JP2019023380A - 車線区分柵の設置方法および車線区分柵 - Google Patents
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Abstract
【課題】トンネル内、橋梁上での設置に好適な車線区分柵の設置方法および車線区分柵を提供する。【解決手段】車線区分柵1は、貫通孔21が複数設けられた基礎板2と、基礎板2の表面20に設置された区分壁3と、を備えている。基礎板2の裏面24をアスファルト舗装された道路6に向けた状態で、車線区分柵1を道路6上に配置する。そして、基礎板2に複数設けられた貫通孔21に円柱状部材4を挿入して、円柱状部材4の先端部41を、この円柱状部材4が挿入される貫通孔21に対応して道路6に塗布された弾性接着剤5に接着させ、円柱状部材4を道路6に固定する。これにより、車線区分柵1を道路6に設置する。【選択図】図2
Description
本発明は、車線区分柵の設置方法に関し、特に、トンネル内、橋梁上での設置に好適な車線区分柵の設置方法に関する。
近年、索体式の車線区分柵が提案されている(例えば特許文献1)。索体式の車線区分柵は、設置地盤に所定間隔で打設されたスリーブに支柱を挿入し、ワイヤロープ等の索体を支柱間に張設することにより構成される。索体式の車線区分柵によれば、車両衝突時に、その衝撃を索体の張力で受け止めて緩和することができる。
しかしながら、索体式の車線区分柵は、支柱で索体の張力を支持する構造であるため、索体の張力に耐え得るように、支柱を保持するスリーブをある程度の深さで設置地盤に打設する必要がある。このため、スリーブの打設深さを十分に確保できないトンネル内、橋梁上には、索体式の車線区分柵を設置することが困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、トンネル内、橋梁上での設置に好適な車線区分柵の設置方法および車線区分柵を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、貫通孔が複数設けられた基礎板と、基礎板の表面に設置された区分壁と、を備える車線区分柵を用い、基礎板の裏面をアスファルト、コンクリート等の設置地盤に対面させて、車線区分柵を設置地盤上に配置する。そして、基礎板に複数設けられた貫通孔に円柱状部材を挿入して、円柱状部材の先端部、あるいはこの円柱状部材が挿入される貫通孔に対応して設置地盤に塗布された接着剤により、円柱状部材を設置地盤に固定する。または、基礎板の裏面の貫通孔の周囲、あるいは貫通孔の周囲に対応して設置地盤に塗布された接着剤により、基礎板を設置地盤に固定する。これにより、車線区分柵を設置地盤に設置する。
例えば、本発明の車線区分柵の設置方法の一態様は、
貫通孔が複数設けられた基礎板と、前記基礎板の表面に設置された区分壁と、を備えた車線区分柵を、前記基礎板の裏面を設置地盤に対面させて、前記設置地盤上に配置し、
前記基礎板に複数設けられた前記貫通孔に円柱状部材を挿入して、当該円柱状部材の先端部と、当該円柱状部材が挿入される前記貫通孔に対応する前記設置地盤とを、接着剤により接着させ、当該円柱状部材を前記設置地盤に固定する。
貫通孔が複数設けられた基礎板と、前記基礎板の表面に設置された区分壁と、を備えた車線区分柵を、前記基礎板の裏面を設置地盤に対面させて、前記設置地盤上に配置し、
前記基礎板に複数設けられた前記貫通孔に円柱状部材を挿入して、当該円柱状部材の先端部と、当該円柱状部材が挿入される前記貫通孔に対応する前記設置地盤とを、接着剤により接着させ、当該円柱状部材を前記設置地盤に固定する。
また、本発明の車線区分柵の設置方法の他の態様は、
円柱状部材の外周面に形成された雄ネジと螺合する雌ネジが内周面に形成された貫通孔を複数有する基礎板と、前記基礎板の表面に設置された区分壁と、を備えた車線区分柵の設置地盤上への配置に先立って、前記設置地盤に配置される前記車線区分柵の前記基礎板の裏面の前記円柱状部材が挿入される前記貫通孔の周囲、あるいは当該周囲に対応する前記設置地盤の位置に、接着剤を塗布し、
前記基礎板の裏面を設置地盤に対面させて、前記車線区分柵を前記設置地盤上に配置して、前記基礎板の裏面の前記貫通孔の周囲と、当該周囲に対応する前記設置地盤とを、前記接着剤により接着させ、当該基礎板を前記設置地盤に固定する。
