JP2019020981A - 料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラム - Google Patents

料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019020981A
JP2019020981A JP2017138226A JP2017138226A JP2019020981A JP 2019020981 A JP2019020981 A JP 2019020981A JP 2017138226 A JP2017138226 A JP 2017138226A JP 2017138226 A JP2017138226 A JP 2017138226A JP 2019020981 A JP2019020981 A JP 2019020981A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking
state
data
term
cooking utensil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017138226A
Other languages
English (en)
Inventor
祐真 山本
Yuma Yamamoto
祐真 山本
三佳 後藤
Mika Goto
三佳 後藤
宏樹 杉本
Hiroki Sugimoto
宏樹 杉本
昌行 豊田
Masayuki Toyoda
昌行 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2017138226A priority Critical patent/JP2019020981A/ja
Publication of JP2019020981A publication Critical patent/JP2019020981A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】レシピ通りに調理を進められるよう支援すること。【解決手段】情報処理装置101は、調理器具103内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付ける。情報処理装置101は、調理器具103内の状態をセンシングするセンサ104により検出されたデータを受信する。情報処理装置101は、記憶部110の第1の記憶領域を参照して、受信したデータが、第1の記憶領域内に第1の用語と対応付けられたデータと一致するとみなせるか否かを判断する。情報処理装置101は、一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が第1の用語と対応することを示す情報と、調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラムに関する。
近年、家事に積極的な男性や、自炊する男性が増えており、女性はもとより男性も料理に対する関心が高まっている。一方で、これまで料理をする機会が少なかったために、料理が得意ではない人は多く、そのような人はレシピを見ながら料理をすることが多い。
関連する先行技術としては、例えば、使用者の調理経験の情報に基づき、調理レシピの表示内容を変更するものがある。また、各調理機器から受信した調理制御情報を経過時間とともにレシピの手順に対応付けて、各調理機器に対して行われた操作内容とその操作が行われたタイミングとが付加されたレシピデータを作成する技術がある。
特開2002−341743号公報 特開2006−329455号公報
しかしながら、従来技術では、料理をしている際に、レシピに出てくる用語の意味を理解できず、どのような状態になったら次の調理手順に進めばよいかわからない場合がある。次の調理手順に進むタイミングがわからなければ、レシピ通りに調理を進めることができないことがある。
一つの側面では、本発明は、レシピ通りに調理を進められるよう支援することを目的とする。
1つの実施態様では、調理器具内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付け、調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを受信し、調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記調理器具内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、料理支援システムが提供される。
本発明の一側面によれば、レシピ通りに調理を進められるよう支援することができる。
図1は、実施の形態にかかる料理支援方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、料理支援システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、端末装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、センサ装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、状態用語辞書220の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、レシピデータDB230の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図9Aは、レシピデータRの登録例を示す説明図(その1)である。 図9Bは、レシピデータRの登録例を示す説明図(その2)である。 図10Aは、レシピ画面RSの画面例を示す説明図(その1)である。 図10Bは、レシピ画面RSの画面例を示す説明図(その2)である。 図10Cは、レシピ画面RSの画面例を示す説明図(その3)である。 図11は、情報処理装置101の料理支援処理手順の一例を示すフローチャートである。 図12は、条件判断処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる料理支援方法の一実施例を示す説明図である。図1において、情報処理装置101は、記憶部110を有し、料理を支援するコンピュータである。記憶部110は、調理器具103内の状態をセンシングするセンサ104により検出されるデータと、調理器具103内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を含む。
調理器具103は、調理をするための器具である。調理器具103としては、例えば、鍋、フライパン、釜、オーブンなどがある。調理器具103内の状態は、例えば、調理器具103内の温度、圧力、湿度、画像、音などから特定される。センサ104は、例えば、温度センサ、圧力センサ、湿度センサ、撮像装置、マイクロフォンなどである。センサ104は、調理器具103に内蔵されていてもよい。また、センサ104は、調理器具103をふさぐ蓋に着脱可能に取り付けられてもよく、調理器具103本体にクリップ等により取り付けられることにしてもよい。
調理器具103内の状態を表す用語は、例えば、「ひと煮立ち」、「あめ色になる」などのレシピに出てくる料理用語である。より具体的には、例えば、調理器具103内の状態を表す用語は、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具103内の状態を表す用語である。
ここで、料理初心者などの料理が得意ではない人が、レシピを参考に料理をする際に、レシピに出てくる用語の意味を理解できず、次の調理手順に進むタイミングがわからない場合がある。例えば、「ひと煮立ち」や「あめ色になる」といった用語は、料理特有の用語であり、どのような状態を指すのかがわかりにくい用語である。
このため、例えば、「ひと煮立ち」したら次に進むといった調理手順があった場合に、「ひと煮立ち」がどのような状態かがわからず、レシピ通りに調理を進めることができないことがある。レシピ通りに調理を進めることができなければ、結果的に料理に失敗することが多く、自信をなくしたり、料理をする意欲の低下につながったりする。
そこで、本実施の形態では、料理初心者でも、レシピ通りに調理を進められるよう支援する料理支援方法について説明する。以下、情報処理装置101の処理例について説明する。
(1)情報処理装置101は、調理器具103内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付ける。ここで、第1の用語を含んだ調理手順を示す情報は、料理についての一連の調理手順を示すレシピデータであってもよく、また、レシピデータが示す一連の調理手順のうちのいずれかの調理手順を示す情報であってもよい。第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定は、例えば、情報処理装置101において行われてもよく、また、情報処理装置101とは異なる他のコンピュータにおいて行われることにしてもよい。
図1の例では、情報処理装置101が、端末装置102から、調理器具103内の状態を表す第1の用語「ひと煮立ち」を含んだ調理手順「味噌を入れ、ひと煮立ちさせる」を示す情報120の指定を受け付けた場合を想定する。端末装置102は、料理をするユーザが使用するコンピュータである。
(2)情報処理装置101は、調理器具103内の状態をセンシングするセンサ104により検出されたデータを受信する。図1の例では、情報処理装置101が、調理器具103内の状態をセンシングするセンサ104から、センサ104により検出されたデータ130を定期的に受信する場合を想定する。また、センサ104が、調理器具103内の温度を検出する温度センサである場合を想定する。すなわち、データ130は、調理器具103内の温度を示す。
(3)情報処理装置101は、記憶部110の第1の記憶領域を参照して、受信したデータが、第1の記憶領域内に第1の用語と対応付けられたデータと一致するとみなせるか否かを判断する。そして、情報処理装置101は、一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が第1の用語と対応することを示す情報と、調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する。
