JP2019020268A - 時計、時計システム、および時計の制御方法 - Google Patents

時計、時計システム、および時計の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】所定の範囲内での針への駆動要求に応じて適切に針を駆動することができる時計、時計システム、および時計の制御方法を提供する。
【解決手段】時計1は、移動可能な指針(指針,第1指針60A,第2指針60B,第3指針60C)と、指針の移動可能範囲のうち少なくとも一部に相当する可動範囲に関する情報を取得し、指針を移動させるべき目標位置を示す情報を取得する取得部(通信回路206)と、目標位置と前記可動範囲とを比較し、比較した比較結果に基づき指針の移動方向を決定する制御部(主制御回路204または駆動制御回路44)と、決定された移動方向に指針を駆動する駆動部(駆動パルス生成回路46A,駆動パルス生成回路46B,駆動パルス生成回路46C,第1のモータ47A,第2のモータ47B,第3のモータ47C)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、時計、時計システム、および時計の制御方法に関する。
計時された時刻と無関係に、外部からの制御に応じて針(指針)を制御する時計が提案されている。このような時計は、例えば、情報ユニット、および電子時計ユニットを有している。情報ユニットは、例えば無線通信機能を有し、アプリケーションプログラムをインストール可能な電子時計としてのスマートウォッチである。電子時計ユニットは、情報ユニットが出力する制御信号に応じて針を制御する。また、このような時計では、電子時計ユニットが、針の制御を完了した場合に針の制御を完了したことを、針位置を含めて制御信号の送信元に出力する(例えば特許文献1参照)。
特開2016−142626号広報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、送信元からなされる回転方向の指示が指針の実際の状況を十分には反映できていないおそれがあった。このため、指針の可動範囲内で、指針への駆動要求に対して最適な制御を行うことが困難であった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、所定の範囲内での針への駆動要求に応じて適切に針を駆動することができる時計、時計システム、および時計の制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る時計(1)は、移動可能な指針(指針60,第1指針60A,第2指針60B,第3指針60C)と、前記指針の移動可能範囲(0〜359°または0〜359ステップ)のうち少なくとも一部に相当する可動範囲(例えば位置D〜C)に関する情報を取得し、前記指針を移動させるべき目標位置(例えば位置B)を示す情報を取得する取得部(通信回路206)と、前記目標位置と前記可動範囲とを比較し、比較した比較結果に基づき前記指針の移動方向を決定する制御部(主制御回路204または駆動制御回路44)と、決定された前記移動方向に前記指針を駆動する駆動部(駆動パルス生成回路46A,駆動パルス生成回路46B,駆動パルス生成回路46C,第1のモータ47A,第2のモータ47B,第3のモータ47C)と、を備える。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記制御部は、前記駆動部が前記可動範囲外に前記指針を駆動させないように、前記比較結果を算出するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記制御部は、移動開始位置と、前記移動開始位置から所定の一方向(例えば正転方向)における前記目標位置との間に、前記可動範囲の一端(例えば禁止領域終了位置)および他端(例えば禁止領域開始位置)のうち少なくとも1つが含まれるとき、前記移動方向を前記所定の一方向とは異なる他方向(例えば逆転方向)への移動方向に決定するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記制御部は、移動開始位置から所定の一方向に前記指針を移動させようとしたとき、前記可動範囲の一端、前記可動範囲の他端、及び前記目標位置のうちの少なくとも一つが前記移動開始位置から見て基準位置(例えば0°の位置、0ステップの位置)を跨ぐ場合、当該位置に対して、前記指針の前記移動可能範囲を加算した範囲で前記移動方向を決定するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記取得部は、前記目標位置であって、第1目標位置(第1の指示値)と、前記第1目標位置の後に要求される第2目標位置(第2の指示値)とを取得し、前記制御部は、前記第1目標位置に基づいて算出される第1移動方向と、前記第2目標位置に基づいて算出される第2移動方向に基づいて、前記指針が前記第1目標位置に至る前に前記第2移動方向に基づいて前記指針を駆動するように前記駆動部を制御するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記取得部は、前記目標位置と前記可動範囲を合わせた情報を取得するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計は、前記指針の回転範囲を規制する規制部(例えばストッパー、主制御回路204、駆動制御回路44)、を備え、前記取得部は、通信機能を有する電子機器(90)と情報の送受信を行う通信部であり、前記制御部は、前記取得部が取得した可動範囲と、前記規制部によって規制される回転範囲との重複する範囲を前記指針の可動範囲に決定するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記制御部は、前記目標位置が前記可動範囲外である場合に、報知信号を報知するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計は、前記可動範囲を複数記憶する記憶部(14、45)、を備え、前記取得部は、通信機能を有する電子機器と情報の送受信を行う通信部であり、前記複数の可動範囲のいずれかであるかを示す選択信号を取得し、前記制御部は、前記選択信号に応じて、前記複数の可動範囲から1つを選択するようにしてもよい。
