びDの加溶媒反応が促進したことで、グネチンCを多く含むメリンジョエキスを製造することができたことを示している。
環状デキストリンを共存させた場合も同様にグネチンCを包接化することにより加溶媒反応を促進させたものと推察される。
実施例7〜17の結果は、抽剤に酸、有機溶媒、乳化剤及び環状オリゴ糖を組み合わせた場合、それらが協働して、グネチンCの含有量を上昇させることを示している。
試験例1で調製したメリンジョ粉末50gを、クエン酸0.2gを含む水250mLに加えて60℃で2日間撹拌した後、濾過した。濾液を試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが2609114、GGAが3138350、TGAが5747464、100GCA/TGAが45.4%、GLAが187489、GLA/GCAが0.072であった。
この濾液を減圧濃縮し、得られた濃縮物にエタノール50mLを加えて濾過し、濾液を減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.9g得た。グネチンC含量は25.2%であった。
試験例1で調製したメリンジョ粉末30gを、アジピン酸0.1g、ショ糖ステアリン酸エステル(HLB15、リョートーシュガーエステルS−1570、三菱化学フーズ製)1g及びプロピレングリコールモノパルミテート(HLB3.8、リケマールPP−100、理研ビタミン製)0.2gを含む水150mLに加えて50℃で2日間撹拌した後、濾過した。濾液を試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが2295142、GGAが1001508、TGAが3296650、100GCA/TGAが69.6%、GLAが216987、GLA/GCAが0.095であった。
この濾液を減圧濃縮し、濃縮物にアセトン30mLを加えて濾過し、濾液を減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.7g得た。グネチンC含量は72.8%であった。
試験例1で調製したメリンジョ粉末70gを、0.1w/v%硫酸300mL、プロピレングリコール40mL、塩化メチレン30mL及び2−アミノエタノール0.3mLの混合溶剤に加えて60℃で2日間撹拌した後、濾布濾過した。この濾液を試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが311326、GGAが443912、TGAが755238、100GCA/TGAが41.2%、GLAが31935、GLA/GCAが0.103であった。
同濾液を酢酸エチル200mLで2回抽出し、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウム乾燥後、減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.6g得た。グネチンC含量は47.8%であった。
試験例1で調製したメリンジョ粉末50gをメタンスルホン酸0.1g、水120mL及びセロソルブアセテート130mLの混合溶剤に加えて50℃で3日間撹拌した後、濾布濾過した。濾液に水250mLを加えた後、ポリスチレン吸着樹脂(ダイヤイオン、セパビーズ、三菱化学製)に吸着させた。水洗後、メタノールで脱着させ、減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.3g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが1497851、GGAが0、TGAが1497851、100GCA/TGAが100%、GLAが143699、GLA/GCAが0.096であり、メリンジョエキス中のグネチンC含量は93.5%であった。
試験例1で調製したメリンジョ粉末30gを、トリフロロ酢酸0.1mL、ショ糖ラウリン酸エステル(リョートーシュガーエステルL−1695、三菱化学フーズ製)0.9g、ソルビタンカプリレート(HLB10.5、ポエムC−250、理研ビタミン製)0.3g、水120mL、グリセロール30mL及びシクロヘキサン30mLの混合溶剤に加えて50℃で3日間撹拌した後、濾布濾過した。濾液を酢酸エチル100mLで抽出し、有機層を減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.4g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが2449550、GGAが226117、TGAが2675667、100GCA/TGAが91.5%、GLAが268768、GLA/GCAが0.110であり、メリンジョエキス中のグネチンC含量は68.6%であった。
得られたエキスをシリカゲルクロマトグラフィー(溶出溶媒:塩化メチレン・メタノール系)により精製して純度98.8%のグネチンCを0.2g得た。
