JP2019020188A - エンコーダ及び角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成のアブソリュートエンコーダを提供する。
【解決手段】回転体の主軸30と同軸上で回転し、主軸30に対して偏心した第一の回転体11と、主軸30と同軸上で回転する第二の回転体14と、第一の回転体11に一端が当接しており、第一の回転体11の回転に応じて変形する押圧部12と、押圧部12の他端と当接しており、押圧部12の変形により生じる押圧力を検出して出力する第一の検出器13と、第二の回転体14の回転に応じて、出力される信号が反転する第二の検出器15と、を有することを特徴とするアブソリュートエンコーダ10。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンコーダ及び角度検出装置に関する。
従来から、回転体の回転角度を検出するロータリーエンコーダの1つとして、回転体の絶対位置を検出するアブソリュートエンコーダが知られている。
例えば、特許文献1には、光学式のエンコーダと、磁気式のエンコーダを用いて、給電が開始されたときの回転体の回転角度を検出する回転型のアブソリュートエンコーダが記載されている。
特開2014−44218号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、光学式のエンコーダと、磁気式のエンコーダのそれぞれに対応した位置データの検出回路と、各検出回路から検出された位置データを合成する合成回路とが設けられるため、構造が複雑になる。
そこで、開示の技術は、簡易な構成のアブソリュートエンコーダを提供することを目的とする。
開示の技術は、回転体の主軸と同軸上で回転し、前記主軸に対して偏心した第一の回転体と、前記主軸と同軸上で回転する第二の回転体と、前記第一の回転体に一端が当接しており、前記第一の回転体の回転に応じて変形する押圧部と、前記押圧部の他端と当接しており、前記押圧部の変形により生じる押圧力を検出して出力する第一の検出器と、前記第二の回転体の回転に応じて、出力される信号が反転する第二の検出器と、を有するアブソリュートエンコーダである。
簡易な構成のアブソリュートエンコーダを提供できる。
第一の実施形態のアブソリュートエンコーダの平面図である。 第一の実施形態のアブソリュートエンコーダの正面図である。 第一の実施形態のひずみセンサの出力電圧と、フォトインタラプタの出力信号の波形を示す図である。 第一の実施形態のエンコーダの変形例を説明する図である。 ひずみセンサの出力電圧が線形でない場合の波形を示す図である。 第二の実施形態の角度検出装置を説明する図である。
(第一の実施形態)
以下に、図1と図2を参照して、本実施形態のアブソリュートエンコーダについて説明する。図1は、第一の実施形態のアブソリュートエンコーダの平面図であり、図2は、第一の実施形態のアブソリュートエンコーダの正面図である。尚、以下の説明では、アブソリュートエンコーダ10を、エンコーダ10と呼ぶ。
本実施形態のエンコーダ10は、偏心カム11、弾性部材12、ひずみセンサ13、遮光板14、フォトインタラプタ15を有する。また、本実施形態のエンコーダ10は、角度入力部20と共に、角度検出装置1に含まれる。言い換えれば、角度検出装置1は、エンコーダ10と、角度入力部20と、を有する。尚、図に示すように、主軸30に垂直で、ひずみセンサ13を押圧する方向をX軸、主軸30に平行な方向をY軸とする。また、以下の説明ではY軸方向正側を上方、Y軸方向負側を下方と表記する。
本実施形態のエンコーダ10において、偏心カム11と遮光板14とは、それぞれが主軸30に固定され、主軸30が回転すると回転する。つまり、偏心カム11は、主軸30上で回転する第一の回転体であり、遮光板14は、偏心カム11と同軸上で回転する第二の回転体である。主軸30は、例えば、モータ40の出力軸等である。尚、本実施形態では、主軸30は、反時計回り(左回り)に回転するものとしたが、これに限定されない。
弾性部材12は、当接部12a、12bを介して偏心カム11とひずみセンサ13とに当接しており、偏心カム11の回転に応じてひずみセンサ13を押圧する。言い換えれば、弾性部材12と、当接部12a、12bとは、ひずみセンサ13を押圧する押圧部である。本実施形態の弾性部材12は、例えば、コイルバネ等である。尚、以下の説明では、弾性部材12が当接部12bを介してひずみセンサ13を押圧する力を、弾性部材12のひずみセンサ13に対する押圧力と表現することがある。