また、本発明の一態様に係る時計において、前記制御部は、前記可動範囲の終了位置である禁止領域開始位置と移動開始位置とを比較し、比較した結果、前記禁止領域開始位置が前記移動開始位置より手前の位置である場合に、前記禁止領域開始位置に前記指針の前記移動可能範囲を加算して補正して比較後禁止領域開始位置とし、前記禁止領域開始位置が前記移動開始位置より先の位置である場合に、前記禁止領域開始位置を補正せず比較後禁止領域開始位置とし、前記目標位置と前記移動開始位置とを比較し、比較した結果、前記目標位置が前記移動開始位置より手前の位置である場合に、前記目標位置に前記指針の前記移動可能範囲を加算して補正して比較後目標位置とし、前記目標位置が前記移動開始位置より先の位置である場合に、前記目標位置を補正せず比較後目標位置とし、前記比較後目標位置と、前記比較後禁止領域開始位置とを比較し、比較した結果、前記比較後目標位置が、前記比較後禁止領域開始位置より手前の位置である場合に、正方向に移動させると決定し、前記比較後目標位置が、前記比較後禁止領域開始位置より先の位置である場合に、逆方向に移動させると決定するようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る時計システム(2)は、移動可能な指針(指針60,第1指針60A,第2指針60B,第3指針60C)と、前記指針の移動可能範囲(0〜359°または0〜359ステップ)のうち少なくとも一部に相当する可動範囲に関する情報を取得し、前記指針を移動させるべき目標位置を示す情報を取得する通信部(通信回路206)と、前記目標位置と前記可動範囲とを比較し、比較した比較結果に基づき前記指針の移動方向を決定する制御部(主制御回路204、駆動制御回路44)と、決定された前記移動方向に前記指針を駆動する駆動部(駆動パルス生成回路46A,駆動パルス生成回路46B,駆動パルス生成回路46C,第1のモータ47A,第2のモータ47B,第3のモータ47C)と、を備える時計(1)と、前記可動範囲を示す情報と前記目標位置を示す情報とを送信する通信部(91)を備える電子機器(90)と、を備える。
また、本発明の一態様に係る時計システムにおいて、前記時計は、前記可動範囲を複数記憶する記憶部(14、45)、を備え、前記時計の制御部は、前記記憶部が記憶する前記複数の可動範囲を、前記通信部を介して前記電子機器に送信し、前記電子機器は、前記時計から受信した前記複数の可動範囲の中から所望の可動範囲を選択し、選択した前記可動範囲を前記時計に送信するようにしてもよい。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る時計の制御方法は、取得部が、移動可能な指針の移動可能範囲のうち少なくとも一部に相当する可動範囲に関する情報を取得するステップ(ステップS1)と、前記取得部が、前記指針を移動させるべき目標位置を示す情報を取得するステップ(ステップS2)と、制御部が、前記目標位置と前記可動範囲とを比較し、比較した比較結果に基づき前記指針の移動方向を決定するステップ(ステップS5〜ステップS12)と、駆動部が、決定された前記移動方向に前記指針を駆動するステップと、を含む。
本発明によれば、所定の範囲内での針への駆動要求に応じて適切に針を駆動することができる。これにより、連続する駆動要求に対する追従性を向上させることができる。また、駆動要求に対して、指針が可動範囲を超えて動作してしまうことを防ぐことができる。
本実施形態に係る時計の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る記憶部14が記憶する情報の一例を示す図である。 本実施形態に係る文字板における位置の例を示す図である。 本実施形態に係る可動範囲、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置の例を示す図である。 本実施形態に係る時計が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。 正転方向に基準位置から順に、移動開始位置、目標位置、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置の例を示す図である。 正転方向に基準位置から順に、移動開始位置、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置の例を示す図である。 正転方向に基準位置から順に、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置、移動開始位置の例を示す図である。 正転方向に基準位置から順に、目標位置、移動開始位置、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置の順の例を示す図である。 本実施形態に係る電子機器が送信する送信情報の例を示す図である。 2つの指針を駆動する場合の電子機器が送信する送信情報の例を示す図である。 本実施形態に係る記憶部14、記憶部45が記憶する情報の他の例を示す図である。 指針の他の移動方向の例を示す図である。 指針の可動範囲が予め規制されている場合に、さらに電子機器が可動範囲を送信してきた場合の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る時計システム2の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、時計システム2は、時計1と電子機器90によって構成される。時計1は、充電端子11、充電制御回路12、二次電池13、記憶部14、スイッチSW、主制御部20、支持体50、第1指針60A、第2指針60B、第3指針60C、および操作部70を備えている。なお、第1指針60A、第2指針60B、および第3指針60Cのうちの1つを特定しない場合は、指針60という。なお、以下の例では、指針60が回転方向に移動可能に取り付けられている例を説明する。
また、主制御部20は、水晶振動子201、発振回路202、分周回路203、主制御回路204(制御部)、および通信回路206(取得部)を備える。
支持体50は、水晶振動子30、モータ制御部40、第1のモータ47A、第2のモータ47B、第3のモータ47C、輪列48A、輪列48B、および輪列48Cを備える。なお、第1のモータ47A、第2のモータ47B、および第3のモータ47Cのうちの1つを特定しない場合は、モータ47という。輪列48A、輪列48B、および輪列48Cのうちの1つを特定しない場合は、輪列48という。
モータ制御部40は、発振回路42、分周回路43、駆動制御回路44(制御部)、記憶部45、およびパルス生成回路46を備える。パルス生成回路46は、駆動パルス生成回路46A、駆動パルス生成回路46B、および駆動パルス生成回路46Cを備える。
電子機器90は、通信部91を備える。なお、電子機器90は、不図示の操作部、不図示の制御部、不図示の記憶部、不図示の表示部、GPS(Global Positioning System;グローバル・ポジショニング・システム)等をさらに備えている。
時計1は、時刻計時を行う動作時、第1指針60A〜第3指針60Cを用いて、時刻を提示する。時計1は、無線のネットワークを介して電子機器90と通信を行い、情報の送受信を行う。時計1は、電子機器90から、指針60に対する可動範囲と指示値を受信し、受信した可動範囲と指示値に応じて、移動開始位置から目標位置まで、可動範囲外(=可動が禁止されている禁止領域)を跨がないように指針60の駆動を制御する。なお、指示値は、例えば、移動速度、心拍数等であり、指針60の目標位置を示す情報(基準位置からの角度、基準位置からのステップ数)である。また、可動範囲は、指針60の可動範囲である。
電子機器90は、通信機能を有する機器、例えばスマートフォン、タブレット端末、携帯ゲーム機器、コンピュータ等である。電子機器90は、可動範囲と指示値との送信情報を、ネットワークを介して時計1へ送信する。なお、電子機器90が、送信情報を送信するタイミングは、所定のタイミング、または任意のタイミングである。
