JP2019021510A - リチウムイオン二次電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】正極板とセパレータの間に混入した金属異物の電解液中への溶解を促進させると共に、溶解した金属異物由来の金属イオンの拡散を促進させて、金属異物に起因した短絡を防止できるリチウムイオン二次電池の製造方法を提供すること。【解決手段】リチウムイオン二次電池1の製造方法は、注液工程S2と、電極体20を積層方向SHに第1圧力P1で押圧する第1押圧工程S3と、電極体20を押圧した状態で、電池1を第1電池電圧V1まで予備充電する予備充電工程S5と、電池1を加温し電解液17の粘度を下げた状態で、電極体20を第1圧力P1よりも高い第2圧力P2で積層方向SHに押圧する第2押圧工程S7と、電池1をコンディショニング充電する本充電工程S8とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、正極板、セパレータ及び負極板を含む電極体と、電解液とを備えるリチウムイオン二次電池の製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」ともいう)の製造に当たっては、電極体のうち正極板とセパレータの間に、鉄や銅などの金属異物が混入することが考えられる。このような金属異物は、組み立てた電池内に電解液を注液した後に電解液中に徐々に溶解するため、金属異物の近傍には金属異物由来の金属イオンが高い濃度で存在する。本充電の際、負極電位が低下すると、この濃度の高い金属イオンが負極板上で集中的にデンドライト状に析出することがある。また、本充電で正極電位が高くなると、本充電の際に残存していた金属異物が正極板上で溶解した後、その金属イオンが負極板上で集中的にデンドライト状に析出することもある。これらの析出した金属は、セパレータを突き破って負極板から正極板まで達し、短絡を生じるおそれがある。
このような短絡が生じるのを防止するべく、例えば特許文献1では、正極電位が金属異物の溶解電位を上回る電位となるまで電池を充電(予備充電)した上で、この正極電位で電池を所定時間にわたり放置し、その後、この電池に初期コンディショニング充電(本充電)を行うことが記載されている(特許文献1の請求項1等を参照)。放置により、金属異物を電解液中に溶解させると共に、金属異物由来の金属イオンを金属異物が存在していた場所から広範囲に拡散させて、その後の本充電で金属異物由来の金属が負極板上で集中的にデンドライト状に析出するのを防止し、短絡を防止できるためと考えられる。
国際公開第2013/035187号
しかしながら、上述の特許文献1の手法では、金属異物が正極板に接触していない場合には、金属異物の電位が正極電位(金属異物の溶解電位を超える電位)とならないため、金属異物が溶解し難く、その結果、金属異物由来の金属が負極板上に集中的にデンドライト状に析出して短絡が生じることがあった。
また、上述の特許文献1の手法では、予備充電後の電池の放置のみによって金属異物由来の金属イオンの拡散を行っているので、上述の短絡を防止するには、金属イオンを広範囲に拡散させるべく、電池の放置時間を長くとる必要があった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、正極板とセパレータの間に混入した金属異物の電解液中への溶解を促進させると共に、溶解した金属異物由来の金属イオンの拡散を促進させて、金属異物に起因した短絡を防止できるリチウムイオン二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、正極活物質にリチウム遷移金属複合酸化物を含む正極板、及び、負極活物質に炭素材料を含む負極板がセパレータを介して互いに重なった電極体と、電解液と、を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法であって、上記電極体を有する未注液のリチウムイオン二次電池内に、上記電解液を注液する注液工程と、上記注液工程の後に、上記リチウムイオン二次電池の上記電極体を、上記正極板、上記セパレータ及び上記負極板の積層方向に第1圧力P1で押圧する第1押圧工程と、上記電極体を上記第1圧力P1で押圧した状態で、上記リチウムイオン二次電池を、正極電位が鉄の溶解電位よりも高く、かつ、負極電位が上記電解液中に溶解した鉄イオンの析出電位よりも高い第1電池電圧V1まで予備充電する予備充電工程と、上記予備充電工程の後に、上記リチウムイオン二次電池を加温し上記電解液の粘度を下げた状態で、上記リチウムイオン二次電池の上記電極体を、上記第1圧力P1よりも高い第2圧力P2で上記積層方向に押圧する第2押圧工程と、上記第2押圧工程の後に、上記第1電池電圧V1よりも高い第2電池電圧V2まで上記リチウムイオン二次電池をコンディショニング充電する本充電工程と、を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法である。