円柱状部材の外周面に形成された雄ネジと螺合する雌ネジが内周面に形成された貫通孔を複数有する基礎板と、前記基礎板の表面に設置された区分壁と、を備えた車線区分柵の設置地盤上への配置に先立って、前記設置地盤に配置される前記車線区分柵の前記基礎板の裏面の前記円柱状部材が挿入される前記貫通孔の周囲、あるいは当該周囲に対応する前記設置地盤の位置に、接着剤を塗布し、
前記基礎板の裏面を設置地盤に対面させて、前記車線区分柵を前記設置地盤上に配置して、前記基礎板の裏面の前記貫通孔の周囲と、当該周囲に対応する前記設置地盤とを、前記接着剤により接着させ、当該基礎板を前記設置地盤に固定する。
また、本発明の車線区分柵の一態様は、
貫通孔が複数設けられた基礎板と、
前記基礎板の表面に設置された区分壁と、
前記貫通孔に挿入され、接着剤で前記設置地盤に固定される先端部を有する円柱状部材と、を備えている。
貫通孔が複数設けられた基礎板と、
前記基礎板の表面に設置された区分壁と、
前記貫通孔に挿入され、接着剤で前記設置地盤に固定される先端部を有する円柱状部材と、を備えている。
また、本発明の車線区分柵の他の態様は、
雌ネジが形成された貫通孔を複数有し、前記貫通孔の周囲の裏面が接着剤で前記設置地盤に固定される基礎板と、
前記基礎板の表面に設置された区分壁と、
前記貫通孔に挿入され、前記貫通孔の前記雌ネジと螺合する雄ネジおよび前記設置地盤と接触する先端部を有する円柱状部材と、を備えている。
雌ネジが形成された貫通孔を複数有し、前記貫通孔の周囲の裏面が接着剤で前記設置地盤に固定される基礎板と、
前記基礎板の表面に設置された区分壁と、
前記貫通孔に挿入され、前記貫通孔の前記雌ネジと螺合する雄ネジおよび前記設置地盤と接触する先端部を有する円柱状部材と、を備えている。
本発明では、基礎板に複数設けられた貫通孔に円柱状部材を挿入して、円柱状部材の先端部、あるいはこの円柱状部材が挿入される貫通孔に対応して設置地盤に塗布された接着剤により、円柱状部材を設置地盤に固定して、または、基礎板の裏面の貫通孔の周囲、あるいは貫通孔の周囲に対応して設置地盤に塗布された接着剤により、基礎板を設置地盤に固定して、車線区分柵を設置地盤に設置するので、索体式の車線区分柵と異なり、支柱を保持するスリーブを設置地盤に打設する必要がない。このため、トンネル内、橋梁上にも、車線区分柵をより容易に設置することができる。
また、本発明では、貫通孔および/または円柱状部材の数を増減して、接着剤による円柱状部材と設置地盤との固定箇所を増減することにより、車線区分柵の設置強度を調整することができる。
また、本発明では、円柱状部材を回転させて接着剤に力を付与することにより、円柱状部材と設置地盤の接着を剥して、車線区分柵を設置地盤から撤去することができる。このため、車線区分柵の一部撤去を伴う緊急時の車線規制等にも柔軟に対応することができる。
以下、本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係る車線区分柵1の設置例を説明するための図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る車線区分柵1は、アスファルト舗装された道路6上に一列に設置され、これにより、道路6を車線6a、6bに区分する。
図2(A)、図2(B)および図2(C)は、車線区分柵1の正面図、側面図および上面図であり、図2(D)は、図2(B)に示す車線区分柵1のA−A断面図である。また、図3は、図2(D)に示す車線区分柵1のB部拡大図である。
図2および図3に示すように、車線区分柵1は、鋼板等の金属製の基礎板2と、基礎板2の表面20上にほぼ垂直に立てられた鉄筋コンクリート等のコンクリート製の区分壁3と、基礎板2に取り付けられた複数の円柱状部材4と、複数の円柱状部材4を個別に道路6に固定するための弾性接着剤5と、を備えている。
基礎板2は、円柱状部材4を取り付けるための複数の貫通孔21を有しており、これらの貫通孔21は、区分壁3を挟んで区分壁3と平行に並んだ2本の仮想的な直線L1、L2上に等間隔で配置されている。また、複数の貫通孔21のそれぞれの内部には、金属製のネジブッシュ22が装着されている。
図4(A)および図4(B)は、ネジブッシュ22の上面図および正面図であり、図4(C)は、図4(B)に示すネジブッシュ22のC−C断面図である。
図4に示すように、ネジブッシュ22は、内周面に雌ネジ部23が形成された円筒状部材であり、基礎板2の貫通孔21に装着されて、溶接等により固定される。なお、ネジブッシュ22を用いる代わりに、基礎板2の貫通孔21の内周面に雌ネジ部23を直接形成してもよい。
