JP7052697B2 - リチウムイオン二次電池の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、正極板及び負極板がセパレータを介して重なった電極体を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法に関する。
リチウムイオン二次電池(以下、単に「電池」ともいう)の製造においては、一般に、組み立てた電池を、室温下で所定の電池電圧(例えば正極電位が4.00V vs. Li/Li+となる電池電圧)まで初充電する。続いて、この充電された電池を高温(例えば60℃)環境下で長時間(例えば24時間)にわたり放置してエージングしている。これにより、電池性能を向上させたり電池性能を安定化させることができる。関連する従来技術として、例えば特許文献1が挙げられる。
特開2017-50170号公報
ところで、電池の製造過程において、電極体の正極板とセパレータとの間に、SUS304などのステンレスからなる金属異物(以下、「ステンレス異物」ともいう)が混入することがある。ステンレス異物が正極板に接触した状態である場合、電池が充電されて正極電位がステンレス異物の溶解電位(例えばSUS304では3.9V vs. Li/Li+程度)を超えると、ステンレス異物が溶解し始める。初充電後の正極電位が高い状態で電池を長時間にわたり放置すると、正極板に接したステンレス異物は、その全体が溶解して鉄、ニッケル、クロム等の金属イオンとなる。
一方、初充電後の電池の負極電位は低く(例えば0.1V vs. Li/Li+程度)、ステンレス異物の析出電位よりも低いため、上述の金属イオンは、電極体の負極板上で徐々に析出し、デンドライト状に成長することがある。更に、このデンドライト状析出金属は、負極板と正極板との間に介在するセパレータを突き破って負極板から正極板まで達し、負極板と正極板とを内部短絡(微小短絡)させることがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、正極板とセパレータとの間に混入したステンレス異物に起因した微小短絡を抑制できるリチウムイオン二次電池の製造方法を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、正極板及び負極板がセパレータを介して重なった電極体を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法であって、組み立てたリチウムイオン二次電池を電池温度40℃以上で充電して、電池電圧(端子間電圧)Vaが、正極電位EpがEp=4.00V vs. Li/Li+となる第1基準電池電圧V1以上になるまで充電する予備充電工程と、上記予備充電工程の後、上記予備充電工程で上記電池電圧Vaが上記第1基準電池電圧V1に達してから30min以内に上記リチウムイオン二次電池の放電を開始して、放電開始から30min以内に、上記電池電圧Vaが、上記正極電位EpがEp=3.70V vs. Li/Li+となる第2基準電池電圧V2以下になるまで放電し、上記電池電圧Vaが上記第2基準電池電圧V2以下の状態を10min以上保持する予備放電工程と、上記予備放電工程の後、上記リチウムイオン二次電池を充電する本充電工程と、を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法である。
上述のリチウムイオン二次電池の製造方法では、組み立てた電池1について、本充電工程を行うのに先立ち、予備充電工程及び予備放電工程を行う。
まず予備充電工程では、電池を電池温度40℃以上で電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1(正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+に相当)以上になるまで充電する。この正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+は、ステンレスの溶解電位(例えばSUS304では3.9V vs. Li/Li+程度)よりも高く、また、電池温度を40℃以上としているので、電極体の正極板とセパレータとの間にステンレス異物が混入している場合、この予備充電工程でステンレス異物が溶解し始める。ステンレス異物の表面にたとえ薄く不動態皮膜が形成されていても、この予備充電工程で除去される。
