JP2019023684A - レンズ交換式カメラ - Google Patents

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紘一 繁田
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Abstract

【課題】光学仕様の異なる複数の光学ユニットを交換レンズと撮像部との間に挿入した場合に、それぞれのフランジバック変化に対応させる。
【解決手段】レンズ鏡筒と、レンズ鏡筒を着脱可能なカメラ本体と、カメラ本体に設けられた撮像部とレンズ鏡筒との間に着脱配置可能である少なくとも1種類以上の光学ユニットからなるレンズ交換式カメラであって、撮像ユニットは被写体方向に向かって付勢され、光学ユニットの着脱に応じて撮像ユニットの被写体方向への移動を規制する位置と規制を解除する位置とに切替移動可能な切替部を有し、切替部に規制される位置において、撮像部が光学ユニットを装着しない場合のフランジバック位置に配置され、被写体側に配置された第1の当接部を有し、光学ユニットは第2の当接部を有し、レンズ交換式カメラに装着される場合は、第1の当接部が第2の当接部に当接して、撮像ユニットがフランジバック位置に配置される。
【選択図】図11

Description

本発明は交換レンズを脱着可能であり、かつ交換レンズと撮像部との間に光学ユニットを挿入可能なレンズ交換式カメラに関するものである。
近年、必要な撮影性能に応じて交換レンズを脱着可能なレンズ交換式カメラが存在する。このようなレンズ交換式カメラには、レンズを交換するほか、特殊効果を目的にレンズの前後に複数の異なる仕様の光学ユニットを挿入できるものがある。例えば画像の明るさを調整するNDフィルターや、撮像部に結像する光線の集光面積を調整する為の縮小光学ユニットや拡大光学ユニットなどを挿入する場合である。特に縮小光学ユニットは撮像部の一部の撮像範囲に集光することで、画像を明るくする効果が得られる。
ところでレンズ交換式カメラは撮像部が、レンズ装着部であるマウント面から光軸に沿って所定の距離にあることが必要である。この距離を一般にフランジバックという。
ここでレンズと撮像部の間に光学ユニットを挿入することでフランジバックが変化する。例えば縮小光学ユニットを挿入するとフランジバックが短くなる場合がある。この場合、撮像部を被写体側に移動させる必要がある。
フランジバックを変更させる課題に対して従来、マウント面をモータ駆動によって光軸に沿って移動させる技術が存在する(特許文献1)。またカムを用いて撮像部を2段階に変更する技術が存在する(特許文献2)。
特開2012−230206号公報 特開平5−328191号公報
レンズ交換式カメラのフランジバックは高精度の位置調整が要求される。しかしマウントが特許文献1に記載のようにモータ駆動することで、モータ分解能・バックラッシ・機構複雑化による誤差増大などの要因で、精度が低下するという問題がある。
また特許文献2に記載のようなカムを用いてフランジバックを変更した場合、設定できるフランジバックは2種類に限定される。さらに一方のフランジバックはもう一方のフランジバックに対し、従属的な関係がある。複数の異なる仕様の光学ユニットを挿入可能なレンズ交換式カメラにおいて、独立したフランジバックを複数設定できることが必要である。
本発明は、レンズ鏡筒とレンズ鏡筒を着脱可能なカメラ本体と、カメラ本体に設けられた撮像部とレンズ鏡筒との間に着脱配置可能である少なくとも1種類以上の異なる光学仕様の光学ユニットからなるレンズ交換式カメラにおいて、光学仕様の異なる複数の光学ユニットを、交換レンズと撮像部との間に挿入した場合に、それぞれのフランジバック変化に対応して、撮像部の位置を変更させることを目的とする。
本発明のレンズ交換式カメラは、レンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒を着脱可能なカメラ本体と、カメラ本体に設けられた撮像部と前記レンズ鏡筒との間に着脱配置可能である少なくとも1種類以上の異なる光学仕様の光学ユニットからなるレンズ交換式カメラであって、
前記撮像部を含む撮像ユニットは被写体方向に向かって付勢され、