図5(A)および図5(B)は、円柱状部材4の上面図および正面図であり、図5(C)は、図5(B)に示す円柱状部材4のD−D断面図である。
円柱状部材4は、例えば金属で形成され、その外周面には、基礎板2の貫通孔21の雌ネジ部23と螺合する雄ネジ部40が形成されている。また、基礎板2の貫通孔21から道路6側に突き出す円柱状部材4の先端部41が円錐形状に形成されており、これにより、円柱状部材4は道路6と点接触する。また、円柱状部材4の後端面42には、基礎板2の貫通孔21に取り付けられた円柱状部材4にトルクを付与するための工具(例えばレンチ)を装着するための工具装着部43が形成されている。
なお、ここでは、工具装着部43を四角形状の溝で形成しているが、工具装着部43は、工具を装着できるものであればよい。例えば、工具装着部43を、多角形の角穴で形成してもよいし、あるいは、二つ以上の丸穴で形成してもかまわない。
図2および図3に戻って説明を続ける。
弾性接着剤5は、円柱状部材4を道路6に固定するための接着剤である。基礎板2の複数の貫通孔21にそれぞれ取り付けられた円柱状部材4を弾性接着剤5によって道路6に固定することにより、車線区分柵1は道路6に設置される。ここで、弾性接着剤5には、円柱状部材4(例えば金属)および道路6(アスファルト)の両方と接着し、かつ、車線区分柵1への車両衝突時に、その衝撃を緩和することが可能な弾性力を有するものが好ましい。例えば、不揮発分(%):95以上、引張強度(N/mm2):1.96以上、最大伸び(%):100以上、曲げ接着強さ(N/mm2):1.96以上、せん断接着強さ(N/mm2):1.5以上、ショア硬度(ショアA):40以上であることが好ましい。このような条件を満たす弾性接着剤としては、例えば、特殊変性シリコーン・エポキシ樹脂系高弾性接着剤がある。
区分壁3は、長手方向の中央部に形成され、第一の高さH1を有する防護部30と、長手方向の両端部に形成され、第一の高さH1より低い第二の高さH2を有する通行部31と、防護部30および通行部31を連結する連結部32と、を有する。
防護部30の第一の高さH1は、車線走行中の車両が車線区分柵1に衝突した場合に、この車両を同じ車線に留め置くことができる高さ(例えば60cm)に設定する。また、通行部31の第二の高さH2は、車線走行中の車両から対向車線を視認できるとともに、人が跨いで対向車線へ移動することができ、かつ車線走行中の車両が車線区分柵1に衝突した場合に、タイヤのみが区分壁3に当ってタイヤの向きを変更する、いわゆるオートガードとして機能する高さ(例えば40cm)に設定する。
連結部32は、上端面33が区分壁3の長手方向に対して曲線状に形成されており、区分壁31の上端面33に段差を生じさせることなく防護部30と通行部31とをなだらかに連結している。
つぎに、上記構成の車線区分柵1を道路6へ設置する方法について説明する。
図6は、本実施の形態に係る車線区分柵1の設置方法を説明するためフロー図である。
S1:車線区分柵1の配置
まず、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれに円柱状部材4が装着されていない状態で、基礎板2の裏面24を道路6側に向けて、車線区分柵1を道路6上の所望の位置に配置する。ここで、車線区分柵1の設置現場までの移動には、レッカー型トラック等の移動式クレーンを用いる。
まず、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれに円柱状部材4が装着されていない状態で、基礎板2の裏面24を道路6側に向けて、車線区分柵1を道路6上の所望の位置に配置する。ここで、車線区分柵1の設置現場までの移動には、レッカー型トラック等の移動式クレーンを用いる。
S2:弾性接着剤5の塗布
つぎに、道路6上に配置された車線区分柵1の基礎板2に設けられた貫通孔21毎に、貫通孔21を介して、道路6に弾性接着剤5を塗布する。
つぎに、道路6上に配置された車線区分柵1の基礎板2に設けられた貫通孔21毎に、貫通孔21を介して、道路6に弾性接着剤5を塗布する。
S3:円柱状部材4の取付け
つぎに、道路6に塗布した弾性接着剤5が硬化する前に、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれに円柱状部材4を螺合させて、円柱状部材4の先端部41を道路6に点接触させる。
