JP2019023176A - 転写因子活性促進剤および転写因子活性促進用食品組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シークワーサーの生理作用に関する新たな知見を提供し、もってシークワーサーの新たな用途を提供する。【解決手段】 シークワーサー果実の粉末および/または抽出物を有効成分とする、転写因子活性促進剤および転写因子活性促進用飲食品組成物。本発明によれば、従来より食用とされてきたシークワーサー果実の粉末ないし抽出物を有効成分として、安全に、転写因子の活性を促進することができる。例えば、転写因子がPXRおよび/またはNrf2である場合は、本発明により肝臓の解毒作用を増強することができる。【選択図】 図4

Description

本発明は、シークワーサー果実の粉末および/または抽出物を有効成分とする転写因子活性促進剤および転写因子活性促進用食品組成物に関する。
シークワーサー(Citrus depressa)は、和名をヒラミレモンという柑橘類の植物である。琉球諸島および台湾に自生するほか、沖縄県では特産品として栽培されている。シークワーサーの利用形態としては、主に、果実が食用とされており、完熟果実をそのまま食したり、果汁を料理や飲料、菓子、調味料に加えるなどして使用されている。また、近年は、シークワーサーが種々の生理作用を有することが明らかになっており、健康食品や医薬部外品、化粧品などの原材料としても利用されている。
シークワーサーの生理作用としては、例えば、特許文献1には、種子油がコラーゲン合成促進作用ないしこれに基づくしわ・たるみの予防改善効果や保湿効果を有することが、特許文献2には、果皮の圧搾液が尿酸排泄促進作用を有することが、それぞれ開示されている。
特開2014−224088号 特開2016−155825号
しかしながら、上記特許文献を鑑みても、シークワーサーの生理作用の解明や新規用途の開発は、未だ十分にはなされているとはいえない。本発明は係る課題を解決するためになされたものであって、シークワーサーの生理作用に関する新たな知見を提供し、もって新たな用途を提供し、シークワーサーの需要の拡大ないしシークワーサーの栽培や加工、販売等に係る事業の振興に資することを目的としている。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、シークワーサーの果実の粉末や抽出物が、広範囲にわたる転写因子の活性を促進することを見出し、下記の各発明を完成した。
(1)本発明に係る転写因子活性促進剤は、シークワーサー果実の粉末および/または抽出物を有効成分とする。
(2)本発明に係る転写因子活性促進用食品組成物は、シークワーサー果実の粉末および/または抽出物を有効成分とする。
(3)本発明において、転写因子は、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)、レチノイド受容体α(RARα)、NF-E2 related factor 2(Nrf2)、プレグナンX受容体(PXR)、エストロゲン受容体α(ERα)およびエストロゲン受容体β(ERβ)からなる群から選択されることが好ましい。
(4)本発明において、転写因子がPXRおよび/またはNrf2である場合は、本発明に係る転写因子活性促進剤または転写因子活性促進用食品組成物は、肝臓の解毒作用を増強するために用いることができる。
(5)本発明において、転写因子がPPARγである場合は、本発明に係る転写因子活性促進剤または転写因子活性促進用食品組成物は、ウイルスの増殖を抑制するために用いることができる。
(6)本発明において、転写因子がERαおよび/またはERβである場合は、本発明に係る転写因子活性促進剤または転写因子活性促進用食品組成物は、更年期障害を予防または改善するために用いることができる。
(7)本発明において、転写因子がRARαである場合は、本発明に係る転写因子活性促進剤または転写因子活性促進用食品組成物は、急性前骨髄球性白血病または皮膚疾患を予防または改善するために用いることができる。