図1の例では、記憶部110の第1の記憶領域内に第1の用語「ひと煮立ち」と対応付けられたデータが「温度が90度以上」である場合を想定する。また、センサ104から受信したデータ130が「温度が90度」を示す場合を想定する。この場合、データ130が、第1の用語「ひと煮立ち」と対応付けられたデータ「温度が90度以上」と一致するとみなせる。
このため、情報処理装置101は、例えば、端末装置102に料理支援情報140を出力する。この結果、端末装置102において、料理支援情報140が出力、例えば、画面出力や音声出力される。料理支援情報140は、現在の調理器具103内の状態が第1の用語「ひと煮立ち」と対応することを示す情報「ひと煮立ちが終わりました。」と、調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報「次の手順に進んでください。」とを含む。
このように、情報処理装置101によれば、料理初心者にとってわかりにくい用語がレシピに含まれていても、調理器具103内の状態が、その用語が表す状態となったことを自動検知して通知することができる。このため、ユーザは、現在の調理器具103内の状態が、どのような状態を指しているのかを学習することができる。また、調理手順を次の手順に進めるタイミングであることをあわせて通知することで、レシピ通りに調理を進められるよう支援することができる。
図1の例では、第1の用語「ひと煮立ち」に対応するデータ「温度が90度以上」と一致するとみなせるデータ130が検出されると、料理支援情報140が出力される。ユーザは、料理支援情報140を確認することで、現在の調理器具103内の状態が、ひと煮立ちした状態であることがわかり、ひと煮立ちがどのような状態かを学習することができる。また、ユーザは、次の手順に進めるタイミングであることがわかるため、レシピ通りに調理を進めることができる。
(料理支援システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかる料理支援システム200のシステム構成例について説明する。
図2は、料理支援システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、料理支援システム200は、情報処理装置101と、端末装置102と、センサ装置201と、情報提供装置202と、を含む。料理支援システム200において、情報処理装置101、端末装置102および情報提供装置202は、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
ここで、情報処理装置101は、状態用語辞書220およびレシピデータDB(Database)230を有する。情報処理装置101は、例えば、サーバである。なお、状態用語辞書220およびレシピデータDB230の記憶内容については、図6および図7を用いて後述する。
端末装置102は、料理支援システム200のユーザが使用するコンピュータである。また、端末装置102は、近距離無線通信可能である。近距離無線通信とは、通信距離が数メートルから数十メートル程度の無線通信である。近距離無線通信としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)などを利用した通信が挙げられる。
端末装置102は、例えば、スマートフォン、タブレット型PC(Personal Computer)、ノートPCなどである。また、料理支援システム200のユーザとしては、例えば、料理初心者などの料理を支援してもらう者のほか、料理教室の先生などの料理が得意な者も含まれる。
センサ装置201は、調理器具P内の状態をセンシングするセンサSを有するコンピュータである。センサ装置201は、近距離無線通信により、端末装置102と相互に通信可能である。センサSは、例えば、後述の図5に示す温度センサ504、カメラ505などである。センサ装置201は、例えば、調理器具Pをふさぐ蓋Lに設けられる。このため、センサ装置201は、複数種類の調理器具Pに使い回すことができる。
なお、図1に示した調理器具103は、例えば、調理器具Pに対応する。また、図1に示したセンサ104は、例えば、センサSに対応する。
情報提供装置202は、レシピに関する情報を提供するコンピュータである。レシピに関する情報は、ある料理についての一連の調理手順を示す情報であり、例えば、料理名と各手順の作業内容とを含む。情報提供装置202は、例えば、レシピ配信企業のサーバである。
料理支援システム200において、情報処理装置101は、例えば、端末装置102を介して、センサ装置201と通信を行うことができる。具体的には、例えば、センサ装置201は、端末装置102を介して、調理器具P内の状態をセンシングするセンサSにより検出されたデータを情報処理装置101に送信する。
なお、図2の例では、端末装置102とセンサ装置201を1台のみ表記したが、これに限らない。例えば、端末装置102とセンサ装置201は、料理支援システム200のユーザごとに設けられる。
(情報処理装置101のハードウェア構成例)
図3は、情報処理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、情報処理装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、情報処理装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した端末装置102、情報提供装置202)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、情報処理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、入力装置、ディスプレイ等を有することにしてもよい。また、図2に示した情報提供装置202についても、情報処理装置101と同様のハードウェア構成により実現することができる。
(端末装置102のハードウェア構成例)
図4は、端末装置102のハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、端末装置102は、CPU401と、メモリ402と、ディスプレイ403と、入力装置404と、公衆網I/F405と、近距離無線I/F406と、音声信号処理部407と、スピーカ408と、マイクロフォン409と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、端末装置102の全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させる。
ディスプレイ403は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ403は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。
入力装置404は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置404は、例えば、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよく、また、キーボードやマウスなどであってもよい。
公衆網I/F405は、無線通信回路とアンテナを有し、ネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他のコンピュータ(例えば、情報処理装置101、情報提供装置202)に接続される。そして、公衆網I/F405は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
近距離無線I/F406は、無線通信回路とアンテナを有し、無線ネットワークに接続され、無線ネットワークを介して他のコンピュータ(例えば、センサ装置201)に接続される。そして、近距離無線I/F406は、無線ネットワークと内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
音声信号処理部407は、スピーカ408およびマイクロフォン409に接続される。例えば、マイクロフォン409に受音された音声は、音声信号処理部407でA/D変換される。また、スピーカ408からは音声が出力される。
なお、端末装置102は、上述した構成部のほか、例えば、各構成部に電源電圧を供給するPMU(Power Management Unit)、バッテリ、各種タイマ、各種センサなどを有することにしてもよい。
(センサ装置201のハードウェア構成例)
図5は、センサ装置201のハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、センサ装置201は、CPU501と、メモリ502と、近距離無線I/F503と、温度センサ504と、カメラ505と、を有する。また、各構成部は、バス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、センサ装置201の全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させる。
近距離無線I/F503は、無線通信回路とアンテナを有し、無線ネットワークに接続され、無線ネットワークを介して他のコンピュータ(例えば、端末装置102)に接続される。そして、近距離無線I/F503は、無線ネットワークと内部のインターフェースを司り、他のコンピュータからのデータの入出力を制御する。
温度センサ504は、調理器具P内の温度を検出する。カメラ505は、調理器具P内を撮像する撮像装置であり、静止画または動画を撮像して画像データを出力する。温度センサ504、カメラ505は、センサSの一例である。センサSとして、例えば、加速度センサ、圧力センサ、湿度センサ、マイクロフォンなどを有することにしてもよい。