但し、予備充電工程後、速やかに予備放電工程を行うため、具体的には、予備充電工程で電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1(正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+)に達してから30min以内に電池の放電を開始するため、ステンレス異物の溶解は表面近傍のみに留まる。そして、この予備放電工程で速やかに(30min以内に)、電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2(正極電位Ep=3.70V vs. Li/Li+に相当)以下になるまで電池を放電させて、この低電位を10min以上保持する。これによって、残ったステンレス異物の表面に新たな皮膜(不動態皮膜)が強固に形成される。本発明者が調査した結果、この新たに形成された不動態皮膜は、その後に電池を充電しても(正極電位Epがステンレスの溶解電位を超える電池電圧まで充電しても)、溶解しないことが判ってきた。
このため、予備放電工程後の本充電工程やその後の工程、また、製造後の電池の使用において、この電池を充電したり高温で放置しても、もはや新たな不動態皮膜が形成されたステンレス異物は溶解せず、このステンレス異物に起因した微小短絡は生じ難い。かくして、上述の電池の製造方法では、正極板とセパレータとの間に混入したステンレス異物に起因した微小短絡を抑制できる。
なお、予備充電工程における「電池温度」は、前述のように40℃以上とするが、活物質粒子や電解液等への影響を考慮して、80℃以下とするのが好ましい。
また、「予備充電工程」では、前述のように電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1(正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+に相当)以上になるまで電池を充電するが、過充電による活物質粒子等への影響を考慮して、正極電位Ep=4.30V vs. Li/Li+に相当する電池電圧以下とするのが好ましい。
また、「予備放電工程」では、前述のように電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2(正極電位Ep=3.70V vs. Li/Li+に相当)以下になるまで電池を放電させるが、正極電位Ep=3.30V vs. Li/Li+に相当する電池電圧以上とするのが好ましい。予備放電工程で電池電圧Vaを下げすぎると、電池内で水素ガスが発生して電池の内圧が上昇し、電池性能が低下するおそれがあるからである。
実施形態に係る電池の斜視図である。 実施形態に係る電極体の展開図である。 実施形態に係る電池の製造方法のフローチャートである。 実施形態に係り、予備充電工程前、予備充電工程後及び予備放電工程後のステンレス異物の状態を示す説明図である。 実施形態に係る電池の製造方法において、予備充電工程開始時から本充電工程終了時までの経過時間と電池電圧Vaとの関係を示すグラフである。 SUS304についてのCV(サイクリックボルタンメトリ)試験の結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に本実施形態に係る電池1の斜視図を示す。図2に電池1を構成する扁平状捲回型の電極体20の展開図を示す。なお、以下では、電池1の縦方向BH、横方向CH及び厚み方向DHを、図1に示す方向と定めて説明する。この電池1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池である。
電池1は、角型の電池ケース10と、この内部に収容された電極体20及び非水電解液17と、電池ケース10に支持された正極端子部材50及び負極端子部材60等から構成されている(図1参照)。非水電解液17は、エチレンカーボネート(EC)、ジメチルカーボネート(DMC)及びメチルエチルカーボネート(MEC)を混合した非水溶媒に、支持塩(LiPF6 )を溶解した電解液である。
電池ケース10は、直方体箱状で金属(本実施形態ではアルミニウム)からなる。この電池ケース10は、上側のみが開口した有底角筒状のケース本体部材11と、このケース本体部材11の開口を閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材13とから構成されている。ケース蓋部材13には、アルミニウムからなる正極端子部材50がケース蓋部材13と絶縁された状態で固設されている。この正極端子部材50は、電池ケース10内で電極体20のうち、正極板21に接続し導通する一方、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延びている。また、ケース蓋部材13には、銅からなる負極端子部材60がケース蓋部材13と絶縁された状態で固設されている。この負極端子部材60は、電池ケース10内で電極体20のうち、負極板31に接続し導通する一方、ケース蓋部材13を貫通して電池外部まで延びている。