つぎに、道路6に塗布した弾性接着剤5が硬化する前に、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれに円柱状部材4を螺合させて、円柱状部材4の先端部41を道路6に点接触させる。
S4:レベリング
つぎに、道路6に塗布した弾性接着剤5が硬化する前に、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれの内部のネジブッシュ22の雌ネジ部23と円柱状部材4の雄ネジ部40との螺合量を調節して、道路6に対する車線区分柵1の設置高さおよび傾きを調整するレベリングを行う。
つぎに、道路6に塗布した弾性接着剤5が硬化する前に、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれの内部のネジブッシュ22の雌ネジ部23と円柱状部材4の雄ネジ部40との螺合量を調節して、道路6に対する車線区分柵1の設置高さおよび傾きを調整するレベリングを行う。
S5:弾性接着剤5の硬化
その後、道路6に塗布した弾性接着剤5を硬化させて、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21内のネジブッシュ22の雌ネジ部23のそれぞれに螺合させた円柱状部材4の先端部41を道路6に固定する。
その後、道路6に塗布した弾性接着剤5を硬化させて、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21内のネジブッシュ22の雌ネジ部23のそれぞれに螺合させた円柱状部材4の先端部41を道路6に固定する。
以上、本発明の一実施の形態について説明した。
本実施の形態では、基礎板2に複数設けられた貫通孔21に円柱状部材4を挿入し、それぞれの円柱状部材4の先端部41を、この円柱状部材4が挿入される貫通孔21に対応して道路6に塗布された弾性接着剤5に接着させて、道路6に固定することにより、車線区分柵1を道路6に設置するので、索体式の車線区分柵と異なり、支柱を保持するスリーブを道路6に打設する必要がない。このため、トンネル内、橋梁上にも車線区分柵1を容易に設置することができる。
また、本実施の形態では、円柱状部材4の後端面42に形成された工具装着部43に工具を装着して円柱状部材4を回転させ、弾性接着剤5にせん断力を付与することができるため、ユーザは、人力で、円柱状部材4を一つずつ簡単な作業により弾性接着剤5から剥すことができる。このため、円柱状部材4と道路6との固定箇所の数によらず、ユーザは、基礎板2の貫通孔21に取り付けられたすべての円柱状部材4を同様な力で一つずつ弾性接着剤5から剥して、テコローラー、ローラーバール等により車線区分柵1を道路6から撤去することができ、車線区分柵1の一部撤去を伴う緊急時の車線規制等にも柔軟に対応することができる。
また、本実施の形態では、基礎板2に複数の貫通孔21を形成し、これらの貫通孔21に取り付けた円柱状部材4の先端部41と道路6との接触部を弾性接着剤5で固定する構造を採用しているため、使用する貫通孔21および円柱状部材4の数を増減(弾性接着剤5による円柱状部材4と道路6との固定箇所を増減)することにより、個々の接合部(弾性接着剤5)の切断に要する力の大きさを変えることなく、車線区分柵1の設置強度を調整することができる。
また、本実施の形態では、車線区分柵1を設置するための円柱状部材4を弾性接着剤5により道路6に固定しているので、車両衝突時に、その衝撃を弾性接着剤5の弾性力で受け止めて緩和することができる。
また、本実施の形態では、基礎板2に複数設けられた貫通孔21のそれぞれに取り付けられた円柱状部材4の先端部41を円錐形状にしているため、道路6の凹凸、傾き等によらず、すべての円柱状部材4の先端部41を道路6と点接触させることができる。このため、道路6の凹凸、傾き等に影響を受けることなく、車線区分柵1のレベリングを行うことができる。また、道路60に点接触した状態の円柱状部材4の先端部41と道路60との隙間(弾性接着剤5が充填される隙間)は、基礎板2の貫通孔21からの円柱状部材4の出しろによらずほぼ一定であるため、道路6の凹凸、傾き等の有無によらず、いずれの円柱状部材4の先端部41と道路6との間にも確実に弾性接着剤5を充填することができるとともに、接着面積のばらつきを抑制することができる。これにより、例えば、凹凸、傾き等のある道路6への設置において行われるレベリングによって車線区分柵1の設置強度が変化するのを防止することができるとともに、個々の接合部(弾性接着剤5)の切断に要する力の大きさのばらつきを抑制すことができる。