なお、センサ装置201は、上述した構成部のほか、例えば、ディスプレイ、入力装置、公衆網I/F、バッテリ、タイマ、調理器具P内を照らすライトなどを有することにしてもよい。その場合、例えば、端末装置102のディスプレイに替えて、センサ装置201のディスプレイに、料理支援システム200で取得した情報を表示するようにしてもよい。
(状態用語辞書220の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有する状態用語辞書220の記憶内容について説明する。状態用語辞書220は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。なお、状態用語辞書220は、例えば、料理支援システム200の管理者により作成される。
図6は、状態用語辞書220の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、状態用語辞書220は、状態用語、センシングデータ条件1およびセンシングデータ条件2のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、辞書情報(例えば、辞書情報600−1〜600−4)をレコードとして記憶する。
ここで、状態用語は、調理器具P内の状態を表す用語である。状態用語としては、例えば、料理初心者にとってわかりにくい用語であって、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す用語が設定される。センシングデータ条件1は、調理器具P内の状態が、状態用語が表す状態となったときに、温度センサ504(図5参照)により検出されるデータの条件を表す。センシングデータ条件1「−(Null)」は、データの条件がないことを示す。センシングデータ条件2は、調理器具P内の状態が、状態用語が表す状態となったときに、カメラ505により撮像されるデータ(画像)の条件を表す。センシングデータ条件2「−」は、データの条件がないことを示す。
例えば、辞書情報600−1は、調理器具P内の状態が、状態用語「ひと煮立ち」が表す状態となったときに、温度センサ504により検出されるデータの条件「90度以上」と、カメラ505により撮像されるデータの条件「水泡が出ている」とを表す。
なお、ここでは、センシングデータ条件として、センシングデータ条件1,2を例に挙げて説明したが、これに限らない。例えば、センシングデータ条件として、1つのセンシングデータ条件を設定してもよく、また、3つ以上のセンシングデータ条件を設定してもよい。
(レシピデータDB230の記憶内容)
つぎに、情報処理装置101が有するレシピデータDB230の記憶内容について説明する。レシピデータDB230は、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置により実現される。
図7は、レシピデータDB230の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、レシピデータDB230は、レシピID、料理名、手順、作業内容、状態用語、センシングデータ条件1およびセンシングデータ条件2のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、レシピデータR(例えば、レシピデータR1,R2)をレコードとして記憶する。
ここで、レシピIDは、レシピを一意に識別する識別子である。料理名は、レシピに対応する料理の名称である。手順は、料理の調理手順である。作業内容は、各手順で行う作業の内容である。状態用語は、作業内容に含まれる用語であって、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す用語である。状態用語としては、例えば、料理初心者にとってわかりにくい用語が設定される。したがって、状態用語「−」は、料理初心者にとってわかりにくい用語が作業内容に含まれないことを示す。
センシングデータ条件1は、調理器具P内の状態が、状態用語が表す状態となったときに、温度センサ504(図5参照)により検出されるデータの条件を表す。センシングデータ条件1「−」は、データの条件がないことを示す。センシングデータ条件2は、調理器具P内の状態が、状態用語が表す状態となったときに、カメラ505により撮像されるデータ(画像)の条件を表す。センシングデータ条件2「−」は、データの条件がないことを示す。
例えば、レシピデータR1は、レシピID「R1」、料理名「豚汁」の料理について、一連の調理手順(各手順1〜5の作業内容)、および一連の調理手順それぞれの状態用語、センシングデータ条件1,2を示す。
(情報処理装置101の機能的構成例)
図8は、情報処理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図8において、情報処理装置101は、登録部801と、受付部802と、出力制御部803と、取得部804と、判断部805と、を含む構成である。登録部801〜判断部805は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示したメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
登録部801は、レシピデータRを登録する。ここで、レシピデータRは、例えば、料理名と各手順の作業内容、状態用語およびセンシングデータ条件を含む。状態用語は、各手順の作業内容に含まれる用語であって、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す用語である。また、センシングデータ条件は、調理器具P内の状態が、状態用語が表す状態となったときに、センサSにより検出されるデータの条件を示す。センサSは、例えば、図5に示した温度センサ504やカメラ505などである。
具体的には、例えば、登録部801は、端末装置102からレシピデータRを受信することにより、受信したレシピデータRをレシピデータDB230(図7参照)に登録することにしてもよい。また、登録部801は、例えば、不図示の入力装置を用いたユーザの操作入力により、レシピデータDB230にレシピデータRを登録することにしてもよい。なお、レシピデータDB230へレシピデータRを登録する際の料理支援システム200の動作例については、図9Aおよび図9Bを用いて後述する。
受付部802は、調理器具P内の状態を表す状態用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付ける。ここで、状態用語は、上述したように、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す用語である。調理手順を示す情報の指定は、例えば、レシピIDや料理名の指定により行うことができる。
例えば、端末装置102において、ユーザの操作入力により、これから作る料理のレシピIDや料理名を入力すると、入力されたレシピIDや料理名を含むレシピ指定情報が情報処理装置101に送信される。この場合、受付部802は、端末装置102からレシピ指定情報を受信することにより、レシピ指定情報に含まれるレシピIDや料理名の指定を受け付ける。
出力制御部803は、指定された情報が示す調理手順を出力する制御を行う。具体的には、例えば、出力制御部803は、図7に示したレシピデータDB230から、レシピ指定情報に含まれるレシピIDあるいは料理名に対応するレシピデータRを取得する。つぎに、出力制御部803は、取得したレシピデータRに基づいて、レシピ画面RSの画面データを生成する。
ここで、レシピ画面RSは、料理の一連の調理手順を表示する画面であり、各手順の作業内容を表示する。レシピ画面RSには、一連の調理手順を一括表示することにしてもよい。また、レシピ画面RSには、一連の調理手順をいくつかの手順ごとに分けて切り替え可能に表示することにしてもよい。
そして、出力制御部803は、生成したレシピ画面RSの画面データを端末装置102に送信することで、端末装置102のディスプレイ403(図4参照)にレシピ画面RSを表示する。これにより、端末装置102のユーザは、ディスプレイ403に表示されるレシピ画面RSを確認しながら調理することができる。
また、出力制御部803は、一連の調理手順のうち、状態用語を含む調理手順を強調表示するレシピ画面RSの画面データを生成することにしてもよい。ここで、状態用語を含む調理手順を強調表示するとは、状態用語を含む調理手順を、他の調理手順とは異なる表示態様で表示することである。
例えば、出力制御部803は、レシピ画面RSにおいて、作業内容に含まれる、状態用語を点滅表示させたり、状態用語の色を変えたり、状態用語に下線を引いたりしてもよい。また、出力制御部803は、状態用語を含む調理手順に対応付けて、特定のアイコンを表示することにしてもよい。
これにより、料理初心者にとってわかりにくい用語であって、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す用語を含む調理手順を判別可能に表示することができる。レシピ画面RSの画面例については、図10Aおよび図10Bを用いて後述する。
取得部804は、調理器具P内の状態をセンシングするセンサSにより検出されたデータを取得する。具体的には、例えば、取得部804は、数秒〜数十秒程度の一定間隔または所定のタイミングで、端末装置102を介して、センサ装置201のセンシングデータを受信することにより、センサ装置201のセンシングデータを定期的に取得する。
センシングデータは、例えば、温度センサ504により検出されたデータと、カメラ505により検出されたデータとを含む。温度センサ504により検出されたデータは、温度センサ504により検出された調理器具P内の温度を示す。カメラ505により検出されたデータは、カメラ505により撮像された調理器具P内の画像データである。センシングデータには、各データの検出時刻が含まれていてもよい。また、センシングデータには、センサ装置201を一意に識別する装置IDが含まれていてもよい。
なお、取得部804は、センサ装置201からセンシングデータを直接受信することにより、センサ装置201のセンシングデータを取得することにしてもよい。また、取得部804は、ユーザが料理を行う場所に設置される近距離無線通信のアクセスポイントを介して、センサ装置201のセンシングデータを取得することにしてもよい。