上述のリチウムイオン二次電池の製造方法では、注液工程の後、第1押圧工程で電池の電極体を積層方向に第1圧力P1で押圧し、この状態で予備充電工程を行って、電池を上述の第1電池電圧V1まで充電する。電極体を積層方向に押圧することで、正極板とセパレータとの間隔が狭くなって、正極板とセパレータの間に混入した金属異物が、より確実に正極板に接触することとなる。このため、予備充電工程において、正極板の正極電位が高くなったときに、正極板に接触する金属異物の電位も高くなって、正極板上で金属異物(特に鉄の異物)が電解液中に溶解し易くなる。一方、負極電位は低くなり過ぎないため、負極板上で金属異物(特に鉄の異物)由来の金属が析出し難い。
また、上述の製造方法では、予備充電工程の後、第2押圧工程において、電池を加温し電解液の粘度を下げた状態で、電極体を第1圧力P1よりも高い第2圧力P2で積層方向に押圧する。これにより、正極板と負極板との間隔が狭くなって、これらの間における電解液が押し出され、この電解液に含まれる金属異物由来の金属イオンの拡散が促進される。
かくして、上述の製造方法では、製造過程で正極板とセパレータの間に金属異物が混入したとしても、この金属異物の電解液への溶解を促進させると共に、溶解した金属異物由来の金属イオンの拡散を促進させることができ、金属異物に起因した短絡を防止できる。
第1押圧工程における「第1圧力P1」は、0.60〜0.80Paが好ましい。第1圧力P1が低すぎると、正極板とセパレータの間に混入した金属異物が正極板に接触できないおそれがある。一方、第1圧力P1が高すぎると、正極板と負極板の間隔が狭くなりすぎて、これらの間の電解液の量が減って、金属異物が電解液中に溶解し難くなるからである。
第2押圧工程における「第2圧力P2」は、0.80〜1.8Paが好ましい。第2圧力P2が低すぎると、この第2押圧工程における正極板と負極板の間隔の減少が少なく、電解液が押し出され難い。一方、第2圧力P2が高すぎると、正極板と負極板の間隔が狭くなりすぎて、これらの間の電解液の量が少なくなりすぎるからである。
「第2押圧工程」における電池温度Teは、電解液の粘度を十分に下げるべく、25℃以上、更には、30℃以上とするのが好ましい。一方、この電池温度Teは、60℃以下、更には、50℃以下とするのが好ましい。電池温度Teを高くし過ぎると、電池が劣化したり、電池の低温時の入出力特性が低下するなど、電池の特性が変化するおそれがあるからである。
本充電工程における「コンディショニング充電」とは、電池性能を安定化させるために行う充電である。具体的には、電池をSOC70%に相当する電池電圧以上、更には、SOC90%に相当する電池電圧以上に充電するのが好ましい。このように高い充電状態まで充電を行うことで、この本充電工程の際に金属異物が残っている場合でも、この金属異物を正極板上で溶解させることができる。また、良好なSEI(Solid Electrolyte Interphase)皮膜が負極板で形成され、電池のサイクル特性が良好になるなど、電池性能が向上し得るからである。
更に、上記のリチウムイオン二次電池の製造方法であって、前記予備充電工程の後、前記第2押圧工程の前に、前記第1電池電圧V1の状態で前記電池を0.5時間以上放置する充電後放置工程を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法とするのが好ましい。
予備充電工程後、第2押圧工程前に上述の充電後放置工程を行って電池を第1電池電圧V1の状態で0.5時間以上放置することで、この放置中にも正極板上に残存する金属異物が電解液中に溶解する。このため、金属異物をより確実に電解液中に溶解させることができる。なお、この充電後放置工程で電池を放置する時間は、1時間以上とするのが更に好ましい。
更に、上記のリチウムイオン二次電池の製造方法であって、前記予備充電工程及び前記充電後放置工程を、上記リチウムイオン二次電池を加温し前記電解液の粘度を下げた状態で行うリチウムイオン二次電池の製造方法とするのが好ましい。
