JP2019023482A - ベアリングおよびリテーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】外輪のシール性を確保しつつ低速回転で特定の耐久性を有するベアリングの提供。【解決手段】外輪2と内輪3の間に周方向に等間隔で配備された3つ以上の転がり体4の転がり体3つを全て保持するリテーナ5によるベアリングにおいて、リテーナに端部フランジ部51、転がり体保持部52.53、係止部54を一体的に形成し、ベアリングの両側面からリテーナを一対対向配置し、リテーナの係止部54を互いに係止し、ベアリングの両側面の内径側に延伸する外輪2の傾斜面22とリテーナの外輪当接部51aを互いに当接させることで最小限の部品点数によりベアリングを構成し、さらに傾斜面22と外輪当接部が互いに当接することで内輪に対し外輪とリテーナが同時に回転することで、外輪とリテーナの間のシール性の確保が可能にして低速回転で、耐久性を有するベアリングを提供可能にした。【選択図】図3
Description
本発明は、外輪と内輪との間にボール等のローリング体を介装してなるベアリングおよび、前記ローリング体を位置決めして保持するリテーナに関する。
従来、回転等の保持手段としてのボールベアリングとして特許文献1に記載されるものがある。
すなわち、特許文献1においては、外輪と内輪との間にローリング体を介装して成るベアリングである。前記外輪の側端部の内周に外径側に陥入する嵌合溝を形成している。
また、前記嵌合溝に嵌合するよう装着され、ベアリング本体の前記外輪と内輪との間に形成される側部の開口を塞ぐ合成樹脂製のシール板を設けている。なお、前記シール板は、ベアリング本体の側部の大部分を塞ぐ剛性のあるカバー面部の外周に、薄肉で可撓性があり、該カバー面部の外周から頚部を介して延び、前記外輪の嵌合溝に嵌り込む弾性嵌合部を形成して成る。
また、前記外輪の側端部と前記シール板の弾性嵌合部との少なくとも一方に傾斜案内面を設けるとともに、前記嵌合溝の外側の側面に形成された当接部に内方から係合する突当端と前記嵌合溝の内側の側面に弾発的に係合し該突当端を当接方向に付勢する付勢端とを前記弾性係合部に設けている。さらに、ローリング体を相対的に移動しないよう保持するリテーナが設けられている。
しかしながら、前記従来例においては、合成樹脂製のシール板を剛性のあるカバー面部とその外周の薄肉で可撓性のある弾性嵌合部とにより形成し、さらに弾性嵌合部に突当端および付勢端を設けている。さらにシール板の弾性嵌合部を係合するために外輪には嵌合溝を形成している。前記嵌合溝は一般的に切削加工にて形成される。つまり、シール板および外輪共に形状が複雑なため加工工程が増大する。
さらに、ローリング体を保持するリテーナもベアリングの構成要素としては必要である。従って、従来例のベアリングは外輪、内輪、ローリング体、シール板、リテーナより構成されるため、この部品点数により加工工数が増大すると共に組立工数も増大し、組立作業性も良いとは言い難い。
さらに、従来、比較的に高速で回転する回転体を支持する場合、高精度で切削加工された外輪により構成されたボールベアリングを用いる。また、比較的に低速で回転する回転体を支持する場合、高精度を必要としない低摩擦物質で形成される滑り軸受が用いられる。前記ボールベアリングは軸の保持精度が高く回転抵抗も極めて低いため耐久性に優れるが、これら性能を維持するための製造コストが高くなることに伴い価格も高くなる。一方、前記滑り軸受は軸との摩擦接触による回転抵抗が大となり耐久性は低いが、高精度の加工は不要で製造コストが安いため価格も低い。
しかしながら、ボールベアリング程精度並び高速回転での耐久性を必要とせず、滑り軸受のように低速回転ではあるがある程度の耐久性が必要でかつ低価格というベアリングの仕様もある。但し、外輪のシール性は従来と同様に確保する必要がある。
そこで、本発明は、外輪のシール性を確保しつつ低速回転で特定の耐久性を有するベアリングを提供することを目的とする。
