JP2019023489A - 曲面連結構造および立体連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】意図しない変形を抑制する単位ユニットによる曲面連結構造を提供する。
【解決手段】所定力を作用させたときに変形により曲面による立体連結構造となる曲面連結構造を構成する単位ユニットを、正n角形としたときの対向する対角線の1つを主軸としたときに主軸方向に梁で隣接する単位ユニットと連結し、主軸の方向に引っ張り変形させたときのポアソン比が正の第1形状ユニットとポアソン比が負の第2形状ユニットとポアソン比が値0の第3形状ユニットの3区分のユニットとし、主軸に平行な対角線の両端の両頂点に連結され、主軸周りのねじりに対する剛性が、副軸周りの曲げに対する剛性より高い、耐ねじり部材を有するように形成する。そして、3区分のユニットのうち少なくとも1区分のユニットを用いて曲面連結構造を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、曲面連結構造および立体連結構造に関し、詳しくは、単位ユニットが複数連結された曲面連結構造およびこの曲面連結構造に所定力を作用させて変形させて得られる立体連結構造に関する。
従来、この種の技術としては、メッシュ状の柔軟材料を用いて、変形させたい曲面形状と変形における境界条件を入力として、その変形に最も近い変形を実現する構造を求める手法が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。ここで最適化するパラメータはメッシュ形状や構成する梁の断面形状である。また、狙った三次元のボリュームの変形を実現する構造を求める手法も提案されている(例えば、非特許文献2参照)。前者の手法は、狙った変形を実現するための構造を求める手法ではあるが、構造全体に柔軟性を持つため、実現したい変形形状によって境界条件が大きく左右される。そのため、最適化問題への入力にはターゲット形状と境界条件の2つが求められる。また、後者の手法は、同様に変形応じて境界条件を考慮する必要があり、最適化問題の入力としてターゲット形状と境界条件が必要とされる。
"Design and Fabrication of Flexible Rod Meshes",Jesus Perez, Bernhard Thomaszewski, Stelian Coros, Bernd Bickel, , Robert Sumner, ,ACM Trans. on Graphics (Proc. of ACM SIGGRAPH), Volume 34, Number 4 - 2015 Elastic Textures for Additive Fabrication,Julian Panetta.et.al,ACM Trans. on Graphics - Siggraph 2015, Volume 34, Number 4, page 12 - aug 2015
意図した形状に変形が誘導される特殊な材料特性を実現する構造として、図17に示すような3区分に区分けされた6角形の単位ユニットによるRH構造(Re-entrant honeycomb構造)が知られている。この単位ユニットは、図中上下方向の主軸S1に垂直な副軸S2と主軸S1に平行な対角線の頂点からの斜辺とのなす角として定義する形状パラメータαが負の第1形状ユニット930(図17の左)と、形状パラメータαが正の第2形状ユニット940(図17の右)と、形状パラメータαが値0の第3形状ユニット950(図17の中央)の3区分に区分けされており、いずれの区分の形状も、主軸S1方向の梁状部材932,942,952によって隣接する単位ユニットと連結され、曲面連結構造(平面連結構造)を構成する。単位ユニットは、主軸S1方向の引っ張り変形に対して副軸方向への変形の仕方により、第1形状ユニット930ではポアソン比νが正となり、第2形状ユニット940ではポアソン比νが負となり、第3形状ユニット950ではポアソン比νが値0となる。