予備充電工程及び充電後放置工程を、電池を加温し電解液の粘度を下げた状態で行うことで、これらの工程中においても、電解液の粘度を下げたことにより、金属異物由来の金属イオンの拡散を促進させることができる。
実施形態に係るリチウムイオン二次電池の斜視図である。 実施形態に係るリチウムイオン二次電池の断面図である。 実施形態に係るリチウムイオン二次電池の製造工程を示すフローチャートである。 実施例及び比較例に係るリチウムイオン二次電池の平面図である。 実施例及び比較例に係る電極体等の平面図である。 比較例に係るリチウムイオン二次電池の製造工程を示すフローチャートである。 本充電工程後のセパレータの正極側表面のうち、金属異物を配置した部位の写真を図面化したものであり、(a)は実施例に係るセパレータの写真を図面化したものであり、(b)は比較例に係るセパレータの写真を図面化したものである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1及び図2に、本実施形態に係るリチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」ともいう)1の斜視図及び断面図を示す。なお、以下では、電池1の電池縦方向BH、電池横方向CH及び電池厚み方向DHを、図1及び図2に示す方向と定めて説明する。この電池1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池である。
電池1は、電池ケース10と、この内部に収容された電極体20と、電池ケース10に支持された正極端子部材50及び負極端子部材60等から構成される。また、電池ケース10内には、電解液17が収容されており、その一部は電極体20内に含浸されている。本実施形態の電解液17は、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)及びメチルエチルカーボネート(MEC)を体積比30:40:30で混合した非水溶媒に、LiPF6 を1.1Mの濃度で溶解した非水電解液である。
電池ケース10は、直方体箱状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。この電池ケース10は、上側のみが開口した有底角筒状のケース本体部材11と、このケース本体部材11の開口を閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材13とから構成される。ケース蓋部材13には、アルミニウムからなる正極端子部材50がケース蓋部材13と絶縁された状態で固設されている。この正極端子部材50は、電池ケース10内で電極体20のうち正極板21に接続し導通する一方、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延びている。また、ケース蓋部材13には、銅からなる負極端子部材60がケース蓋部材13と絶縁された状態で固設されている。この負極端子部材60は、電池ケース10内で電極体20のうち負極板31に接続し導通する一方、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延びている。
電極体20は、扁平状をなし、横倒しにした状態で電池ケース10内に収容されている。電極体20と電池ケース10の間には、絶縁フィルムからなる袋状の絶縁フィルム包囲体19が配置されている。電極体20は、帯状の正極板21と帯状の負極板31とを、帯状で樹脂製の多孔質膜からなる一対のセパレータ41,41を介して互いに重ね、軸線周りに捲回して扁平状に圧縮したものである。
正極板21は、帯状のアルミニウム箔からなる正極集電箔の両主面の所定位置に、正極活物質層を帯状に設けてなる。この正極活物質層は、正極活物質、導電材及び結着剤からなる。本実施形態では、正極活物質として、リチウム遷移金属複合酸化物、具体的には、リチウムニッケルコバルトマンガン系複合酸化物を用いている。また、負極板31は、帯状の銅箔からなる負極集電箔の両主面の所定位置に、負極活物質層を帯状に設けてなる。この負極活物質層は、負極活物質、結着剤及び増粘剤からなる。本実施形態では、負極活物質として、炭素材料、具体的には、黒鉛を用いている。