ひずみセンサ13は、偏心カム11の回転に応じた弾性部材12の歪みを電圧として出力する。本実施形態のひずみセンサ13は、例えば、圧電素子を用いた圧電センサであっても良いし、押圧力によって出力が変化する他の圧力センサ等であっても良い。また、言い換えれば、ひずみセンサ13は、押圧部(弾性部材12)による押圧力を検出する第一の検出器である。
遮光板14は、偏心カム11よりも上方に配置されており、主軸30の回転に応じてフォトインタラプタ15の発光素子15aから発行される光を遮光する。
フォトインタラプタ15は、発光素子15aと受光素子15bを有し、発光素子15aから発光された光が遮光板14によって遮られたか否かを検出し、検出結果を示す信号(電圧)を出力する。言い換えれば、フォトインタラプタ15は、第二の回転体(遮光板14)の回転に応じて信号を反転させる第二の検出器である。
ひずみセンサ13から出力された電圧と、フォトインタラプタ15から出力される信号とは、エンコーダ10と接続された角度入力部20へ提供される。
角度入力部20は、ひずみセンサ13から出力された電圧と、フォトインタラプタ15から出力される信号と、に基づき、主軸30の回転角度を0度〜360度の範囲で検出し、特定した角度を示す角度情報を出力する。尚、本実施形態における回転角度とは、回転体の絶対位置を示す。
したがって、本実施形態の角度検出装置1は、簡易な構成で、主軸30を出力軸とするモータ40等に対して給電が開始されたときの、モータ40の回転量を特定することができる。このときの回転量は、モータ40に対して予め設定された原点からの回転量である。
以下に、本実施形態のエンコーダ10について、さらに説明する。
本実施形態のエンコーダ10において、弾性部材12は、中心軸31が主軸30と直交する位置に配置される。尚、中心軸31とは、弾性部材12をコイルバネとした場合の、コイルバネの両端の座面の中心を通る軸である。
また、弾性部材12は、当接部12aと当接部12bとの間の長さをLeとし、無負荷時の自由長さをL0とし、弾性部材12のコイル同士を密着させたときの密着長さLcとする。この場合、弾性部材12は、主軸30の回転角度が0度及び360度のときに、弾性部材12の長さLeが、自由長さL0となるように配置されることが好ましいが、これに限定されない。弾性部材12は、長さLeが、密着長さLcよりも長い状態で配置されていれば良い。
本実施形態の偏心カム11は、偏心カム11と当接部12aとの当接面11aと、主軸30との距離Lが、主軸30の回転角度が0度及び360度のとき最短となり、主軸30の回転角度が180度のとき最長となるように、主軸30に固定される。また、本実施形態の偏心カム11は、主軸30の回転角度に応じた距離Lが、線形に変化する形状とした。
したがって、本実施形態では、主軸30の回転角度が0度から180度になるまでの間、距離Lの値は線形に増加し、回転角度が180度に達したとき、最大値となる。また、距離Lの値は、主軸30の回転角度が180度から360度になるまでの間、線形に減少し、回転角度が360度に達したとき、最小値となる。
本実施形態では、距離Lの値が最大値となったとき、弾性部材12の長さLeは最も短くなり、弾性部材12のひずみセンサ13に対する押圧力は、最も大きくなる。また、距離Lの値が最小値となったとき、弾性部材12の長さLeは最も長くなり、弾性部材12のひずみセンサ13に対する押圧力は、最も小さくなる。
つまり、弾性部材12のひずみセンサ13に対する押圧力は、偏心カム11の回転に応じた弾性部材12の長さLeによって変化する。より具体的には、弾性部材12のひずみセンサ13に対する押圧力は、主軸30の回転角度が0度から180度に達するまで線形に増大し、主軸30の回転角度が180度で最大となる。そして、弾性部材12の押圧力は、主軸30の回転角度が180度から360度に達するまで線形に減少し、主軸30の回転角度が360度で最小となる。
ひずみセンサ13から出力される電圧は、弾性部材12のひずみセンサ13に対する押圧力に対応した電圧となる。したがって、ひずみセンサ13から出力される電圧は、主軸30の回転角度が0度から180度に達するまで線形に増加し、主軸30の回転角度が180度で最大となる。そして、ひずみセンサ13から出力される電圧は、主軸30の回転角度が180度から360度に達するまで線形に減少し、主軸30の回転角度が360度で最小となる。