判断部805は、レシピデータDB230を参照して、取得されたデータが、指定された情報が示す調理手順に含まれる状態用語と対応付けられたデータと一致するとみなせるか否かを判断する。具体的には、例えば、判断部805は、レシピデータDB230から、レシピ指定情報に含まれるレシピIDあるいは料理名に対応するレシピデータRを取得する。そして、判断部805は、取得したレシピデータRに基づいて、取得されたセンシングデータがセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断する。
より詳細に説明すると、例えば、判断部805は、取得したレシピデータRを参照して、数字が若い順に手順を選択する。つぎに、判断部805は、選択した手順に対応するセンシングデータ条件1,2があるか否かを判断する。そして、センシングデータ条件1,2がある場合、判断部805は、取得されたセンシングデータがセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断する。
ここで、センシングデータ条件1,2を満たさない場合、判断部805は、状態用語と対応付けられたデータと一致しないと判断する。一方、センシングデータ条件1,2を満たす場合、判断部805は、状態用語と対応付けられたデータと一致するとみなせると判断する。なお、判断部805は、例えば、レシピデータから選択されていない未選択の手順がなくなるまで、上述した一連の処理を繰り返す。
また、端末装置102において、ユーザの操作入力により、一連の調理手順のうち、現在の調理手順がどの手順であるかを指定して情報処理装置101に通知することにしてもよい。また、レシピ画面RSとして調理手順ごとに異なる画面を切り替え可能に表示する場合、端末装置102は、現在表示中の画面から、現在の調理手順を特定して情報処理装置101に通知することにしてもよい。これにより、情報処理装置101側で現在の調理手順を特定可能となる。この場合、判断部805は、取得されたセンシングデータが、現在の調理手順に対応するセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断することにしてもよい。
ここで、センシングデータがセンシングデータ条件1,2を満たすか否かの判断例について説明する。なお、センシングデータ条件1,2が「−」の場合は、センシングデータ条件1,2を満たすものとして扱うこととする。
まず、センシングデータ条件1が「90度以上」である場合を想定する。この場合、判断部805は、センシングデータに含まれる温度センサ504により検出された調理器具P内の温度が、「90度以上」であれば、センシングデータがセンシングデータ条件1を満たすと判断する。一方、判断部805は、センシングデータに含まれる温度センサ504により検出された調理器具P内の温度が、「90度未満」であれば、センシングデータがセンシングデータ条件1を満たさないと判断する。
つぎに、センシングデータ条件2が「肉の色が赤から白に変わっている」である場合を想定する。この場合、判断部805は、センシングデータに含まれるカメラ505により撮像された調理器具P内の画像データと、教師画像データとの類似度を算出する。ここで、教師画像データは、センシングデータ条件2を満たす典型的な画像データである。
例えば、センシングデータ条件2「肉の色が赤から白に変わっている」の場合、教師画像データとして、調理器具P内の肉の色が赤から白に変わった状態を撮像した画像データを用いることができる。教師画像データは、例えば、センシングデータ条件2と対応付けて、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
画像データ間の類似度としては、例えば、各画像データの所定の領域における画素値の平均値の差分絶対値の逆数を用いることができる。所定の領域は、例えば、調理器具P内の中央領域などである。ただし、画像データ間の類似度の算出方法として、既存のいかなる技術を用いることにしてもよい。
そして、判断部805は、算出した類似度が予め設定された閾値以上の場合に、センシングデータがセンシングデータ条件2を満たすと判断する。一方、判断部805は、算出した類似度が閾値未満の場合、センシングデータがセンシングデータ条件2を満たさないと判断する。閾値は、任意に設定可能である。
また、センシングデータ条件2「水泡が出ている」の場合、判断部805は、不図示のマイクロフォンにより検出される音データを用いて、センシングデータがセンシングデータ条件2を満たすか否かを判断することにしてもよい。具体的には、例えば、判断部805は、センシングデータに含まれる不図示のマイクロフォンにより検出された調理器具P内の音データと、教師音データとの類似度を算出する。ここで、教師音データは、センシングデータ条件2を満たす典型的な音データである。
例えば、センシングデータ条件2「水泡が出ている」の場合、教師音データとして、調理器具P内で水泡が出ている状態の音を検出した音データを用いることができる。そして、判断部805は、算出した類似度が予め設定された閾値以上の場合に、センシングデータがセンシングデータ条件2を満たすと判断する。一方、判断部805は、算出した類似度が閾値未満の場合、センシングデータがセンシングデータ条件2を満たさないと判断する。
つぎに、センシングデータ条件1が「90度以上で10分間」のように、センシングデータ条件1に、センサSにより検出されたデータと当該データが検出された期間とが含まれる場合を想定する。この場合、判断部805は、センシングデータに含まれる温度センサ504により検出された調理器具P内の温度が、「10分間継続して90度以上」であれば、センシングデータがセンシングデータ条件1を満たすと判断する。一方、判断部805は、センシングデータに含まれる温度センサ504により検出された調理器具P内の温度が、「90度以上」であっても、10分間継続していなければ、センシングデータがセンシングデータ条件1を満たさないと判断する。
出力制御部803は、判断部805によって一致するとみなせると判断された場合に、現在の調理器具P内の状態が指定された情報が示す調理手順に含まれる状態用語と対応することを示す情報と、調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する。出力制御部803の出力形式としては、例えば、端末装置102のディスプレイ403への表示、端末装置102のスピーカ408への音声出力などがある。
具体的には、例えば、出力制御部803は、料理支援メッセージを、ディスプレイ403にポップアップ表示させたり、スピーカ408から音声出力させたりしてもよい。ここで、料理支援メッセージは、現在の調理器具P内の状態が次の調理手順に進める契機となる状態となったため、次の手順に進むよう促す旨のメッセージである。料理支援メッセージの出力例については、図10Aおよび図10Bを用いて後述する。
なお、出力制御部803は、現在の調理器具P内の状態が状態用語と対応することを示す情報と、状態用語を含んだ調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報とを、それぞれ異なる出力形式で出力することにしてもよい。具体的には、例えば、出力制御部803は、現在の調理器具P内の状態が状態用語と対応することを示す情報をポップアップ表示させるとともに、状態用語を含んだ調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報を音声出力させることにしてもよい。
また、出力制御部803は、一連の調理手順のうち強調表示する調理手順を切り替える制御を行うことにしてもよい。例えば、一連の調理手順のうち状態用語を含む調理手順が複数存在する場合がある。この場合、まず、出力制御部803は、レシピ画面RSにおいて状態用語を含む最初の調理手順を強調表示するよう端末装置102に指示する。そして、出力制御部803は、料理支援メッセージが出力されたことに応じて、レシピ画面RSにおいて状態用語を含む次の調理手順を強調表示するように端末装置102に指示する。これにより、判断部805によってセンシングデータがセンシングデータ条件を満たすか否かを判断中の調理手順が切り替わったことに応じて、レシピ画面RSにおいて強調表示する調理手順を切り替えることができる。
また、受付部802は、現在の調理器具P内の状態が状態用語と対応することを示す情報の出力が不要である旨の入力を受け付けることにしてもよい。具体的には、例えば、受付部802は、一連の調理手順のうち料理支援メッセージの出力が不要である調理手順の指定を受け付けることにしてもよい。料理支援メッセージの出力が不要である調理手順の指定は、例えば、レシピ画面RSにおいて行われる。
そして、判断部805は、出力が不要である旨の入力を受け付けた場合、取得されたデータと、状態用語と対応付けられたデータとの一致判定を行わないことにしてもよい。具体的には、例えば、判断部805は、料理支援メッセージの出力が不要であると指定された調理手順について、センシングデータがセンシングデータ条件を満たすか否かの判断を行わない。
これにより、ユーザにより指定された調理手順について、判断部805による判断処理をスキップさせることができる。このため、例えば、調理手順に含まれる状態用語が表す状態が、どのような状態であるかがわかっているユーザや、料理を自分流にアレンジしたいユーザなどに対する過剰な通知を抑制することができる。
また、出力制御部803は、誤って次の調理手順に進んだとみなせる場合に、前の調理手順に戻るよう促すアラート情報を出力することにしてもよい。アラート情報は、例えば、状態用語に対応付けて、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に予め記憶される。一例として、前の調理手順の状態用語が「肉に火が通る」である場合を例に挙げると、アラート情報は、例えば、「まだお肉に火が通っていません。前の調理手順に戻ってください。」となる。
誤って次の調理手順に進んだか否かの判断は、例えば、以下のように行うことができる。例えば、判断部805は、センシングデータがセンシングデータ条件を満たさず、かつ、調理器具P内の状態が急激に変化したとみなせる場合に、誤って次の調理手順に進んだと判断することにしてもよい。