前記光学ユニットの着脱に応じて、前記撮像ユニットの被写体方向への移動を規制する位置と前記規制を解除する位置とに切替移動可能な切替部を有し、
前記撮像ユニットは前記切替部に規制される位置において、前記撮像部が前記光学ユニットを装着しない場合のフランジバック位置に配置され、
前記撮像ユニットは被写体側に配置された第1の当接部を有し、
前記光学ユニットは被写体と反対側に配置されてかつ、光軸方向に沿った高さが前記光学ユニットの光学仕様に対応するように調整された第2の当接部を有し、
前記光学ユニットは前記レンズ交換式カメラに装着される場合は、前記切替部が前記規制を解除する位置に移動し、前記第1の当接部が前記第2の当接部に当接して位置が規制されることで、前記撮像ユニットが前記光学ユニットを装着した場合のフランジバック位置に配置されることを特徴とする。
また、本発明のレンズ交換式カメラの他の特徴とするところは、前記撮像部は前記撮像ユニットに対して、3箇所で圧縮コイルバネで被写体と反対方向に付勢されてかつ前記レンズ鏡筒の光軸に沿って螺合する第1のネジの係止によって被写体と反対方向への移動を規制されてフローティング支持され、前記3箇所における前記撮像部の光軸方向に沿った高さを、前記第1のネジの回動によって調整可能なことである。
また、本発明のレンズ交換式カメラのその他の特徴とするところは、前記第2の当接部は前記光学ユニットに対して、圧縮コイルバネで被写体と反対方向に付勢されてかつ前記光軸に沿って螺合する第2のネジの係止によって被写体と反対方向への移動を規制されてフローティング支持され、前記第2の当接部の光軸方向に沿った高さを前記第2のネジの回動によって調整可能であり、前記第1のネジと前記第2のネジは、前記光軸方向の投影面において重ならない位置に設けられていることである。
また、本発明のレンズ交換式カメラのその他の特徴とするところは、前記カメラ本体は前記レンズ鏡筒着脱部と前記撮像部との間に、前記光学ユニットを収納可能な円筒空間を有してかつ、前記円筒空間の内周面に設けられ、径方向内側に突出し周方向に延びる第1の係合爪と第2の係合爪とを有し、
前記光学ユニットは円筒形状の外周面を有してかつ、前記外周面に設けれれ、径方向外側に突出し周方向に延びる第3の係合爪を有し、
前記光学ユニットは、前記第1の係合爪と前記第2の係合爪に対して、前記第3の係合爪が嵌ることで光軸方向と径方向の移動を規制され、前記第3の係合爪の側面に設けられた凸部と前記第1の係合爪もしくは第2の係合爪の端部とが当接して回転方向を規制されることで、前記カメラ本体に保持されることである。
以上説明したように、本発明によれば、レンズ鏡筒とレンズ鏡筒を着脱可能なカメラ本体と、カメラ本体に設けられた撮像部とレンズ鏡筒との間に着脱配置可能である少なくとも1種類以上の異なる光学仕様の光学ユニットからなるレンズ交換式カメラにおいて、光学仕様の異なる複数の光学ユニットを、交換レンズと撮像部との間に挿入した場合に、それぞれのフランジバック変化に対応して、撮像部の位置を変更させることができる。
レンズ交換式カメラの概念図 レンズ交換式カメラの概念図 縮小レンズコンバータを装着したレンズ交換式カメラの概念図 縮小レンズコンバータを装着したレンズ交換式カメラの概念図 撮像ユニットの斜視図 撮像ユニットの分解斜視図 構造部ユニットの分解斜視図 内部撮像ユニットの分解斜視図 撮像ユニットの断面図 縮小レンズコンバータの斜視図 縮小レンズコンバータを装着した撮像ユニットの断面図 縮小レンズコンバータを装着した撮像ユニットの詳細斜視図 撮像ユニットの斜視図 撮像ユニットの断面図 撮像ユニットを被写体側から見た図、および背面側から見た図 撮像ユニットの断面図 レンズキャップの斜視図 レンズキャップを装着した縮小レンズコンバータを示す斜視図 縮小レンズコンバータを挿入した撮像ユニットの斜視図 縮小レンズコンバータを挿入した撮像ユニットの被写体側から見た図 縮小レンズコンバータを装着した撮像ユニットの一部断面斜視図
図1から図4は本発明の実施例にかかるレンズ交換式カメラの概念図である。特に図1は交換レンズ1をカメラ本体0から外した状態を示し、図2は交換レンズ1をカメラ本体0に装着した状態を示す。11は交換レンズから撮像素子2211に結像する光束である。図3は縮小レンズコンバータ3と交換レンズ1とをカメラ本体0に装着した状態を示す。図4は図3と縮小率の異なる縮小レンズコンバータを装着した状態を表す。