電極体20は、扁平状をなし、横倒しにした状態で電池ケース10内に収容されている。この電極体20は、帯状の正極板21及び帯状の負極板31を、一対の帯状で樹脂製の多孔質膜からなるセパレータ41を介して重ねて(図2参照)、軸線周りに扁平状に捲回した扁平状捲回型の電極体である。
このうち正極板21は、帯状のアルミニウム箔からなる正極集電箔23と、この正極集電箔23の両主面上にそれぞれ形成された、正極活物質粒子、導電粒子及び結着剤からなる正極活物質層25とを有する。本実施形態では、正極活物質粒子としてリチウム遷移金属複合酸化物粒子、具体的にはリチウムニッケルコバルトマンガン酸化物粒子を、導電粒子としてアセチレンブラック(AB)粒子を、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いている。
また、負極板31は、帯状の銅箔からなる負極集電箔33と、この負極集電箔33の両主面上にそれぞれ形成された、負極活物質粒子、結着剤及び増粘剤からなる負極活物質層35とを有する。本実施形態では、負極活物質粒子として黒鉛粒子を、結着剤としてスチレンブタジエンゴム(SBR)を、増粘剤としてカルボキシメチルセルロース(CMC)を用いている。
次いで、上記電池1の製造方法について説明する(図3~図5参照)。まず「組立工程S1」(図3参照)において、電池1を組み立てる。具体的には、正極板21及び負極板31を、一対のセパレータ41を介して互いに重ね(図2参照)、軸線周りに捲回し、扁平状に圧縮して、扁平状捲回型の電極体20(図1参照)を形成する。この電極体20を形成する過程で、正極板21とセパレータ41との間に、金属異物、具体的には、SUS304等のステンレスからなるステンレス異物MB(図4参照)や、銅からなる銅異物、鉄からなる鉄異物、真鍮からなる真鍮異物などの金属異物が混入することがある。このうちステンレス異物MBは、一般に、ステンレスからなる異物本体MB1の表面に、厚みが数nm程度の薄い第1不動態皮膜MB2が形成されている。
次に、ケース蓋部材13に正極端子部材50及び負極端子部材60を固設する(図1参照)。その後、正極端子部材50及び負極端子部材60を、電極体20の正極板21及び負極板31にそれぞれ溶接する。その後、この電極体20をケース本体部材11内に挿入すると共に、ケース本体部材11の開口をケース蓋部材13で塞ぐ。そして、ケース本体部材11とケース蓋部材13とを溶接して電池ケース10を形成する。次に、ケース蓋部材13に設けられた注液孔13hを通じて電池ケース10内に非水電解液17を注液し、非水電解液17を電極体20内に含浸させる。その後、封止部材15で注液孔13hを封止する。かくして、電池1が組み立てられる。
次に、「予備充電工程S2」を行うのに先立ち、組み立てた電池1を拘束する。具体的には、電池ケース10のうち、最も面積が大きい2つの側面10c(図1参照)を一対の板状の押圧治具(不図示)で厚み方向DHに挟んで、電池1を厚み方向DHに押圧した状態で拘束する。なお、本実施形態では、以下に説明する「予備充電工程S2」から「第2短絡検査工程S8」までを、このように電池1を拘束した状態で行う。
次に、「予備充電工程S2」において、この電池1を電池温度40℃以上(本実施形態では45℃)で充電して、電池電圧(端子間電圧)Vaが、正極電位EpがEp=4.00V vs. Li/Li+となる第1基準電池電圧V1(本実施形態ではV1=3.88V)以上になるまで充電する。なお、図5に、予備充電工程S2の開始時から後述する本充電工程S4の終了時までの経過時間と電池電圧Vaとの関係の概略を示す。
予備充電工程S2では、電池温度45℃に加熱された電池1に充放電装置を接続して、定電流定電圧(CCCV)充電により、電池電圧Vaが予備充電電池電圧V3=4.10V(正極電位Ep=4.21V vs. Li/Li+に相当)になるまで電池1を充電する。本実施形態では、1Cの定電流で、計測される電池電圧Vaが予備充電電池電圧V3=4.10Vになるまで充電した後、充電電流値が1/20の0.05Cになるまでこの予備充電電池電圧V3=4.10Vを維持した。
ここで、図6に、SUS304について行ったCV(サイクリックボルタンメトリ)試験の結果を示す。このCV試験では、作用極としてSUS304からなるSUS電極を用い、作用極等を浸漬する溶液として電池1の非水電解液17を用いた。掃引速度を1mV/secとして、SUS電極の電位を、3.00V vs. Li/Li+から5.00V vs. Li/Li+まで正方向に掃引(1回目の正方向掃引)し、その後、5.00V vs. Li/Li+から3.00V vs. Li/Li+まで負方向に掃引(負方向掃引)し、その後、再び3.00V vs. Li/Li+から5.00V vs. Li/Li+まで正方向に掃引(2回目の正方向掃引)した。