各ユニット930,940,950による平面連結構造(図18,図19,図20)に対して主軸S1周りに回転する曲げ力または副軸S2周りに回転する曲げ力を作用すると、図21に示すように、第1形状ユニット930による平面連結構造は双曲的曲面(鞍状曲面:ガウス曲率K<0)による立体連結構造(図21の左)に変形し、第2形状ユニット940による平面連結構造は楕円的曲面(ドーム状曲面:ガウス曲率K>0)による立体連結構造(図21の右)に変形し、第3形状ユニット950による平面連結構造は放物面的曲面(樋状曲面:ガウス曲率K=0)による立体連結構造(図21の中央)に変形する。したがって、目的の立体構造の各部の曲面に応じて形状パラメータαを定めて3区分のユニット930,940,950を組み合わせて平面連結構造や曲面連結構造を形成し、境界条件としての力を作用させることにより、目的の立体構造と同形状の立体連結構造を構成することができる。
しかしながら、上述の単位ユニットによる平面連結構造や曲面連結構造では、曲面全体が主軸に沿った曲げや副軸に沿った曲げによる変形でなく、主軸に対して斜めの方向の曲げによる変形などの意図しない変形も生じるため、目的の立体構造と同形状の立体連結構造を構成することが困難な場合が生じる。なお、この主軸に沿わない曲げが生じるのは、局所的には主軸方向に連結されたユニットどうしが主軸周りに互いに回転し、ねじりを起こすからである。
本発明の曲面連結構造は、意図しない変形を抑制する単位ユニットによる曲面連結構造を提供することを主目的とする。また、本発明の立体連結構造は、意図しない変形を抑制する単位ユニットによる立体連結構造を提供することを主目的とする。
本発明の曲面連結構造および立体連結構造は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の曲面連結構造は、
偶数nのn角形の単位ユニットが複数連結されて平面を含む曲面に沿って配置され、所定力を作用させたときに変形により異なる曲面による立体連結構造となる曲面連結構造であって、
前記単位ユニットは、
(1)正n角形としたときの対向する対角線の1つを主軸としたときに主軸方向に梁で隣接する単位ユニットと連結されており、
(2)前記主軸の方向に引っ張り変形させたときのポアソン比が正の第1形状ユニットとポアソン比が負の第2形状ユニットとポアソン比が値0の第3形状ユニットの3区分のユニットであり、
(3)前記主軸に平行な対向する対角線の両端の両頂点に連結され、前記主軸方向に連結するユニットどうしが前記主軸周りに互いに回転するねじりに対する剛性が、前記主軸に垂直な副軸周りに回転する曲げに対する剛性より高い、耐ねじり部材が形成されており、
前記曲面連結構造は、前記3区分のユニットのうち少なくとも1区分のユニットを用いて構成されている、
ことを特徴とする。
この本発明の曲面連結構造では、偶数nのn角形(例えば、4角形や6角形、8角形など)の単位ユニットが平面を含む曲面に沿って複数連結されて曲面連結構造を構成し、この曲面連結構造に境界条件としての所定力(引っ張り力或いは圧縮力)を作用することにより、目的の立体構造と同形状の立体連結構造(曲面連結構造における曲面とは異なる曲面による連結構造)とする。ここで、曲面連結構造としては、全体が曲面の連結構造だけでなく、その一部が平面の連結構造や全体が平面の連結構造も含まれる。単位ユニットは、正n角形としたときの対向する対角線の1つを主軸としたときに主軸方向に梁で隣接する単位ユニットと連結されている。また、単位ユニットは、主軸の方向に引っ張り変形させたときのポアソン比が正の第1形状ユニットとポアソン比が負の第2形状ユニットとポアソン比が値0の第3形状ユニットの3区分に区分され、曲面連結構造は、3区分のユニットのうちの少なくとも1区分のユニットを用いて構成される。即ち、3区分のユニットの全てを用いて構成したり、3区分のユニットのうちのいずれか2つの区分のユニットを用いて構成したり、3区分のユニットのうちのいずれか1つの区分のユニットだけを用いて構成したりすることができる。また、単位ユニットは、耐ねじり部材が主軸方向に並べられたユニットを連結している。耐ねじり部材は、耐ねじり部材によって連結されるユニットどうしが主軸周りに互いに回転するねじりに対する剛性が、主軸に垂直な副軸周りに回転する曲げに対する剛性より高い部材である。単位ユニットが耐ねじり部材を有することにより、曲面全体が主軸に沿わない方向の曲げによる変形をすることを抑制することができる。これらの結果、意図しない変形を抑制する単位ユニットによる曲面連結構造とすることができる。