図1に示す1は交換レンズであり、公知のバヨネット機構でカメラ本体0に装着可能である。すなわち交換レンズ1は矢印A方向にマウント211に当接する位置まで押入した後に矢印B方向に一定角度回転させることで、カメラ本体0に装着される(図2)。撮像ユニット2は前述のマウント211が被写体側に配置され、撮像素子2211がマウント211から光軸方向に沿って所定のフランジバックで配置されている。撮像素子2211の大きさは、例えばAPS−Cサイズである。
撮像素子2211は交換レンズ1を装着した状態において、交換レンズ1によって結像する光学情報を電気情報に変換し、フレキシブル基板24を経由して基板4に転送する。基板4では撮像素子2211から送られた電気情報を表示部5に送ってスルー画として表示させたり、記録部6に送って記録するなどの作業を、必要な処理を行った上で実行する。7は電源供給部であり、上記動作を実施するための電源を供給する。
図3に示すように、本発明の実施例にかかるレンズ交換式カメラは、縮小レンズコンバータ3を外部から装着することが可能である。縮小レンズコンバータ3を交換レンズ1と撮像素子2211の間に挿入することで、光束11が正の方向に屈折し、APS−Cより小さい領域に集束する。光束11をより小さい領域に集束させることで、明るい画像を得ることができる。
縮小レンズコンバータ3を装着するには、交換レンズ1を外した状態で、縮小レンズコンバータ3をマウント211開口部から光軸に沿って撮像側に向かって挿入・固定した後、交換レンズ1を前述のバヨネット機構でカメラ本体0に装着する。また縮小レンズコンバータ3を装着した場合、レンズ1の結像位置が被写体側に移動し、縮小レンズコンバータ3を装着しない場合(図2)に比べてフランジバックが短縮する。
図3、図4に示すようにフランジバック短縮量は、縮小レンズコンバータ3の縮小倍率によって異なる。縮小倍率が小さい縮小レンズユニット(図4)に比べ、縮小倍率が大きい縮小レンズユニット(図3)の方が、フランジバック短縮量が大きい。本発明の実施例では後述するように、縮小レンズコンバータ3装着によるフランジバック短縮量に合わせて、撮像素子2211を被写体側に移動させることが可能である。
次に図5・図6を用いて本発明の実施例にかかるレンズ交換式カメラの撮像ユニット2の構成を説明する。
図5は撮像ユニット2の斜視図である。特に図5(a)は撮像ユニット2を被写体側から見た場合の斜視図、図5(b)は背面側から見た場合の斜視図である。また図6は撮像ユニット2の分解斜視図である。特に図6(a)は撮像ユニット2を被写体側から見た場合の分解斜視図、図6(b)は撮像ユニット2を背面から見た場合の分解斜視図である。撮像ユニット2は大きく3つのサブユニットから成る。
1つめは構造部ユニット21である。図7は撮像ユニット2から構造部ユニット21の構成部品のみを表示した分解斜視図である。構造部ユニット21はマウント211、マウント固定部材212、縮小レンズコンバータ位置決め部材213およびマスク部材214、背面カバー215、摺動シャフト216、217、レンズ通信ユニット218から成る。マウント211は円形開口部2111を有する円板形状をしており、公知のバヨネット爪が配置される。レンズ通信ユニット218はマウント211の円形開口部面積の下側の一部を占める。マウント固定部材212には、円筒内壁2121に円周方向に沿って延びる爪部2122が設けられている。
爪部2122は後述するように、縮小レンズコンバータ3の光軸方向に沿った被写体側への移動を規制するためのものである。縮小レンズコンバータ位置決め部材213は、円筒内壁2131の縁部に座繰り2132が設けられている。後述するように、座繰り2132の側面2133は縮小レンズコンバータ3の光軸に直交する方向への移動を規制するためのものである。また座繰り2132の底面2134は縮小レンズコンバータ3の光軸に沿った背面側への移動を規制するためのものである。円筒内壁2131の底面部2135には、3箇所の切り欠き2137を持つ円形開口部2136が設けられる。