基板10(substrate)(基部)は、主制御部20、支持体50等が取り付けられるベースである。基板10には、充電端子11、充電制御回路12、二次電池13、主制御部20、および支持体50が取り付けられている。
充電端子11は、外部からの電力の供給を受ける端子であり、例えばUSB(Universal Serial Bus;ユニバーサル・シリアル・バス)端子である。充電端子11は、供給された電力を充電制御回路12へ供給する。
充電制御回路12は、充電端子11から供給された電力を二次電池13へ充電する。充電制御回路12は、二次電池13に蓄電されている電力を、主制御部20と、支持体50に取り付けられているモータ制御部40に供給する。
二次電池13は、例えばリチウムイオンポリマー電池である。
記憶部14は、電子機器90が送信した可動範囲と指示値を記憶する。なお、記憶部14は、予め指針60の可動範囲を記憶していてもよい。
主制御部20は、時計1が備える各構成要素の制御を行う。主制御部20は、利用者が操作部70を操作した操作結果を取得し、取得した操作結果に応じて時計1が備える各構成要素の制御を行う。主制御部20は、電子機器90が送信した可動範囲と指示値に基づいて指示信号を生成し、生成した指示信号を駆動制御回路44に出力する。
水晶振動子201は、水晶の圧電現象を利用し、その機械的共振から第1の周波数を発振するために用いられる受動素子である。ここで、第1の周波数は、例えば100[MHz]である。
発振回路202は、水晶振動子201と組み合わせることで発振器を実現する回路であり、生成した第1の周波数の信号を分周回路203に出力する。
分周回路203は、発振回路202が出力した第1の周波数の信号を所望の周波数に分周し、分周した信号を主制御回路204に出力する。
主制御回路204は、第1の周波数に基づく信号のタイミングで動作する。主制御回路204は、例えば携帯端末やウェアブル端末向けのCPU(中央演算装置)であり、例えばARMアーキテクチャを用いたCPUである。主制御回路204と駆動制御回路44とは、2本の制御線(control line)(GATE、ACK)と3本の信号線(signal line)(M0FR、M1FR、M2FR)で接続されている。なお、M0FR信号線には、第1指針60Aに対する指示信号が出力される。M1FR信号線には、第2指針60Bに対する指示信号が出力される。M2FR信号線には、第3指針60Cに対する指示信号が出力される。なお、主制御回路204は、GATE信号線が、例えばH(ハイ)レベルの期間のM0FR信号線、M1FR信号線、M2FR信号線の信号レベルを変化させて、駆動制御回路44に指示信号を出力する。GATE信号は、各モータの駆動タイミングを他のタイミングから区別し、各モータの駆動タイミングを画定するタイミング確定信号タイミング画定信号である。ACK信号線には、駆動制御回路44が信号を受け取った結果を示す信号が、駆動制御回路44から主制御回路204に出力される。例えば、信号を正しく受け取れた場合、ACK信号線の信号レベルはHレベルであり、信号を正しく受け取れなかった場合、ACK信号線の信号レベルはL(ロー)レベルである。
主制御回路204は、電子機器90が送信した可動範囲と指示値を記憶部14に記憶させる。主制御回路204は、記憶させた可動範囲と指示値と、把握する針位置に応じて指針60を正転させるか逆転させるか判別する。主制御回路204は、判別した結果に基づいて、モータを駆動するための指示信号を指針毎に生成し、生成した指示信号を指針毎に駆動制御回路44に出力する。なお、モータ47の回転方向の判別方法については、後述する。なお、主制御回路204は、駆動制御回路44に出力する指示信号に含まれる指針の駆動パルス数を示す情報をカウントする針位置カウンタの機能を備えることで針位置を把握することができる。また、主制御回路204は、例えば、パルス生成回路46が生成した駆動パルスを取得し、取得した駆動パルスに基づいて各時計針の針位置を把握することもできる。
主制御回路204は、スイッチSWのオン状態とオフ状態を切り替えることで、モータ制御部40への電力の供給状態を制御する。主制御回路204は、例えば二次電池13の残量が所定の容量より少ない場合、モータ制御部40への電力の供給する間隔を減らしたり、止めるように制御するようにしてもよい。また、主制御回路204は、通信回路206が受信した動作指示に基づいて、モータ制御部40への電力の供給する間隔を減らしたり、止めるように制御するようにしてもよい。スイッチSWはMOSトランジスタ等で構成してもよい。
また、主制御回路204は、操作部70が出力する操作結果に応じて、時計1の動作モードを制御する。ここで、動作モードとは、時刻計時モード(通常動作モード)、クロノグラフモード、時刻合わせモード、アラーム設定モード、アラーム動作モード等である。
通信回路206は、主制御回路204の制御に応じて、ネットワークを介して電子機器90と情報の送受信を行う。通信回路206は、例えば、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEという)規格や、Wi−Fi(Wireless Fidelity)規格の通信方式を用いて、電子機器90との間で指示や情報の送受信を行う。通信回路206は、電子機器90から受信した受信情報を主制御回路204に出力し、主制御回路204が出力した送信情報を電子機器90に送信する。なお、主制御回路204が出力する送信情報は、例えば指示値が可動範囲外であるため、駆動できなかったことを報知する報知情報である。
水晶振動子30は、第2の周波数を発振するために用いられる受動素子である。ここで、第2の周波数は、第1の周波数より低く、例えば32[kHz]または64[kHz]である。なお、64[kHz]は、モータ47の正転時に用いられる。32[kHz]は、モータ47の逆転時に用いられる。
降圧回路41は、充電制御回路12から供給された電圧を例えば1.57Vに降圧し、降圧した電圧をモータ制御部40の各構成要素へ供給する。
モータ制御部40は、第2の周波数に基づく信号のタイミングで動作する。モータ制御部40は、例えばモータドライバIC(集積回路)である。モータ制御部40は、主制御回路204が出力した指示信号に基づいて、駆動パルスを生成して、生成した駆動パルスを出力することによりモータ47を駆動する。
発振回路42は、水晶振動子30と組み合わせることで発振器を実現する回路であり、生成した周波数の信号を分周回路43に出力する。
分周回路43は、発振回路42が出力した周波数の信号を第2の周波数に分周し、分周した信号をパルス生成回路46に出力する。
駆動制御回路44は、主制御回路204が出力した指針毎の指示信号に基づいて、モータを駆動するための制御信号を生成し、生成した制御信号をパルス生成回路46に出力する。
記憶部45は、駆動制御回路の駆動に必要な情報を記憶する。駆動に必要な情報とは、例えば、駆動制御回路44に接続される駆動パルス生成回路46A、・・・の数、駆動すべきモータ47の数、駆動すべき指針60の数等である。
駆動パルス生成回路46Aは、駆動制御回路44が出力した制御信号に基づいて、第1のモータ47Aを正転または逆転させるためのパルス信号M00,M01を生成する。駆動パルス生成回路46Aは、生成したパルス信号M00,M01によって第1のモータ47Aを駆動する。