本発明によれば、従来より食用とされてきたシークワーサー果実の粉末ないし抽出物を有効成分とすることから、安全に、転写因子の活性を促進することができる。また、本発明によれば、転写因子の活性促進という、シークワーサーの新たな用途が提供されることから、シークワーサーの需要の拡大に資することができ、ひいてはシークワーサーの栽培や加工、販売等に係る事業の振興に資することができる。
シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を種々の濃度で添加して培養した細胞における、各種転写因子の活性値を示す表である。 シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を種々の濃度で添加して培養した細胞における、PPARγの活性値を示す棒グラフである。 シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を種々の濃度で添加して培養した細胞における、RARαの活性値を示す棒グラフである。 シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を種々の濃度で添加して培養した細胞における、Nrf2の活性値を示す棒グラフである。 シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を種々の濃度で添加して培養した細胞における、PXRの活性値を示す棒グラフである。 シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を種々の濃度で添加して培養した細胞における、ERαの活性値を示す棒グラフである。 シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を種々の濃度で添加して培養した細胞における、ERβの活性値を示す棒グラフである。
以下、本発明に係る転写因子活性促進剤および転写因子活性促進用食品組成物について詳細に説明する。
本発明に係る転写因子活性促進剤および転写因子活性促進用食品組成物は、シークワーサー果実の粉末および/または抽出物を有効成分とする。
本発明において、「果実」とは、果肉(さのう)や果皮、じょうのう膜、果しん、種子といった、果実を構成する物(果実構成物)のうちの、少なくともいずれかをいう。すなわち、「果実の粉末/抽出物」は、果肉のみ、果皮のみ、じょうのう膜のみ、果しんのみあるいは種子のみの粉末または抽出物であってもよく、2種類以上の果実構成物の粉末または抽出物であってもよく、果実全体の粉末または抽出物であってもよい。
シークワーサー果実の粉末は、例えば、果実を乾燥させた後に粉砕、もしくは粉砕した後に乾燥すること、または乾燥と粉砕とを同時に行うことにより得ることができる。
ここで、果実の粉砕は、例えば、フードプロセッサーやミキサーなどの粉砕機、あるいは乳鉢および乳棒などを用いて行うことができる。
また、果実の乾燥は、例えば、凍結乾燥、通風乾燥、加熱乾燥、マイクロ波減圧乾燥、遠赤外線減圧乾燥などを行うことができる。ここで、凍結乾燥を行う際の予備凍結温度や乾燥時棚加熱温度、乾燥時間、通風乾燥を行う際の乾燥温度や乾燥時間、加熱乾燥を行う際の乾燥温度や乾燥時間、マイクロ波減圧乾燥を行う際の圧力や出力、乾燥時間、乾燥時品温、遠赤外線減圧乾燥を行う際の圧力やヒーター温度、乾燥時間、乾燥時品温などの諸条件は、果実の量、果実構成物の別、前処理の有無、必要とする乾燥粉末の品質などに応じて適宜設定することができる。
シークワーサー果実の抽出物は、例えば、抽出溶媒にシークワーサーの果実を加えて、一定の時間、振盪、転倒混和、攪拌などすることにより得ることができる。
ここで、抽出溶媒に加えるシークワーサー果実には、あらかじめ、洗浄、凍結乾燥、粉砕、破砕、凍結、冷蔵、乾燥、脱脂などの何らかの前処理を施してもよい。