マスク部材214は円形開口部2141を有する円板部材であり、粘着部材2142で底面部2135に貼付固定される。円形開口部2141の直径は円形開口部2136より僅かに小さく、マスク部材214を底面部2135に貼り付けることで、切り欠き2137を隠すことができる。背面カバー215は底部2151を有する略円筒形状をしており、縮小レンズコンバータ位置決め部材213に対して固定される。底部2151には円形開口部2152、2153が設けられている。
また縮小レンズコンバータ位置決め部材213に設けた座繰り2138、2139とともに、穴部2154、2155によって摺動シャフト216、217を支持する。
2つめのサブユニットは内部撮像ユニット22である。図8は撮像ユニット2から、内部撮像ユニット22のみを表示した分解斜視図である。内部撮像ユニット22はセンサユニット221、センサユニット保持部材222から成る。センサユニット221には撮像素子2211が含まれ、具体的には板金部材2212に撮像素子2211が固定されている。センサユニット221は板金部材2212に設けられた3箇所の穴において、コイルバネ223、ビス224、スペーサ225によって、センサユニット保持部材222に対してフローティング支持される。
ビス224を回転させることで、撮像素子2211のセンサユニット保持部材222に対する光軸方向に沿った高さを調整することができる。またセンサユニット保持部材222は基板部2221の被写体側に3箇所の凸部2225が設けられている。これは後述するように内部撮像ユニット22が第1の位置から第2の位置に移動したときに、縮小レンズコンバータ3の当接面に当接する。センサユニット保持部材222は基板部2221の上下端に摺動部2222、2223が設けられる。
図6に戻って、内部撮像ユニット22は摺動部2222、2223が摺動シャフト216、217にそれぞれ嵌合して光軸方向に沿って摺動可能である。基板部2221の背面側には、円形凸部2224が3箇所設けられる。背面カバー215の底部2151には、円形凸部2224の光軸方向投影面上に重複する位置に面2156が3箇所設けられている。円形凸部2224には圧縮コイルバネ226が配置され、背面カバー215と当接して、内部撮像ユニット22を被写体方向(矢印A’方向)に付勢する。
3つめのサブユニットは切替部23である。切替部23は内部撮像ユニット当接面2311が設けられた切替板231を持つ。切替板231はユーザの操作によって光軸方向に沿って第1の位置と、第1の位置よりも被写体側に配置される第2の位置とに移動可能である(図9で詳述)。切替板231は、カメラ本体0表面に配置されたスイッチ(非図示)に連動して移動しても良いし、後述する縮小レンズコンバータ3の装着に連動して移動しても良い。
図9は内部撮像ユニット22が、切替板231の移動に応じて被写体側に移動することを説明するための、撮像ユニット2の断面図である。特に図9(a)は切替板231が第1の位置に配置されるときの断面図、図9(b)は切替板231が第2の位置に配置されるときの断面図である。内部撮像ユニット当接面2311はセンサユニット保持部材222に設けられた切替部当接面2226に当接する。内部撮像ユニット22は圧縮コイルバネ226によって被写体方向(矢印A’方向)に付勢されているため、切替板231の第1の位置から第2の位置への移動に連動して移動する。
ここではそれぞれ内部撮像ユニット22の第1の位置、内部撮像ユニット22の第2の位置と呼ぶことにする。特に内部撮像ユニット22が第1の位置にあるとき、撮像素子2211はマウント211に装着した交換レンズ1が結像するフランジバック位置に一致するように配置されている。
図10は本発明の実施例にかかるレンズ交換式カメラに装着可能な縮小レンズコンバータ3の斜視図である。特に図8(a)は被写体側から見た斜視図、図8(b)は背面側から見た斜視図である。縮小レンズコンバータ3は正のパワーを持つ光学系31と光学系31を保持するレンズ鏡筒32から成る。レンズ鏡筒32にはレンズキャップ33(後述)を装着するためのバヨネット溝321、円弧凸部322、323、ストッパ面324、当接面設置部325が設けられている。また当接面設置部325では調整板34がコイルバネ35とビス36によって支持される。
調整板34はビス36の回転によって光軸方向に沿った高さを調整可能である。後述する方法で調整板34の光軸方向に沿った高さを、光学系31の縮小倍率によって異なるフランジバック短縮量に対応させて調整した後、ビス36を接着材で固定する。