試験例1で調製したメリンジョ粉末30gを、ラウリン酸ナトリウム(ルナックL−98、花王製)0.5g、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート(HLB15.0、エマゾールO−120V、花王製)0・5g、水90mL、ジメチルスルホキシド10mL及び酢酸エチル50mLの混合溶剤に加えて室温で2日間撹拌した後、濾布濾過して、濾液を得た。得られた濾液に1w/v%塩酸1mL及び酢酸エチル200mLを加えて抽出した。有機層を減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.4g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが1221938、GGAが1463346、TGAが2685284、100GCA/TGAが45.5%、GLAが97441、GLA/GCAが0.080であり、メリンジョエキス中のグネチンC含量は30.7%であった。
乾燥メリンジョ果実100gを破砕して、デカグリセリンモノラウレート(HLB15.5、ポエムJ−0021、理研ビタミン製)1g及び大豆レシチン(ベイシスLP−20B、日清オイリオ製)0.3g、メチルセロソルブ20mL、メチルエチルケトン30mL及び水500mLの混合溶剤に加えて40℃で2日間撹拌した後、遠心分離した。上清を分取し、沈殿物に水300mLを加えて、よく撹拌した後、遠心分離した。上清を先の上清と合わせた後、酢酸エチル300mLを加えて抽出した。有機層を減圧濃縮して赤色を帯びた淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを1.2g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが2188861、GGAが202423、TGAが2391284、100GCA/TGAが91.5%、GLAが196693、GLA/GCAが0.090であり、メリンジョエキス中のグネチンC含量は41.7%であった。
乾燥メリンジョ果実50gを破砕して、デカグリセリンモノステアレート(HLB12、ポエムJ−0081HV、理研ビタミン製)0.5g、ジオキサン30mL、三フッ化ホウ素ジエチルエーテル錯体0.05mL及び水200mLの混合溶剤に加えて60℃で30時間撹拌した後、遠心分離した。上清を分取し、沈殿物に水150mLを加えて、よく撹拌した後、遠心分離した。上清を先の上清と合わし、水500mLを加えてポリスチレン吸着樹脂(ダイヤイオン、セパビーズ、三菱化学製)に吸着させた。水洗後、エタノールで脱着させ、減圧濃縮して赤色を帯びた淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.6g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが1555812、GGAが123689、100TGAが1679501、GCA/TGAが92.6%、GLAが137847、GLA/GCAが0.089であり、メリンジョエキス中のグネチンC含量は61.3%であった。
未乾燥のメリンジョ果実100gを細断して、乳酸0.25mL、ショ糖ステアリン酸エステル(HLB16、リョートーシュガーエステルS−16、三菱化学フーズ製)1.0g及びテトラグリセリンステアリン酸エステル(HLB5.6、ポエムJ−4081V、理研ビタミン製)0.1gを含む水170mLの溶剤に加えて50℃で24時間撹拌した後、遠心分離した。上清を分取し、沈殿物に水150mLを加えてよく撹拌後、遠心分離した。上清を先の上清と合わし、同量の水を加えてポリスチレン吸着樹脂(ダイヤイオン、セパビーズ、三菱化学製)に吸着させた。水洗後、エタノールで脱着させ、減圧濃縮して赤色を帯びた淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキスを0.3g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが2582781、GGAが126005、TGAが2708786、100GCA/TGAが95.3%、GLAが265565、GLA/GCAが0.103であり、メリンジョエキス中のグネチンC含有量は79.4%であった。
未乾燥の生の種子70gを細断して酢酸0.4mLを含むエタノール170mLの溶剤に加えて50℃で3日間撹拌した後、濾布濾過し、濾液を減圧濃縮して淡褐色樹脂状物のメリンジョエキスを0.5g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが1221938、GGAが2074243、TGAが3296181、100GCA/TGAが37.1%と実施例1の条件1Cより3倍高く、GLAが97441、GLA/GCAが0.080であり、グネチンC高含有メリンジョエキス中のグネチンC含量は26.1%であった。
種子を加熱後に種皮を剥がすと共に潰し、乾燥して製造したウンピン50g及び前記実施例21で濾布濾過したときの濾布内残留内乳の乾燥物を、デカグリセリンモノラウレート(HLB15.5、ポエムJ−0021、理研ビタミン製)1.5g及び酢酸0.2mLを含む水400mLの溶剤に加えて40℃で3日間撹拌した後、濾布濾過し、濾液を減圧濃縮した。濃縮物にエタノール50mLを加えて濾過し、濾液を減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のメリンジョエキスを2.3g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが2346693、GGAが163610、TGAが2510303、100GCA/TGAが93.5%、GLAが226002、GLA/GCAが0.096であり、メリンジョエキス中のグネチンC高含有グネチンC含量は32.5%であった。