また、抽出溶媒は、水、親水性有機溶媒、疎水性有機溶媒またはこれらの2種以上からなる混合物のいずれであってもよい。水は、精製、殺菌、滅菌、ろ過、浸透圧調整、緩衝化、加熱などの処理が施されていてもよく、例えば、純水、水道水、冷水、熱水のほか、生理的食塩水、リン酸緩衝液なども用いることができる。また、親水性有機溶媒としては、メタノール、エタノール、ブチルアルコール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコールなどのアルコール、アセトン、テトラヒドロフラン、アセトニトリル、1,4−ジオキサン、ピリジン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホルムアミド、酢酸などを用いることができる。また、疎水性有機溶媒としては、ヘキサン、シクロヘキサン、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、ジエチルエーテル、酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、n−ヘキサン、イソオクタンなどを用いることができる。
また、抽出温度は、必要な抽出物の濃度、抽出溶媒の種類、シークワーサー果実の前処理の有無、抽出時間などに応じて適宜設定することができ、例えば、室温(1℃〜30℃)でもよく、室温以下に冷却してもよく、室温以上に加熱してもよい。
抽出時間もまた、必要な抽出物の濃度、抽出溶媒の種類、シークワーサー果実の前処理の有無、抽出温度などに応じて適宜設定することができ、例えば、1〜数時間、一晩、一昼夜、数日間などとすることができる。
このようにして得られた抽出物は、必要に応じて精製、濾過、濃縮、乾燥、減圧乾燥などしてもよい。すなわち、本発明に係るシークワーサー果実の抽出物の形態は、固体、液体、半固体などのいずれであってもよい。
なお、本発明において、シークワーサーの果実は、果皮が青い「青切り」のものであってもよく、果皮が黄色い熟したものであってもよい。
転写因子は、プロモーターやエンハンサーといった転写調節領域のDNAに結合し、DNA遺伝情報のRNAへの転写を促進あるいは抑制するタンパク質の一群である。すなわち、転写因子は、DNAに結合して、特定の遺伝子(標的遺伝子)の発現を制御する機能を有する。
本発明において、「転写因子の活性を促進する」とは、「転写因子が標的遺伝子の転写調節領域のDNAに結合することを促進すること」、あるいは「転写因子が標的遺伝子の転写調節をすることを促進すること」をいう。なお、本明細書において、「促進」は「増強」、「増進」、「向上」、「強化」などと交換可能に用いられる。
本発明において、転写因子の活性を促進する態様としては、例えば、本発明の有効成分が、転写因子のリガンド結合ドメインに直接結合することにより転写因子のリガンドとして機能して転写因子の活性を促進する態様や、本発明の有効成分とは別に存在するリガンドと転写因子との結合を促進することにより転写因子の活性を促進する態様を挙げることができる。
本発明に係る転写因子は、上記機能を有するタンパク質である限り特に限定されないが、具体的には、例えば、p45NF−E2、NF-E2 related factor 1(Nrf1)、NF-E2 related factor 2(Nrf2)、NF-E2 related factor 3(Nrf3)、BTB and CNC homology 1(Bach1)およびBTB and CNC homology 2(Bach2)などのCNC転写因子群や、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)、レチノイド受容体α(RARα)、プレグナンX受容体(PXR)、エストロゲン受容体α(ERα)およびエストロゲン受容体β(ERβ)などの核内受容体を挙げることができる。
CNC転写因子群は、カルボキシル末端側に、DNA結合に必要な塩基性領域と二量体形成に必要なロイシンジッパー構造と(b−Zip構造)を持つ一群の転写因子である。
Nrf2はCNC転写因子群に属する転写因子である。Nrf2のノックアウトマウスでは、肝臓におけるグルタチオン−S−転移酵素(グルタチオン−S−トランスフェラーゼ、GST)の発現が低下することから(Biochem J.、2002年、第365巻、第405−416頁)、GSTはNrf2の標的遺伝子であり、Nrf2により上方制御されていることが報告されている(Trends in Biochemical Sciences.、2008年、第34巻、第4号、176−188頁)。