本発明のベアリングおよびリテーナは、外輪(2)、内輪(3)、その間に周方向に等間隔で配備された3つ以上の転がり体(4)、前記3つの転がり体(4)を全て保持するリテーナ(5)、とによってなるベアリング(1)において、
前記リテーナ(5)に、端部フランジ部(51)、転がり体保持部(52.53)、係止部(54)、とを一体的に形成し、
前記ベアリング(1)の両側面(6)から前記リテーナ(5)を一対対向配置し、
前記リテーナ(5)の係止部(54)を互いに係止することで構成したことを特徴としている。
前記リテーナ(5)に、端部フランジ部(51)、転がり体保持部(52.53)、係止部(54)、とを一体的に形成し、
前記ベアリング(1)の両側面(6)から前記リテーナ(5)を一対対向配置し、
前記リテーナ(5)の係止部(54)を互いに係止することで構成したことを特徴としている。
本発明によれば、リテーナに端部フランジ部、転がり体保持部、係止部を一体で形成し、内輪と外輪の両端から前記リテーナを一対対向配置し、前記リテーナの係止部を互いに係止することで、低速回転で特定の耐久性を有するベアリングを構成した。
これにより、リテーナの端部フランジ部がシール部を形成し、ベアリングの側方から側部の開口内に侵入しようとしたごみ、水分、異物はシール部により阻止され、内部のローリング体の潤滑状態は良好に保たれ、良好な動作と特定の耐久性が保証される。
また、本発明のベアリングは外輪、内輪、ボール、リテーナのみで構成されるため、この少ない部品点数により、加工工数の低減および組立工数を低減し、組立作業性の向上が図れる。
[実施例1]
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係るベアリングの構成斜視図、図2は図1のA−A断面で前記ベアリングの要部斜視図を示す。また、図3は図1の構成斜視図に対しベアリングを構成する各部品を示す分解斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係るベアリングの構成斜視図、図2は図1のA−A断面で前記ベアリングの要部斜視図を示す。また、図3は図1の構成斜視図に対しベアリングを構成する各部品を示す分解斜視図である。
図1より図3に示すとおり、ベアリング1は環状の外輪2と環状の内輪3とベアリング1の周方向に等間隔で配備された3個の転がり体たるボール4と一対のリテーナ5で構成される。なお、ボール4は一般的に鋼球が用いられるが、ベアリングの仕様範囲において樹脂の適用も可能である。また、前記ボール4を相対的に移動しないよう前記一対のリテーナ5により保持されるが詳細については後述する。
図4は図1のベアリング1全体の構成から3個のボール4と一対のリテーナ5の構成を示す斜視図である。同図のとおり、3個のボール4は一対のリテーナ5により挟持されている。
次に本発明の特徴的なリテーナ5の構成について、図5を用いて説明する。図5はリテーナ5の構成斜視図であり、リテーナ5はポリウレタン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリアセタール等、使用条件に応じた耐久性等の物性を有する合成樹脂にて環状に成形される。リテーナ5には端部フランジ部51、ボール4を保持するための長円弧部52および短円弧部53、係止部54が一体的に形成される。
前記長円弧部52はリテーナ5の周方向に120度間隔で3個形成される。また、前記短円弧部53はリテーナ5の周方向に120度間隔でかつ前記長円弧部52に対し位相を60度ずらして形成される。また、1つの前記短円弧部53に対しリテーナ5の周方向に対称に短円弧部53に延伸する突起部55が設けられた一対の係止部54が形成さる。つまり、前記のとおり、短円弧部53はリテーナ5の周方向に120度間隔で3個形成されるため、係止部54は3対形成されることになる。