より具体的には、例えば、判断部805は、センシングデータがセンシングデータ条件を満たさない場合、当該センシングデータと直前のセンシングデータとの比較を行う。そして、判断部805は、比較して得られるセンシングデータ間の差分が閾値以上である場合に、調理器具P内の状態が急激に変化したと判断することにしてもよい。センシングデータ間の差分は、例えば、温度センサ504により検出された調理器具P内の温度の差である。また、判断部805は、センサ装置201の不図示の加速度センサにより検出された加速度が閾値以上変化した場合に、調理器具P内の状態が急激に変化したと判断することにしてもよい。
これにより、ユーザが誤って次の調理手順に進んでしまったときに、前の調理手順に戻るように警告することができる。
また、センシングデータ条件に、センサSにより検出されたデータと当該データが検出された期間Tとが含まれる場合がある。この場合、取得されたセンシングデータがセンシングデータ条件に含まれるデータと一致するとみなせるものの、センシングデータ条件に含まれる期間T継続して一致するとはみなせないことがある。
この場合、出力制御部803は、現在の調理器具P内の状態が、現在の調理手順に含まれる状態用語と対応することを示す情報と、調理手順を次の手順に進めるタイミングではないことを示す情報との両方を出力することにしてもよい。例えば、レシピデータR1の手順4のセンシングデータ条件1「90度以上で10分間」を例に挙げる。このとき、センシングデータに含まれる温度センサ504により検出された調理器具P内の温度が「90度以上」であるものの、10分間継続していないことがある。
この場合、出力制御部803は、例えば、「コトコト煮ています。もう少しお待ちください。」といったメッセージを出力することにしてもよい。これにより、ユーザは、調理器具P内の状態が、現在の調理手順に含まれる状態用語が表す状態となっているものの、次の調理手順に進めるタイミングではないことを把握することができる。
なお、情報処理装置101の各機能部は、料理支援システム200内の情報処理装置101とは異なる他のコンピュータ、例えば、端末装置102またはセンサ装置201で実現することにしてもよい。また、情報処理装置101の各機能部は、料理支援システム200内の複数のコンピュータにより実現されることにしてもよい。
(レシピデータRの登録例)
つぎに、レシピデータDB230へのレシピデータRの登録例について説明する。ここでは、料理教室の先生などの料理が得意なユーザが、端末装置102を用いて、レシピデータDB230へレシピデータRを登録する場合を例に挙げて説明する。
図9Aおよび図9Bは、レシピデータRの登録例を示す説明図である。図9Aにおいて、登録画面900は、レシピデータRを登録する際に、端末装置102のディスプレイ403(図4参照)に表示される操作画面の一例である。
(9−1)登録画面900において、入力装置404を用いたユーザの操作入力により、料理名、手順および作業内容を入力する。図9の例では、料理名「豚汁」の料理の各手順および各作業内容が入力されている。
ここでは、料理名、手順および作業内容を手入力することにしたが、これに限らない。例えば、端末装置102において、入力した料理名に対応するレシピに関する情報を情報提供装置202から取得することにしてもよい。そして、端末装置102は、取得したレシピに関する情報に基づいて、手順および作業内容を自動入力することにしてもよい。
(9−2)登録画面900において、料理名、手順および作業内容が入力され、自動入力ボタン901が押下されると、入力された作業内容に対応する状態用語およびセンシングデータ条件1,2が自動入力される。具体的には、例えば、まず、端末装置102は、入力された作業内容を情報処理装置101に送信する。
情報処理装置101は、端末装置102から作業内容を受信すると、受信した作業内容から、状態用語辞書220(図6参照)に登録された状態用語を検索する。ここで、状態用語が検索された場合、情報処理装置101は、状態用語辞書220から、検索した状態用語に対応付けられたセンシングデータ条件1,2を取得する。そして、情報処理装置101は、検索した状態用語と、取得したセンシングデータ条件1,2とを作業内容に対応付けて、端末装置102に送信する。
端末装置102は、情報処理装置101から作業内容に対応付けられた状態用語とセンシングデータ条件1,2とを受信する。そして、端末装置102は、受信したセンシングデータ条件1,2を、受信した状態用語を含む作業内容に対応するセンシングデータ条件1,2として入力する。また、端末装置102は、受信した状態用語を、当該状態用語を含む作業内容に対応する状態用語として入力する。
図9Aの例では、手順2の作業内容「油(適量)を入れ、豚肉に火が通るまで炒める」に対応する、状態用語「肉に火が通る」と、センシングデータ条件1「90度以上」と、センシングデータ条件2「肉の色が赤から白に変わっている」とが入力されている。また、手順4の作業内容「水を入れ、コトコト煮る」に対応する、状態用語「コトコト煮る」と、センシングデータ条件1「90度以上で10分間」とが入力されている。また、手順5の作業内容「味噌を入れ、ひと煮立ちさせてできあがり」に対応する、状態用語「ひと煮立ち」と、センシングデータ条件1「90度以上」が入力されている。
なお、各作業内容に対応する状態用語およびセンシングデータ条件1,2は、入力装置404を用いたユーザの操作入力により、全て手動入力することにしてもよい。
(9−3)登録画面900において、入力装置404を用いたユーザの操作入力により、自動入力されなかった状態用語およびセンシングデータ条件1,2を入力する。この際、ユーザの操作入力により、自動入力された状態用語およびセンシングデータ条件1,2を編集することもできる。
また、登録画面900において、入力された状態用語を選択した状態で、状態記録ボタン902が押下されると、情報処理装置101は、センサ装置201からセンサSにより検出されたデータを取得し、取得したデータを、センシングデータ条件1,2として入力することにしてもよい。これにより、選択された状態用語に対応するセンシングデータ条件1,2を自動入力することができる。
図9Bの例では、ユーザの操作入力により、手順3の作業内容「野菜を入れ、軽く炒める」に対応する、状態用語「軽く炒める」およびセンシングデータ条件1「90度以上」が入力されている。
また、登録画面900において、入力装置404を用いたユーザの操作入力により、登録ボタン903が押下されると、入力された各種情報がレシピデータRとして情報処理装置101に送信される。そして、情報処理装置101は、受信したレシピデータRをレシピデータDB230に登録する。この際、情報処理装置101は、他のレシピデータRと重複しないようにレシピIDを付与する。
このように、端末装置102において、ユーザは、レシピデータDB230へのレシピデータRの登録を行うことができる。また、自動入力ボタン901を押下することで、入力された作業内容に対応する状態用語およびセンシングデータ条件1,2を自動入力することができ、レシピデータRを登録する際の作業負荷を軽減することができる。
また、状態用語を選択した状態で状態記録ボタン902を押下することで、センサ装置201からセンサSにより検出されたデータを取得し、取得したデータを、選択された状態用語に対応するセンシングデータ条件1,2を自動入力することができる。これにより、状態用語に対応するセンシングデータ条件1,2の入力にかかる手間を削減して、レシピデータRを登録する際の作業負荷を軽減することができる。
なお、情報処理装置101は、ユーザの操作入力に応じて、センサ装置201からセンサSにより検出されたデータを取得し、取得したデータが、状態用語辞書220に登録されたいずれかの状態用語に対応するセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断することにしてもよい。そして、情報処理装置101は、センシングデータ条件1,2を満たす場合に、入力された作業内容を示す文章に、状態用語辞書220に当該センシングデータ条件1,2と対応付けて記憶されている状態用語を追加することにしてもよい。
なお、取得したデータが満たすセンシングデータ条件1,2に対応する状態用語が複数存在する場合、情報処理装置101は、例えば、複数の状態用語をリスト化して選択可能に表示してもよい。この場合、情報処理装置101は、選択された状態用語を、入力された作業内容を示す文章に追加する。
例えば、作業内容を示す文章として、「味噌を入れ、」という文章を入力した状態で、センサ装置201からセンサSにより検出されたデータが取得されたとする。また、取得されたデータが、状態用語辞書220内の辞書情報600−1のセンシングデータ条件1,2を満たすとする。この場合、情報処理装置101は、入力された作業内容を示す文章「味噌を入れ、」に、辞書情報600−1の状態用語「ひと煮立ち」を追加する。これにより、レシピデータRを登録する際の手間を削減することができる。
(レシピ画面RSの画面例)
つぎに、端末装置102のディスプレイ403に表示されるレシピ画面RSの画面例について説明する。ここでは、情報処理装置101が端末装置102から料理名「豚汁」を含むレシピ指定情報を受信した場合を想定する。この場合、出力制御部803は、レシピデータDB230から、レシピ指定情報に含まれる料理名「豚汁」に対応するレシピデータR1を取得する。そして、出力制御部803は、取得したレシピデータR1に基づいて、図10Aに示すようなレシピ画面RS1の画面データを生成する。
図10A、図10Bおよび図10Cは、レシピ画面RSの画面例を示す説明図である。図10Aにおいて、レシピ画面RS1は、料理名「豚汁」の料理の一連の調理手順を表示する操作画面である。具体的には、レシピ画面RS1には、各手順1〜5の作業内容が表示されている。また、手順2〜5の作業内容と対応付けて、アイコンI1〜I4が表示されている。