駆動パルス生成回路46Bは、駆動制御回路44が出力した制御信号に基づいて、第2のモータ47Bを正転または逆転させるためのパルス信号M10,M11を生成する。駆動パルス生成回路46Bは、生成したパルス信号M10,M11によって第2のモータ47Bを駆動する。
駆動パルス生成回路46Cは、駆動制御回路44が出力した制御信号に基づいて、第3のモータ47Cを正転または逆転させるためのパルス信号M20,M21を生成する。駆動パルス生成回路46Cは、生成したパルス信号M20,M21によって第3のモータ47Cを駆動する。
第1のモータ47A、第2のモータ47B、および第3のモータ47Cそれぞれは、例えばステッピングモータである。
第1のモータ47Aは、駆動パルス生成回路46Aが出力したパルス信号M00、M01によって、輪列48Aを介して第1指針60Aを駆動する。第2のモータ47Bは、駆動パルス生成回路46Bが出力したパルス信号M10、M11によって、輪列48Bを介して第2指針60Bを駆動する。第3のモータ47Cは、駆動パルス生成回路46Cが出力したパルス信号M20、M21に応じて、輪列48Cを介して第3指針60Cを駆動する。
輪列48A、輪列48B、および輪列48Cそれぞれは、少なくとも1つの歯車を含んで構成される。
第1指針60Aは、例えば時針であり、支持体50に回転可能に支持されている。第2指針60Bは、例えば分針であり、支持体50に回転可能に支持されている。第3指針60Cは、例えば秒針であり、支持体50に回転可能に支持されている。
操作部70は、少なくとも1つのボタンまたは竜頭を含んで構成される。操作部70は、利用者が操作した操作結果を検出し、検出した操作結果を主制御回路204へ出力する。
なお、図1に示した例は、指針60が3つ、モータ47が3つの例を説明したが、時計1の構成は、これに限られない。時計1は、指針60とモータ47それぞれが3つ未満であってもよく、4つ以上であってもよい。
次に、記憶部14が記憶する情報の一例を説明する。
図2は、本実施形態に係る記憶部14が記憶する情報の一例を示す図である。
図2の符号g1が示すように、記憶部14は、可動範囲、禁止領域開始位置、および禁止領域終了位置を記憶する。図2に示す例では、可動範囲が270°〜30°であり、禁止領域開始位置が30°であり、禁止領域終了位置が270°である。
また、符号g2に示すように、記憶部14は、第1指針60Aの位置、第2指針60Bの位置、第3指針60Cの位置を記憶する。
次に、可動範囲、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置について、図3と図4を用いて説明する。
図3は、本実施形態に係る文字板80における位置の例を示す図である。図4は、本実施形態に係る可動範囲、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置の例を示す図である。なお、図3において、符号80は、文字板であり、符号82は、インデックスバー、または、時目盛である。
図3と図4に示す例は、0時(12時;0°)の位置が基準位置であり、1時(30°)の位置が位置Bであり、9時(270°)の位置が位置Aであり、11時(330°)の位置が位置Cである。また、位置A〜位置Bの範囲(270°〜30°)が、可動範囲である。禁止領域開始位置(30°)が位置Bである。禁止領域終了位置(270°)が位置Aである。また、位置B〜位置Aの範囲(30°〜270°)が、可動範囲外である。
図4に示す例では、位置Aが指針60の移動開始位置であり、位置Cが目標位置である。
ここで、電子機器90から送信される情報の例を、図4を参照して説明する。
電子機器90は、可動範囲として位置A〜位置Bの範囲を示す情報と、目標位置として位置Cを示す情報を送信する。
なお、位置を表す情報は、例えば角度、モータ47の駆動数等であってもよい。なお、駆動数は、角度に対応し、0°が0ステップ、90°が90ステップ、180°が180ステップ、270°が270ステップである。
また、本実施形態では、時計回り(右回り)を正転、反時計回り(左回り)を逆転という。
次に、時計1が行う処理手順の一例を説明する。
図5は、本実施形態に係る時計1が行う処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図5に示す例では、電子機器90は、可動範囲を先に送信し、その後、指示値を送信する例である。また、電子機器90が送信する指示値(=目標位置)は、第3指針60Cに対する指示であるとする。また、電子機器90は、可動範囲と指示値を、位置に対応するモータ47のステップ数で送信する例である。
(ステップS1)主制御回路204は、通信回路206を介して、電子機器90が送信した可動範囲を示す情報を取得する。続けて、主制御回路204は、取得した可動範囲を示す情報を取得し、取得した可動範囲を示す情報を記憶部14に記憶させる。続けて、主制御回路204は、記憶させた可動範囲を示す情報を用いて、禁止領域開始位置と禁止領域終了位置を求め、求めた禁止領域開始位置と禁止領域終了位置を記憶部14に記憶させる。なお、電子機器90は、可動範囲を示す情報として、禁止領域開始位置と禁止領域終了位置を送信するようにしてもよい。なお、主制御回路204は、可動範囲を示す情報を、電子機器90との初回の通信時に取得し、二回目以降の通信時に取得しないようにしてもよい。
(ステップS2)主制御回路204は、通信回路206を介して、電子機器90が送信した指示値を示す情報を取得する。なお、主制御回路204は、取得した指示値を示す情報を記憶部14に記憶させるようにしてもよい。
(ステップS3)主制御回路204は、第3指針60Cの移動開始位置を取得し、取得した第3指針60Cの移動開始位置を記憶部14に記憶させる。
(ステップS4)主制御回路204は、目標位置が可動範囲内であるか否かを判別する。主制御回路204は、目標位置が可動範囲内であると判別した場合(ステップS4;YES)、ステップS5の処理に進め、目標位置が可動範囲外であると判別した場合(ステップS4;NO)、ステップS9の処理に進める。
(ステップS5)主制御回路204は、禁止領域開始位置のステップ数が、移動開始位置のステップ数未満であるか否かを判別する。主制御回路204は、禁止領域開始位置のステップ数が、移動開始位置のステップ数未満であると判別した場合(ステップS5;YES)、ステップS6の処理に進める。主制御回路204は、禁止領域開始位置のステップ数が、移動開始位置のステップ数以上であると判別した場合(ステップS5;NO)、禁止領域開始位置を比較後禁止領域開始位置とし、ステップS7の処理に進める。
(ステップS6)主制御回路204は、禁止領域開始位置のステップ数に1周分のステップ数(=360ステップ)を加算して補正して、補正した禁止領域開始位置を補正後禁止領域開始位置とする。主制御回路204は、処理後、ステップS7に処理を進める。
(ステップS7)主制御回路204は、目標位置のステップ数が、移動開始位置のステップ数未満であるか否かを判別する。主制御回路204は、目標位置のステップ数が、移動開始位置のステップ数未満であると判別した場合(ステップS7;YES)、ステップS8の処理に進める。主制御回路204は、目標位置のステップ数が、移動開始位置のステップ数以上であると判別した場合(ステップS7;NO)、目標位置を比較後目標位置として、ステップS10の処理に進める。