ここで、3個のボール4を一対のリテーナ5で外輪2および内輪3に組み込む際、図4に示すとおり一方のリテーナ5の係止部54と他方のリテーナ5の係止部54を対向させ、一方のリテーナ5に対し、他方のリテーナ5は60度位相をずらす。
これにより、係止部54の突起部55同士が互いに係合すると共に、ボール4は一方のリテーナ5の長円弧部52と他方のリテーナ5の短円弧部53との間に位置することになる。
以上のようにして、一対のリテーナ5が互いの突起部55同志で係合し、双方のリテーナ5の長円弧部52と短円弧部53で形成される空間にボール4を収容することから、ボール4は一対のリテーナ5で位置決めして保持される。
ここで、前述のようにしてリテーナ5を対向させ組み込む際、互いの当接位置を規制するため、長円弧部52の開口両側先端に長円弧部側突当面56と短円弧部53の開口両側先端に短円弧部側突当面57がリテーナ5に形成されている。これにより、一対のリテーナ5では長円弧部側突当面56と短円弧部側突当面57が対向し、組み込むために互いの係止部54を近付ける方向に移動すると、長円弧部側突当面56と短円弧部側突当面57が当接し、位置規制されることになる。
また、リテーナ5には係止部54の突起部55と反対側には、長円弧部52と長円弧側突当面56から連なる当接面58により溝部59が形成される。これによりリテーナ5を対向させ組み込む際、突起部55を互いに係合するために、係止部54は溝部59により近傍の長円弧部52側に弾性変形する。このとき、係止部54の突起部55と反対側で、係止部54が当接面58に当接し塑性変形を防止する。
以上のように、対向するリテーナ5において、互いに近付く方向、すなわちベアリング1の両側面6より内側の内輪3の軸穴31のスラスト方向では、長円弧部側当接面56と短円弧部側当接面57により、一対のリテーナ5の位置が規制される。また、対向するリテーナ5において、互いに遠ざかる方向、すなわちベアリング1の両側面6より外側の内輪3の軸穴31のスラスト方向では、係止部54の突起部55同士が互いに係止され抜けることがない。
次に本発明の特徴的なリテーナ5のシール構成に付いて、図6を用いて説明する。図6は図2のB部を拡大した要部拡大断面図である。
図6に示すとおり、外輪2、内輪3、ボール4、一対のリテーナ5により組み付けられたベアリング1において、外輪2は金属製でベアリング1の両側面6から外輪2の内径側に向かって延伸する肉厚部21が切削加工により形成される。また肉厚部21にはベアリング1の両側面6から内側かつ内径側に延伸する傾斜面22が外輪2の円周方向に切削加工により形成される。また、外輪2両端の肉厚部21より内側にはストレート面23が外輪2の内径の円周方向に切削加工により形成される。
内輪3は外輪2と同様に金属製で、内径側には回転軸を支持する軸穴31、外径側中央部にはボール4の回転軌道を案内するボール溝32が切削加工により形成される。また内輪3にはボール溝32両端からベアリング1の両側面6に向かって薄肉部33が切削加工により形成される。
ここで、ベアリング1の組立方法について図2より図4にて説明する。外輪2、内輪3、3個のボール3を組立工具等により予め所定位置に保持する。その後、ベアリング1の一方の側面から、リテーナ5の長円弧部52もしくは短円弧部53がボール4を収容する位置で、外輪2の内径側と内輪3の外径側で形成される空間にリテーナ5を入れ込む。そして、ベアリング1の他方の側面から、予め組み込んだリテーナ5の長円弧部52もしくは短円弧部53に、この後に組み込むリテーナ5の長円弧部52もしくは短円弧部53を対向させ、外輪2の内径側と内輪3の外径側で形成される空間に入れ込む。
これにより、前述の図4を用いて説明したとおり、一対のリテーナ5が互いの突起部55同士で係合されるので、内輪3の軸穴31のスラスト方向の位置が規制され、ベアリング1の組み立てが完了する。