また、本実施の形態では、基礎板2に複数設けられた貫通孔21内に雌ネジ部23を設けるともに、この雌ネジ部23と螺合する雄ネジ部40を円柱状部材4の外周面に設けている。これにより、円柱状部材4の後端面42に形成された工具装着部43に工具を装着して、円柱状部材4を貫通孔21から取り外す方向に回転させることにより、弾性接着剤5にせん断力に加えて引張力を付与することができる。このため、ユーザは、円柱状部材4を弾性接着剤5からより小さな力で容易に剥すことができる。
また、本実施の形態では、区分壁3に、防護部30の高さH1(例えば60cm)よりも低い高さH2(例えば40cm)の通行部31を設けている。この通行部31により、車線走行中の車両からの視界が広がり、車線走行中の車両から対向車線を視認することが可能となるため、運転者の負担を軽減することができる。また、緊急時には、防護部30上の空間を、対向車線へ移動するための通路として利用することができる。
また、本実施の形態では、防護部30と通行部31との間に連結部32を設けて、区分壁3の上端面33に段差を生じさせることなく、防護部30と通行部31とをなだらかに連結している。このため、防護部30上の空間を通路としての利用する際の安全性がより向上する。また、車両衝突時の衝撃が段差に集中することなく、区分壁3全体に分散させることができるので、区分壁3の耐久性を向上させることができる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態では、道路6上への車線区分柵1の配置後に、基礎板2に設けられた複数の貫通孔21のそれぞれを介して、道路6に弾性接着剤5を塗布している(図6のS1、S2)。しかし、本発明はこれに限定されない。道路6上への車線区分柵1の配置後に、基礎板2に設けられた貫通孔21に、先端部41に弾性接着剤5が塗布された円柱状部材4を螺合させることにより、円柱状部材4および道路6間の弾性接着剤を介在させるようにしてもよい。あるいは、車線区分柵1の配置に先立って、車線区分柵1が配置される道路6上の各貫通孔21に対応する位置に、予め弾性接着剤5を塗布してもよい。
また、上記の実施の形態では、基礎板2において、区分壁3を挟んで区分壁3と平行に並んだ2本の仮想的な直線L1、L2上に複数の貫通孔21を等間隔で配置しているが、本発明はこれに限定されない。貫通孔21のレイアウトは、車線区分柵1が設置される道路6の状況等に応じて変更可能である。例えば、基礎板2において、各列における貫通孔21の間隔には広狭があってもよいし、仮想的な直線L1、L2上に沿って複数の貫通孔21を等間隔で千鳥配置してもよい。また、複数の貫通孔21が3列以上に配列されていてもよい。
また、上記の実施の形態では、区分壁3の中央部に防護部30を設け、防護部30の両側にそれぞれ、防護部30よりも低い通行部31を設けているが、区分壁3の中央部に通行部を設け、通行部の両側にそれぞれ、通行部よりも高い防護部を設けてもよい。
また、上記の実施の形態では、区分壁3に防護部30の高さH1よりも低い高さH2の通行部31を設けているが、本発明はこれに限定されず、防護部30のみで区分壁3を構成してもよい。この場合、車線区分柵1を道路6上に一列に設置するに際し、所定数の車線区分柵1毎に、隣り合う車線区分柵1の間に人や車椅子が通り抜けることができる隙間を設け、この隙間に扉を付けて施錠しておき、緊急時には、これを解錠して扉を開放するようにしてもよい。
また、上記の実施の形態では、基礎板2の貫通孔21内に雌ネジ部23を設けるともに、この雌ネジ部と螺合する雄ネジ部40を円柱状部材4の外周面に設けているが、貫通孔21内の雌ネジ部23および円柱状部材4の雄ネジ部40を省略してもよい。また、円柱状部材4の先端部41を円錐形状にしているが、円柱状部材4の先端部41は、円錐以外の錐体状(角錐状)であってもよいし、適当な面積の平坦面であってもよい。
図7は、本発明の一実施の形態に係る車線区分柵1の変形例1Aを説明するための図であり、図3に相当する図である。
図7に示す変形例1Aが車線区分柵1と異なる点は、ネジブッシュ22が省略され、このため貫通孔21内に雌ネジ部23が設けられていない点、および円柱状部材4に代えて円柱状部材4aを貫通孔21に取り付けている点である。円柱状部材4aが円柱状部材4と異なる点は、円柱状部材4aの外周面には雄ネジ部40が設けられていない点、および円柱状部材4aの先端部41aが平坦面である点である。