アイコンI1〜I4は、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す状態用語が作業内容に含まれることを示しており、現在の調理手順から次の調理手順に進めるタイミングが通知される手順であることを示す。また、アイコンI1が、他のアイコンI2〜I4とは異なる表示態様で表示されている。アイコンI1は、手順2が、センサ装置201から取得されるセンシングデータがセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断中の調理手順であることを表している。
レシピ画面RS1によれば、ユーザは、料理名「豚汁」の料理の一連の調理手順を確認しながら調理することができる。また、ユーザは、アイコンI1を確認することで、次に料理支援メッセージが出力される調理手順が手順2であることがわかり、手順2まで調理を進めてよいことがわかる。
ここで、センサ装置201から取得されたセンシングデータが手順2のセンシングデータ条件1,2を満たす場合、出力制御部803により、例えば、レシピ画面RS1に料理支援メッセージ1001がポップアップ表示される。
料理支援メッセージ1001によれば、ユーザは、調理器具P内の状態が、次の調理手順に進める契機となる状態、すなわち、豚肉に火が通った状態となったため、次の調理手順に進めてよいことがわかる。
なお、情報処理装置101は、センシングデータが手順2のセンシングデータ条件1,2を満たすまでの間、例えば、「まだ火が通っていません。もう少しです。」といったメッセージを画面表示あるいは音声出力させることにしてもよい。
レシピ画面RS1において、料理支援メッセージ1001のOKボタン1002が押下されると、料理支援メッセージ1001の表示が終了し、出力制御部803により、例えば、図10Bに示すようなレシピ画面RS2が表示される。
レシピ画面RS2では、アイコンI1の表示が消えている。また、アイコンI2が、他のアイコンI3,I4とは異なる表示態様で表示されている。アイコンI2は、手順3が、センサ装置201から取得されるセンシングデータがセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断中の調理手順であることを表している。
レシピ画面RS2によれば、ユーザは、アイコンI2を確認することで、次に料理支援メッセージが出力される調理手順が手順3であることがわかる。そして、センサ装置201から取得されたセンシングデータが手順3のセンシングデータ条件1,2を満たす場合、出力制御部803により、レシピ画面RS2に料理支援メッセージ1011がポップアップ表示される。
料理支援メッセージ1011によれば、ユーザは、調理器具P内の状態が、次の調理手順に進める契機となる状態、すなわち、野菜を炒め終わった状態となったため、次の調理手順に進めてよいことがわかる。
レシピ画面RS2において、料理支援メッセージ1011のOKボタン1012が押下されると、料理支援メッセージ1011の表示が終了し、以降手順4,5についても、手順2,3と同様の画面表示が行われる。
このように、レシピ画面RS1,RS2によれば、調理器具P内の状態が、次の調理手順に進める契機となる状態となったことを通知して、レシピ通りに調理を進められるよう支援することができる。
なお、ユーザは、例えば、レシピ画面RS1において、アイコンI1〜I4を選択することで、料理名「豚汁」の料理の一連の調理手順のうち料理支援メッセージの出力が不要である調理手順を指定することができる。
例えば、レシピ画面RS1において、アイコンI4を選択すると、図10Cに示すように、アイコンI4の色が変わり、料理支援メッセージの出力が不要である調理手順として手順5が指定される。この場合、手順5について、センサ装置201から取得されるセンシングデータがセンシングデータ条件1,2を満たすか否かの判断が行われない。
これにより、ユーザが料理に慣れてきて、料理支援メッセージの通知が不要となった調理手順について、判断部805による判断処理をスキップさせて、ユーザに対する過剰な通知を抑制することができる。
(情報処理装置101の料理支援処理手順)
つぎに、情報処理装置101の料理支援処理手順について説明する。
図11は、情報処理装置101の料理支援処理手順の一例を示すフローチャートである。図11のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、端末装置102からレシピ指定情報を受信したか否かを判断する(ステップS1101)。ここで、情報処理装置101は、レシピ指定情報を受信するのを待つ(ステップS1101:No)。
そして、情報処理装置101は、レシピ指定情報を受信した場合(ステップS1101:Yes)、レシピデータDB230から、受信したレシピ指定情報に含まれるレシピIDあるいは料理名に対応するレシピデータRを取得する(ステップS1102)。つぎに、情報処理装置101は、端末装置102を介して、センサ装置201のセンシングデータの取得を開始する(ステップS1103)。
そして、情報処理装置101は、取得したレシピデータRに基づいて、端末装置102のディスプレイ403にレシピ画面RSを表示する(ステップS1104)。つぎに、情報処理装置101は、取得したレシピデータRを参照して、数字が若い順に未選択の手順を選択する(ステップS1105)。
そして、情報処理装置101は、選択した手順について、条件判断処理を実行する(ステップS1106)。なお、条件判断処理の具体的な処理手順については、図12を用いて後述する。
つぎに、情報処理装置101は、取得したレシピデータRを参照して、選択されていない未選択の手順があるか否かを判断する(ステップS1107)。ここで、未選択の手順がある場合(ステップS1107:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1105に戻る。
一方、未選択の手順がない場合(ステップS1107:No)、情報処理装置101は、センサ装置201のセンシングデータの取得を終了する(ステップS1108)。そして、情報処理装置101は、端末装置102のディスプレイ403に案内終了メッセージを出力して(ステップS1109)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
つぎに、ステップS1106の条件判断処理の具体的な処理手順について説明する。
図12は、条件判断処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図12のフローチャートにおいて、まず、情報処理装置101は、取得したレシピデータRを参照して、選択した手順に対応するセンシングデータ条件1,2があるか否かを判断する(ステップS1201)。
ここで、センシングデータ条件1,2がない場合(ステップS1201:No)、情報処理装置101は、条件判断処理を呼び出したステップに戻る。一方、センシングデータ条件1,2がある場合(ステップS1201:Yes)、情報処理装置101は、取得したセンシングデータがセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断する(ステップS1202)。
ここで、センシングデータ条件1,2を満たさない場合(ステップS1202:No)、情報処理装置101は、端末装置102を介して、センサ装置201の新たなセンシングデータを取得したか否かを判断する(ステップS1203)。ここで、情報処理装置101は、新たなセンシングデータを取得するのを待つ(ステップS1203:No)。
そして、新たなセンシングデータを取得した場合(ステップS1203:Yes)、情報処理装置101は、ステップS1202に戻る。また、ステップS1202において、センシングデータ条件1,2を満たす場合(ステップS1202:Yes)、情報処理装置101は、ディスプレイ403に表示されたレシピ画面RSに料理支援メッセージをポップアップ表示する(ステップS1204)。
そして、情報処理装置101は、料理支援メッセージの表示を終了する操作入力に応じて、レシピ画面RSを更新して(ステップS1205)、条件判断処理を呼び出したステップに戻る。これにより、調理器具P内の状態が、料理初心者にとってわかりにくい用語であって、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる状態を表す用語が表す状態となったことを自動検知して、料理支援メッセージを通知することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる情報処理装置101によれば、レシピIDや料理名を含むレシピ指定情報を端末装置102から受信し、レシピデータDB230から、レシピ指定情報に含まれるレシピIDや料理名に対応するレシピデータRを取得することができる。また、情報処理装置101によれば、調理器具P内の状態をセンシングするセンサSを有するセンサ装置201からセンシングデータを受信し、受信したセンシングデータが、取得したレシピデータRのセンシングデータ条件1,2を満たすか否かを判断することができる。そして、情報処理装置101によれば、センシングデータ条件1,2を満たす場合に、料理支援メッセージを出力することができる。料理支援メッセージは、例えば、現在の調理器具P内の状態が次の調理手順に進める契機となる状態となったため、次の手順に進むよう促す旨のメッセージである。すなわち、料理支援メッセージは、現在の調理器具P内の状態がレシピデータRの調理手順に含まれる状態用語と対応することを示す情報と、調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を含む。
これにより、レシピに料理初心者にとってわかりにくい用語が含まれていても、調理器具P内の状態が、その用語が表す状態となったことを自動検知して通知することができる。このため、ユーザは、現在の調理器具P内の状態が、どのような状態を指しているのかを学習することができる。また、調理手順を次の手順に進めるタイミングであることをあわせて通知することで、レシピ通りに調理を進められるよう支援することができる。また、ユーザは、次の手順に進めるタイミングであることが通知されるまで、別の作業を行うことが可能となる。
また、情報処理装置101によれば、センシングデータ条件に、センサSにより検出されたデータと当該データが検出された期間Tとが含まれる場合には、受信したセンシングデータが、センシングデータ条件に含まれるデータと当該期間継続して一致するとみなせる場合に、センシングデータ条件を満たすと判断することができる。