本実施形態のエンコーダ10では、ひずみセンサ13から出力される電圧は、主軸30の1回転する度に、上述した増加と減少を周期的に繰り返す。言い換えれば、ひずみセンサ13から出力される電圧は、主軸30の1回転を1周期とした信号である。尚、以下の説明では、ひずみセンサ13から出力される電圧を、ひずみセンサ13の出力電圧と表現することがある。
本実施形態の遮光板14は、半径の異なる2つの半円14a、14bを、半円14a、14bのそれぞれの直径が同一直線S上となるように配置した形状とした。また、遮光板14は、直線Sが主軸30と直交し、且つ、半円14a、14bのそれぞれの中心軸が主軸30と同軸となるように、主軸30に固定される。
フォトインタラプタ15は、発光素子15a及び受光素子15bと主軸30との距離Lfが、半円14aの半径r1より長く、半円14bの半径r2より短くなるような配置される。
本実施形態では、遮光板14とフォトインタラプタ15とを上述したように配置することで、主軸30の回転により、半円14bが発光素子15aと受光素子15bとの間を通過するときにのみ、発光素子15aが発光した光が遮光板14により遮られる。より具体的には、遮光板14の半円14bの領域Rによって、発光素子15aが発光した光が遮られる。領域Rは、半円14bと半円14aとの面積の差分となる領域である。
さらに、本実施形態では、遮光板14とフォトインタラプタ15は、主軸30の回転角度が180度となったとき、半円14bが発光素子15aにより発光された光を遮光するように、配置される。
遮光板14とフォトインタラプタ15とを上述したように配置することで、主軸30の回転角度が180度となったとき、遮光板14の領域Rにより遮光が開始され、主軸30の回転角度が360度となったとき遮光が終了する。
このため、フォトインタラプタ15から出力される信号は、主軸30の回転角度が0度から180度になるまでの間は、発光素子15aによって発光された光が遮られていないことを示すハイレベル(以下、Hレベル)の信号となる。そして、フォトインタラプタ15から出力される信号は、主軸30の回転角度が180度となったとき、発光素子15aにより発光された光が遮光されたことを示すローレベル(以下、Lレベル)の信号となる。尚、以下の説明では、フォトインタラプタ15から出力される信号を、フォトインタラプタ15の出力信号と表現することがある。
尚、本実施形態の遮光板14は、言い換えれば、半径がr2の円形の外周に、領域Rに相当する半円弧状の切り欠き部が設けられた形状とも言える。
本実施形態の角度入力部20では、ひずみセンサ13の出力電圧と、フォトインタラプタ15の出力信号との組み合わせによって、主軸30の回転角度を特定する。
次に、図3を参照して、角度入力部20による主軸30の回転角度の特定について説明する。図3は、第一の実施形態のひずみセンサの出力電圧と、フォトインタラプタの出力信号の波形を示す図である。
図3に示す波形P1は、ひずみセンサ13の出力電圧を示しており、波形P2は、フォトインタラプタ15の出力信号を示している。
図3に示すように、主軸30の回転角度が0度から180度となるまでの間は、フォトインタラプタ15の出力信号はHレベルであり、ひずみセンサ13の出力電圧は最小値から線形に増加し、回転角度が180度となったとき、最大値となる。
また、主軸30の回転角度が180度になると、フォトインタラプタ15の出力信号はLレベルに反転し、ひずみセンサ13の出力電圧は、減少に転じる。そして、ひずみセンサ13の出力電圧は、主軸30の回転角度が360度になるまで線形に減少し、回転角度が360度となったとき、最小値となる。
つまり、本実施形態では、フォトインタラプタ15の出力信号は、ひずみセンサ13の出力電圧の1/2周期毎に反転する。言い換えれば、本実施形態のフォトインタラプタ15の出力信号は、ひずみセンサ13の出力電圧がピークとなるタイミングと同期して反転する。
本実施形態の角度入力部20は、アナログ/デジタル変換回路等を有しており、エンコーダ10の出力信号として入力されるひずみセンサ13の出力電圧をデジタル値に変換する。
このアナログ/デジタル変換回路の分解能が、例えば、nビットである場合、角度入力部20は、ひずみセンサ13の出力電圧の最大値をn分割した値と、0度から180度まで又は180度から360度までをn分割した値と、を対応付ける。
そして、角度入力部20は、フォトインタラプタ15の出力信号がHレベルの場合は、ひずみセンサ13の出力電圧の値は、主軸30の0度から180度までの回転角度と対応するものとし、出力電圧の値に応じた0度から180度までの間の回転角度を特定する。また、角度入力部20は、フォトインタラプタ15の出力信号がLレベルの場合は、ひずみセンサ13の出力電圧の値は、主軸30の180度から360度までの間の回転角度に対応するものとし、出力電圧の値に応じて180度から360度までの間の回転角度を特定する。