図11、図12ではフランジバック短縮量に対応した移動量で、内部撮像ユニット22を移動させる方法を説明する。図11は縮小レンズコンバータ3を装着した撮像ユニット2を表す断面図である。特に図11(a)は切替板231が第1の位置にある状態、図11(b)は切替板23が第2の位置にある状態を表す。図12は調整板34に凸部2225が当接していることを示す、詳細斜視図である。図11(a)において、内部撮像ユニット22は第1の位置にあり、撮像素子2211はマウント211に装着した交換レンズ1(非図示)が結像するフランジバック位置に一致するように配置されている。
縮小レンズコンバータ3によってフランジバックは短縮しており、結像位置は撮像素子2211よりも被写体側にずれている。図11(b)において、切替板231が第2の位置にあり、内部撮像ユニット22は圧縮コイルバネ226によって被写体側に付勢されている。従ってセンサユニット保持部材222の基板部2221に設けられた凸部2225が、縮小レンズコンバータ3の調整板34に当接する位置(図12)まで、内部撮像ユニット22が被写体側に移動する。凸部2225が調整板34に当接する時の内部撮像ユニット22の位置を、内部撮像ユニット22の第3の位置と呼ぶことにする。
内部撮像ユニット22の第3の位置は内部撮像ユニット22の第2の位置に比べて、背面側に寄っている。また内部撮像ユニット22の第3の位置において、撮像素子2211が縮小レンズコンバータ3によって短縮したフランジバックに一致する位置に配置されるように、調整板34の光軸方向に沿った高さが調整されている。
図13、14では撮像ユニット2内の撮像素子2211を、交換レンズ1単体が結像するフランジバック位置に調整する方法を説明する。図13(a)は撮像ユニット2を被写体側から見た図、図13(b)は撮像ユニット2を背面側から見た図である。また図14はフランジバック位置を調整する際の撮像ユニット2の断面図である。図13(a)ではマスク部材214が配置されておらず、被写体側から見て切り欠き2137が露出している。また図13(b)では背面カバー215の背面2157 (底部2151の裏)に設けられた円形開口部2152からビス224を視認することができる。
図14では切替板231に規制されて内部撮像ユニット22は第1の位置にある。内部撮像ユニット22が第1の位置にある状態で、円形開口部2152からドライバを挿し込みビス224を回転して、撮像素子2211がマウント211に対して所定のフランジバック位置になるようにセンサユニット221の光軸方向に沿った高さを調整する。このときマウント211側からレーザー変位計などの非接触位置測定機を用いて撮像素子2211のマウント22からの距離を測定しても良い。
次に図15、図16では、縮小レンズコンバータ3の調整板34の光軸方向に沿った高さを、光学系31の縮小倍率によって異なるフランジバック短縮量に対応させて調整する方法を説明する。特に図15a)は撮像ユニット2を被写体側から見た図、図15(b)は撮像ユニット2を背面側から見た図である。また図16は調整板34の光軸方向に沿った高さを調整する際の撮像ユニット2の断面図である。図15(b)では背面カバー215の背面2157 (底部2151の裏)に設けられた円形開口部2153からビス36を視認することができる。
図16では縮小レンズコンバータ3内の調整板34は調整可能範囲の中で、被写体側に最も寄った位置に配置されている。切替板231は第2の位置にあり、内部撮像ユニット22は凸部2225が調整板34に当接する位置に移動している。図16における内部撮像ユニット22の位置を、第4の位置と呼ぶことにする。第4の位置は内部撮像ユニット22の第2の位置よりも背面側に寄っており、かつ内部撮像ユニット22の第3の位置よりも被写体側に寄っている。
内部撮像ユニット22が第4の位置にある状態で、円形開口部2153からドライバを挿し込みビス36を回転し、撮像素子2211が光学系31に対応した所定のフランジバック位置になるように、センサユニット221の光軸方向に沿った高さを調整する。このときマウント211側からレーザー変位計などの非接触位置測定機を用いて撮像素子2211のマウント211からの距離を測定しても良い。調整板34の光軸方向に沿った高さを調整後、縮小レンズコンバータ3を取り外し、マスク部材214を配置して切り欠き2137を隠す。