ここで、耐ねじり部材は、単位ユニットの両頂点を対角とする菱形の箱部材としてもよく、副軸の方向を長手方向とする矩形の箱部材としてもよい。
また、本発明の曲面連結構造において、前記単位ユニットは6角形であり、前記第1形状ユニットは前記両頂点が外側に凸の形状であり、前記第2形状ユニットは前記両頂点が内側に凸の形状であり、前記第3形状ユニットは前記両頂点が外側にも内側にも凸にならない形状であるものとしてもよい。こうすれば、3区分のユニットにより平面をタイリングすることができ、滑らかな曲面の立体構造と同形状の立体連結構造を構成することができる。
本発明の立体連結構造は、上述のいずれかの態様の本発明の曲面連結構造、即ち、基本的には、偶数nのn角形の単位ユニットが複数連結されて平面を含む曲面に沿って配置され、所定力を作用させたときに変形により異なる曲面による立体連結構造となる曲面連結構造であって、前記単位ユニットは、(1)正n角形としたときの対向する対角線の1つを主軸としたときに主軸方向に梁で隣接する単位ユニットと連結されており、(2)前記主軸の方向に引っ張り変形させたときのポアソン比が正の第1形状ユニットとポアソン比が負の第2形状ユニットとポアソン比が値0の第3形状ユニットの3区分のユニットであり、(3)前記主軸に平行な対向する対角線の両端の両頂点に連結され、前記主軸方向に連結するユニットどうしが前記主軸周りに互いに回転するねじりに対する剛性が、前記主軸に垂直な副軸周りに回転する曲げに対する剛性より高い、耐ねじり部材が形成されており、前記曲面連結構造は、前記3区分のユニットのうち少なくとも1区分のユニットを用いて構成されている曲面連結構造に、前記所定力を作用させた状態としたことを要旨とする。このように、本発明の立体連結構造は、本発明の曲面連結構造に所定力を作用させた状態としたものであるから、本発明の曲面連結構造と同様の効果、即ち、単位ユニットが耐ねじり部材を有することにより、曲面全体が主軸に沿わない方向の曲げによる変形をすることを抑制することができる効果を奏することができる。この結果、意図しない変形を抑制する単位ユニットによる立体連結構造とすることができる。
本発明の一実施例としての曲面連結構造20の構成の概略を示す構成図である。 実施例の曲面連結構造20を構成する単位ユニットとしての第1ないし第3形状ユニット30,40,50の構成の概略を示す構成図である。 第1形状ユニット30による曲面連結構造(平面連結構造)である。 第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造)である。 第3形状ユニット50による曲面連結構造(平面連結構造)である。 第2形状ユニット40の構成の概略の一例を立体的に示す立体図である。 実施例の曲面連結構造20の設計工程の一例を示す説明図である。 形状パラメータαとポアソン比νとの関係の一例を示すグラフである。 第2形状ユニット40における厚みbと第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造)の変形における固有周波数との関係を示すグラフである。 既知の第2形状ユニット940と実施例の第2形状ユニット40における変形モードの解析結果の一例を示す説明図である。 既知の第2形状ユニット940と実施例の第2形状ユニット40の解析結果におけるガウス曲率K>0に対するガウス曲率K<0の固有周波数の比を示すグラフである。 実施例のRHB構造と既知のRH構造を用いた曲面連結構造(平面連結構造)に対して境界条件としての力を作用したときの立体連結構造を示す写真である。 実施例のRHB構造と既知のRH構造による曲面連結構造(平面連結構造)に対して主軸S1方向と主軸S1に対して45度の方向に圧縮力を作用させたときの立体連結構造の一例を示す説明図である。 変形例の第2形状ユニット40Bの構成の概略を示す構成図である。 変形例の単位ユニットとしての第1ないし第3形状ユニット130,140,150の構成の概略を示す構成図である。 変形例の単位ユニットとしての第1ないし第3形状ユニット230,240,250の構成の概略を示す構成図である。 