1回目の正方向掃引では、SUS電極の電位が約3.8V vs. Li/Li+を越えたあたりから電流が流れ始め、4.00V vs. Li/Li+以上で電流値が十分に大きくなった。この電流は、SUS電極の表面が溶解したことにより生じたと考えられる。なお、SUS電極の表面に形成されていた薄い不動態皮膜も溶解したと考えられる。
また、その後の負方向掃引でも、電流の流れがあった。この電流は、SUS電極の表面に新たな不動態皮膜が形成されたことにより生じたと考えられる。
一方、2回目の正方向掃引では、電流が流れなかった。これは、2回目の正方向掃引ではSUS電極が溶解しなかったことを示す。負方向掃引の際にSUS電極の表面に形成された新たな不動態皮膜の存在により、この不動態皮膜及びこれに覆われたSUS電極は、少なくとも5.00V vs. Li/Li+以下の電位では、溶解しないことを示している。
このCV試験の結果から、SUS電極の電位をまず4.00V vs. Li/Li+以上に正方向に掃引して、SUS電極の表面を溶解させた後、SUS電極の電位を負方向に掃引して、SUS電極の表面に新たな不動態皮膜を形成すれば、その後にSUS電極の電位を高くしても、新たな不動態皮膜は溶解しない(もはやSUS電極は溶解しない)ことが判る。
前述の予備充電工程S2では、電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1=3.88V(正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+に相当)以上の予備充電電池電圧V3=4.10V(正極電位Ep=4.21V vs. Li/Li+に相当)になるまで電池1を充電する。しかも、電池温度を45℃とする。このため、電極体20の正極板21とセパレータ41との間にステンレス異物MBが混入している場合、この予備充電工程S2でこのステンレス異物MBの電位が上昇してステンレス異物MBが溶解し始める。もしステンレス異物MBの表面に薄い第1不動態皮膜MB2が形成されていたとしても、この予備充電工程S2で除去される(図4参照)。但し、予備充電工程S2の後、速やかに次述する予備放電工程S3を行うため、ステンレス異物MBの溶解は表面近傍のみに留まる。
次に、「予備放電工程S3」において、予備充電工程S2で電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1=3.88Vに達してから30min以内に電池1の放電を開始し、放電開始から30min以内に、電池電圧Vaが、正極電位Epが3.70V vs. Li/Li+となる第2基準電池電圧V2(本実施形態ではV2=3.45V)以下になるまで放電する。そして、電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2以下の状態を10min以上保持する。
前述の予備充電工程S2において、電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1=3.88V(正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+に相当)に達してから、予備充電工程S2が終了するまで(予備放電工程S3が開始するまで)の時間T1は、30min以内(本実施形態では時間T1=約20min)であった。
また、この予備放電は、定電流定電圧(CCCV)放電により、電池電圧Vaが予備放電電池電圧V4=3.00V(正極電位Ep=3.66V vs. Li/Li+)になるまで電池1を放電させる。具体的には、2Cの定電流で、電池電圧Vaが予備放電電池電圧V4=3.00Vになるまで放電した後、放電電流値が1/20の0.05Cになるまでこの予備放電電池電圧V4=3.00Vを維持した。
なお、放電開始から電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2=3.45V(正極電位Epが3.70V vs. Li/Li+)に達するまでの時間T2は、30min以内(本実施形態では時間T2=約20min)であった。
また、電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2=3.45V(正極電位Ep=3.70V vs. Li/Li+)に達してから、この予備放電が終了するまでの時間T3は、10min以上(本実施形態では時間T3=約22min)であった。