ここで、哺乳動物のGSTは、特に肝臓に多く存在しており、毒素・薬物・代謝産物などの生体にとって不要な物質とグルタチオンとの結合(グルタチオン抱合)を触媒する酵素である。係るグルタチオン抱合体は腎臓で更なる代謝を受け、最終的に体外へ排出される(宮本徹、「グルタチオンS−転移酵素の構造と機能」、東京農大農学集報、2013年、第57巻、第4号、p.247−260;平塚明、「肝薬物代謝の最近の進歩 5.グルタチオン S−トランスフェラーゼ」、肝臓、第42巻、第6号、p.302−308)。
すなわち、Nrf2の活性を促進して肝臓におけるGSTの発現を促進することにより、肝臓の解毒作用を増強できることから、本発明に係る転写因子がNrf2である場合は、本発明の転写因子活性促進剤や転写因子活性促進用食品組成物は、肝臓の解毒作用を増強するために用いることができる。
核内受容体は、N末端ドメイン(A/B領域)、DNA結合ドメイン(C領域)、ヒンジドメイン(D領域)、リガンド結合ドメイン(E領域)およびC末端ドメイン(F領域)の6つのドメインからなる構造を有するタンパク質のスーパーファミリーである。
PXRは核内受容体に属する転写因子であり、ヒトでは主として肝臓や小腸で発現している。PXRは、シトクロムP450酵素(CYP)を主要な標的遺伝子としている。
ここで、CYPは、肝臓に多く発現し、代謝産物や薬物等の多種類の生体異物を水酸化して解毒する酵素である。
従来より、PXRのリガンドは薬物代謝促進作用を有する医薬として用いられており、例えば、リファンピシンは、PXRに結合してCYP3A4の発現を誘導することにより、薬物代謝促進作用を発揮する(Arch Toxicol、2008年、第82巻、第667−715頁)。
すなわち、PXRの活性を促進してCYPの発現を促進することにより、肝臓の解毒作用を増強できることから、本発明に係る転写因子がPXRである場合は、本発明の転写因子活性促進剤や転写因子活性促進用食品組成物は、肝臓の解毒作用を増強するために用いることができる。
PPARγもまた、核内受容体に属する転写因子である。PPARγは活性化されると、NF−kBのDNAへの結合を抑制することにより、エイズウイルス(HIV−1)の増殖を抑制することが報告されている(AIDS、2008年、第22巻、第13号、第1539−1549頁)。
さらに、PPARγは活性化されると、B型肝炎ウイルス(HBV)の増殖を抑制することが報告されている(Biochm. Biophys. Res. Commun.、2010年、第396巻、第2号、第508−514頁)。
すなわち、PPARγの活性を促進することによりHIV−1やHBVなどの種々のウイルスの増殖を抑制できることから、本発明に係る転写因子がPPARγである場合は、本発明の転写因子活性促進剤や転写因子活性促進用食品組成物は、ウイルスの増殖を抑制するために用いることができる。
ERαおよびERβもまた、核内受容体に属する転写因子である。ERαは、子宮、前立腺、卵巣(莢膜細胞)、精巣上体、骨、乳腺、脳、血管などに広く発現している。ERβは、大腸、前立腺上皮、精巣、卵巣(顆粒膜細胞)、骨髄、唾液腺、血管内皮、脳などに発現している。ERαおよびERβは、生体内ではエストロゲンをリガンドとしており、エストロゲンが結合することにより、標的遺伝子の発現を制御する。標的遺伝子には、生殖機能の形成に関わるものや、骨や脂質代謝などの代謝に関わるものがある。ERαやERβのリガンドは、従来より更年期障害の予防・改善のための医薬として用いられている(生水真紀夫、エストロゲン作用の新知見、[online]、2012年12月、富士製薬工業株式会社、[平成29年7月11日検索]、インターネット<URL:https://www.fujipharma.jp/product/infertility/smartbook/vol15.pdf>)。
すなわち、ERαおよび/またはERβの活性を促進することにより、更年期障害を予防または改善できることから、本発明に係る転写因子がERαおよび/またはERβである場合は、本発明の転写因子活性促進剤や転写因子活性促進用食品組成物は、更年期障害を予防または改善するために用いることができる。