(ステップS8)主制御回路204は、目標位置のステップ数に1周分のステップ数(=360ステップ)を加算して補正して、補正した目標位置を補正後目標位置とする。主制御回路204は、処理後、ステップS10に処理を進める。
(ステップS9)主制御回路204は、第3指針60Cを駆動できなかったため、エラーを示す報知信号を、通信回路206を介して、電子機器90に報知する。主制御回路204は、報知後、処理を終了する。
(ステップS10)主制御回路204は、補正後目標位置のステップ数が、補正後禁止領域開始位置のステップ数未満であるか否かを判別する。主制御回路204は、補正後目標位置のステップ数が、補正後禁止領域開始位置のステップ数未満であると判別した場合(ステップS10;YES)、ステップS11の処理に進める。主制御回路204は、補正後目標位置のステップ数が、補正後禁止領域開始位置のステップ数以上であると判別した場合(ステップS10;NO)、ステップS12の処理に進める。
(ステップS11)主制御回路204は、第3のモータ47Cを正転方向に駆動すると決定する。続けて、主制御回路204は、移動開始位置と目標位置とを用いて、駆動ステップ数を算出する。続けて、主制御回路204は、算出した駆動ステップ数で正転方向に駆動する指示信号を駆動制御回路44に出力する。続けて、駆動制御回路44は、主制御回路204が出力した第3のモータ47Cを駆動ステップ数で正転方向に駆動する指示信号に基づいて、制御信号を生成し、生成した制御信号を駆動パルス生成回路46Cに出力する。駆動制御回路44は、処理後、ステップS13に処理を進める。
(ステップS12)主制御回路204は、第3のモータ47Cを逆転方向に駆動すると決定する。続けて、主制御回路204は、移動開始位置と目標位置とを用いて、駆動ステップ数を算出する。続けて、主制御回路204は、算出した駆動ステップ数で逆転方向に駆動する指示信号を駆動制御回路44に出力する。続けて、駆動制御回路44は、主制御回路204が出力した第3のモータ47Cを駆動ステップ数で逆転方向に駆動する指示信号に基づいて、制御信号を生成し、生成した制御信号を駆動パルス生成回路46Cに出力する。駆動制御回路44は、処理後、ステップS13に処理を進める。
(ステップS13)駆動パルス生成回路46Cは、駆動制御回路44が出力する制御信号に応じて、第3のモータ47Cを駆動することで、輪列48Cを介して第3指針60Cを移動開始位置から目標位置まで駆動する。駆動パルス生成回路46Cは、駆動後、処理を終了する。
ここで、図5の処理を、図6〜図9を参照しつつ説明する。なお、図6〜図9において、位置Aは移動開始位置であり、位置Bは目標位置であり、位置Cは禁止領域開始位置であり、位置Dは禁止領域終了位置である。また、図6の符号g12が示す領域の図、図7の符号g22が示す領域の図、図8の符号g32が示す領域の図、図8の符号g33が示す領域の図、および図9の符号g42が示す領域の図それぞれは、基準位置を開始位置として、直線上に位置を模式化した図である。
(ケース1)図6は、正転方向に基準位置から順に、移動開始位置、目標位置、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置の例を示す図である。図6において、符号g11が示す領域のように、0(°またはステップ)の位置が基準位置であり、約60(°またはステップ)の位置が位置Aであり、約180(°またはステップ)の位置が位置Bであり、約300(°またはステップ)の位置が位置Cであり、約315(°またはステップ)の位置が位置Dである。符号g11が示すように、可動範囲は位置D〜位置Cであり、可動範囲外は、位置C〜位置Dである。
図6の例では、禁止領域開始位置が移動開始位置より先の位置にある、すなわち禁止領域開始位置のステップ数が移動開始位置のステップ数以上であるので、ステップS5でNOである。また、目標位置が移動開始位置より先の位置にある、すなわち目標位置のステップ数が移動開始位置のステップ数以上であるので、ステップS7でNOである。そして、目標位置のステップ数が禁止領域開始位置のステップ数未満であるため(ステップS10;YES)、移動開始位置から目標位置には正転で駆動される。
(ケース2)図7は、正転方向に基準位置から順に、移動開始位置、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置の例を示す図である。図7において、符号g21が示す領域のように、0(°またはステップ)の位置が基準位置であり、約30(°またはステップ)の位置が位置Aであり、約90(°またはステップ)の位置が位置Cであり、約270(°またはステップ)の位置が位置Dであり、約345(°またはステップ)の位置が位置Bである。符号g21が示すように、可動範囲は位置D〜位置Cであり、可動範囲外は、位置C〜位置Dである。
符号g21、符号g22に示すように、図7に示す例では、目標位置が移動開始位置から時計回りに見て可動範囲外の先の位置である。可動範囲外では、指針60を駆動することができないため、主制御回路204は、移動開始位置(位置A)から目標位置(位置B)へ正転で駆動できない。
図7の例では、禁止領域開始位置が移動開始位置より先の位置にあるので、ステップS5でNOである。また、目標位置が移動開始位置より先の位置にあるので、ステップS7でNOである。そして、目標位置のステップ数が禁止領域開始位置のステップ数以上であるため(ステップS10;NO)、移動開始位置から目標位置には逆転で駆動される。
(ケース3)図8は、正転方向に基準位置から順に、目標位置、移動開始位置、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置の例を示す図である。図8において、符号g31が示す領域のように、0(°またはステップ)の位置が基準位置であり、約30(°またはステップ)の位置が位置Bであり、約60(°またはステップ)の位置が位置Aであり、約120(°またはステップ)の位置が位置Cであり、約180(°またはステップ)の位置が位置Dである。符号g31が示すように、可動範囲は位置D〜位置Cであり、可動範囲外は、位置C〜位置Dである。
図8の例では、禁止領域開始位置が移動開始位置より先の位置にあるので、ステップS5でNOである。また、目標位置が移動開始位置より手前の位置にある、すなわち目標位置のステップ数が移動開始位置のステップ数未満であるので、ステップS7でYESである。このため、目標位置に360ステップが加算される。ステップS10で、360ステップが加算された補正後目標位置(位置B’)と、禁止領域開始位置を比較すると、目標位置のステップ数が禁止領域開始位置のステップ数以上であるため(ステップS10;NO)、移動開始位置から目標位置には逆転で駆動される。なお、符号g33に示すように、移動開始位置の角度より、目標位置の角度が小さいため、矢印g34に示すように、移動開始位置から目標位置へ移動する間に可動範囲外が存在するため、駆動方向の判別の際に破綻が生じる。