図15、図16の方法により、縮小レンズコンバータ3の調整板34の光軸方向に沿った高さを、縮小倍率に対応して調整することができる。縮小倍率の異なる他の縮小レンズユニットを装着した場合も、その縮小レンズユニットの調整板は縮小倍率に対応して調整されており、内部撮像ユニット22は装着される縮小レンズユニットの縮小倍率に応じて移動することができる。
次に図17〜図21を用いて、撮像ユニット2に縮小レンズコンバータ3を外部から装着する方法を説明する。縮小レンズコンバータ3の撮像ユニット2への装着は、レンズキャップ33を用いて行う。図17は縮小レンズコンバータ3に装着可能なレンズキャップ33単体の、縮小レンズコンバータ3に装着する側から見た斜視図である。レンズキャップ33は底面331を持つ中空円筒形状であり、円筒内壁332の縁部333に凸部334が配置されている。
図18はレンズキャップ33を縮小レンズコンバータ3に装着した状態を示す斜視図である。説明のためレンズキャップ33の一部を断面表示している。縮小レンズコンバータ3のバヨネット溝321は光軸に沿った溝3211と円周に沿った溝3212から成る。凸部334が溝3211を通過するようにレンズキャップ33を縮小レンズコンバータ3に嵌めこんだ後、凸部334が溝3212の奥に当接するまで矢印B’方向に回転することで、レンズキャップ33を縮小レンズコンバータ3に装着することができる。
図19はレンズキャップ33を装着した縮小レンズコンバータ3を、撮像ユニット2のマウント211側から挿入した状態を示す斜視図である。また図20は挿入した縮小レンズコンバータ3を被写体側から見た図である。特に図20(a)は挿入直後、図20(b)は挿入後に矢印B方向に回転した状態である。図19において、レンズキャップ33を装着しながら縮小レンズコンバータ3を挿入することで、ユーザが撮像ユニット2内部に手を入れることなく、後述する縮小レンズコンバータ3の装着のための諸動作を行うことができる。
図20(a)において、縮小レンズコンバータ3はマウント211の開口部面積の一部を占めるレンズ通信ユニット218を避けながら挿入される。挿入後、図20(b)に示すようにストッパ面324が爪部2122の端に当接するまで回転し、縮小レンズコンバータ3が装着される。図21は縮小レンズコンバータ3が装着された撮像ユニット2を示す一部断面斜視図である。座繰り2132の側面によって縮小レンズコンバータ3の光軸に直交する方向への移動が規制され、かつ底面2134によって縮小レンズコンバータ3の背面への移動を規制する。
爪部2122はレンズ通信ユニット218の背後に配置されており、円弧凸部322,323と係合して縮小レンズコンバータ3の被写体側への移動を規制する。レンズキャップ33は縮小レンズコンバータ3をB’方向に回転させる過程で、凸部334が溝3211に移動するため、縮小レンズコンバータ3を撮像ユニット2に装着後、A’方向に沿って抜去可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
0‥‥カメラ本体
1‥‥交換レンズ
11‥‥光束
2‥‥撮像ユニット
21‥‥構造部ユニット
211‥‥マウント
2111‥‥円形開口部
212‥‥マウント固定部材
2121‥‥円筒内壁
2122‥‥爪部
213‥‥縮小レンズコンバータ位置決め部材
2131‥‥円筒内壁
2132‥‥座繰り
2133‥‥座繰りの側面
2134‥‥座繰りの底面
2135‥‥円筒内壁の底面
2136‥‥円形開口部
2137‥‥切り欠き
2138,2139‥‥座繰り
214‥‥マスク部材
2141‥‥円形開口部
2142‥‥粘着部材
215‥‥背面カバー
2151‥‥底部
2152‥‥円形開口部
2153‥‥円形開口部
2154,2155‥‥穴部
2156‥‥面
2157‥‥背面
216、217‥‥摺動シャフト
218‥‥レンズ通信ユニット
22‥‥内部撮像ユニット
221‥‥センサユニット
2211‥‥撮像素子
2212‥‥板金部材
222‥‥センサユニット保持部材
2221‥‥基板部
2222,2223‥‥摺動部
2224‥‥円形凸部
2225‥‥凸部
2226‥‥切替部当接面