従来例の単位ユニットの構成の一例を示す構成図である。 第1形状ユニット930による曲面連結構造(平面連結構造)の一部を示す構成図である。 第2形状ユニット940による曲面連結構造(平面連結構造)の一部を示す構成図である。 第3形状ユニット950による曲面連結構造(平面連結構造)の一部を示す構成図である。 各ユニット930,940,950による曲面連結構造(平面連結構造)に対して副軸S2周りに回転する曲げ力を作用させることにより変形により得られる立体連結構造を示す構成図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例としての曲面連結構造20の構成の概略を示す構成図であり、図2は実施例の曲面連結構造20を構成する単位ユニットとしての第1形状ユニット30と第2形状ユニット40と第3形状ユニット50の構成の概略を示す構成図である。図3は第1形状ユニット30による曲面連結構造(平面連結構造)であり、図4は第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造)であり、図5は第3形状ユニット50による曲面連結構造(平面連結構造)である。図6は、第2形状ユニット40の構成の概略の一例を立体的に示す立体図である。図7は、実施例の曲面連結構造20の設計工程の一例を示す説明図である。
実施例の曲面連結構造20は、図7に示すように、目的形状としての右曲したドーム形状を単位ユニット(第1ないし第3形状ユニット30,40,50)により立体連結構造とし、立体連結構造を平面を含む曲面に展開したものであり、図1,図2に示すように、6角形の3区分に区分けされる単位ユニットとしての第1形状ユニット30(図2の左)と第2形状ユニット40(図2の右)と第3形状ユニット50(図2の中央)とにより構成される。ここで、「曲面連結構造」としては、全体が曲面の連結構造だけでなく、その一部が平面の連結構造や全体が平面の連結構造も含まれる。
第1形状ユニット30(図2の左)は、全体としては頂点が外側に凸の6角形形状をしている。第1形状ユニット30は、その対角線の1つ(図2では上下方向の対角線)を主軸S1とし、この主軸S1に平行な辺が梁状部材32として形成されている。第1形状ユニット30は、この梁状部材32により隣接する第1形状ユニット30と連結されて曲面連結構造(平面連結構造)を形成する(図3参照)。第1形状ユニット30は、主軸S1に垂直な副軸S2と主軸S1に平行な斜辺とのなす角としての形状パラメータαが負の値であり、主軸S1方向の引っ張り変形に対して副軸S2方向に縮みが生じるポアソン比νが正の値の形状となる。したがって、第1形状ユニット30による曲面連結構造(平面連結構造、図3)に対して主軸S1周りに回転する曲げ力または副軸S2周りに回転する曲げ力を作用すると、第1形状ユニット30による曲面連結構造(平面連結構造)は双曲的曲面(鞍状曲面:ガウス曲率K<0)による立体連結構造(図21の左)に変形する。なお、ガウス曲率Kは、法曲率の最大値κ1と最小値κ2との積(K=κ1・κ2)として計算することができる。第1形状ユニット30の内部には、主軸S1方向に向かい合う両頂点に連結された菱形形状の箱部材としての耐ねじり部材34が形成されている。この耐ねじり部材34は、第1形状ユニット30の主軸S周りに互いに回転するねじりに対する剛性が、副軸S2周りに回転する曲げに対する剛性より高い部材であり、第1形状ユニット30の主軸S1周りのねじりに対する剛性を高める。
第2形状ユニット40(図2の右)は、主軸S1方向の両頂点(図2中上下方向の両頂点)が内側に凸の6角形形状をしており、第1形状ユニット30と同様に、主軸S1に平行な辺が梁状部材42として形成されており、この梁状部材42により隣接する第2形状ユニット40と連結されて曲面連結構造(平面連結構造)を形成する(図4参照)。第2形状ユニット40は、形状パラメータαが正の値であり、主軸S1方向の引っ張り変形に対して副軸S2方向にも伸びるポアソン比νが負の値の形状となる。したがって、第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造、図4)に対して主軸S1周りに回転する曲げ力または副軸S2周りに回転する曲げ力を作用すると、第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造)は楕円的曲面(ドーム状曲面:ガウス曲率K>0)による立体連結構造(図21の右)に変形する。第2形状ユニット40の内部には、第1形状ユニット30と同様に、第2形状ユニット40の主軸周りのねじりに対する剛性を高める主軸S1方向に向かい合う両頂点に連結された菱形形状の耐ねじり部材44が形成されている。