これにより、例えば「90度以上で10分間」のように、センサSによりデータが検出される期間を指定したセンシングデータ条件を設定することができ、自動検知できる調理器具P内の状態を増やすことができる。
また、情報処理装置101によれば、レシピデータRに基づいて、料理の一連の調理手順を表示する際に、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す状態用語を含む調理手順を強調表示することができる。
これにより、料理初心者にとってわかりにくい用語であって、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具P内の状態を表す用語を含む調理手順を判別可能に表示することができる。このため、ユーザは、次の手順に進めるタイミングとなったら通知してくれる調理手順を把握することができる。
また、情報処理装置101によれば、一連の調理手順のうち料理支援メッセージの出力が不要である調理手順の指定を受け付け、指定された調理手順について、センシングデータがセンシングデータ条件を満たすか否かの判断を行わないようにすることができる。
これにより、例えば、調理手順に含まれる状態用語が表す状態が、どのような状態であるかがわかっているユーザや、料理を自分流にアレンジしたいユーザなどに対する過剰な通知を抑制することができる。
また、情報処理装置101によれば、センシングデータとして、温度センサ504により検出されるデータや、カメラ505により撮像されるデータを取得することができる。これにより、調理器具P内の状態として、調理器具P内の温度や調理器具P内の画像を取得することができる。
また、情報処理装置101によれば、センシングデータ条件に期間Tが含まれる場合に、受信したセンシングデータが、センシングデータ条件に含まれるデータと一致するとみなせ、かつ、期間T継続していない場合には、現在の調理器具P内の状態が、現在の調理手順に含まれる状態用語が表す状態と対応することを示す情報と、調理手順を次の手順に進めるタイミングではないことを示す情報との両方を出力することができる。
これにより、ユーザは、調理器具P内の状態が、現在の調理手順に含まれる状態用語が表す状態となっているものの、次の調理手順に進めるタイミングではないことを把握することができる。
また、情報処理装置101によれば、調理器具P内の状態をセンシングするセンサSにより、ユーザからの操作により特定されたタイミングに検出されたデータと、調理器具P内の状態を表す状態用語との組を、レシピデータDB230に記憶することができる。これにより、状態用語に対応するセンシングデータ条件の入力にかかる手間を削減して、レシピデータRを登録する際の作業負荷を軽減することができる。
これらのことから、料理支援システム200によれば、料理初心者であっても、料理をしながら、レシピに含まれる用語が調理器具P内のどのような状態を表しているのかを学習していくことができる。この結果、ユーザは、レシピに出てくるこれまでわからなかった用語が理解できるようになり、レシピ通りに自分で作れるようになる。
なお、本実施の形態で説明した料理支援方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本料理支援プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本料理支援プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)調理器具内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付け、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを受信し、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記調理器具内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、
制御部を有することを特徴とする料理支援システム。
(付記2)前記第1の記憶領域は、調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記データが検出された期間と前記調理器具内の状態を表す用語との組を記憶し、
前記制御部は、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを所定のタイミングで受信し、
前記第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと前記期間継続して一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、ことを特徴とする付記1に記載の料理支援システム。
(付記3)前記第1の記憶領域は、一連の調理手順に含まれる調理手順と、調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されるデータと、前記調理手順に含まれる前記調理器具内の状態を表す第1の用語との組を記憶し、
前記制御部は、
前記一連の調理手順を表示する際に、前記第1の用語を含む調理手順を強調表示する、ことを特徴とする付記1または2に記載の料理支援システム。
(付記4)前記制御部は、
現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報の出力が不要である旨の入力を受け付けた場合、受信した前記データと、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データとの一致判定を行わない、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の料理支援システム。
(付記5)前記センサは、調理器具内の温度を検出する温度センサ、または、前記調理器具内を撮像する撮像装置の少なくともいずれかである、ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の料理支援システム。
(付記6)前記センサは、前記調理器具をふさぐ蓋に設けられる、ことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の料理支援システム。
(付記7)前記制御部は、
受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせ、かつ、前記期間継続していない場合には、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングではないことを示す情報との両方を出力する、ことを特徴とする付記2に記載の料理支援システム。
(付記8)前記第1の用語は、現在の調理手順から次の調理手順に進める契機となる調理器具内の状態を表す用語である、ことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の料理支援システム。
(付記9)前記制御部は、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより、ユーザからの操作により特定されたタイミングに検出されたデータと、前記調理器具内の状態を表す用語との組を前記第1の記憶領域に記憶する、ことを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の料理支援システム。
(付記10)調理器具内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付け、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを受信し、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記調理器具内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする料理支援方法。
(付記11)調理器具内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付け、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを受信し、
調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記調理器具内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする料理支援プログラム。
101 情報処理装置
102 端末装置
103,P 調理器具
104,S センサ
110 記憶部
200 料理支援システム
201 センサ装置
202 情報提供装置
210 ネットワーク
220 状態用語辞書
230 レシピデータDB
300,400,500 バス
301,401,501 CPU
302,402,502 メモリ
303 I/F
304 ディスクドライブ
305 ディスク
403 ディスプレイ
404 入力装置
405 公衆網I/F
406,503 近距離無線I/F
407 音声信号処理部
408 スピーカ
409 マイクロフォン
504 温度センサ
505 カメラ
801 登録部
802 受付部
803 出力制御部
804 取得部
805 判断部
900 登録画面
1001,1011 料理支援メッセージ

Claims (8)

  1. 調理器具内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付け、
    調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを受信し、
    調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記調理器具内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、
    制御部を有することを特徴とする料理支援システム。