RARαもまた、核内受容体に属する転写因子である。RARαは、レチノイドがリガンドとして結合すると活性化する。ここで、レチノイドは、ビタミンAの活性本体であるall-trans-retinoic acid(ATRA)と、それと同等の活性を示す化合物群の総称である。従来、ATRAは急性前骨髄球性白血病(APL)の分化誘導療法剤として用いられているほか、ATRAの異性体や類似の活性を持つ合成化合物は、乾癬や角化症、重症のニキビなどの皮膚疾患の改善に用いられている(Jpn.J.Clin.Immunol.、第29巻、第3号、第114−126頁、2006年)。
すなわち、RARαを活性化することによりAPLや皮膚疾患の予防または改善に有効であることから、本発明に係る転写因子がRARαである場合は、本発明の転写因子活性促進剤や転写因子活性促進用食品組成物は、急性前骨髄球性白血病(APL)や皮膚疾患を予防または改善するために用いることができる。
本発明において、転写因子の活性が促進されたか否かは、定法に従い確認することができ、そのような方法としては、例えば、ルシフェラーゼレポーターアッセイ(Cell、第83巻、第803〜812頁、1995年)を挙げることができる。ルシフェラーゼレポーターアッセイでは、まず、下記(a)または(b)のプラスミドを導入した培養細胞を準備する:
(a)ホタルルシフェラーゼ遺伝子の上流に標的遺伝子の転写調節領域を連結したレポータープラスミド、
(b)GAL4遺伝子のDNA結合ドメイン(Gal4−DBD)と転写調節因子のリガンド結合ドメインとのキメラタンパク質を発現するプラスミド、およびホタルルシフェラーゼ遺伝子の上流にGal4−DBD応答配列を連結したレポータープラスミド。
続いて、係るプラスミドを導入した細胞に、本発明の有効成分を作用させた後、ホタルルシフェラーゼの発光強度を測定する。その結果、発光強度が増大すれば、本発明の有効成分により転写因子の活性が促進されたと判断することができ、発光強度が増大しなければ、転写因子の活性が促進されなかったと判断することができる。
本発明の転写因子活性促進剤は、有効成分をそのまま、あるいは医薬品や医薬部外品、食品添加剤、サプリメントなどの形態で、ヒトまたは動物に経口摂取させることにより使用することができる。また、有効成分を、医薬品や医薬部外品、化粧料などの形態で、ヒトまたは動物に非経口的に投与することにより使用してもよい。その他、有効成分を経腸栄養剤に添加して、これを、胃や小腸などの消化管に挿入したチューブを経由して経腸栄養法により投与する方法により使用してもよい。
本発明の転写因子活性促進剤を、医薬品や医薬部外品、サプリメントの形態で用いる場合、その剤型は、経口剤としては、例えば、顆粒剤、散剤、錠剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、カプセル剤、溶剤、乳剤あるいは懸濁剤などの剤型にすることができる。また、非経口剤としては、例えば、吸入剤、坐剤などの経腸製剤、経鼻投与剤、液剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲル剤、コーティング剤、懸濁剤、塗布剤、噴霧剤、貼付剤、点滴剤、注射剤、ローション剤またはパップ剤などの剤型にすることができる。各剤型の製剤は、有効成分であるシークワーサー果実の粉末および/または抽出物に、慣用される添加剤、例えば、賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、アルコール、水、水溶性高分子、甘味料、矯味剤、酸味料などを剤型に応じて配合し、当業者に公知の方法で製造することができる。
また、本発明の転写因子活性促進用食品組成物は、有効成分をそのまま、飲食物としてヒトまたは動物に摂取させることにより使用することができる。その他、各種の飲食物の通常の製造過程で有効成分を添加して使用することもできる。また、本発明の転写因子活性促進用食品組成物を動物に摂取させる場合は、動物飼料に添加して用いてもよい。すなわち、本発明の食品組成物は、ヒトを摂取対象とするものに限られず、ペットフードや家畜飼料などの動物を摂取対象とするものも含む。
本発明の有効成分をヒトや動物に対して用いる場合の有効成分の使用量(経口摂取量あるいは非経口投与量)は、使用形態、症状、使用対象者の年齢などによって変化し得るが、例えば、大人では、固形分換算で1日あたり約0.1〜2000mg/kg体重程度、約1〜1000mg/kg体重程度、約2〜200mg/kg体重程度などとすることができる。係る使用量は、1日1回に限らず、複数回に分割して使用してもよい。