第3形状ユニット50(図2の中央)は、主軸S1方向の両頂点(図2中上下方向の両頂点)が外側にも内側に凸にならない180度の状態をしており、この両頂点を頂点とみなせば6角形形状(両頂点を頂点とみなさなければ4角形形状)をしている。第3形状ユニット50も主軸S1に平行な辺が梁状部材52として形成されており、この梁状部材52により隣接する第3形状ユニット50と連結されて曲面連結構造(平面連結構造)を形成する(図5参照)。第3形状ユニット50は、形状パラメータαが値0であり、主軸S1方向の引っ張り変形に対して副軸S2方向に伸びも縮みも生じないポアソン比νが値0の形状となる。したがって、第3形状ユニット50による曲面連結構造(平面連結構造、図5)に対して主軸S1周りに回転する曲げ力または副軸S2周りに回転する曲げ力を作用すると、第3形状ユニット50による曲面連結構造(平面連結構造)は放物面的曲面(樋状曲面:ガウス曲率K=0)による立体連結構造(図21の中央)に変形する。第3形状ユニット50の内部にも、第3形状ユニット50の主軸周りのねじりに対する剛性を高める主軸S1方向に向かい合う両頂点に連結された菱形形状の耐ねじり部材54が形成されている。
したがって、第1形状ユニット30,第2形状ユニット40,第3形状ユニット50は、形状パラメータαを変化させたときの3つの領域(区分)における単位ユニットとなる。図8は、形状パラメータαとポアソン比νとの関係の一例を示すグラフである。図示するように、形状パラメータαが値0のときにポアソン比νは値0となり、形状パラメータαが負の値のときにポアソン比νが正の値となり、形状パラメータαが正の値のときにポアソン比νが負の値となる。
第1ないし第3形状ユニット30,40,50の梁状部材32,42,52は、図6に示すように、長さl、幅a、厚みbとなるように形成されている。長さlは面内の伸びに対して短いほど剛性が高くなるパラメータとして機能し、幅aはユニットの面内の曲げに対して大きいほど剛性が高くなるパラメータとして機能し、厚みbはユニットのねじりに対して大きいほど剛性が高くなるパラメータとして機能する。ユニットにおけるねじりに対する剛性が低い場合、曲面連結構造(平面連結構造)は目的形状に変形しない場合が生じる。例えば、第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造)の場合、ユニットのねじりに対する剛性が十分な場合には、楕円的曲面(ドーム状曲面:ガウス曲率K>0)に変形するが、ユニットねじりに対する剛性が不十分な場合には、双曲的曲面(鞍状曲面:ガウス曲率K<0)に変形する場合も生じる。図9は、第2形状ユニット40における厚みbと第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造)の変形における固有周波数との関係を示すグラフである。固有周波数は、低いほどその変形になり易いことを表わしている。図から、第2形状ユニット40による曲面連結構造(平面連結構造)では、第2形状ユニット40の梁状部材42の厚みbが薄いときには非目的変形(鞍形A,B)にも目的変形(ドーム形状)にも変形しやすいものとなるが、厚みbが厚くなると、非目的変形(鞍形A,B)に比して、目的変形(ドーム形状)の方が変形しやすいものとなることが解る。したがって、実施例の曲面連結構造20の目的形状の寸法、材質、必要強度などに応じて梁状部材32,42,52の長さl、幅a、厚みbを適宜定めればよい。実施例では、材料として樹脂を用いて3Dプリンタにより曲面連結構造20を構成した。