  2. 前記第1の記憶領域は、調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記データが検出された期間と前記調理器具内の状態を表す用語との組を記憶し、
    前記制御部は、
    調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを所定のタイミングで受信し、
    前記第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと前記期間継続して一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、ことを特徴とする請求項1に記載の料理支援システム。
  3. 前記第1の記憶領域は、一連の調理手順に含まれる調理手順と、調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されるデータと、前記調理手順に含まれる前記調理器具内の状態を表す第1の用語との組を記憶し、
    前記制御部は、
    前記一連の調理手順を表示する際に、前記第1の用語を含む調理手順を強調表示する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の料理支援システム。
  4. 前記制御部は、
    現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報の出力が不要である旨の入力を受け付けた場合、受信した前記データと、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データとの一致判定を行わない、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の料理支援システム。
  5. 前記センサは、調理器具内の温度を検出する温度センサ、または、前記調理器具内を撮像する撮像装置の少なくともいずれかである、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の料理支援システム。
  6. 前記センサは、前記調理器具をふさぐ蓋に設けられる、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の料理支援システム。
  7. 調理器具内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付け、
    調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを受信し、
    調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記調理器具内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする料理支援方法。
  8. 調理器具内の状態を表す第1の用語を含んだ調理手順を示す情報の指定を受け付け、
    調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータを受信し、
    調理器具内の状態をセンシングするセンサにより検出されたデータと前記調理器具内の状態を表す用語との組を1以上記憶した第1の記憶領域を参照し、受信した前記データが、前記第1の記憶領域内に前記第1の用語と対応付けられた前記データと一致するとみなせる場合に、現在の調理器具内の状態が前記第1の用語と対応することを示す情報と、前記調理手順を次の手順に進めるタイミングであることを示す情報との両方を出力する、
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする料理支援プログラム。
JP2017138226A 2017-07-14 2017-07-14 料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラム Pending JP2019020981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017138226A JP2019020981A (ja) 2017-07-14 2017-07-14 料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017138226A JP2019020981A (ja) 2017-07-14 2017-07-14 料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019020981A true JP2019020981A (ja) 2019-02-07

Family

ID=65355592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017138226A Pending JP2019020981A (ja) 2017-07-14 2017-07-14 料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019020981A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112515489A (zh) * 2019-09-17 2021-03-19 松下知识产权经营株式会社 信息提供系统、烹调器和信息提示方法
WO2021172439A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 料理レシピ表示システム、料理レシピ表示方法、プログラム、および情報端末
WO2023062971A1 (ja) * 2021-10-13 2023-04-20 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2023182197A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112515489A (zh) * 2019-09-17 2021-03-19 松下知识产权经营株式会社 信息提供系统、烹调器和信息提示方法
CN112515489B (zh) * 2019-09-17 2024-02-02 松下知识产权经营株式会社 信息提供系统、烹调器和信息提示方法
WO2021172439A1 (ja) * 2020-02-27 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 料理レシピ表示システム、料理レシピ表示方法、プログラム、および情報端末
WO2023062971A1 (ja) * 2021-10-13 2023-04-20 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
WO2023182197A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2019020981A (ja) 料理支援システム、料理支援方法、および料理支援プログラム
US20200400316A1 (en) Heating power control system and recording medium
US10213046B2 (en) Cooking apparatus, information display apparatus, control method, cooking tool, and non-transitory computer-readable recording medium
CN107844142A (zh) 烹饪系统、移动终端及电子菜谱生成、辅助烹饪方法
JP4693494B2 (ja) レシピ作成キッチンシステム
CN104545409A (zh) 智能烹饪器具及烹饪记录方法
JP2017534415A (ja) 電磁調理器の内釜加熱方法及び装置、電子装置
JP6573765B2 (ja) 学習支援システム、情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
CN107664959A (zh) 智能烹饪系统及其菜谱生成、烹饪方法
CN107080460A (zh) 防止锅内液体溢出的方法及装置
JP2010192274A (ja) 加熱調理器
JP2015068595A (ja) 調理支援装置、調理支援方法、および調理支援システム
CN109300346A (zh) 智能厨房系统及教学方法
CN112287825A (zh) 烹饪辅助方法和电子设备
US11875695B2 (en) System and method for providing intelligent assistance for food preparation
JP2017021650A (ja) 調理レシピの作成方法、及び、プログラム
TW201734934A (zh) 菜單資訊提供系統、菜單資訊提供方法及非暫時性電腦可讀取記錄媒體菜單資訊提供程式
JP2016163166A (ja) 通信端末、面談システム、表示方法及びプログラム
JPWO2018167850A1 (ja) 加熱調理器
JP2017199296A (ja) 調理レシピ提供システム
JP6749218B2 (ja) メニュー生成システム、メニュー生成方法、及び制御プログラム
CN113325722B (zh) 智能化烹饪的多模式实现方法及装置、智能橱柜
JP2010218473A (ja) スケジュール管理装置およびスケジュール管理プログラム
CN112424731B (zh) 信息处理设备,信息处理方法和记录介质
WO2020071225A1 (en) Information processing apparatus, information processing method, and program

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20170801

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20170801