以下、本発明に係る転写因子活性促進剤および転写因子活性促進用食品組成物について、実施例に基づいて説明する。なお、本発明の技術的範囲は、これらの実施例によって示される特徴に限定されない。
<実施例1>シークワーサー果実の粉末および抽出物の調製
(1)粉末
沖縄県産のシークワーサーの生果実(青切り)を定法に従って凍結乾燥した後、フードプロセッサーを用いて粉末化し、シークワーサー果実の粉末を得た。
(2)100%エタノール抽出物
本実施例1(1)の粉末100mgに対して、100%(v/v)エタノールを1mLの割合で加えた後、室温で3時間振盪した。続いて、孔径0.2μmのメンブレンフィルターで濾過して濾液を回収した後、常温で減圧乾燥して乾固物を得た。続いて、乾固物を400mg/mLとなるようジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解し、これを100%エタノール抽出物とした。粉末650mgから、1mLの100%エタノール抽出物が得られた。
(3)50%エタノール抽出物
100%(v/v)エタノールを50%(v/v)エタノールに代えて、本実施例1(2)に記載の方法により50%エタノール抽出物を調製した。粉末950mgから、1mLの50%エタノール抽出物が得られた。
(4)水抽出物
本実施例1(1)の粉末200mgに対して滅菌水1mLの割合で滅菌水を加え、4℃で一晩振盪した。その後、遠心分離を行って上清を回収した。続いて、上清を孔径0.2μmのメンブレンフィルターで濾過して濾液を回収し、これを水抽出物とした。粉末200mgから、1mLの水抽出物が得られた。
<実施例2>転写因子活性促進作用の評価
シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物について、ルシフェラーゼレポーターアッセイにより、転写因子に対する活性促進作用を評価した。評価対象の転写因子は、PPARγ、RARα、Nrf2、PXR、ERαおよびERβとした。
(1)細胞の準備
具体的には、まず、アフリカミドリザル腎由来細胞株であるCV−1細胞およびヒト肝ガン細胞株であるHepG2細胞を、それぞれ2×10個/ウェルとなるよう6ウェルプレートに播種し、10%(v/v)のウシ胎児血清(FBS)を含むダルベッコ改変イーグル培地(DMEM培地)中で1日間培養した。
次に、PPARγ、RARα、PXR、ERαおよびERβについては、GAL4遺伝子のDNA結合ドメイン(Gal4−DBD)と各転写因子のリガンド結合ドメイン(LBD)とのキメラタンパク質を発現するキメラタンパク質発現プラスミドを用意した。また、ホタルルシフェラーゼ遺伝子の上流にGal4−DBDの応答配列を連結したレポータープラスミド(pGal4−Luc)を用意した。また、ウミシイタケルシフェラーゼ遺伝子の上流に遺伝子構成的発現プロモーターであるCMVまたはSV40を連結した2種類の内部標準プラスミド(pGL4.75hRluc−CMVおよびpGL4.73hRluc−SV40)を用意した。キメラタンパク質発現プラスミド、レポータープラスミドおよび内部標準プラスミドを重量比1:0.9:0.1の割合で混合して混合プラスミド液を調製した。
一方、Nrf2については、ホタルルシフェラーゼ遺伝子の上流に、Nrf2の標的遺伝子の一つであるGSTA2のプロモーター領域を連結したレポータープラスミド(GSTA2−Luc)を用意した。また、内部標準プラスミドとして、pGL4.73hRluc−SV40を用意した。レポータープラスミドおよび内部標準プラスミドを重量比1.9:0.1の割合で混合して混合プラスミド液を調製した。
それぞれの混合プラスミド液を、総DNA量で10μg/mLとなるようOpti−MEM培地に加え、さらに遺伝子導入試薬X−tremeGENE HP(Roche)を1/50量加えてプラスミド導入用培地を調製した。プラスミド導入用培地を15分間静置した後、CV−1細胞またはHepG2細胞を播種した各ウェルに200μLずつ添加し、6時間培養することによって、プラスミドを導入した細胞(プラスミド導入細胞)を得た。プラスミド導入細胞における、細胞の種類および導入したプラスミドの組合せを表1に示す。