実施例の曲面連結構造20は、扇形の内周側から外周側に向かって形状パラメータαを負側の値から正側の値に徐々に変化させた単位ユニットを連結させて構成されており、曲面連結構造20に予め定めた方向の力を作用させることにより、右曲したドーム形状の立体連結構造となる(図7左下参照)。したがって、曲面による種々の形状を目的形状とした場合、その曲面のガウス曲率Kに応じて形状パラメータαを設計して曲面連結構造(平面連結構造)を作成することにより、目的形状の立体連結構造を構成することができる。
次に、耐ねじり部材34,44,54を用いる理由について説明する。実施例の第1ないし第3形状ユニット30,40,50は、図17に示した既知の第1ないし第3形状ユニット930,940,950と同様に、目的形状を構成するために、主軸S1周りのねじりや副軸S2周りのねじりは許容するが、主軸S1に対して斜めの斜軸周りのねじりを許容しないユニットとして設計されるべきである。しかし、既知の第1ないし第3形状ユニット930,940,950では、斜軸周りのねじりにより、目的形状に安定しない場合が生じる。特に、第2形状ユニット940における斜軸周りのねじりによる影響が大きい。図10は、既知の第2形状ユニット940(RH構造:Re-entrant honeycomb構造)と実施例の第2形状ユニット40(RHB構造:Re-entrant honeycomb with box spring構造)における変形モードの解析結果の一例を示す説明図であり、図11は既知の第2形状ユニット940(RH構造)と実施例の第2形状ユニット40(RHB構造)の解析結果におけるガウス曲率K>0に対するガウス曲率K<0の固有周波数の比を示すグラフである。解析は、変形モードとしてガウス曲率K<0(双曲的曲面(鞍状曲面)、図21参照)となる変形に対する固有周波数と、変形モードとしてガウス曲率K>0(楕円的曲面(ドーム状曲面)、図21参照)となる変形に対する固有周波数を求めることにより、いずれの変形モードになり易いかを求めるものとした。上述したように、固有周波数は低いほどその変形モードになり易いことを表わしている。図示するように、既知の第2形状ユニット940(RH構造)では、ガウス曲率K>0(楕円的曲面(ドーム状曲面))の変形モードよりガウス曲率K<0(双曲的曲面(鞍状曲面))の変形モードの方が若干変形し易いものとなるが、実施例の第2形状ユニット40(RHB構造)では、ガウス曲率K<0(双曲的曲面(鞍状曲面))の変形モードに比してガウス曲率K>0(楕円的曲面(ドーム状曲面))の変形モードの方に変形しやすいものとなる。第2形状ユニット40,940は、その曲面連結構造(平面連結構造)に対する主軸S1の方向の曲げに対してガウス曲率K>0(楕円的曲面(ドーム状曲面))の変形モードとなるよう設計されるべきであるから、実施例の第2形状ユニット40(RHB構造)の方が既知の第2形状ユニット940(RH構造)に比して、高性能であることが解る。
図12は、実施例の第1ないし第3形状ユニット30,40,50(RHB構造)と既知の第1ないし第3形状ユニット930,940,950(RH構造)を用いて図1に示す曲面連結構造(平面連結構造)を形成し、境界条件としての力を作用したときの立体連結構造を示す写真である。図示するように、既知のRH構造では右曲のドーム形状が若干いびつなものとなっているが、実施例のRHB構造では設計どおりの右曲のドーム形状となる。
図13は、実施例の第2形状ユニット40(RHB構造)と既知の第2形状ユニット940(RH構造)による曲面連結構造(平面連結構造)に対して主軸S1方向と主軸S1に対して45度の方向に圧縮力を作用させたときの立体連結構造の一例を示す説明図である。図示するように、いずれの圧縮力を作用させた場合でも、実施例のRHB構造の方が既知のRH構造に比して滑らかなドーム形状を形成しているのが解る。
以上説明した実施例の曲面連結構造20では、ポアソン比νが正、負、値0の3つに区分され、主軸S1周りのねじりに対する剛性が、副軸S2周りの回転する曲げに対する剛性より高い、耐ねじり部材34,44,54を形成した第1ないし第3形状ユニット30,40,50を用いて曲面連結構造(平面連結構造)を構成する。これにより、耐ねじり部材を有しない既知の第1ないし第3形状ユニット930,940,950を用いる曲面連結構造(平面連結構造)に比して、より設計どおりの形状の立体連結構造とすることができる。即ち、意図しない変形を抑制する単位ユニットによる曲面連結構造(平面連結構造)とすることができる。