この変形例1Aにおいては、基礎板2と道路6との隙間に挿入される治具等を使って円柱状部材4aの貫通孔21への挿入量を調整してレベリングを行う。そして、貫通孔21に挿入された円柱状部材4aの外周面を貫通孔21の内周面に塗布された弾性接着剤5により貫通孔21に固定するともに、道路6に塗布された弾性接着剤5により円柱状部材4aの先端部41aを道路6に固定する。したがって、弾性接着剤5が硬化するまで、治具等を使ってレベリング後の状態を維持する必要がある。
なお、この場合でも、円柱状部材4aを回転させて弾性接着剤5にせん断力を付与することにより、円柱状部材4aを弾性接着剤5から剥して、車線区分柵1Aを道路6から撤去することができる。
また、上記の実施の形態では、円柱状部材4の先端部41と道路6との間に弾性接着剤5を介在させて、円柱状部材4を道路6に接着させることにより、車線区分柵1を道路6に設置しているが、本発明はこれに限定されない。
図8は、本発明の一実施の形態に係る車線区分柵1の変形例1Bを説明するための図であり、図3に相当する図である。
図8に示す変形例1Bが車線区分柵1と異なる点は、車線区分柵1が円柱状部材4の先端部41と道路6との間に弾性接着剤5を介在させて、円柱状部材4を道路6に接着させることにより、車線区分柵1を道路6に固定しているのに対して、変形例1Bでは、基礎板2の裏面24の貫通孔21の周囲を弾性接着剤5で道路6に接着させることにより、車線区分柵1を道路6に固定している点である。
ここで、弾性接着剤5は、車線区分柵1の変形例1Bの道路6上への配置に先立って、基礎板2の裏面24に対して貫通孔21を囲むように塗布してもよいし、あるいは、道路6上に配置される車線区分柵1の変形例1Bの貫通孔21の周囲に対応する道路6上の位置に塗布してもよい。
図8に示す変形例1Bでも、円柱状部材4の後端面42に形成された工具装着部43に工具を装着して、円柱状部材4を貫通孔21から取り外す方向に回転させることにより、弾性接着剤5に引張力を付与することができる。このため、ユーザは、基礎板2を弾性接着剤5からより小さな力で容易に剥すことができる。
また、上記の実施の形態では、車線区分柵1の道路6への接着に弾性接着剤5を用いた場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されない。車線区分柵1の道路6への接着には、様々なタイプの接着剤を用いることができる。
例えば、夜間の車両通行止めの時間帯等、短期間で車線区分柵1の道路6への設置作業を完了させる必要がある場合には、円柱状部材4(例えば金属)および道路6(アスファルト)の両方と接着し、かつ、短時間で硬化する高強度・常温速硬化型接着剤を用いてもよい。高強度・常温速硬化型接着剤は、例えば、混合粘度(mPa・s):2900以上、セットタイム(分):20以内、引張りせん断接着強さ(N/mm2):10以上、剥離接着強さ(N/mm2):2.6以上であることが好ましい。このような条件を満たす高強度・常温速硬化型接着剤としては、例えば、二液速硬化アクリル樹脂系接着剤がある。
また、上記の実施の形態では、車線区分柵1、1Aをアスファルト舗装された道路6に設置する場合を例にとり説明したが、本発明は、車線区分柵をアスファルト、コンクリート等の設置地盤に設置する場合に広く適用可能である。
本発明は、高速道路を走行する車両の対向車線への飛出しを防止して、衝突車両の進路を正しい方向に誘導する目的で使用可能である。
1、1A、1B:車線区分柵、 2:基礎板、 3:区分壁、 4、4a:円柱状部材、 5:弾性接着剤、 6:道路、 6a、6b:車線、 20:基礎板2の表面、 21:貫通孔、 22:ネジブッシュ、 23:雌ネジ部、 24:基礎板2の裏面、 30:防護部、 31:通行部、 32:連結部、 33:区分壁3の上端面、 40:雄ネジ部、 41、41a:円柱状部材4、4aの先端部、 42:円柱状部材4の後端面、 43:工具装着部
Claims (23)
- 貫通孔が複数設けられた基礎板と、前記基礎板の表面に設置された区分壁と、を備えた車線区分柵を、前記基礎板の裏面を設置地盤に対面させて、前記設置地盤上に配置し、
前記基礎板に複数設けられた前記貫通孔に、円柱状部材を挿入して、当該円柱状部材の先端部と、当該円柱状部材が挿入される前記貫通孔に対応する前記設置地盤とを、接着剤により接着させ、当該円柱状部材を前記設置地盤に固定する