前記のようにして組み立てられるリテーナ5の端部フランジ部51には、図6で示すように外輪2側に延伸し外輪2に当接する外輪当接部51aと、内輪3側に延伸し内輪3との間で微小隙間dをもつ内輪近傍部51bが断面逆くの字状に周方向に連続して形成される。
ここで、前記のとおり、リテーナ5は樹脂にて成形されるため、端部フランジ部51には弾性があり、ベアリング1の組立時に一対のリテーナ5を互いの突起部55同士で係合する際に、外輪当接部51aを弾性変形させて外輪2の傾斜面22に当接させる。このとき、外輪2の傾斜面22とリテーナ5の外輪当接部51aとの少なくとも一方の表面を凹凸に粗しておくことで、外輪2とリテーナ5の間の摩擦力により、外輪2とリテーナ5が滑ることなく同時に回転する。これにより、外輪2とリテーナ5の間のシール性の確保が可能となり、低速回転で特定の耐久性を有するベアリング1を提供することができる。
なお、前記実施例ではベアリング1の周方向に3個のボール4を等間隔で配備したが、更なる耐久性を実現するために例えば、一対のリテーナ5の長円弧部52と短円弧部53で形成される全ての6個の円にボール4を等間隔で収容し保持するようにしても良い。
[実施例2]
実施例1ではベアリング1のスラスト方向に対し、軽負荷の場合、一対のリテーナ5の係止部54の突起部55同士が互いに係合し抜けることはない。しかしながら、よりスラスト方向の負荷が大きい場合、確実にリテーナ5同士の係合を確保する必要がある。
実施例1ではベアリング1のスラスト方向に対し、軽負荷の場合、一対のリテーナ5の係止部54の突起部55同士が互いに係合し抜けることはない。しかしながら、よりスラスト方向の負荷が大きい場合、確実にリテーナ5同士の係合を確保する必要がある。
そこで、本実施例では、一対のリテーナ5間の係合を確実に行うものである。以下に本発明の第2の実施の形態を図7より図12に基づいて説明する。なお、実施例1と同一の部位については同一符号にて示す。また、外輪2および内輪3の構成については何ら構成の変更がないため、本実施例ではその説明を省略する。
図7は第2実施例に係るリテーナとボールの構成斜視図、図8はリテーナとボールの分解斜視図である。図7、図8に示すとおり、3個のボール4は一対のリテーナ5により挟持されている。また、リテーナ5には端部フランジ部51、ボール4を保持するための半円弧部71、係止爪72が一体的に形成される。なお、係止爪72はスラスト方向係止面73、周方向係止面74、法線方向斜面75、周方向斜面76よりなる。なお、前記半円弧部71はリテーナ5の周方向に120度間隔で3個形成される。また、前記係止爪72は半円弧部71の近傍でリテーナ5の周方向に半円弧部71に対し位相をずらして形成される
また、リテーナ5には、対抗するリテーナ5の係止爪72に対応した位置に係止壁81が形成される。なお、係止壁81は係止爪72の装着穴82、係止穴83、周方向係止縁84、法線方向当接縁85、周方向受け面86、スラスト方向内壁87を有する。
また、リテーナ5には、対抗するリテーナ5の係止爪72に対応した位置に係止壁81が形成される。なお、係止壁81は係止爪72の装着穴82、係止穴83、周方向係止縁84、法線方向当接縁85、周方向受け面86、スラスト方向内壁87を有する。
次に、一対のリテーナ5の係止方法について、図9より図12を用いて説明する。図9は第2実施例のリテーナとボールの正面図、図10は図9のC−C断面でボールを非表示にした平断面図、図11は図10のD部を拡大した要部拡大断面図、図12は図11におけるリテーナの係止爪の係止穴への動作説明図である。
図9のとおり、一対のリテーナ5が互いに係止され、ボール4が保持される。ここで図9のC−C断面である図10に示すとおり、一方のリテーナ5の3つの係止爪72は、これと対向する他方のリテーナ5の3つの係止穴83と互いに係止される。すなわち、一対のリテーナ5としては、6つの係止爪72が6つの係止穴83で係止されることになる。