次いで、上記電池1の製造方法について説明する(図3参照)。まず、「組立工程S1」において、未注液の電池1xを組み立てる。具体的には、正極板21及び負極板31を、一対のセパレータ41,41を介して互いに重ねて捲回し、扁平状に圧縮して電極体20を形成する。次に、ケース蓋部材13を用意し、これに正極端子部材50及び負極端子部材60を固設する(図1及び図2参照)。その後、正極端子部材50及び負極端子部材60を、電極体20の正極板21及び負極板31にそれぞれ溶接する。次に、電極体20に絶縁フィルム包囲体19を被せて、これらをケース本体部材11内に挿入すると共に、ケース本体部材11の開口をケース蓋部材13で塞ぐ。そして、ケース本体部材11とケース蓋部材13とを溶接して電池ケース10を形成する。かくして、未注液の電池1xが形成される。なお、この組立工程S1において、電池1xの電極体20内、具体的には正極板21とセパレータ41の間に、鉄や銅などの金属異物が混入することがある。
次に、「注液工程S2」において、この未注液の電池1x内に電解液17を注液する。具体的には、電解液17を注液孔13hから電池ケース10内に注液して、その後、封止部材15で注液孔13hを封止する。その後、この電池1を6.5時間放置して、注液した電解液17を更に電極体20内に含浸させる。この注液工程S2は、20℃の温度下で行う。なお、組立工程S1で混入した金属異物は、電解液17の注液後に電解液17中に徐々に溶解する。
次に、「第1押圧工程S3」において、電池1の電極体20を、正極板21、セパレータ41及び負極板31の積層方向SH(図1参照、図2において紙面に直交する方向)に第1圧力P1で押圧する。具体的には、電池ケース10の幅広な側面10cを一対の板状の押圧治具(不図示)で電池厚み方向DHに挟んで、電池1を電池厚み方向DHに押圧した状態で拘束することにより、電極体20を積層方向SHに第1圧力P1(本実施形態では、P1=0.70Pa)で押圧する。このような第1押圧工程S3を行うことで、正極板21とセパレータ41との間隔が狭くなって、正極板21とセパレータ41の間に混入した金属異物が、より確実に正極板21に接触することとなる。
次に、「充電前放置工程S4」において、電池1を放置する。本実施形態では、電池1を1時間放置する。この充電前放置工程S4は、放置開始から5分間で電池温度Teを20℃から50℃まで加温する。そして、残りの55分間は、電池温度Te=50℃を保持し、後述する予備充電工程S5を電池温度Te=50℃で行う。本実施形態で用いた前述の電解液17は、20℃における粘度が3.65cPであるのに対し、50℃における粘度が1.95cPである。従って、電池1を電池温度Te=20℃から50℃に加温することにより、電解液17の粘度は約半分(1.95/3.65=0.53)まで下がる。
次に、「予備充電工程S5」において、電極体20を第1圧力P1で押圧した状態で、電池1を第1電池電圧V1(本実施形態では、V1=2.0V)まで予備充電する。この第1電池電圧V1は、正極電位が鉄が溶解する溶解電位(3.2V vs. Li/Li+)よりも高く、負極電位が電解液17中に溶解した鉄イオンが析出する析出電位(2.3V vs. Li/Li+)よりも高くなる電池電圧である。具体的には、電池1に充放電装置を接続して、50℃の温度下において、定電流定電圧(CCCV)充電により、0.5Cの定電流で電池電圧Veが約0Vから第1電池電圧V1=2.0Vになるまで充電した後、この第1電池電圧V1=2.0Vを2分間維持した。
このような予備充電工程S5を行うと、正極電位が高くなり鉄の溶解電位を超えて、正極板21上で金属異物が電解液17中に溶解し易くなる。特に、電極体20を第1圧力P1で押圧した状態とすることで、前述のように、正極板21とセパレータ41の間に混入した金属異物が、より確実に正極板21に接触しているので、正極板21上で金属異物が溶解し易い。一方、負極電位は低くなり過ぎないため(鉄イオンの析出電位よりも高い状態のままであるため)、負極板31上で金属異物由来の金属が析出し難い。
次に、「充電後放置工程S6」において、電池1を放置する。本実施形態では、電池1を3.5時間放置する。この充電後放置工程S6は、引き続き50℃の温度下で行う。このような充電後放置工程S6を行うことで、この放置中にも正極板21上に存在する金属異物が電解液17中に溶解する。このため、金属異物をより確実に電解液17中に溶解させることができる。