その後、プラスミド導入細胞にトリプシンを作用させて細胞を分散し、96ウェルプレートに、CV−1細胞由来のものは1.6×10個/ウェル、HepG2細胞由来のものは2.0×10個/ウェルとなるよう播種した。続いて、フェノールレッドを含まず、活性炭処理したFBSを10%(v/v)含むDMEM培地(活性炭処理FBS含有DMEM培地)に培養液を交換した。
(2)ルシフェラーゼ発光強度の測定
実施例1(2)〜(4)のシークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物を、表2に示す濃度となるよう、活性炭処理FBS含有DMEM培地に添加して、試験物質含有培地を調製した。なお、表2において、括弧内には、各抽出物を得るために用いられたシークワーサー果実の粉末重量に相当する濃度(粉末相当濃度:mg/mL)を示す。また、100%エタノール抽出物および50%エタノール抽出物に対する陰性コントロールとして、DMSOを終濃度0.5%(v/v)となるよう添加した活性炭処理FBS含有DMEM培地を用意した。同様に、水抽出物に対する陰性コントロールとして、超純水を終濃度10%(v/v)となるよう添加した活性炭処理FBS含有DMEM培地を用意した。
本実施例2(1)のプラスミド導入細胞を播種したウェル内の培養液を、試験物質含有培地、または、DMSOもしくは超純水を添加した活性炭処理FBS含有DMEM培地に交換して、COインキュベーター中で48時間培養した。その後、リン酸緩衝生理食塩水(PBS)で細胞を洗浄し、デュアルルシフェラーゼレポーターアッセイシステム(Promega)およびプレートリーダー(Luminescencer、AB−2350EX;ATTO)を用いてホタルルシフェラーゼおよびウミシイタケルシフェラーゼの発光強度を測定した。この実験を1サンプルにつき3つのウェルを用いて行い、サンプルごとに3つのウェルの発光強度の平均値を算出し、これを当該サンプルの発光強度の測定結果とした。
(3)活性値の算出
本実施例2(2)の測定結果について、次式1により、ホタルルシフェラーゼの発光強度をウミシイタケルシフェラーゼの発光強度で除して、内部標準補正値を算出した。
式1:内部標準補正値=ホタルルシフェラーゼの発光強度/ウミシイタケルシフェラーゼの発光強度。
続いて、次式2により、試験物質含有培地を用いた場合の内部標準補正値を、DMSOまたは超純水を添加した活性炭処理FBS含有DMEM培地を用いた場合の内部標準補正値で除し、得られた値を活性値として定義した。
式2:活性値=試験物質含有培地を用いた場合の内部標準補正値/DMSOまたは超純水を添加した活性炭処理FBS含有DMEM培地を用いた場合の内部標準補正値。
すなわち、活性値は、陰性コントロールの内部標準補正値を1.0として、これに対する、シークワーサー果実の各抽出物を培養液に添加した場合の内部標準補正値の相対比を示す。この活性値が2.0以上となる場合を「活性有り」と評価した。
各サンプルの活性値を図1に示す。なお、図1において、活性有りと評価されたものを網掛けで示す。また、活性値の棒グラフを、転写因子毎に図2〜7に示す。また、図1、図5および図7において、横棒線(−)は、細胞毒性が生じたため評価ができなかったことを示す。
図1および図2に示すように、PPARγに対しては、100%エタノール抽出物を0.5%、50%エタノール抽出物を0.25%および0.5%、ならびに水抽出物を2.0%および5.0%の濃度で培養液に添加した場合に、活性値が2.0以上であった。すなわち、シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物のいずれも、PPARγの活性を促進することが明らかになった。
また、図1および図3に示すように、RARαに対しては、100%エタノール抽出物および50%エタノール抽出物をそれぞれ0.1%、0.25%および0.5%、ならびに水抽出物を1.0%、2.5%および5.0%の濃度で培養液に添加した場合に、活性値が2.0以上であった。すなわち、シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物のいずれも、RARαの活性を促進することが明らかになった。