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項1に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記車線区分柵の前記設置地盤上への配置後に、前記基礎板に複数設けられた前記貫通孔への前記円柱状部材の挿入に先立って、前記貫通孔を介して前記設置地盤に、前記接着剤を塗布する
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項1に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記車線区分柵の前記設置地盤上への配置後に、前記先端部に前記接着剤が塗布された前記円柱状部材を前記貫通孔に挿入して、前記設置地盤に前記接着剤を塗布する
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項1に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記車線区分柵の前記設置地盤上への配置に先立って、前記設置地盤に配置される前記車線区分柵の前記基礎板の前記円柱状部材が挿入される前記貫通孔に対応する前記設置地盤の位置に、前記接着剤を塗布する
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記貫通孔の内周面には雌ネジが形成されており、
前記円柱状部材の外周面には、前記雌ネジと螺合する雄ネジが形成されており、
前記基礎板に複数設けられた前記貫通孔への前記円柱状部材の挿入に際して、前記円柱状部材の前記外周面に形成された前記雄ネジと前記貫通孔の前記内周面に形成された前記雌ネジとの螺合量を調整することにより、前記車線区分柵のレベリングを行う
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記貫通孔の内周面に前記接着剤を塗布し、
前記基礎板に複数設けられた前記貫通孔への前記円柱状部材の挿入に際して、前記円柱状部材の前記貫通孔への挿入量を調整して、前記貫通孔の内周面に塗布された前記接着剤により当該挿入量を固定することにより、前記車線区分柵のレベリングを行う
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 円柱状部材の外周面に形成された雄ネジと螺合する雌ネジが内周面に形成された貫通孔を複数有する基礎板と、前記基礎板の表面に設置された区分壁と、を備えた車線区分柵の設置地盤上への配置に先立って、前記設置地盤に配置される前記車線区分柵の前記基礎板の裏面の前記円柱状部材が挿入される前記貫通孔の周囲、あるいは当該周囲に対応する前記設置地盤の位置に、接着剤を塗布し、
前記基礎板の裏面を設置地盤に対面させて、前記車線区分柵を前記設置地盤上に配置して、前記基礎板の裏面の前記貫通孔の周囲と、当該周囲に対応する前記設置地盤とを、前記接着剤により接着させ、当該基礎板を前記設置地盤に固定する
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項7に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記接着剤の硬化前に、前記貫通孔に前記円柱状部材を挿入して、前記円柱状部材の前記外周面に形成された前記雄ネジと前記貫通孔の前記内周面に形成された前記雌ネジとの螺合量を調整することにより、前記車線区分柵のレベリングを行う
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記接着剤は、弾性接着剤である
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 請求項1ないし8のいずれか一項に記載の車線区分柵の設置方法であって、
前記接着剤は、高強度・常温速硬化型接着剤である
ことを特徴とする車線区分柵の設置方法。 - 貫通孔が複数設けられた基礎板と、
前記基礎板の表面に設置された区分壁と、
前記貫通孔に挿入され、接着剤で前記設置地盤に固定される先端部を有する円柱状部材と、を備えている。
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11に記載の車線区分柵であって、
前記円柱状部材の先端部と前記設置地盤との間を接合する前記接着剤を備えている。
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11または12に記載の車線区分柵であって、