ここで、一対のリテーナ5の1ヶ所あたりの係止状態として、図10のD部を拡大した図11にて示す。同図のとおり、一方のリテーナ5の係止爪72の周方向係止面74が、これと対向する他方のリテーナ5の係止穴83の周方向係止縁84と当接する。また、図7に示すとおり、一方のリテーナ5の係止爪72のスラスト方向係止面73が、これと対向する他方のリテーナ5の係止壁81のスラスト方向内壁87と当接する。以上のようにして、一方のリテーナ5の係止爪72の全てに対し、これと対向する他方のリテーナ5の係止穴83との間で、周方向およびスラスト方向の位置が規制されることになる。
次に、一方のリテーナの係止爪を他方のリテーナの係止穴へ係止する際の動作を図12を用いて説明する。
図12は図11と同一部位を示す。図12において、破線は一方のリテーナ5の係止爪72を他方のリテーナ5の係止穴83に組み込む前の状態を示す。つまり、他方のリテーナ5の係止穴83に対し、一方のリテーナ5の係止爪72を相対的に位置決めしてこれを押し込む。このとき、係止爪72がその弾性力によりリテーナ5の中心方向に形成される装着穴82へ撓むことで、係止爪72の周方向先端が係止穴83の周方向係止縁84と接する。同時に、係止爪72の最外側が係止穴83の法線方向当接縁85と接する。
この後、さらに係止爪72を係止穴83に向かって押し込むと、係止穴72の周方向斜面76が係止穴の周方向係止縁84に沿って移動すると共に、係止穴72の法線方向斜面75が係止穴83の法線方向当接縁85に沿って移動する。
これにより、係止爪72の弾性による変形が解放され、係止爪72の周方向係止面74が係止穴83の周方向係止縁84に当接した図12の実線で示した場所に位置することとなる。なお、係止爪72は周方向で周方向係止面74とは反対側の面で撓むことになるが、係止穴83の周方向受け面86によりその位置が規制され、係止爪72が係止穴83より脱落することはない。
以上説明したように、一方のリテーナ5の係止爪72を他方のリテーナの係止穴83に組み込む際、係止爪72を周方向および法線方向中心に向かって変形させることで、係止爪72と係止穴83が確実に係止される。これにより、一対のリテーナ5の結合も強固となる。
1・・・ベアリング
2・・・外輪
3・・・内輪
4・・・ボール(転がり体)
5・・・リテーナ
6・・・側面
22・・・傾斜面
51・・・端部フランジ部
51a・・・外輪当接部
52・・・長円弧部(転がり体保持部)
53・・・短円弧部(転がり体保持部)
54・・・係止部
72・・・係止爪
83・・・係止穴
2・・・外輪
3・・・内輪
4・・・ボール(転がり体)
5・・・リテーナ
6・・・側面
22・・・傾斜面
51・・・端部フランジ部
51a・・・外輪当接部
52・・・長円弧部(転がり体保持部)
53・・・短円弧部(転がり体保持部)
54・・・係止部
72・・・係止爪
83・・・係止穴
Claims (3)
- 外輪(2)、内輪(3)、その間に周方向に等間隔で配備された3つ以上の転がり体(4)、前記3つの転がり体(4)を全て保持するリテーナ(5)、とによってなるベアリング(1)において、
前記リテーナ(5)に、端部フランジ部(51)、転がり体保持部(52.53)、係止部(54)、とを一体的に形成し、
前記ベアリング(1)の両側面(6)から前記リテーナ(5)を一対対向配置し、
前記リテーナ(5)の係止部(54)を互いに係止することで構成したことを特徴とするベアリング(1)。 - 前記リテーナ(5)の係止部(54)として、
一方のリテーナ(5)に係止爪(72)、他方のリテーナ(5)に前記係止爪(72)と対向する位置に係止穴(83)を設けたことを特徴とする請求項1に記載のベアリング(1)。 - 前記ベアリング(1)の両側面(6)から内側かつ内径側に延伸する外輪(2)の傾斜面(22)と、前記リテーナ(5)の外輪当接部(51a)を互いに当接したことを特徴とする請求項1に記載のベアリング(1)。
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