この予備放電工程S3では、放電開始から30min以内(本実施形態では時間T1=約20min)に、電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2=3.45V(正極電位Ep=3.70V vs. Li/Li+)以下の予備放電電池電圧V4=3.00V(正極電位Ep=3.66V vs. Li/Li+)になるまで電池1を放電させ、電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2=3.45V以下の状態を10min以上(本実施形態では時間T3=22min)保持する。これにより、残ったステンレス異物MBの表面に、厚み数十nm程度の新たな第2不動態皮膜MB3が強固に形成される(図4参照)。
この第2不動態皮膜MB3の組成は、現時点では明らかになっていないが、SUS304を構成する元素(鉄、ニッケル、クロム)及び非水電解液17に含まれるリンを含むと考えられる。この第2不動態皮膜MB3は、この後に電池1を充電して正極電位Epが高くなっても溶解しないため、後述する本充電工程S4~第2短絡検査工程S8や、製造後の電池1の使用において、ステンレス異物MBはもはや溶解しない(ステンレス異物MBは無害化する)。従って、ステンレス異物MBに起因する微小短絡を抑制できる。
次に、「本充電工程S4」において、この電池1に本充電を行う。具体的には、引き続き電池温度45℃で、定電流定電圧(CCCV)充電により、電池電圧Vaが本充電電池電圧V5=4.10V(正極電位Ep=4.21V vs. Li/Li+)になるまで電池1を充電する。本実施形態では、1Cの定電流で、電池電圧Vaが本充電電池電圧V5=4.10Vになるまで充電した後、充電電流値が1/20の0.05Cになるまでこの本充電電池電圧V5=4.10Vを維持した。
次に、「高温エージング工程S5」において、電池温度40~80℃(本実施形態では60℃)で、電池1を端子開放した状態で24hrにわたり放置してエージングする。
次に、「第1短絡検査工程S6」において、この電池1について内部短絡の有無を検知する。具体的には、高温エージング工程S5の開始時に予め測定しておいた電池電圧(端子開放電圧)Vb1と、高温エージング工程S5の終了時に測定した電池電圧(端子開放電圧)Vb2とから、電池電圧(端子開放電圧)Vbの第1電圧低下量ΔVb1=Vb1-Vb2を算出する。そして、取得した当該電池1の第1電圧低下量ΔVb1を、予め定めた第1基準低下量ΔVr1と比較し、第1電圧低下量ΔVb1が第1基準低下量ΔVr1よりも大きい場合(ΔVb1>ΔVr1)に、当該電池1を短絡が生じている不良品と判定し、当該電池1を除去する。一方、当該電池1の第1電圧低下量ΔVb1が第1基準低下量ΔVr1以下の場合(ΔVb1≦ΔVr1)には、当該電池1を短絡が生じていない良品と判定する。かくして、電池1が完成する。
なお、必要に応じて、更に「放置工程S7」及び「第2短絡検査工程S8」を行ってもよい。これらの工程S7,S8を行うことで、上述の第1短絡検査工程S6では検知できない微小な内部短絡を検知でき、微小短絡を生じた電池1をも排除できる。
本実施形態では、前述のように予備放電工程S3後のステンレス異物MBはもはや溶解せず、ステンレス異物MBに起因した微小短絡は生じない。従って、これら放置工程S7及び第2短絡検査工程S8を行う場合でも、ステンレス異物MB以外の金属異物(銅異物、鉄異物、真鍮異物など)に起因した微小短絡を検知することを考慮すればよい。具体的には、銅異物、鉄異物、真鍮異物などを起源とするデンドライト状析出金属は、ステンレス異物MBを起源とするデンドライト状析出金属に比して、速く成長する。従って、前述の予備充電及び予備放電を行わず、ステンレス異物MBを起源とするデンドライト状析出金属をも成長させて、第2短絡検査工程S8で検知する場合(7~10日間程度を要する)に比して、放置工程S7における放置期間を短くできる。
具体的には、放置工程S7では、20℃の環境温度下において、電池1を端子開放した状態で3.0日間にわたり放置して放電させる(自己放電させる)。
次に、「第2短絡検査工程S8」において、この電池1について微小短絡の有無を検知する。具体的には、放置工程S7の開始時に予め測定しておいた電池電圧(端子開放電圧)Vb3と、放置工程S7の終了時に測定した電池電圧(端子開放電圧)Vb4とから、電池電圧Vbの第2電圧低下量ΔVb2=Vb3-Vb4を算出する。そして、取得した当該電池1の第2電圧低下量ΔVb2を、予め定めた第2基準低下量ΔVr2と比較し、第2電圧低下量ΔVb2が第2基準低下量ΔVr2よりも大きい場合(ΔVb2>ΔVr2)に、当該電池1を微小短絡が生じている不良品と判定し、当該電池1を除去する。一方、当該電池1の第2電圧低下量ΔVb2が第2基準低下量ΔVr2以下の場合(ΔVb2≦ΔVr2)には、当該電池1を微小短絡が生じていない良品と判定する。