また、図1および図4に示すように、Nrf2に対しては、100%エタノール抽出物および50%エタノール抽出物をそれぞれ0.25%および0.5%、ならびに水抽出物を2.5%および5.0%の濃度で培養液に添加した場合に、活性値が2.0以上であった。すなわち、シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物のいずれも、Nrf2の活性を促進することが明らかになった。
また、図1および図5に示すように、PXRに対しては、100%エタノール抽出物を0.1%、0.25%および0.5%、ならびに50%エタノール抽出物を0.1%の濃度で培養液に添加した場合に、活性値が2.0以上であった。すなわち、シークワーサー果実の100%エタノール抽出物および50%エタノール抽出物のいずれも、PXRの活性を促進することが明らかになった。
また、図1および図6に示すように、ERαに対しては、100%エタノール抽出物および50%エタノール抽出物をそれぞれ0.5%、ならびに水抽出物を5.0%の濃度で培養液に添加した場合に、活性値が2.0以上であった。すなわち、シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物のいずれも、ERαの活性を促進することが明らかになった。
また、図1および図7に示すように、ERβに対しては、100%エタノール抽出物を0.5%、50%エタノール抽出物を0.25%および0.5%、ならびに水抽出物を2.0%および5.0%の濃度で培養液に添加した場合に、活性値が2.0以上であった。すなわち、シークワーサー果実の100%エタノール抽出物、50%エタノール抽出物および水抽出物のいずれも、ERβの活性を促進することが明らかになった。
以上の結果から、シークワーサー果実の抽出物は、その抽出方法に関わらず、PPARγ、RARα、Nrf2、PXR、ERαおよびERβなどの広範囲の転写因子の活性を促進することが明らかになった。また、抽出方法に関わらず転写因子活性促進作用を有することから、抽出に用いたシークワーサー果実の粉末も、抽出物と同様に、転写因子活性促進作用を有すると考えられた。

Claims (7)

  1. シークワーサー果実の粉末および/または抽出物を有効成分とする転写因子活性促進剤。
  2. 転写因子が、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)、レチノイド受容体α(RARα)、NF-E2 related factor 2(Nrf2)、プレグナンX受容体(PXR)、エストロゲン受容体α(ERα)およびエストロゲン受容体β(ERβ)からなる群から選択される、請求項1に記載の転写因子活性促進剤。
  3. 転写因子がプレグナンX受容体(PXR)および/またはNF-E2 related factor 2(Nrf2)であり、かつ、肝臓の解毒作用の増強に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の転写因子活性促進剤。
  4. 転写因子がペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)であり、かつ、ウイルス増殖抑制に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の転写因子活性促進剤。
  5. 転写因子がエストロゲン受容体α(ERα)および/またはエストロゲン受容体β(ERβ)であり、かつ、更年期障害の予防または改善に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の転写因子活性促進剤。
  6. 転写因子がレチノイド受容体α(RARα)であり、かつ、急性前骨髄球性白血病または皮膚疾患の予防または改善に用いられることを特徴とする、請求項1に記載の転写因子活性促進剤。
  7. シークワーサー果実の粉末および/または抽出物を有効成分とする転写因子活性促進用食品組成物。
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