次に、「第2押圧工程S7」において、電池1の電極体20を第1圧力P1よりも高い第2圧力P2で積層方向SHに押圧する。具体的には、この第2押圧工程S7は、引き続き50℃の温度下で行う。電池ケース10の幅広な側面10cを前述の一対の押圧治具(不図示)で電池厚み方向DHに挟んで、電極体20を積層方向SHに第2圧力P2(本実施形態では、P2=1.3Pa)で押圧する。このような第2押圧工程S7を行うことで、正極板21と負極板31の間隔が狭くなって、これらの間における電解液17が押し出され、この電解液17に含まれる金属異物由来の金属イオンの拡散が促進される。特に、電池1の加温により(本実施形態では、電池温度Te=50℃)、電解液17の粘度が低くなっているので、電解液17が押し出され易く、金属イオンが拡散し易い。
次に、「本充電工程S8」において、電池1に本充電(コンディショニング充電)を行う。具体的には、電池1に充放電装置を接続して、引き続き50℃の温度下において、定電流定電圧(CCCV)充電により、1Cの定電流で電池電圧Veが第2電池電圧V2=4.1Vになるまで充電した後、この第2電池電圧V2=4.1Vを2分間維持した。この本充電工程S8を行うと、負極電位が下がり、鉄イオンの析出電位よりも低くなるため、負極板31上で鉄等の金属異物由来の金属が析出し易くなる。しかし、本実施形態では、本充電工程S8の開始時には、金属異物は既に溶解してしまって存在せず、また、金属異物由来の金属イオンが金属異物が存在した場所から広範囲に拡散しており、金属イオンの濃度が高くなった部位が存在しない。このため、金属異物由来の金属が負極板31上で集中的にデンドライト状に析出することがなく、金属異物に起因した短絡が生じない。
次に、「エージング工程S9」において、電池1を放置してエージングする。具体的には、本充電後の電池1を、60℃の温度下において、端子開放した状態で20hrにわたり放置してエージングする。
次に、「短絡検知工程S10」において、電池1を端子開放した状態で放置して放電させて(自己放電させて)、放置中の電池電圧Veの電圧低下量ΔVeを測定し、当該電池1の内部短絡の有無を検知する。具体的には、電池1を20℃の温度下で端子開放した状態で放置して、エージング工程S9の終了時(短絡検知工程S10の開始時)から2日経過後に測定した電池電圧Vaと、エージング工程S9の終了時(短絡検知工程S10の開始時)から7日経過後に測定した電池電圧Vbとから、電圧低下量ΔVe=Va−Vbを算出する。そして、取得した当該電池1の電圧低下量ΔVeを、予め定めた基準低下量ΔVrと比較し、電圧低下量ΔVeが基準低下量ΔVrよりも大きい場合(ΔVe>ΔVr)に、当該電池1に内部短絡が生じている不良品と判定し、その電池1を除去する。一方、当該電池1の電圧低下量ΔVeが基準低下量ΔVrよりも小さい場合(ΔVe≦ΔVr)には、当該電池1を内部短絡の無い良品と判定する。
短絡検知工程S10の後は、良品と判定された電池1について、他の各種検査を行う。かくして、電池1が完成する。
(実施例及び比較例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。実施例及び比較例として、図4及び図5に示すラミネート型のリチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」ともいう)100をそれぞれ製造した。
これらの電池100は、ラミネートフィルムを袋状にした外装体110の内部に、電極体120、電解液117等が収容されている。このうち電極体120は、1枚の矩形状の正極板121と、1枚の矩形状の負極板131とを、1枚の矩形状のセパレータ141を介して互いに重ねたものである。
正極板121は、矩形状のアルミニウム箔からなる正極集電箔の一方の主面(負極板131と対向する側の主面)の所定位置に、正極活物質層を23mm×23mmの大きさに矩形状に設けてなる。また、この正極板121には、帯状のアルミニウム板からなる正極タブ150が接合され、外装体110の内部から外部に延出している。一方、負極板131は、矩形状の銅箔からなる負極集電箔の一方の主面(正極板121と対向する側の主面)の所定位置に、負極活物質層を25mm×25mmの大きさに矩形状に設けてなる。また、この負極板131には、帯状の銅板からなる負極タブ160が接合され、外装体110の内部から外部に延出している。
なお、これらの電池100においては、未注液の電池100xを組み立てる際に、正極板121の正極活物質層の中央部とセパレータ141との間に、金属異物として、直径200μm、厚み10μmの大きさの円板状をなす鉄の塊をそれぞれ配置した。