実施例の曲面連結構造20では、単位ユニットとして菱形形状の箱部材としての耐ねじり部材34,44,54を形成した第1ないし第3形状ユニット30,40,50を用いて曲面連結構造(平面連結構造)を構成するものとした。しかし、耐ねじり部材は、主軸S1周りのねじりに対する剛性が、副軸S2周りの回転する曲げに対する剛性より高いものであればよいから、菱形形状の箱部材に限定されるものではなく、図14に例示する変形例の第2形状ユニット40Bの耐ねじり部材44Bのように、副軸S2の方向を長手方向とする矩形の箱部材としてもよいし、矩形以外の形状の箱部材としてもよい。
実施例の曲面連結構造20では、単位ユニットとして6角形の第1ないし第3形状ユニット30,40,50を用いて曲面連結構造(平面連結構造)を構成するものとしたが、図15に例示するように、4角形の第1ないし第3形状ユニット130,140,150を用いて曲面連結構造(平面連結構造)を構成するものとしてもよい。また、図16に例示するように、8角形の第1ないし第3形状ユニット230,240,250を用いて曲面連結構造(平面連結構造)を構成するものとしてもよい。
実施例の曲面連結構造20のように第1ないし第3形状ユニット30,40,50を用いた曲面連結構造(平面連結構造)は、設計時に予め定めた力を作用させて立体連結構造とすることを前提に、建築などの構造物や装置などの部品などの形成に用いられる。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、建築物や装置の部品などの製造産業などに利用可能である。
20 曲面連結構造、30,130,230,930 第1形状ユニット、32,42,52,932,942,952 梁状部材、34,44,44B,54 耐ねじり部材、40,40B,140,240,940 第2形状ユニット、50,150,250,950 第3形状ユニット。

Claims (5)

  1. 偶数nのn角形の単位ユニットが複数連結されて平面を含む曲面に沿って配置され、所定力を作用させたときに変形により異なる曲面による立体連結構造となる曲面連結構造であって、
    前記単位ユニットは、
    (1)正n角形としたときの対向する対角線の1つを主軸としたときに主軸方向に梁で隣接する単位ユニットと連結されており、
    (2)前記主軸の方向に引っ張り変形させたときのポアソン比が正の第1形状ユニットとポアソン比が負の第2形状ユニットとポアソン比が値0の第3形状ユニットの3区分のユニットであり、
    (3)前記主軸に平行な対向する対角線の両端の両頂点に連結され、前記主軸方向に連結するユニットどうしが前記主軸周りに互いに回転するねじりに対する剛性が、前記主軸に垂直な副軸周りに回転する曲げに対する剛性より高い、耐ねじり部材が形成されており、
    前記曲面連結構造は、前記3区分のユニットのうち少なくとも1区分のユニットを用いて構成されている、
    ことを特徴とする曲面連結構造。
  2. 請求項1記載の曲面連結構造であって、
    前記耐ねじり部材は、前記両頂点を対角とする菱形の箱部材である、
    曲面連結構造。
  3. 請求項1記載の曲面連結構造であって、
    前記耐ねじり部材は、前記副軸の方向を長手方向とする矩形の箱部材である、
    曲面連結構造。
  4. 請求項1ないし3のうちのいずれか1つの請求項に記載の曲面連結構造であって、
    前記単位ユニットは、6角形であり、
    前記第1形状ユニットは、前記両頂点が外側に凸の形状であり、
    前記第2形状ユニットは、前記両頂点が内側に凸の形状であり、
    前記第3形状ユニットは、前記両頂点が外側にも内側にも凸にならない形状である、
    曲面連結構造。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか1つの請求項に記載の曲面連結構造に前記所定力を作用させた状態とした立体連結構造。
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