図8の例では、禁止領域開始位置が移動開始位置より手前の位置にある、すなわち禁止領域開始位置のステップ数が移動開始位置のステップ数未満であるので、ステップS5でYESである。このため、禁止領域開始位置に360ステップが加算される。なお、図8に示すように、主制御回路204は、禁止領域終了位置のステップ数が移動開始位置のステップ数未満である場合に、禁止領域終了位置にも360ステップを加算するようにしてもよい。また、目標位置が移動開始位置より手前の位置にある、すなわち目標位置のステップ数が移動開始位置のステップ数未満であるので、ステップS7でYESである。このため、目標位置に360ステップが加算される。そして、360ステップが加算された補正後目標位置(位置B’)のステップ数が、360ステップが加算された補正後禁止領域開始位置(位置C’)のステップ数以上であるため(ステップS10;NO)、移動開始位置から目標位置には逆転で駆動される。
(ケース4)図9は、正転方向に基準位置から順に、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置、移動開始位置の例を示す図である。図9において、符号g41が示す領域のように、0(°またはステップ)の位置が基準位置であり、約15(°またはステップ)の位置が位置Cであり、約45(°またはステップ)の位置が位置Dであり、約90°の位置が位置Bであり、約270(°またはステップ)の位置が位置Aである。符号g31が示すように、可動範囲は位置D〜位置Cであり、可動範囲外は、位置C〜位置Dである。
符号g41、符号g42に示すように、図9に示す例では、目標位置が移動開始位置から時計回りに見て可動範囲外の先の位置であり、かつ時計回りに見て基準位置を跨ぐ位置である。この場合も、主制御回路204は、移動開始位置から目標位置へ正転で駆動できない。さらに、図9に示す例では、移動開始位置に対して、禁止領域開始位置、禁止領域終了位置、目標位置が基準位置の先にある。
図9の例では、禁止領域開始位置が移動開始位置より手前の位置にある、すなわち禁止領域開始位置のステップ数が移動開始位置のステップ数未満であるので、ステップS5でYESである。このため、禁止領域開始位置に360ステップが加算される。なお、図9に示すように、主制御回路204は、禁止領域終了位置のステップ数が移動開始位置のステップ数未満である場合に、禁止領域終了位置にも360ステップを加算するようにしてもよい。また、目標位置が移動開始位置より手前の位置にある、すなわち目標位置のステップ数が移動開始位置のステップ数未満であるので、ステップS7でYESである。このため、目標位置に360ステップが加算される。そして、360ステップが加算された補正後目標位置(位置B’)のステップ数が、360ステップが加算された補正後禁止領域開始位置(位置C’)のステップ数以上であるため(ステップS10;NO)、移動開始位置から目標位置には逆転で駆動される。
図5のステップS6やステップS8のように、指針60の移動可能範囲(360°または360ステップ)を加算する条件は、上述したケース3やケース4のように、移動開始位置から移動先である目標位置へ正転で指針60を移動させようとした場合に、基準位置を跨ぐ場合である。すなわち、基準位置からみたとき、移動開始位置に対して、禁止領域開始位置か目標位置が正転方向で基準位置を跨ぐ場合に、主制御回路204は、指針60が移動可能範囲である360°または360ステップを加算する。
このため、本実施形態では、目標位置への駆動が正転であるか逆転であるかの判別の際、以下の場合に1周分の駆動ステップ(360ステップ=360°)を加算した位置にあるとみなす。
I.時計回りに見た場合に、禁止領域開始位置が、移動開始位置より基準位置側である
(=禁止領域開始位置の角度が、移動開始位置の角度より小さい)
II.時計回りに見た場合に、目標位置が、現在位置より基準位置側である
(=目標位置の角度が、移動開始位置の角度より小さい)
これにより、本実施形態によれば、可動範囲外を指針60が通過しないように駆動するには、正転で駆動するか逆転で駆動するかの判別を行うことができる。
なお、図5に示した例では、電子機器90が可動範囲を先に送信し、その後、指示値を送信する例を説明したが、これに限られない。電子機器90は、図10に示すように、可動範囲と指示値を対にして送信するようにしてもよい。図10は、本実施形態に係る電子機器90が送信する送信情報の例を示す図である。図10に示す例では、送信情報に可動範囲と指示値が含まれているが、他の情報が含まれていてもよい。このように、可動範囲と指示値を対で送信することで、電子機器90は、送信情報を送信する前の可動範囲や移動開始位置、目標位置に関わらずに、指針60の可動範囲と目標位置を指示することができる。
また、図5に示す例では、1つの指針60のみを電子機器90から送信情報に応じて駆動する例を説明したが、時計1が電子機器90からの送信情報に応じて駆動する指針60の数は1つ以上であればよい。
図11は、2つの指針60を駆動する場合の電子機器90が送信する送信情報の例を示す図である。なお、図11に示す例は、可動範囲と指示値を対で送信する例である。図11に示したように、電子機器90は、駆動する指針60の数に応じて、可動範囲と指示値の対を時計1に送信する。
電子機器90は、図5と同様に、先に第1指針の可動範囲と第2指針の可動範囲を送信し、その後、第1指針の指示値と第2指針の指示値を送信するようにしてもよい。
なお、上述した例では、電子機器90が指針60の可動範囲を送信する例を説明したが、これに限られない。時計1は、可動範囲を記憶部14、記憶部45に予め記憶させていてもよい。
図12は、本実施形態に係る記憶部14、記憶部45が記憶する情報の他の例を示す図である。図12に示す例は、1つの指針60に対して3種類のプリセット値を記憶する例である。このような場合、電子機器90は、どのプリセット値を用いるか指示値と対で時計1に送信するようにしてもよい。例えば、第1プリセット値を用いる場合、電子機器90は、図5において可動範囲の代わりに第1プリセット値を指示する情報を送信するようにしてもよい。このようなプリセット値を時計1のみが記憶している場合、時計1は、記憶しているプリセット値の情報を電子機器90に送信するようにしてもよい。
また、時計1は、複数の指針60それぞれの可動範囲を記憶部14、記憶部45に記憶させるようにしてもよい。例えば、記憶部14、記憶部45は、指針60毎に、可動範囲と禁止領域開始位置と禁止領域終了位置を記憶するようにしてもよい。
なお、上述した例では、可動範囲に関する情報として指針60が可動可能な範囲に関する情報を電子機器90が送信、または時計1が記憶する例を説明したが、これに限られない。可動範囲に関する情報は、指針60の可動を禁止する領域の範囲に関する情報であってもよい。なお、指針60の可動を禁止する領域の範囲に関する情報とは、可動範囲外の範囲、または禁止領域開始位置と禁止領域終了位置である。
また、図3、図4、図6〜図9では、指針60が円方向に移動可能な例を説明したが、指針60の移動は、例えば図13のように直線方向であってもよい。