実施例では、実施形態と同様に(図3参照)、注液工程S2の後、第1押圧工程S3、充電前放置工程S4、予備充電工程S5、充電後放置工程S6、第2押圧工程S7を行ってから、本充電工程S8を行った。その後は、エージング工程S9及び短絡検知工程S10は行わずに、電池100を解体して、セパレータ141の正極側表面うち、金属異物と接触していた部分を、走査型電子顕微鏡で観察し、金属異物の溶解状態(溶け残り具合)を調査した。また、負極板131上にデンドライト状に金属(鉄)が析出しているか否かを確認した。
一方、比較例では、図6に示すように、注液工程S2の後、押圧工程S3Aを行って、本充電工程S8を行った。この比較例の押圧工程S3Aは、実施例(実施形態)の第2押圧工程S7と同様に、電池100の電極体120を第2圧力P2で積層方向SHに押圧する。但し、この比較例では、この押圧工程S3A及びその後の本充電工程S8を、50℃の温度下ではなく、20℃の温度下で行った。本充電工程S8の後は、実施例と同様に、電池100を解体して、金属異物の溶解状態を調査した。また、負極板131上にデンドライト状に金属(鉄)が析出しているか否かを確認した。
その結果、比較例の電池100では、図7(b)に示すように、予め配置した金属(鉄)異物が殆ど溶解しないで残っていた。また、負極板131上にデンドライト状に金属(鉄)が析出していた。一方、実施例の電池100では、図7(a)に示すように、金属(鉄)異物が殆ど溶解していた。また、負極板131上にデンドライト状に金属(鉄)が析出していなかった。このような結果となった理由は、以下であると考えられる。
即ち、比較例では、前述の第1押圧工程S3及び予備充電工程S5を行っていないため、本充電工程S8以前に、正極板121上で電解液117中に溶解する金属異物の量が少ない。また、正極板121とセパレータ141の間に配置した金属異物が、正極板121に接触していないため、本充電工程S8の際に、金属異物の電位が上がり難く、金属異物が溶解し難い。このため、金属異物の多くが溶解しないで残ったと考えられる。また、本充電の際に、金属異物の一部が溶解した金属イオンが負極板131上で集中的にデンドライト状に析出したと考えられる。
これに対し、実施例では、第1押圧工程S3及び予備充電工程S5を行っている。第1押圧工程S3で電極体120を積層方向SHに押圧することで、正極板121とセパレータ141との間隔が狭くなって、正極板121とセパレータ141の間に配置した金属異物が、正極板121に接触した。このため、予備充電工程S5において、正極板121の正極電位が高くなったときに、金属異物の電位も高くなって、正極板121上で金属異物が電解液中に溶解した。一方、負極電位は低くなり過ぎないため、負極板131上で金属異物由来の金属が析出し難い。
また、実施例では、第2押圧工程S7において、電池100を加温し電解液117の粘度を下げた状態で、電極体120を第1圧力P1よりも高い第2圧力P2で積層方向SHに押圧している。これにより、正極板121と負極板131の間隔が狭くなって、これらの間における電解液117が押し出され、この電解液117に含まれる金属異物由来の金属イオンの拡散が促進される。特に、電池100の加温によって電解液117の粘度が低くなっているので、電解液117が押し出され易く、金属イオンの拡散が促進される。その結果、金属イオンが負極板131上で集中的にデンドライト状に析出するのが防止されたと考えられる。
以上で説明したように、電池1の製造方法では、注液工程S2の後、第1押圧工程S3で電池1の電極体20を積層方向SHに第1圧力P1で押圧し、この状態で予備充電工程S5を行って、電池1を第1電池電圧V1まで充電している。電極体20を積層方向SHに押圧することで、正極板21とセパレータ41との間隔が狭くなって、正極板21とセパレータ41の間に混入した金属異物が、より確実に正極板21に接触することとなる。このため、予備充電工程S5において、正極板21の正極電位が高くなったときに、正極板21に接触する金属異物の電位も高くなって、正極板21上で金属異物(特に鉄の異物)が電解液17中に溶解し易くなる。一方、負極電位は低くなり過ぎないため、負極板31上で金属異物(特に鉄の異物)由来の金属が析出し難い。
また、電池1の製造方法では、予備充電工程S5の後、第2押圧工程S7において、電池1を加温し電解液17の粘度を下げた状態で、電極体20を第1圧力P1よりも高い第2圧力P2で積層方向SHに押圧している。これにより、正極板21と負極板31の間隔が狭くなって、これらの間における電解液17が押し出され、この電解液17に含まれる金属異物由来の金属イオンの拡散が促進される。