具体的には、例えば、ひずみセンサ13の出力電圧の値がV1であった場合、角度入力部20は、フォトインタラプタ15の出力信号がHレベルであれば、主軸30の回転角度を、0度から180度までの間のV1と対応付けられるθ1に特定する。また、角度入力部20は、フォトインタラプタ15の出力信号がLレベルであれば、主軸30の回転角度を、180度より大きい角度から360度まで間でV1と対応付けられるθ2に特定する。
このように、本実施形態によれば、ひずみセンサ13の出力電圧と、フォトインタラプタ15の出力信号とを組み合わせることで、主軸30の回転角度を検出することができる。言い換えれば、本実施形態の角度検出装置1は、ひずみセンサ13と、フォトインタラプタ15とを組み合わせた簡易な構成で、回転体の絶対位置を検出できる。
尚、本実施形態では、偏心カム11は、遮光板14の下側に設けられる構成としたが、これに限定されない。偏心カム11は、遮光板14の上側に設けられていても良い。この場合、弾性部材12とひずみセンサ13は、偏心カム11との位置関係が、図1及び図2を用いて説明した配置と同様になるように配置される。また、フォトインタラプタ15は、遮光板14との位置関係が、図1及び図2を用いて説明した配置と同様になるように配置される。
また、本実施形態の主軸30に対する偏心カム11の固定の仕方は、上述した方法に限定されない。偏心カム11は、例えば、主軸30の回転角度が0度と360度の場合に、距離Lの長さが最大となり、主軸30の回転角度が180度の場合に、距離Lの長さが最小となるように、主軸30に固定されても良い。
この場合、弾性部材12の長さLeは、主軸30の回転角度が0度と360度の場合に最も短くなり、主軸30の回転角度が180度の場合に最も長くなる。
さらに、本実施形態の遮光板14の形状は、図1及び図2に示した形状に限定されない。遮光板14は、ひずみセンサ13の出力電圧の1/2の周期で、フォトインタラプタ15の出力信号を反転させる形状であれば良い。したがって、例えば、本実施形態では、半円14bのみを遮光板14としても良い。
また、本実施形態では、直径r2の円形に、主軸30の回転角度が0度から180度までの間、発光素子15aから発光された光を通過させるための開口部を有する形状であっても良い。
図4は、第一の実施形態のエンコーダの変形例を説明する図である。図4に示すエンコーダ10Aの平面図である。エンコーダ10Aは、主軸30に固定され、主軸30を軸として回転する偏心カム11と、遮光板140と、を有する。エンコーダ10Aでは、偏心カム11は、遮光板140の上方に固定されている。
さらに、エンコーダ10Aでは、偏心カム11は、主軸30の回転角度が0度と360度の場合に、距離Lの長さが最大となり、主軸30の回転角度が180度の場合に、距離Lの長さが最小となるように、主軸30に固定されている。
したがって、ひずみセンサ13の出力電圧は、主軸30の回転角度が0度から180度になるまでの間、最大値から線形に減少し、主軸30の回転角度が180度となったとき、最小値となる。また、ひずみセンサ13の出力電圧は、主軸30の回転角度が180度から360度になるまでの間、最小値から線形に増加し、主軸30の回転角度が360度となったとき、最大値となる。ひずみセンサ13の出力電圧は、この増減を、主軸30の回転に応じて周期的に繰り返す。
また、遮光板140は、主軸30を中心とする円形に、開口部141を形成した形状である。開口部141は、半円弧状に形成されており、主軸30の回転角度が0度から180度となるまでの間、フォトインタラプタ15の発光素子15aが発光する光が受光素子15bに受光されるように形成される。
このように、エンコーダ10Aを構成することで、エンコーダ10Aでは、ひずみセンサ13の出力電圧の1/2周期毎に、フォトインタラプタ15の出力信号が反転するため、エンコーダ10と同様に、簡易な構成で主軸30を軸とする回転体の絶対位置を検出できる。
尚、図4では、遮光板140における開口部141は、ひずみセンサ13から近い方の半円内に形成されているが、開口部141が形成される位置は、これに限定されない。開口部141は、例えば、ひずみセンサ13から遠い方の半円に形成されていても良い。
また、図4の遮光板140は、半径r3が距離Lの最大値よりも長いものとしたが、これに限定されない。遮光板140は、ひずみセンサ13の出力電圧の1/2周期において、フォトインタラプタ15の出力信号を反転させることができれば良く、半径r3が距離Lの最小値よりも短くても良い。