図13は、指針60の他の移動方向の例を示す図である。図13に示す例では、指針60が横方向に移動可能に取り付けられている例である。図13において、可動範囲は、240〜359ステップ、0〜180ステップである。基準位置が0である。可動範囲外は、181〜240ステップであり、禁止領域開始位置が181ステップであり、禁止領域終位置が240ステップである。図13において、主制御回路204は、例えば、指針60の移動開始位置が100ステップであり、目標位置が300ステップの場合、181〜240ステップが可動範囲外であるため、端から端までのステップ数の360ステップを加算して移動方向を算出する。
なお、図13では、横方向の例を示したが、移動方向は縦方向、斜め方向等であってもよい。
ここで、指針60の可動範囲が予め規制されている場合に、さらに電子機器90が可動範囲を送信してきた場合の例を説明する。
図14は、指針60の可動範囲が予め規制されている場合に、さらに電子機器90が可動範囲を送信してきた場合の例を示す図である。なお、指針60の可動範囲の規制は、物理的なストッパー(規制部)による規制、モータ47で駆動できる範囲を記憶部45が記憶する可動範囲に基づいて主制御回路204(規制部)が規制する。なお、物理的なストッパーは、例えば、他の指針60の軸等であってもよい。
図14において、符号g51が示す範囲が、予め機械的に限定されている可動範囲であり、例えば、時計回りに約8時の位置〜約2時の位置である。また、符号g53が示す範囲が、電子機器90が送信した可動範囲であり、例えば、時計回りに約10時の位置〜約4時の位置である。
このような場合、主制御回路204は、符号g51が示す範囲と符号g53が示す範囲とが重なっている符号g52が示す領域を可動範囲(例えば約10時の位置〜約2時の位置)に決定する。図14に示す例において、主制御回路204は、例えば約10時の位置〜約2時の位置を可動範囲に決定する。
以上のように、本実施形態によれば、所定の範囲内での指針への駆動要求に応じて適切に針を駆動することができる。これにより、本実施形態によれば、連続する駆動要求に対する追従性を向上させることができる。また、本実施形態によれば、駆動要求に対して、指針が可動範囲を超えて動作してしまうことを防ぐことができる。
なお、実施形態では、主制御回路204が、電子機器90が送信した可動範囲と指示値に基づいて、モータを駆動するための指示信号を生成する例を説明したが、駆動制御回路44がモータを駆動するための指示信号を生成するようにしてもよい。この場合、主制御回路204は、電子機器90が送信した可動範囲と指示値を駆動制御回路44に出力するようにしてもよい。この場合、駆動制御回路44は、主制御回路204が出力した場合、可動範囲と指示値を記憶部45に記憶させるようにしてもよい。駆動制御回路44は、記憶させた可動範囲と指示値と、把握する針位置に応じて指針60を正転させるか逆転させるか判別するようにしてもよい。駆動制御回路44は、判別した結果に基づいて、モータを駆動するための制御信号を生成し、生成した制御信号をパルス生成回路46に出力するようにしてもよい。記憶部45は、主制御回路204が出力した可動範囲と指示値を記憶するようにしてもよい。なお、記憶部45は、予め指針60の可動範囲を記憶していてもよい。そして、指針60の可動範囲の規制は、物理的なストッパー(規制部)による規制、モータ47で駆動できる範囲を記憶部45が記憶する可動範囲に基づいて駆動制御回路44(規制部)が規制するようにしてもよい。
また、図1に示した例では、時計1が主制御回路204と駆動制御回路44を備える例を示したが、主制御回路204と駆動制御回路44とは一体に構成されていてもよい。
また、時計1は、さらに液晶等の表示部と表示駆動回路、ブザー、加速度センサ等のセンサ等を備えていてもよい。
ここで、従来の駆動手法例と、本実施形態の駆動方法とを比較する。
従来の駆動手法では、まず、電子機器90が時計に、指針の目標位置と回転方向とを送信する。なお、可動禁止領域は、時計回りで6時の位置から12時の位置とする。また、移動開始位置が0時の位置であるとする。電子機器90は、6時の位置を第1目標位置として時計に送信する。さらに、電子機器90は、3時の位置を第2目標位置として時計に送信する。このように第1目標位置(6時の位置)を指示した後に第2目標位置(3時の位置)を指示する場合、電子機器90は、指針の位置が、第2目標位置(3時の位置)の手前側(0時〜3時)であるのか、第2目標位置(3時の位置)の先側(3時〜6時)であるのかを把握していない。このため、電子機器90は、第2目標位置を時計に送信する際に、指針の回転方向を指示することができない。ここで、仮に時計が有するカウンタによって指針の位置を把握し、把握した指針の位置を電子機器90に送信する場合、電子機器90は、その情報を受信するまでの時間を要する。すなわち、その情報が送信元に送信され、送信元が受信するまでロス時間が生じることで(通信によるタイムラグ)、送信元は、時計のタイムリーな針位置を把握できない。この状態で、電子機器90が、正確ではない、逆方向の回転方向を指示してしまうと、目標位置への到達が遅れ追従性が損なわれる。さらに、場合によっては、可動禁止領域に指針が移動してしまい製品仕様にそぐわない動作が生じてしまう可能性があった。
一方、本実施形態では、まず、電子機器90が時計に、可動範囲を送信することで、
電子機器90からの送信情報で指針60の可動範囲を設定する。すなわち、電子機器90は、指針60の可動範囲と可動禁止領域を把握している。そして、時計1が自装置で正確な回転方向を判断しているので、電子機器90は、回転方向を指示せず目標位置か目標角度を時計1に指定する。そして、本実施形態では、時計1側で回転方向が判断されて駆動されるので、電子機器90は、先に送信した第1目標位置(6時の位置)への移動完了を待たずに最新の値である第2目標位置(3時の位置)を送信する。すなわち、本実施形態では、時計1側は、第1目標位置を受信後、指針60が第1目標位置に至る前であっても、受信した第2目標位置へ指針60を移動させる。これにより、本実施形態によれば、所定の範囲内での指針60への駆動要求に対して最適に指針60を駆動制御することができる。また、本実施形態によれば、先に受信した目標位置への指針60の移動完了を待たずに常に最新の値に指針60を移動させることができるので、指針60への連続する駆動用要求に対して追従性を向上することができる。すなわち、移動速度等、値の変化が早い移動速度等の指示値であっても、追従して表示させることができる。そして、本実施形態によれば、可動範囲を外部から送信することで送信元の変化で柔軟に表示位置や表示内容を変更できる。また、本実施形態によれば、電子機器90は、時計1の可動禁止領域を把握しているので、可動禁止領域に指針60が移動するような指示を送信するおそれがない。また、時計1は、指針60の位置、回転方向を把握しているので、電子機器90からの指示に応じて、可動禁止領域を避けて回転する回転方向を時装置で判断して、指針60を駆動することができる。
なお、上述した図3等の例では、電子機器90が送信した送信情報に応じて時刻を表示する指針60を駆動する例を説明したが、これに限られない。電子機器90が送信した送信情報に応じて駆動される指針60は、専用に設けられたものであってもよい。また、電子機器90が送信した送信情報に応じて駆動される指針60は、予め可動範囲が限定されているレトログラードのような指針であってもよい。