(実施例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。実施例として、実施形態で用いた正極板21、負極板31及びセパレータ41をそれぞれ矩形状に切断し、矩形状の正極板21と矩形状の負極板31とを矩形状のセパレータ41を介して重ねて電極体を形成した。その際、正極板21とセパレータ41との間に、直径150μm、厚み5μmのSUS304からなるステンレス異物を配置した。そして、このステンレス異物を含む電極体を、非水電解液17と共にラミネートフィルム内に収容して、ラミネートセル型のリチウムイオン二次電池を5個作製した。
この実施例では、電池を組み立てた後、前述の実施形態と同様に予備充電工程S2から第2短絡検査工程S8までを行った。但し、放置工程S7及び第2短絡検査工程S8では、前述のように、第2電圧低下量ΔVb2を測定するための放置期間を3.0日間として微小短絡の検知を行ったほか、放置期間を10.0日間としての微小短絡の検知も行った。このように放置期間(自己放電期間)を長くすることで、デンドライト状析出金属がゆっくりと成長する、ステンレス異物MBに起因する微小短絡をも検知できるからである。その結果、第2短絡検査工程S8で、微小短絡のある不良品と判定された電池の個数は、放置期間を3.0日間とした場合でも10.0日間とした場合でも、0(零)個であった。その結果を表1に示す。
Figure 0007052697000001
(比較例1)
また、比較例1として、実施例と同様なラミネートセル型の電池を5個作製した。但し、この比較例1では、前述のステンレス異物を配置しなかった。また、この比較例1では、電池を組み立てた後、予備充電工程S2及び予備放電工程S3は行わずに、本充電工程S4から第2短絡検査工程S8までを行った。なお、放置工程S7及び第2短絡検査工程S8では、実施例と同様に、放置期間を3.0日間とする場合と10.0日間とする場合の両方で微小短絡を検知した。その結果、第2短絡検査工程S8で、微小短絡のある不良品と判定された電池の個数は、放置期間を3.0日間の場合でも10.0日間とした場合でも、0(零)個であった。
(比較例2)
また、比較例2として、実施例と同様なラミネートセル型の電池を5個作製した。但し、この比較例2では、比較例1とは異なり(実施例と同様に)、前述のステンレス異物を正極板21とセパレータ41との間に配置した。また、この比較例2では、比較例1と同様に、電池を組み立てた後、予備充電工程S2及び予備放電工程S3は行わずに、本充電工程S4から第2短絡検査工程S8までを行った。その結果、第2短絡検査工程S8で、微小短絡のある不良品と判定された電池の個数は、放置期間を3.0日間とした場合は0(零)個であったが、放置期間を10.0日間の場合は3個であった。
実施例及び比較例1,2でこのような結果を生じた理由は、以下であると考えられる。まず比較例1では、ステンレス異物を正極板21とセパレータ41との間に配置していないため、ステンレス異物に起因した微小短絡は生じなかった。このため、放置工程S7における放置期間の長さによらず、第2短絡検査工程S8で不良品と判定される電池は生じない。
一方、比較例2では、ステンレス異物を正極板21とセパレータ41との間に配置している。放置工程S7における放置期間を10.0日間とした場合、5個中3個の電池では、この放置期間中にステンレス異物MBを起源とするデンドライト状析出金属が成長して、微小短絡を生じたと考えられる。しかし、放置工程S7における放置期間を3.0日間とした場合には、ステンレス異物を起源とするデンドライト状析出金属がまだ十分に成長していないため、この時点では微小短絡に至らなかった。このため、不良品としては検知できなかったと考えられる。この結果から、ステンレス異物に起因した微小短絡を検知するためには、10日間程度の長期間にわたる放置が必要であることが判る。従って、電池の生産に長期間を要するため、好ましくない。
これに対し、実施例では、前述の予備充電工程S2を行ったことにより、ステンレス異物の表面に形成されていた不動態皮膜が溶解され、更に予備放電工程S3を行ったことにより、ステンレス異物の表面に新たな不動態皮膜が強固に形成された。この新たな不動態皮膜は、その後に正極電位Epが高くなっても溶解しないため、ステンレス異物はもはや溶解せず、ステンレス異物を起源とするデンドライト状析出金属は成長しない。このため、放置工程S7における放置期間を3.0日間とした場合だけでなく、10.0日間と長くした場合でも、ステンレス異物に起因した微小短絡は生じなかったと考えられる。この結果から、実施例では、ステンレス異物が無害化され、ステンレス異物に起因する微小短絡が生じないため、ステンレス異物については、放置工程S7及び第2短絡検査工程S8は不要であることが判る。