前記貫通孔には雌ネジが設けられており、
前記円柱状部材には、前記雌ネジと螺合する雄ネジが形成されている
ことを特徴とする車線区分柵。 - 雌ネジが形成された貫通孔を複数有し、前記貫通孔の周囲の裏面が接着剤で設置地盤に固定される基礎板と、
前記基礎板の表面に設置された区分壁と、
前記貫通孔に挿入され、前記貫通孔の前記雌ネジと螺合する雄ネジおよび前記設置地盤と接触する先端部を有する円柱状部材と、を備えている
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項14に記載の車線区分柵であって、
前記基礎板の裏面の前記貫通孔の周囲と前記設置地盤との間を接合する前記接着剤を備えている。
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項13ないし15のいずれか一項に記載の車線区分柵であって、
前記貫通孔には、内周面に前記雌ネジが形成されたブッシュが装着されている
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11ないし16に記載の車線区分柵であって、
前記基礎板に複数設けられた前記貫通孔は、
前記区分壁に沿った当該区分壁を挟む2つの仮想的な直線上のそれぞれに等間隔で配置されている
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11ないし17のいずれか一項に記載の車線区分柵であって、
前記円柱状部材の後端面には、
前記貫通孔に挿入された当該円柱状部材にトルクを付与するための工具を装着するための工具装着部が形成されている
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11ないし18のいずれか一項に記載の車線区分柵であって
前記円柱状部材の先端部は円錐形状である
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11ないし19のいずれか一項に記載の車線区分柵であって、
前記区分壁は、
第一の高さを有する防護部と、
前記防護部より低い第二の高さを有する通行部と、を有する
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項20に記載の車線区分柵であって、
前記防護部および前記通行部は、上端面が段差なく連結されている
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11ないし21のいずれか一項に記載の車線区分柵であって、
前記接着剤は、弾性接着剤である
ことを特徴とする車線区分柵。 - 請求項11ないし22のいずれか一項に記載の車線区分柵であって、
前記接着剤は、高強度・常温速硬化型接着剤である
ことを特徴とする車線区分柵。
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JP2017142220A JP2019023380A (ja) | 2017-07-21 | 2017-07-21 | 車線区分柵の設置方法および車線区分柵 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019203372A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-11-28 | ケイコン株式会社 | 仮設防護柵及びその施工方法 |
JP2020190110A (ja) * | 2019-05-21 | 2020-11-26 | 旭コンクリート工業株式会社 | 車線区分柵の設置方法および車線区分柵 |
CN113920764A (zh) * | 2021-10-12 | 2022-01-11 | 韩怀奇 | 一种基于智慧城市的潮汐车道用栅栏及其工作方法 |
-
2017
- 2017-07-21 JP JP2017142220A patent/JP2019023380A/ja active Pending
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JP2019203372A (ja) * | 2018-01-18 | 2019-11-28 | ケイコン株式会社 | 仮設防護柵及びその施工方法 |
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