なお、本発明における主制御回路204および駆動制御回路44の全ての機能または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより主制御回路204および駆動制御回路44が行う処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
1…時計、90…電子機器、10…基板、11…充電端子、12…充電制御回路、13…二次電池、14…記憶部、SW…スイッチ、20…主制御部、30…水晶振動子、40…モータ制御部、42…発振回路、43…分周回路、44…駆動制御回路、45…記憶部、46…パルス生成回路、46A,46B,46C…駆動パルス生成回路、47…モータ、47A…第1のモータ、47B…第2のモータ、47C…第3のモータ、48,48A,48B,48C…輪列、50…支持体、60…指針、60A…第1指針、60B…第2指針、60C…第3指針、70…操作部、201…水晶振動子、202…発振回路、203…分周回路、204…主制御回路、206…通信回路

Claims (13)

  1. 移動可能な指針と、
    前記指針の移動可能範囲のうち少なくとも一部に相当する可動範囲に関する情報を取得し、前記指針を移動させるべき目標位置を示す情報を取得する取得部と、
    前記目標位置と前記可動範囲とを比較し、比較した比較結果に基づき前記指針の移動方向を決定する制御部と、
    決定された前記移動方向に前記指針を駆動する駆動部と、
    を備える時計。
  2. 前記制御部は、前記駆動部が前記可動範囲外に前記指針を駆動させないように、前記比較結果を算出する、請求項1に記載の時計。
  3. 前記制御部は、移動開始位置と、前記移動開始位置から所定の一方向における前記目標位置との間に、前記可動範囲の一端および他端のうち少なくとも1つが含まれるとき、前記移動方向を前記所定の一方向とは異なる他方向への移動方向に決定する、請求項1または請求項2に記載の時計。
  4. 前記制御部は、移動開始位置から所定の一方向に前記指針を移動させようとしたとき、前記可動範囲の一端、前記可動範囲の他端、及び前記目標位置のうちの少なくとも一つが前記移動開始位置から見て基準位置を跨ぐ場合、当該位置に対して、前記指針の前記移動可能範囲を加算した範囲で前記移動方向を決定する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の時計。
  5. 前記取得部は、前記目標位置であって、第1目標位置と、前記第1目標位置の後に要求される第2目標位置とを取得し、
    前記制御部は、前記第1目標位置に基づいて算出される第1移動方向と、前記第2目標位置に基づいて算出される第2移動方向に基づいて、前記指針が前記第1目標位置に至る前に前記第2移動方向に基づいて前記指針を駆動するように前記駆動部を制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の時計。
  6. 前記取得部は、前記目標位置と前記可動範囲を合わせた情報を取得する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の時計。
  7. 前記指針の回転範囲を規制する規制部、を備え、
    前記取得部は、通信機能を有する電子機器と情報の送受信を行う通信部であり、
    前記制御部は、前記取得部が取得した可動範囲と、前記規制部によって規制される回転範囲との重複する範囲を前記指針の可動範囲に決定する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の時計。
  8. 前記制御部は、前記目標位置が前記可動範囲外である場合に、報知信号を報知する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の時計。
  9. 前記可動範囲を複数記憶する記憶部、を備え、
    前記取得部は、通信機能を有する電子機器と情報の送受信を行う通信部であり、前記複数の可動範囲のいずれかであるかを示す選択信号を取得し、
    前記制御部は、前記選択信号に応じて、前記複数の可動範囲から1つを選択する、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の時計。
  10. 前記制御部は、
    前記可動範囲の終了位置である禁止領域開始位置と移動開始位置とを比較し、比較した結果、前記禁止領域開始位置が前記移動開始位置より手前の位置である場合に、前記禁止領域開始位置に前記指針の前記移動可能範囲を加算して補正して比較後禁止領域開始位置とし、前記禁止領域開始位置が前記移動開始位置より先の位置である場合に、前記禁止領域開始位置を補正せず比較後禁止領域開始位置とし、
    前記目標位置と前記移動開始位置とを比較し、比較した結果、前記目標位置が前記移動開始位置より手前の位置である場合に、前記目標位置に前記指針の前記移動可能範囲を加算して補正して比較後目標位置とし、前記目標位置が前記移動開始位置より先の位置である場合に、前記目標位置を補正せず比較後目標位置とし、
    前記比較後目標位置と、前記比較後禁止領域開始位置とを比較し、比較した結果、前記比較後目標位置が、前記比較後禁止領域開始位置より手前の位置である場合に、正方向に移動させると決定し、前記比較後目標位置が、前記比較後禁止領域開始位置より先の位置である場合に、逆方向に移動させると決定する、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の時計。
  11. 移動可能な指針と、前記指針の移動可能範囲のうち少なくとも一部に相当する可動範囲に関する情報を取得し、前記指針を移動させるべき目標位置を示す情報を取得する通信部と、前記目標位置と前記可動範囲とを比較し、比較した比較結果に基づき前記指針の移動方向を決定する制御部と、
    決定された前記移動方向に前記指針を駆動する駆動部と、を備える時計と、
    前記可動範囲を示す情報と前記目標位置を示す情報とを送信する通信部を備える電子機器と、
    を備える時計システム。
  12. 前記時計は、前記可動範囲を複数記憶する記憶部、を備え、
    前記時計の制御部は、前記記憶部が記憶する前記複数の可動範囲を、前記通信部を介して前記電子機器に送信し、
    前記電子機器は、前記時計から受信した前記複数の可動範囲の中から所望の可動範囲を選択し、選択した前記可動範囲を前記時計に送信する、
    請求項11に記載の時計システム。
  13. 取得部が、移動可能な指針の移動可能範囲のうち少なくとも一部に相当する可動範囲に関する情報を取得するステップと、
    前記取得部が、前記指針を移動させるべき目標位置を示す情報を取得するステップと、
    制御部が、前記目標位置と前記可動範囲とを比較し、比較した比較結果に基づき前記指針の移動方向を決定するステップと、
    駆動部が、決定された前記移動方向に前記指針を駆動するステップと、
    を含む時計の制御方法。
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