但し、実際の電池1の製造では、前述のように、電極体20を形成する過程で、ステンレス異物MB以外の金属異物(銅異物、鉄異物、真鍮異物など)が混入するおそれもある。このため、実施形態で述べたように、3日間程度の放置工程S7及び第2短絡検査工程S8を行って、銅異物、鉄異物、真鍮異物などに起因した微小短絡を検知するのが特に好ましい。
以上で説明したように、電池1の製造方法では、組み立てた電池1について、本充電工程S4を行うのに先立ち、予備充電工程S2及び予備放電工程S3を行う。まず予備充電工程S2では、電池1を電池温度40℃以上(実施形態では45℃)で電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1(正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+)以上になるまで充電する。この正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+は、ステンレスの溶解電位(例えばSUS304では3.9V vs. Li/Li+程度)よりも高く、また、電池温度を40℃以上としているので、電極体20の正極板21とセパレータ41との間にステンレス異物MBが混入している場合、この予備充電工程S2でステンレス異物MBが溶解し始める。ステンレス異物MBの表面にたとえ薄く第1不動態皮膜MB2が形成されていても、この予備充電工程S2で除去される。
但し、予備充電工程S2の後、速やかに予備放電工程S3を行うため、具体的には、予備充電工程S2で電池電圧Vaが第1基準電池電圧V1(正極電位Ep=4.00V vs. Li/Li+)に達してから30min以内(実施形態では時間T1=約20min)に電池1の放電を開始するため、ステンレス異物MBの溶解は表面近傍のみに留まる。そして、予備放電工程S3で30min以内(実施形態では時間T2=約20min)に、電池電圧Vaが第2基準電池電圧V2(正極電位Ep=3.70V vs. Li/Li+)以下になるまで放電させて、この低電位を10min以上(実施形態では時間T3=約22min)保持する。これによって、残ったステンレス異物MBの表面に新たな第2不動態皮膜MB3が強固に形成される。
このため、予備放電工程S3の後の本充電工程S4や、その後の高温エージング工程S5~第2短絡検査工程S8、また、製造後の電池1の使用において、この電池1を充電したり高温で放置しても、もはや新たな第2不動態皮膜MB3が形成されたステンレス異物MBは溶解せず、このステンレス異物MBに起因した微小短絡は生じ難い。かくして、電池1の製造方法では、正極板21とセパレータ41との間に混入したステンレス異物MBに起因した微小短絡を抑制できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
1 電池
20 電極体
21 正極板
31 負極板
41 セパレータ
MB ステンレス異物
MB1 異物本体
MB2 第1不動態皮膜
MB3 第2不動態皮膜
T1,T2,T3 時間
Ep 正極電位
Va 電池電圧(端子間電圧)
V1 第1基準電池電圧
V2 第2基準電池電圧
V3 予備充電電池電圧
V4 予備放電電池電圧
V5 本充電電池電圧
S1 組立工程
S2 予備充電工程
S3 予備放電工程
S4 本充電工程
S5 高温エージング工程
S6 第1短絡検査工程
S7 放置工程
S8 第2短絡検査工程

Claims (1)

  1. 正極板及び負極板がセパレータを介して重なった電極体を備えるリチウムイオン二次電池の製造方法であって、
    組み立てたリチウムイオン二次電池を電池温度40℃以上で充電して、電池電圧(端子間電圧)Vaが、正極電位EpがEp=4.00V vs. Li/Li+となる第1基準電池電圧V1以上になるまで充電する予備充電工程と、
    上記予備充電工程の後、上記予備充電工程で上記電池電圧Vaが上記第1基準電池電圧V1に達してから30min以内に上記リチウムイオン二次電池の放電を開始して、放電開始から30min以内に、上記電池電圧Vaが、上記正極電位EpがEp=3.70V vs. Li/Li+となる第2基準電池電圧V2以下になるまで放電し、上記電池電圧Vaが上記第2基準電池電圧V2以下の状態を10min以上保持する予備放電工程と、
    上記予備放電工程の後、上記リチウムイオン二次電池を充電する本充電工程と、を備える
    リチウムイオン二次電池の製造方法。
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