223‥‥コイルバネ
224‥‥ビス
225‥‥ワッシャ
226‥‥圧縮コイルバネ
23‥‥切替部
231‥‥切替板
2311‥‥内蔵撮像ユニット当接面
24‥‥フレキシブル基板
3‥‥縮小レンズコンバータ
31‥‥光学系
32‥‥レンズ鏡筒
321‥‥バヨネット溝
3211‥‥溝
3212‥‥溝
322‥‥円弧凸部
323‥‥円弧凸部
324‥‥ストッパ面
325‥‥当接面設置部
33‥‥レンズキャップ
331‥‥底面
332‥‥円筒内壁
333‥‥縁部
334‥‥凸部
34‥‥調整板
35‥‥コイルバネ
36‥‥ビス
4‥‥基板
5‥‥表示部
6‥‥記録部
7‥‥電源供給部

Claims (5)

  1. レンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒を着脱可能なカメラ本体と、カメラ本体に設けられた撮像部と前記レンズ鏡筒との間に着脱配置可能である少なくとも1種類以上の異なる光学仕様の光学ユニットからなるレンズ交換式カメラであって、
    前記撮像部を含む撮像ユニットは被写体方向に向かって付勢され、
    前記光学ユニットの着脱に応じて、前記撮像ユニットの被写体方向への移動を規制する位置と前記規制を解除する位置とに切替移動可能な切替部を有し、
    前記撮像ユニットは前記切替部に規制される位置において、前記撮像部が前記光学ユニットを装着しない場合のフランジバック位置に配置され、
    前記撮像ユニットは被写体側に配置された第1の当接部を有し、
    前記光学ユニットは被写体と反対側に配置されてかつ、光軸方向に沿った高さが前記光学ユニットの光学仕様に対応するように調整された第2の当接部を有し、
    前記光学ユニットは前記レンズ交換式カメラに装着される場合は、前記切替部が前記規制を解除する位置に移動し、前記第1の当接部が前記第2の当接部に当接して位置が規制されることで、前記撮像ユニットが前記光学ユニットを装着した場合のフランジバック位置に配置されることを特徴とする、
    レンズ交換式カメラ。
  2. 前記撮像部は前記撮像ユニットに対して、3箇所で圧縮コイルバネで被写体と反対方向に付勢されてかつ前記レンズ鏡筒の光軸に沿って螺合する第1のネジの係止によって被写体と反対方向への移動を規制されてフローティング支持され、前記3箇所における前記撮像部の光軸方向に沿った高さを、前記第1のネジの回動によって調整可能であることを特徴とする、請求項1に記載のレンズ交換式カメラ。
  3. 前記第2の当接部は前記光学ユニットに対して、圧縮コイルバネで被写体と反対方向に付勢されてかつ前記光軸に沿って螺合する第2のネジの係止によって被写体と反対方向への移動を規制されてフローティング支持され、前記第2の当接部の光軸方向に沿った高さを前記第2のネジの回動によって調整可能であり、前記第1のネジと前記第2のネジは、前記光軸方向の投影面において重ならない位置に設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のレンズ交換式カメラ。
  4. 前記光学ユニットは光束を正の方向に屈折させる縮小光学ユニットであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ交換式カメラ。
  5. 前記カメラ本体は前記レンズ鏡筒着脱部と前記撮像部との間に、前記光学ユニットを収納可能な円筒空間を有してかつ、前記円筒空間の内周面に設けられ、径方向内側に突出し周方向に延びる第1の係合爪と第2の係合爪とを有し、
    前記光学ユニットは円筒形状の外周面を有してかつ、前記外周面に設けれれ、径方向外側に突出し周方向に延びる第3の係合爪を有し、
    前記光学ユニットは、前記第1の係合爪と前記第2の係合爪に対して、前記第3の係合爪が嵌ることで光軸方向と径方向の移動を規制され、前記第3の係合爪の側面に設けられた凸部と前記第1の係合爪もしくは第2の係合爪の端部とが当接して回転方向を規制されることで、前記カメラ本体に保持されることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレンズ交換式カメラ。
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