かくして、電池1の製造方法では、製造過程で正極板21とセパレータ41の間に金属異物が混入したとしても、この金属異物の電解液17への溶解を促進させると共に、溶解した金属異物由来の金属イオンの拡散を促進させることができ、金属異物に起因した短絡を防止できる。
また、電池1の製造方法では、第1押圧工程S3における第1圧力P1を、0.60〜0.80Paとしている。第1圧力P1が低すぎないので、正極板21とセパレータ41の間に混入した金属異物が正極板21に接触し易い。一方、第1圧力P1が高すぎないので、正極板21と負極板31の間隔が狭くなりすぎて、これらの間の電解液17の量が減って、金属異物が電解液17中に溶解し難くなるのを防止できる。
また、第2押圧工程S7における第2圧力P2を、0.80〜1.8Paとしている。第2圧力P2が低すぎないので、正極板21と負極板31の間隔が適切に狭くなって、電解液17が押し出され易い。一方、第2圧力P2が高すぎないので、正極板21と負極板31の間隔が狭くなりすぎず、これらの間の電解液17の量が少なくなりすぎない。
また、第2押圧工程S7における電池温度Teを、25℃以上、更には、30℃以上としているので、電解液17の粘度が適切に下がる。一方で、この電池温度Teを、60℃以下、更には、50℃以下としているので、電池1が劣化したり、電池1の低温時の入出力特性が低下するなど、電池の特性が変化するのを防止できる。
また、電池1の製造方法では、予備充電工程S5の後、第2押圧工程S7の前に充電後放置工程S6を行って電池1を第1電池電圧V1で0.5時間以上放置している。この放置中にも正極板21上に残存する金属異物が電解液17中に溶解するので、金属異物をより確実に電解液17中に溶解させることができる。
また、電池1の製造方法では、予備充電工程S5及び充電後放置工程S6を、電池1を加温し電解液17の粘度を下げた状態で行っているので、これらの工程中においても、電解液17の粘度を下げたことにより、金属異物由来の金属イオンの拡散を促進させることができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、第1押圧工程S3及び第2押圧工程S7において、拘束部材で電池1を拘束して電極体20を積層方向SHに押圧したが、これに限られない。例えば、油圧プレスなどのプレス機で電池1を押圧して電極体20を積層方向SHに押圧してもよい。また、電池1におもりを載せるなどして電極体20を積層方向SHに押圧してもよい。
1,100 電池
1x,100x (未注液の)電池
17,117 電解液
20,120 電極体
2,121 正極板
31,131 負極板
41,141 セパレータ
S1 組立工程
S2 注液工程
S3 第1押圧工程
S4 充電前放置工程
S5 予備充電工程
S6 充電後放置工程
S7 第2押圧工程
S8 本充電工程
S9 エージング工程
S10 短絡検知工程
S3A 押圧工程

Claims (1)

  1. 正極活物質にリチウム遷移金属複合酸化物を含む正極板、及び、負極活物質に炭素材料を含む負極板がセパレータを介して互いに重なった電極体と、電解液と、を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法であって、
    上記電極体を有する未注液のリチウムイオン二次電池内に、上記電解液を注液する注液工程と、
    上記注液工程の後に、上記リチウムイオン二次電池の上記電極体を、上記正極板、上記セパレータ及び上記負極板の積層方向に第1圧力P1で押圧する第1押圧工程と、
    上記電極体を上記第1圧力P1で押圧した状態で、上記リチウムイオン二次電池を、正極電位が鉄の溶解電位よりも高く、かつ、負極電位が上記電解液中に溶解した鉄イオンの析出電位よりも高い第1電池電圧V1まで予備充電する予備充電工程と、
    上記予備充電工程の後に、上記リチウムイオン二次電池を加温し上記電解液の粘度を下げた状態で、上記リチウムイオン二次電池の上記電極体を、上記第1圧力P1よりも高い第2圧力P2で上記積層方向に押圧する第2押圧工程と、
    上記第2押圧工程の後に、上記第1電池電圧V1よりも高い第2電池電圧V2まで上記リチウムイオン二次電池をコンディショニング充電する本充電工程と、を備える
    リチウムイオン二次電池の製造方法。
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