また、本実施形態では、主軸30の回転角度が0度から360度になるまでのひずみセンサ13の出力電圧を、この出力電圧の1周期としたが、これに限定されない。
本実施形態では、例えば、偏心カム11の形状を、主軸30の回転角度が0度から180度になるまでのひずみセンサ13の出力電圧が、この出力電圧の1周期となるようにしても良い。その場合、遮光板を中心角が90度の扇形の形状としたり、遮光板140の開口部141を、中心角が90度の円弧状とすれば、ひずみセンサ13の出力電圧の1/2周期でフォトインタラプタ15の出力信号を反転させることができる。したがって、エンコーダ10と同様に、簡易な構成で主軸30を軸とする回転体の絶対位置を検出できる。
また、本実施形態では、ひずみセンサ13の出力電圧は線形に増減するものとしたが、これに限定されない。
本実施形態の角度入力部20は、例えば、ひずみセンサ13の出力電圧が線形に増減しなくても良い。図5は、ひずみセンサの出力電圧が線形でない場合の波形を示す図である。
図5の波形P3は、ひずみセンサ13の出力電圧を示している。波形3からわかるように、図5では、ひずみセンサ13の出力電圧の増減は線形ではない。
本実施形態の角度入力部20は、このような場合には、予め主軸30を1回転させたときのひずみセンサ13の出力電圧を取得する。そして、角度入力部20は、ひずみセンサ13の出力電圧の最大値をn分割した値と、0度から180度まで又は180度から360度までをn分割した値と、を対応付けた角度データを生成し、保持していても良い。
この場合、角度入力部20は、ひずみセンサ13の出力電圧が入力されると、角度データと、フォトインタラプタ15の出力信号とに応じて、主軸30の回転角度を特定することができる。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、複数のエンコーダのひずみセンサの出力電圧とフォトインタラプタの出力信号が角度入力部に入力される点が、第一の実施形態と相違する。したがって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号を付与し、その説明を省略する。
図6は、第二の実施形態の角度検出装置を説明する図である。本実施形態の角度検出装置1Aは、角度入力部20Aと、複数のエンコーダ10とを有する。
図6の例では、角度検出装置1Aは、複数のエンコーダ10として、エンコーダ10−1、10−2、10−3を有するものとした。尚、角度検出装置1Aが有するエンコーダ10の数は、図6では3つとしているが、これに限定されない。角度検出装置1Aに含まれるエンコーダ10の数は、任意の数であって良い。
図6に示す各エンコーダ10は、モータ40の回転速度を減速させる3つのギア41、42、43の回転軸に固定されている。ギア41は、モータ40と同軸の主軸30を回転軸とする主軸ギアである。また、ギア42は、従動軸35を回転軸とし、ギア41から動力が伝達される従軸ギアであり、ギア43は、従動軸36を回転軸とし、ギア42から動力が伝達される従軸ギアである。
エンコーダ10−1の偏心カム11と遮光板14とは、主軸30に固定される。また、エンコーダ10−2の偏心カム11と遮光板14とは従動軸35に固定され、エンコーダ10−3の偏心カム11と遮光板14とは従動軸36に固定される。
本実施形態の角度入力部20Aには、エンコーダ10−1、10−2、10−3のそれぞれの有するひずみセンサ13の出力電圧と、フォトインタラプタ15の出力信号とが入力される。
角度入力部20Aは、エンコーダ10−1から入力されるひずみセンサ13の出力電圧と、フォトインタラプタ15の出力信号から、主軸30の回転角度を検出する。また、角度入力部20Aは、エンコーダ10−2から入力されるひずみセンサ13の出力電圧と、フォトインタラプタ15の出力信号から、従動軸35の回転角度を検出し、エンコーダ10−3から入力されるひずみセンサ13の出力電圧と、フォトインタラプタ15の出力信号から、従動軸36の回転角度を検出する。
本実施形態では、このように、複数のギアの回転軸にエンコーダ10を設けることで、角度入力部20Aにおいて、ギア41、42、43の歯数に応じた減速比に基づき、主軸30の回転量を検出することができる。具体的には、例えば、ギア41とギア42の減速比が1/10とした場合に、ギア42の回転量が90度の時、ギア41(主軸30)の回転量が900度(3回転目の180度)となる。このような場合には、ギア41の回転量を3600度まで検出することができるようになり、回転数を多く検出することができる。