乾燥メリンジョ種子の内乳の破砕物2kgを、酢酸0.8g及びデカグリセリンモノラウレート20gを含む水8Lに加えて50℃で2日間撹拌した後、濾布濾過し、濾液を減圧濃縮してシロップ状物を得た。このシロップ状物にアセトン2Lを加えて不溶物を濾去し、濾液を減圧濃縮して淡黄褐色樹脂状物のグネチンC高含有メリンジョエキス44.8g得た。このエキスを試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが500069、GGAが0、TGAが500069、GCA/TGAが100%、GLAが196693、GLA/GCAが0.047であり、メリンジョエキス中のグネチンC含量は42.6%であった。
乾燥メリンジョ種子の内乳の破砕物50gを、アジピン酸0.03g及び高度分岐環状デキストリン(クラスターデキストリン、グリコ栄養食品製)6gを含む水250mLに加えて50℃で2日間撹拌した後、高速遠心し、上清を凍結乾燥してグネチンC高含有メリンジョエキス粉末11.1g得た。この粉末を試験例1と同様にHPLC分析した結果、GCAが14731790、GGAが810026、TGAが15541816、GCA/TGAが94.8%、GLAが1247201、GLA/GCAが0.085であり、メリンジョエキス中のグネチンC含量は5.3%であった。
前記実施例29で調製したメリンジョエキス10gを水80mLに溶かした液にデキストリン10gを加えて混合後、凍結乾燥してエキス粉末19.4gを得た。この粉末は、賦形剤及び結合剤を配合して顆粒剤を、賦形剤及び滑沢剤などを配合してハードカプセル剤を、賦形剤、崩壊剤、滑沢剤などを配合して錠剤を製造できる。また、この粉末は、任意の基材を配合する粉末清涼飲料、清涼飲料水、ジュース、コーヒー、紅茶、リキュール、牛乳、乳清飲料、乳酸菌飲料、ヨーグルト等の液状物;飴(キャンデー)、キャラメル、チューインガム、チョコレート、グミ、アイスクリーム、プディング、卵製品、羊羹、水羊羹、おかき、餅、団子、煎餅、クレープ、お好み焼き、パン、クッキー、麺類、ハンバーグ、水練製品、てんぷら、発酵食品、ふりかけなどの固形物に配合することができ、さらにペットフード及び家畜飼料に配合することもできる。
前記実施例29で調製したグネチンC高含有メリンジョエキス10g、大豆レシチン3g及びオリーブ油7gを加熱混合してエキスペースト20gを得た。このペーストを充填してソフトカプセル剤を製造することができる。また、本ペーストはEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサン酸)含有油脂と混合してソフトカプセル剤を製造することができ、さらにペットフード及び家畜飼料に配合することもできる。
101 グネチンLのピーク
102 グネモノシドAのピーク
103 グネモノシドDのピーク
104 グネモノシドCのピーク
Claims (10)
- 水又は水及び有機溶媒に環状デキストリンを配合してなる混合溶剤、
若しくは水及び有機溶媒に酸を配合してなる混合溶剤を抽剤として、メリンジョ果実からエキスを抽出する抽出工程を備える、メリンジョエキスの製造方法。 - 前記抽剤が、水又は水及び有機溶剤に環状デキストリン、並びに酸を配合してなる混合溶剤であることを特徴とする、請求項1に記載のメリンジョエキスの製造方法。
- 前記メリンジョ果実がメリンジョ内乳であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記有機溶媒がエタノール、酢酸エチル、アセトンから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の製造方法。
- 前記酸が酢酸、乳酸、クエン酸、アジピン酸、塩酸、りん酸から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする、請求項1〜4の何れか一項に記載の製造方法。
- 抽出時における抽剤の温度が10〜70℃であることを特徴とする、請求項1〜5の何れか一項に記載の製造方法。
- 請求項1〜6の何れか一項に記載の製造方法により得たメリンジョエキスを添加する工程を備える、メリンジョエキス含有組成物の製造方法。
- さらに、炭水化物を添加する工程を備え、前記メリンジョエキス含有組成物が粉状であることを特徴とする、請求項7に記載の製造方法。
- さらに、油脂を添加する工程を備え、前記メリンジョエキス含有組成物が油状乃至ワックス状であることを特徴とする、請求項7に記載の製造方法。
- 前記メリンジョエキス含有組成物が、飲食物、医薬品又は化粧品であることを特徴とする、請求項7〜9の何れか一項に記載の製造方法。
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