尚、図6の例では、角度入力部20Aに複数のエンコーダ10が接続されるものとしたが、これに限定されない。例えば、複数の角度検出装置1が、角度検出装置1の有する角度入力部20より上位の角度入力部に接続されており、この上位の角度入力部によって、主軸30の回転量が検出されても良い。
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1、1A 角度検出装置,10 エンコーダ,11 偏心カム,12 弾性部材,12a、12b 当接部,13 ひずみセンサ,14、140 遮光板,15 フォトインタラプタ,15a 発光素子,15b 受光素子,20、20A 角度入力部,141 開口部

Claims (9)

  1. 回転体の主軸と同軸上で回転し、前記主軸に対して偏心した第一の回転体と、
    前記主軸と同軸上で回転する第二の回転体と、
    前記第一の回転体に一端が当接しており、前記第一の回転体の回転に応じて変形する押圧部と、
    前記押圧部の他端と当接しており、前記押圧部の変形により生じる押圧力を検出して出力する第一の検出器と、
    前記第二の回転体の回転に応じて、出力される信号が反転する第二の検出器と、を有する、ことを特徴とするアブソリュートエンコーダ。
  2. 前記第一の検出器から出力される信号は、前記第一の回転体の回転に応じた所定の周期で増減する信号であり、
    前記第二の検出器から出力される信号は、前記所定の周期の半周期毎に反転する信号であり、
    前記第一の検出器から出力される信号と、前記第二の検出器のから出力される信号との組み合わせから、前記主軸の回転量を特定する角度入力部と、
    請求項1記載のアブソリュートエンコーダと、を有する、ことを特徴とする角度検出装置。
  3. 前記押圧部は、前記第一の回転体の回転に応じて弾性変形する弾性材料で構成される、ことを特徴とする請求項2記載の角度検出装置。
  4. 前記第一の検出器は、ひずみセンサである、ことを特徴とする請求項2又は3記載の角度検出装置。
  5. 前記第一の検出器から出力される信号の値は、前記所定の周期の半周期毎にピークとなり、
    前記第二の検出器から出力される信号は、前記第一の検出器から出力される信号の値が前記ピークとなるタイミングと同期して反転する、ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の角度検出装置。
  6. 前記第一の回転体は、前記主軸と直交するように前記主軸に固定され、
    前記押圧部は、前記押圧部の中心軸が前記主軸と直交するように、前記第一の回転体に当接する、ことを特徴とする請求項2乃至5の何れか一項に記載の角度検出装置。
  7. 前記第一の回転体は、
    前記主軸の回転角度が0度又は360度のとき、前記主軸と前記押圧部との距離が最短となり、前記主軸の回転角度が180度のとき、前記主軸と前記押圧部との距離が最長となるように、前記主軸に固定された偏心カムである、ことを特徴とする請求項2乃至6の何れか一項に記載の角度検出装置。
  8. 前記第二の検出器は、フォトインタラプタであり、
    前記第二の回転体は、前記第二の検出器の有する発光素子により発光された光を遮光する遮光板であり、
    前記遮光板は、
    半径が前記主軸から前記フォトインタラプタまでの距離よりも長い円形の外周に、前記光が通過する半円弧状の切り欠き部が設けられた形状である、ことを特徴とする請求項7に記載の角度検出装置。
  9. 前記主軸の回転速度を減速させる従軸に固定された前記アブソリュートエンコーダを有し、
    前記角度入力部は、
    前記主軸に固定された前記アブソリュートエンコーダから出力される信号と、前記従軸に固定された前記アブソリュートエンコーダから出力される信号と、に基づき、前記主軸の回転量を特定する、ことを特徴とする請求項2乃至8の何れか一項に記載の角度検出装置。
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JP2020165851A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 ミネベアミツミ株式会社 アブソリュートエンコーダ

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